JP2000180358A - 泡持ち評価装置 - Google Patents

泡持ち評価装置

Info

Publication number
JP2000180358A
JP2000180358A JP10360195A JP36019598A JP2000180358A JP 2000180358 A JP2000180358 A JP 2000180358A JP 10360195 A JP10360195 A JP 10360195A JP 36019598 A JP36019598 A JP 36019598A JP 2000180358 A JP2000180358 A JP 2000180358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
sample
beer
bubble
light receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10360195A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Tatsuta
敏行 竜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kirin Brewery Co Ltd
Original Assignee
Kirin Brewery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kirin Brewery Co Ltd filed Critical Kirin Brewery Co Ltd
Priority to JP10360195A priority Critical patent/JP2000180358A/ja
Publication of JP2000180358A publication Critical patent/JP2000180358A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータに負担をかけることなく、泡持ち
を適切に評価することができる泡持ち評価装置を提供す
る。 【解決手段】 ビール6の泡持ちを評価する泡持ち評価
装置において、グラス5に注がれたビール6の上方側で
ビール6からの光の光量を計測するセンサー1を備え、
センサー1により計測された光量に基づいてビール6の
泡持ちを評価する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ビール等
の各種飲料等の試料の泡持ちを評価する泡持ち評価装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】製造現場等で行われるビールの評価項目
の1つとして、ビールをグラス等に注いだ場合にどの程
度泡が持つかを調べる泡持ちの評価がある。一般に、グ
ラス等に注がれたときに形成されるビール液面上の泡の
残留時間が長いほど、ビールの品質が良好なものとされ
る。従来、泡持ちの評価は熟練したオペレータが一定の
方法でビールを注ぎ、形成された泡が途切れてビールの
液面の一部が露出し始める時点を眼によって特定し、液
面が露出し始めるまでの時間をタイマー(ストップウォ
ッチ)等を用いて測定している。
【0003】また、このようなオペレータの眼に頼った
手作業による評価方法を自動化する技術が知られてい
る。このような自動化技術としては、容器に注がれた試
料の上方からの画像を取り込むとともに、画像処理によ
って泡の領域と液面が露出された領域とを区別し、液面
が露出された領域が一定の面積になるまでの時間を測定
する方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オペレータの
眼によって泡持ちを評価する場合には、評価に熟練を要
するうえ、オペレータに単純作業の繰り返しを強いるこ
とになる。
【0005】これに対して画像処理を利用する場合に
は、評価に熟練を必要とせず、またオペレータの単純作
業を排除することができる。露出液面を自動的に測定し
て泡持ち評価を行う方法では、例えば、画像処理を用い
て測定される時間、すなわちビール等の液面が一定の面
積にわたって露出するまでの時間は、必ずしもビール等
の品質を反映する有効な基準とならない場合があるとい
う問題もある。
【0006】本発明は、オペレータに負担をかけること
なく、泡持ちを適切に評価することができる泡持ち評価
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、試料(6)の泡持ちを評価する泡持ち評価装置にお
いて、容器(5)に注がれた試料(6)の上方側で試料
(6)からの光の光量を計測する光量計測手段(1,
2)を備え、光量計測手段(1,2)により計測された
光量に基づいて試料(6)の泡持ちを評価する。
【0008】この発明によれば、光量計測手段(1,
2)により計測された光量に基づいて泡持ちを評価する
ので、オペレータに負担をかけることなく、泡持ちを適
切に評価することができる。また、画像処理等の複雑な
処理を必要としない。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の泡持ち評価装置において、光量計測手段(1,2)に
