JP6032074B2 - 中継システム、中継装置、中継方法 - Google Patents

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Description

本発明は、中継システム、中継装置及び中継方法に関する。
通信ネットワークのネットワークトポロジーとして、リング型トポロジーが知られている。リング型トポロジーは、例えばブリッジやLayer 2(L2)スイッチなどの中継装置が環状に接続されたネットワーク構成である。リング型トポロジーでは、例えリングの一部に通信障害が発生しても迂回経路が確保されるため、通信ネットワークの信頼性が高まる。また、リング型トポロジーの通信ネットワーク(以下、リングネットワークという。)では、例えば宛先不明のフレームが周回することを回避するために、周回するフレームを破棄するためのブロックポイントが知られている。
上述したリングネットワークにおいて、Virtual Local Area Network(VLAN:仮想LAN)を利用することも知られている。VLANは、フレームにVLANを識別する識別子を含めることによって1つの物理的な通信ネットワークであっても複数の通信ネットワークを仮想的に実現する技術である。VLANにより、リングネットワークを構成する中継装置の有効利用が図られている。
VLANを利用したリングネットワークでは、VLAN毎にブロックポイントを設定し、最小ホップ数の通信経路を有するVLANを最適な通信経路として選択する技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−261806号公報
ところで、VLANを利用したリングネットワークに、例えば上述したような宛先不明のフレームが流入すると、VLAN毎に設定されたブロックポイントで破棄されるまでそのフレームは基本的に全ての中継装置を周回する。ところが、識別子が同じVLANでは、リング上で1つの通信経路しか割り当てることができず、その通信経路を利用できるユーザは1人である。VLANの識別子の最大数はThe Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.(IEEE)802.1Qで定められているため、識別子の数が増加していくとVLANを利用したリングネットワークを実現できなくなるおそれがある。
そこで、1つの側面では、本発明は、通信障害の影響を抑えつつ、VLANの最大数を超えるユーザ数でリングネットワークを実現できる中継システム、中継装置及び中継方法を提供する。
本明細書に開示の中継システムは、フレームを中継する中継装置がリング状に接続された中継システムであって、前記中継装置は、受信したフレームが前記中継システムの外部から前記中継システムに流入したデータフレームである場合に、同一のVLANにおいて互いに重ならずに設定された複数の通信経路に従って前記データフレームを中継する中継手段と、隣接する中継装置との間の通信障害が検出された場合に、各中継装置に記憶された情報を周回しながら収集して格納する第1の制御フレームを送信する送信手段と、受信したフレームが前記第1の制御フレームである場合であって、該第1の制御フレームに最後の中継措置に記憶された情報が格納されていたときに、前記第1の制御フレームに格納された各情報に基づいて、前記中継手段によって中継されるデータフレームに前記通信障害の影響が有るか無いかをVLAN単位に判断する判断手段と、前記情報のうち優先的に救済する通信経路を決定する優先情報に基づいて、前記判断手段によって前記通信障害の影響が有ると判断されたVLANにおける設定された通信経路を切り替える切替手段と、を有する中継システムである。
本明細書に開示の中継装置は、フレームを中継する中継装置であって、受信したフレームが前記中継装置の少なくとも3つがリング状に接続された中継システムの外部から前記中継システムに流入したデータフレームである場合に、同一のVLANにおいて互いに重ならずに設定された複数の通信経路に従って前記データフレームを中継する中継手段と、隣接する中継装置との間の通信障害が検出された場合に、前記中継システムに含まれる各中継装置に記憶された情報を周回しながら収集して格納する制御フレームを送信する送信手段と、受信したフレームが前記制御フレームである場合であって、該制御フレームに最後の中継措置に記憶された情報が格納されていたときに、前記制御フレームに格納された各情報に基づいて、前記中継手段によって中継されるデータフレームに前記通信障害の影響が有るか無いかをVLAN単位に判断する判断手段と、前記情報のうち優先的に救済する通信経路を決定する優先情報に基づいて、前記判断手段によって前記通信障害の影響が有ると判断されたVLANにおける設定された通信経路を切り替える切替手段と、を有する中継装置である。
本明細書に開示の中継方法は、フレームを中継する中継装置がリング状に接続された中継システムで実行される中継方法であって、受信したフレームが前記中継システムの外部から前記中継システムに流入したデータフレームである場合に、同一のVLANにおいて互いに重ならずに設定された複数の通信経路に従って前記データフレームを中継する中継ステップと、隣接する中継装置との間の通信障害が検出された場合に、各中継装置に記憶された情報を周回しながら収集して格納する制御フレームを送信する送信ステップと、受信したフレームが前記制御フレームである場合であって、該制御フレームに最後の中継措置に記憶された情報が格納されていたときに、前記制御フレームに格納された各情報に基づいて、前記中継ステップによって中継されるデータフレームに前記通信障害の影響が有るか無いかをVLAN単位に判断する判断ステップと、前記情報のうち優先的に救済する通信経路を決定する優先情報に基づいて、前記判断ステップによって前記通信障害の影響が有ると判断されたVLANにおける設定された通信経路を切り替える切替ステップと、を有する中継方法である。
本明細書に開示の中継システム、中継装置及び中継方法によれば、通信障害の影響を抑えつつ、VLANの最大数を超えるユーザ数でリングネットワークを実現できる。
図1は、中継システムの構成を概略的に示す図である。 図2は、ノードのブロック図の一例である。 図3(a)は、リングポートテーブルの一例である。図3(b)は、アクセスポートテーブルの一例である。図3(c)は、設定された通信経路の一例である。 図4は、監視制御部のブロック図の一例である。 図5は、ノードのハードウェア構成の一例である。 図6は、通信障害を検出したノードで実行される処理ステップを例示するフローチャートである。 図7(a)〜図7(d)は、通信障害が発生した場合におけるフレームへの影響をVLAN毎に説明するための図である。 図8は、第1制御フレームのフォーマットの一例である。 図9は、第1制御フレームを受信したノードで実行される処理ステップを例示するフローチャートである。 図10(a)は、第1制御フレームのData領域の一例である。図10(b)は、第1制御フレームのData領域の他の一例である。図10(c)は、影響判断用テーブルの一例である。 図11(a)は、影響有無テーブルの一例である。図11(b)は、切替要否テーブルの一例である。 図12は、第2制御フレームを受信したノードで実行される処理ステップを例示するフローチャートである。 図13は、第2乃至第5制御フレームのフォーマットの一例である。 図14(a)は、設定された通信経路の一例である。図14(b)は、リングポートテーブルの一例である。図14(c)は、アクセスポートテーブルの一例である。 図15は、第3制御フレームを受信したノードで実行される処理ステップを例示するフローチャートである。 図16(a)は、設定された通信経路の一例である。図16(b)は、リングポートテーブルの一例である。図16(c)は、アクセスポートテーブルの一例である。 図17は、通信障害の回復を検出したノードで実行される処理ステップを例示するフローチャートである。 図18は、第4制御フレームを受信したノードで実行される処理ステップを例示するフローチャートである。 図19(a)は、設定された通信経路の一例である。図19(b)は、リングポートテーブルの一例である。図19(c)は、アクセスポートテーブルの一例である。 図20は、第5制御フレームを受信したノードで実行される処理ステップを例示するフローチャートである。 図21(a)は、設定された通信経路の一例である。図21(b)は、リングポートテーブルの一例である。図21(c)は、アクセスポートテーブルの一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
