JP7007194B2 - 眼科用レンズ及びそのような眼科用レンズの決定方法 - Google Patents

眼科用レンズ及びそのような眼科用レンズの決定方法 Download PDF

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Description

本発明は、概して、視力の快適性を向上させるのに好適な眼鏡の準備に関する。
本発明は、より詳細には、デジタル機器のスクリーンを見ている装用者の視力の快適性を向上させるのに好適な眼科用レンズを決定する方法に関する。
眼鏡の装用者は、屈折力補正が処方され得る。
老眼のある装用者では、屈折力(power)補正の値は、近方視における遠近調節が困難であることに起因して、遠方視と近方視とで異なる。それゆえ、老眼のある装用者に好適な眼科用レンズは多焦点レンズであり、最も好ましくは、累進多焦点レンズである。
他の装用者では、屈折力補正の値は、ほぼ、レンズの全表面で同じである。
最近では、スマートフォン、タブレット、コンピュータ、TVなどのデジタル機器が、ますます、なくてはならないものになってきている。
そのようなデジタル機器の使用は、そのような機器のスクリーン上に表示されているものを読むときの我々の振る舞いを変化させた。
スクリーンの使用に関する文献データでは、視距離にかなりのばらつきがあることが示されている(Jaschinski 2002“The proximity-Fixation-Disparity curve and the preferred viewing distance at a visual display as an indicator of near vision fatigue”.Optometry and Vision Science;Vol.79,No.3,pp158-169)。この論文では、著者らは、スクリーンを可能な限り快適に自由に配置できる状態にある40人に対して、スクリーンまでの距離を測定した。装用者の両眼とスクリーンとの間で測定された距離は、スクリーンのサイズに依存するという結果が示された。
それゆえ、スクリーン、主に、新しいデジタルスクリーンを使用する際の個人のばらつきに適合される眼科用レンズが必要とされる。
本発明の1つの目的は、テキストを読むとき又は新しいデジタルスクリーンで作業するときに、装用者の視力の快適性を向上させるために、そのような眼科用レンズを提供することにある。
本発明の目的は、スクリーンを見ているときの装用者の視力の快適性を向上させるのに好適な眼科用レンズを決定する方法であって、眼科用レンズは、視力ゾーンを含み、視力ゾーンはフィルタリング手段を備える方法において、方法は:
- 前記スクリーンを見ている装用者の姿勢の少なくとも1つの特徴を決定するステップ、
- 装用者が眼科用レンズを装用しているときに前記スクリーンを読みやすくすることができる、前記視力ゾーンに関連付けられたジオプトリー度数の値を決定するステップ、
- 前記スクリーンに対する装用者の光の露出を調整するために、フィルタリング手段の少なくとも1つの特徴を決定するステップ、及び
- 前記ジオプトリー度数の値、及び装用者の姿勢の前記少なくとも1つの特徴に基づいて、視力ゾーンの位置を決定して、眼科用レンズを装用してスクリーンを見ているときに、装用者の視力の快適性が最適にされるようにするステップ
を含む、方法にある。
紙の文書を読むための光学的なニーズと、デジタル機器のスクリーン上で読むための光学的なニーズとは、同じではない。
実際に、読む作業は、視線方向(gaze direction)の平均下向き角度、及び平均距離:
- 紙の文書に対しては、18°-40cm超;
- タブレットスクリーンに対しては、20°-39cm
- スマートフォンスクリーンに対しては、25°-33cm
で行われる。
さらに、デジタル機器が放射する光の輝度及びスペクトルは、通常の自然照明又は人工照明とは異なる。
確かに、眼は、小さなスクリーン上に表示された画素化した文字を読んだり、非常に短い距離で見たり、及びある距離から別の距離へと迅速に焦点を合わせたりするために、より強く焦点を合わせる必要がある。さらに、眼は、より多くのスクリーンのグレアに耐える必要があり、及びスクリーンが眼からわずかな距離で保持されるときには、より有害な青-紫光に暴露される。そのような条件は、不快感及び/又は眼精疲労(「目の疲れ」)を増し、且つ網膜を悪化させる可能性がある。
本発明の趣旨が、デジタル機器のスクリーン上で読むことに特化された、フィルタリング手段を備える視力ゾーン(「超近方視ゾーン」)を含む眼科用レンズを決定することであるのは、そのためである。多焦点レンズでは、この超近方視ゾーンは、レンズの鼻側縁の方へ横方向にシフトされた状態で、近方視ゾーンの下に、この近方視ゾーンの直下に、配置され得る。
特定のジオプトリー度数(「特別な屈折力(extra power)」)及び特定のフィルタリング手段(「フィルター」)を備える視力ゾーン(「超近方視ゾーン」)を提供することによって、眼科用レンズを装用してスクリーンを見ているときの装用者の視力の快適性は、向上する。
より詳細には、視力の快適性は、以下の理由で、増す:
- 視力ゾーンに関連付けられた特別な屈折力が、デジタル機器のスクリーン上で読んでいるときの目の疲れを軽減する、
