JP7010669B2 - 泡測定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発泡性飲料の泡を測定する泡測定方法に関する。
従来から、発泡性飲料の泡を測定する泡測定方法としては種々のものが知られている。特開平6-167373号公報には、泡持ち自動測定方法、及び泡持ち自動測定装置が記載されている。泡持ち自動測定装置は、5本のメスシリンダーのそれぞれに注がれたビールの液面を上方から撮影するCCDカメラと、CCDカメラによって撮影された画像情報を取り込む画像処理装置とを備える。画像処理装置は、画像情報に対して2値化処理を行い、泡部を白、液面部を黒、として検出する。画像処理装置にはパーソナルコンピュータが接続されており、パーソナルコンピュータは上記の液面部の面積から泡持ち時間を算出する。
特開2000-180358号公報には、ビールの泡持ちを評価する泡持ち評価装置が記載されている。泡持ち評価装置は、グラスに注がれたビールの上方に位置してビールからの光量を計測するセンサーを備え、センサーによって計測された光量に基づいて泡持ちを評価する。泡は白色であるため光の反射率が高く、液面は白色でないため光の反射率が低い。上記の泡持ち評価装置は、光の反射率が高い領域に泡があり、光の反射率が低い領域に泡がないと判断し、ビールの泡持ちを評価している。
特許第5162051号公報には、泡の安定化されたビールテイスト飲料、及び泡安定性の評価方法が記載されている。泡安定性の評価方法では、サンプルとして用いる所定量の発泡性飲料を所定の時間でメスシリンダーに注ぎ込み、一定時間後にメスシリンダーの内壁に付着して残っている泡の量を計測する。泡の量の計測では、メスシリンダーの泡が付着している内壁の外側に感光紙を巻き付け、泡の注ぎ込みから30分経過後に感光紙を撮影し、撮影した画像の液面と泡との境界線に線を引く。そして、写し出された泡残存部分を縁取りし、縁取りした泡付着面積を面積測定器によって計測することにより泡付量を算出する。
特開平6-167373号公報 特開2000-180358号公報 特許第5162051号公報
前述した泡持ち自動測定装置では画像情報によって泡持ちを評価しており、前述した泡持ち評価装置では光の反射率によって泡持ちを評価している。ところで、発泡性飲料の液体の上に生成されるきめ細かい泡は、飲用前における見た目の良さ、及び飲用時における口当たりの良さを顕著にすると共に、炭酸ガス及び香りの抜けを防ぐ蓋として機能する。更に、きめ細かい泡は、空気との接触による発泡性飲料の酸化を防ぐ機能も有する。
また、きめ細かい泡が生成された発泡性飲料が飲用されると、飲料容器の内面に、レーシングと称される環状の泡跡が形成されることがある。このレーシングと称される環状の泡跡は、飲料容器を傾けて発泡性飲料が飲用された後に形成されうる。この環状の泡跡が飲料容器の内面に形成される場合には、飲料容器が正しく洗浄されており発泡性飲料の本来の美味しさを提供できていると考えられる。このため、飲料容器の内面に対する泡の付着状態を測定することは重要であり、美味しい発泡性飲料を提供するためには、飲料容器の内面に対する泡の付着状態を測定できることが求められる。
本発明は、泡の付着状態を測定することができる泡測定方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る泡測定方法は、発泡性飲料における泡を測定する泡測定方法であって、飲料容器に発泡性飲料の液体及び泡を注出する工程と、泡を注出してから第1時間が経過した後に飲料容器を傾ける工程と、飲料容器を傾けてから第2時間が経過した後に、傾けた飲料容器を戻す工程と、戻した飲料容器の内面に付着した泡の付着状態を測定する工程と、を備え、飲料容器には、飲料容器の開口の一部を塞ぐ蓋が設けられる。
