JP7137307B2 - 飲料サーバー及び注出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、発泡性飲料を注出する飲料サーバー及び注出方法に関する。
従来から、発泡性飲料を注出する飲料サーバーとしては種々のものが知られている。特開2002-80095号公報には、ビールを注出する飲料ディスペンサが記載されている。飲料ディスペンサは、ビールを注出する注出コックと、ビールが注出されるジョッキを傾動可能に支持する載置部材と、載置部材によるジョッキの傾動を制御する傾動機構とを備える。この飲料ディスペンサでは、載置部材に載置されているジョッキが傾動姿勢となっている状態でビールがジョッキに注出される。飲料ディスペンサは、傾動姿勢となっているジョッキにビールの注出を行うことにより、ジョッキの内面へのビールの衝突を抑えて泡の発生を防止する。
特許第2933530号公報には、発泡飲料の自動定量注出装置が記載されている。自動定量注出装置は、生ビールを注出する注出弁と、容器を鉛直方向に移動可能に支持する可動載置台と、容器の内部に注出されている生ビールの液面を検知する液面検知装置とを備える。この自動定量注出装置では、可動載置台に載せられた容器に生ビールの注出を行い、液面検知装置が容器の内部の液面を検出したときに、注出弁を閉じて注出を停止する。このように、容器の内部の液面を検出して注出を停止することにより、容器からの生ビールの溢れを抑制する。
実公平6-46876号公報には、ビールを自動的に注出する自動飲料注出装置が記載されている。自動飲料注出装置は、グラスが載せられるグラス受台と、グラスにビールを注出する弁と、グラス受台に載せられたグラスの高さを検知するグラス高検知手段と、グラスの内部の液面を検出する液面検出手段とを備える。この自動飲料注出装置では、グラス高検知手段がグラスの高さを検知すると共に液面検出手段が液面を検出しながら、ビールの注出を実行する。
特開2002-80095号公報 特許第2933530号公報 実公平6-46876号公報
前述した飲料ディスペンサ、自動定量注出装置、及び自動飲料注出装置では、ジョッキ又はグラス等の飲料容器に対し自動的にビールを注ぐことが可能である。ところで、飲料容器に発泡性飲料を注出しているときに、発泡性飲料の液体の上にきめ細かい泡が生成されることがある。きめ細かい泡は、飲用前における見た目の良さ、及び飲用時における口当たりの良さを顕著にするため、多く生成できることが求められる。見た目が良く美味しい発泡性飲料を提供するためには、盛り上がったきめ細かい泡を容易に生成できることが望まれる。
本発明は、盛り上がったきめ細かい泡を容易に生成することができる飲料サーバー及び注出方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る飲料サーバーは、発泡性飲料を注出する飲料サーバーであって、発泡性飲料が注出される飲料容器を支持する支持部と、飲料容器に発泡性飲料を注出するカランと、カランの発泡性飲料の注出を制御する制御部と、を備え、制御部は、発泡性飲料の泡を生成する注出を複数回実行するようにカランを制御する。
この飲料サーバーは、支持部に支持された飲料容器に発泡性飲料を注出するカランと、飲料容器への発泡性飲料の注出を制御する制御部とを備える。制御部は、支持部に支持された飲料容器に対し、発泡性飲料の泡を生成する注出を複数回実行するようにカランを制御する。ここで、「泡を生成する注出」とは、注出時に自動的にきめ細かい泡が生成される注出方法を示しており、例えば、液面に勢いよく発泡性飲料を注ぐことが含まれる。このように、発泡性飲料の泡を生成する注出が複数回実行されるので、1回目の発泡性飲料の注出で飲料容器の内部にきめ細かい泡を生成することができると共に、2回目以降の発泡性飲料の注出できめ細かい泡を飲料容器から盛り上げることができる。その結果、制御部のカランの制御により飲料容器から盛り上がるきめ細かい泡を生成することができるため、盛り上がったきめ細かい泡を容易に生成することができる。
また、制御部は、発泡性飲料の泡を生成する注出を実行した後に、発泡性飲料の泡を生成しない注出を実行してもよい。ここで、「泡を生成しない注出」とは、注出時に泡が生成されないように、例えばゆっくりと発泡性飲料を注ぐ注出方法を示している。前述したように、泡を生成する注出を実行した後に、泡を生成しない注出を実行することにより、泡を生成しない注出を行うときに泡及び液体の両方を上昇させて飲料容器から更に泡を盛り上げることができる。従って、より盛り上がったきめ細かい泡を確実に生成することができる。