- 特別な屈折力は拡大効果を有して、小さな文字を読みやすくする、
- フィルタリング手段は、装用者がスクリーンから過度の光を受けないようにして、ぼけ及びグレアを回避し、及び有害な光から網膜を保護する、並びに
- スクリーンを見ている最中に眼科を装用しているときの装用者の姿勢が、楽になる。
本発明人らが、本発明に従って決定された眼科用レンズの装用者は、デジタル機器の使用時に、頭痛、疲れ目、首や肩の痛みをあまり感じなかったことを観察したことは驚きである。
下記において、テキストを又はスクリーン上で「読む」という用語は、読む、画像を見る、書く/テキストメッセージを打つ(texting)のような、眼の焦点をデジタルスクリーン上に合わせることを伴う、いくつかの活動を含む。
本発明の別の利点は、老眼のある装用者が、紙の文書での装用者の習慣、すなわち、小さな文字を読もうとするために、装用者の眼から離すように文書を動かす習慣を維持できるようにすることである。実際、特別な屈折力の拡大効果のおかげで、装用者は、装用者がスクリーンを装用者の眼から離すように動かす場合でも、小さな文字を読めるかもしれない。
この関連では、スクリーン上で読むのに好適な眼科用レンズのゾーンの位置は、主に装用者によって使用される異なるスクリーンに応じて異なり得る(テレビのモニター、デスクトップコンピュータのモニター、ラップトップスクリーン、ファブレット(phablet)スクリーン、タブレットスクリーン、スマートフォンスクリーン、ウォッチスクリーン)ことが留意され得る。
単独で又は組み合わせて考慮され得るさらなる実施形態によれば:
- 方法は、例えば非老眼、老眼手前(pre-presbyopic)、老眼進行中(increasing presbyopia)、及び老眼から選択される、装用者の老眼の程度を決定する追加的なステップを含み、及び特別な屈折力を選択する前記ステップは、老眼の前記程度に応じて行われる。この老眼の程度は、“Minus lens stimulated accommodative amplitude decreases sigmoidally with age:a study of objectively measured accommodative amplitude from age 3”.Investigative Ophthalmology & Visual Science.Vol.49,N°7,pp2919-2926に説明されているように、遠近調節の目標振幅によって測定され得る;
- 方法は、装用者が感じる眼精疲労の程度を決定する追加的なステップを含み、及び特別な屈折力を決定する前記ステップは、眼精疲労の前記程度に応じて行われる;
- 方法は、装用者の年齢を決定する追加的なステップを含み、及び特別な屈折力を決定する前記ステップは、前記年齢に応じて行われる;
- 方法は、スクリーンの使用頻度を決定する追加的なステップを含み、及び特別な屈折力を決定する前記ステップは、前記使用頻度に応じて行われる;
- スクリーンは、様々なタイプ:テレビのモニター、デスクトップコンピュータのモニター、ラップトップスクリーン、ファブレットスクリーン、タブレットスクリーン、スマートフォンスクリーン及び/又はウォッチスクリーンから選択され、及び特別な屈折力は、前記眼科用レンズ上の、選択されたタイプに応じて決定された位置に配置される;
- 姿勢の前記特徴は、装用者の眼-スクリーン距離、体幹角度、頭部角度、体幹角度における頭部、及び下向き視線角から選択される;
- 特別な屈折力は、眼科用レンズの下方部分に、好ましくは21°を上回る下向き視線角に対応するゾーンに配置される;
- 特別な屈折力は、姿勢の特徴に応じて決定されたゾーンに配置される;
- 前記特別な屈折力は、0.125~1ジオプトリーに含まれる値を有する;
- 前記フィルターは、10nmを上回る幅を有する波長範囲において、眼科用レンズを通る可視光の透過を少なくとも5%だけ低減させる;
- 姿勢の特徴を決定する、特別な屈折力を決定する、及びフィルターを決定する各ステップが、少なくとも一部には、コンピュータによって実行される。
本発明はまた、スクリーンを見ているときの装用者の視力の快適性を向上させるのに好適な眼科用レンズであって、眼科用レンズは:
- 装用者が眼科用レンズを装用しているときに前記スクリーンを読みやすくすることができる、ジオプトリー度数の値、
- 前記スクリーンに対する装用者の光の露出を調整するための、フィルタリング手段の特徴
に基づくフィルタリング手段を備える視力ゾーンを含むため、視力ゾーンは超近方視ゾーンであり、装用者の視力の快適性は、眼科用レンズを装用してスクリーンを見ているときに最適にされる、眼科用レンズに関する。
単独で又は組み合わせて考慮され得るさらなる実施形態によれば:
- フィルタリング手段を備える超近方視ゾーンは、前記スクリーンを見ている装用者の姿勢の少なくとも1つの特徴に基づく、
- 超近方視ゾーンは、21°を上回る、前記スクリーンを見ている装用者の下向き視線角βに対応する、
- フィルタリング手段を備える超近方視ゾーンは、安定化された視力ゾーンである;
- 眼科用レンズは、超近方視ゾーンとは異なり且つ遠方視ゾーン、中間視(intermediate vision)ゾーン及び近方視ゾーンから選択される少なくとも1つの安定化された視力ゾーンを含む;
