JP2023065687A - 温水製造システム - Google Patents
温水製造システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2023065687A JP2023065687A JP2023036358A JP2023036358A JP2023065687A JP 2023065687 A JP2023065687 A JP 2023065687A JP 2023036358 A JP2023036358 A JP 2023036358A JP 2023036358 A JP2023036358 A JP 2023036358A JP 2023065687 A JP2023065687 A JP 2023065687A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- temperature
- water
- steam
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 1630
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 165
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 120
- 238000010992 reflux Methods 0.000 claims description 17
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 11
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 claims description 11
- 238000011084 recovery Methods 0.000 claims description 6
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 6
- 239000008236 heating water Substances 0.000 claims 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 27
- 230000009467 reduction Effects 0.000 abstract description 26
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 38
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 34
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 21
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 18
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 14
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 12
- 235000013305 food Nutrition 0.000 description 7
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 7
- 230000001954 sterilising effect Effects 0.000 description 5
- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 description 5
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 239000002803 fossil fuel Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 102200111151 rs869312902 Human genes 0.000 description 4
- 238000005406 washing Methods 0.000 description 4
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 3
- 235000013361 beverage Nutrition 0.000 description 2
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 2
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 2
- 230000001052 transient effect Effects 0.000 description 2
- 239000002918 waste heat Substances 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010411 cooking Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000005262 decarbonization Methods 0.000 description 1
- 238000005238 degreasing Methods 0.000 description 1
- 229940079593 drug Drugs 0.000 description 1
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 1
- 238000005265 energy consumption Methods 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 239000005431 greenhouse gas Substances 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 235000013324 preserved food Nutrition 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
- 238000004781 supercooling Methods 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Abstract
Description
以下、本発明の第1実施形態に係る温水製造システム1について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書における「ライン」とは、流路、経路、管路等の流体の流通が可能なラインの総称である。
本実施形態の温水製造システム1は、用水W1をヒートポンプ式給湯器の凝縮器に循環させながら第1温度まで加温する第1加温手段2と、第1加温手段2で加温された用水W1を蒸気ボイラで発生させた蒸気Sと間接熱交換させて第1温度よりも高い第2温度まで昇温する第2加温手段3と、を備える。
図2に示されるように、第1給湯器11のヒートポンプ回路90は、冷媒圧縮機91と、凝縮器92と、膨張弁93と、蒸発器94を備える。これらの冷媒圧縮機91と、凝縮器92と、膨張弁93と、蒸発器94は、冷媒循環ラインL7によって順次環状に接続されており、これによりヒートポンプ回路90が形成されている。
なお、蒸発器の構造として、伝熱面が外部に露出されている場合、熱源ガスはファンにより伝熱面に供給(例えば、大気の通風)される。また、蒸発器の構造として、伝熱面が閉鎖空間(例えば、シェル)内に存在している場合、熱源ガスはブロワにより伝熱面に供給される。