また、制御部は、支持部を上昇させて飲料容器をカランに近づけて注出を行うことにより、泡を生成しない注出を実行してもよい。この場合、支持部が上昇し飲料容器がカランに近づいた状態で注出が行われるので、飲料容器に対する発泡性飲料の注出速度を抑えてゆっくりと発泡性飲料を注出することができる。よって、ゆっくりと発泡性飲料の注出を行うことにより、泡を生成しない注出をより効果的に実行することができる。
また、支持部は、飲料容器が鉛直方向に延びるように飲料容器を支持してもよい。この場合、飲料容器を傾けずに支持部が飲料容器を支持するため、泡を生成する注出をより効果的に行うことができる。すなわち、飲料容器が傾いていない状態で発泡性飲料の注出を行うことにより、空気を巻き込みながら液面に発泡性飲料を入り込ませることができるので、きめ細かい泡がより顕著に生成される。その結果、きめ細かい泡をより効率よく生成することができる。
本発明の一側面に係る注出方法は、飲料容器に発泡性飲料を自動的に注出する注出方法であって、支持部に支持された飲料容器に対し、発泡性飲料の泡を生成する注出を複数回実行する工程を備える。
この注出方法では、支持部に支持された飲料容器への発泡性飲料の注出を自動的に実行し、発泡性飲料の泡を生成する注出が飲料容器に対し複数回実行される。従って、発泡性飲料の泡を生成する注出を複数回実行することにより、1回目の発泡性飲料の注出で飲料容器の内部にきめ細かい泡を生成することができると共に、2回目以降の発泡性飲料の注出できめ細かい泡を飲料容器から盛り上げることができる。従って、飲料容器の内部に豊富にきめ細かい泡を生成することにより、飲料容器から盛り上がるきめ細かい泡を自動的に生成することができるため、盛り上がったきめ細かい泡を容易に生成することができる。
また、前述した注出方法は、発泡性飲料の注出を停止しているときに泡の高さを検出する工程を備え、泡の高さを検出する工程において泡の高さが一定高さに下がったことが検出された後に、発泡性飲料の注出を実行してもよい。ところで、発泡性飲料を注出しているときには、泡が乱れて泡の高さが不安定になるため、泡の高さの検出を精度よく行うことが難しい。これに対し、前述したように発泡性飲料の注出をしていないときに泡の高さを検出する場合には、泡の高さが安定しているため泡の高さの検出を高精度に行うことができる。また、泡の高さが一定高さに下がったことが検出された後に発泡性飲料の注出を行うことにより、飲料容器から発泡性飲料がこぼれる事態を回避することができる。
また、前述した注出方法は、泡の高さを検出する工程において検出された泡の高さと、泡の目標高さとの差分から、発泡性飲料の注出時間を算出する工程を備えてもよい。この場合、算出した注出時間だけ注出を実行することにより適量の発泡性飲料を自動的に注出することができる。従って、盛り上がるきめ細かい泡を一層容易に生成することができる。
本発明によれば、盛り上がったきめ細かい泡を容易に生成することができる。
実施形態に係る飲料サーバーを示す側面図である。 図1の飲料サーバーを示す斜視図である。 実施形態に係る飲料の注出方法の各工程の一例を示すフローチャートである。 図3の注出方法の続きを示すフローチャートである。 (a),(b)及び(c)は、発泡性飲料の泡及び液体の形状変化を模式的に示す図である。
以下では、図面を参照しながら本発明に係る飲料サーバー及び注出方法の実施形態について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解を容易にするため、一部の形状を変更、簡略化又は誇張して描いており、寸法等は図面に記載のものに限定されない。
図1は、実施形態に係る飲料サーバー10を示す側面図である。図2は、飲料サーバー10を示す斜視図である。飲料サーバー10は、例えば、飲食店に設けられる装置であって顧客の注文等に応じてカラン11が開放されることにより発泡性飲料1(図5参照)を注出可能となっている。例えば、飲料サーバー10は、カラン11を開放して発泡性飲料1を自動的に注出するオートサーバーである。また、本実施形態では、飲料サーバー10は、泡3を直接注ぐのではなく、発泡性飲料1として液体2を注ぐことにより液体2を自己発泡させて泡3を生成する。
発泡性飲料1は、例えば、炭酸ガス等のガス含有発酵酒を含んでおり、飲料容器Cに注出されたときに液体2の上に泡3の層が形成される泡立ち特性と、形成された泡3が一定時間以上保たれる泡持ち特性とを有する飲料である。具体的には、発泡性飲料1は、例えば、EBC(European Brewery Convention:欧州醸造協会)法によるNIBEM値が50秒以上を示す飲料である。NIBEM値は飲料の泡持ち特性を示す指標値である。