- 超近方視ゾーンのジオプトリー度数の値は、0.125よりも大きい、
- 眼科用レンズは前主面及び後主面を含み、及び前記フィルターは、前記前主面及び/又は前記後主面の少なくとも一部に置かれる;
- 前記フィルターは、10nm超の幅を有し且つ、少なくとも、420nm~450nm間又は460nm~490nm間又は485nm~515nm間又は560nm~620nm間の波長で構成される平均波長を中心とする選択波長範囲全体にわたって、可視光の透過を少なくとも5%だけ抑制する;
- 前記フィルターの平均反射係数は、420nm~450nm間又は460nm~490nm間又は485nm~515nm間又は560nm~600nm間又は580nm~620nm間に含まれる波長範囲全体にわたって、少なくとも5%である;
- 眼科用レンズは、前記前主面及び/又は前記後主面の前記一部において、1%未満の平均光反射係数を示す;
- 前記フィルターは、吸収フィルター、反射フィルター、及び干渉フィルターから選択される。
本発明はまた、眼科用レンズの装用者に、前記眼科用レンズのレーティングすなわち等級を提供する方法であって:
- 装用者がスクリーンを読みやすくすることができる特別な屈折力を特定するステップ、
- 前記スクリーンに対する装用者の露出を調整するフィルターを特定するステップ、
- 前記特別な屈折力及び前記フィルターに応じてレーティングを決定するステップ、並びに
- 装用者に前記レーティングを提供するステップ
を含む、方法に関する。
非限定的な例として与えられる添付図面を参照する下記の説明は、本発明が何からなるか、及び実施するためにはどのように低減され得るかを明らかにする。
紙の文書を読んでいる装用者の概略図である。 デジタル機器のスクリーン上の文書を読んでいる装用者の概略図である。 本発明による眼科用レンズの面の概略図である。 図3の眼科用レンズの概略的な側面図である。 「単焦点」レンズの球面屈折力の変化を、このレンズの垂直軸に沿って示すグラフである。 多焦点レンズの球面屈折力の変化を、このレンズの垂直軸に沿って示すグラフである。
説明の残りの部分では、「上へ」、「底部」、「水平」、「垂直」、「上側」、「下側」のような用語、又は相対位置を示す他の語を使用し得る。これらの用語は、レンズの装用状態におけるものであると理解される。
特に、レンズの「下方」部分は、装用者の視線方向が鼻先の方へ向けられるときに(視線方向角度β>0°)、装用者がそこを通して見るレンズのゾーンに対応する。
以下の定義は、本発明を説明するために提供される。
フランクフォルト平面は、装用者の眼窩下点(bottom orbit point)及びポリオンを含む平面であると定義され、ここでは、ポリオンは、外耳道の頭蓋の最高点であり、耳のトラギオンに対応する。
装用者が紙の文書(図1)又はデジタル機器のスクリーン(図2参照)を見ているとき、装用者の姿勢は:
- 装用者の眼-スクリーン距離D、
- 体幹角度、
- 頭部角度α、
- 体幹角度における頭部、及び
- 下向き視線角β
の様々な特徴によって定義され得る。
装用者の眼-スクリーン距離Dは、装用者の両眼とスクリーン20の中心との間の距離である。
体幹角度(図示せず)は、垂直軸と装用者の体幹の平均軸との間の角度である。
頭部角度αは、水平平面とフランクフォルト平面との間の角度である。
体幹角度における頭部は、体幹角度と頭部角度との和である。
下向き視線角βは、フランクフォルト平面と、装用者の眼の光軸を含む平面との間の角度である。
ここで、本出願人らは、装用者100の頭部の横転角(roll angle)がゼロであると考える。
処方データは当業界で知られている。
処方データは、装用者に関して獲得され、且つ各眼について、処方された遠方視平均屈折力、及び/又は処方された乱視の値、及び/又は処方された乱視軸、及び/又は各眼の屈折異常及び/又は老眼を補正するのに好適な処方された加入度を示す1つ以上のデータを指す。処方データはまた、装用者に関して獲得され、且つ各眼について、処方された近方視平均屈折力、及び/又は処方された乱視の値、及び/又は処方された乱視軸、及び/又は各眼の屈折異常及び/又は老眼を補正するのに好適な処方された逆加入度(degression)を示す1つ以上のデータを指す。
本発明によれば、眼科用レンズは、未屈折補正(プラノとも呼ぶ)又は屈折補正用レンズから選択され得る。屈折補正用レンズは、累進レンズ及び逆加入レンズ(degressive lens);単焦点、二重焦点、又はより一般的には多焦点レンズとし得る。レンズは、眼を保護する及び/又は視力を補正するために、眼鏡のフレームに適合するように設計され得る。
そのような眼科用レンズ10は、前主面14、後主面15及び縁17を有する芯材16(図4参照)を含む。
レンズの芯材16は、装用者の処方データに対応する光学特性を眼科用レンズ10に与えるような形状にされる。
眼科用レンズ10の光学的視力矯正機能(optical corrective power)は、その球面、円柱、及びプリズム屈折力特性によって定義される。そのような光学的な定義は、純粋に領域(area)に関する定義よりも一般的な範囲(scope)を与えることが理解される:入射光線に対するレンズの屈折力の全体的効果を定義し、この全体的効果は、レンズの前面及び後面で順次に作用する屈折力の代数和から生じる。
単焦点レンズは、通常、球面屈折力、円柱屈折力及びプリズム屈折力を有し、これらは、レンズの全表面で一定である。そのような単焦点レンズは、その主面の1つにおいて、レンズの特徴点(例えば光心)の位置を示す十字によって、及び水平線によって印をつけられている。
多焦点レンズは、通常、球面屈折力、円柱屈折力及びプリズム屈折力(これらは、レンズの上方部分(遠方視ゾーン)において一定である)、及び球面屈折力(これは、レンズの底部分(特に近方視ゾーン)において変化する)を有する。そのような多焦点レンズは、特に、3つの主要な光学的な大きさによって定義される:
- 遠方視ゾーンの基準点FVと近方視ゾーンの基準点NV(図3参照)との間の球面屈折力の変動に等しい「球面屈折力加入度数」;
- 遠方視ゾーンの前記基準点FVにおける屈折力に等しい「公称屈折力(nominal power)」;及び
- 遠方視ゾーンの前記基準点FVにおける円柱屈折力に等しい公称乱視。
この多焦点レンズは、通常、その面の一方において、基準点FV、NVの位置を示す様々な記号によって印が付けられる。
本発明との関連では、本出願人らはまた、(単焦点又は多焦点)眼科用レンズ10は、デジタルスクリーン上で読むときに使用する下向き視線角に対応するゾーンにある眼科用レンズの下方部分にある「超近方視ゾーン」11において「特別な屈折力P1」を含むことを考慮する。
基準点FVの周りにあるレンズの遠方視ゾーンは、装用者がそこを通して、1メートルを上回る距離に置かれている物体(例えばTVスクリーン…)を見るゾーンである。
基準点NVの周りにあるレンズの近方視ゾーンは、装用者がそこを通して、40センチメートル~1メートルに含まれる距離に置かれた物体(例えば紙の文書、ラップトップのスクリーン…)を見るゾーンである。
本発明によれば、レンズに設けられた、基準点UNVの下側の超近方視ゾーン11は、装用者がそこを通して、40センチメートル未満の距離に置かれた物体:例えばファブレット、タブレット、スマートフォン又はウォッチのスクリーンを見るゾーンである。このゾーンは、21°を上回る下向き視線角βに対応する。
具体的な実施形態では、レンズに設けられた超近方視ゾーン11は、装用者がそこを通して、35センチメートル未満の距離に置かれた物体:例えばスマートフォンを見るゾーンである。
この超近方視ゾーンでは、特別な屈折力Pは:
- 単焦点レンズの場合には、光心と、超近方視ゾーンの基準点UNVとの間、又は
- 多焦点レンズの場合には、近方視ゾーンの基準点NVと超近方視ゾーンの基準点UNVとの間
の球面屈折力の変化に等しいジオプトリー度数の値であると定義される。
図5に示すように、単焦点レンズの場合には、特別な屈折力Pは、レンズの表面の残りの部分においてレンズの主球面屈折力Pの値に加えられた球面屈折力の値である。具体的な実施形態では、装用者が光学補正を必要としないときには、球面屈折力Pはゼロである。それゆえ、単焦点という用語は実際には適切ではないが、この説明を明瞭にするために使用されていることが理解される。
この図では、本出願人らは、主球面屈折力Pが、レンズの頂部からレンズの十字印の下4mmの箇所まで一定であることを観察し得る。そこから、球面屈折力は、レンズの十字印の下側15mmの位置にある点まで連続的に増大する。この点(すなわち基準点UNV)において、レンズの球面屈折力は、主球面屈折力Pと特別な屈折力Pとの和に等しい。そこから、球面屈折力は、「超近方視」ゾーンを規定するレンズの底部まで一定のままである。
具体的には、「超近方視」ゾーンが一定屈折力を有するとき、このゾーンは、安定化された視力ゾーンである。いくつかの実施形態では、本発明による眼科用レンズは、フィルタリング手段を備える、安定化された視力ゾーンを含む。
図6に示すように、多焦点レンズの場合には、特別な屈折力P1は、基準点NVにおいてレンズの球面屈折力の値に加えられた球面屈折力の値に等しい。
この図では、本出願人らは、レンズの球面屈折力は、レンズの頂部からレンズの基準点FV(十字印)まで一定であり、第1の安定化された視力ゾーンを規定することを観察し得る。そこから、球面屈折力は、基準点FVの下側12mmにある点まで連続的に増大する。この点(これは、基準点NVからすぐ近い)において、レンズの球面屈折力は、公称屈折力Pと球面屈折力加入度数Pとの和に等しい。球面屈折力は、第2の安定化された視力ゾーンを規定する2mmの高さにおいて一定のままであり、そこから、基準点NVの下側12mmにある点まで連続的に増大する。この点(すなわち基準点UNV)において、レンズの球面屈折力は、公称屈折力Pと球面屈折力加入度数Pと特別な屈折力Pとの和に等しい。そこから、球面屈折力はレンズの底部まで一定のままであり、第3の安定化された視力ゾーンを規定する。
具体的には、本発明によって獲得された眼科用レンズは、遠方視ゾーン、中間視ゾーン及び近方視ゾーンから選択される少なくとも1つの安定化された視力ゾーンを含む。
図5及び図6に示すこれらの2つの場合には、特別な屈折力Pは、0.125~1ジオプトリーに含まれる値を有する。
実際に、本発明は、スクリーン20を見ているときの装用者100の視力の快適性を向上させるのに好適な眼科用レンズ10を決定するための方法であって、眼科用レンズは、視力ゾーンを含み、視力ゾーンはフィルタリング手段12を備え、この方法は:
- 前記スクリーン20を見ている装用者100の姿勢α、β、Dの少なくとも1つの特徴を決定するステップと、
- 装用者100が眼科用レンズを装用しているときに前記スクリーン20をより読みやすくできる、前記視力ゾーンに関連付けられたジオプトリー度数の値Pを決定するステップと、
- 前記スクリーン20に対する装用者100の光の露出を調整するために、フィルタリング手段12の少なくとも1つの特徴を決定するステップと、
- 前記ジオプトリー度数の値、装用者の姿勢の前記少なくとも1つの特徴、及びフィルタリング手段の前記少なくとも1つの特徴に基づいて視力ゾーンを決定して、眼科用レンズを装用してスクリーンを見ているときに、装用者の視力の快適性が最適にされるようにするステップと
を含む、方法に関する。
この方法は、以下の通り行われる。
第1のステップでは、眼鏡屋は、以下の特徴のうちの少なくとも1つを取得する:
- 例えば以下のリスト:非老眼、老眼手前、老眼進行中、及び老眼から選択される、装用者の老眼の程度、
- 例えば以下のリスト:弱い、中程度、強いから選択される、装用者が感じている眼精疲労の程度、
- 装用者の年齢、並びに
- 例えば以下のリスト:テレビのモニター、デスクトップコンピュータのモニター、ラップトップスクリーン、ファブレットスクリーン、タブレットスクリーン、スマートフォンスクリーン及び/又はウォッチスクリーンから選択される、デジタル機器の使用頻度。
ここで、眼鏡屋は、装用者に質問することによってこれら特徴の全てを取得し、その後、眼鏡屋は、これらの特徴をコンピュータに入力する。別の実施形態では、装用者が、これらの特徴を装用者自身でコンピュータに入力してもよい。
第2のステップでは、眼鏡屋は、装用者の処方を取得する。
本出願人らは、老眼のある装用者の場合を考慮し得る。
この場合、眼鏡屋は、「球面屈折力加入度数」、「公称屈折力」及び公称乱視を取得する。
眼鏡屋はまた、(例えば必要なデータを測定して計算することによって)基準点FV及びNVの位置を取得する。
これらの作業は当業者にはよく知られているため、本願明細書では展開されない。
第3のステップでは、眼鏡屋は、装用者のデジタル機器(ここではスマートフォン)のスクリーン20を見ている装用者の側面の画像を取得し、これには、カメラ又はそのような写真を撮るのに好適ないずれかの機器を用いる。取得画像を図2に示す。
その後、眼鏡屋は、この画像上で様々な姿勢の特徴を測定して、これら特徴をコンピュータに入力し得る。
しかし、好ましい実施形態では、画像は、装用者の眼-スクリーン距離D、頭部角度α、及び下向き視線角βを自動的に測定するコンピュータによって処理される。
その後、コンピュータは、特別な屈折力の値P、基準点UNVの位置(特別な屈折力の位置とも呼ぶ)、及び装用者に必要とされるフィルター12の種類を自動的に計算する。
本出願人らは、初めに、基準点UNVの位置を決定することを考えるかもしれない。
例えば、デジタル機器がスマートフォンである場合、基準点UNVは、図5及び図6に示す点に配置され得る。
基準点UNVの位置は、装用者の眼-スクリーン距離D及び下向き視線角βに応じて補正され得る。
例えば、装用者の眼-スクリーン距離Dが33cmを下回り且つ下向き視線角βが25°を上回る場合、基準点UNVの位置は、図5又は図6に示す位置の下側1mmに置かれ得る。
基準点UNVの位置は、装用者が使用するデジタル機器の種類、及びデジタル機器の使用頻度に応じて補正され得る。
例えば、装用者が頻繁にスマートフォン上で書く場合、基準点UNVは、図5又は図6に示す位置の上側1mmに置かれ得る。
本出願人らは、ここで、非老眼の装用者に対する特別な屈折力の値Pの決定を考慮し得る。
この場合、レンズは単焦点であり、特別な屈折力Pは:
. 装用者の年齢が20~34歳に含まれる場合には、0.4ジオプトリー、
. 装用者の年齢が35~44歳に含まれる場合には、0.6ジオプトリー、又は
. 装用者の年齢が45~50歳に含まれる場合には、0.85ジオプトリー
に等しいとし得る。
特別な屈折力の値Pは、装用者の眼-スクリーン距離D及び下向き視線角βに応じて補正され得る。
例えば、装用者の眼-スクリーン距離Dが33cmを下回り且つ下向き視線角βが25°を上回る場合、特別な屈折力の値Pは、0.1ジオプトリーだけ増加され得る。
特別な屈折力の値Pはまた、装用者が感じている眼精疲労の程度、及びデジタル機器の使用頻度に応じて、補正され得る。
例えば、特別な屈折力の値Pは、装用者が中程度の眼精疲労を感じている場合には0.05ジオプトリーだけ、又は装用者が強い眼精疲労を感じている場合には0.1ジオプトリーだけ増加され得る。
この値はまた、デジタル機器の使用頻度が多い場合には0.1ジオプトリーだけ増加され得る。
本出願人らはまた、老眼のある装用者に対する特別な屈折力の値Pの決定を考慮し得る。
この場合、レンズは多焦点であり、特別な屈折力Pは0.125~0.5ジオプトリーに含まれ、及び装用者に必要とされる視野に応じて計算され得る。
例えば、この特別な屈折力Pは:
- 装用者が狭視野でも強力な拡大を必要とする場合(デジタルスクリーンを高度利用)には、0.5ジオプトリー、
- 装用者が良好な視野を有しながら良好な拡大を必要とする場合(異なる距離で複数のデジタルスクリーンを同時使用)には、0.25ジオプトリー、又は
- 装用者が、広視野を保ちながら拡大を必要とする場合(TVを見ながら、短い距離でデジタルスクリーンを使用)には、0.125ジオプトリー
に等しいとし得る。
老眼又は非老眼の全ての装用者に関し、基準点UNVの位置は、特別な屈折力P1に応じて補正され得る。実際、特別な屈折力P1が大きい場合(例えば0.5ジオプトリー以上)、基準点UNVは、初めに決定された位置の下側にシフトされ得る(例えば1mm)。あるいは、基準点UNVはシフトされない。
特別な屈折力の値P及び基準点UNVの位置は、上述の通り、装用者が感じる眼精疲労の程度、及びデジタル機器の使用頻度に応じて、補正され得る。
この眼科用レンズ10はまた、前記前主面14及び/又は前記後主面15の少なくとも一部に置かれたフィルター12、13を含む。
好都合なことに、このフィルター12、13は、レンズ10の一方の面(ここでは前主面14)の全表面を覆う。
フィルターは、吸収又は反射のいずれかに基づいている。
吸収フィルターは、部分吸収又は全吸収によって光の透過を抑制するように構成されている。これらフィルターは、染料及び/又は色素によって得られるカラーフィルター、フォトクロミックフィルター、偏光フィルターを含む。これらのフィルターはまた、エレクトロクロミックフィルターのように、外部信号によって制御され得る。吸収フィルター用の材料の選択によって、光の特定の吸収スペクトル(specific absorption spectrum)を規定する。染料又は色素を使用するときには、それらは、眼科用レンズ基材に、又はプライマー、接着層、浸潤層(imbibition layer)又はハードコートなどの、眼科用レンズ基材に堆積されるコーティングに組み込まれ得る。
反射フィルターは、部分反射又は全反射によって光の透過を抑制するように構成されている。これらフィルターは、低屈折率材料の層と高屈折率材料の層とを交互にした複層フィルターを含む。これらの層は、有機又は無機とし得る。層の数(4~数百)、各層の屈折率(無機材料では1.3~2.5、有機材料では1.4~1.8)、及び各層の厚さに応じて、反射フィルターは、特定の反射スペクトル(specific reflection spectrum)を有する。複層フィルターは、干渉フィルターと名付けられることも多い。
反射防止フィルター(又は「コーティング」)が、レンズからの反射を最小限にするために広く使用され、装用者の快適性並びに美観を向上させている。一般的に、反射防止設計の主要目的は、可能な限り低い「反射率」を達成する一方で、例えば、製造プロセス、色のロバストネス及び層の数などの、異なる制約を考慮することである。透明基材に堆積されるときには、そのようなコーティングの機能は、その光反射を低下させることであり、それゆえ、その光透過を増加させることである。それゆえ、コーティングされた基材は、その透過光/反射光比が増加されており、それにより、その後ろ側に配置された物体の可視性を向上させる。最大反射防止効果を達成することを求めるとき、基材の両面(前面及び後面)にこのタイプのコーティングを備えることが好ましい。
この反射防止コーティングは、通常、眼科分野で使用される。従って、伝統的な反射防止コーティングは、一般に380~780nmのスペクトル範囲内にある可視領域におけるレンズ面での反射を低減させるように設計され且つそのように最適にされる。
反射率は波長に応じているため、及びヒトの眼は様々な波長に対して異なる感度を有するため、反射防止設計の平均光反射Rvは、以下の式によって説明される:
Figure 0007007194000001
式中、R(λ)は、λの波長での反射率であり、V(λ)は、規格CIE 1931において定義される眼の感度関数V(λ)であり、D65(λ)は、規格CIE S005/E-1998において定義される昼光(daylight illuminant)である。
吸収又は反射による、全てのフィルターは、吸収又は反射スペクトルを備えて設計され、特異的フィルタリング効果、カラーバランス、コントラスト強調又は防幻をもたらし得る。
最後に、本出願人らは、眼科用レンズ10の芯材に使用されるフィルター12の種類の選択を考慮し得る。
ここで、フィルター12は、少なくとも5%の抑制率で、可視光スペクトルにある入射光の少なくとも1つの選択波長範囲の、レンズを通した透過を選択的に抑制するように構成される。特に、選択的な光フィルタリング手段は、さらに、少なくとも1つの選択波長範囲外にある可視スペクトルの入射光の少なくとも8%を透過させるように構成されている。
いくつかの実施形態では、フィルター12の抑制率(inhibition rate)は、少なくとも10%、又は少なくとも20%、又は少なくとも35%、又は少なくとも50%、又は少なくとも65%、又は少なくとも80%である。
いくつかの実施形態では、選択波長範囲は、幅が10nm超及び150nm未満、好ましくは100nm未満、一層好ましくは70nm未満であり、狭い。
別の実施形態では、フィルター12は、以下の波長範囲の少なくとも1つにわたって、少なくとも5%だけ、可視光の透過を抑制する:
- 青-紫光を抑制するための、幅が少なくとも20nmであり且つ435nmに等しい平均波長を中心とする第1の波長範囲、
- 赤/緑のコントラストを増大させるための、幅が少なくとも20nmであり且つ475nmに等しい平均波長を中心とする第2の波長範囲、
- 赤/緑のコントラストを増大させるための、幅が少なくとも20nmであり且つ580nmに等しい平均波長を中心とする第3の波長範囲、
- 青/緑のコントラストを増大させるための、幅が少なくとも20nmであり且つ500nmに等しい平均波長を中心とする第4の波長範囲、及び
- グレアを低減させるための、幅が少なくとも20nmであり且つ600nmに等しい平均波長を中心とする第5の波長範囲。
フィルター12によって抑制される波長範囲は、装用者によって一般に使用されるデジタル機器の種類に応じて選択される。
例えば、第1の波長範囲は、スマートフォンを使用することが多い装用者に対して自動的に選択され、及び第5の波長範囲は、暗がりでスクリーンの照度を自動的に低下させる手段を有しないデジタル機器を使用する装用者に対して選択される。
いくつかの実施形態では、フィルター12は反射フィルターである。特に、フィルター12は、420nm~450nm間、又は460nm~490nm間、又は485nm~515nm間、又は560nm~600nm間、又は580nm~620nm間に含まれる波長範囲全体にわたって、少なくとも5%の平均反射係数を有する。
特定の実施形態では、フィルター12は、30°未満の入射角に対して、1%未満の平均光反射係数Rvを示す。
追加的な実施形態では、眼科用レンズ10に、特にデジタル機器のスクリーンで読むためのレンズの性能を装用者に示すために、レーティングRaが提供される。
レーティングRaは:
- そのようなスクリーンによって放射される青-紫光に関して、眼科用レンズ10によって装用者にもたらされる保護、及び
- 特別な屈折力のおかげである、眼科用レンズの拡大の性能
を定量する比率に基づく。
方法は、特別な屈折力P1、及びレンズのフィルター12の種類を特定するステップ、前記特別な屈折力P1及び前記フィルター12に応じてレーティングRaを決定するステップ、その後、装用者100にレンズのレーティングRaを提供するステップを含む。
本発明の別の態様は、視力ゾーンを含む眼科用レンズの使用であり、視力ゾーンは:
- 前記スクリーン20を見ている装用者100の姿勢α、β、Dの少なくとも1つの特徴、
- 装用者100が眼科用レンズを装用しているときに前記スクリーンを読みやすくすることができる、ジオプトリー度数の値P
- 前記スクリーン20に対する装用者100の光の露出を調整するためのフィルタリング手段12の特徴
に基づくフィルタリング手段を含むため、眼科用レンズを装用してスクリーンを見ているときの装用者の視力の快適性の向上及び/又は眼精疲労の改善及び/又は姿勢の快適性の向上が行われる。
特に、本発明による眼科用レンズの使用は、新たに発生したデジタル機器の使用に、特に、異なるサイズのいくつかのデジタル機器を同時に使用するとき、例えばTVを観ながらテキストメッセージを打つ、コンピュータで作業しながらテキストメッセージを打つ、複数のデジタルスクリーンを用いて作業する又はテレビゲームで遊ぶのに、好適である。
本発明による眼科用レンズの使用はまた、スマートフォン又はタブレット上で読む又は作業する、デジタルカメラ又はスマートフォン又はタブレットで写真を撮るなどの、非常に近い距離でのデジタル機器の使用に好適である。
本発明による眼科用レンズの使用は、デジタル機器の高度利用及び/又は長時間使用に特に好適である。

Claims (13)

  1. スクリーン(20)を見ているときの装用者(100)の処方データに対応する眼科用レンズ(10)の光学特性の決定方法であって、前記眼科用レンズは視力ゾーン(11)を含み、前記視力ゾーンはフィルタリング手段(12)を備える決定方法において、前記方法は:
    - 前記スクリーン(20)を見ている前記装用者(100)の姿勢(α、β、D)の少なくとも1つの特徴を決定するステップ、
    - 前記装用者(100)の老眼の程度を決定するステップ、
    - 前記装用者(100)が前記眼科用レンズ(10)を装用しているときに前記スクリーン(20)を読みやすくすることができる、前記視力ゾーン(11)に関連付けられる、老眼の程度の関数であるジオプトリー度数の値(P)を決定するステップ、
    - 前記スクリーン(20)に対する前記装用者(100)の光の露出を調整するために、透過率と波長範囲の間で選択された、前記フィルタリング手段(12)の少なくとも1つの特徴を決定するステップ、及び
    - 前記ジオプトリー度数の値(P)、及び姿勢(α、β、D)の前記少なくとも1つの特徴に基づいて、前記視力ゾーン(11)であって、前記視力ゾーン(11)は、21°を上回る、前記スクリーンを見ている装用者の下向き視線角に対応する、安定化された超近方視ゾーン(11)であり、前記視力ゾーン(11)の屈折力は、前記眼科用レンズの遠方視ゾーン、中間視ゾーン及び近方視ゾーンの屈折力とは異なる、前記視力ゾーン(11)の位置を決定して、前記眼科用レンズ(10)を装用してスクリーン(20)を見ているときに前記装用者(100)の視力が最適にされるようにするステップであって、前記下向き視線角はフランクフォルト平面と装用者の眼の光軸を含む平面との間の角度であり、前記視力ゾーン(11)の基準点(UNV)は、前記ジオプトリー度数の値(P)に応じて決定される、ステップを含む、決定方法。
  2. - 前記方法は、前記装用者(100)が感じる眼精疲労の前記程度を決定する時に弱い、中程度、強いから選択する追加的なステップを含み、及び
    - ジオプトリー度数の値(P)を決定する及び/又は前記フィルタリング手段(12)を決定する前記ステップは、眼精疲労の前記程度に応じて行われることを特徴とする、請求項1に記載の決定方法。
  3. - 前記方法は、前記装用者の年齢を決定する追加的なステップを含み、及び
    - ジオプトリー度数の値(P)を決定する及び/又は前記フィルタリング手段(12)を決定する前記ステップは、前記年齢に応じて行われることを特徴とする、請求項1又は2に記載の決定方法。
  4. - 前記方法は、前記スクリーン(20)の使用頻度を決定する追加的なステップを含み、及び
    - ジオプトリー度数の値(P)を決定する及び/又は前記フィルタリング手段(12)を決定する前記ステップは、前記使用頻度に応じて行われることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の決定方法。
  5. - 前記スクリーン(20)は、様々なタイプ:テレビのモニター、デスクトップコンピュータのモニター、ラップトップスクリーン、ファブレットスクリーン、タブレットスクリーン、スマートフォンスクリーン及び/又はウォッチスクリーンから選択され、及び
    - 前記ジオプトリー度数の値(P)は、前記眼科用レンズ(10)上の、選択された前記スクリーンのタイプに応じて決定された位置に置かれることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の決定方法。
  6. 姿勢の前記特徴が、装用者の眼-スクリーン距離(D)、体幹角度、頭部角度(α)、体幹角度における頭部、及び下向き視線角(β)から選択されることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の決定方法。
  7. 前記フィルタリング手段(12)が、10nmを上回る幅を有する波長範囲において、前記眼科用レンズ(10)を通る可視光の透過を少なくとも5%だけ低下させることを特徴とする、請求項のいずれか一項に記載の決定方法。
  8. 姿勢(α、β、D)の特徴を決定する、ジオプトリー度数の値(P)を決定する、及び前記フィルタリング手段(12)を決定する各ステップが、少なくとも一部には、コンピュータによって実行されることを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の決定方法。
  9. スクリーン(20)を見ているときの装用者(100)の視力を向上させるのに好適な眼科用レンズ(10)であって、前記眼科用レンズ(10)は:
    - 前記装用者(100)が前記眼科用レンズ(10)を装用しているときに前記スクリーン(20)を読みやすくすることができる、老眼の程度に依存するジオプトリー度数の値(P)と、
    - 前記スクリーン(20)に対する前記装用者(100)の光の露出を調整するための、透過率と波長範囲の間で選択された、フィルタリング手段(12)の特徴と
    に基づく前記フィルタリング手段(12)を備える視力ゾーン(11)を含むため、前記視力ゾーン(11)は、21°を上回る前記装用者(100)の下向き視線角に対応する、超近方視ゾーンであり、前記眼科用レンズ(10)を装用して前記スクリーン(20)を見ているときに、前記装用者(100)の前記視力は最適にされ、前記視力ゾーン(11)の屈折力は、前記眼科用レンズの遠方視ゾーン、中間視ゾーン及び近方視ゾーンの屈折力とは異なり、前記下向き視線角はフランクフォルト平面と装用者の眼の光軸を含む平面との間の角度であり、前記視力ゾーン(11)の基準点(UNV)は、前記ジオプトリー度数の値(P)に応じて決定される、眼科用レンズ(10)。
  10. 前記フィルタリング手段(12)を備える前記超近方視ゾーン(11)は、一定の球面屈折力を有する安定化された視力ゾーンである、請求項9に記載の眼科用レンズ(10)。
  11. 前記眼科用レンズは、遠方視ゾーン、中間視ゾーン及び近方視ゾーンから選択される、一定の球面屈折力を有する少なくとも1つの安定化された視力ゾーンを含む、請求項9又は10に記載の眼科用レンズ(10)。
  12. 前記眼科用レンズは前主面(14)及び後主面(15)を含み、及び前記フィルタリング手段(12)は、前記前主面(14)及び/又は前記後主面(15)の少なくとも一部に置かれることを特徴とする、請求項9~11のいずれか一項に記載の眼科用レンズ(10)。
  13. 前記フィルタリング手段(12)の平均反射係数は、420nm~450nm間に含まれる波長範囲全体にわたって少なくとも5%であることを特徴とする、請求項12に記載の眼科用レンズ(10)。
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