JP5725646B2 - 累進屈折力レンズの設計方法、累進屈折力レンズ設計システム、および累進屈折力レンズの製造方法 - Google Patents
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Description
このような累進屈折力レンズでは、自動車運転に適しているタイプやパソコン操作に適しているタイプ等、用途に応じた専用の眼鏡レンズが提案されているが、これらの眼鏡レンズは遠用領域や近用領域の広さや累進帯長、非球面係数を調整することで設計される。
また、遠い視界と近い視界における物体距離とその物体に対する遠近調節能力を設定することで特定の用途に適した累進屈折力レンズを設計する方法が知られている(特許文献2参照)。
さらに、使用目的に合ったシーンオブジェクト画像を用いてレンズの装用感を確認しながら最適なレンズを選択することで、特定の用途において使用者に適した累進屈折力レンズを提供する方法が知られている(特許文献3参照)。
そこで、累進屈折力レンズには、近用領域や遠用領域の広さや、非球面係数を調整した自動車用のものがあるが、このレンズにおいても、明視域を拡大するには限界があり、中間側方領域に視線を移動させた場合では、ボケが生じることになり、明視することが困難である。
また、特許文献2および3で示された累進屈折力レンズでも同様に、頭を動かさないで視線を移動させた場合、ボケが生じることになる。
以上の眼鏡レンズの課題は、自動車運転用以外の用途、例えば、パソコン操作用、その
他の用途についてもある。
この発明では、特定の作業環境において眼鏡装用者が注視する少なくとも三つ以上の対象物に対して優先順位を設定し、優先順位が三位以下の対象物を見るときの視線が累進屈折力レンズを通る位置を準明視ポイントとする。そして、各準明視ポイントに対する最適化係数を設定するとともに、各準明視ポイントを通して対象物を見るために必要な度数を所定の方法により設定し、最適化係数および設定された度数に基づいて各準明視ポイントを最適化する。ここで、度数を設定する所定の方法とは、例えば、眼鏡装用者の遠用処方度数、および準明視ポイントと対象物との距離に基づいて計算してもよいし、準明視ポイントの度数として予め設定された度数を用いてもよい。
以上のように、従来の累進屈折力レンズでは明視することができなかった非明視域に準明視ポイントを設定し、この準明視ポイントを通してみる対象物の特性に応じてレンズ設計を行っている。したがって、特定作業専用の準明視ポイントが明視ポイント以外であって従来の非明視域に設けられることで、当該特定作業時におけるボケが少なくなり快適に見ることができる。
また、最適化係数という指標を用いて設計を行うので、容易にレンズ設計を行うことができる。
なお、この発明では、優先順位一位および二位の対象物は、累進屈折力レンズの二つの明視ポイントを通して見るため、従来と同様の方法で設計されるものである。
に映った景色の中にある物体との距離は大きく変動する。したがって、サイドミラーを見るときのレンズ面における準明視ポイントでは、準明視ポイントからサイドミラーまでの距離とは関係なく、収差を重視した最適化を図る。これは、サイドミラーを見るための準明視ポイントにおいて度数誤差を最適化したとしても視認性が向上しないからである。このように、収差を重視した最適化を図ることによって、眼鏡装用者はより快適にサイドミラーを見ることができる。したがって、自動車運転という特定の作業環境に最適なレンズを設計することができる。
この発明では、視線方向測定装置を用いるため、特定の作業環境における視線の方向を簡単に測定することができるとともに、この測定結果に基づいて簡単に優先順位を決定することができる。
また、累進屈折力レンズに関する基本情報とは、累進屈折力レンズを設計するために必要なパラメーターを含んでいる。例えば、遠用処方度数、球面度数、乱視度数、乱視軸、プリズム度数および基底方向、加入度、遠用瞳孔間距離等のレンズの処方データの他に、顧客が選択したフレームのメーカー名、フレーム種類、フレームの玉型幅、フレームの鼻幅、フレームの天地幅等のフレームデータや、顧客が選択したフレームによる遠用アイポイントの高さ、装用距離、前傾角等のフィッティングデータ等が挙げられる。
この発明では、店側端末とメーカー側端末とがネットワークを介して接続され、店側端末とメーカー側端末との間でデータの送受信を行う。このため、店側端末で入力された各種データに基づいてメーカー側端末でレンズ設計を行い、その結果を店側端末に送信して画面等に表示させる処理を迅速に行うことができる。したがって、顧客にレンズの設計データを迅速に提示することができ、店員と顧客とのコミュニケーションが向上する。このように、眼鏡店、レンズメーカー、顧客との連携が容易となるため、顧客に対して幅広いサービスを提供することができる。