発泡性飲料1はビールテイスト飲料であってもよい。ビールテイスト飲料は、ビールのような味わいを奏する飲料、及び、ビールを飲用したような感覚を飲用者に与える飲料を含む。アルコール度数が1%以上であるビールテイスト飲料は、ビールテイストアルコール飲料とも称される。更に、ビールテイスト飲料は、原料として麦芽を使用するビール、発泡酒、ノンアルコールビール、リキュール(例えば、酒税法上「リキュール(発泡性)(1)」に分類される飲料)等の麦芽発酵飲料、及び、原料として麦又は麦芽を使用しないビールテイスト麦芽飲料(例えば、酒税法上「その他の醸造酒(発泡性)(1)」に分類される飲料)を含んでいる。なお、発泡性飲料1は、ビールテイスト飲料ではない発泡性飲料であってもよい。以下では、発泡性飲料1がビールである例について説明する。
図1及び図2に示されるように、例えば、飲料サーバー10は、床面等に載置されるベース12と、ベース12に対して鉛直方向に移動すると共に発泡性飲料1が注出される飲料容器Cが載せられる飲料容器移動部13と、飲料容器Cの内部に注出された発泡性飲料1の状態を検出するセンサ部14と、発泡性飲料1を注出するカラン11を開閉するカラン開閉部15と、飲料サーバー10の各部の動作を制御する制御部16とを備える。飲料サーバー10は、垂直に立たせた飲料容器Cを傾けることなく発泡性飲料1を注出する。飲料容器Cは、例えば、グラス、ジョッキ又はコップ等、発泡性飲料1を注出することが可能な容器である。
ベース12は、床面等に載置される台部12aと、台部12aから鉛直上方に延びる支柱部12bと、飲料容器移動部13の後述する支持部13bの下方に設けられる排出部12eとを備える。台部12aは、水平方向及び鉛直方向のそれぞれに延びる複数のフレーム12cと、フレーム12cから延び出す延在部12dとを有する。ベース12では、複数のフレーム12cの間に空間が形成されることにより軽量化を図ることが可能である。
延在部12dは、飲料サーバー10から発泡性飲料1を注出する注出者から見て手前側に延びており、延在部12dの鉛直上方には、飲料容器移動部13の支持部13b及びカラン11が設けられている。以下では、台部12aから延在部12dが延び出す方向を手前側、その反対側を奥側と称することがある。支柱部12bには、飲料容器移動部13が鉛直方向に移動可能に取り付けられており、センサ部14及びカラン開閉部15は、飲料容器移動部13の移動可能領域よりも更に鉛直上方に設けられる。カラン開閉部15は、センサ部14の鉛直上方に設けられている。また、排出部12eは、落下した発泡性飲料1を受ける受け皿であり、受けた発泡性飲料1を飲料サーバー10の外部に排出する。
飲料容器移動部13は、支柱部12bに沿って鉛直方向にスライドするスライド部13aと、スライド部13aから手前側に延び出す支持部13bとを備える。スライド部13aは、センサ部14によって検出された飲料容器Cの内部の発泡性飲料1の状態に応じて支持部13bを昇降させる。スライド部13aは支柱部12bの奥側に位置する。スライド部13aは鉛直方向及び飲料サーバー10の幅方向(図1の紙面に直交する方向)に延在しており、スライド部13aの飲料サーバー10の幅方向両端から支持部13bが手前側に延び出している。
支持部13bは、スライド部13aの飲料サーバー10の幅方向両端それぞれから延び出す一対のアーム部13cと、各アーム部13cの手前側の端部において水平方向に延在するトレイ部13dとを有する。各アーム部13cは、スライド部13aから支柱部12bを挟むと共に手前側に延び出しており、例えば鉛直方向及び手前側に延びる板状とされている。各アーム部13cは、手前側に向かうに従って斜め下方に延び出しており、各アーム部13cの下端付近同士の間にトレイ部13dが延在する。トレイ部13dは、鉛直方向に延びる飲料容器Cを傾けずに支持する板状の台である。ここで、「鉛直方向に延びるように飲料容器を支持する」ことは、飲料容器を傾けずに支持することを含んでおり、厳密に鉛直方向に延びる場合だけでなく、鉛直方向から若干ずれた方向に延びる飲料容器を支持する場合も含んでいる。
飲料容器移動部13、センサ部14及びカラン開閉部15は、制御部16に電気的に接続されており、制御部16からの制御を受けて動作する。センサ部14は、例えば、支柱部12bから手前側に延び出している。センサ部14は、トレイ部13dに載せられた飲料容器Cに注出された発泡性飲料1の泡3の高さを検出する。センサ部14は測距センサを含んでいてもよい。センサ部14は、例えば、飲料容器Cの泡3に上方から光を出力すると共に泡3の上面で反射された光を受光することによって、センサ部14と泡3の上面との距離を検出する。そして、センサ部14が測定した距離から泡3の上面の高さが算出されることにより、泡3の高さが検出される。