図1は、中継システムSの構成を概略的に示す図である。
中継システムSは、ノード100−1〜100−8、光ファイバケーブル201,202及びOperations Support Systems(OSS)300を有している。中継システムSは、図1に示すように、8つのノード100−1〜100−8がリング状に接続された構成を有する。尚、中継システムSは、ノード100−1〜100−8の少なくとも3つがリング状に接続されれば実現できる。
ノード100−1〜100−8は、それぞれフレームを中継する。例えば、ノード100−1は、隣接するノード100−2から送信されたフレームを隣接するノード100−8に中継する。ノード100−1は、隣接するノード100−2と2本の光ファイバケーブル201,202で接続されている。残りのノード100−2〜100−8についても同様である。光ファイバケーブル201,202の一方は、時計回りに流れるフレームのために使用される。光ファイバケーブル201,202の他方は、反時計回りに流れるフレームのために使用される。尚、ノード100−1〜100−8としては、例えばブリッジやL2スイッチなどがある。
ノード100−1〜100−8の少なくとも1つは、中継システムSの外部に設置されたシステム外装置と光ファイバケーブルによって接続されている。システム外装置としては、例えばPersonal Computer(PC)、サーバー、ルーターなどがある。システム外装置から別のシステム外装置に向けて送信されたフレーム(以下、データフレームという。)は、中継システムSに入り、例えばノード100−3〜100−6によって中継され、別のシステム外装置に送信される。
OSS300は、ノード100−1〜100−8を管理することによって中継システムSの運用を支援する。具体的には、OSS300は中継システムSを管理する管理者によって操作される。OSS300は、操作に基づいてノード100−1〜100−8に各種の指示を与える。指示された内容に基づいてノード100−1〜100−8の各種動作が制御される。
次に、上述したノード100−1〜100−8の詳細について図2を参照して説明する。尚、ノード100−1〜100−8は、それぞれ同様の構成を有するため、一例としてノード100−1をノード100として説明する。
図2は、ノード100のブロック図の一例である。
ノード100は、第1のリングポート110、制御フレーム受信部120,121、監視制御部130、制御フレーム送信部140,141、VLAN別分割部150,151,152、中継部160、VLAN別統合部170,171,172、第2のリングポート180、第1のアクセスポート190を有している。尚、第2及び第3のアクセスポートは省略して示されている。
第1のリングポート110は、受信部111と送信部112を含んでいる。第2のリングポート180は、受信部181と送信部182を含んでいる。第1のアクセセスポート190は、受信部191と送信部192を含んでいる。第2及び第3のアクセスポートも同様である。
受信部111,181は、隣接するノード(例えば、ノード100−2やノード100−8)から送信されたフレームを受信する。受信部191は、システム外装置から送信されたフレームを受信する。受信部111,181は、フレームを受信すると、そのフレームがノード100を制御するための制御フレームであるか否かを判断する。詳細は後述するが、当該判断はフレームのVLAN tag領域に含まれるタイプ値に基づいて行われる。フレームが制御フレームである場合には、受信部111,181は対応する制御フレーム受信部120,121に制御フレームを送信する。フレームが制御フレームでない場合には、受信部111,181は対応するVLAN別分割部150,171にフレームを送信する。受信部191は、フレームをVLAN別分割部152に送信する。尚、フレームが制御フレームでない場合とは、例えばフレームがデータフレームである場合をいう。また、受信部111,181は、隣接するノード100との通信状態を管理し、これを監視制御部130に送信する。
制御フレーム受信部120,121は、受信部111,181から送信された制御フレームを受信する。制御フレーム受信部120,121は、受信した制御フレームを監視制御部130に送信する。
制御フレーム送信部140,141は、監視制御部130による制御に基づいて、各種の制御フレームを生成する。制御フレーム送信部140,141は、生成した制御フレームを対応するVLAN別分割部150,171に送信する。
VLAN別分割部150,152,171は、受信部111,181,191または制御フレーム送信部140,141から送信されたフレームを受信する。VLAN別分割部150は、受信したフレームのVLAN IDを確認する。VLAN IDは、VLANを識別するための識別子である。詳細は後述するが、VLAN IDはフレームのVLAN tag領域に含まれている。VLAN別分割部150は、VLAN IDを確認すると、受信したフレームを中継部160に送信する。具体的には、中継部160に含まれる複数のVLAN別スイッチ161のうち対応するVLAN別スイッチに送信される。このように、VLAN別分割部150によってフレームがVLAN毎に論理的に振り分けられ、VLAN毎に異なる中継処理が実行される。このため、物理的な1つの通信ネットワークが複数の論理的な通信ネットワークに分割される。
中継部160は、VLAN別分割部150,152,171からフレームを受信する。中継部160は、複数のVLAN別スイッチ161を備えている。VLAN別スイッチ161は、監視制御部130によって制御される。具体的には、監視制御部130によってVLAN別スイッチ161のオンとオフがVLAN毎に切り替えられる。VLAN別スイッチ161がオンの場合には、中継部160は受信したフレームをVLAN別統合部151,170,172のいずれかに送信する。VLAN別スイッチ161がオフの場合には、中継部160は受信したフレームを破棄する。このように、中継部160は、受信したフレームをVLAN別統合部151,170,172のいずれかに中継したりしなかったりする。尚、本実施形態では基本的にVLAN別スイッチ161はオンとなっている。
VLAN別統合部151,170,172は、中継部160から送信されたフレームをVLAN毎に受信する。VLAN別統合部151,170,172は、VLAN毎に受信したフレームを、VLANを区別せずに対応する送信部112,182,192に送信する。このように、VLAN毎に中継処理が行われ、VLAN別統合部170によって再び複数の論理的な通信ネットワークが物理的な1つの通信ネットワークに統合される。
送信部112,182,192は、VLAN別統合部151,170,172からフレームを受信する。送信部112,182は、フレームを受信すると隣接するノード(例えば、ノード100−2やノード100−8)にフレームを送信する。送信部192は、フレームを受信するとシステム外装置にフレームを送信する。尚、送信部112,182は、隣接するノード100との通信状態を管理し、これを監視制御部130に送信する。
このように、ノード100は一方向に流れるフレームを隣接するノードにVLAN毎に中継したり中継しなかったりする。逆方向に流れるフレームについても同様である。例えば、隣接するノードから受信部111が受信したフレームは、中継部160によってVLAN毎に中継可否が判断されて、送信部182から隣接するノードに送信されたり、送信部192からシステム外装置に送信されたりする。隣接するノードから受信部181が受信したフレームは、中継部160によってVLAN毎に中継可否が判断されて、送信部112から隣接するノードに送信されたり、送信部192からシステム外装置に送信されたりする。
OSS通信部193は、OSS300と通信する。OSS通信部193は、OSS300によって指示された指示内容を受信して、監視制御部130に送信する。監視制御部130は、受信した指示内容に基づいて中継部160の中継可否を切り替える。すなわち、中継部160は、手動によるスイッチ設定も可能である。この結果、回線効率の良い通信経路の設定が可能となる。OSS通信部193は、中継部160のオン/オフの状況をOSS300に送信する。