より計測された光量が所定値に到達するまでの時間を泡
持ちの評価基準として計測する計時手段(3)を備え
る。
【0010】この発明によれば、計測された光量が所定
値に到達するまでの時間を計時手段(3)によって計測
し、この時間を評価の基準として用いるので、煩雑な作
業を必要としない。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の泡持ち評価装置において、所定値は試料(6)の液面
の一部が露出し始める状態に対応する値に設定されてい
る。
【0012】この発明によれば、試料(6)の液面の一
部が露出し始める状態に至るまでの時間を計測するの
で、泡持ちを適切に評価することができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の泡持ち評価装置において、所定値は試料(6)の液面
の一部が露出する以前の状態に対応する値に設定されて
いる。
【0014】この発明によれば、試料(6)の液面の一
部が露出する以前の状態に至るまでの時間を計測するの
で、短時間で泡持ちの評価を行うことができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の
いずれか1項に記載の泡持ち評価装置において、光量計
測手段(1,2)の受光部(1a)は、試料(6)が注
がれる容器(5)上方の計測位置、および容器(5)上
方から退避する待機位置の間で移動可能とされ、受光部
(1a)が待機位置にあるときに容器(5)に試料
(6)を注ぐことが可能とされ、待機位置から計測位置
へ受光部(1a)が移動されると容器(5)に注がれた
試料(6)に形成された泡に基づく光量に応答して計時
手段(3)が計時を開始する。
【0016】この発明によれば、試料(6)に形成され
た泡に基づく光量に応答して計時手段(3)が計時を開
始するので、作業の手順を減らすことができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか1項に記載の泡持ち評価装置において、光量計
測手段(1,2)は試料(6)に向けて照射された光の
反射光の光量を計測するものである。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか1項に記載の泡持ち評価装置において、光量計
測手段(1,2)は受光素子と、試料(6)の上方で受
けた光を受光素子に導く光ファイバー(1b)とを備え
る。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
の泡持ち評価装置において、試料(6)を容器(5)に
注いでから一定時間が経過した時点における光量計測手
段(1,2)で計測された光量に基づいて試料(6)の
泡持ちを評価する。
【0020】この発明によれば、一定時間が経過した時
点における光量に基づいて泡持ちを評価するので、煩雑
な作業を必要とせず、また泡持ちの評価に要する時間を
適切に管理することができる。
【0021】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の
いずれか1項に記載の泡持ち評価装置において、試料と
してのビール(6)の泡持ちを評価するものである。
【0022】なお、本発明の理解を容易にするために添
付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それによ
り本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を用いて、本発
明による泡持ち評価装置をビールの泡持ちを評価する評
価装置に適用した実施の形態について説明する。
【0024】図1(a)は本装置の全体構成を示す斜視
図、図1(b)は泡持ちを評価する際の様子を示す図、
図2は本装置の制御系を示す制御ブロック図である。図
1(a)に示すように、本実施の形態の評価装置は容器
に注がれたビールからの反射光を受光する受光部1aお
よび受光部1bに入射した光を導くファイバーケーブル
1bからなるセンサー1と、ファイバーケーブル1bが
接続され受光部1bに入射した光の光量を受光素子(不
図示)を介して受光するとともにその光量を表示するセ
ンサーアンプ2と、泡持ち時間を計時するためのタイマ
ー3とを備える。受光部1aは対象物に向けて照明光を
照射する照明光学系(不図示)を備え、照明光学系から
照射された光が対象物で反射されて受光部1aに入射す
るように構成されている。
【0025】図1(b)に示すように、受光部1aはグ
ラス5に注がれたビール6の上方の計測位置(図1
(b)中、矢印Aで示す位置)と、計測位置から退避す
る待機位置(図1(b)中、矢印Bで示す位置)との間
でスライド可能に設けられている。受光部1aが計測位
置にあるとき、受光部1aの照明光学系から照射された
光はビールの泡ないし液面で反射されて受光部1aに入
射する。この入射光はファイバーケーブル1bを介して
センサーアンプ2内の受光素子に導かれ、受光部1aで
の受光量がセンサーアンプの表示部2aに表示される。
【0026】図2に示すようにタイマー3は計時を行う