循環ポンプは、例えばインバータ制御により回転数が調整されて駆動し、これにより、循環流量が調整される。なお、各給湯器11、12、13に対応させて流量調整弁を設けて、流量調整弁の開度を制御することにより、循環流量を調整する構成を採用してもよい。流量調整弁を設ける場合、循環ポンプは所定の回転数(駆動周波数一定)で駆動される。
このように、用水W1は、ヒートポンプ式給湯システム10と第1温水タンク40の間を、第1給湯ラインL1、第1給湯戻りラインL1Rを通じて循環する。
これにより、ヒートポンプ式給湯システム10は、第1温水タンク40内の用水W1を、各給湯器11、12、13のヒートポンプ回路90の凝縮器92に循環させながら、第1温度、例えば50~70℃まで加温する。
第1温水タンク40には、貯留されている温水W1の温度を検知する第1温度センサ41と、貯留されている温水W1の水位WL1を検知する第1水位センサ42が設けられている。そして、この第1温度センサ41、第1水位センサ42の検出結果に基づき、第1貯湯制御が行われる。この第1貯湯制御の詳細については、後で説明する。
第1温水タンク40と第2温水タンク240とは、温水送出ラインL16により接続されている。温水送出ラインL16には、第1温水タンク40内の温水W1を第2温水タンク240に供給するための温水ポンプ243と、後述する昇温用熱交換器270が設けられている。
第2温水タンク240には、貯留されている温水W2の温度を検知する第2温度センサ241と、貯留されている温水W2の水位WL2を検知する第2水位センサ242が設けられている。そして、この第2温度センサ241の検出結果に基づき、給蒸制御が行われる。また、第2水位センサ242の検出結果に基づき、第2貯湯制御が行われる。第2貯湯制御においては、第2水位センサ242の検出結果に基づき、第1温水タンク40内の温水W1を、第2温水タンク240内に供給する。これらの給蒸制御および第2貯湯制御の詳細については、後で説明する。
蒸気ボイラ装置30は、好適にはガス燃焼または油燃焼のバーナを有する蒸気ボイラであり、例えば、蒸気Sを発生させる複数台の貫流ボイラ31により構成される。
第2加温手段3は、第1加温手段2で加温された用水を蒸気ボイラ装置30で発生させた蒸気Sを利用して第1温度よりも高い第2温度まで昇温する。
昇温用熱交換器270により加温された温水W1は、温水送出ラインL16を通じて、第2温水タンク240に供給される。
給水タンク60に貯留されている用水は、ボイラ給水ラインL4を介して、ボイラ給水として蒸気ボイラ装置30に供給される。ボイラ給水ラインL4には、ボイラ給水ポンプ32が設けられている。ボイラ給水ポンプ32は、例えばインバータ制御により、蒸気ボイラ装置30への用水の給水量が調整されるように駆動する。なお、ボイラ給水ポンプ32は、複数台の貫流ボイラ31ごとに設けられていてもよく、蒸気ボイラ装置30内に設けられていてもよい。また、給水量の調整は、流量調整弁によるものとしてもよい。
例えば、第1給湯器11について着目すると、給湯制御部110は、給湯温度センサ14によって検出された検出温度が、予め定められた目標給湯温度となるように、循環ポンプの回転数を制御して給湯量を調整する。第2給湯器12、第3給湯器13の制御についても同様である。
なお、各給湯器11、12、13に対応させて流量調整弁を設けて、流量調整弁の開度を制御することにより、給湯量の調整を行ってもよい。
これにより、給湯器11、12、13から供給される温水W1は、常に目標給湯温度となるように、目標給湯温度に対応する第1温度まで加温される。
なお、ヒートポンプ回路に投入される熱源の量が少ない場合は、給湯量を絞ることにより、給湯温度が目標給湯温度に維持されるように制御される。
給蒸制御部130は、第2温水タンク240の第2温度センサ241によって検出された検出温度に基づき、昇温用給蒸弁54の開度を制御する。より詳細には、給蒸制御部130は、第2温度センサ241によって検出された検出温度が、予め定められた目標貯湯温度となるように、昇温用給蒸弁54の開度を制御して蒸気Sの供給量を調整する。この供給量の調整にはフィードバック制御を用いるのが好適である。例えば、第2温度センサ241の検出温度が目標貯湯温度に収束するように、PIDアルゴリズムにより昇温用給蒸弁54に対する操作量が演算され、給蒸制御部130から昇温用給蒸弁54のアクチュエータ回路へ開度指定信号が出力される。
このような給蒸制御を行うことにより、第2温水タンク240内の貯留水W2の温度(以下、貯湯温度ともいう)が常に目標貯湯温度となるように、昇温用熱交換器270において、温水W1と蒸気Sとの間で間接熱交換が行われる。これにより、温水W1は目標貯湯温度に対応する第2温度まで加温される。すなわち、この給蒸制御により、第2加温工程が実行される。
第1貯湯制御部140は、第1水位センサ42の検出結果に基づき、補給水弁62の制御を行う。
図4に示されるように、第1水位センサ42は、複数の電極棒を備える電極式水位検出器により構成されており、第1電極棒421と、第2電極棒422と、第3電極棒423と、第4電極棒424と、第5電極棒425と、を備えている。また、図示はしていないが、共通電極を構成する電極棒や、異常水位を検知するための電極棒をさらに備えていてもよい。
各電極棒421~425は、その下端部が水に浸るか否かにより、第1温水タンク40内の貯留水W1の水位WL1が各電極棒の下端部まで来ているか否かを検出する。
第1温水タンク40に貯留されている貯留水W1は、温水送出ラインL16を通じて、第2温水タンク240に供給される。これにより、第1温水タンク40内の水位WL1は下降していく(図4の矢印Aを参照。)。
そしてあるタイミングにおいて、第1電極棒421の下端部が水面から露出すると、第1水位センサ42は、水位WL1が水位LLを下回ったことを検出する。
そして、水面が第5電極棒425と接触し、第5電極棒425の先端が水面の中に浸ると、第1水位センサ42は、水位WL1が水位HHを上回ったことを検出する。
第1貯湯制御部140は、水位WL1が水位HHを上回ったことを検出すると、補給水弁62を閉じる。
なお、本実施形態においては、第1温水タンク40内の水位WL1が水位HHを上回ったときに、補給水弁62を閉じて補給水W5の供給を停止しているが、他の水位を水位閾値として、補給水W5の供給を停止してもよい。例えば、第1温水タンク40内の水位WL1が水位Mを上回ったときに、補給水W5の供給を停止してもよい。この場合は、第3電極棒423の検出結果を用いて制御を行う。
このように、第1貯湯制御を行うための水位閾値を、複数の水位の中から選択することもできる。これにより、第1温水タンク40内に最低限貯湯しておきたい温水W1の量、一度に補給したい補給水W5の補給量、給湯器能力と補給量に応じて必要となる加温時間等を考慮し、補給水W5の供給開始および供給停止のための水位閾値を選択することができる。
具体的には、図4に示されるように、第1温水タンク40内の水温上昇時は、第1温度センサ41の検出温度が温度閾値を1段階上回るたびに給湯器の運転台数を1台ずつ減少させる台数制御を実行する。
以下に、第1温水タンク40内において目標とする貯湯温度である第1目標貯湯温度を70℃とし、台数制御を実行するための温度閾値として、少なくとも50℃、60℃が設定されている場合の例について説明する。
次に、温度が上昇し、第1温度センサ41の検出温度が50℃を超えたら、3台中1台の給湯器の運転を停止し、2台の給湯器のみ、運転を継続する。例えば、給湯器11、12、13のうち、第3給湯器13の運転を停止し、第1、第2給湯器11、12のみ運転を継続する。
次に、温度がさらに上昇し、第1温度センサ41の検出温度が60℃を超えたら、3台中2台の給湯器の運転を停止し、1台の給湯器のみ、運転を継続する。例えば、給湯器11、12、13のうち、第2、第3給湯器12、13の運転を停止し、第1給湯器11のみ運転を継続する。
なお、第1目標貯湯温度の近傍温度になったとき、給湯制御部110は、引き続き給湯温度一定制御を行ってもよいが、第1温度センサ41に基づくフィードバック制御を行ってもよい。すなわち、第1目標貯湯温度と、第1温水タンク40に設けられている第1温度センサ41の検出温度に基づいて、第1目標貯湯温度の近傍温度を維持するように、給湯温度のフィードバック制御を行ってもよい。この場合、第1温水タンク40内において生じる温水W1の温度変動に応じて、給湯器の給湯温度が調整される。なお、給湯器の給湯温度の調整は、冷媒圧縮機91のモータ95の回転数を制御することにより行ってもよいし、給湯器の循環ポンプの回転数を制御することにより行ってもよい。
