JP7006496B2 - 車両シート制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両シート制御装置に関する。
従来、車両に搭載される車両シートにはユーザの腕を載置可能なアームレストが搭載されている。アームレストは、車両シートのシートバックに対して回動可能に取り付けられている(例えば特許文献1参照)。
特開2017-190064号公報
ところで、上記のような車両シートにおいて、例えばアームレストを回動させる際に、アームレストがユーザに対して接触するとユーザに不快感を与える虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、アームレストとユーザとの意図しない接触が抑えられる車両シート制御装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両シート制御装置は、車両シートのシートバックに取り付けられて、該シートバックの長手方向における位置を調整する上下動が可能、且つ、前記シートバックに対して回動可能なアームレストを駆動させるアームレスト駆動部と、前記アームレスト駆動部を制御し、前記アームレストを収容状態と、該収容状態よりもユーザを支持する前記シートバックの支持面から前記アームレストが突出する使用状態とに切り替える制御部と、を備え、前記アームレストの回動中心は、前記アームレストの長手方向一端側に位置し、前記収容状態時において前記アームレストの回動中心が前記アームレストの長手方向他端側と比較して前記車両シートのシートクッションから離間した位置であり、前記制御部は、前記アームレストを前記収容状態から前記使用状態に切り替える際に、前記アームレストの回動中心から離間した先端側を前記支持面から突出する方向に回動させつつ、前記アームレストの回動中心を前記車両シートのシートクッション側に近接させる方向に移動させる態様で前記アームレスト駆動部を制御する。
上記態様によれば、アームレストの回動中心から離間したアームレストの先端側を支持面から突出する方向に回動させつつ、アームレストの回動中心を車両シートのシートクッション側に近接させる方向に移動させる態様でアームレスト駆動部を制御することで、収容状態から使用状態に切り替え時にユーザの肩等にアームレストが意図せず接触することが抑えられる。
上記車両シート制御装置において、前記制御部は、前記アームレストを前記使用状態から前記収容状態に切り替える際に、前記アームレストの回動中心から離間した先端部を前記シートバックに近接する方向に回動させつつ、前記アームレストの回動中心を車両シートのシートクッション側から離間させる方向に移動させる態様で前記アームレスト駆動部を制御することが好ましい。
上記態様によれば、アームレストの回動中心から離間した先端部を支持面よりも突出した状態からシートバックに近接する方向に回動させつつ、アームレストの回動中心を車両シートのシートクッション側から離間させる態様でアームレスト駆動部を制御することで、使用状態から収容状態に切り替える際にユーザの腕等から離間する動作となるためユーザに対してアームレストが意図せず接触することが抑えられる。
上記車両シート制御装置において、前記アームレスト駆動部は、前記アームレストの長手方向に沿った伸縮動作が可能な前記アームレストを駆動させるものであり、前記制御部は、前記アームレストを前記収容状態から前記使用状態に切り替える際に、前記アームレストの回動動作並びに上下動動作と連動して前記アームレストを前記回動中心から離間する方向に伸縮動作させる態様で前記アームレスト駆動部を制御し、前記アームレストを前記使用状態から前記収容状態に切り替える際に、前記アームレストの回動動作並びに上下動動作と連動して前記アームレストを前記回動中心に近接する方向に伸縮動作させる態様で前記アームレスト駆動部を制御することが好ましい。
上記態様によれば、アームレストをアームレストの長手方向に沿って伸縮動作させることでアームレストの位置をユーザにとって好適な位置に配置することができる。
上記車両シート制御装置において、前記アームレスト駆動部は、前記アームレストの回動動作、前記アームレストの上下動動作、及び前記アームレストの伸縮動作をそれぞれ異なる駆動源が用いられることが好ましい。
