JP7009169B2 - 空気ノズルおよびそれを備えたボイラ、並びに空気ノズルの取り外し方法 - Google Patents
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Description
特許文献1に開示される風箱ノズルは、第1のはりを中心として水平方向に回動することにより水平方向に回動し、第2のはりを中心として上下方向に回動することにより上下方向に回動する。
本開示の一態様にかかる空気ノズルは、空気を吹出す方向となる軸線に沿って筒状に形成されるとともに前記軸線に交差して水平方向に延びる水平回動軸および前記軸線に交差して鉛直方向に延びる鉛直回動軸に回動可能に連結されるノズル部と、空気を前記ノズル部に導入するケーシングに着脱可能に取り付けられるとともに該ケーシングに形成された開口部を塞ぐ塞ぎ板と、前記塞ぎ板に固定されるとともに前記水平回動軸および前記鉛直回動軸を支持する支持架台と、前記鉛直回動軸に一端部が連結されるとともに前記ノズル部の前記水平回動軸に対する第1回動角度を調整する第1調整ロッドと、前記第1調整ロッドの他端部に連結されるとともに前記第1調整ロッドに該第1調整ロッドを進退させる駆動力を伝達する第1伝達部と、前記鉛直回動軸に直交する方向に回転軸心が設けられた前記水平回動軸に一端部が連結されるとともに前記ノズル部の前記鉛直回動軸に対する第2回動角度を調整する第2調整ロッドと、前記第2調整ロッドの他端部に連結されるとともに前記第2調整ロッドに該第2調整ロッドを進退させる駆動力を伝達する第2伝達部と、前記軸線が水平方向となす角度が所定角度となるように前記第1調整ロッドの位置を固定する固定機構と、を備える。
このように、本開示の一態様にかかる空気ノズルによれば、水平回動軸と鉛直回動軸の双方に回動可能に連結されるノズル部の修理あるいは交換を容易に行うことができる。
固定機構は、第1駆動軸が塞ぎ板に取り付けられる軸受部に対して回転しないようにすることで、ノズル部が延びる軸線が水平方向となす角度が所定角度となるように第1調整ロッドの位置を固定することができる。
このようにすることで、固定機構は、水平回動軸に対する第1回動角度に対応するレバー部の回動角度を測定する目盛が表示される目盛板の挿入穴とレバー部に形成される貫通穴を利用して、第1調整ロッドの位置を簡易に固定することができる。
このようにすることで、バランスウェイトを載置して塞ぎ板の設置部側の重量と支持架台側の重量とが釣り合うように調整し、また併せてバランスウェイトを載置して塞ぎ板のノズル部側の重量と空気吹出しの上流側の重量とが釣り合うように調整することができる。そのため、塞ぎ板をノズル部および支持架台とともにケーシングから取り外す際に塞ぎ板および支持架台の運搬が容易となる。
ノズル部の水平回動軸が鉛直回動軸回りに左右方向に回動した場合に、リンク機構により、水平回動軸に対する第1連結軸の取付角度と、第1連結軸に対する第2連結軸の取付角度をそれぞれ変化させることが可能で、第1調整ロッドから鉛直回動軸に駆動力が伝達される状態を適切に維持することができる。
このようにすることで、塞ぎ板でノズル部および支持架台とともに吊り下げ機構により吊り下げてケーシングより取り外して運搬することができる。
本開示の一態様にかかるボイラによれば、水平回動軸と鉛直回動軸の双方に回動可能に連結される空気ノズルのノズル部の修理あるいは交換を容易に行うことができる。
このようにすることで、水平回動軸と鉛直回動軸の双方に回動可能に連結されるノズル部の修理あるいは交換を容易に行うことができる。
以下に、本開示の第1実施形態に係る補助空気ノズル100について、図面を参照して説明する。
本実施形態では、旋回燃焼ボイラに適用された補助空気ノズル100について説明する。
なお、本実施形態では、上方とは鉛直上側の方向を、下方とは鉛直下側の方向を示している。
本実施形態では、例えば図1および図2に示すような旋回燃焼ボイラ300について、火炉310のバーナ部320の上方にて補助空気投入部330を設けることで、火炉310内へ空気を多段で投入することにより、バーナ部320から補助空気投入部330までの領域を還元雰囲気にして燃焼排ガスの低NOx化を図っている。