第1温水タンク40内の温度下降時は、第1温度センサ41の検出温度が温度閾値を1段階下回るたびに給湯器の運転台数を1台ずつ増加させる台数制御を実行する。
例えば、第1温度センサ41の検出温度が75℃を上回った後、70℃を下回ったら、1台の給湯器のみ運転を開始する。次に、60℃を下回ったら、2台の給湯器を運転状態とする。次に、50℃を下回ったら、3台全ての給湯器を運転状態とする。
このような制御により、検出温度の下降継続の確認時間、または上昇継続の確認時間に基づいて、給湯器の運転台数の変更等の制御を行うことができる。よって、第1温度センサ41の検出温度が温度閾値付近で変動する場合において、給湯器の運転開始と運転停止が頻繁に実行されてしまう状況を防ぐことができる。これにより、給湯器および温水供給の給水制御機器(給水ポンプや給水弁等)の故障リスクが低減する。
そして、状態確認時間の設定値は、調整可能となっていることが好ましい。状態確認時間の設定値は、手動または自動で調整可能であり、0よりも大きい値を設定することができる。なお、状態確認時間の計測は、制御部100の内部タイマ等を用いて実施する。
例えば、第1温水タンク40内の第1目標貯湯温度を70℃~75℃とする場合について説明する。
このとき、温度上昇時においては、第1温度センサ41の検出温度が60℃以下の場合は、3台全ての給湯器の運転を継続する。60℃を超えたら、2台の給湯器のみ運転を継続する。70℃を超えたら、1台の給湯器のみ運転を継続する。75℃を超えたら、3台全ての給湯器の運転を停止する。
一方、温度下降時においては、第1温度センサ41の検出温度が70℃を下回ったら、1台の給湯器のみ、運転を開始する。60℃を下回ったら、2台の給湯器を運転状態とする。50℃を下回ったら、3台全ての給湯器を運転状態とする。
このような制御であっても、第1温度センサ41の検出温度が温度閾値付近で変動する場合において、給湯器の運転開始と運転停止が頻繁に実行されてしまう状況を防ぐことができる。
第2温水タンク240に貯留されている貯留水W2は、温水出湯ラインL6を通じて、温水W6として不図示の温水需要箇所に供給される。これにより、第2温水タンク240内の水位WL2は下降していく。
このような状況に対して、第2貯湯制御部150は、第2水位センサ242の検出結果に基づき、温水ポンプ243の制御を行う。
なお、第2水位センサ242の検出水位は、本実施形態においては水位L、水位M、水位Hの3つとなっており、第1水位センサ42と検出水位数が異なるが、それ以外の構造は第1水位センサ42と同じであるため、ここでは説明を省略する。
その後、温水需要箇所による温水の消費により、第2温水タンク240内の貯留水W2の水位WL2が低下し、再び水位Lを下回った場合は、前述と同様、温水ポンプ243を駆動して第1温水タンク40内の温水W1を、第2温水タンク240内に供給する。
また、温水ポンプ243の駆動を停止するタイミングについても同様に、水位H以外の水位を水位閾値として用いてもよい。
図6~図8を用いて、この構成を採用する効果を詳細に説明する。
温水需要箇所側が求める温水の温度は、その用途によって異なるが、例えば食品や薬品用のびんの洗浄、パストライザー殺菌(瓶詰の殺菌)等を行う場合は、75℃~95℃程度の高温域の温水が求められることがある。そこで、温水製造システムが、高温域の温水、例えば90℃の温水を温水需要箇所側に供給するケースについて説明する。
図7は、加温手段として、ヒートポンプ式給湯システム10のみを用いて温水製造システム6を構築した第2の比較例である。電力のCO2排出係数(0.51kgCO2/kWh)は、都市ガス13AのCO2排出係数(0.18kgCO2/kWh)よりも大きいが、出力当たりのCO2排出量で比較すると、COPの高いヒートポンプの方が蒸気ボイラよりも少なくなる。また、電力単価(15円/kWh程度)は、都市ガス13Aの燃料単価(6.2円/kWh程度)よりも高いが、出力当たりのランニングコストで比較すると、COPの高いヒートポンプの方が蒸気ボイラよりも安くなる。そのため、温水製造システム6は、図6の温水製造システム5よりは、CO2排出量およびランニングコストが低下する。
例えば、90℃の温水を給湯する場合におけるヒートポンプのCOPは、一例として2.8相当である。よって、加温手段として蒸気ボイラからの蒸気のみを利用する温水製造システム5と比較したときのCO2排出量の削減効果(CO2排出削減比)は10%程度に留まる。また、ランニングコストの削減効果(ランニングコスト削減比)も20%程度に留まる。
このような温水製造システム1であれば、第1加温手段2としてのヒートポンプ式給湯システム10が、高効率で運転できる温度帯まで、例えば70℃まで用水W1を加温し、この加温された温水W1を、蒸気ボイラ装置30からの蒸気Sを利用して高温域まで、例えば90℃まで昇温することが可能であり、高温域の温水を高効率で製造することができる。
例えば、温水製造システム1として90℃の温水を製造したい場合において、ヒートポンプは70℃までの加温を受け持つ。このとき、ヒートポンプは、90℃の温水を製造するのに必要な総熱出力の60%~80%(負荷率60%~80%)程度を受け持つこととなる。
そして、70℃から90℃までの昇温は、蒸気ボイラが受け持つ。このとき、蒸気ボイラは、90℃の温水を製造するのに必要な総熱出力の20%~40%(負荷率20%~40%)程度を受け持つこととなる。
また、本実施形態の温水製造システム1であれば、目標とする出湯温度に応じて、ヒートポンプと蒸気ボイラの出力割合、すなわちそれぞれの熱出力の受け持ち分(出力分担)を適切に調整することにより、極めて効果的にCO2排出量の削減、ランニングコストの削減を実現することができる。
温水製造システム1の目標出湯温度に応じたヒートポンプと蒸気ボイラの出力割合の関係は、テーブルや計算式により記憶されていることが好ましい。例えば、目標出湯温度を設定可能な構成とし、設定された目標出湯温度に応じて、適切なヒートポンプと蒸気ボイラの出力割合が設定される。
ここで、CO2排出削減比は、加温手段として蒸気ボイラからの蒸気のみを利用する温水製造システム5のCO2排出量を100%とした場合に、本実施形態の温水製造システム1で削減できたCO2排出量の割合を示している。すなわち、CO2排出削減比が25%であれば、温水製造システム1への転換を図ることで、100%のCO2排出量を75%まで削減できることを意味している。
一方、ランニングコスト削減比は、加温手段として蒸気ボイラからの蒸気のみを利用する温水製造システム5のランニングコストを100%とした場合に、本実施形態の温水製造システム1で削減できたランニングコストの割合を示している。すなわち、ランニングコスト削減比が30%であれば、温水製造システム1への転換を図ることで、100%のランニングコストを70%まで削減できることを意味している。
そして、図9の棒グラフの縦軸は、ヒートポンプと蒸気ボイラの出力割合、すなわち、それぞれの熱出力の受け持ち分(出力分担)を示す。
ヒートポンプの出力割合を示す棒グラフには、そのヒートポンプの給湯温度におけるCOPが付記されている。給湯温度が高くなるほど、COPは低下する。
さらに、折れ線グラフの傾向からして、例えばヒートポンプで85℃まで加温し、その後蒸気を利用して90℃まで加温した場合であっても、本発明の効果が得られることを理解することができる。
このように、第1加温手段2が循環方式であれば、貫流(一過流通)方式に比べて、ヒートポンプ回路90の凝縮器92への通水流量を減らしつつ、用水W1を効率的に加温することが可能となり、ランニングのコストパフォーマンスに優れたシステムを構築することができる。
このように、昇温に蒸気を用いているため、温度制御応答性が良好である。