この泡測定方法は、飲料容器に発泡性飲料の液体及び泡を注出してから第1時間が経過した後に飲料容器を傾ける。これにより、発泡性飲料が注出されてから飲用されるまでの時間を第1時間とすることにより、実際に発泡性飲料が注出されてから飲用されるまでの状態を模擬することができる。また、飲料容器を傾けてから第2時間が経過した後に飲料容器の傾きを元に戻し、戻したときに飲料容器の内面に付着した泡の付着状態を測定する。よって、飲料容器を傾けて飲用する時間を第2時間とすることにより、飲用されてから飲料容器が元に戻されるまでの状態を模擬した上で泡の付着状態を測定することができる。従って、発泡性飲料の実際の飲用を模擬した上で飲料容器の内面への泡の付着状態を測定することにより、泡の付着状態を安定して正確に測定することができる。その結果、飲用後の飲料容器の内面に対する泡の付着条件を適切に模索することができる。
また、飲料容器を傾ける工程、及び飲料容器を戻す工程を複数回繰り返し実行してもよい。この場合、飲料容器の傾斜及び戻しを複数回繰り返し実行するため、飲用時における飲料容器の傾斜をより正確に模擬することができる。また、傾斜及び戻しを複数回実行することにより、飲料容器の内面への環状の泡跡をより形成しやすくすることができる。従って、飲料容器の内面に付着した泡の付着状態を効率よく測定することができる。
また、前述した第1時間は、10秒以上且つ300秒以下であってもよい。この場合、発泡性飲料が注出されてから飲用されるまでの時間をより的確に再現することができる。従って、飲料容器の内面に対する泡の付着状態をより正確に測定することができる。
また、飲料容器を傾ける工程では、水平面に対する飲料容器の底部の角度が10°以上且つ120°以下となるように飲料容器を傾けてもよい。この場合、飲用時における飲料容器の傾斜をより正確に模擬することができる。従って、飲料容器の内面に対する泡の付着状態を一層正確に測定することができる。
また、飲料容器を傾ける工程を実行してから、再度飲料容器を傾ける工程を実行するまでの時間が30秒以上且つ180秒以下であってもよい。この場合、飲料容器を傾けてから再度飲料容器を傾けるまでの時間が30秒以上且つ180秒以下であるため、発泡性飲料の飲用をより正確に再現することができる。従って、実際の飲用に一層近い条件で飲料容器を複数回傾けることができるので、飲料容器の内面に対する泡の付着状態を更に正確に測定することができる。
本発明によれば、泡の付着状態を測定することができる。
発泡性飲料の一例を説明するための図である。 実施形態に係る泡測定方法で用いる孔開け機及びサーバーを示す側面図である。 実施形態に係る泡測定方法で用いる傾斜装置を示す図である。 (a)は、図3の傾斜装置によって飲料容器を傾ける前の状態を示す側面図である。(b)は、図4(a)の飲料容器を傾けている状態を示す側面図である。(c)は、図4(b)の飲料容器を元に戻して泡測定部で泡の付着状態を測定する状態を示す側面図である。 飲料容器の蓋の一例を示す斜視図である。 飲料容器の内面に付着した泡の測定の例を説明するための図である。 実施形態に係る泡測定方法の各工程の一例を示すフローチャートである。
以下では、図面を参照しながら本発明に係る泡測定方法の実施形態について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は理解を容易にするため一部を簡略化又は誇張して描いており、寸法等は図面に記載のものに限定されない。
図1は、実施形態に係る泡測定方法によって測定される対象の発泡性飲料1の例を示す図である。発泡性飲料1は、飲料容器Cに注出されており、飲料容器Cの内部において、液体2と、液体2の上部に位置する泡3とを備える。飲料容器Cは、例えば、ジョッキ、グラス、又はコップ等、発泡性飲料1を入れることが可能な容器である。
