JP7006972B2 - ロッドハンドリング装置 - Google Patents
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Description
特許文献1には、ボーリングロッドの複数をロッドコンテナに立設させてループ状移動路を移動させ、このボーリングロッドをロッドハンドラが取り出し、ボーリング装置に移動して供給する構造が記載されている。
特許文献2には、ボーリングロッドを立設させたターンプレートがループ状移動路に沿って移動するロッドコンテナと、ロッドコンテナ上のボーリングロッドを把持して移動し、ボーリング装置のドリルヘッドに供給するグリッパーとを有する構造が記載されている。
また、前記本体部に弾性的に当接する弾性部材が前記コンテナ架台における前記本体部側の端部に取り付けられ、前記ロッド把持部材によるボーリングロッドの把持動作の負荷が緩和可能となっていることを特徴とする。
また、前記ロッド把持部材は、前記ボーリングロッドを3点支持で把持する把持ブロックを横並び状に少なくとも2つ備えていることを特徴とする。
また、前記横並び状の把持ブロックは、一方が前記ボーリングロッドのインナーロッドの把持が可能で、他方がボーリングロッドのアウターロッドの把持が可能となっていることを特徴とする。
ボーリング装置100は図1及び図2に示すように、クローラ111によって走行する装置本体110と、装置本体110に伸縮駆動可能に設けられた複数のシリンダアーム120と、シリンダアーム120の先端部に取り付けられたガイドセル130とを備えている。ガイドセル130はシリンダアーム120の伸縮駆動によって垂直状態から水平状態の間で角度調整が行われる。従って、図示例ではガイドセル130が斜めとなっているが、掘削条件に応じて適宜、ガイドセル130の傾き姿勢を調整することができる。
伸縮マスト4はこの本体部3に取り付けられる。また、本体部3には、ロッドコンテナ7が着脱可能に取り付けられる。
スライドアーム5の内部には、伸縮シリンダ15が配置されており、伸縮シリンダが伸縮することによりスライドアーム5がスライド動作して同アームの長さが変更される。
以上のスライドアーム5の一方側の端部には、ロッド把持部材6が取り付けられている。
把持ブロック29は、図11、図12及び図16、図17に示すように、上下方向に沿って支持プレート31に取り付けられた把持用シリンダ32と、把持用シリンダ32のシリンダロッド32aに取り付けられたスライドブロック33と、スライドブロック33の左右両側に連結ピン34を介して連結された2つの可動アーム35と、それぞれの可動アーム35の下部の可動ピン36を介して連結された2つの把持爪37とを有している。把持爪37は固定ピン38によって支持プレート31に回動可能に取り付けられている。
ロッド把持装置6を下降させてロッドコンテナ7に載置されているボーリングロッド2の間に開放状態の把持爪37を差し込み、図15に示すように一のボーリングロッド2を掴む。この状態で把持用シリンダ32を伸長し、スライドブロック33の下降と共に可動アーム35を下降させて可動ピン36を押す。これにより図14に示すように固定ピン38を中心に2つの把持爪37がボーリングロッド2の方向に移動し、ボーリングロッド2を持ち上げてセンター側に引き寄せる。この引き寄せによりスライドブロック33と左右の把持爪37とによってボーリングロッド2がほぼ中央に位置決めされる。さらに把持爪37が閉じることにより、ボーリングロッド2が浮き上がって確実にセンタリングされながら把持される。ボーリングロッド2の把持は3点支持のため、ボーリングロッド2の潰れを防止することができる。この構造では、ボーリングロッド2のロッド径が異なっていても、図16、図17に示すようにほぼ中央に位置決めしたボーリングロッド2の把持が可能となる。
図1、図3、図4、図7、図9に示すように、本体部3には、コンテナ架台40が設けられており、このコンテナ架台40上にロッドコンテナ7が載置可能となっている。
ロッドコンテナ7は複数のボーリングロッド2を積み重ね状態で搭載するものであり、複数のボーリングロッド2の搭載状態でコンテナ架台40に着脱可能に載置される。このように複数のボーリングロッド2を搭載したロッドコンテナ7を載置することにより、ボーリング装置100に対するボーリングロッド2の補充を迅速に行うことができる。又、掘削に使用した先行のボーリングロッド2をボーリング装置100から取り外してロッドコンテナ7に回収することもできる。
(1)地盤の状況に応じて角度変更及び高さ変更しながらボーリング装置100に対するボーリングロッド2の供給及び回収を行うことができ、ボーリング装置100に対するボーリングロッド2の着脱の作業性が向上する。しかもボーリングロッドを横置きの積み重ね状態で供給できるため、簡単な構造とすることができる。
(2)複数のボーリングロッド2を搭載した状態でボーリング装置100に対する移動ができるため、施工現場へのボーリングロッド2の搬送を迅速に行うことができ、省力化も可能となる。
(3)ボーリングロッド2が単管であっても、二重管であっても確実に把持できるため、ボーリングロッドに対する適用範囲を大きくすることができる。
2 ボーリングロッド
3 本体部
4 伸縮マスト
5 スライドアーム
6 ロッド把持部材
7 ロッドコンテナ
12 マストシリンダ
13 ヒンジピン
14 傾斜シリンダ
15 伸縮シリンダ
21 チルトレバー
22 チルトシリンダ
23 スイング用シリンダ
26 ヒンジピン
27 旋回用モータ
28 29 把持ブロック
32 把持用シリンダ
33 スライドブロック
37 把持爪
39 回転ジョイント
40 コンテナ架台
43 弾性部材
46 立ち上げ用シリンダ
100 ボーリング装置
140 ドリルヘッド
Claims (5)
- ボーリング装置にボーリングロッドを供給及び回収するロッドハンドリング装置であって、
前記ボーリングロッドの複数本を積み重ね状態で搭載したロッドコンテナが着脱可能に取り付けられる旋回動作可能及び自走動作可能な本体部と、
前記本体部に上下方向への伸縮可能に立設された伸縮マストと、
前記伸縮マストに対する傾斜角度が変更可能に伸縮マストに支持され、スライド動作することにより長さが変化可能となっているスライドアームと、
上下方向へのチルト動作と、旋回動作と、軸回りのスイング動作が可能となって前記スライドアームの先端部に取り付けられ、前記ボーリングロッドの把持及び解放を行なうロッド把持部材と、を備えていることを特徴とするロッドハンドリング装置。 - 前記ロッドコンテナを着脱可能に支持するコンテナ架台が前記本体部に取り付けられており、前記コンテナ架台は前記本体部に対する起伏動作が可能となっていることを特徴とする請求項1記載のロッドハンドリング装置。
- 前記本体部に弾性的に当接する弾性部材が前記コンテナ架台における前記本体部側の端部に取り付けられ、前記ロッド把持部材によるボーリングロッドの把持動作の負荷が緩和可能となっていることを特徴とする請求項2記載のロッドハンドリング装置。
- 前記ロッド把持部材は、前記ボーリングロッドを3点支持で把持する把持ブロックを横並び状に少なくとも2つ備えていることを特徴とする請求項1記載のロッドハンドリング装置。
- 前記横並び状の把持ブロックは、一方が前記ボーリングロッドのインナーロッドの把持が可能で、他方がボーリングロッドのアウターロッドの把持が可能となっていることを特徴とする請求項4記載のロッドハンドリング装置。
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2020
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Patent Citations (2)
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