また、熱交換の方法として間接熱交換を採用することで、用水W1に蒸気Sを直接供給することなく用水W1を昇温することができる。すなわち、用水W1に蒸気Sを混ぜることがないため、温水タンク内に清缶剤等のボイラ薬品が混入するのを避けることが可能となる。よって、用水W1の品質を維持することができる。また、温水タンクの貯湯制御について、蒸気Sを直接供給するときに起こり得るような外乱の影響を受けにくい。
そして、第1温度を50~85℃とし、第2の温度を、第1温度よりも高い温度であって、75℃~95℃とすることで、本発明の効果を適切に得ることができる。好ましくは、第1温度を50~80℃とし、前記第2温度を、第1温度よりも高い温度であって、75~95℃とする。さらに好ましくは、第1温度を50~70℃とし、前記第2温度を75~95℃とする。
このように、電気駆動の冷媒圧縮機を有するヒートポンプ式給湯器と、化石燃料を燃焼させるバーナを有する蒸気ボイラを組み合わせ、それぞれで加温する温度範囲を適切に設定することで、ヒートポンプ式給湯器単独で、あるいは蒸気ボイラ単独で高温水を製造する場合に比べて、高いCO2排出量の削減効果と高いランニングコストの削減効果を得ることができる。
なお、給湯器を複数台とする場合は、2台以上の任意の台数とすることができる。
なお、複数台のボイラを用いる場合は、2台以上の任意の台数とすることができる。
また、蒸気ボイラ装置30を構成するボイラは、貫流ボイラ以外のボイラであってもよい。
例えば、食品・飲料分野における温水利用であれば、原材料・加工品の加温、洗びん、製造機器の定置洗浄(CIP)などの用途に利用することができる。
また、食品・飲料分野における蒸気利用であれば、蒸気ボイラ装置30で発生させた蒸気Sを高温調理(揚げ物、蒸し物、炒め物)、レトルト釜殺菌(パウチや缶詰の殺菌)、製造設備の定置殺菌(SIP)、温水製造のバックアップなどに利用することができる。
そして、機械分野における温水利用であれば、湯洗・脱脂などの用途に利用することができる。
これらの用途においても、75℃~95℃程度の高温域の温水が求められることがあり、このような高温域の温水を必要とする場合において、本実施形態の温水製造システム1は特に好適に利用可能である。
これにより、昇温用熱交換器270で発生した蒸気ドレンを、ヒートポンプ式給湯システム10に供給する用水(第1温水タンク40に供給する補給水)や蒸気ボイラ装置30に供給する給水の予熱と省水に有効活用することができる。
このように、用水を加温する上で、ヒートポンプ式給湯器11、12、13により高効率に加温できる温度までは第1加温手段2で加温し、さらなる昇温は、蒸気Sと間接熱交換させることによって行うため、出湯温度を高めた場合であっても、CO2排出量の削減効果、ランニングコストの削減効果が高い温水製造システムを提供することができる。また、第1加温手段が循環方式であるため、貫流(一過流通)方式に比べて凝縮器92への通水流量を減らしつつ、用水を効率的に加温することが可能になり、ランニングのコストパフォーマンスに優れたシステムを構築できる。また、昇温に蒸気を用いるため、温度制御応答性も良好となる。さらに、間接熱交換を採用することにより、温水タンク内に清缶剤等のボイラ薬品が混入するのを避けることができる。
このように、電気駆動の冷媒圧縮機を有するヒートポンプ式給湯器と、化石燃料を燃焼させるバーナを有する蒸気ボイラを組み合わせ、それぞれで加温する温度範囲を適切に設定することで、ヒートポンプ式給湯器単独で、あるいは蒸気ボイラ単独で高温水を製造する場合に比べて、高いCO2排出量の削減効果と高いランニングコストの削減効果を得ることができる。
このように、給湯器11、12、13と第1温水タンク40の間で温水の循環を行い、第1温水タンク40から送出される温水と蒸気とを間接熱交換させる構成を採用することにより、第1温水タンク40内で第1温度付近の温度を維持し、昇温用熱交換器270で第2温度まで昇温することが可能となる。よって、第2温度の温水を安定して製造することができる。
このように、給湯器11、12、13と第1温水タンク40の間で温水の循環を行い、第2温水タンク240に供給される温水と蒸気とを間接熱交換させる構成を採用することにより、第1温水タンク40内で第1温度付近の温度を維持し、第2温水タンク240に貯留される温水を第2温度まで昇温することが可能となる。よって、第2温度の温水を安定して製造することができる。
これにより、第2温水タンク240内の温水温度を適切に制御することができる。
これにより、第1温水タンク40内の温水W1が少なくなったときに、適切なタイミングで補給水ラインL5から用水W5の補給を行うことができる。
これにより、第2温水タンク240内の温水W2が少なくなったときに、適切なタイミングで第1温水タンク40から第2温水タンク240に温水を供給することができる。
このように、第1温水タンク40内の温水温度に応じて給湯器11、12、13の運転台数を増減させるため、適切に第1温水タンク40内の温水温度の管理を行うことができる。また、消費電力を抑えることができる。
これにより、給湯器11、12、13の給湯温度を適切に制御することができる。
これにより、昇温用熱交換器270で発生した蒸気ドレンを、給湯器11、12、13に供給する用水および/または蒸気ボイラ装置30に供給する給水の予熱と省水に有効活用することができる。
このように、用水を加温する上で、ヒートポンプ式給湯器11、12、13により高効率に加温できる温度までは第1加温工程で加温し、さらなる昇温は、蒸気Sと間接熱交換させることによって行うため、出湯温度を高めた場合であっても、CO2排出量の削減効果、ランニングコストの削減効果が高い温水製造方法を提供することができる。また、第1加温工程が循環方式であるため、貫流方式に比べて凝縮器92への通水流量を減らしつつ、用水を効率的に加温することが可能になり、ランニングのコストパフォーマンスに優れた温水製造方法を構築できる。また、昇温に蒸気を用いるため、温度制御応答性も良好となる。さらに、間接熱交換を採用することにより、温水タンク内に清缶剤等のボイラ薬品が混入するのを避けることができる。
次に、第2実施形態について、図10を参照しながら説明する。なお、第1実施形態と同様の構成についてはその説明を省略する。
第2実施形態の温水製造システム1は、補給水ラインL5を流通する補給水W5と蒸気ボイラ装置30からの蒸気Sとを間接熱交換させる予熱用熱交換器75をさらに備える。
図10は、本発明の第2実施形態に係る温水製造システム1を示す図である。
よって、給湯器で第1温水タンク40内の用水W1を循環して加温する際に、比較的早く第1温度まで加温することができる。
これにより、補給水ラインL5から第1温水タンク40に用水を補給するときに、補給水の温度を高めることができる。
次に、第3実施形態について、図11を参照しながら説明する。なお、第1実施形態と同様の構成についてはその説明を省略する。
第3実施形態の温水製造システム1は、追加のバックアップ加温手段として、第2温水タンク240に蒸気ボイラ装置30で発生させた蒸気Sを供給するバックアップ給蒸ラインL12と、バックアップ給蒸ラインL12に設けられたバックアップ給蒸弁212と、を備える。
図11は、本発明の第3実施形態に係る温水製造システム1を示す図である。
これらのバックアップ給蒸ラインL12、バックアップ給蒸弁212は追加のバックアップ加温手段を構成し、蒸気ボイラ装置30からの蒸気を用いて、第2温水タンク240内に貯留されている貯留水W2を昇温する。
具体的には、本実施形態の温水製造システム1は、バックアップ給蒸ラインL12を介して、第2温水タンク240内に蒸気ボイラ装置30からの蒸気Sを供給することが可能になっている。第2温水タンク240内に蒸気Sが吹き込まれることにより、第2温水タンク240内に貯留されている温水W2と、蒸気ボイラ装置30からの蒸気Sとの間で直接熱交換が行われる。
このように、バックアップ加温手段の熱交換の方法として直接熱交換を採用することで、蒸気ボイラ装置30からの蒸気Sの全熱、すなわち顕熱および潜熱を利用することが可能となり、第2温水タンク240内に貯留されている温水W2を迅速に昇温させることができる。