上記態様によれば、アームレストの回動動作、上下動動作、伸縮動作をそれぞれ異なる駆動源で実現することで、各駆動源を制御することでアームレストの動作を細やかに制御することができる。
上記車両シート制御装置において、前記制御部は、前記シートバックの傾動角度に応じて前記アームレストの位置を、前記アームレスト駆動部を制御して調整することが好ましい。
上記態様によれば、シートバックの傾動角度に応じてアームレストの位置を調整することでアームレストがシートクッションと干渉することが抑えられる。
上記車両シート制御装置において、前記アームレストが収容状態における回動中心から前記シートクッションまでの鉛直方向における距離をZ0とし、前記アームレストが収容状態である場合を基準として、前記アームレストが上下動した移動量をA、前記アームレストが収容状態である場合を基準として前記アームレストが回動された角度をγ、シートクッションに対する前記シートバックの角度をθ、前記シートバックに対する前記アームレストの角度をβとした場合に、前記アームレストの伸縮方向における前記シートクッションまでの距離xが以下の式1により算出され、
Figure 0007006496000001
前記制御部は、前記アームレストの伸縮方向における移動量を前記距離x未満となるように制御する。
上記態様によれば、アームレストがシートクッションと干渉することが抑えられる。
上記車両シート制御装置において、前記車両シートは、自動運転と手動運転とが切り替え可能な車両に搭載されるものであり、前記制御部は、前記手動運転と前記自動運転との少なくとも一方の切り替え時に、前記アームレスト駆動部を制御して前記アームレストの位置を調整することが好ましい。
上記態様によれば、自動運転と手動運転とでアームレストの位置を調整することで自動運転時と手動運転時との両方でユーザにとって好適な位置にアームレストを移動させることが可能となる。
本発明の車両シート制御装置によれば、アームレストとユーザとの意図しない接触が抑えられる。
第1実施形態における車両シートの概略構成図。 同実施形態における車両シートの概略構成図。 同実施形態における車両シート制御装置の制御ブロック図。 (a)(b)第2実施形態における車両シートの概略構成図。 同実施形態における車両シート制御装置の制御ブロック図。
(第1実施形態)
以下、車両シート制御装置を有する車両シートの第1実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態の車両シート10は、乗員が着座可能なシートクッション11と、乗員の背中を支持可能なシートバック12と、乗員の頭部を支持可能なヘッドレスト13と、乗員の腕を支持可能なアームレスト14とを有する。本例の車両シート10は、シートクッション11、シートバック12、ヘッドレスト13及びアームレスト14の内部に図示しないフレームが設けられ、これらのフレームによって例えば車両シート10の形状維持がなされている。
アームレスト14は、シートバック12の左右両側の側面12aにそれぞれ1つずつ、計2つ設けられている。アームレスト14は、シートバック12に対してヒンジ等の回動中心軸Hを中心として回動可能となっている。アームレスト14は、前記回動中心軸Hのシートバック12の長手方向における位置が変更可能となっている。アームレスト14は、芯部材14aと、芯部材14aの外側を覆って芯部材14aに対してアームレスト14の長手方向に沿ってスライド移動可能なスライド部材14bとを有する。芯部材14aは、例えばアームレスト14の長手方向に延びる略柱状をなすように構成される。このようにスライド部材14bを芯部材14aに対してスライド移動させることでアームレスト14を伸縮動作可能となっている。
アームレスト14は、上記のような回動動作・上下動作・伸縮動作を駆使して使用状態と収容状態とに切り替えが可能となっている。
図1に示すようにアームレスト14の収容状態は、車両シート10を側面視した際にシートバック12の側面12aとアームレスト14の略全体とが重なった状態である。
図2に示すようにアームレスト14の使用状態は、車両シート10を側面視した際に、シートバック12の支持面としての前面12bよりも突出した状態である。アームレスト14の使用状態としては、例えばユーザによって予め設定した位置である。また、本実施形態のアームレスト14は、前記収容状態におけるアームレスト14の回動中心軸Hの位置が回動中心軸Hから離間した先端部14cと比較してシートクッション11から離間した位置に設定されている。換言するとアームレスト14は、収容状態におけるアームレスト14の先端部14cが回動中心軸Hよりもシートクッション11側に位置している。
本実施形態の車両シート10は、車両シート制御装置を有する。車両シート制御装置は、図3に示すようにアームレスト駆動部20を有する。
図3に示すように、アームレスト駆動部20は、回動用駆動部21と、上下動用駆動部22と、伸縮用駆動部23とを有する。
回動用駆動部21は、アームレスト14を回動中心軸H中心に回動させるためのものである。回動用駆動部21は、図示しない駆動機構と、該駆動機構の駆動源としてのモータ21aと、位置センサ21bとを有する。位置センサ21bは、モータ21aの回転位置を検出することでアームレスト14の回動位置を検出するためのものである。回動用駆動部21のモータ21a並びに位置センサ21bは、制御ECU21cと電気的に接続される。制御ECU21cは、位置センサ21bによって検出されたモータ21aの回転位置情報に基づいてモータ21aを制御して前記駆動機構を駆動させてアームレスト14を回動中心軸H中心に回動させる。
上下動用駆動部22は、アームレスト14(回動中心軸H)をシートバック12の長手方向に沿って移動させるためのものである。上下動用駆動部22は、図示しない駆動機構と、該駆動機構の駆動源としてのモータ22aと、位置センサ22bとを有する。位置センサ22bは、モータ22aの回転位置を検出することでアームレスト14の回動中心軸Hのシートバック12の長手方向に対する位置を検出するためのものである。上下動用駆動部22のモータ22a並びに位置センサ22bは制御ECU22cと電気的に接続される。制御ECU22cは、位置センサ22bによって検出されたモータ22aの回転位置情報に基づいてモータ22aを制御して前記駆動機構を駆動させてアームレスト14(回動中心軸H)をシートバック12の長手方向に沿って移動させる。
伸縮用駆動部23は、アームレスト14のスライド部材14bをアームレスト14の長手方向に沿ってスライドさせるものである。伸縮用駆動部23は、図示しない駆動機構と、該駆動機構の駆動源としてのモータ23aと、位置センサ23bとを有する。位置センサ23bは、モータ23aの回転位置を検出することでアームレスト14の長手方向に沿った位置を検出するためのものである。伸縮用駆動部23のモータ23a並びに位置センサ23bは制御ECU23cと電気的に接続される。制御ECU23cは、位置センサ23bによって検出されたモータ23aの回転位置情報に基づいてモータ23aを制御して前記駆動機構を駆動させてアームレスト14を伸縮させる。
各制御ECU21c,22c,23cは、それぞれ互いに通信ラインCLによって接続されている。これにより、各モータ21a,22a,23aの位置情報が各制御ECU21c,22c,23cで共有可能となっている。そのため、アームレスト14の位置に応じた動作が可能となっている。
本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の車両シート制御装置は、例えばユーザのスイッチ操作を切っ掛けにアームレスト駆動部20を制御してアームレスト14を収容状態と使用状態とで切り替えるようになっている。
例えばアームレスト14を収容状態から使用状態に切り替える際に次のような動作を実施する。
制御ECU21c,22cは、アームレスト14の回動中心軸Hから離間した先端部14cを前面12bから突出する方向に回動させつつ、アームレスト14の回動中心軸Hを車両シート10のシートクッション11側に近接させる方向に移動させる態様でモータ21a,22aを制御する。このとき、制御ECU23cは、アームレスト14の回動動作並びに上下動動作と連動して前記アームレスト14を前記回動中心から離間する方向にスライド動作させる態様でモータ23aを制御する。
また、アームレスト14を使用状態から収容状態に切り替える際に次のような動作を実施する。
制御ECU21c,22cは、アームレスト14の回動中心軸Hから離間した先端部14cをシートバック12に近接する方向に回動させつつ、前記アームレストの回動中心を車両シートのシートクッション側から離間させる方向に移動させる態様で前記アームレスト駆動部を制御する。このとき、制御ECU23cは、前記アームレストの回動動作並びに上下動動作と連動して前記アームレストを前記回動中心に近接する方向に伸縮動作させる態様で前記モータ23aを制御する。