また、ネットワークを介して複数の店側端末とメーカー側端末とを接続し、レンズ設計をメーカー側端末で行うことにより、各店舗の各種データを1箇所に集約させることができるためセキュリティ性が向上する。また、各種データの更新をする場合でも、1箇所にデータが集約されているため、更新が容易である。さらに、レンズ設計をメーカー側端末で行うことにより、レンズ設計のプログラムを各店側端末に配布するなどの作業を省略でき、各店によるレンズ設計のばらつきを防止することができる。
すなわち、従来の累進屈折力レンズでは明視することができなかった非明視域に準明視ポイントを設定し、この準明視ポイントを通してみる対象物の特性に応じてレンズ設計を行っている。したがって、特定作業専用の準明視ポイントが明視ポイント以外であって従来の非明視域に設けられることで、当該特定作業時におけるボケが少なくなり、眼鏡装用者は快適に見ることができる。
また、最適化係数という指標を用いて自動設計を行うので、容易にレンズ設計を行うことができる。
さらに、店側端末とメーカー側端末とがネットワークを介して接続されているため、眼鏡点において顧客にレンズの設計データを迅速に提示することができ、店員と顧客とのコミュニケーションが向上する。このように、眼鏡店、レンズメーカー、顧客との連携が容易となるため、顧客に対して幅広いサービスを提供することができる。
これによれば、店側端末に画面出力された設計データを眼鏡店の店員や顧客が確認し、
この設計データに基づいた累進屈折力レンズをそのまま発注することができる。このように、特定の作業環境やレンズに関する各種データを入力するところから、レンズ設計、および発注までの一貫した処理を迅速かつ簡単に行うことができる。
この発明では、視線方向測定装置を用いるため、特定の作業環境における視線の方向を簡単に測定することができるとともに、この測定結果に基づいて簡単に優先順位を決定することができる。
この構成の本発明では、特定作業の種類に応じて準明視ポイントの度数が決定されるので、より用途に適した累進屈折力レンズを提供することができる。
この構成の本発明では、特定作業の種類に応じて準明視ポイントの位置が決定されるので、より用途に適した累進屈折力レンズを提供することができる。
この構成の本発明では、二点の明視ポイントの一点によって前方を走行する自動車や信号等を見ることができ、もう一点によって手前にある車載メーターを見ることができ、準明視ポイントによって、左右のサイドミラーを見ることができる。
そのため、本発明では、自動車運転に適した累進屈折力レンズを提供することができる。
この構成の本発明では、二点の明視ポイントの一点によって眼鏡装用者の前方に位置するディスプレイを見ることができ、もう一点によって眼鏡装用者の手元にあるキーボードを見ることができ、準明視ポイントによってキーボードの左右いずれかに配置された資料を見ることができる。
そのため、本発明では、パソコン操作に適した累進屈折力レンズを提供することができる。
〔第1実施形態〕
第1実施形態では、図1に示される通り、累進屈折力レンズ10L,10Rは自動車運転専用のレンズである。この累進屈折力レンズ10L,10Rは、主に、車窓VWから外
、例えば、前方を走行する車両OVを明視し、車内の運転席前方に設けられた車載メーターVMを明視し、車側部に設けられたサイドミラーML,MRを明視するためのレンズである。
図2は、第1実施形態で使用される累進屈折力レンズ10L,10Rの概略平面図であり、(A)は左眼用の累進屈折力レンズ10Lを示し、(B)は右眼用の累進屈折力レンズ10Rを示す。なお、図中、符号Fはフレームを示す。
図2(A)において、左眼用の累進屈折力レンズ10Lは、遠方視に用いられ上部に設けられる遠用領域2と、近用視に用いられ下部に設けられる近用領域3と、遠用領域2から近用領域3にかけて屈折力が連続的に変化し中間位置に設けられる累進領域4と、累進領域4の両側にそれぞれ設けられる中間側方領域5と、これらの中間側方領域5の端部にそれぞれ設けられたミラー専用領域6L,6Rとを備えている。
図2(B)において、右眼用の累進屈折力レンズ10Rは、左眼用の累進屈折力レンズ10Lとほぼ同様に、遠用領域2と、近用領域3と、累進領域4と、中間側方領域5と、ミラー専用領域6L、6Rとを備えた構成であるが、左眼用の累進屈折力レンズ10Lとは、各領域の広さや位置が相違している。
これらの遠用領域2、近用領域3、累進領域4、ミラー専用領域6L,6Rはレンズの内面(眼球側)あるいは外面(反眼球側)に形成されている。
遠用線部7Aは、明視ポイントDPを通り眼鏡装用時における鉛直方向に沿って形成されている。この明視ポイントDPは、遠用領域2において屈折力が加えられる遠用測定領域にある。
近用線部7Cは明視ポイントNPを通過するとともに眼鏡装用時における鉛直方向に沿って形成されている。明視ポイントNPは、近用領域3において屈折力が加えられる近用測定領域にある。
