JP7010804B2 - 中継装置、ネットワークシステム、中継方法およびプログラム - Google Patents

中継装置、ネットワークシステム、中継方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、中継装置、ネットワークシステム、中継方法およびプログラムに関する。
従来より、複数の中継局が無線通信回線により接続されたメッシュネットワークが知られている。このようなメッシュネットワークに用いられる中継局は、上り方向側と下り方向側とで異なる通信装置を用いていた。このため、このような中継局は、データ転送のための構成が大きくなってしまっていた。
また、従来のメッシュネットワークは、コントローラ機能を有する中継局を備える。コントローラ機能を有する中継局は、全ての中継局の電波環境およびトラフィック状況等を収集し、全ての中継局の接続関係を決定していた。しかし、このような方法は、コントローラ機能を有する中継局の処理負担が大きくなっていた。また、中継局が移動するような環境においては、接続関係を適応的に切り替える必要があった。しかし、このような方法は、高速な経路の切り換えが困難であった。
Wi-Fi Alliance, Multi-AP Specification, version 1.0.,4.1.1章 Figure.2等, 2018
本発明が解決しようとする課題は、簡易な構成で無線フレームを中継することができる中継装置、ネットワークシステム、中継方法およびプログラムを提供することにある。
実施形態に係る中継装置は、無線通信回線により接続された複数のノードを備えるネットワークシステムに備えられるノードとして動作可能である。前記中継装置は、無線通信部と、リンク制御部と、ルーティング処理部と、テーブル記憶部と、を備える。前記無線通信部は、それぞれに物理アドレスが割り当てられ、それぞれが無線通信回線を介して他装置と無線フレームを送受信する複数のポートを有する。前記リンク制御部は、送信時において、前記複数のポートのうち、前記無線フレームを次に受け取らせる他装置と無線通信回線を介して接続されたポートを選択する。前記ルーティング処理部は、パケットを生成し、生成した前記パケットを前記リンク制御部に渡す。
前記ルーティングテーブルは、最終宛先となる複数の他装置のそれぞれについて、ネットワークアドレスと、他装置にデータを送信する場合に前記無線フレームを次に受け取らせる隣接装置と無線通信回線を介して接続されたポートに割り当てられた物理アドレスである送信物理アドレスと、他装置にデータを送信する場合に前記無線フレームを次に受け取らせる隣接装置に割り当てられた物理アドレスである受信物理アドレスと、を格納する。
送信時において、前記リンク制御部は、前記無線フレームの最終宛先となる他装置のネットワークアドレスを取得し、前記ルーティングテーブルから、取得したネットワークアドレスに対応する前記送信物理アドレスおよび前記受信物理アドレスを取得し、前記複数のポートのうち、取得した前記送信物理アドレスに対応するポートを選択し、前記ルーティング処理部から受け取った前記パケットを含むリンク制御フレームを前記無線通信部に渡し、前記無線通信部は、前記無線フレームを、選択されたポートから、前記リンク制御部により取得された前記受信物理アドレスが割り当てられた他装置へと送信する。
受信時において、前記無線通信部は、含まれている前記受信物理アドレスが前記複数のポートのうちの何れかのポートに割り当てられた物理アドレスと一致する場合に、前記無線フレームを受信し、受信した前記無線フレームに含まれる前記リンク制御フレームを前記リンク制御部に渡し、前記リンク制御部は、前記無線通信部から受け取った前記リンク制御フレームを処理する場合、前記リンク制御フレームに含まれる前記パケットを前記ルーティング処理部に渡し、前記無線通信部から取得した前記リンク制御フレームの最終宛先が他装置である場合、前記パケットを前記ルーティング処理部に渡さずに、前記リンク制御フレームを前記無線通信部に渡す。
前記リンク制御部は、前記複数のポートに割り当てられた物理アドレスとは異なる物理アドレスが割り当てられる。前記リンク制御部は、前記無線フレームを受信したポートに割り当てられていた物理アドレスを、前記リンク制御部に割り当てられた物理アドレスに置き換えて処理を実行する。
実施形態に係るネットワークシステムの構成を示す図。 ノードに割り当てられたIPアドレスおよびMACアドレス等を示す図。 ルーティングテーブルを示す図。 下り方向側へのデータ転送例を示す図。 上り方向側へのデータ転送例を示す図。 ノードの構成を示す図。 MACフレーム、LLCフレームおよびIPパケットの構成を示す図。 ノードの処理の流れを示すシーケンス図。 複数の接続済ノードと未接続ノードとを示す図。 未接続ノードの処理を示すシーケンス図。 未接続ノードが第1フレームを送信した場合のシーケンス図。 接続済ノードが第2フレームを送信した場合のシーケンス図。 ルーティングテーブルを更新した場合のシーケンス図。 経路情報テーブルを示す図。 経路情報の一例を示す図。 物理リンクテーブルを示す図。 変形例におけるリンク制御部の処理を示すフローチャート。 情報処理部のハードウェア構成図。
以下、図面を参照しながら実施形態に係るネットワークシステム10について説明する。実施形態に係るネットワークシステム10は、簡易な構成で無線フレームを中継することができる。
図1は、実施形態に係るネットワークシステム10の構成を示す図である。ネットワークシステム10は、無線通信回線により接続された複数のノード20(中継装置)を備える。複数のノード20のうちの何れかのノード20は、1または複数の端末装置22に、無線通信回線を介して接続される。また、複数のノード20のうちの何れかのノード20は、外部ネットワーク24に接続される。
ノード20および端末装置22のそれぞれは、無線通信機能および情報処理機能を有する。端末装置22は、さらに、ユーザにより情報が入力されたり、ユーザに情報を出力したりする機能を有する。ノード20および端末装置22は、他のノード20または端末装置22と、所定の無線通信規格(例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11)等に従って無線フレームを送受信する。無線フレームは、所定の無線通信規格に従ったデータである。IEEE802.11では、無線フレームをMAC(Media Access Control)フレームとも呼ぶ。
複数のノード20のそれぞれは、複数のポート30を有する。複数のポート30のそれぞれは、無線通信回線を介して、1または複数の他装置と無線フレームを送受信する。ここで、他装置は、例えば、他のノード20または他の端末装置22である。無線通信回線は、2つの装置(ノード20または端末装置22)の間で認証処理およびアソシエーション処理等の予め定められた手続きを実行した後において形成される。
本実施形態において、複数のノード20は、木構造の接続関係で無線通信回線により接続される。本実施形態において、複数のノード20および端末装置22は、インフラストラクチャモードで動作する。
本実施形態において、1つのノード20が有する複数のポート30のうちの1つは、ステーションポート32(STA)である。ステーションポート32は、木構造における上流側の他のノード20(親ノード)と無線通信回線を形成可能なポート30である。本実施形態において、1つのノード20が有する複数のポート30のうちの他の1つは、アクセスポイントポート34(AP)である。アクセスポイントポート34は、木構造における下流側の他のノード20(子ノード)または端末装置22と無線通信回線を形成可能なポート30である。
本実施形態において、木構造におけるルート位置のノード20は、外部ネットワーク24と接続するゲートウェイポート36(GW)を有する。ルート位置のノード20は、ゲートウェイポート36を介して、インターネットまたは外部のローカルネットワーク等の外部ネットワーク24とIP(Internet Protocol)による通信が可能である。なお、ルート位置のノード20は、例えば、IEEE802.3に規定された規格に従って外部ネットワーク24と通信をしてもよい。また、ルート位置のノード20は、LTE(Long Term Evolution)または5G等のセルラー方式による無線通信規格に従って、外部ネットワーク24と接続してもよい。
本実施形態において、端末装置22は、ノード20と無線通信回線を形成可能なポート30として、ステーションポート32を有する。端末装置22は、何れかノード20が有するアクセスポイントポート34に接続される。そして、ネットワークシステム10に備えられる複数のノード20のそれぞれは、2つの端末装置22の間、または、端末装置22とサーバ26との間で送受信するデータを中継する中継装置として機能する。
図2は、ノード20に割り当てられたIPアドレスおよびMACアドレス、並びに、ノード20が記憶するルーティングテーブル40の一例を示す図である。
複数のノード20および端末装置22のそれぞれは、IPアドレスが割り当てられる。IPアドレスは、ネットワーク上のアドレスを示すネットワークアドレスの一つである。これにより、ネットワークシステム10および外部ネットワーク24は、所定のネットワークプロトコル(例えばIP)に従って、パケット(IPパケット)を指定されたIPアドレスの端末装置22(またはサーバ26)に転送することができる。
ノード20および端末装置22が有する複数のポート30のそれぞれは、固有のMACアドレスが割り当てられる。MACアドレスは、所定のネットワークプロトコル(例えばIP)よりも下位層であるデータリンク層で装置を識別する物理アドレスである。ネットワークシステム10は、MACアドレスを用いて装置を識別することにより、何れかのノード20(または端末装置22)から送信された無線フレームを、指定されたMACアドレスのノード20(または端末装置22)に送信することができる。