カラン開閉部15は、制御部16からの電気信号を受けてカラン11を開閉する。カラン開閉部15は、例えば、支柱部12bから手前側に延び出す支持台15aと、支持台15aの上部に支持された電磁ソレノイド15bと、電磁ソレノイド15bと共に作動してカラン11を開閉する弁部15cとを含んでいる。電磁ソレノイド15bは、制御部16から電気信号を受けて手前側及び奥側に直線運動する可動子15dを備える。弁部15cは、例えば、可動子15dの手前側への移動に伴ってカラン11を開放し、可動子15dの奥側への移動に伴ってカラン11を閉塞する。
制御部16は、飲料容器移動部13、センサ部14及びカラン開閉部15のそれぞれに電気信号を出力することによって飲料容器移動部13、センサ部14及びカラン開閉部15の動作を制御する。制御部16は、例えば、CPU(プロセッサ)及び記憶部を備える。CPUは記憶部に記憶されているオペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムを実行し、記憶部はROM、RAM、ハードディスク又はフラッシュメモリ等によって構成される。また、制御部16には、飲料サーバー10による発泡性飲料1の注出を操作する注出ボタン、及び発泡性飲料1の注出を停止する停止ボタンを含む操作部16aが設けられている。
例えば、飲料サーバー10は、飲料容器Cへの発泡性飲料1の注出を複数回実行するようにカラン11を制御する。ここで、「泡を生成する注出」とは、自己発泡によって泡3を生成しながら発泡性飲料1を注出することを含んでおり、例えば、カラン11から飲料容器Cを離間させて勢いよく発泡性飲料1を注出することを含んでいる。泡3を生成する注出を複数回実行することにより、飲料サーバー10では、泡3が飲料容器Cから盛り上がる形状を成す発泡性飲料1(図5(c)参照)を注出可能である。このように泡3が盛り上がる形状を成すことによって、泡3の層が厚くなるため、泡3に炭酸ガス及び香りの抜けを防ぐ蓋として機能させることができると共に、発泡性飲料1の酸化を抑えることが可能となる。飲料サーバー10は、更に、盛り上がる泡3として、スフレ泡と称されるきめ細やかで口当たりの良い泡を生成することが可能である。
飲料サーバー10は、例えば、泡3を生成する注出を実行した後に、泡3を生成しない注出を実行する。ここで、「泡を生成しない注出」とは、泡3を生成しないように発泡性飲料1を注出することを示しており、例えば、カラン11に飲料容器Cを近づけてゆっくりと発泡性飲料1を注出することを含んでいる。
本実施形態では、発泡性飲料1の制御部16が、例えば、飲料容器Cに対する発泡性飲料1の注出を3回行う3度注ぎを実行する。本実施形態の3度注ぎのうち、1回目の注出では、比較的高い位置から発泡性飲料1を飲料容器Cに注ぎ発泡性飲料1に自己発泡させて泡3を生成する。2回目の注出では、1回目の注出から一定時間が経過して泡3の上面が下がった後に自己発泡させながら注出を行って泡3を生成する。3回目の注出では、発泡性飲料1を自己発泡させずに発泡性飲料1の注出を行う。このように3度注ぎを実行することによって飲料容器Cから顕著に盛り上がった泡3を形成することが可能である。なお、飲料サーバー10は、3度注ぎに限られず、2回又は4回以上注出を行ってもよい。
制御部16には、例えば、Nを自然数としたときに、N回目のカラン11の閉塞時の泡3の高さ(以下では「閉塞高さ」と称することがある)、N回目のカラン11の開放時の泡3の高さ(以下では「開放高さ」と称することがある)、N回目の注出後の待ち時間、1mmの高さ注ぐときにかかる時間(以下では「単位高さ注出時間」と称することがある)、並びに、トレイ部13dの上昇高さ及びトレイ部13dの下降高さ、が設定される。制御部16に設定された値は適宜変更可能である。制御部16は、設定された各パラメータを基に飲料容器移動部13、センサ部14及びカラン開閉部15を制御することにより、例えば3度注ぎを実行する。
次に、図3及び図4等を参照しながら本実施形態に係る注出方法について説明する。以下では、飲料サーバー10の制御部16が3度注ぎを自動的に実行する例について説明する。なお、本実施形態では、飲料容器Cを傾けることなく、飲料容器Cを鉛直方向に立たせたまま発泡性飲料1を注出する。図3及び図4は、本実施形態に係る注出方法の各工程の一例を示すフローチャートである。
まず、初期操作として、飲料容器移動部13のトレイ部13dの上面に飲料容器Cを載せて、操作部16aの注出ボタンを押下する。初期状態では、トレイ部13dは、制御部16に設定されているトレイ部13dの下降高さに位置しており、飲料容器Cはカラン11から離間している。このように飲料容器Cがカラン11から離間しているので、飲料容器Cに勢いよく発泡性飲料1を注出することが可能である。