このとき、バックアップ給蒸弁212の開度を制御する温度帯は、昇温用給蒸弁54の開度を制御する温度帯よりも低い温度帯としてもよい。
例えば、昇温用給蒸弁54の開度0%(全閉)~開度100%(全開)を、仮想給蒸弁の開度0%(全閉)~開度50%に割り当てて、バックアップ給蒸弁212の開度0%(全閉)~開度100%(全開)を、仮想給蒸弁の開度50%~開度100%(全開)に割り当てる。
そして、第2温度センサ241の検出温度が目標出湯温度に収束するように、PIDアルゴリズムにより仮想給蒸弁に対する操作量が演算され、昇温用給蒸弁54のアクチュエータ回路とバックアップ給蒸弁212のアクチュエータ回路のそれぞれに対し、給蒸制御部130から開度指定信号が出力される。
これにより、第2温水タンク240内の貯留水W2の温度が目標貯湯温度近くで安定しているときは、バックアップ給蒸弁212は全閉となり、昇温用給蒸弁54の開度が調整される。一方、第2温水タンク240内の貯湯温度が大幅に下がったときは、昇温用給蒸弁54が全開となり、バックアップ給蒸弁212の開度が調整される。
これにより、温水と蒸気Sの直接熱交換による加温を行うことも可能となる。よって、第1温水タンク40内の温水温度の維持が困難となるような急負荷変動にも対応することができる。
これにより、第2温水タンク240内の温水の温度が低いときのみ、第2温水タンク240内への給蒸を行うことが可能となる。よって、第2温水タンク240内に清缶剤等のボイラ薬品が混入するのを極力避けることができる。
次に、第4実施形態について、図12を参照しながら説明する。なお、第1実施形態と同様の構成についてはその説明を省略する。
第4実施形態の温水製造システム1は、第2温水タンク240に貯留された温水が循環される貯留水循環ラインL15をさらに備え、第2加温手段3として、第1実施形態に示される昇温用熱交換器270(本実施形態においては、以下、第1昇温用熱交換器270という)に加えて、貯留水循環ラインL15を流通する温水と蒸気Sとを間接熱交換させる第2昇温用熱交換器280を備える。
図12、本発明の第4実施形態に係る温水製造システム1を示す図である。
第2昇温用熱交換器280には、蒸気ボイラ装置30からの蒸気Sが供給され、貯留水循環ラインL15を流通する温水と蒸気ボイラ装置30からの蒸気Sとの間で間接熱交換が行われる。
このような構成であれば、第2温水タンク240内に貯留された温水W2の保温を優先しつつ、蒸気Sで加温された用水W1を第2温水タンク240に供給することができる。
これにより、温水タンク内の温水温度を適切に制御することができる。
これにより、第2温水タンク240内の温水温度の維持が困難となるような急負荷変動にも対応することができる。また、第2温水タンク240内に蒸気Sを混ぜることがないため、第2温水タンク240内に清缶剤等のボイラ薬品が混入することを避けることができる。
また、第2昇温用熱交換器280と第1昇温用熱交換器270を、並列に配置してもよい。この場合は、例えば昇温用給蒸ラインL2を途中で分岐させて、第2昇温用熱交換器280と第1昇温用熱交換器270のそれぞれに、蒸気ボイラ装置30からの蒸気Sを供給できるように構成する。このとき、分岐する前のラインに昇温用給蒸弁を設けてもよいし、分岐した後のラインそれぞれに昇温用給蒸弁を設けてもよい。
昇温用給蒸弁は、還流温度センサ245、不図示の第2温度センサ241、水位センサ等の各センサの検出結果に基づいて、制御される。例えば、第2昇温用熱交換器280に対応する昇温用給蒸弁は、還流温度センサ245の検出温度に基づいて制御されてもよい。第1昇温用熱交換器270に対応する昇温用給蒸弁は、第2温度センサ241の検出温度に基づいて制御されてもよい。
これにより、第1昇温用熱交換器270および/また第2昇温用熱交換器280で発生した蒸気ドレンを、ヒートポンプ式給湯システム10に供給する用水(第1温水タンク40に供給する補給水)や蒸気ボイラ装置30に供給する給水の予熱と省水に有効活用することができる。
これにより、第2温水タンク240内の温水温度の維持が困難となるような急負荷変動にも対応することができる。また、第2温水タンク240内に清缶剤等のボイラ薬品が混入することを避けることができる。
これにより、第2温水タンク240内に貯留された温水W2の保温を優先しつつ、蒸気Sで加温された用水W1を第2温水タンク240に供給することができる。
これにより、第2温水タンク240内の温水温度を適切に制御することができる。
これにより、第1昇温用熱交換器270および/または第2昇温用熱交換器280で発生した蒸気ドレンを、給湯器11、12、13に供給する用水および/または蒸気ボイラ装置30に供給する給水の予熱と省水に有効活用することができる。
次に、第5実施形態について、図13、図14を参照しながら説明する。なお、第1実施形態と同様の構成についてはその説明を省略する。
第5実施形態の温水製造システム1は、給湯器11、12、13の循環加温対象を第1温水タンク40の貯留水W1または給水タンク60の貯留水W21に切り替える切替手段290(切替弁291~296)をさらに備える。
図13は、本発明の第5実施形態に係る温水製造システム1の要部を示す図であり、第1温水タンク40と、給水タンク60と、給湯器11、12、13と、切替手段290(切替弁291~296)との関係を示す概略図である。
第1給湯ラインL1、第1給湯戻りラインL1R、第2給湯ラインL21、第2給湯戻りラインL21Rはそれぞれ、複数の給湯器11、12、13に接続するために、図13に示されるように途中で分岐している。
給湯器13についても同様に、一対の切替弁295、296を制御することにより、給湯器13と第1温水タンク40との間で貯留水W1が循環する接続状態と、給湯器13と給水タンク60の間で貯留水W21が循環する接続状態とを切り替えることができる。
第1貯湯制御部140は、第1温水タンク40に設けられた第1温度センサ41の検出結果に基づき、切替手段290を構成する切替弁291~296の制御を行う。
例えば、第3給湯器13のみ、給水タンク60との間で貯留水W21が循環する接続状態となるよう、切替弁295、296を制御する。このとき、第1給湯器11および第2給湯器12は、引き続き第1温水タンク40との間で貯留水W1を循環させている。
例えば、第3給湯器13に加えて、第2給湯器12についても、給水タンク60との間で貯留水W21が循環する接続状態となるよう、切替弁293、294を制御する。このとき、第1給湯器11は、引き続き第1温水タンク40との間で貯留水W1を循環させている。
なお、第1目標貯湯温度の近傍温度になったとき、給湯制御部110は、引き続き給湯温度一定制御を行ってもよいが、第1実施形態で示したような、第1温度センサ41に基づくフィードバック制御を行ってもよい。
第1温水タンク40内の温度下降時は、第1温度センサ41の検出温度が温度閾値を1段階下回るたびに第1温水タンク40に対する給湯器の接続台数を1台ずつ増加させると同時に、給水タンク60に対する給湯器の接続台数を1台ずつ減少させるように切替手段290を制御する。
例えば、第1温度センサ41の検出温度が75℃を上回った後、70℃を下回ったら、1台の給湯器のみ、第1温水タンク40との間で貯留水W1が循環する接続状態となるよう、切替手段290を切り替える。次に、第1温度センサ41の検出温度が60℃を下回ったら、2台の給湯器について、第1温水タンク40との間で貯留水W1が循環する接続状態となるよう、切替手段290を切り替える。次に、第1温度センサ41の検出温度が50℃を下回ったら、3台全ての給湯器が第1温水タンク40との間で貯留水W1が循環する接続状態となるように切替手段290を切り替える。この制御においては、第1温水タンク40に対する給湯器の接続台数を1台増加させたときは、給水タンク60に対する給湯器の接続台数を1台減少させる。
このような制御により、検出温度の下降継続の確認時間、または上昇継続の確認時間に基づいて、切替手段290により切り替え制御を行うことができる。よって、第1温度センサ41の検出温度が温度閾値付近で変動する場合において、切替手段290による切り替え制御が頻繁に実行されてしまう状況を防ぐことができる。