また、複数のノード20のそれぞれは、ポート30に割り当てられたMACアドレスとは別個に、全体に対して1つのMACアドレスが割り当てられる。
データリンク層は、物理層側(下位層側)のMAC副層と、ネットワーク層側(上位層側)のLLC(Logical Link Control)副層とに分割される。複数のノード20のそれぞれは、送受信するデータに対して、MAC副層で規定された処理を実行する場合には、何れか選択されたポート30に割り当てられたMACアドレスを用いる。
複数のノード20のそれぞれは、送受信するデータに対して、LLC副層で規定された処理を実行する場合には、ノード20の全体に対して割り当てられたMACアドレスを用いる。従って、例えば、複数のノード20のそれぞれは、受信したデータに対してLLC副層で規定された処理を実行する場合、ポート30に割り当てられていたMACアドレスを、全体に割り当てられたMACアドレスに置き換える。
図3は、ルーティングテーブル40の一例を示す図である。複数のノード20のそれぞれは、例えば、図3に示すようなルーティングテーブル40を記憶する。
ルーティングテーブル40は、データの最終宛先となる複数の他装置のそれぞれについて、最終宛先IPアドレスと、次宛先IPアドレスと、送信MACアドレス(送信物理アドレス)と、受信MACアドレス(受信物理アドレス)とを対応付けて格納する。
最終宛先IPアドレスは、データの最終宛先となる他装置のIPアドレスである。なお、最終宛先IPアドレスは、グローバルなアドレスであってもよいし、ネットワークシステム10内のプライベートなアドレスであってもよい。また、外部ネットワーク24上のサーバ26が最終宛先となる他装置である場合、最終宛先IPアドレスは、サーバ26のグローバルなIPアドレスであってもよいし、サーバ26が接続されたネットワークに割り当てられたIPアドレスであってもよいし、外部ネットワーク24に接続されたルート位置のノード20のIPアドレスであってもよい。
次宛先IPアドレスは、最終宛先となる他装置(対応する他装置)にデータを送信する場合に、無線フレームを次に受け取らせる隣接装置(ノード20または端末装置22)に割り当てられたIPアドレスである。
送信MACアドレスは、最終宛先となる他装置(対応する他装置)にデータを送信する場合に、無線フレームを次に受け取らせる隣接装置(ノード20または端末装置22)と無線通信回線を介して接続されたポート30に割り当てられたMACアドレスである。
受信MACアドレスは、最終宛先となる他装置(対応する他装置)にデータを送信する場合に、無線フレームを次に受け取らせる隣接装置(ノード20または端末装置22)のポート30に割り当てられたMACアドレスである。
このようなルーティングテーブル40を用いることにより、ノード20は、データリンク層よりも上位の層からIPパケットを受け取って、受け取ったデータを無線フレームに含めて送信する場合、または、ある一のノード20(または端末装置22)から受け取った無線フレームをさらに他のノード20(または他の端末装置22)に転送する場合に、適切な1つのポート30を選択することができる。そして、ノード20は、選択したポート30から、適切な装置のポート30へと無線フレームを送信することができる。
図4は、下り方向側へのデータ転送例を示す図である。外部ネットワーク24上のサーバ26から端末装置22にデータを転送する場合、ネットワークシステム10は、次のような処理を実行する。
サーバ26は、ネットワークシステム10に接続された端末装置22(IPアドレス=X)を最終宛先とするIPパケットを外部ネットワーク24に送信する。この場合、ルート位置のノード20-Aは、サーバ26から送信されたIPパケットを、外部ネットワーク24から取得する。
ノード20-Aは、最終宛先のIPアドレスとしてXが記述されたIPパケットをゲートウェイポート36から取得する。ノード20-Aは、最終宛先であるXに対応する送信MACアドレス(“1”)および受信MACアドレス(“4”)を、ルーティングテーブル40-Aから取得する。続いて、ノード20-Aは、取得した送信MACアドレス(“1”)が割り当てられたアクセスポイントポート34を選択する。そして、ノード20-Aは、IPパケットを格納した無線フレームを、取得した受信MACアドレス(“4”)が割り当てられたノード20-Cに送信する。
ノード20-Cは、最終宛先のIPアドレスとしてXが記述された無線フレームを、MACアドレス(“4”)が割り当てられたステーションポート32から取得する。ノード20-Cは、最終宛先であるXに対応する送信MACアドレス(“5”)および受信MACアドレス(“10”)を、ルーティングテーブル40-Cから取得する。続いて、ノード20-Cは、取得した送信MACアドレス(“5”)が割り当てられたアクセスポイントポート34を選択する。そして、ノード20-Cは、IPパケットを格納した無線フレームを、取得した受信MACアドレス(“10”)が割り当てられたノード20-Fに送信する。
ノード20-Fは、最終宛先のIPアドレスとしてXが記述された無線フレームを、MACアドレス(“10”)が割り当てられたステーションポート32から取得する。ノード20-Fは、最終宛先であるXに対応する送信MACアドレス(“11”)および受信MACアドレス(“12”)を、ルーティングテーブル40-Fから取得する。続いて、ノード20-Fは、取得した送信MACアドレス(“11”)が割り当てられたアクセスポイントポート34を選択する。そして、ノード20-Fは、IPパケットを格納した無線フレームを、取得した受信MACアドレス(“12”)が割り当てられた端末装置22に送信する。
以上のように、ネットワークシステム10は、外部ネットワーク24上のサーバ26から送信されたデータを、端末装置22に転送することができる。
図5は、上り方向側へのデータ転送例を示す図である。端末装置22から外部ネットワーク24上のサーバ26にデータを転送する場合、ネットワークシステム10は、次のような処理を実行する。
端末装置22は、外部ネットワーク24に接続されたサーバ26(IPアドレス=Y)を最終宛先とするIPパケットを含む無線フレームを送信する。この場合、端末装置22と無線通信回線を介して接続されたノード20-Fは、端末装置22から無線フレームを取得する。
ノード20-Fは、最終宛先のIPアドレスとしてYが記述されたIPパケットを含む無線フレームをアクセスポイントポート34から取得する。ノード20-Fは、最終宛先であるYに対応する送信MACアドレス(“10”)および受信MACアドレス(“5”)を、ルーティングテーブル40-Fから取得する。続いて、ノード20-Fは、取得した送信MACアドレス(“10”)が割り当てられたステーションポート32を選択する。そして、ノード20-Fは、IPパケットを含む無線フレームを、取得した受信MACアドレス(“5”)が割り当てられたノード20-Cに送信する。
ノード20-Cは、最終宛先のIPアドレスとしてYが記述されたIPパケットを含む無線フレームをアクセスポイントポート34から取得する。ノード20-Cは、最終宛先であるYに対応する送信MACアドレス(“4”)および受信MACアドレス(“1”)を、ルーティングテーブル40-Cから取得する。続いて、ノード20-Cは、取得した送信MACアドレス(“4”)が割り当てられたステーションポート32を選択する。そして、ノード20-Cは、IPパケットを含む無線フレームを、取得した受信MACアドレス(“1”)が割り当てられたノード20-Aに送信する。
ノード20-Aは、最終宛先のIPアドレスとしてYが記述されたIPパケットを含む無線フレームをアクセスポイントポート34から取得する。ノード20-Aは、無線フレームからIPパケットを抽出する。ノード20-Aは、ゲートウェイポート36から、最終宛先のIPアドレスがYと記述されたIPパケットを外部ネットワーク24へと出力する。そして、サーバ26は、最終宛先のIPアドレスがYと記述されたIPパケットを外部ネットワーク24から取得する。
以上のように、ネットワークシステム10は、端末装置22から送信されたデータを、外部ネットワーク24上のサーバ26に転送することができる。
図6は、ノード20の構成を示す図である。ノード20は、アンテナ42と、無線通信部44と、情報処理部46とを備える。アンテナ42は、他装置へ電波を放射し、他装置から放射された電波を取得する。
無線通信部44は、無線フレームを所定の無線通信方式(例えば、IEEE802.11)の物理層の規定に従って変調して送信信号を生成し、生成した送信信号をアンテナ42を介して送信する。また、無線通信部44は、他装置から送信された受信信号をアンテナ42を介して受信し、受信信号を所定の無線通信方式の規定に従って復調して無線フレームを生成する。
さらに、無線通信部44は、複数のMAC処理部52を有する。複数のMAC処理部52のそれぞれは、異なるMACアドレスが割り当てられる。複数のMAC処理部52のそれぞれは、割り当てられたMACアドレスを用いて、データリンク層を2層に分割した場合における物理層側の副層(例えば、IEEE802.11に規定されたMAC副層)に従ったデータ処理を実行する。
受信時においては、無線通信部44は、複数のMAC処理部52のうち、受信した無線フレームに含まれる受信MACアドレスが割り当てられた1つのMAC処理部52が動作する。送信時においては、無線通信部44は、複数のMAC処理部52のうち、情報処理部46により選択された1つのMAC処理部52が動作する。
このような複数のMAC処理部52のそれぞれは、無線通信部44における物理層における処理回路と協働して動作して、無線通信部44におけるポート30として機能する。すなわち、無線通信部44は、複数のMAC処理部52を有することにより、それぞれにMACアドレスが割り当てられた複数のポート30として機能することができる。そして、複数のポート30のそれぞれは、それぞれが無線通信回線を介して他装置(例えば、他のノード20または端末装置22)と無線フレームを送受信することができる。
なお、本実施形態において、複数のMAC処理部52は、無線通信部44が有する構成となっている。しかし、複数のMAC処理部52は、情報処理部46が有する構成であってもよい。