タイマー部3aと、タイマー部3aおよびセンサーアン
プ2に接続された制御部3bとを備える。後述するよう
に、制御部3bは泡持ち評価に際してタイマー部3aお
よびセンサーアンプ2の動作を制御する。
【0027】次に、本装置の動作について泡持ち評価の
手順に即して説明する。図3は制御部3bにおいて実行
される泡持ち評価時の処理を示すフローチャート、図4
は受光部1aに入射される光量の変化を示す図である。
【0028】本装置の電源を投入すると、図3の処理が
スタートし、ステップS1において所定の初期化処理を
実行する。初期化処理にはタイマー部3aの計時のリセ
ット、センサーアンプ2に表示される光量のリセット等
が含まれる。次に、受光部1aを図1(b)に示す待機
位置に退避させた状態でビールビン7からグラス5に一
定の方法でビールを注ぐ。例えば、8℃に調温したビー
ルビン7を開栓し、グラス5の上端より3cm(グラス
5の底から12cm)高い位置から4〜6秒間で泡がグ
ラス5の上端まで生成するようにビールを注ぐ。なお、
図1(b)の符号8はビールビン7を一定の高さに支持
するための支持具を示す。
【0029】ビールをグラス5に注いだ後、受光部1a
をスライドさせて計測位置に移動させる。一方、ステッ
プS2では受光量が予め定められた閾値X1以上か否か
判断し、閾値X1以上であると判定されるのを待ってス
テップS3へ進む。ビールを注いだ直後には生成された
泡によってビールの上面は光の反射率が高い状態となっ
ているため、受光部1aをスライドさせることにより、
受光部1aの受光量は大幅に増加して閾値X1以上の値
をとる。このため、ステップS2の判断は受光部1aを
計測位置にスライドさせることにより肯定される。
【0030】ステップS2の判断が肯定されると、ステ
ップS3においてタイマー3の計時が開始される。続く
ステップS4では光量が予め定められた閾値X2以下で
あるか否か判断し、判断が肯定されるのを待って計時を
停止し(ステップS5)、タイマー3の表示部3aに、
計時された時間を表示する(ステップS6)。
【0031】次に、ステップS7において評価の継続を
指示するための所定の操作が行われたと判定されればス
テップS1へ戻り、その操作が行われていないと判定さ
れればステップS8へ進む。ステップS8において評価
の終了を指示するための所定の操作が行われていると判
定されれば処理を終了し、その操作が行われていないと
判定されればステップS7へ戻る。ステップS7〜ステ
ップS8の処理により、泡切れ評価の継続あるいは終了
がオペレータの指示に従って選択される。
【0032】図4はビールをグラス5に注いだ直後から
の反射光量の変化を示している。図4に示すように、反
射光量は時間の経過とともに低下する。これは、ビール
の泡は白色であるため光の反射率が高いのに対して、泡
のないビールの液面は、より反射率が低いことに起因す
るものである。すなわち、生成された泡が次第に減少し
て泡の層が薄くなり、ビールの液面の反射光量に対する
泡の影響度が低下し、受光部1aで受光される反射光量
が減少してゆく。
【0033】図4では上記閾値X2の値を60ルクスに
設定した場合を示している。この閾値X2は、例えば泡
切れが生じたと判定された時点の反射光量を予め複数回
測定しておき、この複数回測定された反射光量の平均値
を閾値X2とする。泡切れはオペレータの眼によって判
断することができるが、予め閾値X2を入力することに
より、試料ごとに肉眼によって泡切れを判断する必要が
なくなる。泡切れが生じた状態とは、例えばビールの液
面が一箇所でも最初に露出した状態として定義される。
図4はこのような状態を基準として閾値X2を定めた場
合を示している。
【0034】図3の処理では、反射光量の値が閾値X1
以上となった時点でタイマー3の計時を開始し(ステッ
プS3)、反射光量の値が閾値X2に低下した時点でタ
イマー3の計時を停止しているので(ステップS5)、
ステップS6では受光部1aを計測位置に設定してから
反射光量の値が閾値X2まで低下する間の時間が表示さ
れることになる。そしてこの時間が長いほど泡持ちが良
好であると評価されることとなる。なお、図4に示すよ
うに反射光量が変化する場合であれば、閾値X1は閾値
X2(60ルックス)より大きくビールを注いだ直後の
反射光量(約1300ルックス)以下の範囲であって、
受光部1aが計測位置に移動されたことを確実に検出で
きる値に設定すればよい。
【0035】1つの試料について泡持ちの評価が終了
し、次の試料について評価を継続する場合には、受光部
1aを待機位置に移動させた後、評価済みの試料を除去
するとともに評価継続を指示する操作(ステップS7)
を行う。その後、次の試料となる新たなビールをグラス
に注ぎ、再度受光部1aを計測位置に移動させればよ
い。これにより、ステップS2の判断が肯定されるた
め、上述の動作が繰り返されることとなる。
【0036】閾値X2は上述のような泡切れが生じた状
態以外の状態を基準として設定してもよく、例えば液面
が露出する前の状態でもよいし、あるいは液面が露出し
始めた後であって、液面の泡の反射光量に対する影響度
が減少した時点を基準として設定してもよい。このよう
に、閾値X2の値を変化させることにより、泡の種々の