本実施形態の効果を記載する。
(1)アームレスト14の回動中心軸Hから離間したアームレスト14の先端部14cを前面12bから突出する方向に回動させつつ、アームレスト14の回動中心軸Hを車両シート10のシートクッション11側に近接させる方向に移動させる態様でアームレスト駆動部20を制御する。これにより、収容状態から使用状態に切り替え時にユーザの肩等にアームレスト14が意図せず接触することが抑えられる。
(2)アームレスト14の回動中心軸Hから離間した先端部14cを前面12bよりも突出した状態からシートバック12に近接する方向に回動させつつ、アームレスト14の回動中心軸Hを車両シート10のシートクッション11側から離間させる態様でアームレスト駆動部20を制御する。これにより、使用状態から収容状態に切り替える際にユーザの腕等から離間する動作となるためユーザに対してアームレスト14が意図せず接触することが抑えられる。
(3)アームレスト14をアームレスト14の長手方向に沿って伸縮動作させることでアームレスト14の位置をユーザにとって好適な位置に配置することができる。
(4)アームレスト14の回動動作、上下動動作、伸縮をそれぞれ異なるモータ21a,22a,23aで実現しているため、各モータ21a,22a,23aを制御することでアームレスト14の動作を細やかに制御することができる。
(第2実施形態)
次に、車両シート制御装置を有する車両シートの第2実施形態を説明する。なお、本実施形態では第1実施形態との差異点を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明の一部又は全部を割愛する。
図4(a)(b)及び図5に示すように、本実施形態の車両シート30は、第1実施形態の車両シート10の構成に加えてリクライニング駆動部31とスライド駆動部32とを有する。なお、図4(a)(b)に示す車両シート30において、ヘッドレストの図示を省略している。
リクライニング駆動部31は、シートクッション11に対するシートバック12の角度を調整するものである。リクライニング駆動部31は、図示しない駆動機構と、該駆動機構の駆動源としてのモータ31aと、位置センサ31bとを有する。位置センサ31bは、モータ31aの回転位置を検出することでシートクッション11に対するシートバック12のリクライニング角度θを検出するためのものである。リクライニング駆動部31のモータ31a並びに位置センサ31bは、制御ECU31cと電気的に接続される。制御ECU31cは、位置センサ31bによって検出されたモータ31aの回転位置情報に基づいてモータ31aを制御して前記駆動機構を駆動させてシートバック12のリクライニング角度θを調整する。
スライド駆動部32は、車両シート30の前後方向位置を調整するものである。スライド駆動部32は、図示しない駆動機構と、該駆動機構の駆動源としてのモータ32aと、位置センサ32bとを有する。位置センサ32bは、モータ32aの回転位置を検出することでシートクッション11に対する車両シート30の前後方向の位置を検出するためのものである。スライド駆動部32のモータ32a並びに位置センサ32bは、制御ECU32cと電気的に接続される。制御ECU32cは、位置センサ32bによって検出されたモータ32aの回転位置情報に基づいてモータ32aを制御して前記駆動機構を駆動させて車両シート30の前後方向の位置を調整する。
各制御ECU21c,22c,23c、31c,32cは、それぞれ互いに通信ラインCLによって接続されている。これにより、各モータ21a,22a,23a,31a,32aの位置情報が各制御ECU21c,22c,23c、31c,32cで共有可能となっている。そのため、アームレスト14の位置に応じた動作が可能となっている。
本実施形態の動作例(作用)を説明する。
本実施形態の車両シート制御装置は、例えばユーザのスイッチ操作を切っ掛けにアームレスト駆動部20を制御してアームレスト14を収容状態と使用状態とで切り替えるようになっている。
例えばアームレスト14を収容状態から使用状態に切り替える際に次のような動作を実施する。本例の制御ECU21c,22c,23cは、制御ECU31cを介して得られたシートバック12の角度情報であるリクライニング角度θに応じてアームレスト14の位置を制御する。