情報処理部46は、テーブル記憶部54と、リンク制御部56と、ルーティング処理部58とを有する。テーブル記憶部54は、ルーティングテーブル40を記憶する。
リンク制御部56は、無線通信部44が有する複数のポート30に割り当てられたMACアドレスとは異なるMACアドレスが割り当てられる。リンク制御部56に割り当てられたMACアドレスは、データリンク層でのノード20のアドレスである。
また、リンク制御部56は、IPアドレスが割り当てられている。リンク制御部56に割り当てられたIPアドレスは、ネットワーク層でのノード20のアドレスである。
リンク制御部56は、LLC処理部60を含む。LLC処理部60は、リンク制御部56に割り当てられたMACアドレスを用いて、データリンク層を2層に分割した場合におけるネットワーク層側の副層(例えば、IEEE802.2に規定されたLLC副層)に従った処理を実行する。
ルーティング処理部58は、ネットワーク層でのノード20のアドレスであるIPアドレスを用いて、ネットワーク層(例えば、IP)の規定に従った処理を実行する。
図7は、MACフレーム、LLCフレームおよびIPパケットの構成を示す図である。
図7の(A)は、IEEE802.11の規格に従ったMACフレームを示す。MACフレームは、無線フレームの一例である。なお、図7の(A)は、MACフレームのうちの、装置間でデータを転送するためのデータフレームを示す。MACフレームには、データフレームの他に、装置間のアクセス制御に用いられる制御フレーム、および、管理情報を転送するための管理フレーム等もある。
MACフレームは、MACヘッダーと、フレームボディーと、FCS(Frame Check Sequence)とを含む。MACヘッダーは、例えば、送信MACアドレス(TA)および受信MACアドレス(RA)を少なくとも含む。送信MACアドレスは、そのMACフレームを送信する装置に割り当てられたMACアドレスである。受信MACアドレスは、そのMACアドレスを受信する装置に割り当てられたMACアドレスである。
MACヘッダーは、さらに、MACフレームの種別、そのMACフレームを最初に生成した装置のMACアドレス、そのMACフレームの最終宛先の装置のMACアドレス等を含んでもよい。また、MACフレームがブロードキャストされる場合には、MACヘッダーは、ブロードキャストアドレスを含む。また、MACフレームがマルチキャストされる場合には、MACヘッダーは、マルチキャストアドレスを含む。また、MACヘッダーは、送信期間、リトライ送信したMACフレームであるか否か、および、上り方向または下り方向の何れの転送されるのかを識別する情報等を含んでもよい。
フレームボディーは、実体データを含む。データフレームのフレームボディーは、MSDU(MACサービスデータユニット)と呼ばれ、図7の(B)に示すLLCフレームを含む。管理フレームのフレームボディーは、MAC管理プロトコルデータユニットと呼ばれる管理情報を含む。なお、制御フレームは、フレームボディーを含まない。FCSは、MACフレームの誤り検出のためのコードである。
図7の(B)は、IEEE802.2の規格に従ったLLCフレームを示す。LLCフレームは、リンク制御フレームの一例である。LLCフレームは、LLCヘッダーと、SNAP(Sub-Network Access Protocol)と、データと、CRC(Cyclic Redundancy Check)とを含む。
LLCヘッダーは、DSAP(Destination Service Access Point)およびSSAP(Source Service Access Point)を少なくとも含む。DSAPおよびSSAPは、宛先および送信元のサービスを表すためのフィールドである。DSAPおよびSSAPは、LLC副層の上位のプロトコルが複数動作する場合、サービスを区別するために利用される。なお、DSAPおよびSSAPのフィールドサイズが小さい場合、SNAPがDSAPおよびSSAPの拡張フィールドとして利用される。例えば、LLC副層の上位の層でTCP/IPが適用される場合、SNAPが、DSAPおよびSSAPの拡張フィールドとして使用される。
なお、IPパケットに経路に関する情報が含まれる場合には、ノード20は、次のような処理をする。まず、ノード20のポート30は、MSDUを取得する。続いて、リンク制御部56は、DSAPを確認し、LLC副層に上げるLLCフレームか否かを判断する。リンク制御部56は、LLC副層に上げないLLCフレームに関しては、さらに、SSAPとフレームタイプ情報等のDSAP以外のLLCヘッダーのフィールド部分とに基づき、経路に関する情報を含むIPパケットであるか否かを確認する。リンク制御部56は、IPヘッダーに経路に関する情報を含むIPパケットである場合には、LLCフレームからデータ部分を取り出し、ルーティング処理部58へ転送する。また、ノード20は、このような方法に限らず、他の方法で、IPパケットに経路に関する情報が含まれるかどうかを判断してもよい。例えば、無線通信回線としてIEEE802.11を利用する場合、ノード20は、IEEE Std 802.11-2016のAnnex.Mに示されるようなIEEE802.11 to Ethernet/IEEE802.3 translationの情報、並びに、仕組みを利用して、経路に関する情報が含まれたIPパケット形式であることを認識し、ルーティング処理部58に転送するかMAC副層/LLC副層で処理するかを決めてもよい。
SNAPは、情報の転送形式、組織コードおよびイーサーネットのタイプ等を含む。データは、図7の(C)に示すIPパケットを含む。CRCは、LLCフレームの誤り検出のためのコードである。
図7の(C)は、IPに従ったIPパケットを示す。IPパケットは、パケットの一例である。IPパケットは、IPヘッダーと、ペイロードとを含む。
IPヘッダーは、送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスを少なくとも含む。送信元IPアドレスは、IPパケットの送信元の装置のIPアドレスである。宛先IPアドレスは、IPパケットの最終宛先となる装置のIPアドレスである。ペイロードは、IPバケットが伝送するデータの実体を含む。例えば、ペイロードは、TCP(Transmission Control Protocol)またはUDP(User Datagram Protocol)等のトランスポート層で規定されたデータを含む。
図8は、ノード20の処理の流れを示すシーケンス図である。ノード20は、他装置とMACフレームを送受信する場合、図8に示す流れで処理を実行する。
まず、S11において、無線通信部44は、他装置から自身宛のMACフレームを受信する。より具体的には、無線通信部44は、MACヘッダーに含まれている受信MACアドレスが複数のポート30のうちの何れかのポート30に割り当てられたMACアドレスと一致する場合に、MACフレームを受信する。また、無線通信部44は、受信MACアドレスとして、ブロードキャストアドレスまたはマルチキャストアドレスが含まれているMACフレームも受信する。
続いて、S12において、無線通信部44に含まれる受信MACアドレスが割り当てられたMAC処理部52は、受信したMACフレームに対して、MAC副層の規定に従った処理を実行する。
続いて、S13において、無線通信部44は、MACフレームに含まれるLLCフレームを抽出し、抽出したLLCフレームをリンク制御部56に渡す。なお、無線通信部44は、MAC副層で処理が完結するMACフレームを受信する場合がある。この場合、無線通信部44は、LLCフレームをリンク制御部56に渡さず、処理をS23に進める。
S14において、リンク制御部56は、無線通信部44から受け取ったLLCフレームを、他装置に転送するか、取得したLLCフレームを自身で処理をするか、を判断する。例えば、リンク制御部56は、取得したLLCフレームのLLCヘッダーのDSAPに、LLC副層より上位の層におけるプロトコル番号(サービスタイプ)が記述されている場合、取得したLLCフレームを他装置に転送すると判断する。また、リンク制御部56は、DSAPに、LLC副層以下の層におけるサービスタイプが記述されている場合、取得したLLCフレームを自身で処理をすると判断する。なお、リンク制御部56は、DSAPに代えて、IPパケットに含まれるIPヘッダーを参照して、このような判断をしてもよい。
リンク制御部56は、LLCフレームを他装置に転送すると判断した場合、処理をS21に進める。これにより、リンク制御部56は、無線通信部44から取得したLLCフレームの最終宛先が他装置である場合、IPパケットをルーティング処理部58に渡さずに、LLCフレームを無線通信部44に渡すことができる。
リンク制御部56は、LLCフレームを自身で処理をすると判断した場合には、処理をS15に進める。S15において、リンク制御部56は、無線通信部44から取得したLLCフレームについて、MACフレームを受信したポート30に割り当てられていたMACアドレスを、ノード20の全体に割り当てられているMACアドレスに置き換える。続いて、S16において、リンク制御部56に含まれるLLC処理部60は、取得したLLCフレームに対して、LLC副層の規定に従った処理を実行する。これにより、リンク制御部56は、ノード20の全体に割り当てられたMACアドレスを用いて、LLC副層に対するデータ処理をすることができる。
続いて、S17において、リンク制御部56に含まれるLLC処理部60は、LLCフレームに含まれるIPパケットを抽出し、抽出したIPパケットをルーティング処理部58に渡す。これにより、受信時において、リンク制御部56は、無線通信部44から取得したLLCフレームを自身で処理をする場合、無線通信部44から受け取ったLLCフレームに含まれるIPパケットをルーティング処理部58に渡すことができる。
