JP7004064B2 - 上開き型ドアのドアロック装置 - Google Patents

上開き型ドアのドアロック装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7004064B2
JP7004064B2 JP2020508754A JP2020508754A JP7004064B2 JP 7004064 B2 JP7004064 B2 JP 7004064B2 JP 2020508754 A JP2020508754 A JP 2020508754A JP 2020508754 A JP2020508754 A JP 2020508754A JP 7004064 B2 JP7004064 B2 JP 7004064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link
engaging member
door
engaging
longitudinal axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020508754A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019186958A1 (ja
Inventor
和弘 吉川
宏文 猪飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2019186958A1 publication Critical patent/JPWO2019186958A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7004064B2 publication Critical patent/JP7004064B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B13/00Doors, gates, or other apparatus controlling access to, or exit from, cages or lift well landings
    • B66B13/02Door or gate operation
    • B66B13/06Door or gate operation of sliding doors
    • B66B13/08Door or gate operation of sliding doors guided for horizontal movement
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B13/00Doors, gates, or other apparatus controlling access to, or exit from, cages or lift well landings
    • B66B13/02Door or gate operation
    • B66B13/14Control systems or devices
    • B66B13/16Door or gate locking devices controlled or primarily controlled by condition of cage, e.g. movement or position
    • B66B13/18Door or gate locking devices controlled or primarily controlled by condition of cage, e.g. movement or position without manually-operable devices for completing locking or unlocking of doors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、上開き型ドアのドアロック装置に関するものである。
荷物の搬出入作業に利用する、荷物用エレベータでは、出入口での作業性を良好にするために乗りかごの間口とほぼ同一の出入口の幅が確保できる、上開き型ドアがこれまで広く採用されている。上開き型ドアは、名称のとおり、ドアが上下方向に開閉するドア装置のことである。
荷物用エレベータに限らず一般的な乗用エレベータも含め、従来から乗場ドアにはドアロック装置が設置されている。ドアロック装置は、乗りかごが、対象となる乗場ドアに該当する乗場に着床していない場合には、対象となる乗場ドアを外力によって開くことができないようにロックする装置である。なお、ドアロック装置は、ロック機能を解錠することで、対象となる乗場ドアを開閉可能とする。
従来の上開き型ドアのドアロック装置では、ドアロック装置を構成する機械要素の姿勢に対応する電気的な接点の状態を検知することで、乗りかごが該当する乗場での着床状態において対象となる乗場ドアが閉状態にあるか否かを判断する構成が開示されている。さらに、このときの接点の信号を安全回路に挿入することで、例えば、乗りかごが中間階停止時における乗場での戸開状態では、安全回路が遮断され、かごの不意な走行を回避することを実現している(例えば特許文献1参照)。
ところが、ドアロック装置は、エレベータの安全装置の一つにあたるため、より高い安全性を確保することが要求されており、例えば、上述の電気的な接点が固着してしまう問題を解決する必要があった。
そこで、別の、従来の上開き型ドアのドアロック装置では、電気的な接点が固着した場合の対策として、ロックレバーの回転運動を利用して固着した電気的な接点を乖離させる構成が開示されている(例えば特許文献2参照)。
日本実開平1-99874号公報 日本特開2009-263083号公報
しかしながら、特許文献2に記載された従来の上開き型ドアのドアロック装置では、ロックレバーの回転運動のみの乖離動作であるため、電気的な接点が固着した場合の十分で、かつ確実な対策である、とは言えなかった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、従来の場合であれば電気的な接点の固着がたとえ発生するような状態であっても、固着した接点を、より確実に乖離運動させることができる上開き型ドアのドアロック装置を提供することを目的とする。
本発明による上開き型ドアのドアロック装置は、
乗場ドアパネルに固定され、乗場ドアパネルの開閉運動に伴い上下運動する係合部材と、
乗場ドアフレームに固定され、乗場ドアパネルがドア全閉状態で係合部材と係合可能な係合装置と、を備えた上開き型ドアのドアロック装置において、
係合部材は、
乗場ドアパネルの開閉方向に第1長手軸を持っており、
第1長手軸に設けられて係合装置と係合可能なラッチ部を有し、
係合装置は、
上下方向に第2長手軸を持ち、第2長手軸から水平方向の係合部材側に突出する形状を有しており、第2長手軸のいずれかの箇所が乗場ドアフレームに固定され且つ第1回転軸にて回転支持されて、突出する形状の部分において係合部材に当接することで揺動する第1リンクと、
上下方向に第3長手軸を持ち、第3長手軸から水平方向に突出してドア全閉状態で係合部材のラッチ部と係合可能な突出部を有し、第2回転軸にて第1リンクに回転支持される第2リンクと、
を有し、
第2リンクは、
第1リンクに対して揺動可能であり、
第1リンクに回転支持された第2回転軸をはさんで一方側に第1接点を他方側に突出部を設け、
第1リンクの揺動運動と第2リンクの揺動運動とが合成された結果、突出部が、ドア全閉状態で係合部材のラッチ部と係合するとき、第1接点が乗場ドアフレームに固定された第2接点との間で電気的接点の閉動作となるように構成されている、
ことを特徴とするものである。
また、本発明による上開き型ドアのドアロック装置は、
乗場ドアパネルに固定され、乗場ドアパネルの開閉運動に伴い上下運動する係合部材と、
乗場ドアフレームに固定され、乗場ドアパネルがドア全閉状態で係合部材と係合可能な係合装置と、乗場ドアフレームに固定された固定ローラと、を備えた上開き型ドアのドアロック装置において、
係合部材は、
乗場ドアパネルの開閉方向に第1長手軸を持っており、
第1長手軸に設けられて係合装置と係合可能なラッチ部を有し、
係合装置は、
上下方向に第2長手軸を持ち、第2長手軸のいずれかの箇所が乗場ドアフレームに固定され且つ第1回転軸にて回転支持されて係合部材に当接することで揺動する第1リンクと、
上下方向に第3長手軸を持ち、第3長手軸から水平方向に突出してドア全閉状態で係合部材のラッチ部と係合可能な突出部を有し、第2回転軸にて第1リンクに回転支持される第2リンクと、
を有し、
第2リンクは、
第1リンクに対して揺動可能であり、
第1リンクに回転支持された第2回転軸をはさんで一方側に第1接点を他方側に突出部を設け、
第1リンクの揺動運動と第2リンクの揺動運動とが合成された結果、突出部が、ドア全閉状態で係合部材のラッチ部と係合するとき、第1接点が乗場ドアフレームに固定された第2接点との間で電気的接点の閉動作となるように構成され、
乗場ドアパネルが戸開状態からドア全閉状態へ移行する過程において係合部材が下降運動するとき、
係合部材は、固定ローラと第1リンクに設けられたローラとの間を通過しながら、係合部材のカム部におけるカム面がローラに案内され、係合部材のカム部におけるカム面ではない面が固定ローラに案内される、
ことを特徴とするものである。
本発明による上開き型ドアのドアロック装置によれば、第1接点の変位は、第1リンクと第2リンクの幾何学的な構造から決定できるものであり、結論的には、第1リンクの回転変位と第2リンクの回転変位とが合成された形で与えられるものである。したがって、本発明が提案する構成によれば、第1接点と第2接点との間に十分な乖離距離を取ることが可能になるため、従来の場合であれば、第1接点と第2接点との固着がたとえ発生するような状態であっても、固着した第1接点と第2接点を、より確実に乖離させることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る、上開きドアのドアロック装置を含む上開きドア装置を説明するための構成図である。 本発明の実施の形態1に係る、上開きドアのドアロック装置を説明するための構成図である。 係合装置の第1、第2リンクと係合部材を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る上開きドアのドアロック装置を構成する、係合装置および係合部材の平面図である。 本発明の実施の形態1に係る上開きドアのドアロック装置を構成する、係合装置(構成部品も含め)および係合部材について、戸開状態から戸閉状態までの動き(姿勢の変化)を段階的に分けて、図5(1)~図5(4)に示した図である。 戸閉状態においてソレノイドが励磁され、ロックを解除された状態を示す図である。 図6が示す状態から戸開動作を開始し戸開動作継続中の状態を示す図である。 本発明の別の実施の形態に係る上開きドアのドアロック装置を構成する、係合装置および係合部材の平面図である。
以下、本発明の上開きドアのドアロック装置の好適な実施の形態について、図面を用いて説明する。
<実施の形態>
図1は、本発明の実施の形態1に係る、上開きドアのドアロック装置1を含む上開きドア装置2を説明するための構成図である。本図は、上開きドア装置2を水平方向から見た図である。また、係合装置5は、表カバー3が付いた状態の図である。また、図1は、戸閉動作が途中状態を示す図であり、まだ、係合部材4と、係合装置5とが係合していない状況を示す図である。
まず、上開きドア装置2の基本的な構成の一部としては、乗場ドアと、乗客が乗降する乗りかごに設けられたかごドア(図1には図示せず)がある。ただし、ここでは、乗場ドアを主なる対象と考える。以下、乗場ドアを中心に説明を進める中で、かごドアについての説明を行う必要が生じた場合には、その都度、説明を加えることにする。
上開き型ドアのドアロック装置1は、乗場ドアに適用されるものであって、係合部材4と、この係合部材4と係合可能な係合装置5とを備えている。
そして、乗場ドアパネル6は、上部の乗場ドアパネル6aと下部の乗場ドアパネル6bから成る。上部および下部の乗場ドアパネルは、ドア開閉時に連動して上下方向に開閉運動する。そして、ドア開閉時の速度の大きさがそれぞれ異なっているため、上部の乗場ドアパネル6aを低速ドアパネル、下部の乗場ドアパネル6bを高速ドアパネルと呼ぶ。
なお、かごドアも、ここでの説明した乗場ドアの場合と同様に、上部のかごドアパネルと下部のかごドアパネルから成る。さらに同様に、上部および下部のかごドアパネルは、ドア開閉時に連動して上下方向に開閉運動する。また、上開きドア装置2の場合、かごドアおよび乗場ドアの開閉運動は、必ずしも機械的に連動する構成を採用するとは限らず、実際にはそれぞれ独立にモータ駆動により実現される構成も採用されている。ちなみに、横開きドア装置の場合には、かごドアが、かごドアモータの駆動により開閉動作し、このかごドアと乗場ドアが機械的に連動することで、乗場ドアが開閉運動する構成が広く採用されている。
ここでは、上部および下部のドアパネルを有する2枚戸の上開き型ドアの場合について説明してきたが、その他、上部、中央部、および下部のドアパネルを有する3枚戸の上開き型ドアの場合であっても同様の説明は展開可能である。
図1では、上述した係合部材4は、乗場ドアパネル6に固定され、乗場ドアパネル6の開閉運動に伴い上下運動する。より正確には、係合部材4は、高速ドアパネルに固定されている。
また、乗場ドアパネル6の上下方向の開閉運動は、乗場ドア装置のフレーム(乗場ドアフレーム7)に対して乗場ドアパネル6の側方端面に固定された溝付きガイドローラ8aが転動しながら、乗場ドアパネル6が乗場ドアフレーム7に沿って案内されて実現されるものである。乗場ドアフレーム7は、乗りかごが昇降運動する方向(鉛直方向)に沿って設けられているものである。
なお、ここでは、乗場ドアパネル6の乗場ドアフレーム7に対する案内動作の実現に関し、“溝付きガイドローラ8aによる転動”として説明したが、これは、“溝付きガイドシュー8bによる摺動”に置き換え可能である。そこで、両者を、“溝付きガイド8による案内”として上位概念化することは可能である。
ここで、このように乗場ドアパネル6の開閉運動を、乗場ドアフレーム7に対して溝付きガイド8による案内で実現していること、さらに、乗場ドアパネル6の開閉運動時の、乗場ドアフレーム7に対する抵抗力を低減することの強い要望から、溝付きガイド8の溝と乗場ドアフレーム7とのすき間を十分に小さくすることができないのが現実である。
なお、ここでのすき間とは、本実施の形態では、図1の正面図における水平方向(すなわち、図1の紙面状の左右方向)の、乗場ドアフレーム7と溝付きガイド8との間のすき間のことを指す。
そこで、この溝付きガイド8の溝と乗場ドアフレーム7とのすき間によって、現実的には、全閉状態で乗場ドアパネル6の位置は必ず、ばらつくことになって、上開きドアのドアロック装置1の係合動作(ロック動作)が確実に実現するための工夫が必要とされる。そこで、この課題の解決についても、本発明の実施の形態に係る、上開きドアのドアロック装置1を用いることが有効であることを、後ほど説明する。
一方、係合装置5は、図1のとおり、乗場ドアフレーム7に対し乗場ドアパネル6とは鉛直方向視で正反対方向の位置に乗場ドアフレーム7に沿ってベース18を介して間接的に固定されている。ただし、ここでのベース18を仮に係合装置5の一部として考えた場合には、係合装置5は、乗場ドアフレーム7に直接固定されていることになる。したがって、ここでのベース18に関する取扱いの違いがあったとしても、すなわち、いずれであっても、係合装置5は、乗場ドアフレーム7に固定されていると表現できることは自明である。
図1に示す係合装置5は、表カバー3が付いた状態の図であるため、ローラ9と突出部10のみが見えている状態である。
図1は、戸閉動作が途中状態を示す図であり、まだ、係合部材4と、係合装置5とが係合していない状況を示している。図1からは、係合部材4の下方への延長方向において、その周りに、係合装置5の、ローラ9と突出部10、および、乗場ドアフレーム7(あるいはベース18)に固定された固定ローラ11が存在していることが分かる。ここでは、固定ローラ11としては、2つの回転する円板部の場合を例示している。なお、この円板部は、その他、1つであっても良いし、2つ以上であっても良い。
続いて、このまま戸閉動作が継続されることで、乗場ドアパネル6に固定されている係合部材4が、少なくとも係合装置5の突出部10に当接することになる。その後の詳細な動作については、後ほど図5を用いて説明するが、乗場ドアパネル6がドア全閉状態で、係合部材4と係合装置5と係合することで、乗場ドアがロック状態とすることが可能となる。その結果、外力によって、乗場ドアパネル6を開くことができないように確実にロック状態を維持することができる。
なお、その他、係合装置5のローラ9と係合部材4との、昇降路鉛直方向視での位置関係や、固定ローラ11と係合部材4との関係については、追って、詳細を説明することにする。
そこで、ここでは、まず簡単に説明しておく。
つまり、乗場ドアパネル6が戸開状態からドア全閉状態へ移行する過程において係合部材4が下降運動するとき、係合部材4は、固定ローラ11とローラ9との間を通過する。この係合部材4が固定ローラ11とローラ9との間を通過するとき、係合部材4のカム部12におけるカム面12aがローラ9に案内され、係合部材4のカム部12におけるカム面12aではない面(背面12b)が固定11に案内されるものである。
次に、さらに図2および図3を用いて、構成部品も含めた係合装置5を中心に、その構成について説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る、上開きドアのドアロック装置1を説明するための構成図である。図2の上図は、係合装置5を上方から見た図である。図2の下図は、係合装置5を水平方向から見た図であり、係合装置5の表カバー3が無い状態の図である。なお、図2の下図には、水平方向から見たときの、係合装置5との位置関係が分かるように、係合部材4と固定ローラ11を併せて示している。なお、図2の下図は、係合装置5と係合部材4と係合していない戸開状態を示す図である。また、ソレノイド13は、励磁していない状態を示す図である。これらの状態から、第1接点14と第2接点15は、離れた開状態を示す図になっている。
さらに、図1では、ソレノイド13は励磁されていないため、第1リンク16および第2リンク17は、例えばベース18に取り付けられたストッパー19に当接した状態を示している。
図3は、係合装置5の第1、第2リンク17と係合部材4を示す図である。図3において、それぞれ、図3(1)は第1リンク16、図3(2)は第2リンク17、図3(3)は係合部材4を示す図である。そして、係合装置5の第1、第2リンク17と係合部材4の形状について、図2では、それぞれが重なって示されていたり、立体的な形状が不明であったりした点を、図3を用いて明らかにすることを狙いとしたものである。
なお、図3により、係合部材4の単体について、立体的な形状は確かに明らかになったものの、例えば、係合装置5(第1リンク16)のローラ9と係合部材4との、昇降路鉛直方向視での位置関係については、まだ不明である。このことについては、さらに後ほど、例えば図4および図5を用いて説明する。
さて、これまで図1を用いて説明してきたことから明らかなように、係合部材4は、乗場ドアパネル6に固定され、乗場ドアパネル6の開閉運動に伴い上下運動するものである。また、係合装置5は、乗場ドアフレーム7に固定され、乗場ドアパネル6がドア全閉状態で係合部材4と係合可能となるものである。そして、上開き型ドアのドアロック装置1は、係合部材4と、係合装置5とを備えている。
そして、図2および図3から、以下のことが明らかである。
すなわち、係合部材4は、乗場ドアパネル6の開閉方向に例えば第1長手軸を持っており、第1長手軸に設けられて係合装置5と係合可能なように形成されたラッチ部20を有しているものである。係合部材4のラッチ部20は、乗場ドアパネル6がドア全閉状態で係合部材4と係合可能であれば良い。そこで、ラッチ部20は、例えば、第1長手軸の下部に設けられていてもよい。さらには、図2および図3のように、ラッチ部20は、第1長手軸の下部先端部に設けられていてもよい。また、係合部材4は、第1長手軸に沿ってカム面12aが形成されたカム部12をさらに有していて良い。
さらに、係合装置5は、第1リンク16と第2リンク17を有している。そして、第1リンク16は、上下方向に例えば第2長手軸を持ち、第2長手軸のいずれかの箇所(例えば、下部)が乗場ドアフレーム7に固定され且つ第1回転軸21にて回転支持されている。
なお、より正確には、第1リンク16は、乗場ドアフレーム7に直接固定され且つ回転可能に直接支持されている、または、乗場ドアフレーム7にベース18を介して固定され且つ回転可能に支持されているものである。
また、図2から、第1リンク16には、第1バネ23が接続されていることが分かる。より正確には、第1リンク16と乗場ドアフレーム7の間に第1バネ23が設けられている。もちろんながら、第1リンク16とベース18の間に第1バネ23が設けられているも良い。
なお、この第1バネ23は、第1リンク16の上部が第1回転軸21を中心に回転して係合部材4側の方向へ移動するための付勢力を与えるものである。そのため、図2および図3では、第1リンク16の上部が、第1バネ23により係合部材4側の方向に付勢されて押し付けられている。図2に示す、第1リンク16は、その押し付けによる変位量は、ベース18に取り付けられたストッパー19によって制限されている。第1バネ23は、後ほど説明する第1接点14と第2接点15との電気的接点を開状態にする方向にバネ力を発生させている。
なお、ここであらかじめ述べておくが、第1リンク16は、係合部材4に当接することで揺動するものである。第1リンク16は、第2長手軸の例えば、上部で水平方向の係合部材4側に突出する形状を有しており、この突出する形状の部分に係合部材4のカム部12が当接することで揺動しても良い。
具体的には、突出する形状の部分に係合部材4のカム部12におけるカム面12aが当接することで転動するローラ9が設けられ、このローラ9に係合部材4のカム部12におけるカム面12aが当接することで、係合装置5の第1リンク16は揺動することになる。
ここで述べた動きに関する内容については、後ほど図5を用いて具体的に説明する。
そして、図2および図3から、以下のことが明らかである。
第2リンク17は、上下方向に例えば第3長手軸を持ち、第3長手軸から水平方向に突出した突出部10を有している。
第2リンク17は、第2回転軸22にて第1リンク16に回転支持されて第1リンク16に対して揺動可能となるものである。具体的には、第2リンク17は、第3長手軸の、上部先端部と下部先端部との間で、第2回転軸22にて第1リンク16(例えば、上部)に回転支持されている。
さらに、第2リンク17の下部先端部で水平方向の係合部材4側に突出する形状を有する突出部10を有している。もちろんながら、突出部10の位置は下部先端部に限ることはない。すなわち、第2リンク17の突出部10は、ドア全閉状態で前記係合部材4のラッチ部20と係合可能となるような位置に形成されているものあれば良い。この内容については、後ほど図5を用いて説明する。
さらに第2リンク17は、図2および図3から、以下のことが明らかである。
つまり、図2および図3に示す第2リンク17の例としては、前記第1リンク16に回転支持された回転軸に対し、突出部10を設けている下部先端部とは反対方向である上部先端部において第1接点14を設けている。
ここでは、第1接点14と突出部10との相対的位置関係がポイントであることから、次のように第2リンク17に関する定義を一般化できる。
つまり、第2リンク17は、第1リンク16に回転支持された第2回転軸22をはさんで一方側に第1接点14を他方側に突出部10を設けている、と特定できることになる。
第2リンク17は、上述のように、第1リンク16に回転支持されて第1リンク16に対して揺動可能であることから、この突出部10が、第1リンク16の揺動運動と前記第2リンク17の揺動運動とが合成されて移動した結果、ドア全閉状態で係合部材4のラッチ部20と係合するとき、第1接点14が前記乗場ドアフレーム7に固定された第2接点15との間で電気的接点の閉動作となるように構成されている。
なお、ここで、第2接点15は、乗場ドアフレーム7に直接固定されている、または、乗場ドアフレーム7にベース18を介して固定されているものである。
また、図2から、第2リンク17には、第2バネ23が接続されていることが分かる。より正確には、第2リンク17と乗場ドアフレーム7の間に第2バネ23が設けられている。もちろんながら、第2リンク17とベース18の間に第2バネ23が設けられているも良い。
さらに、第2バネ23は、図2では押しバネを示しているが、回転系のひねりバネであっても良い。
ここで、第2バネ23は、第2リンク17の突出部10が、第2回転軸22(軸2)を中心に回転して係合部材4側の方向へ移動するための付勢力を与えているものである。
そのため、図2および図3では、第2リンク17の突出部10が、第2バネ23により係合部材4側の方向に付勢されて押し付けられている。なお、第2リンク17は、その押し付けによる変位量は、ベース18に取り付けられたストッパー19によって制限されている。
このように、第2バネ23は、第2リンク17を係合位置に押し出し、第1バネ23は第1リンク16に取付けられた第1接点14と第2接点15との電気的接点を閉状態にする方向にバネ力を発生させている。
さらに、第2リンク17には、継手を介してソレノイド13のプランジャ先端部が連結されている。これによって、ソレノイド13のプランジャ先端部の前進・後退運動の変位が、第2リンク17に伝達するように構成されている。
なお、これらの内容を含めて動作の説明の中で、後ほど図5を用いて述べる。
ちなみに、ここでの、第1接点14と第2接点15との間で電気的接点の開閉動作は、閉動作状態によってドア全閉状態を検知したことを意味する。
次に、図4を用いて、これまでまだ不明であった、係合装置5(第1リンク16)のローラ9と係合部材4との、昇降路鉛直方向視での位置関係について説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係る上開きドアのドアロック装置1を構成する、係合装置5および係合部材4の平面図である。図4の上図が係合装置5の平面図、図4の下図が係合部材4の平面図である。
図4の上図と図4の下図を組み合わせる(より正確には、仮想的に重ね合わせる)ことで、係合装置5および係合部材4のそれぞれの向きとその関係が明らかになる。そして、結果として、係合装置5(第1リンク16)のローラ9と係合部材4との、昇降路鉛直方向視での位置関係が容易に理解できることになる。
図3(3)において、係合部材4の単体について、立体的な形状を示した。そして、図4の上図と図4の下図を用いることで、以下のことが明らかである。
係合部材4は、乗場ドアパネル6の開閉方向に長手軸を持ち、この長手軸の下部先端部にラッチ部20が係合装置5の突出部10と係合可能なように形成されている。さらに、係合部材4は、この長手軸に沿ってカム部12が形成されている。そして、係合部材4において、ラッチ部20とカム部12が一体的に形成されている。図4の下図では、紙面上、ラッチ部20が下方に、カム部12が上方に配置された位置関係にある。これは、図3(3)の右下図である正面図において、係合部材4の表側にラッチ部20が、裏側にカム部12があることに対応している。
一方、係合部材4に係合可能な係合装置5については、図4の上図では、第2リンク17の突出部10は紙面上の下方に、第1リンク16のローラ9は紙面上の上方に配置された位置関係にある。
そこで、図4の上図と図4の下図を組み合わせる(より正確には、仮想的に重ね合わせる)ことで、係合装置5(第1リンク16)のローラ9と係合部材4との、昇降路鉛直方向視での位置関係が明らかになる。すなわち、係合部材4のカム部12は、係合装置5の第1リンク16に設けられたローラ9に当接可能性があることが分かる。さらに、係合部材4のラッチ部20は、係合装置5の第2リンク17に設けられた突出部10に係合可能性があることが分かる。
なお、ここであらかじめ述べておくが、より正確には次のとおりである。
転動する回転可能なローラ9が設けられた、係合装置5の第1リンク16は、係合部材4のカム部12に当接することで、第1リンク16の下部先端部が乗場ドアフレーム7に回転支持されていることから、第1リンク16に設けられた回転可能なローラ9が係合部材4のカム部12に当接して転動しながら案内されることで、第1リンク16は揺動する(反時計回りに回転する)ことになる。この内容については、後ほど図5を用いて説明する(確認する)。
また、より正確には次のとおりである。ドア全閉状態で係合部材4のラッチ部20は、係合装置5の第2リンク17に設けられた突出部10に係合する。なお、第2リンク17は、第1リンク16に対し揺動可能なように、上部先端部と下部先端部との間で第1リンク16の上部先端部に回転支持されていることは既に前述しているが、プランジャの励磁により、時計回りに回転することになる。
図5は、ドアロック装置1の各構成部品における、戸開状態から戸閉状態(ドア全閉状態)までの動き(姿勢の変化)を段階的に分けて、図5(1)~図5(4)に示した図である。図5(1)は、係合部材が降下して、係合部材4のカム部がローラ9に当接した状態を示す。図5(2)は、係合部材のラッチ部と第2リンクの突出部とが当接した状態を示す。図5(3)は、図2(2)が示す状態からさらに戸閉動作が続いた状態を示す。図5(4)は、戸全閉のロック状態を示す。
なお、図5は、ソレノイド13は励磁していない状態を示す図である。
図5(1)は、係合部材4が降下して、係合部材4のカム部12がローラ9に当接した状態を示す。図5(1)の状態から、係合部材4がさらに降下することによって図5(2)の状態に移行する。すなわち、係合部材4によって第1リンク16のローラ9が押されて、第1リンク16は軸1を支点として反時計回りに回転する。この図5(2)の状態では、第2リンク17は、第2バネ23とストッパー19によって、突出部10が係合部材4に当接する位置に保持されている。このとき、係合部材4のカム部12の背面12b側(図2の正面図における右側)が、固定ローラ11によって案内されて、係合部材4は降下している。
そして、乗場ドアパネル6が戸開状態からドア全閉状態へ移行する過程において係合部材4が下降運動するとき、係合部材4は、固定ローラ11とローラ9との間を通過する。この係合部材4が固定ローラ11とローラ9との間を通過するとき、係合部材4のカム部12におけるカム面12aがローラ9に案内され、係合部材4のカム部12におけるカム面12aではない面(背面12b)が固定ローラ11に案内されるものである。
ここで、すでに先に述べたように、乗場ドアパネル6の開閉運動時の、乗場ドアフレーム7に対する抵抗力を低減することの強い要望がある。
そこで、上開きドアのドア装置では、一般に、すき間を持った溝付きガイド8(ローラおよびシュー)でガイドすることになる。そのため、全閉位置での戸の位置(図1の正面図における水平方向での位置)はすき間分必ずばらつくことになる。
なお、ここでのすき間とは、本実施の形態では、図1の正面図における水平方向(すなわち、図1の紙面状の左右方向)の、乗場ドアフレーム7と溝付きガイド8との間のすき間のことである。
そこで、本発明では、乗場ドアパネル6が戸開状態からドア全閉状態へ移行する過程において係合部材4が下降運動するとき、係合部材4は、固定ローラ11とローラ9との間を通過する。この係合部材4が固定ローラ11とローラ9との間を通過するとき、係合部材4のカム部12におけるカム面12aがローラ9に案内され、係合部材4のカム部12におけるカム面12aではない面(背面12b)が固定ローラ11に案内するように構成している。
この構成によれば、カム部12を有する係合部材4が、ローラ9と固定ローラ11によりガイドされることにより、戸を決まった位置に補正させることでラッチ部20の係合位置(図1の正面図における水平方向での位置)のバラツキを減らし、確実な接点動作を実現できることになる。
さらに、図5(2)は、係合部材4のラッチ部20と第2リンク17の突出部10とが当接した状態を示している。
図5(2)の状態から、係合部材4がさらに降下することによって図5(3)の状態に移行する。すなわち、第2リンク17の突出部10が係合部材4のラッチ部20に押されて、第2リンク17は軸2を支点として時計回りに回転する。
図5(3)の状態から、係合部材4がさらに降下することによって図5(4)の状態に移行する。すなわち、係合部材4のラッチ部20が第2リンク17の突出部10を通過し、第2リンク17の突出部10が第2バネ23に押されてストッパー19に当たるまで反時計回りに回転し、係合部材4のラッチ部20と第2リンク17の突出部10が係合状態(ロック状態)となる。また、このとき、第1接点14と第2接点15は接触し、電気的に閉状態となることで通電することで、ロック状態を検出する。
なお、図5(4)は、戸全閉状態を示している。
この図5では、図5の説明の冒頭で述べたように、ソレノイド13は励磁していない状態において、ドアロック装置1の各構成部品における、戸開状態から戸閉状態(ドア全閉状態)までの動き(姿勢の変化)を段階的に分けて示した図である。すなわち、戸開状態から戸閉状態(ドア全閉状態)まで係合部材4を下降運動させた場合について、ソレノイド13は励磁していない状態において、係合装置5の各構成部品の動き(姿勢の変化)を段階的に分けて示した図である。
そこで、図6に示すような仮にソレノイド13を励磁したままの状態であれば、戸開状態から係合部材4を下降運動させた場合には、係合部材4は、例えば、係合装置5の第1リンク16や第2リンク17に当接することなく戸閉状態(ドア全閉状態)まで下降運動できることになる。
したがって、戸開状態から戸閉状態(ドア全閉状態)まで係合部材4を下降運動させた場合に、ソレノイド13の励磁、非励磁に関係なく、係合部材4を戸閉状態(ドア全閉状態)まで下降運動させた時点で、ソレノイド13を非励磁にすれば、ドアロック装置1を実現することができることになる。
図6は、戸閉状態においてソレノイド13が励磁され、ロックを解除された状態を示す図である。なお、図6において、このときの第1接点14と第2接点15との乖離距離(接点間距離)は、L3とする。
ここでは、ソレノイド13が励磁されてプランジャが上方向へ直進運動するとする。そして、このプランジャの上方向へ直進運動によって、軸4が上方向へ移動し、継手を介して軸3が移動して、第2リンク17が第2バネ23のバネ力に打ち勝って時計回りに回転することで、結果的に、第2リンク17の突出部10と係合部材4のラッチ部20との係合を外すことができ、そして第1接点14と第2接点15を離すことができる。
なお、先に述べたように、第2バネ23は第2リンク17を第1接点14と第2接点15との電気的接点を閉状態にする方向へ、第1バネ23は第1リンク16を第1接点14と第2接点15との電気的接点を開状態にする方向へ、それぞれ移動力を与えるものである。
したがって、このことから、ソレノイド13は第2リンク17の重心に作用する回転力と第2バネ23による力に打ち勝つ吸引力を発生させればよく、乖離力としてはソレノイド13の吸引力に第1バネ23による力を加えることが可能なため、もし第1バネ23による力を大きく設定できれば、ソレノイド13の発生力(このときは吸引力)を低く抑えることができることから、ソレノイド13の小型化が容易に実現できる。
そのため、吸引力が高いソレノイド13を使用することなく、接点固着を確実に乖離させることが出来る上開きドア用ドアロック装置1を実現することができる。
また、第1接点14と第2接点15との間で作用する乖離力として、第1バネ23のバネ力を加えることができるため、従来の場合であれば、第1接点14と第2接点15との固着がたとえ発生するような状態であっても、第1バネ23のバネ力の適切な設計によって、確実に乖離させることができる。
この後、戸閉状態から戸開動作へ移行し、乗場ドアパネル6が上方向に戸開することに伴って、係合部材4が上昇する。
図7は、図6が示す状態から戸開動作を開始し戸開動作継続中の状態を示す図である。
図7は、係合部材4の上昇運動に伴って第1リンク16のローラ9がそれまで案内されていた係合部材4のカム部12から離れることによって、第1接点14と第2接点15との間の距離がさらに広がる。つまり、第1接点14と第2接点15との乖離距離(接点間距離)は、図6においてはL3であったが、図7においてはL4(>L3)となっている。
このことは、第1接点14の変位は、第1リンク16と第2リンク17の幾何学的な構造から決定でき、結論的には、第1リンク16の回転変位と第2リンク17の回転変位とが合成された形で与えられることから明らかである。
したがって、本発明によれば、第1接点14と第2接点15との間に十分な乖離距離を取ることが可能になるため、従来の場合であれば第1接点14と第2接点15との固着がたとえ発生するような状態であっても、固着が発生しづらくすることができるという効果を奏する。
なお、本発明の別の実施の形態に係る上開きドアのドアロック装置1の一部の構成として、図8に示す構成がある。 図8は、係合装置5および係合部材4の平面図を示す図である。図8の上図が係合装置5の平面図、図8の下図が係合部材4の平面図である。

図8は、図4(本発明の実施の形態に係る上開きドアのドアロック装置1)に示す、本発明の実施の形態1に係る上開きドアのドアロック装置1を構成する、係合装置5および係合部材4の平面図に対応した図である。図8と図4は、ドアロック装置1を構成する、係合装置5および係合部材4のそれぞれの向き(昇降路鉛直方向視における)が、90度回転させた関係にある。
図8に示す構成は、図4に示す構成と比較して、係合装置5および係合部材4のそれぞれの向き(昇降路鉛直方向視における)が異なるだけの違いである。
したがって、この違いを除けば、本質的には、図4に示す構成を含む、本発明の実施の形態に係る上開きドアのドアロック装置1について先に説明した内容と同様であることは明らかである。
そのため、図8に示す構成を含む本発明の別の実施の形態に係る上開きドアのドアロック装置1によれば、本発明の実施の形態に係る上開きドアのドアロック装置1で説明した効果を得ることができる。
1 ドアロック装置、2 上開きドア装置、3 表カバー、4 係合部材、5 係合装置、6 乗場ドアパネル、6a 上部の乗場ドアパネル、6b 下部の乗場ドアパネル、7 乗場ドアフレーム、8 溝付きガイド、8a 溝付きガイドローラ、8b 溝付きガイドシュー、9 ローラ、10 (第2リンク17の)突出部、11 固定ローラ、12 (係合部材4の)カム部、12a (カム部12の)カム面、12b (カム部12の)背面、13 ソレノイド、14 第1接点、15 第2接点、16 第1リンク、17 第2リンク、18 ベース、19 ストッパー、20 ラッチ部、21 第1回転軸、22 第2回転軸、23 第1バネ、24 第2バネ。

Claims (7)

  1. 乗場ドアパネルに固定され、当該乗場ドアパネルの開閉運動に伴い上下運動する係合部材と、
    乗場ドアフレームに固定され、前記乗場ドアパネルがドア全閉状態で前記係合部材と係合可能な係合装置と、を備えた上開き型ドアのドアロック装置において、
    前記係合部材は、
    前記乗場ドアパネルの開閉方向に第1長手軸を持っており、
    当該第1長手軸に設けられて前記係合装置と係合可能なラッチ部を有し、
    前記係合装置は、
    上下方向に第2長手軸を持ち、当該第2長手軸から水平方向の係合部材側に突出する形状を有しており、当該第2長手軸のいずれかの箇所が前記乗場ドアフレームに固定され且つ第1回転軸にて回転支持されて、当該突出する形状の部分において前記係合部材に当接することで揺動する第1リンクと、
    上下方向に第3長手軸を持ち、当該第3長手軸から水平方向に突出してドア全閉状態で前記係合部材のラッチ部と係合可能な突出部を有し、第2回転軸にて前記第1リンクに回転支持される第2リンクと、
    を有し、
    前記第2リンクは、
    前記第1リンクに対して揺動可能であり、
    前記第1リンクに回転支持された前記第2回転軸をはさんで一方側に第1接点を他方側に前記突出部を設け、
    前記第1リンクの揺動運動と前記第2リンクの揺動運動とが合成された結果、当該突出部が、ドア全閉状態で前記係合部材のラッチ部と係合するとき、前記第1接点が前記乗場ドアフレームに固定された第2接点との間で電気的接点の閉動作となるように構成されている、
    ことを特徴とする、上開き型ドアのドアロック装置。
  2. 前記係合部材は、
    前記第1長手軸に沿ってカム面が形成されたカム部をさらに有し、
    前記第1リンクは、
    前記第2長手軸の下部が前記乗場ドアフレームに固定され且つ第1回転軸にて回転支持されると共に、前記突出する形状を上部に有しており、
    当該突出する形状の部分に前記係合部材のカム部が当接することで揺動し、
    前記第2リンクは、
    前記第3長手軸の、上部先端部と下部先端部との間で、前記第2回転軸にて前記第1リンクに回転支持される、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の上開き型ドアのドアロック装置。
  3. 前記第1リンクは、
    前記突出する形状の部分に前記係合部材のカム部におけるカム面が当接することで転動するローラが設けられ、当該ローラに前記係合部材のカム部におけるカム面が当接することで揺動する、
    ことを特徴とする、請求項2に記載の上開き型ドアのドアロック装置。
  4. 前記第1リンクには、
    前記第1リンクの上部が、前記第1回転軸を中心に回転して前記係合部材側の方向へ移動するための付勢力を与える第1バネが接続されている、
    ことを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の上開き型ドアのドアロック装置。
  5. 前記第2リンクには、
    前記第2リンクの突出部が、前記第2回転軸を中心に回転して前記係合部材側の方向へ移動するための付勢力を与える第2バネが接続されている、
    ことを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の上開き型ドアのドアロック装置。
  6. 前記乗場ドアフレームに固定された固定ローラを有し、
    前記乗場ドアパネルが戸開状態からドア全閉状態へ移行する過程において前記係合部材が下降運動するとき、
    当該係合部材は、前記固定ローラと前記第1リンクに設けられたローラとの間を通過しながら、前記係合部材のカム部におけるカム面が前記ローラに案内され、前記係合部材のカム部におけるカム面ではない面が前記固定ローラに案内される、
    ことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の上開き型ドアのドアロック装置。
  7. 乗場ドアパネルに固定され、当該乗場ドアパネルの開閉運動に伴い上下運動する係合部材と、
    乗場ドアフレームに固定され、前記乗場ドアパネルがドア全閉状態で前記係合部材と係合可能な係合装置と、前記乗場ドアフレームに固定された固定ローラと、を備えた上開き型ドアのドアロック装置において、
    前記係合部材は、
    前記乗場ドアパネルの開閉方向に第1長手軸を持っており、
    当該第1長手軸に設けられて前記係合装置と係合可能なラッチ部を有し、
    前記係合装置は、
    上下方向に第2長手軸を持ち、当該第2長手軸のいずれかの箇所が前記乗場ドアフレームに固定され且つ第1回転軸にて回転支持されて前記係合部材に当接することで揺動する第1リンクと、
    上下方向に第3長手軸を持ち、当該第3長手軸から水平方向に突出してドア全閉状態で前記係合部材のラッチ部と係合可能な突出部を有し、第2回転軸にて前記第1リンクに回転支持される第2リンクと、
    を有し、
    前記第2リンクは、
    前記第1リンクに対して揺動可能であり、
    前記第1リンクに回転支持された前記第2回転軸をはさんで一方側に第1接点を他方側に前記突出部を設け、
    前記第1リンクの揺動運動と前記第2リンクの揺動運動とが合成された結果、当該突出部が、ドア全閉状態で前記係合部材のラッチ部と係合するとき、前記第1接点が前記乗場ドアフレームに固定された第2接点との間で電気的接点の閉動作となるように構成され、
    前記乗場ドアパネルが戸開状態からドア全閉状態へ移行する過程において前記係合部材が下降運動するとき、
    当該係合部材は、前記固定ローラと前記第1リンクに設けられたローラとの間を通過しながら、前記係合部材のカム部におけるカム面が前記ローラに案内され、前記係合部材のカム部におけるカム面ではない面が前記固定ローラに案内される、
    ことを特徴とする、上開き型ドアのドアロック装置。
JP2020508754A 2018-03-29 2018-03-29 上開き型ドアのドアロック装置 Active JP7004064B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/013442 WO2019186958A1 (ja) 2018-03-29 2018-03-29 上開き型ドアのドアロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019186958A1 JPWO2019186958A1 (ja) 2020-09-03
JP7004064B2 true JP7004064B2 (ja) 2022-01-21

Family

ID=68059628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020508754A Active JP7004064B2 (ja) 2018-03-29 2018-03-29 上開き型ドアのドアロック装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7004064B2 (ja)
CN (1) CN111886194B (ja)
WO (1) WO2019186958A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001341963A (ja) 2000-06-05 2001-12-11 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータの乗場ドアの手動開放方法
JP2009067517A (ja) 2007-09-12 2009-04-02 Mitsubishi Electric Corp エレベータの乗場戸閉装置
WO2009153845A1 (ja) 2008-06-16 2009-12-23 三菱電機株式会社 エレベータのカゴドアロック装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4839822Y1 (ja) * 1969-09-25 1973-11-22
JPH0455014Y2 (ja) * 1987-12-23 1992-12-24
US4926975A (en) * 1989-02-13 1990-05-22 Inventio Ag Elevator car with improved door lock
JP2012254845A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Mitsubishi Electric Corp エレベータ
CN204549769U (zh) * 2015-04-17 2015-08-12 东芝电梯株式会社 轿厢门锁定装置
JP2016210584A (ja) * 2015-05-12 2016-12-15 クマリフト株式会社 小荷物専用昇降機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001341963A (ja) 2000-06-05 2001-12-11 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータの乗場ドアの手動開放方法
JP2009067517A (ja) 2007-09-12 2009-04-02 Mitsubishi Electric Corp エレベータの乗場戸閉装置
WO2009153845A1 (ja) 2008-06-16 2009-12-23 三菱電機株式会社 エレベータのカゴドアロック装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN111886194A (zh) 2020-11-03
CN111886194B (zh) 2022-03-18
WO2019186958A1 (ja) 2019-10-03
JPWO2019186958A1 (ja) 2020-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101742927B1 (ko) 엘리베이터의 엘리베이터 칸 도어락 장치
US7398862B2 (en) Car door lock
JP4858570B2 (ja) 車両用サンルーフ装置
JP5383677B2 (ja) エレベータのカゴドアロック装置
JP2007521202A (ja) 伸縮式敷居を有するエレベーターアセンブリー
JP2635529B2 (ja) エレベーターの連動装置
JP2011063384A (ja) エレベータドア係合装置
WO2009128155A1 (ja) エレベーターのカゴドアロック装置
JP2011148635A (ja) エレベータのドア装置
JPH08319074A (ja) ある階で停止したエレベータかごのドリフト防止装置
CN116262432A (zh) 用于车辆的滑动车门装置
KR200482807Y1 (ko) 카도어 잠금장치를 구비한 엘리베이터의 클러치
JP7004064B2 (ja) 上開き型ドアのドアロック装置
JP2001253671A (ja) エレベータドアのインタロック装置
JP2007076781A (ja) エレベータドアのインターロック解除機構
JP6441444B1 (ja) エレベータの戸開走行防止装置
JP2016199172A (ja) ホーム柵
JP2007084294A (ja) エレベータのドアシステム
CN112638813A (zh) 电梯的轿厢门装置
US20210230912A1 (en) Automotive latch including bearing and double pawl to facilitate release effort
CN107055289A (zh) 电梯装置
JP7515793B1 (ja) エレベータの乗場ドア係合装置及びエレベータ
JP4462049B2 (ja) 輸送機用扉装置
CN206336903U (zh) 电梯装置
JP2012224175A (ja) 車両用ドア装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200218

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7004064

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150