具体的には、制御ECU23cは、次の式1によりアームレスト14の伸縮方向におけるシートクッション11までの距離xを算出し、アームレスト14の伸縮方向における移動量を前記距離x未満となるように制御する。なお、以下の式1におけるAは、アームレスト14が収容状態である場合を基準としてアームレスト14が上下動した移動量である。角度γは、アームレスト14が収容状態である場合を基準としてアームレスト14が回動された角度である。角度βは、アームレスト14が収容状態である場合におけるシートバック12に対するアームレスト14の角度である。Z0は、アームレスト14が収容状態における回動中心軸Hからシートクッション11までの鉛直方向における距離である。
Figure 0007006496000002
上記のようにアームレスト14の伸縮方向における移動量を距離x未満となるように制御することでアームレスト14の先端部14cがシートクッション11と接触することが抑えられることとなる。
以上説明した車両シート制御装置によれば、第1実施形態の(1)~(4)の効果に加えて以下の効果を奏する。
(5)シートバック12のリクライニング角度θに応じてアームレスト14の位置を調整することでアームレスト14がシートクッション11と干渉することが抑えられる。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記各実施形態では、アームレスト駆動部20は、アームレスト14の回動動作、アームレスト14の上下動動作、及びアームレスト14の伸縮動作をそれぞれ異なるモータ21a,22a,23aを用いる構成としたが、これに限らない。例えば1つの駆動源を用いてアームレスト14の回動動作、上下動動作及び伸縮動作を実現する構成を採用してもよい。
・上記各実施形態では、アームレスト駆動部20としてアームレスト14の長手方向に沿って伸縮動作させる伸縮用駆動部23を備えた構成としたが、伸縮用駆動部23を省略した構成を採用してもよい。
・上記各実施形態では、アームレスト14を収容状態と使用状態とで切り替える際に伸縮用駆動部23が回動用駆動部21及び上下動用駆動部22の動作と連動する構成としたが、連動しない構成を採用してもよい。
・上記第2実施形態では、スライド駆動部32を有する構成としたが、これに限らず、スライド駆動部32を省略した構成を採用してもよい。
・上記第2実施形態では、リクライニング角度θに基づいてアームレスト14の位置を、アームレスト駆動部20を制御して調整することとしたが、これに限らない。例えば、アームレスト14がシートクッション11と干渉することが無ければ、リクライニング角度θに基づく動作は不要である。また、上記第2実施形態で示した式1は一例であって、車両シート10,30の形状や仕様等によって適宜変更されるものである。
・上記各実施形態では特に言及していないが、自動運転や手動運転を考慮して車両シートの位置を変更する構成を採用してもよい。このような場合において、前記手動運転と前記自動運転との少なくとも一方の切り替え時に、アームレスト駆動部20を制御してアームレスト14の位置を調整するようにしてもよい。自動運転か手動運転かの判別は例えば外部信号として各制御ECU21c,22c,23cに入力されることで各制御ECU21c,22c,23cにおいて判別することが可能である。
上述したように、自動運転と手動運転とでアームレスト14の位置を調整することで自動運転時と手動運転時との両方でユーザにとって好適な位置にアームレスト14を移動させることが可能となる。
・上記実施形態では特に言及していないが、運転席(ドライバーズシート)、助手席(パッセンジャーシート)、後部座席のいずれの車両シートにおいても上記各実施形態の車両シート制御装置(アームレスト駆動部20)を採用してもよい。
・上記各実施形態では、アームレスト駆動部20を構成する各駆動部21,22,23の各モータ21a,22a,23aを個別の制御ECU21c,22c,23cで制御することとしたが、これに限らない。例えば、各モータ21a,22a,23aを1つの制御部にて制御するようにしてもよい。また、各制御ECU21c,22c,23cと接続されて統括的な制御を行う制御ECUを別途設けてもよい。
10…車両シート、11…シートクッション、12…シートバック、12b…前面(支持面)、14…アームレスト、20…アームレスト駆動部、21…回動用駆動部、21a…モータ(駆動源)、21c…制御ECU(制御部)、22…上下動用駆動部、22a…モータ(駆動源)、22c…制御ECU(制御部)、23…伸縮用駆動部、23a…モータ(駆動源)、23c…制御ECU(制御部)、30…車両シート、H…回動中心軸(回動中心)。

Claims (7)

  1. 車両シートのシートバックに取り付けられて、該シートバックの長手方向における位置を調整する上下動が可能、且つ、前記シートバックに対して回動可能なアームレストを駆動させるアームレスト駆動部と、
    前記アームレスト駆動部を制御し、前記アームレストを収容状態と、該収容状態よりもユーザを支持する前記シートバックの支持面から前記アームレストが突出する使用状態とに切り替える制御部と、を備え、
    前記アームレストの回動中心は、前記アームレストの長手方向一端側に位置し、前記収容状態時において前記アームレストの回動中心が前記アームレストの長手方向他端側と比較して前記車両シートのシートクッションから離間した位置であり、
    前記制御部は、前記アームレストを前記収容状態から前記使用状態に切り替える際に、前記アームレストの回動中心から離間した先端側を前記支持面から突出する方向に回動させつつ、前記アームレストの回動中心を前記車両シートのシートクッション側に近接させる方向に移動させる態様で前記アームレスト駆動部を制御する、車両シート制御装置。
  2. 前記制御部は、前記アームレストを前記使用状態から前記収容状態に切り替える際に、前記アームレストの回動中心から離間した先端部を前記シートバックに近接する方向に回動させつつ、前記アームレストの回動中心を車両シートのシートクッション側から離間させる方向に移動させる態様で前記アームレスト駆動部を制御する、請求項1に記載の車両シート制御装置。
  3. 前記アームレスト駆動部は、前記アームレストの長手方向に沿った伸縮動作が可能な前記アームレストを駆動させるものであり、
    前記制御部は、
    前記アームレストを前記収容状態から前記使用状態に切り替える際に、前記アームレストの回動動作並びに上下動動作と連動して前記アームレストを前記回動中心から離間する方向に伸縮動作させる態様で前記アームレスト駆動部を制御し、
    前記アームレストを前記使用状態から前記収容状態に切り替える際に、前記アームレストの回動動作並びに上下動動作と連動して前記アームレストを前記回動中心に近接する方向に伸縮動作させる態様で前記アームレスト駆動部を制御する、請求項1又は2に記載の車両シート制御装置。
  4. 前記アームレスト駆動部は、前記アームレストの回動動作、前記アームレストの上下動動作、及び前記アームレストの伸縮動作をそれぞれ異なる駆動源が用いられる、請求項3に記載の車両シート制御装置。
  5. 前記制御部は、前記シートバックの傾動角度に応じて前記アームレストの位置を、前記アームレスト駆動部を制御して調整する、請求項1~4の何れか1項に記載の車両シート制御装置。
  6. 前記アームレストが収容状態における回動中心から前記シートクッションまでの鉛直方向における距離をZ0とし、前記アームレストが収容状態である場合を基準として、前記アームレストが上下動した移動量をA、前記アームレストが収容状態である場合を基準として前記アームレストが回動された角度をγ、シートクッションに対する前記シートバックの角度をθ、前記シートバックに対する前記アームレストの角度をβとした場合に、前記アームレストの伸縮方向における前記シートクッションまでの距離xが以下の式1により算出され、
    Figure 0007006496000003
    前記制御部は、前記アームレストの伸縮方向における移動量を前記距離x未満となるように制御する、請求項3を引用する請求項5、又は請求項4を引用する請求項5に記載の車両シート制御装置。
  7. 前記車両シートは、自動運転と手動運転とが切り替え可能な車両に搭載されるものであり、
    前記制御部は、前記手動運転と前記自動運転との少なくとも一方の切り替え時に前記アームレスト駆動部を制御して前記アームレストの位置を調整する、請求項1~6の何れか1項に記載の車両シート制御装置。
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