発泡性飲料1は、例えば、炭酸ガス等のガス含有発酵酒を含んでおり、飲料容器Cに注出されたときに液体2の上に泡3の層が形成される泡立ち特性と、形成された泡3が一定時間以上保たれる泡持ち特性とを有する飲料である。具体的には、発泡性飲料1は、例えば、EBC(European Brewery Convention:欧州醸造協会)法によるNIBEM値が50秒以上を示す飲料である。NIBEM値は飲料の泡持ち特性を示す指標値である。
発泡性飲料1はビールテイスト飲料であってもよい。ビールテイスト飲料は、ビールのような味わいを奏する飲料、及び、ビールを飲用したような感覚を飲用者に与える飲料を含む。アルコール度数が1%以上であるビールテイスト飲料は、ビールテイストアルコール飲料とも称される。更に、ビールテイスト飲料は、原料として麦芽を使用するビール、発泡酒、ノンアルコールビール、リキュール(例えば、酒税法上「リキュール(発泡性)(1)」に分類される飲料)等の麦芽発酵飲料、及び、原料として麦又は麦芽を使用しないビールテイスト麦芽飲料(例えば、酒税法上「その他の醸造酒(発泡性)(1)」に分類される飲料)を含んでいる。なお、発泡性飲料1は、ビールテイスト飲料ではない発泡性飲料であってもよい。以下では、発泡性飲料1がビールである例について説明する。
図2、図3及び図4に示されるように、本実施形態で用いられる泡測定装置10は、例えば、発泡性飲料1が充填された密閉容器Mに孔を開ける孔開け機20と、発泡性飲料1を注出するサーバー30と、発泡性飲料1が入った飲料容器Cを傾ける傾斜装置40と、発泡性飲料1の泡3を測定する泡測定部50とを備える。密閉容器Mは、発泡性飲料1が容器詰された容器を示しており、発泡性飲料1が充填された缶であってもよいし、発泡性飲料1が充填された瓶であってもよい。また、容器詰とは、缶又は瓶等の容器に発泡性飲料が充填且つ密封された状態を示している。
図2に示されるように、孔開け機20は、例えば、ベース21と、ベース21から上方に延びる支柱22と、ベース21上に位置する台23と、密閉容器Mを押さえる押さえ部24と、押さえ部24よりも上方に設けられる把持部25と、把持部25及び押さえ部24に通される棒状部26と、炭酸ガスボンベ27とを備える。ベース21は、例えば、直方体状とされており、側面21aに回転可能とされたレバー21bを備える。一例として、レバー21bを引いてレバー21bを回転させると、台23がベース21から上方に突出して密閉容器Mが押さえ部24の下に押さえつけられる。
支柱22には、押さえ部24及び把持部25が支持されており、押さえ部24は支柱22に対して上下方向に位置を変更可能とされている。台23には、発泡性飲料1が充填された密閉容器Mが載せられる。台23は、ベース21に対して上下に移動可能とされており、レバー21bの回転操作に応じて上下に移動する。例えば、台23には、缶である密閉容器Mが上下逆にされた状態で載せられる。
棒状部26は、その上端に把持部26aを備えており、把持部26aを持つことによって上下に移動可能とされている。棒状部26は、台23と押さえ部24の間に載せられた密閉容器Mに孔を開ける部位であり、下方に移動することによって密閉容器Mに孔が開けられる。把持部26aからは、密閉容器Mの発泡性飲料1が流通する流路F1が延び出している。
炭酸ガスボンベ27は、発泡性飲料1に炭酸ガスを供給して発泡性飲料1を棒状部26から流路F1に圧送する。炭酸ガスボンベ27は、流路F2、押さえ部24及び棒状部26を介して流路F1に接続されており、流路F1は孔開け機20とサーバー30とを互いに接続している。従って、密閉容器Mの内部の発泡性飲料1は、炭酸ガスボンベ27からの炭酸ガスにより、孔が開けられた密閉容器Mから棒状部26及び流路F1を通ってサーバー30に圧送される。