操作部16aの注出ボタンが押下されると、カラン開閉部15にカラン11を開放させて飲料容器Cに1回目の注出を開始する(ステップS1)。このとき、例えば、発泡性飲料1を飲料容器Cの容積の9割程度勢いよく注ぎ、飲料容器Cの内部で発泡性飲料1を泡立たせることにより泡3を十分に生成する。
次に、ステップS2に移行して泡3が1回目の閉塞高さに到達したか否かを判定する。ステップS2において泡3が1回目の閉塞高さに到達したと判定した場合には、ステップS3に移行する。ステップS3では、カラン11を閉じて発泡性飲料1の注出を停止する。一方、ステップS2において泡3が1回目の閉塞高さに到達していないと判定した場合には、再度ステップS2を実行する。
前述した泡3の1回目の閉塞高さの値は、例えば、飲料容器Cの上端C1から35mm下方に位置した箇所である。すなわち、1回目の注出は、上端C1から35mm下方に位置した箇所まで行う。泡3が1回目の閉塞高さとなるまで注出を行うことにより、図5(a)に示されるように、空気を巻き込みながら発泡性飲料1の注出を行う。よって、勢いよく発泡性飲料1が注がれることにより泡3が自己発泡によって生成される。
以上のように1回目の注出を行い、ステップS3において発泡性飲料1の注出を停止した後には、自己発泡が続くため引き続き泡3は上昇し、飲料容器Cの上端C1付近にまで到達する。その後、泡3は徐々に下降する。ステップS4では、泡3が2回目の開放高さに下がったか否かを判定する。このとき、センサ部14が泡3の高さを検出し、泡3の高さが2回目の開放高さに下がったか否かを判定する。このように、センサ部14は、発泡性飲料1の注出を停止しているときに泡3の高さを検出する。ステップS4において、泡3の高さが2回目の開放高さに下がったと判定した場合には、ステップS5に移行する。一方、ステップS4において、泡3の高さが2回目の開放高さに下がっていないと判定した場合には、再度ステップS4を実行する。
2回目の開放高さは、例えば、1回目の閉塞高さよりも高い。2回目の開放高さの値は、一例として、飲料容器Cの上端C1から16mm下方に位置した箇所である。すなわち、上端C1から16mm下方に位置した箇所に泡3の上面が達したときにカラン11を開放する。泡3が2回目の開放高さに下がったと判定された場合には、ステップS5に移行し、2回目の注出時間を算出する(注出時間を算出する工程)。このとき、制御部16は、泡3の目標高さ(2回目の閉塞高さ)と泡3の現在の高さ(センサ部14が検出した高さ)との差分を、記憶された単位高さ注出時間で割ることにより、2回目の注出時間を算出する。例えば、2回目の閉塞高さは、飲料容器Cの上端C1よりも高く、上端C1から18mm上方に位置した箇所である。
2回目の注出時間を算出した後、2回目の発泡性飲料1の注出を開始する(ステップS6、複数回実行する工程)。このとき、図5(b)に示されるように、泡3は、飲料容器Cの上端C1に達し、一旦上端C1から盛り上がる。そして、注出を開始してから2回目の注出時間が経過したか否かを判定し(ステップS7)、経過したと判定した場合にはステップS8に移行して2回目の注出を停止する。一方、ステップS7において2回目の注出時間が経過していないと判定した場合には、再度ステップS7を実行する。
2回目の閉塞高さは、例えば、飲料容器Cの上端C1よりも高い値とされているため、ステップS8で2回目の注出を停止するときには、泡3は上端C1から盛り上がっている。この状態でステップS9に移行し、センサ部14が泡3の高さを検出することにより(泡の高さを検出する工程)、泡3が3回目の開放高さに下がったか否かを判定する。ステップS9において、泡3の高さが3回目の開放高さに下がったと判定した場合にはステップS10に移行する。このとき、泡3の量は、例えば、飲料容器Cの半分程度となっている。一方、ステップS9において、泡3の高さが3回目の開放高さに下がっていないと判定した場合には、再度ステップS9を実行する。
3回目の開放高さは、例えば、飲料容器Cの上端C1よりも高く、一例として、上端C1から10mm上方に位置した箇所である。泡3が3回目の開放高さに達したと判定された場合には、ステップS10に移行し、3回目の注出時間を算出する(注出時間を算出する工程)。このとき、泡3の目標高さ(3回目の閉塞高さ)と泡3の現在の高さ(センサ部14が検出した高さ)との差分を単位高さ注出時間で割ることにより、3回目の注出時間を算出する。3回目の閉塞高さは、2回目の閉塞高さよりも高く、例えば、上端C1から20mm上方に位置した箇所である。