そして、状態確認時間の設定値は、調整可能となっていることが好ましい。状態確認時間の設定値は、手動または自動で調整可能であり、0よりも大きい値を設定することができる。なお、状態確認時間の計測は、制御部100の内部タイマ等を用いて実施する。
例えば、第1温水タンク40内の第1目標貯湯温度を70℃~75℃とする場合について説明する。
このとき、温度上昇時においては、第1温度センサ41の検出温度が60℃以下の場合は、3台全ての給湯器11、12、13と第1温水タンク40との間で貯留水W1が循環する接続状態となるよう、切替弁291~296を制御する。60℃を超えたら、3台中1台の給湯器のみ、給水タンク60との間で貯留水W21が循環する接続状態となるよう、切替手段290を制御する。70℃を超えたら、3台中2台の給湯器について、給水タンク60との間で貯留水W21が循環する接続状態となるよう、切替手段290を制御する。
75℃を超えたら、3台全ての給湯器について、給水タンク60との間で貯留水W21が循環する接続状態となるよう、切替弁291~296を制御する。
このような制御であっても、第1温度センサ41の検出温度が温度閾値付近で変動する場合において、給湯器の運転開始と運転停止が頻繁に実行されてしまう状況を防ぐことができる。
その後、第3温度センサの検出温度が加温開始温度まで低下したとき、給水タンク60への給湯を停止した給湯器の運転を再開し、給水タンク60と給湯器との循環を再開する制御を行ってもよい。
あるいは、給水タンク60内の貯留水の水位を検出する第3水位センサを設け、第3水位センサの検出水位が加温開始水位になると、給水タンク60への給湯を停止した給湯器の運転を再開し、給水タンク60と給湯器との循環を再開する制御行ってもよい。
これにより、給水タンク内の貯留水温度の管理を適切に行うことができる。
これにより、必要性に応じて第1温水タンク40または給水タンク60に切り替えて給水を行うことができる。また、切り替え可能とすることによりヒートポンプの運転を極力継続することが可能となり、ヒートポンプの運転再開初期の低温水供給の問題を解消することができる。
これにより、必要性に応じて第1温水タンク40または給水タンク260に切り替えて給水を行うことができる。また、切替手段290を制御することによりヒートポンプの運転を極力継続することが可能となり、ヒートポンプの運転再開初期の低温水供給の問題を解消することができる。
これにより、給水タンク60内の貯留水温度の管理を適切に行うことができる。
次に、第6実施形態について、図15を参照しながら説明する。なお、第1実施形態と同様の構成についてはその説明を省略する。
第6実施形態の温水製造システム1は、第1実施形態の温水製造システム1から、第2温水タンク240を削除し、出湯温度センサ271を追加したものである。
図15は、本発明の第6実施形態に係る温水製造システム1を示す図である。
例えば、目標出湯温度が90℃の場合において、出湯温度センサ271の検出温度が目標出湯温度の90℃に収束するように、PIDアルゴリズムにより昇温用給蒸弁54に対する操作量が演算され、給蒸制御部130から昇温用給蒸弁54のアクチュエータ回路へ開度指定信号が出力される。
このように、給湯器11、12、13と第1温水タンク40の間で温水の循環を行い、第1温水タンク40から送出される温水と蒸気とを間接熱交換させる構成を採用することにより、第1温水タンク40内で第1温度付近の温度を維持し、昇温用熱交換器270で第2温度まで昇温することが可能となる。よって、第2温度の温水を安定して製造することができる。また、昇温用熱交換器270の後段に追加の温水タンクを設けなくてもよいため、設備の大型化を抑制することができる。
(23)本実施形態の温水製造システム1は、昇温用熱交換器270の出湯温度を検出する出湯温度センサ271を備え、出湯温度センサ271の検出温度が目標出湯温度になるように昇温用給蒸弁54の開度を制御する。
これにより、最終的な出湯温度を適切に制御することができる。
2…第1加温手段
3…第2加温手段
10…ヒートポンプ式給湯システム
11…第1ヒートポンプ式給湯器
12…第2ヒートポンプ式給湯器
13…第3ヒートポンプ式給湯器
14、15、16…給湯温度センサ
30…蒸気ボイラ装置
31…貫流ボイラ
40…第1温水タンク
41…第1温度センサ
42…第1水位センサ
421…第1電極棒
422…第2電極棒
423…第3電極棒
424…第4電極棒
425…第5電極棒
51…蒸気ヘッダ
52…連結ライン
53…蒸気供給ライン
54…昇温用給蒸弁
55…圧力計
60…給水タンク
62…補給水弁
75…予熱用熱交換器
76…予熱用給蒸弁
80…切替手段
81、82、83…切替弁
90…ヒートポンプ回路
91…冷媒圧縮機
92…凝縮器
93…膨張弁
94…蒸発器
100…制御部
110…給湯制御部
120…ボイラ制御部
130…給蒸制御部
140…第1貯湯制御部
150…第2貯湯制御部
212…バックアップ給蒸弁
240…第2温水タンク
241…第2温度センサ
242…第2水位センサ
243…温水ポンプ
245…還流温度センサ
270…昇温用熱交換器、第1昇温用熱交換器
271…出湯温度センサ
280…第2昇温用熱交換器
290…切替手段
L1…第1給湯ライン
L1R…第1給湯戻りライン
L2…昇温用給蒸ライン
L4…ボイラ給水ライン
L5…補給水ライン
L6…温水出湯ライン
L7…冷媒循環ライン
L8…熱源水供給ライン
L10…予熱用給蒸ライン
L12…バックアップ給蒸ライン
L15…貯留水循環ライン
L16…温水送出ライン
L21…第2給湯ライン
L21R…第2給湯戻りライン
W1…用水(温水、貯留水)
W2…温水(貯留水)
W5…補給水(用水、冷水)
W6…温水
W21…貯留水
S…蒸気
R…冷媒
WL1、WL2…水位
Claims (18)
- 用水をヒートポンプ式給湯器に循環させながら目標給湯温度まで加温する第1加温手段と、
前記第1加温手段で前記目標給湯温度まで加温された用水を蒸気ボイラで発生させた蒸気と間接熱交換させて、前記目標給湯温度よりも高く設定された目標出湯温度まで昇温する第2加温手段と、
前記第1加温手段および前記第2加温手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記設定された目標出湯温度に応じて、前記給湯器と前記蒸気ボイラの出力分担を調整する温水製造システム。 - 前記第2加温手段は、
前記蒸気ボイラで発生させた蒸気を集合させる蒸気ヘッダと、
前記蒸気ヘッダからの蒸気の供給量を調整する昇温用給蒸弁と、を有し、
前記制御手段は、
前記蒸気ヘッダのヘッダ圧力が目標蒸気圧力となるように、前記蒸気ボイラを制御するボイラ制御部と、
前記第2加温手段から出湯する温水が前記設定された目標出湯温度となるように、前記昇温用給蒸弁を制御する給蒸制御部と、を有する請求項1に記載の温水製造システム。 - 前記第1加温手段は、
未加温の用水が補給され、この用水を前記給湯器に循環加温させることにより生成した温水を貯留する第1温水タンクと、
前記給湯器と前記第1温水タンクの間で用水を循環させる第1循環ラインと、
前記給湯器で生成した温水の給湯温度を検出する給湯温度センサと、を備え、
前記第2加温手段は、
前記給湯器で生成した温水と前記蒸気ボイラで発生させた蒸気とを間接熱交換させる昇温用熱交換器と、
前記昇温用熱交換器に前記蒸気ボイラで発生させた蒸気を供給する昇温用給蒸ラインと、
前記昇温用給蒸ラインに設けられた昇温用給蒸弁と、
前記昇温用熱交換器で生成された温水の出湯温度を検出する出湯温度センサと、
を備え、
前記制御手段は、
前記給湯温度センサの検出温度が前記目標給湯温度になるように前記給湯器を制御し、
前記出湯温度センサの検出温度が前記目標出湯温度になるように前記昇温用給蒸弁の開度を制御する請求項1に記載の温水製造システム。 - 前記第1加温手段は、
未加温の用水が補給され、この用水を前記給湯器に循環加温させることにより生成した温水を貯留する第1温水タンクと、