続いて、S18において、ルーティング処理部58は、取得したIPパケットに対する処理を実行する。さらに、S18において、ルーティング処理部58は、他装置へIPパケットを送信する場合、例えば経路構築に必要な制御情報を他ノードへ転送する必要がある場合、IPパケットを生成する。続いて、S19において、ルーティング処理部58は、生成したIPパケットをリンク制御部56に渡す。
続いて、S20において、リンク制御部56は、取得したIPパケットを含むLLCフレームを生成する。すなわち、リンク制御部56は、MACフレームに含めるLLCフレームを生成する。リンク制御部56は、S20に続いて、処理をS21に進める。
S21において、リンク制御部56は、無線通信部44に含まれる複数のポート30のうち、MACフレームを次に受け取らせる他装置と無線通信回線を介して接続されたポート30を選択する。
具体的には、リンク制御部56は、MACフレームの最終宛先となる他装置のIPアドレスを取得する。例えば、リンク制御部56は、ルーティング処理部58により生成されたIPパケットを送信する場合には、ルーティング処理部58により生成されたIPパケットのIPヘッダーから、MACフレームの最終宛先となる他装置のIPアドレスを取得する。例えば、リンク制御部56は、無線通信部44から受け取ったLLCフレームに含まれるIPパケットのIPヘッダーから、MACフレームの最終宛先となる他装置のIPアドレスを取得する。
さらに、リンク制御部56は、ルーティングテーブル40から、MACフレームの最終宛先となる他装置のIPアドレスに対応付けられた、送信MACアドレスおよび受信MACアドレスを取得する。そして、リンク制御部56は、取得した送信MACアドレスに対応するポート30を選択する。
続いて、S22において、リンク制御部56は、生成したLLCフレーム、取得した送信MACアドレス、取得した受信MACアドレス、および、選択したポート30を特定するための情報を、無線通信部44に渡す。
続いて、S23において、無線通信部44は、取得したLLCフレームを含むMACフレームを生成する。具体的には、無線通信部44における選択されたポート30に対応するMAC処理部52がMACフレームを生成する。無線通信部44は、MACヘッダーに、取得した送信MACアドレスおよび受信MACアドレスを含める。
なお、LLC副層での処理をせずにMAC副層で処理が完結するMACフレームを受信した場合には、無線通信部44に含まれる受信MACアドレスが割り当てられたMAC処理部52は、S12での処理の結果に基づき、新たにMACフレームを生成する。
続いて、S24において、無線通信部44は、生成したMACフレームを、リンク制御部56により選択されたポート30から、リンク制御部56により取得された受信MACアドレスが割り当てられた他装置へと送信する。なお、無線通信部44は、LLC副層での処理をせずにMAC副層で処理が完結するMACフレームを受信した場合には、S11でMACフレームを受信したポート30から、生成したMACフレームを送信する。
以上のように、本実施形態に係るノード20は、無線通信部44がそれぞれにMACアドレスが割り当てられた複数のポート30を有する。そして、ノード20は、送信時において、複数のポート30のうち、無線フレームを次に受け取らせる他装置と無線通信回線を介して接続されたポート30を選択し、選択したポート30から無線フレームを送信する。これにより、本実施形態に係るノード20によれば、データ転送のための構成を小さくすることができる。
(新たなノード20を接続する処理)
図9は、ネットワークに接続された複数の接続済ノード72と、ネットワークに接続されていない未接続ノード74とを示す図である。
ネットワークシステム10は、ノード20として動作可能な装置を、新規に接続することができる。新規なノード20は、ネットワークに接続済みである何れかのノード20との間で無線通信回線を介して接続される。以下、ネットワークシステム10に新たなノード20を接続する処理について説明する。
なお、ネットワークに接続済みであるノード20を、接続済ノード72と呼び、ネットワークに接続されていないノード20を、未接続ノード74と呼ぶ。また、以下の例において、ネットワークシステム10は、RPL(IPv6 Routing Protocol for Low Power and Lossy Networks)というプロトコルに従って通信経路を構築する。なお、ネットワークシステム10は、RPLに限らず他のプロトコルに従って通信経路を構築してもよい。
図10は、未接続ノード74をネットワークに接続する場合の、未接続ノード74の処理を示すシーケンス図である。複数のノード20の何れにも接続されていない場合、未接続ノード74は、図10のS41からS45の処理を実行する。
まず、S41において、未接続ノード74のルーティング処理部58は、ネットワークに接続された接続済ノード72と接続するための探索情報を生成する。そして、ルーティング処理部58は、生成した探索情報をリンク制御部56に渡す。
例えば、ルーティング処理部58は、IPパケットであるDIS(DADAG Information Solicitation)パケットを探索情報として生成する。この場合において、ルーティング処理部58は、DISパケットの送信元IPアドレスを自身のIPアドレスに設定し、DISパケットの宛先IPアドレスをマルチキャストに設定する。
続いて、S42において、未接続ノード74のリンク制御部56は、複数のポート30のうち1つのステーションポート32を選択する。そして、リンク制御部56は、探索情報(例えば、DISパケット)を無線通信部44に渡す。
続いて、S43において、未接続ノード74の無線通信部44は、探索情報を含んだ第1フレームを生成する。第1フレームは、無線通信回線が形成されていなくても他のノード20に無線送信可能なMACフレームである。例えば、無線通信部44は、DISパケットを含むプローブリクエストフレームを生成する。この場合において、無線通信部44は、プローブリクエストフレームにおける拡張領域にDISパケットを含める。また、無線通信部44は、MACヘッダーに含まれる送信MACアドレスを、リンク制御部56により選択されたステーションポート32に割り当てられたMACアドレスとする。また、無線通信部44は、MACヘッダーに含まれる受信MACアドレスをマルチキャストアドレスとする。
続いて、S44において、未接続ノード74の無線通信部44は、探索情報(DISパケット)を含む第1フレーム(プローブリクエストフレーム)をステーションポート32から1または複数の接続済ノード72にマルチキャスト送信する。なお、無線通信部44は、プローブリクエストフレームに代えて、アソシエーションが形成されていなくても送信可能な他の種類のMACフレームにDISパケットを含めて送信してもよい。
そして、S45において、未接続ノード74の無線通信部44は、予め設定した待機時間が経過したことを知らせるタイマを起動させる。待機時間は、送信した第1フレーム(プローブリクエストフレーム)に対する応答(後述する第2フレーム(プローブレスポンスフレーム))の受信を待機する時間である。
図11は、未接続ノード74が第1フレームを送信した場合の、接続済ノード72および未接続ノード74の処理を示すシーケンス図である。複数のノード20の何れかに接続されている場合であって、複数のノード20の何れにも接続されていない未接続ノード74から、第1フレームが送信された場合、接続済ノード72は、図11のS51からS56の処理を実行する。
まず、S51において、接続済ノード72の無線通信部44は、アクセスポイントポート34により第1フレームを受信する。そして、無線通信部44は、第1フレームに含まれる探索情報をリンク制御部56に渡す。例えば、無線通信部44は、アクセスポイントポート34によりプローブリクエストフレームを受信し、受信したプローブリクエストフレームに含まれるDISパケットをリンク制御部56に渡す。
続いて、S52において、接続済ノード72のリンク制御部56は、取得した探索情報(DISパケット)をルーティング処理部58に渡す。
続いて、S53において、接続済ノード72のルーティング処理部58は、取得した探索情報に基づき、探索情報を送信した未接続ノード74と接続するための応答情報を生成する。例えば、ルーティング処理部58は、DISパケットの応答としてDIO(DODAG Information Object)パケットを生成する。ここで、ルーティング処理部58は、DIOパケットの送信元IPアドレスを自身のIPアドレスに設定し、DIOパケットの宛先IPアドレスを、DISパケットを送信した未接続ノード74のIPアドレスに設定する。
さらに、ルーティング処理部58は、応答情報にオブジェクト情報を含める。オブジェクト情報は、未接続ノード74が接続済ノード72を評価するための情報である。例えば、オブジェクト情報は、ルート位置のノード20から接続済ノード72までの距離を表す情報であってよい。例えば、オブジェクト情報は、RPLにおけるランク値であってもよい。ランク値は、ルート位置のノード20からのホップ数を表す。
そして、ルーティング処理部58は、生成した応答情報をリンク制御部56に渡す。例えば、ルーティング処理部58は、生成したDIOパケットをリンク制御部56に渡す。
続いて、S54において、接続済ノード72のリンク制御部56は、複数のポート30のうち1つのアクセスポイントポート34を選択する。この場合、リンク制御部56は、第1フレーム(プローブリクエストフレーム)を受信したアクセスポイントポート34を選択する。そして、リンク制御部56は、応答情報(DIOパケット)を無線通信部44に渡す。
続いて、S55において、接続済ノード72の無線通信部44は、応答情報を含んだ第2フレームを生成する。第2フレームは、無線通信回線が形成されていなくても他のノード20に無線送信可能なMACフレームである。例えば、無線通信部44は、DIOパケットを含むプローブレスポンスフレームを生成する。この場合、無線通信部44は、プローブレスポンスフレームにおける拡張領域にDIOパケットを含める。また、無線通信部44は、MACヘッダーに含まれる送信MACアドレスを、リンク制御部56により選択されたアクセスポイントポート34に割り当てられたMACアドレスとする。また、無線通信部44は、MACヘッダーに含まれる受信MACアドレスを、探索情報(DISパケット)を送信した未接続ノード74のステーションポート32のMACアドレスとする。
続いて、S56において、接続済ノード72の無線通信部44は、応答情報(DIOパケット)を含む第2フレーム(プローブレスポンスフレーム)をアクセスポイントポート34から、未接続ノード74のステーションポート32にユニキャスト送信する。なお、無線通信部44は、プローブレスポンスフレームに代えて、アソシエーションが形成されていなくても送信可能な他の種類のMACフレームにDIOパケットを含めて送信してもよい。
第1フレーム(プローブリクエストフレーム)をマルチキャスト送信したことに応じて、1または複数の接続済ノード72から1または複数の第2フレーム(プローブレスポンスフレーム)がユニキャスト送信された場合、未接続ノード74は、図11のS57~S58および図12のS61~S69の処理を実行する。
S57において、未接続ノード74の無線通信部44は、ステーションポート32により第2フレーム(プローブレスポンスフレーム)を受信する。そして、無線通信部44は、第2フレームに含まれる応答情報(DIOパケット)をリンク制御部56に渡す。
続いて、S58において、未接続ノード74の無線通信部44は、応答情報(DIOパケット)を送信した接続済ノード72との間で、アソシエーションをするための接続処理を禁止する。例えば無線通信部44は、プローブリクエストフレームを送信した後、プローブレスポンスフレームを受信した場合、自動的にアソシエーションをするための接続処理を開始してしまう。従って、本実施形態においては、無線通信部44は、このような接続処理を禁止する。例えば、無線通信部44は、ビーコンの送信を停止することにより、アソシエーションをするための外部からの接続処理を禁止してもよい。さらには、MAC処理部52は、DIOパケットが含まれるプローブレスポンスフレームの受信を契機として、アソシエーションリクエストの処理を内部的に保留するようにしてもよい。
図12は、接続済ノード72が第2フレームを送信した場合の、接続済ノード72および未接続ノード74の処理を示すシーケンス図である。
S61において、未接続ノード74の無線通信部44は、S45でタイマを起動してから待機時間が経過したか否かを判断する。すなわち、無線通信部44は、第2フレーム(プローブレスポンスフレーム)の受信を待機する時間が経過したか否かを判断する。無線通信部44は、待機時間が経過するまで、1また複数の第2フレームを受信する。そして、無線通信部44は、第2フレームを受信する毎に、応答情報(DIOパケット)をリンク制御部56に渡す。無線通信部44は、待機時間が経過するまでの間に受信したプローブレスポンスフレームを基に、S62の処理を進める。
S62において、未接続ノード74のリンク制御部56は、1または複数の第2フレームに含まれていた1または複数の応答情報(DIOパケット)のそれぞれについて、第2フレームのMACヘッダーに含まれていた送信MACアドレス、および、応答情報(DIOパケット)に含まれていた送信元IPアドレスの組を記憶する。
続いて、S63において、未接続ノード74のリンク制御部56は、取得した1または複数の応答情報(DIOパケット)をルーティング処理部58に渡す。
続いて、S64において、未接続ノード74のルーティング処理部58は、取得した1または複数の応答情報(DIOパケット)に基づき、第2フレームを送信した1または複数の接続済ノード72のうち、何れか1つの接続済ノード72を親ノードとして選択する。そして、ルーティング処理部58は、親ノードとして選択した接続済ノード72のIPアドレスをリンク制御部56に渡す。
例えば、ルーティング処理部58は、DIOパケットに含まれるオブジェクト情報を予め定められたオブジェクト関数で評価することにより、親ノードとして最適な1つの接続済ノード72を選択する。例えば、ルーティング処理部58は、1または複数の応答情報に含まれる情報に基づき、第2フレームを送信した1または複数の接続済ノード72のうち、ランク値(木構造におけるルート位置のノード20からのホップ数)が最も小さい接続済ノード72を、親ノードとして選択する。これに代えて、ルーティング処理部58は、第2フレームを送信した1または複数の接続済ノード72のうち、最も強い電波強度の信号を受信できる1つの接続済ノード72を親ノードとして選択してもよい。また、ルーティング処理部58は、第2フレームを送信した1または複数の接続済ノード72のうち、閾値以上の電波強度の信号を受信できるランク値が最も小さい接続済ノード72を、親ノードとして選択してもよい。
続いて、S65において、未接続ノード74のリンク制御部56は、取得した親ノードのIPアドレスに基づき、S62で記憶した送信MACアドレスおよび送信元IPアドレスの組の中から、親ノードとして選択された1つの接続済ノード72に対応する組を取得する。そして、リンク制御部56は、取得した組に含まれる送信MACアドレスを、親ノードとして選択した接続済ノード72のアクセスポイントポート34のMACアドレスとして取得する。
続いて、S66において、未接続ノード74のリンク制御部56は、複数のポート30のうち、親ノードとして選択した接続済ノード72から第2フレームを受信したステーションポート32を選択する。そして、リンク制御部56は、選択したステーションポート32のMACアドレスを無線通信部44に通知する。
続いて、S67において、未接続ノード74の無線通信部44は、選択したステーションポート32と、親ノードとして選択した接続済ノード72のアクセスポイントポート34との間での、アソシエーションをするための接続処理を許可する。無線通信部44は、例えば、ビーコンの送信を再開する。
続いて、S68において、未接続ノード74の無線通信部44のステーションポート32は、親ノードとして選択した接続済ノード72のアクセスポイントポート34との間での、アソシエーションするための接続処理を実行する。例えば、無線通信部44のステーションポート32は、親ノードのアクセスポイントポート34との間で、認証処理およびアソシエーション処理を実行する。これにより、親ノードが選択された場合、未接続ノード74の無線通信部44は、親ノードとの間で無線通信回線を形成することができる。
続いて、S69において、接続済ノード72(親ノード)との間で新たに無線通信回線を形成した子ノード(元の未接続ノード74)は、ルーティングテーブル40を生成し、生成したルーティングテーブル40をテーブル記憶部54に記憶させる。例えば、子ノード(元の未接続ノード74)は、親ノードのテーブル記憶部54に記憶されたルーティングテーブル40に格納された情報を取得し、取得した情報に基づき新たにルーティングテーブル40を生成する。
さらに、S70において、子ノードとの間で新たに無線通信回線を形成した親ノード(元の接続済ノード72)は、テーブル記憶部54に記憶されたルーティングテーブル40を更新する。例えば、親ノード(元の接続済ノード72)は、新たに無線通信回線を形成した子ノードを最終宛先とする情報(最終宛先IPアドレス、次宛先IPアドレス、送信MACアドレスおよび受信MACアドレス)をルーティングテーブル40に追加する。
なお、このようにルーティングテーブル40を生成および更新するために、接続済ノード72(親ノード)および未接続ノード74(子ノード)は、通知情報を生成してもよい。そして、接続済ノード72(親ノード)および未接続ノード74(子ノード)は、生成した通知情報を、所定の無線フレームに含めて相互に送信してもよい。例えば、接続済ノード72(親ノード)および未接続ノード74(子ノード)は、通知情報として、IPパケットであるDAO(Destination Advertisement Object)パケットを生成してもよい。また、接続済ノード72(親ノード)および未接続ノード74(子ノード)は、生成したDAOパケットをアソシエーションフレームの拡張領域に含めて相互に送信してもよい。
図13は、下流側のノード20がルーティングテーブル40を更新した場合の、下流側のノード20および上流側のノード20の処理のシーケンス図である。
例えば、図10から図12に示す処理が実行された結果、新たに子ノードとの間で無線通信回線が形成されたとする。この場合、S81において、下流側のノード20は、ルーティングテーブル40に、新たに追加された子ノードへデータを転送するための情報(最終宛先IPアドレス、次宛先IPアドレス、送信MACアドレスおよび受信MACアドレス)を追加する。ここで、最終宛先IPアドレスとは、ゲートウェイポート36を含むノード20-AのIPアドレスを示すものでよい。
続いて、S82において、下流側のノード20のルーティング処理部58は、ルーティングテーブル40に更新内容を示す情報(新たに追加された子ノードへデータを転送するための情報)を含む通知情報を生成する。そして、ルーティング処理部58は、生成した通知情報をリンク制御部56に渡す。例えば、ルーティング処理部58は、DAOパケットを通知情報として生成する。この場合において、ルーティング処理部58は、DAOパケットの送信元IPアドレスを自身のIPアドレスに設定し、DAOパケットの宛先IPアドレスを親ノードのIPアドレスに設定する。
続いて、S83において、下流側のノード20のリンク制御部56は、複数のポート30のうちの1つのステーションポート32を選択する。そして、リンク制御部56は、通知情報(DAOパケット)を無線通信部44に渡す。
続いて、S84において、下流側のノード20の無線通信部44は、通知情報を含んだMACフレームを生成する。この場合、無線通信部44は、MACヘッダーに含まれる送信MACアドレスを、リンク制御部56により選択されたステーションポート32に割り当てられたMACアドレスとする。また、無線通信部44は、MACヘッダーに含まれる受信MACアドレスを親ノードのアクセスポイントポート34に割り当てられたMACアドレスとする。
続いて、S85において、下流側のノード20の無線通信部44は、通知情報を含むMACフレームをステーションポート32から親ノードにユニキャスト送信する。
続いて、S86において、上流側のノード20(親ノード)の無線通信部44は、アクセスポイントポート34により通知情報を含むMACフレームを受信する。そして、無線通信部44は、MACフレームに含まれる通知情報をリンク制御部56に渡す。例えば、無線通信部44は、アクセスポイントポート34によりMACフレームを受信し、受信したMACフレームに含まれるDAOパケットをリンク制御部56に渡す。
続いて、S87において、上流側のノード20のリンク制御部56は、取得した通知情報(DAOパケット)をルーティング処理部58に渡す。
続いて、S88において、上流側のノード20のルーティング処理部58は、取得した通知情報に基づき、ルーティングテーブル40を更新する。上流側のノード20のルーティング処理部58は、通知情報に含まれる、下流側にデータを転送するために更新した情報に基づき、ルーティングテーブル40を更新する。
上流側のノード20は、さらに親ノードが存在する場合には、ルーティングテーブル40を更新したことに応じて、S82からの処理を実行する。すなわち、上流側のノード20は、ルーティングテーブル40に更新内容を示す情報を含む新たなDAOパケットを生成して、親ノードに送信する。
以上のように、本実施形態に係るネットワークシステム10は、複数のノード20が接続されたネットワークに新たに未接続のノード20を容易に接続することができる。本実施形態に係るネットワークシステム10は、下流側の接続関係が更新された場合、下流側にデータを転送するために更新した情報を含む通知情報を上流側のノード20へと送信する。これにより、本実施形態に係るネットワークシステム10によれば、コントローラ機能を有する中継局等が電波状況およびトラフィック状況等を収集しなくてよいので、ノード20の処理負担が小さくなり、且つ、高速な経路の切り換えをすることができる。
(変形例)
つぎに、本実施形態の変形例に係るネットワークシステム10について説明する。
図14は、変形例において、ルート位置のノード20が記憶する複数の経路情報を格納した経路情報テーブルの一例を示す図である。
変形例において、複数のノード20は、木構造の接続関係で無線通信により接続されている。ルート位置のノード20は、図14に示すような経路情報テーブルを記憶する。経路情報テーブルは、下り方向の最終宛先となる装置毎に、経路情報を格納する。
ルート位置のノード20は、下り方向に無線フレームを送信する場合、IPパケットの最終宛先となる装置のIPアドレスを取得する。続いて、ルート位置のノード20は、取得した最終宛先となる装置のIPアドレスに対応する経路情報を、経路情報テーブルから取得する。そして、ルート位置のノード20は、取得した経路情報を無線フレームに格納し、経路情報を含む無線フレームを下流側のノード20に送信する。
図15は、経路情報の一例を示す図である。より詳しくは、IPアドレスがAであるルート位置のノード20からIPアドレスがXである端末装置22に、IPアドレスがCのノード20とIPアドレスがFのノード20を経由して無線フレームを転送する場合の経路情報を示す。
経路情報は、ルート位置のノード20から最終宛先の端末装置22までの間の経路上の複数のノード20のそれぞれについて、次宛先となる下流側装置のIPアドレスを示す。
例えば、図15の例では、経路情報は、ルート位置のノード20のIPアドレス(ソースIPアドレス_1)と、ルート位置の下流側に隣接する2番目のノード20のIPアドレス(宛先IPアドレス_1)との組を含む。また、経路情報は、2番目のノード20のIPアドレス(ソースIPアドレス_2)と、2番目のノード20の下流側に隣接する3番目のノード20のIPアドレス(宛先IPアドレス_2)との組を含む。さらに、経路情報は、3番目のノード20のIPアドレス(ソースIPアドレス_3)と、3番目のノード20の下流側に隣接する端末装置22のIPアドレス(宛先IPアドレス_3)との組を含む。
本発明の別の実施形態では、ルート位置のノード20から最終宛先の端末装置22へIPパケットを送信する場合、ルート位置のノード20から端末装置22までの経路となるそれぞれのノード20のIPアドレスをIPヘッダーに含めてIPパケットを生成する。この場合、経路上で中継するノード20のルーティング処理部58では、IPヘッダーの情報を参照して次の中継先のノード20を決める。すなわち、経路情報を含む無線フレームを受信したノード20は、経路情報を参照することにより、次宛先となる下流側装置のIPアドレスを取得することができる。このように、経路の途中のそれぞれのノード20は、ルーティングテーブル40を持つ必要がなく、さらに小型化が可能である。
図16は、変形例において、ノード20が記憶する物理リンクテーブルを示す図である。変形例において、それぞれのノード20は、例えば、図16に示すような物理リンクテーブルを記憶する。この物理リンクテーブルは、ノード20が宛先IPアドレスに対するMACアドレスを知りたい時に必要に応じてARPパケットをマルチキャスト送信することにより生成できる。
物理リンクテーブルは、下流側に隣接する1または複数の下流側装置(ノード20または端末装置22)のそれぞれについて、次宛先IPアドレスと、送信MACアドレスと、受信MACアドレスとを対応付けて格納する。
次宛先IPアドレスは、下流側装置に割り当てられたIPアドレスである。送信MACアドレスは、下流側装置と無線通信回線を介して接続されたポート30に割り当てられたMACアドレスである。受信MACアドレスは、下流側装置のポート30に割り当てられたMACアドレスである。
このような物理リンクテーブルを用いることにより、ノード20は、上流側のノード20から受け取った無線フレームを下流側装置に転送する場合に、適切な1つのポート30を選択することができる。そして、ノード20は、選択したポート30から、適切な装置のポート30へと無線フレームを送信することができる。
図17は、変形例において、ルート位置以外のノード20におけるリンク制御部56の処理を示すフローチャートである。
ノード20の無線通信部44は、上流側のノード20から、経路情報を含む無線フレームを受信する。経路情報を含む無線フレームを受信した場合、無線通信部44は、無線フレームに含まれるリンク制御フレームおよび経路情報をリンク制御部56に渡す。
経路情報を含む無線フレームを受信した場合、リンク制御部56は、図17に示す処理を実行する。まず、S101において、リンク制御部56は、経路情報を参照して、ソースIPアドレスの中から自身のIPアドレスを検出する。続いて、S102において、リンク制御部56は、経路情報における、検出したソースIPアドレスと組となっている宛先IPアドレスを検出する。
続いて、S103において、リンク制御部56は、検出した宛先IPアドレスおよび物理リンクテーブルに基づき、次宛先となる下流側装置と無線通信回線を介して接続されたポート30に割り当てられた送信MACアドレス、および、次宛先となる下流側装置に割り当てられた受信MACアドレスを取得する。
続いて、S104において、リンク制御部56は、無線通信部44に含まれる複数のポート30のうち、次宛先となる下流側装置と無線通信回線を介して接続されたポート30を選択する。具体的には、リンク制御部56は、物理リンクテーブルから取得した送信MACアドレスに対応するポート30を選択する。
そして、リンク制御部56は、LLCフレーム、取得した送信MACアドレス、取得した受信MACアドレス、および、選択したポート30を特定するための情報を、無線通信部44に渡す。その後、無線通信部44は、選択されたポート30から、無線フレームをリンク制御部56により取得された受信MACアドレスが割り当てられた下流側装置へと無線フレームを送信する。
以上のように、変形例に係るノード20は、無線通信部44がそれぞれにMACアドレスが割り当てられた複数のポート30を有する。そして、ノード20は、下流側装置へとデータを送信する場合において、無線フレームに含まれる経路情報を参照して、複数のポート30のうち、無線フレームを次に受け取らせる他装置と無線通信回線を介して接続されたポート30を選択し、選択したポート30から無線フレームを送信する。これにより、本実施形態に係るノード20によれば、データ転送のための構成を小さくすることができる。
なお、ルート位置のノード20は、他のノード20から情報を収集して、経路情報テーブルを生成する。例えば、ルート位置のノード20は、図13に示した通知情報を全てのノード20から収集し、収集した通知情報に基づき、経路情報テーブルを生成および更新する。
(情報処理部46のハードウェア構成)
図18は、情報処理部46のハードウェア構成の一例を示す図である。情報処理部46は、例えば図18に示すような構成により実現することができる。
情報処理部46は、通常のコンピュータと同様の構成をしている。すなわち、情報処理部46は、CPU201(Central Processing Unit)と、ROM202(Read Only Memory)と、RAM203(Random Access Memory)、と、記憶装置204とを有する。CPU201、ROM202、RAM203および記憶装置204は、バスにより接続されている。
CPU201は、記憶装置204に記憶されたプログラムをRAM203に展開して実行し、各部を制御して入出力を行ったり、データの加工を行ったりする。ROM202には、OSの起動用プログラムを記憶装置204からRAM203に読み出すスタートプログラムが記憶されている。RAM203は、CPU201の作業領域としてデータを記憶する。
記憶装置204は、例えば、ハードディスクドライブまたはフラッシュメモリ等である。記憶装置204は、オペレーティングシステム、アプリケーションプログラムおよびデータを記憶している。これらのプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録メディアに記録して配布されてもよい。また、プログラムは、サーバからダウンロードすることにより配布されてもよい。
