JP7010113B2 - ボイラ装置 - Google Patents
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Description
以下、本発明の第1実施形態に係るボイラ装置1について、図1~図4を参照しつつ説明する。本実施形態のボイラ装置1は、図1に示すように、N(≧2)台のボイラとしてのボイラ10A,10B,10Cと、蒸気ヘッダ2と、接続管3と、蒸気供給ラインL1と、制御手段4とを備える。なお、ボイラ10A,10B,10Cはそれぞれ、単にボイラ10とも称する。
ボイラ装置1の各ボイラ10(10A,10B,10C)は、それぞれ缶体(図示せず)を備えた小型の貫流ボイラとされる。本実施形態において、各ボイラ10は、複数の燃焼モード(例えば、低燃焼と高燃焼)で燃焼が可能なボイラとすることが好ましい。また、各ボイラ10は、切替手段11と、水位センサ12と、エコノマイザ13とを備える。そして、各ボイラ10は、クローズド給水ラインLcとオープン給水ラインLoとが接続可能に構成される。なお、クローズド給水ラインLcとオープン給水ラインLoの下流側は、ボイラ10の本体部と切替手段11との間においては、共通のラインにより構成される。
本実施形態のボイラ装置1に接続されるドレン回収装置6は、ドレンタンク61と、オープンタンク62とを備える。また、ドレン回収装置6は、ボイラ装置1及びこれらのタンクを接続し、蒸気又は水(ドレン)を流通させる複数のラインを備える。具体的には、ドレン回収装置6は、ラインとして、ドレン回収ラインL2と、加圧蒸気ラインL3と、フラッシュ蒸気ラインL4と、クローズド給水ラインLcと、オープン給水ラインLoとを備える。
次に、図4のフローチャートを用いて、上記構成のボイラ装置1の動作を説明する。なお、以下の説明では、台数設定部41は、クローズド給水を行う対象ボイラ台数Xを2台に設定しているものとする。
以上のようなボイラ装置1によれば、制御手段4のクローズド対象設定部44が、複数のボイラ10のうち1台以上N-1台以下(上記実施形態では2台)のボイラ10をクローズド給水を行うことのできるクローズド給水対象ボイラに設定する。また、オープン給水対象ボイラ(上記実施形態では1台)へのクローズド給水を制限するよう構成される。したがって、少なくとも1台のボイラにはオープン給水を行うことになるため、ドレン回収装置6が送水能力不足となることを防止することが可能である。具体的には、ドレンタンク61が小容量の圧力容器により構成される場合やドレンの回収量が少ない場合等にも、ドレンタンク61のドレンが不足することを抑制することができる。また、ボイラ10全台を高負荷で運転する場合にも、ドレン供給ポンプPcが送水能力不足になることを防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るボイラ装置1について、図1及び図5~図7を参照しつつ説明する。本実施形態のボイラ装置1にも、図1に示すように、負荷機器5及びドレン回収装置6が接続される。負荷機器5及びドレン回収装置6の構成は、第1実施形態のものと同一であるため、その説明を省略する。本実施形態のボイラ装置1も、N(≧2)台のボイラとしてのボイラ10A,10B,10Cと、蒸気ヘッダ2と、接続管3と、蒸気供給ラインL1と、制御手段4とを備える。本実施形態のボイラ装置1は、制御手段4の構成のみが、第1実施形態のものと異なっている。本実施形態のボイラ装置1は、制御手段4がクローズド給水対象ボイラを所定時間毎に予め定めた順番で変更することを特徴とするものである。以下、第1実施形態のものと同様な構成要素には同様の符号を付して説明を省略し、相違点のみを説明する。
本実施形態の制御手段4は、図5に示すように、切替手段制御部40と、記憶部45と、切替時間設定部47と、タイマー48とを備える。
次に、図7のフローチャートを用いて、上記構成のボイラ装置1の動作を説明する。なお、以下の説明では、クローズド給水対象ボイラの数を3台のボイラ10A,10B,10Cのうち2台に設定しているものとする。また、切替時間設定部47により、切替時間は既に設定されているものとする。
以上のような本実施形態のボイラ装置1によっても、第1実施形態に準じた効果を得ることが可能である。特にボイラ装置1の各ボイラ10が全台均一負荷で燃焼する構成であれば、単に一定の時間ごとにクローズド給水対象ボイラをローテーションするという簡単な制御であっても、ボイラ10ごとの給水方法のばらつきを抑え、高負荷のボイラ10に対してオープン給水を行い低負荷のボイラ10にクローズド給水を行うというような効率の悪い給水をすることが避けられる。