前記給湯器と前記第1温水タンクの間で用水を循環させる第1循環ラインと、
前記給湯器で生成した温水の給湯温度を検出する給湯温度センサと、を備え、
前記第2加温手段は、
前記給湯器で生成した温水と前記蒸気ボイラで発生させた蒸気とを間接熱交換させる昇温用熱交換器と、
前記昇温用熱交換器で加温された温水を貯留する第2温水タンクと、
前記昇温用熱交換器に前記蒸気ボイラで発生させた蒸気を供給する昇温用給蒸ラインと、
前記昇温用給蒸ラインに設けられた昇温用給蒸弁と、
前記第2温水タンク内の温水の温度を検出する第2温度センサと、を備え、
前記制御手段は、
前記給湯温度センサの検出温度が前記目標給湯温度になるように前記給湯器を制御し、
前記第2温度センサの検出温度が前記目標出湯温度になるように前記昇温用給蒸弁の開度を制御する請求項1に記載の温水製造システム。 - 前記第2加温手段は、
前記第2温水タンクに前記蒸気ボイラで発生させた蒸気を供給するバックアップ給蒸ラインと、
前記バックアップ給蒸ラインに設けられたバックアップ給蒸弁と、を備え、
前記制御手段は、
前記第2温度センサの検出温度が前記目標出湯温度になるように前記昇温用給蒸弁および前記バックアップ給蒸弁の開度を制御する、請求項4に記載の温水製造システム。 - 前記バックアップ給蒸弁の開度を制御する温度帯は、前記昇温用給蒸弁の開度を制御する温度帯よりも低い温度帯である、請求項5に記載の温水製造システム。
- 前記第1加温手段は、
未加温の用水が補給され、この用水を前記給湯器に循環加温させることにより生成した温水を貯留する第1温水タンクと、
前記給湯器と前記第1温水タンクの間で用水を循環させる第1循環ラインと、
前記給湯器で生成した温水の給湯温度を検出する給湯温度センサと、を備え、
前記第2加温手段は、
前記第1温水タンクから送出される温水と蒸気とを間接熱交換させる第1昇温用熱交換器と、
前記第1昇温用熱交換器で加温された温水を貯留する第2温水タンクと、
前記第2温水タンクに貯留された温水が循環される第2循環ラインと、
前記第2循環ラインを流通する温水と蒸気とを間接熱交換させる第2昇温用熱交換器と、
前記第1昇温用熱交換器および前記第2昇温用熱交換器に前記蒸気ボイラで発生させた蒸気を供給する昇温用給蒸ラインと、
前記昇温用給蒸ラインに設けられた昇温用給蒸弁と、
前記第2昇温用熱交換器から前記第2温水タンクに還流する温水の温度を検出する還流温度センサと、を備え、
前記制御手段は、
前記給湯温度センサの検出温度が前記目標給湯温度になるように前記給湯器を制御し、
前記還流温度センサの検出温度が前記目標出湯温度になるように前記昇温用給蒸弁の開度を制御する請求項1に記載の温水製造システム。 - 前記昇温用給蒸ラインは、前記蒸気ボイラで発生させた蒸気を前記第2昇温用熱交換器に流通させた後、前記第1昇温用熱交換器に流通させる、請求項7に記載の温水製造システム。
- 前記第1加温手段は、
前記第1温水タンク内の温水の温度を検出する第1温度センサを備え、
前記制御手段は、
前記第1温度センサの検出温度に基づいて、前記第1循環ラインを介した用水の循環の実行と停止を切り替える請求項3~8のいずれかに記載の温水製造システム。 - 前記第1加温手段は、
前記第1温水タンク内の水位を検出する第1水位センサと、
前記第1温水タンクに用水を補給する補給水ラインと、
前記補給水ラインに設けられた補給水弁と、を備え、
前記制御手段は、
前記第1水位センサの検出水位が設定水位を下回ると、前記補給水弁を開放する、請求項3~9のいずれかに記載の温水製造システム。 - 前記補給水ラインを流通する用水と蒸気とを間接熱交換させる予熱用熱交換器と、
前記予熱用熱交換器に前記蒸気ボイラで発生させた蒸気を供給する予熱用給蒸ラインと、
前記予熱用給蒸ラインに設けられた予熱用給蒸弁と、を備え、
前記制御手段は、
前記補給水弁を開放する際に、前記予熱用給蒸弁を開放する、請求項10に記載の温水製造システム。 - 前記第1温水タンクと前記第2温水タンクとを接続する温水送出ラインに設けられた温水ポンプと、
前記第2温水タンクの水位を検出する第2水位センサと、を備え、
前記制御手段は、
前記第2水位センサの検出水位が設定水位を下回ると、前記温水ポンプを駆動する、請求項4~8のいずれかに記載の温水製造システム。 - 前記第1加温手段は、前記第1温水タンク内の温水の温度を検出する第1温度センサを備え、
前記第1加温手段は、複数の前記給湯器を含み、
前記第1温水タンクには、前記給湯器の運転台数を変更するための複数段階の温度閾値が設定され、
前記制御手段は、
前記第1温水タンク内の温度下降時は、前記第1温度センサの検出温度が前記温度閾値を1段階下回るたびに前記給湯器の運転台数を1台ずつ増加させる台数制御を実行し、
前記第1温水タンク内の温度上昇時は、前記第1温度センサの検出温度が前記温度閾値を1段階上回るたびに前記給湯器の運転台数を1台ずつ減少させる台数制御を実行する、請求項3~12のいずれかに記載の温水製造システム。 - 前記給湯器に供給する用水および/または前記蒸気ボイラに供給する給水を貯留する給水タンクと、
前記給湯器の循環加温対象を前記第1温水タンクの貯留水または前記給水タンクの貯留水に切り替える切替手段と、を備える請求項3~13のいずれかに記載の温水製造システム。 - 前記第1加温手段は、前記第1温水タンク内の温水の温度を検出する第1温度センサを備え、
前記第1加温手段は、複数の前記給湯器を含み、
前記第1温水タンクには、前記給湯器の接続台数を変更するための複数段階の温度閾値が設定され、
前記制御手段は、
前記第1温水タンク内の温度下降時は、前記第1温度センサの検出温度が前記温度閾値を1段階下回るたびに前記第1温水タンクに対する前記給湯器の接続台数を1台ずつ増加させると同時に、前記給水タンクに対する前記給湯器の接続台数を1台ずつ減少させるように前記切替手段を制御し、
前記第1温水タンク内の温度上昇時は、前記第1温度センサの検出温度が前記温度閾値を1段階上回るたびに前記第1温水タンクに対する前記給湯器の接続台数を1台ずつ減少させると同時に、前記給水タンクに対する前記給湯器の接続台数を1台ずつ増加させるように前記切替手段を制御する、請求項14に記載の温水製造システム。 - 前記給水タンク内の貯留水の温度を検出する第3温度センサを備え、
前記制御手段は、
前記第3温度センサの検出温度が加温停止温度になると前記給水タンクに給湯中の前記給湯器を停止させる、請求項14または15に記載の温水製造システム。 - 前記給湯器に供給する用水および/または前記蒸気ボイラに供給する給水を貯留する給水タンクと、
請求項3または請求項4に記載の昇温用熱交換器で発生した蒸気ドレン、または請求項7に記載の第1昇温用熱交換器および/または請求項7に記載の第2昇温用熱交換器で発生した蒸気ドレンを前記給水タンクに回収するドレン回収ラインと、を備える請求項3~8のいずれかに記載の温水製造システム。 - 用水をヒートポンプ式給湯器に循環させながら目標給湯温度まで加温する第1加温工程と、
前記第1加温工程で前記目標給湯温度まで加温された用水を蒸気ボイラで発生させた蒸気と間接熱交換させて、前記目標給湯温度よりも高く設定された目標出湯温度まで昇温する第2加温工程と、を備え、
前記第1加温工程および前記第2加温工程の実行時に、前記設定された目標出湯温度に応じて、前記給湯器と前記蒸気ボイラの出力分担を調整する温水製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023036358A JP7388584B2 (ja) | 2019-02-14 | 2023-03-09 | 温水製造システム |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019024932A JP7247633B2 (ja) | 2019-02-14 | 2019-02-14 | 温水製造システム |