累進線部7Bは遠用線部7Aの下端と近用線部7Cの上端とを接続するもので、これらの線分に対して斜めに形成されている。なお、符号7Dで示される線分は従来例における主子午線である。
次に、使用者の自動車運転に最適な上述の累進屈折力レンズ10L,10Rを設計し、設計されたレンズを発注するシステムについて説明する。
累進屈折力レンズ設計システム1は、図3に示すように、レンズメーカーに設置されたメーカー側端末100と、眼鏡店等に設置され、メーカー側端末100にインターネット300を介して接続された複数の店側端末200と、を備えている。累進屈折力レンズ設計システム1は、眼鏡店等で測定された各種データを店側端末200からメーカー側端末100に送信し、メーカー側端末100は受信した各種データを用いて特定の作業環境に最適なレンズを設計し、その結果を店側端末200に送信する。また、店側端末200から発注を行うこともできる。
メーカー側端末100は、図4に示すように、各種データが記憶される記憶部110、演算処理部120、送受信部130、各種画面を出力させるディスプレイ等の出力部140、およびキーボードなどの入力部150を備えた端末装置であり、店側端末200にネットワーク接続されている。メーカー側端末100としては、例えばパーソナルコンピューターを使用することができる。
演算処理部120としては、図4に示すように、店側端末200から受信した各種データを処理するデータ処理部121と、特定作業における各対象物の最適化係数をそれぞれ設定する最適化係数設定部122と、各対象物を見るのに必要な度数(以降、狙い度数と表記することもある。)を演算する度数演算部123と、レンズ設計を行うレンズ設計部124と、店側端末200から発注を受けると受注処理を行う受注処理部125と、を備えている。
ここで、物体距離の変動が大きい場合というのは、例えば、自動車運転時にサイドミラーに映る像が挙げられる。人は、自動車運転時には、サイドミラーに反射する像を見ている。これらの像は常に動いているため、その距離の変動は大きい。
明視ポイントの位置を設定するには、まず、遠方視に合わせた明視ポイントDPの位置と、車載メーターVMの距離と方向に合わせた明視ポイントNPの位置を設定する。そし
て、明視ポイントDPと明視ポイントNPとを結ぶ主子午線7を設定する。さらに、明視ポイントの位置に合わせることで、遠用領域2と近用領域3を設定する。
図5において、頭部を固定した状態で、対象物Oとして、左側のサイドミラーMLに視線を合わせようとすると、視線は累進屈折力レンズ10Lの左端より外側の線L0を通ることになる。
第1実施形態では、第三の対象物Oとして左側のサイドミラーMLを見るために、頭部を水平に回転移動させる。その結果、線LAの通る位置をミラー専用の準明視ポイント6LPの水平位置と決める。同様に、第三の対象物Oとして右側のサイドミラーMRを見るために、頭部を水平に回転移動させる。その結果、線LBの通る位置をミラー専用の準明視ポイント6RPの水平位置と決める。
図6は視線の高さ位置を説明するための図である。ミラー専用の準明視ポイント6LPにおける鉛直方向の座標h2は、眼球Eの中心Cから第三の対象物Oまでの水平距離X1に対するフィッティングポイントFPから対象物Oまでの高さh1の比に、眼球中心Cからレンズ裏面までの水平距離X2を乗ずることで求めることができる。
図7において、頭部を動かさないで左側の第三の対象物Oを見る場合、両眼とも視線L0が累進屈折力レンズ10L,10Rの左端を外れることになる。頭部を動かして両眼の視線L1が累進屈折力レンズ10L,10Rを通過する位置、特に、視線L1が右眼用の累進屈折力レンズ10Rの左部側の所定位置になった場合に、その点を準明視ポイント6LPとする。同様に、頭部を動かして両眼の視線L1が累進屈折力レンズ10L,10Rを通過する位置、特に、左眼用の累進屈折力レンズ10Lの右部側の所定位置になった場合に、その点を準明視ポイント6RPとする。
狙い度数=Df+k/L …(1)
ここで、Dfは顧客の遠用処方度数(D:ディオプター)、Lはレンズと対象物との距離(m)である。乱視処方の場合、各主経線毎に式(1)を適用する。kは、累進屈折力レンズを装着して対象物を見る場合に累進屈折力レンズで負担する調節力の割合を示す。kの値は、通常の累進レンズの処方加入度ADDに基づいて決定し、以下の式(2)により算出する。
k=ADD*Ln …(2)
ここで、Lnは処方加入度に対する近用作業距離である。前者の方法では、累進屈折力レンズの処方加入度ADDがあれば簡単に中間距離を見るための最適な度数を算出することができる。
遠用領域2及び近用領域3に対して、度数演算部123において設定された明視ポイントDPと明視ポイントNPに対象物の距離を明視できる屈折力を付与する。その後、度数演算部123で位置が決定された準明視ポイント6LP、6RPに基づいて、中間側方領域5の端部にある方向の非球面(回転対称非球面の非球面係数)を変更することで、準明視ポイント6LP,6RPでの最適な平均度数(屈折力)を付与する。また、非点収差の最適化を図ってミラー専用領域6L,6Rを設定する。