サーバー30は、例えば、発泡性飲料1を注出する飲料サーバーである。サーバー30は、ベース31と、発泡性飲料1が流通する柱状部32と、柱状部32から枝分かれしたカラン33とを備える。例えば、柱状部32は、ベース31から上方に延び出しており、柱状部32の側面32aからカラン33が突出している。カラン33は、手で揺動操作されるレバー33aと、レバー33aの揺動操作に応じて液体2を注出する液体注出部33bと、レバー33aの揺動操作に応じて泡3を注出する泡注出部33cとを備える。例えば、液体注出部33b及び泡注出部33cの下に飲料容器Cを配置した状態において、レバー33aを引く(図2の右側にレバー33aを揺動させる)と液体注出部33bから飲料容器Cに液体2が注出される。また、レバー33aを押す(図2の左側にレバー33aを揺動させる)と泡注出部33cから飲料容器Cに泡3が注出される。
図3に示されるように、液体2及び泡3が注出された飲料容器Cは傾斜装置40に載せられる。傾斜装置40は、ベース41と、ベース41から上方に延びる一対の支持部42と、各支持部42に対して回動自在とされた回動部43と、飲料容器Cを支持して回動部43と共に回動する容器回動部44とを備える。支持部42は、ベース41から上方に延びる一対の支柱42aと、各支柱42aに支持された支持体42bとを備え、各支持体42bには回動部43が水平方向に挿通されている。
回動部43は、一対の支持体42bの間で水平方向に延びており、一対の支持体42bの外側にモータ43a及び制御部43bを備える。モータ43aは、回動部43を中心軸として容器回動部44を回動させる回転駆動力を発生し、制御部43bはモータ43aを制御する。図3及び図4(b)に示されるように、飲料容器Cは、回動部43を中心軸として容器回動部44と共に回動する。制御部43bには、例えば、水平面Hに対する飲料容器Cの底部C1の角度θ(傾斜角度)、角度θに回動するまでの速度(傾斜速度)、角度θを維持する時間(傾斜待機時間)、角度θを0°に戻すまでの速度(戻し速度)、角度θが0°である状態を維持する時間(水平待機時間)、及び飲料容器Cを傾ける回数(傾斜回数)等を設定可能である。制御部43bは、設定された傾斜角度、速度、時間及び回数で飲料容器Cが傾斜するようにモータ43aを制御する。なお、角度θを維持する時間である傾斜待機時間は、後述する第2時間に相当する。
容器回動部44は、飲料容器Cが載せられる台44aと、台44a及び回動部43を互いに連結する連結部44bと、連結部44bから上方に延びており飲料容器Cの上端を覆う蓋44cとを備える。図4(a)~図4(c)では、容器回動部44の一部の図示を省略している。連結部44bは台44aの左右両端のそれぞれから上方に延びる一対の壁部44dを備えており、一対の壁部44dの間に飲料容器Cが載せられる。台44a及び一対の壁部44dは、ベース41の上方に位置しており、ベース41から離間している。蓋44cは、壁部44dから上方に延び出す部分44eを介して連結部44bに連結されている。
図5に示されるように、蓋44cは、飲料容器Cの上端に対向するように設けられ、例えば、飲料容器Cの上端における開口C2の一部を塞いでいる。蓋44cは、例えば、プラスチック製であり、開口C2に沿った円形状とされている。一例として、蓋44cは一対の穴開き部44gを有し、一対の穴開き部44gは蓋44cの中心44fに対して互いに対称となる位置に形成されている。具体例として、各穴開き部44gは、円形状を成す蓋44cの弦44hと弧44jによって形成されている。
なお、穴開き部44gの数は、1つ、又は2つ以上であってもよいが、スムーズに液体2及び泡3を排出することができるという観点では2つ以上であることがより好ましい。また、穴開き部44gの形状は、前述したように弦44h及び弧44jを有する形状であってもよいし、弦44h及び弧44jを有する形状とは異なる形状であってもよい。但し、穴開き部44gの形状は、飲用者の口の状態をより正確に再現することができる観点から、半月型であることがより好ましい。
蓋44cが飲料容器Cに被せられることによって、飲料容器Cから液体2及び泡3が大量に流れ出ないようにすることができる。また、通常、発泡性飲料1を飲むときには上唇で泡3を抑えて発泡性飲料1が飲用されるが、蓋44cの弦44hの部分に飲用者の上唇を再現することができる。よって、弦44hの部分に上唇を再現することにより、飲用者の口に発泡性飲料1が飲用される状態を再現することができる。なお、一対の穴開き部44gは、図3の紙面の奥行方向及び手前方向のそれぞれに向けられる。この蓋44cを備えることにより飲用者の口に発泡性飲料1が飲用される状態をより正確に再現することができるので、蓋44cを装着して泡3の付着状態を測定することがより好ましい。
図4(c)に示されるように、傾斜装置40によって傾けられた飲料容器Cに対向する位置には泡測定部50が設けられる。泡測定部50は、例えば、飲料容器Cを撮影及び画像処理するカメラであり、撮影した飲料容器Cの画像から飲料容器Cの内面C3への泡3の付着状態を測定する。図6に示されるように、泡測定部50は、例えば、飲料容器Cの画像における範囲Rの内側の画素から泡3の色(例えば白色)の画素数を検出し、検出した泡3の色の画素の分布状態から泡3の付着状態を測定する。なお、泡測定部50は、前述したカメラ以外のものであってもよく、泡3の付着状態の測定手段は適宜変更可能である。
次に、図7等を参照しながら本実施形態に係る泡測定方法について説明する。図7は、本実施形態に係る泡測定方法の各工程の一例を示すフローチャートである。まず、孔開け機20に発泡性飲料1が充填された密閉容器Mを設置する(ステップS1)。具体的には、図2に示されるように、上下を逆にした密閉容器Mを台23の上に載せ、レバー21bを引いてレバー21bを回動させることにより、密閉容器Mを上下から押さえつけて密閉容器Mの上下位置を固定する。
密閉容器Mの上下位置を固定した状態で密閉容器Mに孔を開ける(ステップS2)。このとき、把持部26aを手で持って棒状部26を下げることにより、棒状部26を密閉容器Mに突き刺して密閉容器Mに孔を開ける。密閉容器Mの内部の発泡性飲料1は、棒状部26及び流路F1を通ってサーバー30に圧送される(発泡性飲料を圧送する工程)。
次に、サーバー30から飲料容器Cに発泡性飲料1を注出する(ステップS3、泡を注出する工程)。具体的には、飲料容器Cを片手で持って飲料容器Cを液体注出部33bの下に配置し、飲料容器Cを傾けた状態でレバー33aを引くことにより、飲料容器Cの内部に液体2を一定量(例えば飲料容器Cの容量の60%以上且つ80%以下)注出する。そして、飲料容器Cの傾きを垂直に近づけてレバー33aを押すことにより、液体2の上に泡3を一定量(例えば飲料容器Cの上端に泡3が達するまで)注出する。このとき、液体2と泡3の容積の比は、一例として、7:3程度となる。
続いて、図3及び図4(a)に示されるように、飲料容器Cを傾斜装置40に設置する(ステップS4)。また、制御部43bに、飲料容器Cの傾斜角度(角度θ)、傾斜速度、傾斜待機時間、戻し速度、水平待機時間、及び傾斜回数を設定する。ステップS4では、水平面Hに沿った台44aの上に飲料容器Cを載せて、飲料容器Cの上に蓋44cを設置する。そして、泡3を注出してから第1時間が経過した後に、図4(b)に示されるように、飲料容器Cを傾ける(ステップS5、飲料容器を傾ける工程)。
第1時間は、飲料容器Cに発泡性飲料1を注出してから発泡性飲料1が飲用されるまでの時間を想定した時間であり、例えば、10秒以上且つ300秒以下である。なお、第1時間は10秒以上且つ180秒以下であってもよい。この場合、発泡性飲料1を注出してから飲用されるまでの時間をより忠実に再現することが可能となる。更に、一例として、第1時間は60秒であってもよい。また、水平面Hに対する飲料容器Cの底部C1の角度θは、例えば、10°以上且つ120°以下である。この角度θは、発泡性飲料1が飲用されるときに飲料容器Cが傾けられる角度を想定した角度であり、角度θを90°以上として飲料容器Cの内部の発泡性飲料1の全てを注出してもよい。この場合、飲料容器Cの発泡性飲料1を飲みきった後の泡3の付着状態を測定することが可能となる。また、角度θは、10°以上且つ80°以下であってもよいし、一例として65°であってもよい。
飲料容器Cを傾けると、飲料容器Cから発泡性飲料1が注ぎ出され、注ぎ出された発泡性飲料1はバケツ等の収容容器に収容される。飲料容器Cを傾けてから第2時間が経過した後には、図4(c)に示されるように、傾けた飲料容器Cを元に戻す(ステップS6、飲料容器を戻す工程)。第2時間は、飲料容器Cが傾けられてから戻されるまでの時間を想定した時間であり、例えば、1秒以上且つ10秒以下である。一例として、第2時間は2秒であってもよい。
飲料容器Cの傾斜を元に戻した後には、ステップS7に移行して、飲料容器Cの実際の傾斜回数が設定回数に達したか否かを判定する。例えば、設定回数が4であると共に傾斜回数が1である場合には、ステップS5に戻りステップS5,S6を再度実行する。このように、本実施形態では、飲料容器Cの傾斜及び戻しを複数回繰り返し実行する。なお、具体例として、以下の工程1~工程8を順次実行するように傾斜装置40の制御部43bを設定してもよい。
(工程1)
飲料容器Cを角度θが50°となるまで80°/秒の傾斜速度で傾けて2秒待機する。
(工程2)
飲料容器Cを角度θが0°となるように150°/秒の戻し速度で戻し60秒待機する。
(工程3)
飲料容器Cを角度θが55°となるまで80°/秒の傾斜速度で傾けて2秒待機する。
(工程4)
飲料容器Cを角度θが0°となるように150°/秒の戻し速度で戻し60秒待機する。
(工程5)
飲料容器Cを角度θが60°となるまで80°/秒の傾斜速度で傾けて2秒待機する。
(工程6)
飲料容器Cを角度θが0°となるように150°/秒の戻し速度で戻し60秒待機する。
(工程7)
飲料容器Cを角度θが70°となるまで80°/秒の傾斜速度で傾けて2秒待機する。
(工程8)
飲料容器Cを角度θが0°となるように150°/秒の戻し速度で戻す。
工程1~工程8を実行する場合、飲料容器Cを傾ける工程(工程1、工程3又は工程5)を実行してから再度飲料容器Cを傾ける工程(工程3、工程5又は工程7)を実行するまでの時間は60秒となる。この飲料容器Cを傾ける工程を実行してから再度飲料容器Cを傾ける工程を実行するまでの時間は、例えば、30秒以上且つ180秒以下であってもよい。
例えば、工程1~工程8を実行してステップ5,6を4回繰り返し、傾斜回数が設定回数に達した後には、泡測定部50によって泡3の測定を実行する(ステップS8)。このとき、例えば、図4(c)及び図6に示されるように、泡測定部50が飲料容器Cを撮影し、飲料容器Cの撮影画像から飲料容器Cの内面C3に付着した泡3を測定する。具体例として、泡測定部50は、飲料容器Cの撮影画像から泡3の画素の数、及び泡3の画素の分布状態を測定し、飲料容器Cの内面C3に形成された環状の泡跡(レーシング)の数、形状及び大きさを測定する(泡の付着状態を測定する工程)。このように、飲料容器Cの内面C3に対する泡3の付着状態の測定が完了した後に一連の工程が終了する。
次に、本実施形態に係る泡測定方法から得られる作用効果について詳細に説明する。本実施形態に係る泡測定方法は、図4(a)~図4(c)に示されるように、飲料容器Cに発泡性飲料1の液体2及び泡3を注出してから第1時間が経過した後に飲料容器Cを傾ける。これにより、発泡性飲料1が注出されてから飲用されるまでの時間を第1時間とすることにより、実際に発泡性飲料1が注出されてから飲用されるまでの状態を模擬することができる。
また、飲料容器Cを傾けてから第2時間が経過した後に飲料容器Cの傾きを元に戻し、戻したときに飲料容器Cの内面C3に付着した泡3の付着状態を測定する。よって、飲料容器Cを傾けて飲用する時間を第2時間とすることにより、飲用されてから飲料容器Cが元に戻されるまでの状態を模擬した上で泡3の付着状態を測定することができる。従って、発泡性飲料1の実際の飲用を模擬した上で飲料容器Cの内面C3への泡3の付着状態を測定することにより、泡3の付着状態を安定して正確に測定することができる。その結果、飲用後の飲料容器Cの内面C3に対する泡3の付着条件を適切に模索することができる。
また、飲料容器Cを傾ける工程、及び飲料容器Cを戻す工程を複数回繰り返し実行してもよい。この場合、飲料容器Cの傾斜及び戻しを複数回繰り返し実行するため、飲用時における飲料容器Cの傾斜をより正確に模擬することができる。また、傾斜及び戻しを複数回実行することにより、飲料容器Cの内面C3への環状の泡跡をより形成しやすくすることができる。従って、飲料容器Cの内面C3に付着した泡3の付着状態を一層正確に測定することができる。
また、前述した第1時間は、10秒以上且つ300秒以下であってもよい。この場合、発泡性飲料1が注出されてから飲用されるまでの時間をより正確に模擬することができる。従って、飲料容器Cの内面C3に対する泡3の付着状態をより正確に測定することができる。
また、飲料容器Cを傾ける工程では、水平面Hに対する飲料容器Cの底部C1の角度θが10°以上且つ80°以下となるように飲料容器Cを傾けてもよい。この場合、飲用時における飲料容器Cの傾斜をより正確に模擬することができる。従って、飲料容器Cの内面C3に対する泡3の付着状態を一層正確に測定することができる。
また、飲料容器Cを傾ける工程を実行してから、再度飲料容器Cを傾ける工程を実行するまでの時間が30秒以上且つ180秒以下であってもよい。この場合、飲料容器Cを傾けてから再度飲料容器Cを傾けるまでの時間が30秒以上且つ180秒以下であるため、発泡性飲料1の飲用をより正確に再現することができる。従って、実際の飲用に一層近い条件で飲料容器Cを傾けることができるので、飲料容器Cの内面C3に対する泡3の付着状態を更に正確に測定することができる。
発泡性飲料1は、サーバー30から注出される前に密閉容器Mに容器詰されていてもよい。そして、注出する工程では、発泡性飲料1を注出するサーバー30から発泡性飲料1の液体2及び泡3を注出し、注出する工程の前に、発泡性飲料1が容器詰された密閉容器Mに孔を開けて密閉容器Mからサーバー30に発泡性飲料1を圧送する工程を備えてもよい。この場合、発泡性飲料1が容器詰された密閉容器Mに孔を開けてサーバー30に発泡性飲料1を圧送するため、容器詰された発泡性飲料1の泡3の付着状態を測定することができる。すなわち、容器詰された発泡性飲料1に対しても泡3の付着状態を測定することができるため、汎用性が高い泡測定方法とすることができる。
更に、本実施形態に係る泡測定方法及び泡測定装置10では、傾けて元に戻した後の飲料容器Cに対し、泡3の付着状態だけでなく、泡3のその他の特性に関しても適時測定することができる。また、飲料容器Cに注出した後の泡3の量そのものを測定することもできる。なお、例えば、傾斜装置40の飲料容器Cの傾斜は1回だけであってもよい。すなわち、飲料容器Cの傾斜及び戻しの回数は、1回であってもよく、複数回であってもよく、適宜変更可能である。
以上、本発明に係る泡測定方法の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲において変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、本発明は、特許請求の範囲に記載した要旨を変更しない範囲において種々の変形が可能であり、泡測定方法を構成する各工程の内容及び順序は、上記の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、ベース21、支柱22、台23、押さえ部24、把持部25及び棒状部26を備える孔開け機20について説明したが、孔開け機の構成は適宜変更可能である。サーバー、傾斜装置及び泡測定部の構成についても、前述した実施形態のサーバー30、傾斜装置40及び泡測定部50に限られず、適宜変更可能である。
また、前述の実施形態では、発泡性飲料1が孔開け機20からサーバー30に圧送される例について説明したが、発泡性飲料1を圧送する手段は適宜変更可能である。更に、前述の実施形態では、孔開け機20に密閉容器Mを設置して棒状部26によって密閉容器Mに孔を開けてサーバー30から発泡性飲料1を注出する例について説明した。しかしながら、孔開け機20、及び容器詰された密閉容器Mに代えて、樽に接続されたサーバーから発泡性飲料を注出してもよい。このように、樽に収容された発泡性飲料をサーバー30から注出する場合には、孔開け機20を省略することも可能であり、樽からの発泡性飲料における泡の測定を行うことが可能となる。更に、サーバー30を省略することも可能である。
また、前述の実施形態では、密閉容器Mが缶又は瓶である例について説明したが、密閉容器の種類は缶又は瓶に限られない。例えば、密閉容器Mは、ペットボトルであってもよい。
また、前述の実施形態では、泡3の付着状態を測定する例について説明したが、本発明に係る泡測定方法では、泡の種々の特性を測定することが可能である。例えば、泡測定方法により、レーシングの数、形状及び大きさの時系列変化等を測定することも可能である。
また、前述の実施形態では、ビールである発泡性飲料1の泡3を測定する例について説明したが、発泡性飲料はビール以外の飲料であってもよく、発泡性飲料の種類は適宜変更可能である。
1…発泡性飲料、2…液体、3…泡、10…泡測定装置、20…孔開け機、21…ベース、21a…側面、21b…レバー、22…支柱、23…台、24…押さえ部、25…把持部、26…棒状部、26a…把持部、30…サーバー、31…ベース、32…柱状部、32a…側面、33…カラン、33a…レバー、33b…液体注出部、33c…泡注出部、40…傾斜装置、41…ベース、42…支持部、42a…支柱、42b…支持体、43…回動部、43a…モータ、43b…制御部、44…容器回動部、44a…台、44b…連結部、44c…蓋、44d…壁部、44e…部分、50…泡測定部、C…飲料容器、C1…底部、C2…開口、C3…内面、F1,F2…流路、H…水平面、M…密閉容器、θ…角度。

Claims (5)

  1. 発泡性飲料における泡を測定する泡測定方法であって、
    飲料容器に前記発泡性飲料の液体及び前記泡を注出する工程と、
    前記泡を注出してから第1時間が経過した後に前記飲料容器を傾ける工程と、
    前記飲料容器を傾けてから第2時間が経過した後に、傾けた前記飲料容器を戻す工程と、
    戻した前記飲料容器の内面に付着した前記泡の付着状態を測定する工程と、
    を備え
    前記飲料容器には、前記飲料容器の開口の一部を塞ぐ蓋が設けられる、
    泡測定方法。
  2. 前記飲料容器を傾ける工程、及び前記飲料容器を戻す工程を複数回繰り返し実行する、
    請求項1に記載の泡測定方法。
  3. 前記第1時間は、10秒以上且つ300秒以下である、
    請求項1に記載の泡測定方法。
  4. 前記飲料容器を傾ける工程では、水平面に対する前記飲料容器の底部の角度が10°以上且つ120°以下となるように前記飲料容器を傾ける、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の泡測定方法。
  5. 前記飲料容器を傾ける工程を実行してから、再度前記飲料容器を傾ける工程を実行するまでの時間が30秒以上且つ180秒以下である、
    請求項に記載の泡測定方法。
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