3回目の注出時間を算出した後には、トレイ部13dを上昇させる(ステップS11)。なお、ステップS10の注出時間の算出、及び、ステップS11のトレイ部13dの上昇の順序は逆であってもよい。このとき、トレイ部13dは、予め設定されているトレイ部13dの上昇高さまで上昇する。このようにトレイ部13dを上昇させてカラン11に近づけることにより、飲料容器Cにゆっくりと発泡性飲料1を注出し、泡3を生成しない注出を実行することが可能である。従って、本実施形態では、N回目(Nは自然数、例えばN=3)における発泡性飲料1の注出速度は、1回目における発泡性飲料1の注出速度よりも遅い。
トレイ部13dを上昇させた後には、3回目の注出を開始する(ステップS12)。このとき、泡3の天面に泡3を注ぐことにより、泡3を生成しない注出を効果的に実行可能である。3回目の注出では、液体2が泡3の下で増えていくことにより、全体として発泡性飲料1が上に盛り上がり、その結果、泡3は、2回目の注出時よりも飲料容器Cの上端C1から大きく盛り上がる。そして、注出を開始してから3回目の注出時間が経過したか否かを判定し(ステップS13)、経過していると判定した場合にはステップS14に移行して3回目の注出を停止する。一方、ステップS13において3回目の注出時間が経過していないと判定した場合には、再度ステップS13を実行する。
前述したように、3回目の閉塞高さは、2回目の閉塞高さよりも高い。このため、ステップS14において3回目の注出を停止するときには、図5(c)に示されるように、泡3は上端C1から更に高く盛り上がる。この状態でトレイ部13dを下降し(ステップS15)、このとき、トレイ部13dは予め設定されているトレイ部13dの下降高さにまで下降する。以上の工程を経て一連の工程を終了する。
なお、3回目の注出の停止(ステップS14)と、トレイ部13dの下降(ステップS15)の順序は逆であってもよい。また、3回目の注出を停止した時点において、泡3の高さは、飲料容器Cの上端C1よりも20mm程度高い箇所となっているが、その後、一定時間(例えば40秒程度)待機してもよい。そして、泡3の高さが上端C1よりも10mm程度高い位置まで下がったときに発泡性飲料1の配膳を実行してもよい。
次に、本実施形態に係る飲料サーバー10及び注出方法から得られる作用効果について詳細に説明する。本実施形態に係る飲料サーバー10は、支持部13b(トレイ部13d)に支持された飲料容器Cに発泡性飲料1を注出するカラン11と、飲料容器Cへの発泡性飲料1の注出を制御する制御部16とを備える。制御部16は、支持部13bに支持された飲料容器Cに対し、発泡性飲料1の泡3を生成する注出を複数回実行するようにカラン11を制御する。従って、発泡性飲料1の泡3を生成する注出が複数回実行されるので、1回目の発泡性飲料1の注出で飲料容器Cの内部にきめ細かい泡3を生成することができると共に、2回目以降の発泡性飲料1の注出できめ細かい泡を飲料容器Cから盛り上げることができる。その結果、制御部16のカラン11の制御により飲料容器Cから盛り上がるきめ細かい泡3を生成することができるため、盛り上がったきめ細かい泡3を容易に生成することができる。
また、制御部16は、発泡性飲料1の泡3を生成する注出(1,2回目の注出)を実行した後に、発泡性飲料1の泡3を生成しない注出(3回目の注出)を実行する。このように、泡3を生成する注出を実行した後に、泡3を生成しない注出を実行することにより、泡3を生成しない注出を行うときに泡3及び液体2の両方を上昇させて飲料容器Cから泡3を盛り上げることができる。従って、より盛り上がったきめ細かい泡3を確実に生成することができる。
また、制御部16は、支持部13bを上昇させて飲料容器Cをカラン11に近づけて注出を行うことにより、泡3を生成しない注出を実行する。従って、支持部13bが上昇し飲料容器Cがカラン11に近づいた状態で注出が行われるので、飲料容器Cに対する発泡性飲料1の注出速度を抑えてゆっくりと発泡性飲料1の注出を行うことができる。よって、ゆっくりと発泡性飲料1の注出を行うことにより、泡3を生成しない注出をより効果的に実行することができる。一方、制御部16は、支持部13bが下降している状態で飲料容器Cをカラン11から離間させて注出を行うことにより、泡3を生成する注出を実行する。よって、飲料容器Cがカラン11から離間した状態で注出が行われるので、飲料容器Cに対する注出速度を速めて勢いよく発泡性飲料1の注出を行うことができる。従って、泡3を生成する注出をより効果的に実行することができる。
また、支持部13bは、飲料容器Cが鉛直方向に延びるように飲料容器Cを支持する。よって、飲料容器Cを傾けずに支持部13bが飲料容器Cを支持するため、泡3を生成する注出を更に効果的に実行することができる。すなわち、飲料容器Cが傾いていない状態で発泡性飲料1の注出を行うことにより、空気を巻き込みながら液面に発泡性飲料1を入り込ませることができるので、きめ細かい泡3がより顕著に生成される。その結果、きめ細かい泡3をより効率よく生成することができる。