テーブル記憶部194は、各種のテーブルを記憶する。テーブル記憶部194は、例えばリングポートテーブル、アクセスポートテーブル、影響判断用テーブル、影響有無テーブル及び切替要否テーブルを記憶する。テーブル記憶部193は、監視制御部130によって参照され、必要に応じてテーブルの内容が書き替えられる。
続いて、上述したリングポートテーブル及びアクセスポートテーブルの詳細について図3を参照して説明する。
図3(a)は、リングポートテーブルの一例である。図3(b)は、アクセスポートテーブルの一例である。図3(c)は、設定された通信経路の一例である。尚、リングポートテーブル及びアクセスポートテーブルのいずれもがVLAN ID「0」〜「4095」を有するが、一例としてVLAN ID「100」の場合を説明する。後述するリングポートテーブル及びアクセスポートテーブルについても同様である。また、リングポートテーブルもアクセスポートテーブルも、ノード100−1〜100−8のそれぞれに記憶される。
リングポートテーブルは、図3(a)に示すように、VLAN、Port、送受設定及び変更有無を有する。VLANは、VLAN IDを示している。Portは、第1及び第2のリングポート110,180のそれぞれに割り当てられたポート番号を示している。例えば、第1のリングポート110にポート番号「1」が接続端部として割り当てられる。第2のリングポート180にポート番号「2」が接続端部として割り当てられる。送受設定は、第1及び第2のリングポート110,180の送受可否を示している。例えば、第1のリングポート110に送受信させる場合には、送受設定「ON」が登録される。この結果、受信部111は受信可能となり、送信部112は送信可能となる。逆に、第1のリングポート110に送受信させない場合には、送受設定「OFF」が登録される。第2のリングポート180も同様である。送受設定は、監視制御部130によって書き替えられる。変更有無は、通信経路の変更有無を示している。例えば、OSS300を通じて手動で通信経路が設定された後に、通信経路が変更された場合、変更有無「有」に書き替えられる。通信経路が監視制御部130によって変更されてから、OSS300を通じて手動で設定された通信経路に戻された場合、変更有無「無」に書き替えられる。
アクセスポートテーブルは、図3(b)に示すように、VLAN、Port、送受設定及び優先度を有する。VLANは、VLAN IDを示している。Portは、第1乃至第3のアクセスポート190にそれぞれ割り当てられたポート番号を示している。例えば、第1のアクセスポート190にポート番号「3」が割り当てられる。第2のアクセスポートにポート番号「4」が割り当てられる。第3のアクセスポートにポート番号「5」が割り当てられる。送受設定は、第1乃至第3のアクセスポート190の送受可否を示している。例えば、第1のアクセスポート190に送受信させる場合には、送受設定「ON」が登録される。この結果、受信部191は受信可能となり、送信部192は送信可能となる。逆に、第1のアクセスポート190に送受信させない場合には、送受設定「OFF」が登録される。第2及び第3のアクセスポートも同様である。送受設定は、監視制御部130によって書き替えられる。優先度は、通信障害が発生した場合に、救済する通信経路の優先度を示している。優先度「High」は、通信障害が発生した場合に、救済する通信経路を示している。優先度「Low」は、通信障害が発生した場合に、救済しない通信経路を示している。優先度「-」は、通信経路が設定されていないことを示している。尚、優先度「High」は、同一のVLAN(例えばVLAN「100」)において、1つの通信経路にのみ設定できる。優先度「Low」は、同一のVLAN(例えばVLAN「100」)において、複数の通信経路に設定できる。
以上説明したリングポートテーブル及びアクセステーブルによって、中継システムSは、図3(c)に示すように、通信経路R1,R2が一意に決定される。通信経路R1,R2は、例えば回線効率などに基づいてOSS300を通じて決定される。図3(c)において、ノード100−1にはその中にノードID「1」が示されている。残りのノード100−2〜100−8についても同様である。また、各ノード100−1〜100−8の外には、Port IDが示されている。例えば、ノード100−3のアクセスポート「5」には、図3(b)を参照すると、優先度「High」が登録されている。ノード100−3のリングポート「1」には、図3(a)を参照すると、送受設定「OFF」が登録され、リングポート「2」には、送受設定「ON」が登録されている。このため、アクセスポート「5」からノード100−3に流入したデータフレームFは、リングポート「2」を介してノード100−4に中継される。そして、ノード100−6のアクセスポート「5」から流出する。データフレームfについても同様に中継システムSに流入し、中継システムSから流出する。このように、送受設定「ON」及び「OFF」、並びに優先度「High」及び「Low」によって通信障害が発生した場合に救済する通信経路R1と救済しない通信経路R2が設定される。尚、優先度「High」の通信経路R1と優先度「Low」の通信経路R2は互いに重ならずに設定されている。このため、VLANの最大数を超えるユーザ数で中継システムSを利用できる。また、各ノードのリングポート「1」は、隣接するノードのリングポート「2」と接続されている。
続いて、上述した監視制御部130の詳細について図4を参照して説明する。
図4は、監視制御部130のブロック図の一例である。
監視制御部130は、図4に示すように、通信障害検出部131、影響有無判断部132及び通信経路切替部133を含んでいる。
通信障害検出部131は、受信部111,181及び送信部112,182から送信される通信状態に基づいて、隣接するノードとの間の通信障害を検出する。例えば、光ファイバケーブル201,202の断線や光ファイバケーブルの汚染などによって、受信部111,181や送信部112,182による光通信が不可能となり、通信状態が送信されなくなった場合に通信障害が検出される。通信障害検出部131は、通信障害を検出した場合、制御フレーム送信部140,141に制御フレームを生成させる。例えば、受信部111又は送信部112から通信状態が送信された場合には、制御フレーム送信部140に制御フレームを生成させる。受信部181又は送信部182から通信状態が送信された場合には、制御フレーム送信部141に制御フレームを生成させる。
影響有無判断部132は、制御フレーム受信部120,121によって受信された制御フレームが各ノード100−1〜100−8に記憶された情報を収集して格納した第1制御フレームである場合であって、該第1制御フレームに最後のノードに記憶された情報が格納されていたときに、第1制御フレームに格納された各情報に基づいて、中継部160によって中継されるデータフレームに通信障害の影響が有るか無いかをVLAN単位に判断する。
通信経路切替部133は、第1制御フレームに格納された各情報のうち優先的に救済する通信経路を決定する優先度としての優先情報に基づいて、影響有無判断部132によって通信障害の影響が有ると判断されたVLANにおける設定された通信経路を切り替える。例えば、通信経路切替部133は、テーブル記憶部134に記憶されたリングポートテーブル及びアクセスポートテーブルの登録内容を書き替える。さらに、通信経路切替部133は、受信部111,181,191によるデータフレームの受信及び受信停止並びに送信部112,182,192によるデータフレームの送信及び送信停止を切り替える。これらの処理によって、データフレームの通信経路がVLAN毎に切り替えられる。
続いて、上述したノード100のハードウェア構成について図5を参照して説明する。
図5は、ノード100のハードウェア構成の一例である。
ノード100は、Central Processing Unit(CPU)100a、Random Access Memory(RAM)100b、及びField-Programmable gate array(FPGA)100cを含んでいる。ノード100は、Small Form-Factor Pluggable(SFP)111a,112a,181a,182a,191a,192a、Physical Layer Chip(PHYチップ)111b,112b,181b,182b,191b,192b及びRegistered Jack 45(RJ−45)を含んでいる。これらの各機器は、電気信号を通信する通信路100dに接続されている。少なくともCPU100aとRAM100bとが協働することによってコンピュータが実現される。
具体的には、RAM100bは、例えばROMなどに記憶されたプログラムを読み込む。読み込まれたプログラムをCPU100aが実行することにより、監視制御部130の通信障害検出部131、影響有無判断部132及び通信経路切替部133の機能が実現される。また、読み込まれたプログラムをCPU100aが実行することにより、後述するノード100の動作が実行される。尚、制御プログラムは、後述するフローチャートに応じたものとすればよい。また、RAM100bには上述した各種のテーブルが記憶される。
SFP111a,182aは、光ファイバケーブル201と接続される。SFP112a,181aは、光ファイバケーブル202と接続される。SFP191a,192aは、システム外装置と繋がる光ファイバケーブルと接続される。SFP111a,112a,181a,182a,191a,192aは、光信号を電気信号に変換したり、電気信号を光信号に変換したりする。
PHYチップ111b,112b,181b,182b,191b,192bは、アナログ形式の電気信号をデジタル形式のフレームに変換したり、デジタル形式のフレームをアナログ形式の電気信号に変換したりする。また、PHYチップ111b,112b,181b,182b,191b,192bは、フレームが制御フレームであるか否かを判断する。さらに、PHYチップ111b,112b,181b,182b,191b,192bは、CPU100aによる制御に基づいて、フレームを送受したり送受停止したりする。
RJ−45 193aは、例えばLANケーブルの一端と接続される。LANケーブルの他端には、OSS300が接続される。
FPGA100cは、設計に基づいてプログラミングされることにより、制御フレーム受信部120,121、制御フレーム送信部140,141、VLAN別分割部150,151,152、中継部160及びVLAN別分割部170,171,172の機能を実現する。
続いて、通信障害が発生した場合のノード100の動作について説明する。
まず、通信障害を検出したノード100の動作について図6乃至図8を参照して説明する。
図6は、通信障害を検出したノード100で実行される処理ステップを例示するフローチャートである。図7(a)〜図7(d)は、通信障害が発生した場合におけるフレームF,fへの影響をVLAN毎に説明するための図である。図8は、第1制御フレームのフォーマットの一例である。
図6に示すように、通信障害検出部131は、通信障害を検出したか否かを判断する(ステップS101)。上述したように、通信障害の検出は、受信部111,181や送信部112,182から送信される通信状態に基づいて行われる。例えば、図7(a)〜図7(d)に示すように、ノード「4」とノード「5」との間に通信障害が発生すると、ノード「4」のリングポート「2」(図3(c)参照)を通じて通信障害が検出される。尚、ノード「5」のリングポート「1」を通じて通信障害が検出されてもよい。通信障害検出部131によって通信障害が検出されない場合(ステップS101:NO)、処理を終了する。一方、通信障害検出部131によって通信障害が検出された場合(ステップS101:YES)、制御フレーム送信部141は、自ノードのアクセスポートの情報を格納した第1制御フレームを生成する(ステップS102)。
制御フレーム送信部141によって生成される第1制御フレームは、図8に示すように、Destination Address(DA:宛先アドレス)領域、Source Address(SA:送信元アドレス)領域、VLAN tag領域、Type領域、Data領域、Frame Check Sequence(FCS:フレーム検査シーケンス)領域を含んでいる。特に、VLAN tag領域に格納されるタイプ値によって、制御フレームの種類が判断される。例えば、第1制御フレームには、タイプ値「0xfff4」が割り当てられるため、受信部111,181は、受信したフレームが第1制御フレームであると判断できる。また、VLAN tag領域で指定されるタグ制御情報によってVLAN IDが特定される。さらに、Data領域に格納される各種情報によって、受信部111,181は、最後のフレームであるか否か、各通信経路の接続情報等を判断できる。
制御フレーム送信部141は、ステップS102の処理ステップが完了すると、次いで通信障害を検出したリングポートと逆のリングポートから第1制御フレームを送信する(ステップS103)。例えば、図7(a)〜図7(d)に示すように、ノード「4」のリングポート「2」によって通信障害が検出されると、第1制御フレームは、ノード「4」のリングポート「1」から送信される。すなわち、ノード「4」の送信部112から第1制御フレームが送信される。
尚、通信障害が発生した場合、図7(a)〜図7(d)に示すように、通信障害の影響を受ける通信経路R1,R2(又はフレームF,f)は、VLAN毎に相違する。例えば、VLAN「100」の場合、図7(a)に示すように、通信経路R1(又はフレームF)は、通信障害の影響を受けるが、通信経路R2(又はフレームf)は通信障害の影響を受けない。同様に、VLAN「101」の場合、図7(b)に示すように、通信経路R1(又はフレームF)は、通信障害の影響を受けない。VLAN「102」の場合、図7(c)に示すように、通信経路R2(又はフレームf)は、通信障害の影響を受ける。VLAN「103」の場合、図7(d)に示すように、通信経路R2(又はフレームf)は、通信障害の影響を受けない。このため、通信障害の影響を受けるVLANに限定して通信経路R1,R2を切り替えれば、通信障害の影響を受けないVLANについては切替処理に伴う瞬断の影響を受けずに継続利用ができる。
次に、第1制御フレームを受信したノードの100の動作について図9乃至図11等を参照して説明する。
図9は、第1制御フレームを受信したノード100で実行される処理ステップを例示するフローチャートである。図10(a)は、第1制御フレームのData領域の一例である。図10(b)は、第1制御フレームのData領域の他の一例である。図10(c)は、影響判断用テーブルの一例である。図11(a)は、影響有無テーブルの一例である。図11(b)は、切替要否テーブルの一例である。
図9に示すように、まず、制御フレーム受信部121は第1制御フレームを受信する(ステップS201)。より詳細には、受信部181がフレームを受信し、受信したフレームが制御フレームであるか否かを判断する。受信部181が受信したフレームが制御フレームである場合、受信部181から送信された制御フレームを制御フレーム受信部121が受信する。尚、制御フレームであるか否か、及び制御フレームの種類が何であるかは、フレームのVLAN tag領域に格納された情報に基づいて判断される。
ここで、通信障害がノード「4」によって検出された場合、ノード「4」から送信される第1制御フレームは、図10(a)に示すように、ノード「4」に記憶された各種情報を格納する。ノード「4」では、VLAN「100」〜「103」のいずれにおいても優先度が設定されていないため、優先度が設定されていないことを表す優先度「0」が格納される。そして、ノード「4」の情報が格納されていることを表す情報「有」が格納される。一方、ノード「4」以外のノード「1」〜「3」及び「5」〜「8」については、第1制御フレームが到達していないため、情報が格納されていないことを表す情報「無」が格納される。
制御フレーム受信部121によって第1制御フレームが受信されると、次いで、影響有無判断部132は、第1制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が発生しているか否かを判断する(ステップS202)。例えば、ノード「4」から第1制御フレームが送信され、隣接するノード「3」が第1制御フレームを受信した場合(図7参照)、受信したリングポート「2」(図3(c)参照)と逆のリングポート「1」側では通信障害が発生していない。このため、影響有無判断部132は、第1制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が発生していないと判断する(ステップS202:NO)。