状態に対応させることができるので、ビールの種類や評
価目的等に応じて常に適切な泡持ち評価を行うことがで
きる。
【0037】なお、一般的に、ビールの泡切れを適切に
評価するためには、ビールの液面が一箇所でも露出する
までの時間、あるいはそれ以前の段階、すなわちある程
度泡が薄くなった段階までの時間を基準とするのがよ
い。そして、閾値X2の値を上記の泡切れが生じる前の
状態に対応する値に設定すれば、図4に示す場合と比較
して、評価に要する時間をより短縮することができる。
この場合、反射光量が閾値X2に到達するまでの時間や
反射光量のカーブに基づいて、泡切れが生じるまでの時
間、すなわちビールの液面が一箇所でも現れるまでの時
間を予測することもできる。
【0038】なお、ビールの種類が異なれば、図4に示
すような反射光量のカーブも当然異なってくるため、ビ
ールの種類を切り替える場合には予め新たな種類のビー
ルの反射光量がどのように変化するかを調べ、閾値X1
およびX2をその反射光量の変化に応じた値に設定する
必要がある。
【0039】図3に示す処理に代えて、例えば図5に示
す処理を採用してもよい。装置の電源を投入すると、図
5の処理がスタートし、ステップS11において所定の
初期化処理を実行する。初期化処理にはタイマー部3a
の計時のリセット、センサーアンプ2に表示される光量
のリセット等が含まれる。次に、受光部1aを図1
(b)に示す待機位置に退避させた状態でビールビン7
からグラス5に一定の方法でビールを注ぐ。
【0040】ビールをグラス5に注いだ後、受光部1a
をスライドさせて計測位置に移動させる。一方、ステッ
プS12では受光量が予め定められた閾値X1以上か否
か判断し、閾値X1以上であると判定されるのを待って
ステップS13へ進む。なお、上述のようにステップS
12の判断は受光部1aを計測位置にスライドさせるこ
とにより肯定される。
【0041】ステップS12の判断が肯定されると、ス
テップS13においてタイマー3の計時が開始される。
続くステップS14ではタイマー3の計時時間が予め定
められた時間T以上であるか否か判断し、判断が肯定さ
れるのを待って計時を停止し(ステップS15)、その
ときに計測されている反射光量をセンサーアンプ2に表
示する(ステップS16)。
【0042】次に、ステップS17において評価の継続
を指示するための所定の操作が行われたと判定されれば
ステップS11へ戻り、その操作が行われていないと判
定されればステップS18へ進む。ステップS18にお
いて評価の終了を指示するための所定の操作が行われて
いると判定されれば処理を終了し、その操作が行われて
いないと判定されればステップS17へ戻る。
【0043】図5の処理では、ステップS12の判断が
肯定されてから一定時間(T)が経過した時点における
反射光量を表示するようにしている(ステップS1
6)。したがって、泡持ちが良好なほど表示される反射
光量は高い値をとることになる。
【0044】図5の処理では、一定時間(T)が経過す
れば必ず次の試料の評価に移行することができるため、
泡持ち評価の時間管理が容易になるという利点がある。
また、図5の処理において一定時間(T)を泡切れが生
じるまでの時間よりも短めに設定すれば、図4に示すよ
うに閾値X2の間を設定する場合と比較して、より評価
時間を短縮することができる。またこの場合、一定時間
(T)経過時点における反射光量に基づいて泡切れが生
ずる時間を予測することもできる。
【0045】上記実施の形態では、ビールに照射された
光の反射光に基づいて泡持ちを評価しているが、反射光
量に代えて透過光量に基づいて泡持ちを評価するように
してもよい。反射光量あるいは透過光量のうちのいずれ
を用いるのかについては、試料の色や泡の状態に応じ
て、適宜選択することができる。
【0046】上記実施の形態では、ビールの泡持ちを評
価する装置についての適用例について述べたが、本発明
による泡持ち評価装置はビールに限らず、各種発泡酒、
炭酸飲料等に代表される各種飲料の他、飲料以外の化学
品、例えば各種薬品やサンプル等の泡持ち、泡切れ等を
評価するための装置についても適用できる。
【0047】
【発明の効果】請求項1、6、7または9に記載の発明
によれば、光量計測手段により計測された光量に基づい
て泡持ちを評価するので、オペレータに負担をかけるこ
となく、泡持ちを適切に評価することができる。また、
画像処理等の複雑な処理を必要としない。
【0048】請求項2に記載の発明によれば、計測され
た光量が所定値に到達するまでの時間を計時手段によっ
て計測し、この時間を評価の基準として用いるので、煩
雑な作業を必要としない。
【0049】請求項3に記載の発明によれば、試料の液
面の一部が露出し始める状態に至るまでの時間を計測す
るので、泡持ちを適切に評価することができる。
【0050】請求項4に記載の発明によれば、試料の液
面の一部が露出する以前の状態に至るまでの時間を計測
するので、短時間で泡持ちの評価を行うことができる。
【0051】請求項5に記載の発明によれば、試料に形
成された泡に基づく光量に応答して計時手段が計時を開
始するので、作業の手順を減らすことができる。
【0052】請求項8に記載の発明によれば、一定時間