出力部140は、設計されたレンズのデータを表示できるものであれば特に限定されず、ディスプレイ、プリンター等の機器が挙げられる。
入力部150は、各種データを入力可能であればよく、キーボード、マウス等が挙げられる。
店側端末200は、図4に示すように、各種データが記憶される記憶部210、各種演算を行う演算処理部220、送受信部230、各種画面を出力させるディスプレイ等の出力部240、およびキーボードなどの入力部250を備えた端末装置であり、メーカー側端末100にネットワーク接続されている。店側端末200としては、例えばパーソナルコンピューターを使用することができる。
演算処理部220としては、眼鏡レンズに関する情報を入力させる入力処理部221と、特定の作業環境における対象物の優先順位を決定する優先順位決定部222と、メーカー側端末100から受信した結果データを出力する結果処理部223と、を備えている。
などの出力部240に画面表示させ、入力画面に入力されたデータを送受信部230を介してメーカー側端末100に送信する。
入力させる情報は、レンズ設計を行うために必要なデータ、眼鏡レンズを使用する時の作業環境、および視線方向測定装置による画像データと、がある。
レンズ設計を行うために必要なデータとしては、例えば、レンズの処方データ、フレームデータ、フィッティングデータ等が挙げられる。特に、レンズの処方データの遠用処方度数およびフレーム形状等の情報は重要である。
眼鏡レンズを使用するときの作業環境としては、例えば、自動車運転時、パソコン作業時等があり、各作業環境において注視する対象物、その対象物までの距離、および方向等の情報も含まれる。
出力部240は、設計されたレンズのデータを表示できるものであれば特に限定されず、ディスプレイ、プリンター等の機器が挙げられる。
入力部250は、各種データを入力可能であればよく、キーボード、マウス等が挙げられる。
次に、累進屈折力レンズ設計システム1の動作を、図9に示すフローチャートに基づいて説明する。
累進屈折力レンズ設計システム1を動作させる前に、販売店では、個々人の特定の作業環境においてアイマークレコーダーによる測定を行う。
本実施形態では、図1に示すような自動車運転という作業環境で測定を行う。具体的には、顧客がアイマークレコーダーを装着した状態で自動車を運転し、1秒毎の視線の方向を15秒間測定する。なお、測定時間等はこれに限られず、適宜変更することができる。図8に測定結果を示す。図8において、「×」マークが多く付いているものが対象物となり、「×」マークの多い順に対象物の優先順位が決まる。すなわち、対象物の優先順位は、前方を走行する車両OV、車載メーターVM、左側のサイドミラーML、右側のサイドミラーMRである。
アイマークレコーダーによる測定が終了すると、販売店の店員は、店側端末200の入力部250を操作して、出力部240に各種データの入力画面を表示させ、必要な情報を入力する。まず、第1の入力項目としては、顧客の氏名、年齢、性別、店舗名等の顧客情報と、遠用処方度数を含むレンズの処方データ、フレームデータ、フィッティングデータ等の基本情報が入力可能とされており、店員はこの入力画面にしたがって情報を入力する(S11)。
次に、店員は、顧客の眼鏡レンズの使用環境を入力する(S12)。本実施形態の眼鏡レンズの使用環境は自動車運転であり、アイマークレコーダーによる画像データ、対象物の名称、対象物の方向及び距離を入力する。
次に、入力処理部221は、S11で入力された顧客情報、基本情報、および作業環境に関する情報(対象物、対象物の方向および距離、対象物の優先順位)を、送受信部230を介してメーカー側端末100に送信する(S14)。
次に、最適化係数設定部122は、作業環境に関するデータに基づいて、各対象物の最適化係数を求める(S22)。
具体的には、上述したように求めることができるが、本実施形態では、対象物として、前方を走行する車両OV、車載メーターVM、左側のサイドミラーML、右側のサイドミラーMRが挙げられるので、これらについて説明する。4つの対象物について累進屈折力レンズの設計を行う場合、優先順位の高い2つの対象物については従来どおりの設計を行う。したがって、ここでは、優先順位が第三位および第四位の対象物、すなわち左側のサイドミラーML、右側のサイドミラーMRの最適化係数を設定する。上述した表1および表2から、左側のサイドミラーMLおよび右側のサイドミラーMRの最適化係数は0であり、収差重視で最適化することになる。
具体的には、上述したように、各対象物の方向から、レンズ面において各対象物に対する明視ポイントおよび準明視ポイントの位置を設定する。また、遠用処方度数と各対象物までの距離とから、各準明視ポイントにおける狙い度数を計算する。例えば、遠用処方度数Sを0.00D、処方加入度ADDを2.00D、処方加入度に対する近用作業距離Lnを30cm、左側のサイドミラーMLまでの距離を140cmとすると、狙い度数は、式(1)(2)を用いて以下のように計算できる。