本実施形態の情報処理部46で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。また、本実施形態の情報処理部46で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施形態の情報処理部46で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、本実施形態のプログラムを、ROM202等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
情報処理部46により実行されるプログラムは、リンク制御モジュールと、ルーティング処理モジュールとを含む。情報処理部46は、プロセッサ(CPU201)が記憶媒体(記憶装置204等)からプログラムを読み出して実行することにより各モジュールが主記憶装置(RAM203)上にロードされ、プロセッサ(CPU201)が、リンク制御部56およびルーティング処理部58として機能する。また、RAM203または記憶装置204は、テーブル記憶部54として機能する。
なお、情報処理部46が複数のMAC処理部52を有する構成の場合、情報処理部46により実行されるプログラムは、MAC処理モジュールをさらに含む。そして、情報処理部46は、プロセッサ(CPU201)が記憶媒体(記憶装置204等)からプログラムを読み出して実行することによりMAC処理モジュールが主記憶装置(RAM203)上にロードされ、プロセッサ(CPU201)が、複数のMAC処理部52として機能する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 ネットワークシステム
20 ノード
22 端末装置
24 外部ネットワーク
26 サーバ
30 ポート
32 ステーションポート
34 アクセスポイントポート
36 ゲートウェイポート
40 ルーティングテーブル
42 アンテナ
44 無線通信部
46 情報処理部
52 MAC処理部
54 テーブル記憶部
56 リンク制御部
58 ルーティング処理部
60 LLC処理部
72 接続済ノード
74 未接続ノード

Claims (14)

  1. 無線通信回線により接続された複数のノードを備えるネットワークシステムに備えられるノードとして動作可能な中継装置であって、
    それぞれに物理アドレスが割り当てられ、それぞれが無線通信回線を介して他装置と無線フレームを送受信する複数のポートを有する無線通信部と、
    送信時において、前記複数のポートのうち、前記無線フレームを次に受け取らせる他装置と無線通信回線を介して接続されたポートを選択するリンク制御部と
    パケットを生成し、生成した前記パケットを前記リンク制御部に渡すルーティング処理部と、
    ルーティングテーブルを記憶するテーブル記憶部と、
    を備え、
    前記ルーティングテーブルは、
    最終宛先となる複数の他装置のそれぞれについて、
    ネットワークアドレスと、
    他装置にデータを送信する場合に前記無線フレームを次に受け取らせる隣接装置と無線通信回線を介して接続されたポートに割り当てられた物理アドレスである送信物理アドレスと、
    他装置にデータを送信する場合に前記無線フレームを次に受け取らせる隣接装置に割り当てられた物理アドレスである受信物理アドレスと、
    を格納し、
    送信時において、
    前記リンク制御部は、
    前記無線フレームの最終宛先となる他装置のネットワークアドレスを取得し、
    前記ルーティングテーブルから、取得したネットワークアドレスに対応する前記送信物理アドレスおよび前記受信物理アドレスを取得し、
    前記複数のポートのうち、取得した前記送信物理アドレスに対応するポートを選択し、
    前記ルーティング処理部から受け取った前記パケットを含むリンク制御フレームを前記無線通信部に渡し、
    前記無線通信部は、
    前記無線フレームを、選択されたポートから、前記リンク制御部により取得された前記受信物理アドレスが割り当てられた他装置へと送信し、
    受信時において、
    前記無線通信部は、含まれている前記受信物理アドレスが前記複数のポートのうちの何れかのポートに割り当てられた物理アドレスと一致する場合に、前記無線フレームを受信し、受信した前記無線フレームに含まれる前記リンク制御フレームを前記リンク制御部に渡し、
    前記リンク制御部は、前記無線通信部から受け取った前記リンク制御フレームを処理する場合、前記リンク制御フレームに含まれる前記パケットを前記ルーティング処理部に渡し、前記無線通信部から取得した前記リンク制御フレームの最終宛先が他装置である場合、前記パケットを前記ルーティング処理部に渡さずに、前記リンク制御フレームを前記無線通信部に渡し、
    前記リンク制御部は、前記複数のポートに割り当てられた物理アドレスとは異なる物理アドレスが割り当てられ、
    前記リンク制御部は、前記無線フレームを受信したポートに割り当てられていた物理アドレスを、前記リンク制御部に割り当てられた物理アドレスに置き換えて処理を実行する
    中継装置。
  2. 送信時において、前記リンク制御部は、前記無線フレームに含める前記リンク制御フレームを生成し、生成した前記リンク制御フレームおよび前記受信物理アドレスを前記無線通信部に渡し、
    前記無線通信部は、受け取った前記リンク制御フレームおよび前記受信物理アドレスを含む前記無線フレームを、選択されたポートから送信する
    請求項に記載の中継装置。
  3. 前記複数のノードは、木構造の接続関係で無線通信回線により接続され、
    前記複数のポートのうちの1つは、1つの親ノードと無線通信回線を形成可能なステーションポートとして機能し、前記複数のポートのうちの他の1つは、子ノードと無線通信回線を形成可能なアクセスポイントポートとして機能する
    請求項1または2に記載の中継装置。
  4. 前記複数のノードの何れにも接続されていない場合、
    前記ルーティング処理部は、接続済ノードと接続するための探索情報を生成し、生成した前記探索情報を前記リンク制御部に渡し、
    前記リンク制御部は、前記ステーションポートを選択し、前記探索情報を前記無線通信部に渡し、
    前記無線通信部は、前記探索情報を含んだ第1フレームに生成し、前記第1フレームを前記ステーションポートから1または複数の接続済ノードにマルチキャスト送信し、
    前記第1フレームは、無線通信回線が形成されていなくても他ノードに送信可能な前記無線フレームである
    請求項に記載の中継装置。
  5. 前記複数のノードの何れかに接続されている場合であって、前記複数のノードの何れにも接続されていない未接続ノードから、前記第1フレームが送信された場合、
    前記無線通信部は、前記アクセスポイントポートにより前記第1フレームを受信し、前記第1フレームに含まれる前記探索情報を前記リンク制御部に渡し、
    前記リンク制御部は、前記探索情報を前記ルーティング処理部に渡し、
    前記ルーティング処理部は、前記探索情報に基づき、前記探索情報を送信した前記未接続ノードと接続するための応答情報を生成し、生成した前記応答情報を前記リンク制御部に渡し、
    前記リンク制御部は、前記アクセスポイントポートを選択し、前記応答情報を前記無線通信部に渡し、
    前記無線通信部は、前記応答情報を含んだ第2フレームを生成し、前記第2フレームを前記アクセスポイントポートから前記未接続ノードにユニキャスト送信し、
    前記第2フレームは、無線通信回線が形成されていなくても他ノードに送信可能な前記無線フレームである
    請求項に記載の中継装置。
  6. 前記第1フレームをマルチキャスト送信したことに応じて、1または複数の接続済ノードから1または複数の前記第2フレームがユニキャスト送信された場合、
    前記無線通信部は、前記第1フレームを送信した前記ステーションポートにより1または複数の前記第2フレームを受信し、1または複数の前記第2フレームに含まれる1または複数の前記応答情報を前記リンク制御部に渡し、
    前記リンク制御部は、1または複数の前記応答情報を前記ルーティング処理部に渡し、
    前記ルーティング処理部は、1または複数の前記応答情報に基づき、前記第2フレームを送信した1または複数の接続済ノードのうち、何れか1つの接続済ノードを親ノードとして選択する
    請求項に記載の中継装置。
  7. 前記ルーティング処理部は、1または複数の前記応答情報に含まれる情報に基づき、前記第2フレームを送信した1または複数の前記接続済ノードのうち、前記木構造におけるルート位置のノードからのホップ数が最も少ない1つの前記接続済ノードを、前記親ノードとして選択する
    請求項に記載の中継装置。
  8. 前記親ノードとの間で無線通信回線を形成した場合、前記リンク制御部は、前記ルーティングテーブルを生成する
    請求項6または7に記載の中継装置。
  9. 子ノードとの間で新たに無線通信回線を形成した場合、前記リンク制御部は、前記ルーティングテーブルを更新する
    請求項6から8の何れか1項に記載の中継装置。
  10. 下流側に接続されたノードの接続関係の変更に応じて前記ルーティングテーブルが更新された場合、前記ルーティング処理部は、前記ルーティングテーブルにおける更新内容を示す通知情報を生成し、生成した前記通知情報を前記リンク制御部に渡し、
    前記リンク制御部は、前記ステーションポートを選択し、前記通知情報を前記無線通信部に渡し、
    前記無線通信部は、前記通知情報を格納した前記無線フレームを前記ステーションポートから前記親ノードに送信する
    請求項に記載の中継装置。