・上記実施形態においては、ボイラ装置1はN(≧2)台のボイラとして3台のボイラ10A,10B,10Cを備えていたが、ボイラ装置1の備えるボイラ10の台数は3台に限られない。すなわち、ボイラ装置1の備えるボイラ10の台数は、2台以上の任意の台数とすることができる。また、クローズド給水を行うクローズド対象ボイラの台数も、上述した実施形態の2台に限られない。すなわち、ボイラ10の総数をN台とすると、1台以上N-1台以下のボイラをクローズド対象ボイラとすることができる。
・上記第1実施形態及び第2実施形態において、各ボイラ10に設けられる切替手段11は、クローズド給水ラインLcに設けられるクローズド給水弁Vcと、オープン給水ラインLoに設けられる補助ポンプPo及び逆止弁Voとを備えて構成されていたが、切替手段11の構成は、このような構成に限られない。すなわち、クローズド給水ラインLc及びオープン給水ラインLoに設けられる部材を、共にモータバルブにより構成される給水弁とすることが可能である。また、クローズド給水ラインLc及びオープン給水ラインLoに設けられる部材を、共に補助ポンプ及び逆止弁により構成しても良い。さらに、クローズド給水ラインLcに設けられる部材として補助ポンプ及び逆止弁を用い、オープン給水ラインLoに設けられる部材として給水弁を用いることも可能である。切替手段11としては、ドレンの流通の許容と規制とを切り替えることの可能な任意の構成を適用することができる。
・上記実施形態において、燃焼中のボイラ10は、水位を略一定に維持する水位一定制御を行うよう構成されていたが、水位の制御はこのような制御に限定されない。すなわち、ボイラ10の水位の制御として、水位が第1水位を下回った場合にクローズド給水弁Vcを開放するか又は補助ポンプPoを駆動し、水位が第2水位(>第1水位)を上回った場合にクローズド給水弁Vcを閉止するか又は補助ポンプPoの駆動を停止する、水位変動制御を行うことも可能である。この場合、クローズド給水弁Vcは開閉弁としてもよく、補助ポンプPoはインバータ制御ができないものであっても良い。ただし、エコノマイザ13内でのドレンの沸騰を防止するためには、水位が第2水位を上回った場合にも、クローズド給水弁Vcを完全には閉止せず、補助ポンプPoを完全には止めずに、少量の給水を行うことが好ましい。
2 :蒸気ヘッダ
3 :接続管
4 :制御手段
5 :負荷機器
6 :ドレン回収装置
10 :ボイラ
10A :ボイラ
10B :ボイラ
10C :ボイラ
11 :切替手段
12 :水位センサ
13 :エコノマイザ
21 :スチームトラップ
31 :圧力調整弁
32 :圧力調整弁
33 :補給水供給ポンプ
40 :切替手段制御部
41 :台数設定部
42 :給水要求取得部
43 :優先順位設定部
44 :クローズド対象設定部
45 :記憶部
47 :切替時間設定部
48 :タイマー
61 :ドレンタンク
62 :オープンタンク
63 :新水導入ライン
L1 :蒸気供給ライン
L2 :ドレン回収ライン
L3 :加圧蒸気ライン
L4 :フラッシュ蒸気ライン
L5 :補給水ライン
Lc :クローズド給水ライン
Lo :オープン給水ライン
Pc :ドレン供給ポンプ
Po :補助ポンプ
R :優先順位
RR :燃焼優先順位
S1~S9 :ステップ
SS1~SS5 :ステップ
T1~T3 :期間
Vc :クローズド給水弁
Vo :逆止弁
X :対象ボイラ台数
Claims (3)
- N(≧2)台のボイラを備えたボイラ装置であって、制御手段を備え、
前記複数のボイラの各ボイラは、クローズド給水を行うためのクローズド給水ラインと、オープン給水を行うためのオープン給水ラインとを接続可能に構成され、
前記各ボイラは、前記クローズド給水と前記オープン給水とを切り替える切替手段を備えており、
前記制御手段は、前記複数のボイラのうち1台以上N-1台以下のボイラをクローズド給水を行うことのできるクローズド給水対象ボイラに設定し、前記クローズド給水対象ボイラ以外のボイラへのクローズド給水を制限するよう前記各ボイラの切替手段を制御するとともに、所定のタイミングで前記クローズド給水対象ボイラを変更する、ボイラ装置。 - 請求項1に記載のボイラ装置であって、
前記制御手段は、前記複数のボイラのうち給水を開始するボイラから順に優先順位を割り付け、優先順位の高い1台以上N-1台以下のボイラを前記クローズド給水対象ボイラに設定し、
前記制御手段はさらに、前記クローズド給水対象ボイラのうちの1台のボイラへの給水が停止する場合に、当該給水停止するボイラの優先順位を最低にするとともに、これより優先順位の低かったボイラの優先順位を繰り上げることで、前記クローズド給水対象ボイラを変更する、ボイラ装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のボイラ装置であって、タイマーを備え、
前記制御手段は、前記タイマーから時間を取得して、前記クローズド給水対象ボイラを所定時間ごとに予め定めた順番で変更する、ボイラ装置。
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