図3および図4に示すように、本実施形態の補助空気ノズル100は、ノズル部10と、塞ぎ板20と、支持架台30と、第1調整ロッド40と、第1伝達部50と、第2調整ロッド60と、第2伝達部70と、後述する固定ピン(固定機構)80とを備える。
図4は、図3に示す補助空気ノズルを側方からみた図である。図4において、仮想線で示すノズル部10は、実線で示すノズル部10に対して、水平回動軸11回りに鉛直回動角度(第1回動角度)θ1だけ回動させた状態を示す。
第1リンクレバー部51の一端部は、第1調整ロッド40の他端部40bに連結され、第1リンクレバー部51の他端部が第1駆動軸52に連結される部材である。
第2リンクレバー部71の一端部は、第2調整ロッド60の他端部60bに連結され、第2リンクレバー部71の他端部が第2駆動軸72に連結される部材である。
図5および図6に示す固定ピン80は、ノズル部10が2次空気を吹出す方向に延びる軸線Xが水平方向となす角度である鉛直回動角度θ1が0度(水平方向)となるように前記第1調整ロッド40の位置を固定する機構である。
図5は、図4に示す補助空気ノズルをケーシング200の外側からみた図である。また、図6は、図5に示す補助空気ノズル100のI-I矢視断面図である。
レバー部54は、第1駆動軸52に連結されるとともに貫通穴54aが形成された強度を有した部材である。目盛板55は、軸受部53に連結されて固定されるとともにレバー部54の回動角度を測定する目盛が表示されるとともに強度を有した板状部材である。目盛板55には、固定ピン80が挿入される挿入穴55aが形成されている。
図7から図9は、図2に示す補助空気ノズルの部分拡大図であり、補助空気ノズルをケーシングから取り外す工程を説明する図である。
なお、ここでは、鉛直回動角度θ1が0度(水平方向)となるように第1調整ロッド40の位置を固定するものとしたが、0度以外の他の所定角度としてもよい。この場合、所定角度は、ノズル部10がケーシング200に接触しない角度の範囲で任意の角度に設定することができる。
図9に示すように、補助空気ノズル100を軸線Zに沿ってケーシング200の開口部201から離れる方向に引き抜く際に、補助空気ノズル100が火炉310の図示しない炉壁に接触することがない。
本実施形態の補助空気ノズル100によれば、ケーシング200の開口部201に塞ぎ板20が着脱可能に取り付けられており、ノズル部10を回動可能に連結する水平回動軸11および鉛直回動軸12を支持する支持架台30が塞ぎ板20に固定されている。そのため、塞ぎ板20により支持架台30とともにノズル部10をケーシング200から火炉310の外側へと取り外すことが可能となり、火炉310の内部に足場を組む必要がない。
このように、本実施形態の補助空気ノズル100によれば、水平回動軸11と鉛直回動軸12の双方に回動可能に連結されるノズル部10の修理あるいは交換を容易に短時間に行うことができる。
次に、本開示の第2実施形態に係る補助空気ノズルについて、図面を参照して説明する。第2実施形態は、第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き第1実施形態と同様であるものとして以下での説明を省略する。
本実施形態の補助空気ノズル100Aは、支持架台30の重量とバランスをとるためのバランスウェイト500を塞ぎ板20のケーシング200の外側の面に設置する設置部90を備える点で第1実施形態の補助空気ノズル100と異なる。
図11に示すように、本実施形態の補助空気ノズル100Aは、第1伝達部50の軸受部53に取り付けられた設置部90を備える。設置部90は、塞ぎ板20のケーシング200の内側の面に取り付けられる支持架台30との重量バランスをとるために、塞ぎ板20に対して支持架台30の反対側となるケーシング200の外側に配置される。また併せてバランスウェイト500を載置して、補助空気ノズル100Aの塞ぎ板のノズル部側の重量と塞ぎ板の空気吹出しの上流側の重量とが釣り合うように調整することができる。
本実施形態によれば、バランスウェイト500を載置して塞ぎ板20の設置部90側の重量と支持架台30側の重量とが釣り合うように調整することができる。そのため、塞ぎ板20をノズル部10および支持架台30とともにケーシング200から取り外す際に、塞ぎ板20をノズル部10および支持架台30とともに運搬することが容易となる。
次に、本開示の第3実施形態に係る補助空気ノズルについて、図面を参照して説明する。第3実施形態は、第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き第1実施形態と同様であるものとして以下での説明を省略する。
図13は、本実施形態の補助空気ノズル100Bの部分拡大図である。図14は、図13に示す補助空気ノズルのノズル部10を水平方向に回動させた状態を示す図である。
11 水平回動軸
12 鉛直回動軸
20 塞ぎ板
21 アイプレート(係合部)
30 支持架台
40 第1調整ロッド
40a 一端部
40b 他端部
41 ユニバーサルジョイント
42 リンク機構
43 第1連結軸
44 第2連結軸
50 第1伝達部
51 第1リンクレバー部
52 第1駆動軸
53 軸受部
54 レバー部
54a 貫通穴
55 目盛板
55a 挿入穴
56 リンク軸
57 連結バー
60 第2調整ロッド
60a 一端部
60b 他端部
61 リブ
70 第2伝達部
71 第2リンクレバー部
72 第2駆動軸
80 固定ピン(固定機構)
90 設置部
100,100A,100B 補助空気ノズル
200 ケーシング
300 旋回燃焼ボイラ
310 火炉
320 バーナ部
321 固体燃料焚きバーナ
322 微粉炭混合気輸送管
323 送気ダクト
330 補助空気投入部
400 吊り下げ機構
500 バランスウェイト
θ1 鉛直回動角度(第1回動角度)
θ2 水平回動角度(第2回動角度)
Claims (9)
- 空気を吹出す方向となる軸線に沿って筒状に形成されるとともに前記軸線に交差して水平方向に延びる水平回動軸および前記軸線に交差して鉛直方向に延びる鉛直回動軸に回動可能に連結されるノズル部と、
空気を前記ノズル部に導入するケーシングに着脱可能に取り付けられるとともに該ケーシングに形成された開口部を塞ぐ塞ぎ板と、
前記塞ぎ板に固定されるとともに前記水平回動軸および前記鉛直回動軸を支持する支持架台と、
前記鉛直回動軸に一端部が連結されるとともに前記ノズル部の前記水平回動軸に対する第1回動角度を調整する第1調整ロッドと、
前記第1調整ロッドの他端部に連結されるとともに前記第1調整ロッドに該第1調整ロッドを進退させる駆動力を伝達する第1伝達部と、
前記鉛直回動軸に直交する方向に回転軸心が設けられた前記水平回動軸に一端部が連結されるとともに前記ノズル部の前記鉛直回動軸に対する第2回動角度を調整する第2調整ロッドと、
前記第2調整ロッドの他端部に連結されるとともに前記第2調整ロッドに該第2調整ロッドを進退させる駆動力を伝達する第2伝達部と、
前記軸線が水平方向となす角度が所定角度となるように前記第1調整ロッドの位置を固定する固定機構と、を備え、
前記第1伝達部は、
前記第1調整ロッドの前記他端部に一端部が連結される第1リンクレバー部と、
前記第1リンクレバー部の他端部に連結されるとともに前記第1リンクレバー部の他端部を中心に前記第1リンクレバー部を回転させる第1駆動軸と、
前記塞ぎ板に取り付けられるとともに前記第1駆動軸を回転可能に支持する軸受部と、
を備え、
前記固定機構は、前記第1駆動軸が前記軸受部に対して回転しないように固定する機構である空気ノズル。 - 前記第1駆動軸に連結されるとともに貫通穴が形成されたレバー部と、
前記軸受部に連結されるとともに前記レバー部の回動角度を測定する目盛が表示される目盛板と、を備え、
前記固定機構は、前記レバー部に形成される貫通穴と前記目盛板に形成される挿入穴の双方に挿入される軸状部材である請求項1に記載の空気ノズル。 - 前記軸受部に取り付けられ、前記塞ぎ板に対して前記ノズル部と前記支持架台の重量とバランスをとるためのバランスウェイトを設置可能な設置部を備える請求項1に記載の空気ノズル。
- 空気を吹出す方向となる軸線に沿って筒状に形成されるとともに前記軸線に交差して水平方向に延びる水平回動軸および前記軸線に交差して鉛直方向に延びる鉛直回動軸に回動可能に連結されるノズル部と、
空気を前記ノズル部に導入するケーシングに着脱可能に取り付けられるとともに該ケーシングに形成された開口部を塞ぐ塞ぎ板と、
前記塞ぎ板に固定されるとともに前記水平回動軸および前記鉛直回動軸を支持する支持架台と、
前記鉛直回動軸に一端部が連結されるとともに前記ノズル部の前記水平回動軸に対する第1回動角度を調整する第1調整ロッドと、
前記第1調整ロッドの他端部に連結されるとともに前記第1調整ロッドに該第1調整ロッドを進退させる駆動力を伝達する第1伝達部と、
前記鉛直回動軸に直交する方向に回転軸心が設けられた前記水平回動軸に一端部が連結されるとともに前記ノズル部の前記鉛直回動軸に対する第2回動角度を調整する第2調整ロッドと、
前記第2調整ロッドの他端部に連結されるとともに前記第2調整ロッドに該第2調整ロッドを進退させる駆動力を伝達する第2伝達部と、
前記軸線が水平方向となす角度が所定角度となるように前記第1調整ロッドの位置を固定する固定機構と、を備え、
前記ノズル部に一端が連結される一対の第1連結軸と、該一対の第1連結軸の一対の他端が両端に連結される第2連結軸とを備え、前記ノズル部と前記一対の第1連結軸と前記第2連結軸とが4節回転連鎖機構を形成し、前記第2回動角度に応じて前記水平回動軸に対する前記第1連結軸の取付角度および前記第1連結軸に対する前記第2連結軸の取付角度をそれぞれ変化させることが可能であり、
前記第1調整ロッドの前記一端部は、前記第2連結軸に連結されている空気ノズル。 - 空気を吹出す方向となる軸線に沿って筒状に形成されるとともに前記軸線に交差して水平方向に延びる水平回動軸および前記軸線に交差して鉛直方向に延びる鉛直回動軸に回動可能に連結されるノズル部と、
空気を前記ノズル部に導入するケーシングに着脱可能に取り付けられるとともに該ケーシングに形成された開口部を塞ぐ塞ぎ板と、
前記塞ぎ板に固定されるとともに前記水平回動軸および前記鉛直回動軸を支持する支持架台と、
前記鉛直回動軸に一端部が連結されるとともに前記ノズル部の前記水平回動軸に対する第1回動角度を調整する第1調整ロッドと、
前記第1調整ロッドの他端部に連結されるとともに前記第1調整ロッドに該第1調整ロッドを進退させる駆動力を伝達する第1伝達部と、
前記鉛直回動軸に直交する方向に回転軸心が設けられた前記水平回動軸に一端部が連結されるとともに前記ノズル部の前記鉛直回動軸に対する第2回動角度を調整する第2調整ロッドと、
前記第2調整ロッドの他端部に連結されるとともに前記第2調整ロッドに該第2調整ロッドを進退させる駆動力を伝達する第2伝達部と、
前記軸線が水平方向となす角度が所定角度となるように前記第1調整ロッドの位置を固定する固定機構と、を備え、
前記塞ぎ板の前記支持架台が取り付けられる第1面と反対の第2面には、吊り下げ機構と係合可能な係合部が取り付けられている空気ノズル。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の空気ノズルを備えるボイラ。
- 空気ノズルをケーシングから取り外す空気ノズルの取り外し方法であって、
前記空気ノズルは、
空気を吹出す方向となる軸線に沿って筒状に形成されるとともに前記軸線に交差して水平方向に延びる水平回動軸および前記軸線に交差して鉛直方向に延びる鉛直回動軸に回動可能に連結されるノズル部と、
空気を前記ノズル部に導入する前記ケーシングに着脱可能に取り付けられるとともに該ケーシングに形成された開口部を塞ぐ塞ぎ板と、
前記塞ぎ板に固定されるとともに前記水平回動軸および前記鉛直回動軸を支持する支持架台と、
前記鉛直回動軸に一端部が連結されるとともに前記ノズル部の前記水平回動軸に対する第1回動角度を調整する第1調整ロッドと、
前記第1調整ロッドの他端部に連結されるとともに前記第1調整ロッドに該第1調整ロッドを進退させる駆動力を伝達する第1伝達部と、
前記鉛直回動軸に直交する方向に回転軸心が設けられた前記水平回動軸に一端部が連結されるとともに前記ノズル部の前記鉛直回動軸に対する第2回動角度を調整する第2調整ロッドと、
前記第2調整ロッドの他端部に連結されるとともに前記第2調整ロッドに該第2調整ロッドを進退させる駆動力を伝達する第2伝達部と、を備え、
前記第1伝達部は、
前記第1調整ロッドの前記他端部に一端部が連結される第1リンクレバー部と、