が経過した時点における光量に基づいて泡持ちを評価す
るので、煩雑な作業を必要とせず、また泡持ちの評価に
要する時間を適切に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による泡持ち評価装置の一実施の形態を
示す図であり、(a)は本装置の全体構成を示す斜視
図、(b)は泡持ちを評価する際の様子を示す図。
【図2】図1に示す装置の制御系を示す制御ブロック
図。
【図3】制御部における処理を示すフローチャート。
【図4】反射光量の変化の様子を示す図。
【図5】図3に代わる処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 センサー 1a 受光部 1b 光ファイバー 2 センサーアンプ 3 タイマー 5 グラス 6 ビール

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料の泡持ちを評価する泡持ち評価装置
    において、 容器に注がれた試料の上方側で前記試料からの光の光量
    を計測する光量計測手段を備え、 前記光量計測手段により計測された前記光量に基づいて
    前記試料の泡持ちを評価することを特徴とする泡持ち評
    価装置。
  2. 【請求項2】 前記光量計測手段により計測された光量
    が所定値に到達するまでの時間を泡持ちの評価基準とし
    て計測する計時手段を備えることを特徴とする請求項1
    に記載の泡持ち評価装置。
  3. 【請求項3】 前記所定値は前記試料の液面の一部が露
    出し始める状態に対応する値に設定されていることを特
    徴とする請求項2に記載の泡持ち評価装置。
  4. 【請求項4】 前記所定値は前記試料の液面の一部が露
    出する以前の状態に対応する値に設定されていることを
    特徴とする請求項2に記載の泡持ち評価装置。
  5. 【請求項5】 前記光量計測手段の受光部は、前記試料
    が注がれる容器上方の計測位置、および前記容器上方か
    ら退避する待機位置の間で移動可能とされ、 前記受光部が前記待機位置にあるときに前記容器に前記
    試料を注ぐことが可能とされ、前記待機位置から前記計
    測位置へ前記受光部が移動されると前記容器に注がれた
    前記試料に形成された泡に基づく光量に応答して前記計
    時手段が計時を開始することを特徴とする請求項2〜4
    のいずれか1項に記載の泡持ち評価装置。
  6. 【請求項6】 前記光量計測手段は前記試料に向けて照
    射された光の反射光の光量を計測するものであることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の泡持ち
    評価装置。
  7. 【請求項7】 前記光量計測手段は受光素子と、 前記試料の上方で受けた光を前記受光素子に導く光ファ
    イバーとを備えることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れか1項に記載の泡持ち評価装置。
  8. 【請求項8】 前記試料を容器に注いでから一定時間が
    経過した時点における前記光量計測手段で計測された光
    量に基づいて前記試料の泡持ちを評価することを特徴と
    する請求項1に記載の泡持ち評価装置。
  9. 【請求項9】 前記試料としてのビールの泡持ちを評価
    するものであることを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    か1項に記載の泡持ち評価装置。
JP10360195A 1998-12-18 1998-12-18 泡持ち評価装置 Withdrawn JP2000180358A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10360195A JP2000180358A (ja) 1998-12-18 1998-12-18 泡持ち評価装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10360195A JP2000180358A (ja) 1998-12-18 1998-12-18 泡持ち評価装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000180358A true JP2000180358A (ja) 2000-06-30

Family

ID=18468321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10360195A Withdrawn JP2000180358A (ja) 1998-12-18 1998-12-18 泡持ち評価装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000180358A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1544571A1 (en) * 2002-09-10 2005-06-22 Sapporo Breweries Limited Method and instrument for measuring size of bubbles of malt alcohol beverage
CN106706890A (zh) * 2017-02-24 2017-05-24 徐工集团工程机械有限公司 沥青发泡效果测量装置及方法
JP2019090635A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 サッポロビール株式会社 泡測定方法
JP2019168472A (ja) * 2019-06-18 2019-10-03 サッポロビール株式会社 泡測定方法及び泡測定装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1544571A1 (en) * 2002-09-10 2005-06-22 Sapporo Breweries Limited Method and instrument for measuring size of bubbles of malt alcohol beverage
US7355694B2 (en) * 2002-09-10 2008-04-08 Sapporo Breweries Limited Method and apparatus for measuring a particle diameter of foam on a malt alcoholic drink
EP1544571A4 (en) * 2002-09-10 2009-05-27 Sapporo Breweries METHOD AND INSTRUMENT FOR MEASURING THE SIZE OF BLADES OF A MALT ALCOHOLIC BEVERAGE
CN106706890A (zh) * 2017-02-24 2017-05-24 徐工集团工程机械有限公司 沥青发泡效果测量装置及方法
JP2019090635A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 サッポロビール株式会社 泡測定方法
JP7010669B2 (ja) 2017-11-13 2022-01-26 サッポロビール株式会社 泡測定方法
JP2019168472A (ja) * 2019-06-18 2019-10-03 サッポロビール株式会社 泡測定方法及び泡測定装置
JP7010887B2 (ja) 2019-06-18 2022-01-26 サッポロビール株式会社 泡測定方法及び泡測定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI682163B (zh) 用於檢查眼用透鏡的系統與方法
JP4315787B2 (ja) 基板処理装置、並びに被充填体における液体充填度および気体混入度判定構造
ATE227840T1 (de) Verfahren und vorrichtung zur endpunktbestimmung beim chemischen polieren von halbleiterwafern
US20090035182A1 (en) Automatic analyzer
JP2000180358A (ja) 泡持ち評価装置
WO2001069183A3 (en) Method and apparatus for determining liquid levels in a liquid sample container
JP2006284492A (ja) 複数試料自動処理システム及び複数試料自動処理方法
WO1999030149A1 (fr) Procede et dispositif pour evaluer le temps de retention de la mousse de biere
JP2009121873A (ja) 自動分析装置
JP3977375B2 (ja) 麦芽アルコール飲料の泡の粒径を測定する方法及び装置
WO2021053858A1 (ja) 自動分析装置およびその水平出し方法
JPH06238089A (ja) 洗濯機
JP2014066730A (ja) 自動分析装置
JP6896936B2 (ja) 自動分析装置
JP2000275238A (ja) ビール等の泡持ち時間評価装置
JP2002286526A (ja) 汚泥界面計測方法および汚泥界面計測装置
KR100480490B1 (ko) 다중 접합 웨이퍼의 공간 검사장치
EP3786644B1 (en) Automated analyzer and method of controlling the automated analyzer
KR100791277B1 (ko) 평판 디스플레이 패널 검사장치
JP3254590B2 (ja) 自動分析装置
JP3315868B2 (ja) 自動分析装置
JP2003077800A (ja) 基板の現像処理方法および現像処理装置
JP3549432B2 (ja) 泡持ち時間測定方法及びその装置
JP3047612B2 (ja) 自動化学分析装置
JPH0720052A (ja) 濃度測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060307