次いで、影響有無判断部132は、自ノードのアクセスポートの情報を第1制御フレームに格納する(ステップS203)。この結果、ノード「4」の情報が格納されている第1制御フレームに、新たにノード「3」に記憶された情報が格納される。次いで、制御フレーム送信部141は、受信したリングポートと逆のリングポートから第1制御フレームを送信する(ステップS204)。例えば、図7(a)〜図7(d)に示すように、ノード「3」のリングポート「2」から第1制御フレームを受信した場合、第1制御フレームは、ノード「3」のリングポート「1」から送信される。すなわち、ノード「3」の送信部112から第1制御フレームが送信される。
このように、第1制御フレームはノード「2」、「1」、「8」、「7」、「6」の順に各ノードに記憶された情報を収集しながら中継されていく。すなわち、第1制御フレームは中継システムSを周回する。そして、ノード「5」が第1制御フレームを受信する場合、図10(b)に示すように、第1制御フレームには、ノード「1」〜「4」及び「6」〜「8」の情報が格納されている。例えば、VLAN「100」では、ノード「3」は優先度「High」が登録されたアクセスポートがあり、リングポート「2」と接続されている。ノード「2」は優先度「Low」が登録されたアクセスポートがあり、リングポート「1」と接続されている。このような情報が格納された第1制御フレームをノード「5」が受信する。
ここで、ノード「5」が第1制御フレームを受信すると、上述したように、受信したリングポートと逆のリングポートで通信障害が発生しているか否か判断される(S202)。ノード「5」のリングポート「2」が第1制御フレームを受信した場合、リングポート「2」と逆のリングポート「1」側では、通信障害が発生している。このため、影響有無判断部132は、第1制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が発生していると判断する(ステップS202:YES)。
影響有無判断部132は、次いで、受信した第1制御フレームの情報と自ノードの情報に基づいて、影響判断用テーブルを生成する(ステップS205)。影響判断用テーブルは、図10(c)に示すように、第1制御フレームに格納された情報とノード「5」に記憶された情報とを含むテーブルである。影響判断用テーブルにより、中継システムSに設定された通信経路R1,R2がVLAN毎に特定される。すなわち、図10(c)に示す影響判断用テーブルは、図7(a)〜(d)に示すVLAN毎に設定された通信経路R1,R2を表している。
影響有無判断部132は、次いで、影響有無テーブルを生成する(ステップS206)。より詳しくは、影響判断用テーブルと以下に記載する判断手法1とに基づいて、影響有無テーブルを生成する。影響有無テーブルは、図11(a)に示すように、VLAN、高優先、及び低優先を有する。高優先は、優先度「High」の通信経路R1を表す。低優先は、優先度「Low」の通信経路R2を表す。そして、通信経路R1,R2に影響が有るか無いかについてVLAN毎に「有り」、「無し」が登録される。
[判断手法1]
第1制御フレームをリングポート「2」から受信した場合、それぞれのVLANにおいて、
(A)影響有無テーブルを左から検索して、優先度「High」がリングポート「2」、リングポート「1」の順で格納されている場合、高優先に「有り」が登録される。
(B)影響有無テーブルを左から検索して、優先度「High」がリングポート「1」、リングポート「2」の順で格納されている場合、高優先に「無し」が登録される。
(C)影響有無テーブルを左から検索して、優先度「Low」がリングポート「2」、リングポート「1」の順で格納されている場合、低優先に「有り」が登録される。
(D)影響有無テーブルを左から検索して、優先度「Low」がリングポート「1」、リングポート「2」の順で格納されている場合、低優先に「無し」が登録される。
尚、第1制御フレームをリングポート「1」から受信した場合、判断手法1の格納順序を逆にして判断すればよい。
次いで、影響有無判断部132が切替要否テーブルを生成し、通信経路切替部133が自ノードの通信経路を切り替える(ステップS207)。より詳しくは、まず、影響有無テーブルと以下に記載する判断手法2とに基づいて、切替要否テーブルを生成する。切替要否テーブルは、図11(b)に示すように、VLAN及び切替要否を有する。通信経路R1,R2についてVLAN毎に「切替要」、「切替不要」が登録される。
[判断手法2]
それぞれのVLANにおいて、
(A)影響有無テーブルの高優先が「有り」なら、「切替要」が登録される。
(B)影響有無テーブルの高優先が「無し」で低優先が「有り」なら、「切替要」が登録される。
(C)影響有無テーブルの高優先が「無し」で低優先が「無し」なら、「切替不要」が登録される。
すなわち、影響有無テーブルの高優先と低優先のいずれか一方が「有り」なら、「切替要」が登録される。
切替要否テーブルが生成されると、通信経路切替部133が自ノードの通信経路を切り替える。具体的には、後述する図14(b)に示すように、自ノード(例えば、ノード「5」)のリングポートテーブルのうち、通信障害が発生した側のリングポートの送受設定を「OFF」に書き替え、変更有無を「有」に書き替える。通信経路切替部133は、書き替えられらリングポートテーブルに基づいて、通信障害が発生した側のリングポートによる送受信を停止する。通信経路が切り替えられることで、通信障害が発生した側へのフレームの送信が止まる。
制御フレーム送信部141は、ステップS207の処理ステップが完了すると、次いで第1制御フレームを受信したリングポートと同じリングポートから第2制御フレームを送信する(ステップS208)。例えばノード「5」において、リングポート「2」によって第1制御フレームを受信した場合、第2制御フレームはリングポート「2」から送信される。
次に、第2制御フレームを受信したノード100の動作について図12乃至図14を参照して説明する。
図12は、第2制御フレームを受信したノード100で実行される処理ステップを例示するフローチャートである。図13は、第2乃至第5制御フレームのフォーマットの一例である。図14(a)は、設定された通信経路の一例である。図14(b)は、リングポートテーブルの一例である。図14(c)は、アクセスポートテーブルの一例である。
図12に示すように、まず、制御フレーム受信部121は第2制御フレームを受信する(ステップS301)。制御フレーム受信部121による第2制御フレームの受信は、上述した第1制御フレームの受信と同様である。
制御フレーム送信部141によって送信される第2制御フレームは、図13に示すように、Destination Address(DA:宛先アドレス)領域、Source Address(SA:送信元アドレス)領域、VLAN tag領域、Type領域、Data領域、Frame Check Sequence(FCS:フレーム検査シーケンス)領域を含んでいる。特に、VLAN tag領域に格納されるタイプ値によって、制御フレームの種類が判断される。例えば、第2制御フレームには、タイプ値「0xfff0」が割り当てられるため、受信部111,181は、受信したフレームが第2制御フレームであると判断できる。後述する第3乃至第5制御フレームについても同様に、割り当てられたタイプ値「0xfff1」、「0xfff2」、「0xfff2」によって判断される。また、Data領域には切替要否情報又は切戻要否情報が格納される。切替要否情報は、切替要否テーブルに登録された情報である。切戻要否情報は、切替要否情報によって切り替えられた通信経路を元に戻すための情報である。
制御フレーム受信部121によって第2制御フレームが受信されると、通信経路切替部133は、通信経路を切り替える(ステップS302)。具体的には、通信経路切替部133は、切替要否情報に基づいて、切替要のVLANのリングポートテーブル及びアクセスポートテーブルを書き替える。さらに、通信経路切替部133は、書き替えられたリングポートテーブル及びアクセスポートテーブルに基づいて、受信部111,181,191及び送信部112,182,192の送受を切り替える。
例えば、図14(a)に示すように、ノード「5」から第2制御フレームが送信された場合、まずノード「6」が第2制御フレームを受信する。ノード「6」のアクセスポートテーブルを参照すると、図14(c)に示すように、アクセスポート「5」に優先度「High」が登録されているため、通信経路切替部133はアクセスポートテーブルを書き替えない。さらに、第2制御フレームは順々にノードを周回し、ノード「8」が第2制御フレームを受信する。ノード「8」のアクセスポートテーブルには、優先度「Low」が登録されているため、通信経路切替部133はアクセスポートテーブルを書き替える。具体的には、図14(c)に示すようにアクセスポート「4」の送受設定を「ON」から「OFF」に書き替える。そして、通信経路切替部133はアクセスポート「4」の送受を停止する。すなわち、第2のアクセスポートに含まれる受信部及び送信部によるフレームfの送受が停止される。この結果、図14(a)に示すように、フレームfのノード「8」への流入が停止する。
このように、第2制御フレームは順々に各ノードを周回し、切替要のVLANのアクセスポートテーブルの優先度に「Low」が登録されていれば、送受設定を「ON」から「OFF」に切り替える。そして、通信経路切替部133は対応するアクセスポートの送受を停止する。この結果、図14(a)に示すように、フレームfの中継システムSへの流入が停止する。
通信経路切替部133によって通信経路が切り替えられると、次いで、影響有無判断部132は、第2制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が発生しているか否かを判断する(ステップS303)。例えば、図14(a)に示すように、ノード「1」〜「3」及び「6」〜「8」では、第2制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が発生していない。このように、第2制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が発生していないと判断された場合(ステップS303:NO)、制御フレーム送信部141は、受信したリングポートと逆のリングポートから第2制御フレームを送信する(ステップS304)。
一方、ノード「4」では、第2制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が発生している。このように、第2制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が発生していると判断された場合(ステップS303:YES)、通信経路切替部133が自ノードの通信経路を切り替える(ステップS305)。具体的には、図14(b)に示すように、自ノードのリングポートテーブルのうち、通信障害が発生した側のリングポートの送受設定を「OFF」に書き替え、変更有無を「有」に書き替える。通信経路切替部133は、書き替えられたリングポートテーブルに基づいて、通信障害が発生した側のリングポートによる送受信を停止する。通信経路が切り替えられることで、通信障害が発生した側へのフレームの送信が止まる。
通信経路切替部133によって通信経路が切り替えられると、制御フレーム送信部141は、受信したリングポートと同じリングポートから第3制御フレームを送信する(ステップS305)。例えばノード「4」において、リングポート「1」によって第2制御フレームを受信した場合、第3制御フレームはリングポート「1」から送信される。
次に、第3制御フレームを受信したノード100の動作について図15及び図16を参照して説明する。
図15は、第3制御フレームを受信したノード100で実行される処理ステップを例示するフローチャートである。図16(a)は、設定された通信経路の一例である。図16(b)は、リングポートテーブルの一例である。図16(c)は、アクセスポートテーブルの一例である。
図15に示すように、まず、制御フレーム受信部121は第3制御フレームを受信する(ステップS401)。制御フレーム受信部121による第3制御フレームの受信は、上述した第1制御フレーム及び第2制御フレームの受信と同様である。
制御フレーム受信部121によって第3制御フレームが受信されると、通信経路切替部133は、通信経路を切り替える(ステップS402)。具体的には、通信経路切替部133は、切替要否情報に基づいて、切替要のVLANのリングポートテーブルを書き替える。さらに、通信経路切替部133は、書き替えられたリングポートテーブルに基づいて、受信部111,181及び送信部112,182の送受信を切り替える。
例えば、図16(a)に示すように、ノード「4」から第3制御フレームが送信された場合、まずノード「3」が第3制御フレームを受信する。ノード「3」のリングポートテーブルには、送受設定「OFF」が登録されているため、通信経路切替部133はリングポートテーブルを書き替える。具体的には、図14(b)に示すように、ノード「3」のリングポート「1」の送受設定が「OFF」から「ON」に書き替えられ、変更有無が「有」に書き替えられる。そして、通信経路切替部133はリングポート「1」の送受を可能にする。この結果、図16(a)に示すように、フレームFがノード「2」へ送信される。
通信経路切替部133によって通信経路が切り替えられると、次いで、影響有無判断部132は、第3制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が発生しているか否かを判断する(ステップS403)。例えば、図16(a)に示すように、ノード「1」〜「3」及び「6」〜「8」では、第3制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が発生していない。このように、第3制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が発生していないと判断された場合(ステップS303:NO)、制御フレーム送信部141は、受信したリングポートと逆のリングポートから第3制御フレームを送信する(ステップS404)。
このように、第3制御フレームは順々に各ノードを周回し、切替要のVLANにおけるリングポートテーブルの送受設定に「OFF」が登録されていれば、すべての送受設定を「OFF」から「ON」に切り替える。そして、通信経路切替部133は対応するリングポートの送受を可能にする。この結果、図16(a)に示すように、システム外装置から中継システムSに流入したフレームFは、切替前の通信経路R1と異なる通信経路に従って、別のシステム外装置に中継される。一方、切替不要と判断されたVLANは、通信経路が切り替えられないため、切替処理に伴う通信経路の瞬断は発生せず、中継システムSを継続して利用できる。また、第1制御フレーム、第2制御フレーム、第3制御フレームという順番で制御フレームが周回するため、優先度の低い通信経路を利用するユーザのフレームが優先度の高い通信経路に流れたり、その逆の現象が発生したりすることが回避できる。さらに、この順番が維持されることで、フレームが中継システムS内をループすることも回避できる。
続いて、通信障害が回復した場合のノード100の動作について説明する。
図17は、通信障害の回復を検出したノード100で実行される処理ステップを例示するフローチャートである。
図17に示すように、通信障害検出部131は、通信障害の回復を検出したか否かを判断する(ステップS501)。障害回復の検出は、受信部111,181や送信部112,182から送信される通信状態に基づいて行われる。例えば、ノード「4」とノード「5」との間の通信障害が回復すると、ノード「4」のリングポート「2」を通じて通信障害の回復が検出される。尚、ノード「5」のリングポート「1」を通じて通信障害の回復が検出されてもよい。通信障害検出部131によって通信障害の回復が検出されない場合(ステップS501:NO)、処理を終了する。
一方、通信障害検出部131によって通信障害の回復が検出された場合(ステップS501:YES)、通信経路切替部133は、自ノードの通信経路を切り替える(ステップS502)。具体的には、自ノード(例えば、ノード「4」)のリングポートテーブルのうち、通信障害が回復した側のリングポートの変更有無が「有」なら、送受設定が「OFF」から「ON」に書き替えられ、変更有無が「有」から「無」に書き替えられる。通信経路切替部133は、書き替えられたリングポートテーブルに基づいて、通信障害が回復した側のリングポートによる送受信を可能にする。通信経路が切り替えられることで、通信障害が回復した側へフレームFが送信される。
通信経路切替部133によって通信経路が切り替えられると、制御フレーム送信部141は、通信障害の回復を検出したリングポートと逆のリングポートから第4制御フレームを送信する(ステップS503)。例えば、ノード「4」のリングポート「2」によって通信障害の回復が検出されると、第4制御フレームは、ノード「4」のリングポート「1」から送信される。すなわち、ノード「4」の送信部112から第4制御フレームが送信される。
次に、第4制御フレームを受信したノードの100の動作について図18及び図19を参照して説明する。
図18は、第4制御フレームを受信したノード100で実行される処理ステップを例示するフローチャートである。図19(a)は、設定された通信経路の一例である。図19(b)は、リングポートテーブルの一例である。図19(c)は、アクセスポートテーブルの一例である。
図18に示すように、まず、制御フレーム受信部121は第4制御フレームを受信する(ステップS601)。制御フレーム受信部121による第4制御フレームの受信は、上述した第1乃至第3制御フレームの受信と同様である。
制御フレーム受信部121によって第4制御フレームが受信されると、通信経路切替部133は、通信経路を切り替える(ステップS602)。具体的には、通信経路切替部133は、切戻要否情報に基づいて、切り替えられていたVLANのリングポートテーブルを書き替える。さらに、通信経路切替部133は、書き替えられたリングポートテーブルに基づいて、受信部111,181及び送信部112,182の送受信を切り替える。
例えば、図19(a)に示すように、ノード「4」から第4制御フレームが送信された場合、まずノード「3」が第4制御フレームを受信する。ノード「3」のリングポートテーブルを参照すると、変更有無「有」が登録されていたため、通信経路切替部133はリングポートテーブルを書き替える。具体的には、図19(b)に示すように、リングポート「1」の送受設定を「ON」から「OFF」に書き替え、変更有無を「無」に書き替える。そして、通信経路切替部133はリングポート「1」の送受を停止にする。この結果、図19(a)に示すように、フレームFのノード「2」への送信が停止される。
通信経路切替部133によって通信経路が切り替えられると、次いで、影響有無判断部132は、第4制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が回復しているか否かを判断する(ステップS603)。例えば、図19(a)に示すように、ノード「1」〜「3」及び「6」〜「8」では、第4制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が発生していない。このように、第4制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が発生していないと判断された場合(ステップS603:NO)、制御フレーム送信部141は、受信したリングポートと逆のリングポートから第4制御フレームを送信する(ステップS604)。
一方、ノード「5」では、第4制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が回復している。このように、第4制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が回復していると判断された場合(ステップS603:YES)、通信経路切替部133が自ノードの通信経路を切り替える(ステップS605)。具体的には、変更有無「有」に基づいて、図19(b)に示すように、自ノードのリングポートテーブルのうち、通信障害が回復した側のリングポートの送受設定が「ON」に書き替えられ、変更有無が「無」に書き替えられる。通信経路切替部133は、書き替えられたリングポートテーブルに基づいて、通信障害が回復した側のリングポートによる送受信を可能にする。通信経路が切り替えられることで、通信障害が回復した側へフレームFが送信される。
通信経路切替部133によって通信経路が切り替えられると、制御フレーム送信部141は、受信したリングポートと同じリングポートから第5制御フレームを送信する(ステップS606)。例えばノード「5」において、リングポート「2」によって第4制御フレームを受信した場合、第5制御フレームはリングポート「2」から送信される。
このように、第4制御フレームは順々に各ノードを周回し、切り替えられていたVLANにおけるリングポートテーブルの送受設定を変更有無「有」に基づいて書き替える。例えば、変更有無「有」に対応する送受設定に「OFF」が登録されていれば「ON」に書き替え、対応する送受設定に「ON」が登録されていれば「OFF」に書き替える。書き替え後、変更有無を「無」に書き替える。そして、通信経路切替部133は、書き替えられたリングポートテーブルに基づいて、対応するリングポートの送受を可能にしたり、停止したりする。この結果、図19(a)に示すように、システム外装置から中継システムSに流入したフレームFは、通信障害が発生する前の通信経路R1に従って、別のシステム外装置に中継される。
次に、第5制御フレームを受信したノード100の動作について図20及び図21を参照して説明する。
図20は、第5制御フレームを受信したノード100で実行される処理ステップを例示するフローチャートである。図21(a)は、設定された通信経路の一例である。図21(b)は、リングポートテーブルの一例である。図21(c)は、アクセスポートテーブルの一例である。
図20に示すように、まず、制御フレーム受信部120は第5制御フレームを受信する(ステップS701)。制御フレーム受信部120による第5制御フレームの受信は、上述した第1乃至第4制御フレームの受信と同様である。
制御フレーム受信部120によって第5制御フレームが受信されると、通信経路切替部133は、通信経路を切り替える(ステップS702)。具体的には、通信経路切替部133は、切戻要否情報に基づいて、切り替えられていたVLANのアクセスポートテーブルを書き替える。さらに、通信経路切替部133は、書き替えられたアクセスポートテーブルに基づいて、受信部191及び送信部192の送受を切り替える。
例えば、図21(a)に示すように、ノード「5」から第5制御フレームが送信された場合、まずノード「6」が第5制御フレームを受信する。ノード「6」のアクセスポートテーブルを参照すると、図21(c)に示すように、アクセスポート「5」に優先度「High」が登録されているため、通信経路切替部133はアクセスポートテーブルを書き替えない。さらに、第5制御フレームは順々にノードを周回し、ノード「8」が第5制御フレームを受信する。ノード「8」のアクセスポートテーブルを参照すると、図21(c)に示すように、アクセスポート「4」に優先度「Low」が登録されているため、通信経路切替部133はアクセスポートテーブルを書き替える。具体的には、アクセスポート「4」の送受設定を「OFF」から「ON」に書き替える。そして、通信経路切替部133はアクセスポート「4」の送受を可能にする。この結果、図21(a)に示すように、フレームfがノード「8」に流入する。
通信経路切替部133によって通信経路が切り替えられると、次いで、影響有無判断部132は、第5制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が回復しているか否かを判断する(ステップS703)。例えば、図21(a)に示すように、ノード「1」〜「3」及び「6」〜「8」では、第5制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が回復していない。このように、第5制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が回復していないと判断された場合(ステップS703:NO)、制御フレーム送信部141は、受信したリングポートと逆のリングポートから第5制御フレームを送信する(ステップS704)。
一方、ノード「4」では、第5制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が発生している。このように、第5制御フレームを受信したリングポートと逆のリングポート側で通信障害が回復していると判断された場合(ステップS703:YES)、処理を終了する。
このように、第5制御フレームは順々に各ノードを周回し、切り替えられていたVLANのアクセスポートテーブルの優先度に「Low」が登録されていれば、送受設定を「OFF」から「ON」に切り替える。そして、通信経路切替部133は対応するアクセスポートの送受を可能にする。この結果、図21(a)に示すように、フレームfの中継システムSへの流入が再開する。また、第4制御フレーム、第5制御フレームという順番で制御フレームが周回するため、優先度の低い通信経路を利用するユーザのフレームが優先度の高い通信経路に流れたり、その逆の現象が発生したりすることが回避できる。さらに、この順番が維持されることで、フレームが中継システムS内をルームすることも回避できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上述した実施形態では、光ファイバケーブルが利用されたが、電気信号を伝えるケーブルが利用されてもよい。また、上述した実施形態では、2つのリングポート110,180と3つのアクセスポート190を一例として説明したが、少なくとも3つのポートがあって、いずれか2つのポートをリングポートとして使用し、少なくとも1つのポートをアクセスポートとして使用すれば、ポートの数は限定されない。さらに、各制御フレームの周回方向は、上述した制御フレームの周回方向とそれぞれ逆にしてもよい。
100,100−1〜100−8 ノード(中継装置)
131 通信障害検出部
132 影響有無判断部(判断手段)
133 通信経路切替部(切替手段)
140,141 制御フレーム送信部(送信手段)
160 中継部(中継手段)
S 中継システム

Claims (11)

  1. フレームを中継する中継装置がリング状に接続された中継システムであって、
    前記中継装置は、
    受信したフレームが前記中継システムの外部から前記中継システムに流入したデータフレームである場合に、同一のVLANにおいて互いに重ならずに設定された複数の通信経路に従って前記データフレームを中継する中継手段と、
    隣接する中継装置との間の通信障害が検出された場合に、各中継装置に記憶された情報を周回しながら収集して格納する第1の制御フレームを送信する送信手段と、
    受信したフレームが前記第1の制御フレームである場合であって、該第1の制御フレームに最後の中継措置に記憶された情報が格納されていたときに、前記第1の制御フレームに格納された各情報に基づいて、前記中継手段によって中継されるデータフレームに前記通信障害の影響が有るか無いかをVLAN単位に判断する判断手段と、
    前記情報のうち優先的に救済する通信経路を決定する優先情報に基づいて、前記判断手段によって前記通信障害の影響が有ると判断されたVLANにおける設定された通信経路を切り替える切替手段と、
    を有する中継システム。
  2. 前記中継装置は、隣接する第1の中継装置と接続するための第1の端部及び隣接する第2の中継装置と接続するための第2の端部を有し、
    前記第1の制御フレームは、前記データフレームが前記第1の端部と前記第2の端部のどちらに流れているかを表す端部情報を前記優先情報と関連付けて格納することを特徴とする請求項1に記載の中継システム。
  3. 前記送信手段は、前記判断手段によって前記通信障害の影響が有ると判断された場合に、救済しない通信経路に従って中継されるデータフレームの前記中継システムの外部から前記中継システムへの流入を前記切替手段に停止させる第2の制御フレームを送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の中継システム。
  4. 前記送信手段は、前記判断手段によって前記通信障害の影響が有ると判断された場合に、前記通信障害の影響が有るデータフレームを前記通信障害の区間から迂回するように前記切替手段に切り替えさせる第3の制御フレームを送信することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の中継システム。
  5. 前記送信手段は、最初に前記第1の制御フレームを送信し、次に前記第2の制御フレームを送信し、最後に前記第3の制御フレームを送信することを特徴とする請求項4に記載の中継システム。
  6. 前記送信手段は、通信障害の回復が検出された場合に、前記切替手段によって切り替えられた通信経路を前記通信障害の前の状態に前記切替手段に切り替えさせる第4の制御フレームを送信することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の中継システム。
  7. 前記送信手段は、通信障害の回復が検出された場合に、前記切替手段による停止を中止させる第5の制御フレームを送信することを特徴とする請求項3から6のいずれか1項に記載の中継システム。
  8. 前記送信手段は、最初に前記第4の制御フレームを送信し、最後に前記第5の制御フレームを送信することを特徴とする請求項6又は7に記載の中継システム。
  9. フレームを中継する中継装置であって、
    受信したフレームが前記中継装置の少なくとも3つがリング状に接続された中継システムの外部から前記中継システムに流入したデータフレームである場合に、同一のVLANにおいて互いに重ならずに設定された複数の通信経路に従って前記データフレームを中継する中継手段と、
    隣接する中継装置との間の通信障害が検出された場合に、前記中継システムに含まれる各中継装置に記憶された情報を周回しながら収集して格納する制御フレームを送信する送信手段と、
    受信したフレームが前記制御フレームである場合であって、該制御フレームに最後の中継措置に記憶された情報が格納されていたときに、前記制御フレームに格納された各情報に基づいて、前記中継手段によって中継されるデータフレームに前記通信障害の影響が有るか無いかをVLAN単位に判断する判断手段と、
    前記情報のうち優先的に救済する通信経路を決定する優先情報に基づいて、前記判断手段によって前記通信障害の影響が有ると判断されたVLANにおける設定された通信経路を切り替える切替手段と、
    を有する中継装置。
  10. フレームを中継する中継装置がリング状に接続された中継システムで実行される中継方法であって、
    受信したフレームが前記中継システムの外部から前記中継システムに流入したデータフレームである場合に、同一のVLANにおいて互いに重ならずに設定された複数の通信経路に従って前記データフレームを中継する中継ステップと、
    隣接する中継装置との間の通信障害が検出された場合に、各中継装置に記憶された情報を周回しながら収集して格納する制御フレームを送信する送信ステップと、
    受信したフレームが前記制御フレームである場合であって、該制御フレームに最後の中継措置に記憶された情報が格納されていたときに、前記制御フレームに格納された各情報に基づいて、前記中継ステップによって中継されるデータフレームに前記通信障害の影響が有るか無いかをVLAN単位に判断する判断ステップと、
    前記情報のうち優先的に救済する通信経路を決定する優先情報に基づいて、前記判断ステップによって前記通信障害の影響が有ると判断されたVLANにおける設定された通信経路を切り替える切替ステップと、
    を有する中継方法。
  11. 前記送信手段は、隣接する中継装置との間の通信障害が検出された場合に、各中継装置に記憶された情報を前記隣接する中継装置まで周回しながら収集して格納する第1の制御フレームを送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の中継システム。
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