JP2023036358A JP7388584B2 (ja) | 2019-02-14 | 2023-03-09 | 温水製造システム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019024932A Division JP7247633B2 (ja) | 2019-02-14 | 2019-02-14 | 温水製造システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023065687A true JP2023065687A (ja) | 2023-05-12 |
JP7388584B2 JP7388584B2 (ja) | 2023-11-29 |
Family
ID=72278142
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019024932A Active JP7247633B2 (ja) | 2019-02-14 | 2019-02-14 | 温水製造システム |
JP2023036358A Active JP7388584B2 (ja) | 2019-02-14 | 2023-03-09 | 温水製造システム |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019024932A Active JP7247633B2 (ja) | 2019-02-14 | 2019-02-14 | 温水製造システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7247633B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022180715A1 (ja) * | 2021-02-25 | 2022-09-01 | 三浦工業株式会社 | 熱供給システム |
CN114719431B (zh) * | 2022-03-09 | 2023-08-18 | 中国国检测试控股集团陕西有限公司 | 一种匀速升温加热方法 |
CN115200211B (zh) * | 2022-08-15 | 2024-04-02 | 合肥同智机电控制技术有限公司 | 一种车载高原开水器 |
CN117685662B (zh) * | 2024-02-04 | 2024-04-26 | 厦门阿玛苏电子卫浴有限公司 | 一种基于热水器的电子混水器 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4198187B2 (ja) | 2008-04-11 | 2008-12-17 | 株式会社日本サーモエナー | ハイブリッド給湯システム |
WO2010058397A1 (en) | 2008-11-18 | 2010-05-27 | Phoebus Energy Ltd. | Hybrid heating system |
JP5641740B2 (ja) | 2010-01-26 | 2014-12-17 | 中部電力株式会社 | 電着塗装装置 |
JP5697481B2 (ja) | 2010-02-23 | 2015-04-08 | 中部電力株式会社 | 加熱冷却装置 |
JP2012010723A (ja) | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | パストライザ |
JP2013238336A (ja) | 2012-05-15 | 2013-11-28 | Miura Co Ltd | 給水加温システム |
JP2014009908A (ja) | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Daikin Ind Ltd | 温度制御システム |
JP2014194315A (ja) | 2013-03-29 | 2014-10-09 | Miura Co Ltd | 給水加温システム |
JP6164565B2 (ja) | 2013-03-29 | 2017-07-19 | 三浦工業株式会社 | 給水加温システム |
JP5830563B2 (ja) | 2014-04-07 | 2015-12-09 | 中部電力株式会社 | 電着塗装装置 |
JP2016040498A (ja) | 2014-08-12 | 2016-03-24 | 三菱電機株式会社 | ハイブリッド給湯システム |
JP5992575B2 (ja) | 2015-05-14 | 2016-09-14 | 中部電力株式会社 | 電着塗装装置の起動装置及び起動停止装置 |
JP2017146034A (ja) | 2016-02-18 | 2017-08-24 | 三浦工業株式会社 | 給水加温システム |
-
2019
- 2019-02-14 JP JP2019024932A patent/JP7247633B2/ja active Active
-
2023
- 2023-03-09 JP JP2023036358A patent/JP7388584B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7388584B2 (ja) | 2023-11-29 |
JP2020133951A (ja) | 2020-08-31 |
JP7247633B2 (ja) | 2023-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7247633B2 (ja) | 温水製造システム | |
JP5524571B2 (ja) | ヒートポンプ装置 | |
JP2023181449A (ja) | 温水製造システム | |
JP2010091181A (ja) | 貯湯式給湯暖房装置およびヒートポンプ給湯装置 | |
JP2017146033A (ja) | 給水加温システム | |
CN103415747A (zh) | 热泵式热水器 | |
JP6132188B2 (ja) | 給水加温システム | |
JP5962972B2 (ja) | 給水加温システム | |
JP7247632B2 (ja) | 温水製造システム | |
JP2021134935A (ja) | 給水加温システム | |
JP6137016B2 (ja) | ヒートポンプ式給湯機、およびヒートポンプ式給湯機の制御方法 | |
JP5962971B2 (ja) | 給水加温システム | |
JP7379825B2 (ja) | 温水製造システム | |
JP7279431B2 (ja) | 温水製造システム | |
JP5097054B2 (ja) | ヒートポンプ式給湯機 | |
JP2013238336A (ja) | 給水加温システム | |
JP7435011B2 (ja) | 温水製造装置および温水製造システム | |
JP5892371B2 (ja) | 給水加温システム | |
JP2011252675A (ja) | ヒートポンプ給湯機 | |
JP6006063B2 (ja) | 貯湯式給湯機 | |
JP4354389B2 (ja) | 貯湯式給湯装置 | |
JP2014040943A (ja) | 貯湯式給湯機 | |
JP5880266B2 (ja) | 給水加温システム | |
JP6610950B2 (ja) | 給水加温システム | |
JP2002228276A (ja) | ヒートポンプ式給湯器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230322 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20231005 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231017 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231030 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7388584 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |