JP7009881B2 - 帯電部材、帯電部材の製造方法、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
帯電部材、帯電部材の製造方法、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7009881B2 JP7009881B2 JP2017185239A JP2017185239A JP7009881B2 JP 7009881 B2 JP7009881 B2 JP 7009881B2 JP 2017185239 A JP2017185239 A JP 2017185239A JP 2017185239 A JP2017185239 A JP 2017185239A JP 7009881 B2 JP7009881 B2 JP 7009881B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- mass
- epichlorohydrin rubber
- conductive carbon
- epichlorohydrin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Description
この画像形成装置では、帯電装置として従来の金属ワイヤに高電圧を印加することで発生するコロナ放電により帯電するコロトロンやスコロトロン等の非接触式の帯電装置が知られている。しかし近年では、これに代えて、一般的に印加する電圧が少なくオゾン発生量も少ない等の理由から、帯電ロールを用いた帯電装置が広く用いられている。
(A)エピクロルヒドリンゴム
(B)アクリロニトリル-ブタジエンゴム
(C)電子伝導性の導電剤
<1>は、
導電性支持体と、前記導電性支持体上に少なくとも弾性層を有し、前記弾性層は、導電性カーボン、エピクロルヒドリンゴム及びエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料を含み、前記弾性層の単位体積あたりの前記エピクロルヒドリンゴム中に存在する前記導電性カーボンの質量割合よりも、前記弾性層の単位体積あたりの前記エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料中に存在する前記導電性カーボンの質量割合が多い帯電部材である。
前記エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料が、アクリロニトリルブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、及び、クロロプレンゴムよりなる群から選ばれた少なくとも1種のゴムである<1>に記載の帯電部材である。
前記エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料が、アクリロニトリルブタジエンゴムである<2>に記載の帯電部材である。
前記アクリロニトリルブタジエンゴムのアクリロニトリル量が、25質量%以下である<3>に記載の帯電部材である。
前記弾性層における前記導電性カーボンの含有量が、前記エピクロルヒドリンゴム及びエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料の総含有量100質量部に対し、5質量部以上100質量部以下である<1>乃至<4>のいずれか1つに記載の帯電部材である。
前記弾性層における前記導電性カーボンの含有量が、前記エピクロルヒドリンゴム及びエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料の総含有量100質量部に対し、10質量部以上50質量部以下である<5>に記載の帯電部材である。
前記弾性層が、イオン導電剤を更に含む<1>乃至<6>のいずれか1つに記載の帯電部材である。
前記イオン導電剤が、第四級アンモニウム塩化合物、過塩素酸のアルカリ金属又はアルカリ土類金属塩、及び、塩素酸のアルカリ金属又はアルカリ土類金属塩よりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物である<7>に記載の帯電部材である。
エピクロルヒドリンゴムに導電性カーボンを分散する工程と、エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料に導電性カーボンを分散する工程とをそれぞれ行った後、前記導電性カーボンを含むエピクロルヒドリンゴムと、前記導電性カーボンを含むエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料とを混合する工程を含む<1>乃至<8>のいずれか1つに記載の帯電部材の製造方法である。
<1>乃至<8>のいずれか1つに記載の帯電部材を少なくとも備えるプロセスカートリッジである。
少なくとも像保持体と、前記像保持体に接触しその表面を帯電する帯電手段とを備え、前記帯電手段が、<1>乃至<8>のいずれか1つに記載の帯電部材からなる画像形成装置である。
<2>によれば、前記エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料が、エチレン-プロピレン-ジエンゴム(EPDM)である場合に比べ、環境によらず長期にわたり画質維持性により優れる帯電部材が提供される。
<3>によれば、前記エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料が、スチレンブタジエンゴム、及び、クロロプレンゴムよりなる群から選ばれた少なくとも1種のゴムである場合に比べ、環境によらず長期にわたり画質維持性により優れる帯電部材が提供される。
<4>によれば、前記アクリロニトリルブタジエンゴムのアクリロニトリル量が、25質量%を超える場合に比べ、環境によらず長期にわたり画質維持性により優れる帯電部材が提供される。
<5>によれば、前記弾性層における前記導電性カーボンの含有量が、前記エピクロルヒドリンゴム及びエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料の総含有量100質量部に対し、5質量部未満又は100質量部超えの場合に比べ、環境によらず長期にわたり画質維持性により優れる帯電部材が提供される。
<6>によれば、前記弾性層における前記導電性カーボンの含有量が、前記エピクロルヒドリンゴム及びエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料の総含有量100質量部に対し、10質量部未満又は50質量部超えの場合に比べ、環境によらず長期にわたり画質維持性により優れる帯電部材が提供される。
<7>又は<8>によれば、前記弾性層が、導電性カーボン、エピクロルヒドリンゴム及びエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料のみを含む場合に比べ、環境によらず長期にわたり画質維持性により優れる帯電部材が提供される。
<10>によれば、帯電部材における弾性層が導電性カーボン、エピクロルヒドリンゴム及びエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料を含み、かつ前記弾性層の単位体積あたりの前記エピクロルヒドリンゴム中に存在する前記導電性カーボンの質量割合よりも、前記弾性層の単位体積あたりの前記エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料中に存在する前記導電性カーボンの質量割合が同じであるか、又は、少ないものに比べ、環境によらず長期にわたり画質維持性に優れるプロセスカートリッジが提供される。
<11>によれば、帯電部材における弾性層が導電性カーボン、エピクロルヒドリンゴム及びエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料を含み、かつ前記弾性層の単位体積あたりの前記エピクロルヒドリンゴム中に存在する前記導電性カーボンの質量割合よりも、前記弾性層の単位体積あたりの前記エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料中に存在する前記導電性カーボンの質量割合が同じであるか、又は、少ないものに比べ、環境によらず長期にわたり画質維持性に優れる画像形成装置が提供される。
なお、本明細書において導電性とは、20℃における体積抵抗率が1×1014Ωcm以下であることを意味する。
本実施形態に係る帯電部材は、導電性支持体と、前記導電性支持体上に少なくとも弾性層を有し、前記弾性層は、導電性カーボン、エピクロルヒドリンゴム及びエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料を含み、前記弾性層の単位体積あたりの前記エピクロルヒドリンゴム中に存在する前記導電性カーボンの質量割合よりも、前記弾性層の単位体積あたりの前記エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料中に存在する前記導電性カーボンの質量割合が多い帯電部材である。
これまで電気抵抗を均一にする手段として各種行われているが、近年ゴム材料自体の抵抗が低く均一なエピクロルヒドリンゴム材料が広く用いられている。
しかし、エピクロルヒドリンゴムは抵抗の環境変動が大きく、低温低湿下では抵抗が高く、高温高湿下では抵抗が低い。ゴムが用いられている層の抵抗変動があると、他層に加わる電圧変動が見られるため、帯電性の環境依存性が発生する。特に、直流のみ印加する直流帯電時は、前述した現象が顕著となる。
また、導電機構をイオン導電型でなく電子導電型にすることで、抵抗の環境変動抑制を図れるが、抵抗均一性の制御が困難であるため帯電が不均一になり白点等を発生し易い。
更に、抵抗の環境変動抑制としてエピクロルヒドリンゴムに、電子導電型のゴムを混合することが行われているが、エピクロルヒドリンゴム部分の抵抗が低いため、電子導電領域と比較して電気が流れ易い。したがって、通電による負荷が大きく抵抗が上昇し易い。
エピクロルヒドリンゴムは、前述したように、導電性に優れる材料であるが、抵抗の環境変動が大きく、低温低湿下では抵抗が高く、高温高湿下では抵抗が低く、環境安定性に劣る。
また、弾性層に多く用いられる、エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料は、導電性に乏しい材料であり、エピクロルヒドリンゴムの部分とエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料の部分において同じ割合で導電性カーボンを分散すると、エピクロルヒドリンゴムの部分に多く電流が流れ、抵抗均一性の制御が困難であるため、帯電が不均一になり白点等を発生し易いと考えられる。
そこで、弾性層におけるエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料中に、エピクロルヒドリンゴム中と比べ、導電性カーボンを多く存在させることにより、抵抗均一性が向上し、帯電均一性に優れ、環境によらず長期にわたり画質維持性に優れる帯電部材が得られると推定している。
なお、帯電部材の形態としては、ロール状、シート状、ブレード状等が挙げられ特に限定されるものではないが、中でも円筒状又は円柱状の導電性支持体の外周面上に少なくとも前記表面層を備えるロール状の帯電ロールが好ましい。
以下、帯電部材の一形態である帯電ロールを例に挙げて、その構成を説明する。
図2は、本実施形態に係る帯電部材(帯電ロール)の他の例を示す、ロールの軸に垂直方向の概略断面図である。図2に示す帯電ロールは、導電性支持体31上に、接着層32と、弾性層33と、中間層34と、表面層35と、を備える。
なお、本実施形態に係る帯電ロールの構成はこれに限られるものではなく、導電性支持体と、前述の構成を有する表面層と、を備えていれば、他の構成であってもよい。例えば、図1及び図2に示される接着層32を有していなくてもよい。
本実施形態に係る帯電部材は、導電性支持体を有する。
導電性支持体は、帯電ロールの電極及び支持部材として機能するもので、アルミニウム、銅合金、ステンレス鋼等の金属又は合金;クロム、ニッケル等でめっき処理を施した鉄、例えば、JIS G4804に示されている快削鋼にクロム、ニッケル等でめっき処理を施した材質で構成されるもの等が用いられる。めっきは、電解メッキ法又は無電解めっき法などにより形成すればよく、限定はされない。
本実施形態に係る帯電部材は、接着層を有していてもよく、例えば、導電性支持体と弾性層との間に1層以上の接着層を有することが好ましい。
接着層を形成する材料は特に限定されないが、例えば、ポリオレフィン系、塩素ゴム系、アクリル系、エポキシ系、ポリウレタン系、ニトリルゴム系、塩化ビニル系、酢酸ビニル系、ポリエステル系、フェノール系、シリコーン系等の材料が用いられ、弾性層を形成するゴムやエラストマーとの密着性の観点より、ポリオレフィン系やフェノール系の材料が特に好ましい。
接着層には、導電性付与ケッチェンブラック、アセチレンブラック等のカーボンブラック;熱分解カーボン、グラファイト;アルミニウム、銅、ニッケル、ステンレス鋼等の各種導電性金属又は合金;酸化スズ、酸化インジウム、酸化チタン、酸化スズ-酸化アンチモン固溶体、酸化スズ-酸化インジウム固溶体等の各種導電性金属酸化物;絶縁物質の表面を導電化処理したもの;などの粉末、液状ゴム等の高分子材料を添加してもよい。
本実施形態に係る帯電部材は、前記導電性支持体上に少なくとも弾性層を有する。
弾性層は、導電性支持体に直接接していても、接していなくともよく、例えば、前記接着層を導電性支持体と弾性層との間を有していてもよい。
弾性層は、本実施形態に係る帯電部材に弾性を付与する機能を担う部材であり、弾性層を備えることで被帯電体とのニップが良好に形成される。
なお、本実施形態において、「エピクロルヒドリンゴム中に存在する導電性カーボン」とは、弾性層の厚さ方向の断面を観察した場合において、エピクロルヒドリンゴムに周囲を囲まれている状態の導電性カーボンをいい、「エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料中に存在する導電性カーボン」とは、弾性層の厚さ方向の断面を観察した場合において、エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料に周囲を囲まれている状態の導電性カーボンをいう。
本実施形態における弾性層は、エピクロルヒドリンゴムとエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料とが、海島構造、及び、相互貫入網目構造よりなる群から選ばれた少なくとも1種の構造を形成している層であることが好ましい。
また、前記弾性層における前記エピクロルヒドリンゴム中に存在する前記導電性カーボンの単位体積あたりの質量割合CEと、前記エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料中に存在する前記導電性カーボンの単位体積あたりの質量割合COとした場合、その比であるCO/CEの値は、環境によらず長期にわたる画質維持性の観点から、1.2以上50以下であることが好ましく、2以上30以下であることがより好ましく、5以上20以下であることが特に好ましい。
また、弾性層において、エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料中に存在する導電性カーボンの量は、エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料100質量部に対し、環境によらず長期にわたる画質維持性の観点から、10質量部以上100質量部以下であることが好ましく、20質量部以上80質量部以下であることがより好ましく、40質量部以上60質量部以下であることが特に好ましい。
本実施形態に係る帯電部材における弾性層は、エピクロルヒドリンゴム、及び、エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料を含む。
エピクロルヒドリンゴムとしては、特に制限はないが、エピクロルヒドリン系ゴムは、少なくともエピクロルヒドリンを重合成分として含む重合体ゴムである。エピクロルヒドリン系ゴムは、エピクロルヒドリンの単独重合体、多元共重合体(二元共重合体、三元共重合体等)のいずれであってもよい。
エピクロルヒドリンゴムとしては、例えば、エピクロルヒドリン単独重合体、エピクロルヒドリン-アリルグリシジルエーテル共重合体、エピクロルヒドリン-アルキレンオキシド(エチレンオキシド、プロピレンオキシド、又は、その双方)共重合体、エピクロルヒドリン-アルキレンオキシド-アリルグリシジルエーテル共重合体、アリルグリシジルエーテル変性エピクロルヒドリン-アルキレンオキシド共重合体等が挙げられる。
中でも、環境によらず長期にわたる画質維持性、及び、抵抗均一性の観点から、エピクロルヒドリン-エチレンオキシド共重合体、及び、エピクロルヒドリン-エチレンオキシド-アリルグリシジルエーテル共重合体よりなる群から選ばれた少なくとも1種のエピクロルヒドリンゴムが特に好ましい。
また、エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料は、エピクロルヒドリンゴムと相溶しないゴム材料であることが好ましい。
エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、弾性層におけるエピクロルヒドリンゴムの含有量WEと、前記エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料の含有量WOとした場合、その比であるWO/WEの値は、環境によらず長期にわたる画質維持性の観点から、0.20以上4以下であることが好ましく、0.25以上3以下であることがより好ましく、0.50以上2以下であることが更に好ましく、0.80以上1.25以下が特に好ましい。
本実施形態に係る帯電部材における弾性層は、導電剤として、導電性カーボンを含む。
また、弾性層には、導電性カーボン以外の導電剤を添加してもよい。
導電性カーボンとしては、ケッチェンブラック、アセチレンブラック等のカーボンブラック、熱分解カーボン、グラファイト等が挙げられる。
これらの中でも、導電性カーボンとしては、カーボンブラックが好ましく挙げられる。
また、前記エピクロルヒドリンゴム中に存在する前記導電性カーボンと、前記エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料中に存在する前記導電性カーボンとは、同じものであっても、異なるものであってもよく、また、それぞれ1種単独のものであっても、2種以上を混合したものであってもよい。
導電性カーボンの算術平均粒径は、10nm以上200nm以下であることが好ましく、10nm以上100nm以下であることがより好ましく、30nm以上70nm以下であることが特に好ましい。
本実施形態における導電性カーボンの算術平均粒径の測定方法は、レーザー回折式粒度分布測定装置(例えば、ベックマン・コールター社製、LS13 320)を用いて粒度分布を測定し、粒度分布の各ピークについて数平均粒径を求める。算術平均粒径の算出は、分割された粒度範囲(チャンネル)に対し、各ピークの小粒径側から個数について累積分布を引き、各ピークの全粒子に対して累積50%となる粒径を、対応する粒子の算術平均粒径とする。
導電性カーボン以外の電子導電剤の例としては、アルミニウム、銅、ニッケル、ステンレス鋼等の各種導電性金属又は合金;酸化スズ、酸化インジウム、酸化チタン、酸化スズ-酸化アンチモン固溶体、酸化スズ-酸化インジウム固溶体等の各種導電性金属酸化物;絶縁物質の表面を導電化処理したもの;などの粉末が挙げられる。
また、導電剤として、環境によらず長期にわたる画質維持性の観点から、導電性カーボン及びイオン導電剤を併用することが好ましい。
導電剤の添加量は、特に制限はないが、上記電子導電剤(導電性カーボン、及び、これ以外の電子導電剤)の場合は、ゴム成分100質量部に対して、1質量部以上30質量部以下の範囲であることが好ましく、5質量部以上25質量部以下の範囲であることがより好ましい。
一方、上記イオン導電剤の場合は、ゴム成分100質量部に対して、0.1質量部以上5.0質量部以下の範囲であることが好ましく、0.5質量部以上3.0質量部以下の範囲であることがより好ましい。
ゴム成分を架橋する場合には、更に架橋剤、架橋促進剤等の材料が使用される。一般的に、架橋剤による架橋の種類として、硫黄架橋、過酸化物架橋、キノイド架橋、フェノール樹脂架橋、アミン架橋、金属酸化物架橋等が挙げられるが、二重結合を持った材料との架橋のし易さ、架橋ゴムの柔軟性の観点から、硫黄による架橋が好ましい。硫黄架橋においても硫黄単体によるものでなく、化合物から活性化硫黄が放出される架橋剤を用いた架橋が、結合間距離を短くできるため好ましく、4,4’-ジチオジモルホリンが好適である。
弾性層を形成するゴム組成物は、必要に応じてその他の添加剤を配合してもよい。その他の添加剤としては、充填材、架橋促進助剤等が挙げられる。
その他充填材としては、シリカ、炭酸カルシウム、クレイ等の配合が挙げられる。
加硫促進助剤としては、酸化亜鉛等の配合が挙げられる。
弾性層の体積抵抗率は、103Ωcm以上1014Ωcm以下が好ましい。
測定対象物からシート状の測定試料を採取し、その測定試料に対し、JIS K 6911(1995)に従って、測定治具(R12702A/Bレジスティビティ・チェンバ:アドバンテスト社製)と高抵抗測定器(R8340Aデジタル高抵抗/微小電流計:アドバンテスト社製)とを用い、電場(印加電圧/組成物シート厚)が1000V/cmになるよう調節した電圧を30秒印加した後、その流れる電流値より、下記式を用いて算出する。
体積抵抗率(Ωcm)=(19.63×印加電圧(V))/(電流値(A)×測定試料厚(cm))
弾性層は、例えば、上記に挙げた各成分の混合物を混練りして弾性層形成用の組成物を調製し、クロスヘッドが備えられた押出成形機、射出成形機、プレス成形機等を用いて、前記導電性支持体上に該組成物を押し出し、加硫することで形成される。
本実施形態に係る帯電部材は、弾性層上に、表面層を有していてもよい。
表面層は、結着樹脂、金属酸化物、及び、カーボンブラックを含むことが好ましい。また、表面層の表面粗さを調整するための粒子(以下「フィラー」とも称する)、その他添加剤等を含んでもよい。
結着樹脂は、単独で用いてもよく、2種以上を混合又は共重合して用いてもよい。架橋可能な樹脂の場合、架橋して用いてもよい。
ここで、共重合ナイロンは、610ナイロン、11ナイロン、12ナイロン、の内のいずれか1種又は複数種を重合単位として含む共重合体である。なお、共重合ナイロンには、6ナイロン、66ナイロン等の他の重合単位を含んでいてもよい。
フィラーは、電気特性の制御や表面粗さの凸部分を形成するために添加され、その添加量は、特に制限はないが、結着樹脂100質量部に対して、1~50質量部の範囲であることが好ましく、3~20質量部の範囲であることがより好ましい。
また、フィラーは、1種単独で使用しても、2種類以上を併用してもよい。
表面層は、上記成分を溶剤に分散又は溶解させて塗布液を調製し、先立って作製した弾性層上に、この塗布液を付与し乾燥して形成する。塗布液の付与方法としては、例えば、ブレード塗布法、ワイヤーバー塗布法、スプレー塗布法、浸漬塗布法、ビード塗布法、エアーナイフ塗布法、カーテン塗布法等が挙げられる。
塗布液に用いる溶剤としては、特に限定されず一般的なものが使用され、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールなどのアルコール類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;テトラヒドロフラン;ジエチルエーテル、ジオキサンなどのエーテル類などの溶剤を使用してよい。
本実施形態に係る帯電部材は、中間層を有していてもよく、例えば、弾性層と表面層との間に1層以上の中間層を有していてもよい。
中間層は、弾性層の電気抵抗が低いときに抵抗調整のために必要に応じて設けられる。中間層を構成する材料としては、特に制限されないが、エピクロルヒドリン-エチレンオキシド-アリルグリシジルエーテル共重合ゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、スチレン-ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、アクリロニトリル-ブタジエン共重合ゴム(NBR)、天然ゴム等、及びこれらのブレンドゴムが挙げられる。
本実施形態に係る帯電部材の製造方法は、特に制限はないが、エピクロルヒドリンゴムに導電性カーボンを分散する工程と、エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料に導電性カーボンを分散する工程とをそれぞれ行った後、前記導電性カーボンを含むエピクロルヒドリンゴムと、前記導電性カーボンを含むエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料とを混合する工程を含む方法であることが好ましい。
エピクロルヒドリンゴムに導電性カーボンを分散する工程と、エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料に導電性カーボンを分散する工程とにそれぞれ使用する導電性カーボンの量は、所望の含有割合に応じ、適宜設定すればよいが、エピクロルヒドリンゴムに導電性カーボンを分散する工程に使用する導電性カーボンの量よりも、エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料に導電性カーボンを分散する工程に使用する導電性カーボンの量が多い。
また、前記分散及び混合における温度及び時間は、特に制限はなく、それぞれ適宜設定すればよい。
弾性層の形成方法は、特に制限はなく、公知の方法を用いればよい。例えば、射出成形により形成する方法が好ましく挙げられる。射出成形における射出温度等の条件は、適宜設定すればよい。
本実施形態に係る帯電装置は、本実施形態に係る帯電部材を備える帯電装置である。
本実施形態に係る帯電装置は、例えば、本実施形態に係る帯電部材のみで構成してもよいし、本実施形態に係る帯電部材とクリーニング部材とが特定の食い込み量で接触して配置された構成であってもよい。
本実施形態に係る画像形成装置は、少なくとも像保持体と、前記像保持体に接触しその表面を帯電する帯電手段とを備え、前記帯電手段が、本実施形態に係る帯電部材からなる画像形成装置であり、像保持体と、前記本実施形態に係る帯電部材を備え前記帯電部材を前記像保持体の表面に接触させて前記像保持体を帯電する帯電装置と、帯電した前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成装置と、前記像保持体の表面に形成された潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像装置と、前記像保持体の表面に形成された前記トナー像を記録媒体に転写する転写装置と、を備える画像形成装置であることが好ましい。
以下、本実施形態に係る画像形成装置を図面に基づき説明する。
図3は、第1実施形態に係る画像形成装置の基本構成を示す概略図である。図3に示す画像形成装置200は、電子写真感光体(像保持体の一例)207と、電子写真感光体207を帯電させる帯電装置208と、帯電装置208に接続された電源209と、帯電装置208により帯電される電子写真感光体207を露光して潜像を形成する露光装置(潜像形成装置の一例)206と、露光装置206により形成された潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像装置211と、現像装置211により形成されたトナー像を記録媒体500に転写する転写装置212と、クリーニング装置213と、除電器214と、定着装置215と、を備える。なお、図3に示す除電器214は、設けられていなくてもよい。
離型剤としては低分子ポリエチレン、低分子ポリプロピレン、フィッシャートロプシュワックス、モンタンワックス、カルナバワックス、ライスワックス、キャンデリラワックス等を代表的なものとして挙げられる。
帯電制御剤としては、公知のものを使用することができるが、アゾ系金属錯化合物、サリチル酸の金属錯化合物、極性基を含有するレジンタイプ等の帯電制御剤を用いることができる。
また、小径無機粒子については表面処理することにより、分散性が高くなり、粉体流動性をあげる効果が大きくなるため有効である。
図4は第2実施形態に係る画像形成装置の基本構成を示す概略図である。図4に示した画像形成装置210は、電子写真感光体207に形成されたトナー像を、1次転写部材212aに転写した後、1次転写部材212aと2次転写部材212bとの間に供給される記録媒体500に転写する中間転写方式の転写装置を備えるもので、かかる転写の際には1次転写部材212aから電子写真感光体に向けて予め定めた電流密度の電流が供給可能となっている。なお、図4中には示していないが、画像形成装置210は、図3に示した画像形成装置200と同様に除電器を更に備えていてもよい。また、画像形成装置210の他の構成は画像形成装置200の構成と同様である。
画像形成装置210においては、上述の通り、中間転写方式が適用されている点が異なるが、上記第1実施形態に係る画像形成装置200の場合と同様に、電子写真感光体207と、本実施形態に係る帯電部材を備えた帯電装置とを組み合わせることで、画像不良の発生が抑制される。
図5は第3実施形態に係る画像形成装置の基本構成を示す概略図である。図5に示す画像形成装置220は中間転写方式の画像形成装置であり、ハウジング400内において4つの電子写真感光体401a乃至401d(例えば、電子写真感光体401aがイエロー、電子写真感光体401bがマゼンタ、電子写真感光体401cがシアン、電子写真感光体401dがブラックの色からなる画像をそれぞれ形成可能である)が中間転写ベルト409に沿って相互に並列に配置されている。
本実施形態に係るプロセスカートリッジは、本実施形態に係る帯電部材を少なくとも備えるプロセスカートリッジであり、像保持体と、被帯電体の表面に接触して、前記被帯電体の表面を帯電する帯電部材であって、本実施形態に係る帯電部材を有する帯電装置と、を備え、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジであることが好ましい。
そして、このプロセスカートリッジ300は、転写装置212と、定着装置215と、図示しない他の構成部分とからなる画像形成装置本体に対して着脱自在としたものであり、画像形成装置本体とともに画像形成装置を構成する。
-ゴム組成物の作製-
下記組成の混合物をニーダーで混練り(ゴム練り)してゴム材料1を得た。
・マトリックス材料A-1:100質量部
(エピクロルヒドリン-エチレンオキシド-アリルグリシジルエーテル共重合体ゴム、Hydrin T3108、日本ゼオン(株)製)
・導電材料B-1:1.5質量部
(ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、商品名「BTEAC」、ライオンアクゾ(株)製)
・導電材料B-2:5質量部
(カーボンブラック、#3030B、三菱化学(株)製、算術平均粒径:55nm)
・炭酸カルシウム:30質量部
・ステアリン酸:1質量部
・酸化亜鉛:5質量部
(酸化亜鉛1種、正同化学工業(株)製)
・加硫剤:2質量部
(有機硫黄、4,4’-ジチオジモルホリン、バルノックR、大内新興化学工業(株)製)
・加硫促進剤:1.5質量部
(チアゾール系、ジ-2-ベンゾチアゾリルジスルフィド、ノクセラーDM-P、大内新興化学工業(株)製)
・加硫促進剤:1.5質量部
(チウラム系、テトラエチルチウラムジスルフィド、ノクセラーTET-G、大内新興化学工業(株)製)
・マトリックス材料A-2:100質量部
(アクリロニトリルブタジエンゴム、N250S、アクリルニトリル量19.5質量%、JSR(株)製)
・導電材料B-1:1.5質量部
(ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、商品名「BTEAC」、ライオンアクゾ(株)製)
・導電材料B-2:50質量部
(カーボンブラック、#3030B、三菱化学(株)製)
・炭酸カルシウム:30質量部
・ステアリン酸:1質量部
・酸化亜鉛:5質量部
(酸化亜鉛1種、正同化学工業(株)製)
・加硫剤:2質量部
(有機硫黄、4,4’-ジチオジモルホリン、バルノックR、大内新興化学工業(株)製)
・加硫促進剤:1.5質量部
(チアゾール系、ジ-2-ベンゾチアゾリルジスルフィド、ノクセラーDM-P、大内新興化学工業(株)製)
・加硫促進剤:1.5質量部
(チウラム系、テトラエチルチウラムジスルフィド、ノクセラーTET-G、大内新興化学工業(株)製)
前記ゴム組成物1を、カーボンブラック(ケッチェンブラックEC300J:ライオン(株)製):2質量部を混合したポリオレフィン系接着剤(XJ-150、ロード・ファー・イースト社製)により厚さ15μmの接着層が形成された直径8mmの導電性支持体(SUM24L)に射出成形機を用いて弾性層を形成、加硫し、その後、研磨により直径12mmの弾性ロール1を得た。
下記混合物をビーズミルにて分散し得られた分散液1を、メタノールで希釈し、前記性弾性ロール1の表面に浸漬塗布した後、160℃で30分間加熱乾燥し、厚さ6μmの表面層を形成し、実施例1の帯電部材(帯電ロール)を得た。
・高分子材料(ポリビニルブチラール樹脂、エスレックBL-1、積水化学工業(株)製):10質量部
・金属酸化物(酸化スズ、6010、三井金属鉱業(株)製):60質量部
・カーボンブラック(ケッチェンブラックEC300J:ライオン(株)製):3質量部
・フィラー(ポリアミド樹脂、Orgasol2001DNat1、アルケマ社製):10質量部
・触媒(Nacure4167:楠本化成(株)製):1質量部
・溶剤(メタノール):700質量部
・溶剤(ブタノール):200質量部
得られた帯電部材をカラー複写機DocuCentre-IV C2260(富士ゼロックス(株)製)のドラムカートリッジに装着し、ハーフトーン印刷による画質評価を行った。
高温高湿条件の評価では、28℃85%RH雰囲気下に前記カラー複写機を設置し、初期及び50,000枚印刷後の画質評価をそれぞれ行った。
また、低温低湿条件の評価では、10℃15%RH雰囲気下に前記カラー複写機を設置し、初期及び50,000枚印刷後の画質評価をそれぞれ行った。
結果は表1又は表2に示した。
A:濃度ムラ、白点、色点、スジ等の画像欠陥が未発生。
B:軽微な濃度ムラ、白点、色点、スジ等の画像欠陥が部分的に発生。
C:軽微な濃度ムラ、白点、色点、スジ等の画像欠陥が発生。
D:濃度ムラ、白点、色点、スジ等の画像欠陥が発生。
弾性層の体積抵抗率は、前述した方法により測定し、得られた値の常用対数をとった。
結果は表1又は表2に示した。
各種マトリックス材料、及び、導電材料、並びに、これらの含有量を表1又は表2に記載したように変更した以外は、実施例1と同様にして帯電部材を作製し、評価した。
また、比較例1では、前記ゴム材料1及び前記ゴム材料2の全ての材料を一括で、ニーダーにより混練り(ゴム練り)した。
表1に記載したように実施例2のカーボンブラックの含有量を変更した以外は、実施例1と同様にして帯電部材を作製し、評価した。
マトリックス材料A-1のエピクロルヒドリンゴムを以下の樹脂に変更した以外は、実施例1と同様にして帯電部材を作製し、評価した。
エピクロルヒドリン-エチレンオキシド-アリルグリシジルエーテル共重合体ゴム:Hydrin T3106、日本ゼオン(株)製
マトリックス材料A-2のアクリロニトリルブタジエンゴムを以下の樹脂に変更した以外は、実施例1と同様にして帯電部材を作製し、評価した。
スチレンブタジエンゴム:SL552、JSR(株)製
導電材料B-1のカーボンブラックを以下のものに変更した以外は、実施例1と同様にして帯電部材を作製し、評価した。
カーボンブラック:#3050B、三菱化学(株)製
マトリックス材料A-2のアクリロニトリルブタジエンゴムを以下の樹脂に変更した以外は、実施例1と同様にして帯電部材を作製し、評価した。
アクリロニトリルブタジエンゴム:N222L(アクリロニトリル量:43%)、JSR(株)製
表2に記載したように実施例1のカーボンブラックの含有量を変更した以外は、実施例1と同様にして帯電部材を作製し、評価した。
Claims (10)
- 導電性支持体と、
前記導電性支持体上に少なくとも弾性層を有し、
前記弾性層は、導電性カーボン、エピクロルヒドリンゴム及びエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料を含み、
前記弾性層の単位体積あたりの前記エピクロルヒドリンゴム中に存在する前記導電性カーボンの質量割合よりも、前記弾性層の単位体積あたりの前記エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料中に存在する前記導電性カーボンの質量割合が多く、
前記弾性層において、エピクロルヒドリンゴム中に存在する導電性カーボンの量が、エピクロルヒドリンゴム100質量部に対し、1質量部以上10質量部以下であり、
前記弾性層において、エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料中に存在する導電性カーボンの量が、エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料100質量部に対し、20質量部以上80質量部以下である
帯電部材。 - 前記エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料が、アクリロニトリルブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、及び、クロロプレンゴムよりなる群から選ばれた少なくとも1種のゴムである請求項1に記載の帯電部材。
- 前記エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料が、アクリロニトリルブタジエンゴムである請求項2に記載の帯電部材。
- 前記アクリロニトリルブタジエンゴムのアクリロニトリル量が、25質量%以下である請求項3に記載の帯電部材。
- 前記弾性層における前記導電性カーボンの含有量が、前記エピクロルヒドリンゴム及びエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料の総含有量100質量部に対し、10質量部以上50質量部以下である請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の帯電部材。
- 前記弾性層が、イオン導電剤を更に含む請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の帯電部材。
- 前記イオン導電剤が、第四級アンモニウム塩化合物、過塩素酸のアルカリ金属又はアルカリ土類金属塩、及び、塩素酸のアルカリ金属又はアルカリ土類金属塩よりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物である請求項6に記載の帯電部材。
- エピクロルヒドリンゴムに導電性カーボンを分散する工程と、
エピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料に導電性カーボンを分散する工程とをそれぞれ行った後、
前記導電性カーボンを含むエピクロルヒドリンゴムと、前記導電性カーボンを含むエピクロルヒドリンゴム以外のゴム材料とを混合する工程を含む請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の帯電部材の製造方法。 - 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の帯電部材を少なくとも備えるプロセスカートリッジ。
- 少なくとも像保持体と、前記像保持体に接触しその表面を帯電する帯電手段とを備え、前記帯電手段が、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の帯電部材からなる画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017185239A JP7009881B2 (ja) | 2017-09-26 | 2017-09-26 | 帯電部材、帯電部材の製造方法、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017185239A JP7009881B2 (ja) | 2017-09-26 | 2017-09-26 | 帯電部材、帯電部材の製造方法、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019061045A JP2019061045A (ja) | 2019-04-18 |
JP7009881B2 true JP7009881B2 (ja) | 2022-01-26 |
Family
ID=66178456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017185239A Active JP7009881B2 (ja) | 2017-09-26 | 2017-09-26 | 帯電部材、帯電部材の製造方法、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7009881B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2024048803A (ja) * | 2022-09-28 | 2024-04-09 | 住友理工株式会社 | 電子写真機器用帯電ロール |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002003651A (ja) | 2000-06-19 | 2002-01-09 | Canon Inc | 半導電性ゴム組成物、帯電部材、電子写真装置、プロセスカートリッジ |
JP2011048272A (ja) | 2009-08-28 | 2011-03-10 | Fuji Xerox Co Ltd | 導電性ローラ用組成物、導電性ローラ、帯電装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジならびに導電性ローラの製造方法 |
JP2012163954A (ja) | 2011-01-21 | 2012-08-30 | Canon Inc | 導電性ゴム弾性体、帯電部材および電子写真装置 |
JP2013020175A (ja) | 2011-07-13 | 2013-01-31 | Canon Inc | 現像部材、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
JP2016145967A (ja) | 2015-01-30 | 2016-08-12 | キヤノン株式会社 | 電子写真用ローラおよびその製造方法、ならびに、電子写真画像形成装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3591560B2 (ja) * | 1996-09-17 | 2004-11-24 | 日本ゼオン株式会社 | ゴム組成物 |
-
2017
- 2017-09-26 JP JP2017185239A patent/JP7009881B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002003651A (ja) | 2000-06-19 | 2002-01-09 | Canon Inc | 半導電性ゴム組成物、帯電部材、電子写真装置、プロセスカートリッジ |
JP2011048272A (ja) | 2009-08-28 | 2011-03-10 | Fuji Xerox Co Ltd | 導電性ローラ用組成物、導電性ローラ、帯電装置、画像形成装置およびプロセスカートリッジならびに導電性ローラの製造方法 |
JP2012163954A (ja) | 2011-01-21 | 2012-08-30 | Canon Inc | 導電性ゴム弾性体、帯電部材および電子写真装置 |
JP2013020175A (ja) | 2011-07-13 | 2013-01-31 | Canon Inc | 現像部材、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 |
JP2016145967A (ja) | 2015-01-30 | 2016-08-12 | キヤノン株式会社 | 電子写真用ローラおよびその製造方法、ならびに、電子写真画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019061045A (ja) | 2019-04-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6641828B2 (ja) | 帯電部材、画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
US9720343B2 (en) | Conductive member, charging device, process cartridge, and image forming apparatus | |
JP6164131B2 (ja) | 半導電性ロール、帯電ロール、帯電装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2018132658A (ja) | 帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
US9280079B1 (en) | Charging member, process cartridge, and image forming apparatus | |
JP7009881B2 (ja) | 帯電部材、帯電部材の製造方法、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
US9939750B2 (en) | Charging member, process cartridge, and image-forming apparatus for reducing small color lines | |
US11809126B2 (en) | Charging member, charging device, process cartridge, and image forming apparatus | |
JP2017058642A (ja) | 帯電部材、帯電装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ | |
JP2011008128A (ja) | 導電性弾性部材、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
US10824087B2 (en) | Charging member, charging device, process cartridge, and image forming apparatus | |
JP6520458B2 (ja) | 帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2000330359A (ja) | 帯電部材及び画像形成装置 | |
US9429864B1 (en) | Charging member, process cartridge, and image forming apparatus | |
US10429758B1 (en) | Charging member, charging device, process cartridge, and image forming apparatus | |
US6470162B2 (en) | Conductive member, process cartridge and electrophotographic apparatus | |
JP4574907B2 (ja) | 導電性部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP4713900B2 (ja) | 導電性部材の製造方法及び電子写真用導電性部材 | |
JP5182447B2 (ja) | 導電性弾性部材及び画像形成装置 | |
JP2019191217A (ja) | 帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5470908B2 (ja) | 帯電ロール、帯電装置、帯電ロールを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5768401B2 (ja) | 導電性部材、帯電装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP2005292633A (ja) | 帯電ローラー、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2002287467A (ja) | 画像形成装置、プロセスカートリッジ及び帯電部材 | |
JP2023104312A (ja) | 帯電部材、帯電装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200831 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210628 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210706 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210901 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211214 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211227 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7009881 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |