JP7008205B2 - 製パン器 - Google Patents
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Description
本発明は、パン生地の発酵又はパンの焼き上げに用いる製パン器に関する。
パンの製造には、パン生地をこねた後に、パン生地を３０～６０℃にて発酵する工程を経て、１３０～２００℃にて焼き上げる工程を有する。
従来の製パン器においては、例えば特許文献１～３に示すように、焼成室内等にヒーターや電磁誘導加熱手段を備えたものであり、焼成室内には空気が充満しており、パン生地等が空気で酸化されるために日持ちが悪かったり、早期に変色する問題があった。
従来の製パン器においては、例えば特許文献１～３に示すように、焼成室内等にヒーターや電磁誘導加熱手段を備えたものであり、焼成室内には空気が充満しており、パン生地等が空気で酸化されるために日持ちが悪かったり、早期に変色する問題があった。
本発明は、ふっくらした状態に仕上がり、日持ちが良い製パン器の提供を目的とする。
本発明に係る製パン器は、加熱室と、前記加熱室の底部に設けた、乾燥した蒸気の蒸気発生室と、前記加熱室内に設けたヒーターとを備えたことを特徴とする。
ここで加熱室は、必要に応じて温度センサーを有し、パン生地の発酵条件あるいは焼き上げ条件に合せて温度制御されている。
ここで加熱室は、必要に応じて温度センサーを有し、パン生地の発酵条件あるいは焼き上げ条件に合せて温度制御されている。
本発明において蒸気発生室は、貯水部と前記貯水部に配設した加熱ヒーターを有するのが好ましい。
また、加熱室内に設けたヒーターは前記加熱室の内壁に沿って枠状に形成してあるのが好ましい。
また、加熱室内に設けたヒーターは前記加熱室の内壁に沿って枠状に形成してあるのが好ましい。
本発明において、蒸気発生室を設けたのは、加熱室の内部を還元雰囲気にすることで、従来の空気による酸化を防止するためである。
よって、本発明に用いる蒸気は、湿り気のあるミスト状ではなく、透明に近い乾燥した過熱蒸気であるのが好ましい。
このような蒸気の状態は、貯水部に設けた加熱ヒーターと、加熱室に設けたヒーターとの組み合せにて達成される。
よって、本発明に用いる蒸気は、湿り気のあるミスト状ではなく、透明に近い乾燥した過熱蒸気であるのが好ましい。
このような蒸気の状態は、貯水部に設けた加熱ヒーターと、加熱室に設けたヒーターとの組み合せにて達成される。
本発明に係る製パン器は、加熱室内に過熱蒸気等の乾燥した蒸気を充満させることで、相対的に空気中の酸素濃度が低くなり、還元状態になる。
このような還元状態にてパン生地を発酵させると、ふっくらとしたモチモチ感があるだけでなく、従来のパンの２～３倍以上の日持ちが長くなる。
また、本発明に係る製パン器で発酵させ、次に焼き上げると、さらに日持ちが良くなる。
このような還元状態にてパン生地を発酵させると、ふっくらとしたモチモチ感があるだけでなく、従来のパンの２～３倍以上の日持ちが長くなる。
また、本発明に係る製パン器で発酵させ、次に焼き上げると、さらに日持ちが良くなる。
本発明に係る製パン器の構造例を以下、図に基づいて説明する。
図２に外観図を示し、図１に加熱室の内部構造を示す。
製パン器は、本体１１に設けた加熱室１２と、この加熱室１２を開閉する蓋部１３を有している。
本体部１１には、加熱温度，加熱時間等の条件を設定，入力する操作部１８と、内部に制御部とを有する。
上面には、蓋部の開閉操作部１８ａを有する。
図２に外観図を示し、図１に加熱室の内部構造を示す。
製パン器は、本体１１に設けた加熱室１２と、この加熱室１２を開閉する蓋部１３を有している。
本体部１１には、加熱温度，加熱時間等の条件を設定，入力する操作部１８と、内部に制御部とを有する。
上面には、蓋部の開閉操作部１８ａを有する。
加熱室１２の内部には、上段側と下段側の２段に枠状のヒーター１４ａ，１４ｂが取り付けられている。
この枠状のヒーターの内側に、パン生地や二次発酵したパン生地を入れるパンケースが納まるようになっている。
そこで、パンケースを載置できるように、ステンレス製等のメッシュ材からなる台座１５を加熱室１２の底部に配置し、その下側に蒸気発生室１６を設けた。
蒸気発生室１６は、水Ｗを貯水できる凹部形状になっており、水平方向に加熱ヒーター１７を設けてある。
加熱ヒーター１７は、高さ方向の幅が広く、加熱ヒーター１７の上部側が貯水凹部に入れた水Ｗの水面から上側に突出する状態になっている。
これにより、水を単に加熱するだけでなく、発生した蒸気が上昇する際に１００℃以上に過熱された乾燥蒸気となる。
また、加熱室内の枠状のヒーター１４ａ，１４ｂにても乾燥した蒸気となる。
本発明において過熱蒸気は、加熱室内を還元状態にするためであり、空気中の酸素濃度が相対的に低減できればよいので、僅かな量でよい。
従って水の量は、発酵，焼き上げの１回当たりの使用量でよい。
この枠状のヒーターの内側に、パン生地や二次発酵したパン生地を入れるパンケースが納まるようになっている。
そこで、パンケースを載置できるように、ステンレス製等のメッシュ材からなる台座１５を加熱室１２の底部に配置し、その下側に蒸気発生室１６を設けた。
蒸気発生室１６は、水Ｗを貯水できる凹部形状になっており、水平方向に加熱ヒーター１７を設けてある。
加熱ヒーター１７は、高さ方向の幅が広く、加熱ヒーター１７の上部側が貯水凹部に入れた水Ｗの水面から上側に突出する状態になっている。
これにより、水を単に加熱するだけでなく、発生した蒸気が上昇する際に１００℃以上に過熱された乾燥蒸気となる。
また、加熱室内の枠状のヒーター１４ａ，１４ｂにても乾燥した蒸気となる。
本発明において過熱蒸気は、加熱室内を還元状態にするためであり、空気中の酸素濃度が相対的に低減できればよいので、僅かな量でよい。
従って水の量は、発酵，焼き上げの１回当たりの使用量でよい。
ステンレス等のパンケースに二次発酵したパン生地を入れ、これを加熱室１２に入れ、焼き上げたところ、約１週間経てもそのままふっくらとしたモチモチ感があり、風味にも変化がなかった。
本発明に係る製パン器は、パン生地の発酵から焼き上げまでを連続的に行うこともできる。
本発明に係る製パン器は、パン生地の発酵から焼き上げまでを連続的に行うこともできる。
１１ 本体部
１２ 加熱室
１３ 蓋部
１４ａ ヒーター
１４ｂ ヒーター
１５ 台座
１６ 蒸気発生室
１７ 加熱ヒーター
１８ 操作部
１２ 加熱室
１３ 蓋部
１４ａ ヒーター
１４ｂ ヒーター
１５ 台座
１６ 蒸気発生室
１７ 加熱ヒーター
１８ 操作部
Claims (1)
- 加熱室と、
前記加熱室の底部に配置したメッシュ材からなる台座と、
前記台座の下に設けた乾燥した蒸気の蒸気発生室と、
前記加熱室内に設けたヒーターとを備え、
前記蒸気発生室は貯水部と、前記貯水部には水中及びその水面から上側に突出した状態で配設された加熱ヒーターを有し、
前記加熱室内に設けたヒーターは前記加熱室の内壁に沿って水平方向の枠状に形成してあることを特徴とする製パン器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017171883A JP7008205B2 (ja) | 2017-09-07 | 2017-09-07 | 製パン器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017171883A JP7008205B2 (ja) | 2017-09-07 | 2017-09-07 | 製パン器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2019042418A JP2019042418A (ja) | 2019-03-22 |
| JP7008205B2 true JP7008205B2 (ja) | 2022-01-25 |
Family
ID=65815853
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017171883A Active JP7008205B2 (ja) | 2017-09-07 | 2017-09-07 | 製パン器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7008205B2 (ja) |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002272604A (ja) | 2001-03-15 | 2002-09-24 | Matsushita Refrig Co Ltd | 過熱蒸気による加熱方法及び加熱装置 |
| JP2006149593A (ja) | 2004-11-29 | 2006-06-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 製パン機能付き炊飯器 |
| JP2008178461A (ja) | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 生種起こしが可能な自動製パン器及び生種起こし容器 |
| JP2011097829A (ja) | 2009-11-04 | 2011-05-19 | Nakai:Kk | パン焼成機とその使用によるパン焼成方法 |
| JP2017020780A (ja) | 2015-07-08 | 2017-01-26 | 友田セーリング株式会社 | 過熱蒸気を用いた加熱調理機および加熱調理方法 |
| JP2018161260A (ja) | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 清己 吉村 | パン作り器 |
-
2017
- 2017-09-07 JP JP2017171883A patent/JP7008205B2/ja active Active
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2017020780A (ja) | 2015-07-08 | 2017-01-26 | 友田セーリング株式会社 | 過熱蒸気を用いた加熱調理機および加熱調理方法 |
| JP2018161260A (ja) | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 清己 吉村 | パン作り器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2019042418A (ja) | 2019-03-22 |
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Legal Events
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