  11. 前記無線通信部は、次宛先となる下流側に隣接する下流側装置のネットワークアドレスが示された経路情報を含む前記無線フレームを受信し、
    前記経路情報を含む前記無線フレームを受信した場合、前記リンク制御部は、
    前記次宛先となる下流側装置のネットワークアドレスに基づき、前記次宛先となる下流側装置と無線通信回線を介して接続されたポートに割り当てられた物理アドレスである送信物理アドレス、および、前記次宛先となる下流側装置に割り当てられた物理アドレスである受信物理アドレスを取得し、
    前記複数のポートのうち、取得した前記送信物理アドレスに対応するポートを選択し、
    前記無線通信部は、選択されたポートから、前記無線フレームを前記リンク制御部により取得された前記受信物理アドレスが割り当てられた他装置へと前記無線フレームを送信する
    請求項1に記載の中継装置。
  12. 無線通信回線により接続された複数のノードを備えるネットワークシステムであって、
    前記複数のノードのそれぞれは、
    それぞれに物理アドレスが割り当てられ、それぞれが無線通信回線を介して他装置と無線フレームを送受信する複数のポートを有する無線通信部と、
    送信時において、前記複数のポートのうち、前記無線フレームを次に受け取らせる他装置と無線通信回線を介して接続されたポートを選択するリンク制御部と
    パケットを生成し、生成した前記パケットを前記リンク制御部に渡すルーティング処理部と、
    ルーティングテーブルを記憶するテーブル記憶部と、
    を備え、
    前記ルーティングテーブルは、
    最終宛先となる複数の他装置のそれぞれについて、
    ネットワークアドレスと、
    他装置にデータを送信する場合に前記無線フレームを次に受け取らせる隣接装置と無線通信回線を介して接続されたポートに割り当てられた物理アドレスである送信物理アドレスと、
    他装置にデータを送信する場合に前記無線フレームを次に受け取らせる隣接装置に割り当てられた物理アドレスである受信物理アドレスと、
    を格納し、
    送信時において、
    前記リンク制御部は、
    前記無線フレームの最終宛先となる他装置のネットワークアドレスを取得し、
    前記ルーティングテーブルから、取得したネットワークアドレスに対応する前記送信物理アドレスおよび前記受信物理アドレスを取得し、
    前記複数のポートのうち、取得した前記送信物理アドレスに対応するポートを選択し、
    前記ルーティング処理部から受け取った前記パケットを含むリンク制御フレームを前記無線通信部に渡し、
    前記無線通信部は、
    前記無線フレームを、選択されたポートから、前記リンク制御部により取得された前記受信物理アドレスが割り当てられた他装置へと送信し、
    受信時において、
    前記無線通信部は、含まれている前記受信物理アドレスが前記複数のポートのうちの何れかのポートに割り当てられた物理アドレスと一致する場合に、前記無線フレームを受信し、受信した前記無線フレームに含まれる前記リンク制御フレームを前記リンク制御部に渡し、
    前記リンク制御部は、前記無線通信部から受け取った前記リンク制御フレームを処理する場合、前記リンク制御フレームに含まれる前記パケットを前記ルーティング処理部に渡し、前記無線通信部から取得した前記リンク制御フレームの最終宛先が他装置である場合、前記パケットを前記ルーティング処理部に渡さずに、前記リンク制御フレームを前記無線通信部に渡し、
    前記リンク制御部は、前記複数のポートに割り当てられた物理アドレスとは異なる物理アドレスが割り当てられ、
    前記リンク制御部は、前記無線フレームを受信したポートに割り当てられていた物理アドレスを、前記リンク制御部に割り当てられた物理アドレスに置き換えて処理を実行する
    ネットワークシステム。
  13. 無線通信回線により接続された複数のノードを備えるネットワークシステムに備えられるノードにおいて実行される中継方法であって、
    前記ノードは
    それぞれに物理アドレスが割り当てられ、それぞれが無線通信回線を介して他装置と無線フレームを送受信する複数のポートを有する無線通信部と、
    ルーティングテーブルを記憶するテーブル記憶部と、
    を備え、
    前記ルーティングテーブルは、
    最終宛先となる複数の他装置のそれぞれについて、
    ネットワークアドレスと、
    他装置にデータを送信する場合に前記無線フレームを次に受け取らせる隣接装置と無線通信回線を介して接続されたポートに割り当てられた物理アドレスである送信物理アドレスと、
    他装置にデータを送信する場合に前記無線フレームを次に受け取らせる隣接装置に割り当てられた物理アドレスである受信物理アドレスと、
    を格納し、
    送信時において、
    ルーティング処理部が、パケットを生成し、
    リンク制御部が、前記無線フレームの最終宛先となる他装置のネットワークアドレスを取得し、
    前記リンク制御部が、前記ルーティングテーブルから、取得したネットワークアドレスに対応する前記送信物理アドレスおよび前記受信物理アドレスを取得し、
    前記リンク制御部が、前記複数のポートのうち、取得した前記送信物理アドレスに対応するポートを選択し、
    前記リンク制御部が、前記ルーティング処理部から受け取った前記パケットを含むリンク制御フレームを前記無線通信部に渡し、
    前記無線通信部が、前記無線フレームを、選択されたポートから、前記リンク制御部により取得された前記受信物理アドレスが割り当てられた他装置へと送信し、
    受信時において、
    前記無線通信部が、含まれている前記受信物理アドレスが前記複数のポートのうちの何れかのポートに割り当てられた物理アドレスと一致する場合に、前記無線フレームを受信し、受信した前記無線フレームに含まれる前記リンク制御フレームを前記リンク制御部に渡し、
    前記リンク制御部が、前記無線通信部から受け取った前記リンク制御フレームを処理する場合、前記リンク制御フレームに含まれる前記パケットを前記ルーティング処理部に渡し、前記無線通信部から取得した前記リンク制御フレームの最終宛先が他装置である場合、前記パケットを前記ルーティング処理部に渡さずに、前記リンク制御フレームを前記無線通信部に渡し、
    前記リンク制御部は、前記複数のポートに割り当てられた物理アドレスとは異なる物理アドレスが割り当てられ、
    前記リンク制御部が、前記無線フレームを受信したポートに割り当てられていた物理アドレスを、前記リンク制御部に割り当てられた物理アドレスに置き換えて処理を実行する
    中継方法。
  14. コンピュータを、無線通信回線により接続された複数のノードを備えるネットワークシステムに備えられるノードとして機能させるためのプログラムであって、
    前記ノードは
    それぞれに物理アドレスが割り当てられ、それぞれが無線通信回線を介して他装置と無線フレームを送受信する複数のポートを有する無線通信部と、
    送信時において、前記複数のポートのうち、前記無線フレームを次に受け取らせる他装置と無線通信回線を介して接続されたポートを選択するリンク制御部と、
    パケットを生成し、生成した前記パケットを前記リンク制御部に渡すルーティング処理部と、
    ルーティングテーブルを記憶するテーブル記憶部と、
    を備え、
    前記ルーティングテーブルは、
    最終宛先となる複数の他装置のそれぞれについて、
    ネットワークアドレスと、
    他装置にデータを送信する場合に前記無線フレームを次に受け取らせる隣接装置と無線通信回線を介して接続されたポートに割り当てられた物理アドレスである送信物理アドレスと、
    他装置にデータを送信する場合に前記無線フレームを次に受け取らせる隣接装置に割り当てられた物理アドレスである受信物理アドレスと、
    を格納し、
    送信時において、前記プログラムは、前記コンピュータを、
    前記リンク制御部が、
    前記無線フレームの最終宛先となる他装置のネットワークアドレスを取得し、
    前記ルーティングテーブルから、取得したネットワークアドレスに対応する前記送信物理アドレスおよび前記受信物理アドレスを取得し、
    前記複数のポートのうち、取得した前記送信物理アドレスに対応するポートを選択し、
    前記ルーティング処理部から受け取った前記パケットを含むリンク制御フレームを前記無線通信部に渡し、
    前記無線通信部が、
    前記無線フレームを、選択されたポートから、前記リンク制御部により取得された前記受信物理アドレスが割り当てられた他装置へと送信する、
    ように機能させ、
    受信時において、前記プログラムは、前記コンピュータを、
    前記無線通信部が、含まれている前記受信物理アドレスが前記複数のポートのうちの何れかのポートに割り当てられた物理アドレスと一致する場合に、前記無線フレームを受信し、受信した前記無線フレームに含まれる前記リンク制御フレームを前記リンク制御部に渡し、
    前記リンク制御部が、前記無線通信部から受け取った前記リンク制御フレームを処理する場合、前記リンク制御フレームに含まれる前記パケットを前記ルーティング処理部に渡し、前記無線通信部から取得した前記リンク制御フレームの最終宛先が他装置である場合、前記パケットを前記ルーティング処理部に渡さずに、前記リンク制御フレームを前記無線通信部に渡す、
    ように機能させ、
    前記リンク制御部は、前記複数のポートに割り当てられた物理アドレスとは異なる物理アドレスが割り当てられ、
    前記プログラムは、前記コンピュータを、
    前記リンク制御部が、前記無線フレームを受信したポートに割り当てられていた物理アドレスを、前記リンク制御部に割り当てられた物理アドレスに置き換えて処理を実行する、
    ように機能させる
    プログラム。
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