狙い度数=0.00+2.00×0.30/1.40=+0.43(D)
全ての明視ポイントおよび準明視ポイントの位置がフレームの枠内に収まらない場合は、全ての明視ポイントおよび準明視ポイントの位置がフレームの枠内に収まるように明視ポイントおよび準明視ポイントの位置を調整し(S25)、S24に戻って、度数演算部123が、再度狙い度数の計算を行う。
具体的には、上述したように、まず、明視ポイントDP,NPに対象物の距離を明視できる屈折力を付与する。その後、準明視ポイント6LP、6RPに最適な平均度数(屈折力)を付与する。これは、中間側方領域5の端部にある方向の非球面(回転対称非球面の非球面係数)を変更することにより行う。次に、非点収差の最適化を図ってミラー専用領域6L,6Rを設定する。そして、準明視ポイント6LP,6RPにおける狙い度数と最適化係数とに基づいて、最適化を図る。本実施形態では、左側のサイドミラーMLの狙い度数は+0.43(D)であるが、最適化係数が0であるため、収差が0に近づくように最適化を行う。
店員または顧客は、この結果画面を見てレンズ設計の内容を確認し、当該レンズの発注をするか否かを判断する(S17)。
発注しない場合は、そのままシステムを終了してもよいし、S13に戻って作業環境の情報の入力からやりなおしてもよい。この場合、新しいデータに基づいて、メーカー側端末100で再設計される。
発注する場合は、結果画面に表示される発注ボタン(図示しない)を押す。これにより、結果処理部223は、送受信部230を介して発注データをメーカー側端末100に送信する(S18)。
次に、第1実施形態の累進屈折力レンズ10L,10Rの具体的な実施例1について図10から図13に基づいて説明する。
実施例1において、眼鏡装用者の頭部正面と車載メーターVMとの距離を60cmとし、眼鏡装用者の頭部正面と右側のサイドミラーMRとの距離を80cmとし、眼鏡装用者の頭部正面と左側のサイドミラーMLとの距離を140cmとした。そして、前述の条件に従って、累進屈折力レンズ10L,10Rの実施例1を設計した。
図10は実施例1の非点収差図であり、図11はミラー専用の準明視ポイントのない従来例の非点収差図である。
施例1の明視ポイントNPの位置が従来例の明視ポイントNP´よりも左に2.5mmずれたNPにすることで、メーター方向の視線が近用領域3の中心を通るためメーター方向を明視できる。実施例1では、非点収差が0.5D以内を、許容値とする。
また、実施例1のミラー専用の準明視ポイント6LP,6RPと従来例のミラー専用の準明視ポイント6LP,6RPに対応するポイント6Lo,6Roとの非点収差において大きな相違がある。つまり、実施例1では、ミラー専用の準明視ポイント6LP,6RPは非点収差が少なく、眼鏡装用者にボケを感じさせないのに対して、従来例では、ポイント6Lo,6Roは非点収差が大きく、眼鏡装用者にボケを感じさせることになる。
実施例1のミラー専用の準明視ポイント6LPと、従来例のポイント6Loでの非点収差を対比すると、実施例1では0.3Dであるのに対して、従来例では、1.8Dであり、実施例1が目標値の0Dに近い。つまり、実施例1は従来例に比べて約8割の非点収差を低減することができた。
以上より、第1実施形態では、次の作用効果を奏することができる。
(1)アイマークレコーダーによる測定結果に基づき注視頻度の高い対象物から優先順位を付与し、優先順位三位以下の対象物を見るときのレンズ上の視線の位置を準明視ポイントとして設定する。そして、設定された準明視ポイントにおける最適化係数と狙い度数とを求め、これら最適化係数と狙い度数とに基づいてレンズの最適化を行うことでレンズ設計を行う。このため、特定の作業環境において特定の対象物を見るために最適なレンズ設計を行うことができる。
特に、対象物までの距離と対象物の特性(距離の変動の大きさ)に基づいて最適化係数を設定するため、その対象物を見る準明視ポイント6LP,6RPでは、その対象物を快適に注視することができる。具体的には、左側のサイドミラーMLに映る像を見る際は、収差を重視して最適化している。これは、左側のサイドミラーMLに映る像(景色)は距離の変動が大きいために、度数を調整したとしても視認性が向上する可能性は低いからである。このように、各対象物の特性に応じて最適化を図るため、特定の作業環境、上記実施形態では自動車運転に最適な累進屈折力レンズを提供することができる。
したがって、レンズメーカーと眼鏡店との連携が容易となるため、店側端末200からの眼鏡レンズの発注も円滑に行うことができ、顧客に対して幅広いサービスを提供することができる。
次に、本発明の第2実施形態を図14から図18に基づいて説明する。
第2実施形態では、図14に示される通り、第2実施形態の累進屈折力レンズ20L,20Rは、パソコン操作専用のレンズであり、主に、パソコンのディスプレイDSを明視し、このディスプレイDSの手前に配置されたキーボードKBを明視し、このキーボードKBの左隣に配置された書類DOCを明視するためのレンズである。
図15は、累進屈折力レンズ20L,20Rの概略平面図であり、(A)は左眼用の累進屈折力レンズ20Lを示し、(B)は右眼用の累進屈折力レンズ20Rを示す。
図15(A)において、左眼用の累進屈折力レンズ20Lは、明視ポイントDPがある遠用領域2と、明視ポイントNPがある近用領域3と、累進領域4と、中間側方領域5と、近用領域3と左側の中間側方領域5との間に設けられた資料専用の準明視ポイント8とを備えている。
図15(B)において、右眼用の累進屈折力レンズ20Rは、左眼用の累進屈折力レンズ20Lとほぼ同様に、明視ポイントDPがある遠用領域2と、明視ポイントNPがある近用領域3と、累進領域4と、中間側方領域5と、資料専用の準明視ポイント8とを備えた構成であるが、左眼用の累進屈折力レンズ20Lとは、各領域の大きさが相違する。
これらの明視ポイントDPがある遠用領域2と、明視ポイントNPがある近用領域3と、累進領域4、資料専用の準明視ポイント8はレンズの内面(眼球側)あるいは外面(反眼球側)に形成されている。
中心に屈折力が付与される。
中間側方領域5の明視ポイントNPに近接する領域にある明視できる広さを変更することで、資料専用の準明視ポイント8での最適な平均度数(屈折力)を付与し、非点収差の最適化を図っている。
第2実施形態における累進屈折力レンズ設計システムは、第1実施形態と同様の構成である。ここでは、最適化係数設定部122において、第2実施形態におけるパソコンを使用したデスクワークという作業環境での最適化係数の設定について具体的に説明する。
最適化係数設定部122は、第2実施形態のパソコンでの作業環境において、上述した表1に基づいて、以下の表3に示すような最適化係数を設定する。すなわち、デスクワークにおいては、各対象物との距離の変動が小さいため、その距離に基づいて最適化係数を設定する。ノートPC、キーボード、および手元の書類は距離が小さいため、最適化係数を1とし、度数誤差を重視した最適化を行う。部屋の掛け時計は距離が大きいため、度数誤差と収差とのバランスのとれた最適化を行う。また、デスクトップPCおよび机上のカレンダーは距離が中間くらいであり、この場合も度数誤差と収差とのバランスのとれた最適化を行う。
次に、第2実施形態における累進屈折力レンズ設計システム1の動作を図9に示すフローチャートに基づいて説明するが、第1実施形態と同様の動作については説明を省略する。
[3−1.アイマークレコーダーによる測定方法]
累進屈折力レンズ設計システム1を動作させる前に、販売店では、個々人の特定の作業環境においてアイマークレコーダーによる測定を行う。
第2実施形態では、図14に示すようなパソコンを使用したデスクワークという作業環境で測定を行う。具体的には、顧客がアイマークレコーダーを装着した状態でデスクワークを行い、10秒毎の視線の方向を90秒間測定する。なお、測定時間等はこれに限られず、適宜変更することができる。図16に測定結果を示す。図16において、「×」マークが多く付いているものが対象物となり、「×」マークの多い順に対象物の優先順位が決まる。すなわち、対象物の優先順位は、PCのディスプレイDS、キーボードKB、書類DOCである。
アイマークレコーダーによる測定が終了すると、眼鏡店の店員は、店側端末200の入力部250を操作して、出力部240に各種データの入力画面を表示させ、必要な情報を入力する(S11、S12)。ここで、第2実施形態では、S12において、眼鏡レンズの使用環境はパソコンを用いたデスクワークであり、この環境におけるアイマークレコーダーによる画像データ、対象物の名称、対象物の方向及び距離を入力する。
S13においては、優先順位決定部222は、アイマークレコーダーによる画像データに基づいて、優先順位を決定する。図16によれば、優先順位は、高いほうからPCのディスプレイDS、キーボードKB、書類DOCである。
S22において、最適化係数設定部122は、PCのディスプレイDS、キーボードKB、書類DOCの3つの対象物のうち、優先順位が三位以下の書類DOCを見るときのレンズ上の視線の位置を準明視ポイント8として設定し、この準明視ポイント8について最適化係数を設定する。上述した表3によれば、書類DOCの最適化係数は1であり、度数誤差を小さくすることを重視して最適化することになる。
狙い度数=0.00+3.00×0.30/0.45=+2.00(D)
以降は、第1実施形態と同様に動作する。
次に、第2実施形態の累進屈折力レンズ20L,20Rの具体的な実施例2について図17及び図18に基づいて説明する。
実施例2において、眼鏡装用者の頭部正面とディスプレイDSとの距離を50cmとし、眼鏡装用者の頭部正面とキーボードKBとの距離を40cmとし、眼鏡装用者の頭部正面と左側の書類DOCとの距離を45cmとした。そして、前述の条件に従って、累進屈折力レンズ20L,20Rの実施例2を設計した。
図17は実施例2の非点収差図であり、図18は資料専用領域のない従来例の非点収差図である。この図において、(A)は左眼用を示し、(B)は右眼用を示す。
実施例2では、資料専用の準明視ポイント8は非点収差が少なく、眼鏡装用者にボケを感じさせないのに対して、従来例では、ポイント8oは非点収差が大きく、眼鏡装用者はボケを感じるために資料を明視することができない。
つまり、実施例2では、明視ポイントNPと資料専用の準明視ポイント8とが並んで配置され大きな明視領域を構成しているのに対して、従来例では、明視ポイントNPのみが明視領域であるため、この明視ポイントNPから水平方向に外れた領域は中間側方領域5となって非点収差が大きくなる。
右眼用に関して、図17(B)と図18(B)とを対比すると、左眼用と同様に、実施例2と従来例とは、明視ポイントDPと明視ポイントNPとでは非点収差の相違があまり見受けられないが、実施例2の資料専用の準明視ポイント8と従来例のポイント8oとの非点収差において大きな相違がある。
従って、第2実施形態では、第1実施形態で示される作用効果の他に、次の作用効果を奏することができる。
(6)明視ポイントである明視ポイントDPと明視ポイントNPとから外れたポイントで第三の対象物を明視するとともに屈折力を加えた資料専用の準明視ポイント8としたので、パソコンの操作において、ディスプレイDSとキーボードKBと以外に、書類DOCを見る場合でも、レンズのボケが少なくなり、快適なデスクワークを行うことができる。
累進屈折力レンズ設計システム1によれば、上述のように特定の作業環境に最適な累進屈折力レンズを簡単に設計することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的及び効果を達成できる範囲内での変形や改良が、本発明の内容に含まれるものであることはいうまでもない。
前記実施形態では、自動車運転専用の累進屈折力レンズ10L,10Rと、パソコン操作専用の累進屈折力レンズ20L,20Rと、を例示して説明したが、本発明では、これら以外の用途についても適用することができる。
例えば、図19において、累進屈折力レンズ30L,30Rは、警備員・受付専用のレンズであり、主に、外部にいる外来者OPを明視し、手元にある書類DOCを明視し、この書類DOCの左隣に配置されたディスプレイDSを明視するためのレンズである。ここで、ディスプレイDSはパソコンの画面でもよい。そして、書類DOCは受付名簿、その他の書類である。
このレンズは、第2実施形態と同様に、二点の明視ポイントの一点は外来者OPを明視するポイントと、もう一点は書類DOCを明視するポイントと、累進領域4と、中間側方領域5とを備え、書類DOCを明視するポイントと左側の中間側方領域5との間に設けられた準明視ポイントとして資料専用の準明視ポイント8と同様の位置にモニター専用の準明視ポイントが設けられている。
井部分の前方中央に設けられたルームミラーを見るものとしてもよい。
店側端末200とをインターネット300を介して接続する構成としたが、これに限られない。例えば、眼鏡店に配置した1台の端末に上述した累進屈折力レンズ設計システム1の構成を全て含む構成としてもよい。これによれば、インターネット300による通信を行う必要がないため、より迅速に処理結果を得ることができる。
Claims (8)
- 二点の明視ポイントと少なくとも一つの準明視ポイントとを有する累進屈折力レンズを設計する累進屈折力レンズの設計方法であって、
前記累進屈折力レンズを通して見る少なくとも三つ以上の対象物の優先順位を設定し、
前記優先順位が三位以下の対象物を見るときの前記累進屈折力レンズ上のポイントを前記準明視ポイントとし、この準明視ポイントと前記対象物との距離およびこの距離の変動の大きさに基づいて前記対象物に対する最適化係数を設定し、
前記準明視ポイントに必要な度数を所定の方法により設定し、
前記最適化係数および前記度数に基づいて、前記準明視ポイントにおける収差および度数誤差を最適化することを特徴とする累進屈折力レンズの設計方法。 - 請求項1に記載の累進屈折力レンズの設計方法において、
前記累進屈折力レンズは自動車運転用の眼鏡レンズであり、
前記優先順位が三位以下の対象物は自動車のサイドミラーであり、
前記準明視ポイントにおける収差を重視して最適化することを特徴とする累進屈折力レンズの設計方法。 - 請求項1または請求項2に記載の累進屈折力レンズの設計方法において、
視線方向測定装置を用いて前記対象物を見る頻度を測定し、頻度の多い順に対象物の優先順位を決定することを特徴とする累進屈折力レンズの設計方法。 - 店側端末と、レンズメーカー側に設置されたメーカー側端末とがネットワークを介して接続された累進屈折力レンズ設計システムで実施される請求項1から請求項3のいずれかに記載の累進屈折力レンズの設計方法において、
前記店側端末が、眼鏡装用者の遠用処方度数を含む前記累進屈折力レンズに関する基本情報と、特定の作業環境において注視する少なくとも三つ以上の対象物の方向、距離、当該距離の変動の大きさ、および前記対象物の優先順位を含む特定の作業環境に関する情報を入力させる入力工程と、
前記基本情報および前記特定の作業環境に関する情報を前記店側端末から前記メーカー側端末へ送信する送受信工程と、
前記メーカー側端末が、前記優先順位が二位以上の前記対象物を見るときの前記累進屈折力レンズ上のポイントを明視ポイントとし、前記優先順位が三位以下の前記対象物を見るときの前記累進屈折力レンズ上のポイントを準明視ポイントとし、この準明視ポイントに対して前記距離および前記距離の変動の大きさに基づいて最適化係数を設定する最適化係数設定工程と、
前記対象物の方向に基づいて前記明視ポイントおよび前記準明視ポイントの位置を決定し、前記遠用処方度数と前記対象物の距離とに基づいて前記明視ポイントおよび前記準明視ポイントに必要な度数を計算する度数演算工程と、
前記最適化係数および前記度数に基づいて、前記明視ポイントおよび前記準明視ポイントにおける収差および度数誤差を最適化することでレンズ設計を行うレンズ設計工程と、
前記レンズ設計により得られる設計データを前記メーカー側端末から前記店側端末へ送信する送受信工程と、
前記店側端末が、前記設計データを画面出力する結果処理工程と、を備えることを特徴とする累進屈折力レンズの設計方法。 - 店側端末と、レンズメーカー側に設置されたメーカー側端末とがネットワークを介して接続された累進屈折力レンズ設計システムであって、
前記店側端末は、
眼鏡装用者の遠用処方度数を含む前記累進屈折力レンズに関する基本情報と、特定の作業環境において注視する少なくとも三つ以上の対象物の方向、距離、当該距離の変動の大きさ、および前記対象物の優先順位を含む特定の作業環境に関する情報と、を入力可能な入力手段と、
前記基本情報および前記特定の作業環境に関する情報を前記メーカー側端末に送信し、前記メーカー側端末からの設計データを受信する店側送受信手段と、
前記メーカー側端末から受信したレンズ設計の前記設計データを出力させる結果処理手段と、を備え、
前記メーカー側端末は、
前記基本情報および前記特定の作業環境に関する情報を前記店側端末から受信し、前記設計データを前記店側端末へ送信するメーカー側送受信手段と、
前記優先順位が二位以上の前記対象物を見るときの前記累進屈折力レンズ上のポイントを明視ポイントとし、前記優先順位が三位以下の前記対象物を見るときの前記累進屈折力レンズ上のポイントを準明視ポイントとし、この準明視ポイントに対して前記距離および前記距離の変動の大きさに基づいて最適化係数を設定する最適化係数処理手段と、
前記対象物の方向に基づいて前記明視ポイントおよび前記準明視ポイントの位置を決定し、前記遠用処方度数と前記対象物の距離とに基づいて前記明視ポイントおよび前記準明視ポイントに必要な度数を計算する度数演算手段と、
前記最適化係数および前記度数に基づいて、前記明視ポイントおよび前記準明視ポイントにおける収差および度数誤差を最適化することでレンズ設計を行うレンズ設計手段と、を備えることを特徴とする累進屈折力レンズ設計システム。 - 請求項5に記載の累進屈折力レンズ設計システムにおいて、
前記結果処理手段により出力された前記設計データに基づいた累進屈折力レンズを前記店側端末から前記メーカー側端末へ発注し、前記発注に応じて受注処理を行う受発注処理手段をさらに備えることを特徴とする累進屈折力レンズ設計システム。 - 請求項5または6に記載の累進屈折力レンズ設計システムにおいて、
視線方向測定装置を用いて前記対象物を見る頻度を測定し、頻度の多い順に対象物の優先順位を決定する優先順位決定手段をさらに備えることを特徴とする累進屈折力レンズ設計システム。 - 二点の明視ポイントと少なくとも一つの準明視ポイントとを有する累進屈折力レンズを製造する累進屈折力レンズの製造方法であって、
前記累進屈折力レンズを通して見る少なくとも三つ以上の対象物の優先順位を設定し、
前記優先順位が三位以下の対象物を見るときの前記累進屈折力レンズ上のポイントを前記準明視ポイントとし、この準明視ポイントと前記対象物との距離およびこの距離の変動の大きさに基づいて前記対象物に対する最適化係数を設定し、
前記準明視ポイントに必要な度数を所定の方法により設定し、
前記最適化係数および前記度数に基づいて、前記準明視ポイントにおける収差および度数誤差を最適化して累進屈折力レンズを製造することを特徴とする累進屈折力レンズの製造方法。
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