本実施形態に係る注出方法では、支持部13bに支持された飲料容器Cへの発泡性飲料1の注出を自動的に実行し、発泡性飲料1の泡3を生成する注出が飲料容器Cに対し複数回実行される。従って、発泡性飲料1の泡3を生成する注出を複数回実行することにより、1回目の発泡性飲料1の注出で飲料容器Cの内部にきめ細かい泡3を生成することができると共に、2回目以降の発泡性飲料1の注出できめ細かい泡3を飲料容器Cから盛り上げることができる。その結果、飲料容器Cの内部に豊富にきめ細かい泡3を生成することにより、飲料容器Cから盛り上がるきめ細かい泡3を自動的に生成することができるため、盛り上がったきめ細かい泡3を容易に生成することができる。
また、この注出方法は、発泡性飲料1の注出を停止しているときに泡3の高さを検出する工程を備え、泡3の高さを検出する工程において泡3の高さが一定高さ(例えば2回目の開放高さ、又は3回目の開放高さ)に下がったことが検出された後に発泡性飲料1の注出を実行する。ところで、発泡性飲料を注出しているときには泡が乱れて泡の高さが不安定になるため、泡の高さの検出を精度よく行うことが難しい。これに対し、本実施形態のように発泡性飲料1の注出を実行していないときに泡3の高さを検出する場合には、泡3の高さが安定しているため泡3の高さの検出を高精度に行うことができる。また、泡3の高さが一定高さ(例えば2回目の開放高さ、又は3回目の開放高さ)に下がったことが検出された後に発泡性飲料1の注出を行うことにより、飲料容器Cから発泡性飲料1がこぼれる事態を回避することができる。
また、この注出方法は、泡3の高さを検出する工程において検出された泡3の高さ(泡3の現在の高さ)と泡3の目標高さ(2回目の閉塞高さ、又は3回目の閉塞高さ)との差分から、発泡性飲料1の注出時間を算出する工程を備える。よって、算出した注出時間だけ注出を実行することにより適量の発泡性飲料1を自動的に注出することができる。従って、盛り上がるきめ細かい泡3を一層容易に生成することができる。
以上のように、飲料サーバー10及び注出方法では、盛り上がると共に泡持ちが良好なきめ細かい泡3を自動的に生成する。従って、熟練していない注出者(使用者)であっても、泡持ちが良好なきめ細かい泡3が盛り上がった発泡性飲料1を容易に注出することができる。
例えば、従来の飲料サーバーの中には、液体のみを先に注いでから液体の上に泡のみを注ぐビールサーバーがある。このビールサーバーでは、泡のみを生成して注ぐための泡発生機構がカランにおいて必要となる。カランの泡発生機構には液体が残留しやすいため、泡発生機構の洗浄に手間がかかるという現状がある。しかしながら、飲料サーバー10及び注出方法では、液体2から泡3を自己発泡させるため、カランの泡発生機構を不要とすることができる。従って、飲料サーバー10及び注出方法では、泡発生機構が不要であることにより、泡発生機構の洗浄が不要であることは勿論、カランの構成を簡易にすることができる。
また、従来の飲料サーバーの中には、飲料容器を傾けて注出を行うビールサーバーがある。このビールサーバーでは、飲料容器を傾ける傾動機構が必要であるため、装置構成が複雑になるという問題がある。しかしながら、飲料サーバー10及び注出方法は、飲料容器Cを支持する支持部13bを上下移動させるものであるため、飲料容器Cの傾動機構を不要とすることができる。よって、飲料容器Cを支持する支持部13bの構成を簡易にすることができる。
以上、本発明に係る飲料サーバー及び注出方法の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲において変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、本発明は、特許請求の範囲に記載した要旨を変更しない範囲において種々の変形が可能であり、飲料サーバーを構成する各部の構成、並びに、注出方法を構成する各工程の内容及び順序は、上記の要旨を変更しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、泡3を生成する注出を2回実行し、その後、泡3を生成しない注出を1回実行する飲料サーバー10について説明した。しかしながら、泡3を生成する注出、及び泡3を生成しない注出の回数は適宜変更可能である。また、前述の実施形態では、飲料サーバー10が3度注ぎを実行する例について説明したが、飲料サーバーは2回、又は4回以上注出を実行してもよい。
また、前述の実施形態では、カラン11、ベース12、飲料容器移動部13、センサ部14、カラン開閉部15及び制御部16を備える飲料サーバー10について説明した。しかしながら、ベース、飲料容器移動部、センサ部、カラン開閉部及び制御部のそれぞれの構成、形状、大きさ、数、材料及び配置態様は適宜変更可能であり、飲料サーバーの構成は前述した飲料サーバー10に限定されない。
また、前述の実施形態では、発泡性飲料1がビールである例について説明したが、発泡性飲料はビール以外の飲料であってもよく、発泡性飲料の種類は適宜変更可能である。
1…発泡性飲料、2…液体、3…泡、10…飲料サーバー、11…カラン、12…ベース、12a…台部、12b…支柱部、12c…フレーム、12d…延在部、12e…排出部、13…飲料容器移動部、13a…スライド部、13b…支持部、13c…アーム部、13d…トレイ部、14…センサ部、15…カラン開閉部、15a…支持台、15b…電磁ソレノイド、15c…弁部、15d…可動子、16…制御部、16a…操作部、C…飲料容器、C1…上端。

Claims (8)

  1. 発泡性飲料を注出する飲料サーバーであって、
    前記発泡性飲料が注出される飲料容器を支持する支持部と、
    前記飲料容器に前記発泡性飲料を注出するカランと、
    前記カランの前記発泡性飲料の注出を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記発泡性飲料の泡を生成する注出を少なくとも2回実行するように前記カランを制御し、前記少なくとも2回実行するうちの2回目の注出は、その1回目の注出により生成される泡の上面が下がった後に実行され、
    前記制御部は、前記少なくとも2回実行するうちの2回目の注出を実行した後に、前記発泡性飲料の泡を生成しない注出を実行する、
    飲料サーバー。
  2. 前記制御部は、前記支持部を上昇させて前記飲料容器を前記カランに近づけて注出を行うことにより、前記泡を生成しない注出を実行する、
    請求項に記載の飲料サーバー。
  3. 発泡性飲料を注出する飲料サーバーであって、
    前記発泡性飲料が注出される飲料容器を支持する支持部と、
    前記飲料容器に前記発泡性飲料を注出するカランと、
    前記カランの前記発泡性飲料の注出を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記発泡性飲料の泡を生成する注出を少なくとも2回実行するように前記カランを制御し、
    前記少なくとも2回実行するうちの1回目の注出での前記カランの閉塞時の前記泡の高さは、前記飲料容器の上端から下方に位置した箇所であり、前記少なくとも2回実行するうちの2回目の注出での前記カランの閉塞時の前記泡の高さは、前記飲料容器の上端から上方に位置した箇所であり、
    前記少なくとも2回実行するうちの2回目の注出は、その1回目の注出により生成される泡の上面が下がった後に実行される、
    飲料サーバー。
  4. 前記支持部は、前記飲料容器が鉛直方向に延びるように前記飲料容器を支持する、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の飲料サーバー。
  5. 飲料容器に発泡性飲料を自動的に注出する注出方法であって、
    支持部に支持された前記飲料容器に対し、前記発泡性飲料の泡を生成する注出を少なくとも2回実行し、前記少なくとも2回実行するうちの2回目の注出は、その1回目の注出により生成される泡の上面が下がった後に実行される工程を備え、
    前記少なくとも2回実行するうちの2回目の注出を実行した後に、前記発泡性飲料の泡を生成しない注出を実行する、
    注出方法。
  6. 飲料容器に発泡性飲料を自動的に注出する注出方法であって、
    支持部に支持された前記飲料容器に対し、前記発泡性飲料の泡を生成する注出を少なくとも2回実行し、
    前記少なくとも2回実行するうちの1回目の注出でのカランの閉塞時の前記泡の高さは、前記飲料容器の上端から下方に位置した箇所であり、前記少なくとも2回実行するうちの2回目の注出での前記カランの閉塞時の前記泡の高さは、前記飲料容器の上端から上方に位置した箇所であり、
    前記少なくとも2回実行するうちの2回目の注出は、その1回目の注出により生成される泡の上面が下がった後に実行される、
    注出方法。
  7. 前記発泡性飲料の注出を停止しているときに前記泡の高さを検出する工程を備え、
    前記泡の高さを検出する工程において前記泡の高さが一定高さに下がったことが検出された後に、前記発泡性飲料の注出を実行する、
    請求項5又は6に記載の注出方法。
  8. 前記泡の高さを検出する工程において検出された前記泡の高さと、前記泡の目標高さとの差分から、前記発泡性飲料の注出時間を算出する工程を備える、
    請求項に記載の注出方法。
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