前記第1リンクレバー部の他端部に連結されるとともに前記第1リンクレバー部の他端部を中心に前記第1リンクレバー部を回転させる第1駆動軸と、
前記塞ぎ板に取り付けられるとともに前記第1駆動軸を回転可能に支持する軸受部と、を備え、
前記軸線が水平方向となす角度が所定角度となるように前記第1調整ロッドの位置を固定する固定工程と、
前記ケーシングから前記塞ぎ板を取り外す工程と、
前記ケーシングから取り外された前記空気ノズルを引き抜く工程と、を備え、
前記固定工程は、前記第1駆動軸が前記軸受部に対して回転しないように固定する空気ノズルの取り外し方法。 - 空気ノズルをケーシングから取り外す空気ノズルの取り外し方法であって、
前記空気ノズルは、
空気を吹出す方向となる軸線に沿って筒状に形成されるとともに前記軸線に交差して水平方向に延びる水平回動軸および前記軸線に交差して鉛直方向に延びる鉛直回動軸に回動可能に連結されるノズル部と、
空気を前記ノズル部に導入する前記ケーシングに着脱可能に取り付けられるとともに該ケーシングに形成された開口部を塞ぐ塞ぎ板と、
前記塞ぎ板に固定されるとともに前記水平回動軸および前記鉛直回動軸を支持する支持架台と、
前記鉛直回動軸に一端部が連結されるとともに前記ノズル部の前記水平回動軸に対する第1回動角度を調整する第1調整ロッドと、
前記第1調整ロッドの他端部に連結されるとともに前記第1調整ロッドに該第1調整ロッドを進退させる駆動力を伝達する第1伝達部と、
前記鉛直回動軸に直交する方向に回転軸心が設けられた前記水平回動軸に一端部が連結されるとともに前記ノズル部の前記鉛直回動軸に対する第2回動角度を調整する第2調整ロッドと、
前記第2調整ロッドの他端部に連結されるとともに前記第2調整ロッドに該第2調整ロッドを進退させる駆動力を伝達する第2伝達部と、を備え、
前記ノズル部に一端が連結される一対の第1連結軸と、該一対の第1連結軸の一対の他端が両端に連結される第2連結軸とを備え、前記ノズル部と前記一対の第1連結軸と前記第2連結軸とが4節回転連鎖機構を形成し、前記第2回動角度に応じて前記水平回動軸に対する前記第1連結軸の取付角度および前記第1連結軸に対する前記第2連結軸の取付角度をそれぞれ変化させることが可能であり、
前記第1調整ロッドの前記一端部は、前記第2連結軸に連結されており、
前記軸線が水平方向となす角度が所定角度となるように前記第1調整ロッドの位置を固定する固定工程と、
前記ケーシングから前記塞ぎ板を取り外す工程と、
前記ケーシングから取り外された前記空気ノズルを引き抜く工程と、を備える空気ノズルの取り外し方法。 - 空気ノズルをケーシングから取り外す空気ノズルの取り外し方法であって、
前記空気ノズルは、
空気を吹出す方向となる軸線に沿って筒状に形成されるとともに前記軸線に交差して水平方向に延びる水平回動軸および前記軸線に交差して鉛直方向に延びる鉛直回動軸に回動可能に連結されるノズル部と、
空気を前記ノズル部に導入する前記ケーシングに着脱可能に取り付けられるとともに該ケーシングに形成された開口部を塞ぐ塞ぎ板と、
前記塞ぎ板に固定されるとともに前記水平回動軸および前記鉛直回動軸を支持する支持架台と、
前記鉛直回動軸に一端部が連結されるとともに前記ノズル部の前記水平回動軸に対する第1回動角度を調整する第1調整ロッドと、
前記第1調整ロッドの他端部に連結されるとともに前記第1調整ロッドに該第1調整ロッドを進退させる駆動力を伝達する第1伝達部と、
前記鉛直回動軸に直交する方向に回転軸心が設けられた前記水平回動軸に一端部が連結されるとともに前記ノズル部の前記鉛直回動軸に対する第2回動角度を調整する第2調整ロッドと、
前記第2調整ロッドの他端部に連結されるとともに前記第2調整ロッドに該第2調整ロッドを進退させる駆動力を伝達する第2伝達部と、を備え、
前記塞ぎ板の前記支持架台が取り付けられる第1面と反対の第2面には、吊り下げ機構と係合可能な係合部が取り付けられており、
前記軸線が水平方向となす角度が所定角度となるように前記第1調整ロッドの位置を固定する固定工程と、
前記ケーシングから前記塞ぎ板を取り外す工程と、
前記ケーシングから取り外された前記空気ノズルを引き抜く工程と、を備える空気ノズルの取り外し方法。
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