JP7003840B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、貯湯式給湯機に関する。
従来の貯湯式給湯機には、貯湯タンク内の貯湯水と浴槽内の浴槽水とを熱交換器により熱交換することで、浴槽水を追い焚きできるものがある。この貯湯式給湯機では、追い焚き運転時に、熱交換器と浴槽とを接続する浴槽水循環回路を浴槽水が循環するため、浴槽水循環回路内に浴槽水中の汚れが付着する。そのため、微細気泡発生装置であるエジェクタを用いて浴槽水循環回路内の浴槽水中に微細気泡を発生させることで、浴槽水循環回路内に付着した汚れを除去する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011-133125号公報
上記の貯湯式給湯機においては、浴槽水を排出している間に、浴槽水循環回路内の洗浄を実施するようにしている。しかしながら、浴槽水の排出時に浴槽水循環回路内の洗浄を行う場合、洗浄が不十分な場合があった。
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたものであり、浴槽水の排水時に実施するよりも効果的に浴槽水循環回路内を洗浄できる貯湯式給湯機を得ることを目的とするものである。
本発明に係る貯湯式給湯機は、湯水を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンク内の貯湯水と浴槽内の浴槽水とを熱交換可能な熱交換器と、貯湯タンクから出て、熱交換器を通って貯湯タンクに戻る貯湯水循環回路と、浴槽から出て、熱交換器を通って浴槽に戻る浴槽水循環回路と、貯湯水循環回路に貯湯水を循環させる貯湯水循環ポンプと、浴槽水循環回路に浴槽水を循環させる浴槽水循環ポンプと、浴槽水循環回路内の浴槽水中に気泡を発生させて浴槽水循環回路内を洗浄する気泡発生装置と、貯湯タンクの下部の貯湯水と浴槽水の熱とを熱交換器で熱交換し、貯湯水を貯湯タンクの中部へ流入させて浴槽水の熱を貯湯水に回収する浴槽熱回収運転を行う浴槽熱回収手段を有し、浴槽熱回収運転時に、貯湯水循環ポンプと浴槽水循環ポンプとを運転させて浴槽水の熱を貯湯水に回収する熱回収と、浴槽水循環ポンプを熱回収時よりも高い回転数で運転させて浴槽内の浴槽水を撹拌する撹拌とを実行し、撹拌時に気泡発生装置を運転させる制御手段と、を備えたものである。
本発明の貯湯式給湯機によれば、浴槽熱回収運転時に洗浄装置を運転させることにより、浴槽水の排水時よりも効果的に浴槽水循環回路内の洗浄を行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機の構成図である。 本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機の制御手段の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機の浴槽熱回収制御手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る貯湯式給湯機の浴槽熱回収制御手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る貯湯式給湯機の浴槽熱回収制御手段の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る貯湯式給湯機の浴槽熱回収制御手段の動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
まず、実施の形態1の貯湯式給湯機の構成を、図1および図2を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機の構成図であり、図2は本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機の制御手段の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、貯湯式給湯機100は、貯湯タンクユニット1と加熱ユニット2とリモコン60とを備える。貯湯タンクユニット1と加熱ユニット2とは、加熱ユニット往き配管6と加熱ユニット戻り配管7とで接続されている。
貯湯タンクユニット1は、湯水を貯留する貯湯タンク3、熱交換器4、気泡発生装置5、各種配管6~20、各種弁21~25、各種ポンプ31~33、各種温度検出手段41~47、制御手段50およびタイマー70を備える。
加熱ユニット2は、貯湯タンク3の下部から加熱ユニット往き配管6を介して導かれた低温水を加熱するための加熱手段であり、例えば、ヒートポンプ式、燃料式またはヒータ式のものを用いる。加熱ユニット往き配管6には、貯湯タンク3の下部の低温水を加熱ユニット2に送って貯湯タンク3に戻すように循環させる沸き上げ循環ポンプ31が設けられている。また、加熱ユニット戻り配管7には、加熱ユニット2で加熱された高温水の温度を検出する沸き上げ温度検出手段42が設けられている。
貯湯タンク3の内部には、下方に比較的低温の湯水の層が存在し、上方に行くほど比較的高温の湯水の層が存在する、所謂温度成層が形成されている。貯湯タンク3には、高さの異なる位置に、貯湯タンク3内の各温度層の湯水の温度を検出する複数の貯湯温度検出手段41a~41fが設けられている。
貯湯タンク3の下部には、水道等からの市水を貯湯タンク3に供給する給水配管8、加熱ユニット2の入口に接続される加熱ユニット往き配管6、第1のタンク下部配管9および第2のタンク下部配管10が接続されている。また、貯湯タンク3の中部には、タンク中部配管11が接続され、貯湯タンク3の上部には、タンク上部配管12および高温導出配管13が接続されている。
第1のタンク下部配管9は、第1の切換弁21に接続されている。第1の切換弁21には、第1のタンク下部配管9と、加熱ユニット2の出口に接続される加熱ユニット戻り配管7と、第2の切換弁22に接続される接続配管14とが接続されている。また、第2の切換弁22には、タンク上部配管12と、接続配管14と、熱交換器4の入口に接続される熱交換器往き配管15とが接続されている。
タンク中部配管11は、第3の切換弁23に接続されている。第3の切換弁23には、タンク中部配管11と、第2のタンク下部配管10と、熱交換器4の出口に接続される熱交換器戻り配管16とが接続されている。熱交換器戻り配管16には、貯湯タンク3内の貯湯水を熱交換器4に送って貯湯タンク3に戻すように循環させる貯湯水循環ポンプ32が設けられている。なお、貯湯水循環ポンプ32は、熱交換器往き配管15に設けても良い。
第1の切換弁21、第2の切換弁22および第3の切換弁23は、沸き上げ運転時、追い焚き運転時および浴槽熱回収運転時において、貯湯水の流路を切り換えることができる。
高温導出配管13は、途中で分岐して、一方は湯栓温調弁24に接続され、他方は湯はり温調弁25に接続される。湯栓温調弁24には、高温導出配管13と、一端が給水配管8に接続されて市水を供給する給水混合配管17と、蛇口またはシャワー等の湯栓に接続される湯栓配管18とが接続されている。湯栓温調弁24では、高温導出配管13から供給される高温水と給水混合配管17から供給される市水とを混合して、湯栓配管18に供給する湯の温度調節を行う。また、湯はり温調弁25には、高温導出配管13と、給水混合配管17と、浴槽200に接続される浴槽往き配管19とが接続されている。湯はり温調弁25では、高温導出配管13から供給される高温水と給水混合配管17から供給される市水とを混合して、浴槽往き配管19に供給する湯の温度調節を行う。
高温導出配管13には、タンク上部から導出する高温水の温度を検出する導出温度検出手段43が設けられている。給水混合配管17には、給水する市水の温度を検出する給水温度検出手段44が設けられている。湯栓配管18には、湯栓へ供給する湯の温度を検出する湯栓温度検出手段45が設けられている。
浴槽200と熱交換器4とは、浴槽200に取付けられた浴槽アダプタ210を介して浴槽往き配管19と浴槽戻り配管20とで接続されている。浴槽往き配管19と浴槽戻り配管20とにより、浴槽水循環回路80が形成されている。浴槽水循環回路80には、浴槽200内の浴槽水を熱交換器4に送って浴槽200内に戻すように循環させる浴槽水循環ポンプ33が設けられている。また、浴槽戻り配管20には、浴槽200から熱交換器4に送る浴槽水の温度を検出する浴槽水温度検出手段46と、気泡発生装置5とが設けられている。なお、浴槽水の温度を検出する浴槽水検出手段46は、浴槽戻り配管20にではなく、浴槽アダプタ210や浴槽200に直接設けても良い。
気泡発生装置5は、例えばエジェクタ構造のものであり、空気を取り込むことにより、浴槽水循環回路80の浴槽水中に洗浄効果のある微細気泡を発生させることができる。気泡発生装置5には、取り込む空気の温度を検出する空気温度検出手段47が設けられている。
リモコン60は、ユーザからの操作を受け付ける操作機器である。リモコン60には、図示していないが、追い焚き運転および浴槽熱回収運転の開始を指令可能なボタン、及び、追い焚き運転時の浴槽水の目標温度を設定可能なボタン等が設けられている。また、リモコン60には、気泡発生装置5の運転状態を表示する運転状態表示手段61、及び、気泡発生装置5に取り込む空気の温度を表示する空気温度表示手段62が設けられている。
次に、図2を用いて、貯湯式給湯機100の制御手段50の構成を説明する。図2に示すように、制御手段50には、リモコン60、日時検出手段であるタイマー70、貯湯温度検出手段41a~41f、沸き上げ温度検出手段42、導出温度検出手段43、給水温度検出手段44、湯栓温度検出手段45、浴槽水温度検出手段46および空気温度検出手段47からの情報が入力される。制御手段50は、入力されたこれらの情報に基づいて、加熱ユニット2、気泡発生装置5、各種弁21~25、各種ポンプ31~33およびリモコン60の動作を制御する。
制御手段50は、沸き上げ制御手段51と、追い焚き制御手段52と、浴槽熱回収制御手段53とを備える。沸き上げ制御手段51は、貯湯タンク3内の貯湯水を沸き上げる沸き上げ運転を制御する。追い焚き制御手段52は、浴槽200内の浴槽水を追い焚きする追い焚き運転を制御する。浴槽熱回収制御手段53は、浴槽200内の浴槽水の熱を貯湯タンク3内の貯湯水に回収する浴槽熱回収運転を制御する。
次に、貯湯式給湯機100の基本的な運転動作を説明する。
まず、沸き上げ運転時の貯湯式給湯機100の動作を説明する。沸き上げ運転は、貯湯タンク3内の貯湯水を加熱ユニット2に循環させて加熱することで、貯湯タンク3の蓄熱量を増加させる運転である。
沸き上げ運転において、沸き上げ制御手段51は、第1の切換弁21および第2の切換弁22を沸き上げ運転時の流路に切り換え、加熱ユニット2および沸き上げ循環ポンプ31を運転させる。これにより、貯湯タンク3の下部から沸き上げ循環ポンプ31により導出された低温水が加熱ユニット往き配管6を通って加熱ユニット2に送られ、加熱ユニット2で加熱されて高温水となる。この高温水が加熱ユニット戻り配管7、第1の切換弁21、接続配管14、第2の切換弁22およびタンク上部配管12を通って、貯湯タンク3の上部に流入する。沸き上げ制御手段51は、貯湯タンク3の蓄熱量を、予め設定されている蓄熱量以上となるように沸き上げ運転を制御する。具体的には、沸き上げ制御手段51は、貯湯温度検出手段41a~41fで検出される貯湯タンク3の蓄熱量が、設定された蓄熱量よりも小さい場合には沸き上げ運転を開始させ、設定された蓄熱量以上となったら沸き上げ運転を終了させる。
次に、追い焚き運転時の貯湯式給湯機100の動作を説明する。追い焚き運転は、浴槽200内の浴槽水の温度が低下した場合に、浴槽水より温度が高い貯湯タンク3の上部の高温水と、浴槽水とを熱交換することで、浴槽水の温度を上昇させる運転である。
追い焚き運転において、追い焚き制御手段52は、浴槽水循環ポンプ33を運転させ浴槽水が浴槽水循環回路80を循環している状態において、第2の切換弁22および第3の切換弁23を追い焚き運転時の流路に切り換え、貯湯水循環ポンプ32を運転させる。これにより、貯湯タンク3の上部の高温水が、タンク上部配管12、第2の切換弁22および熱交換器往き配管15を通って熱交換器4に送られ、熱交換器4において浴槽水との熱交換が行われる。熱交換器4において浴槽水に熱を与えて温度低下した湯水は、熱交換器戻り配管16、第3の切換弁23および第2のタンク下部配管10を通って、貯湯タンク3の下部に流入する。また、熱交換器4において貯湯水から熱を受け取って温度上昇した浴槽水は、浴槽往き配管19を通って、浴槽アダプタ210から浴槽200に流入する。追い焚き制御手段52は、浴槽水温度検出手段46で検出される浴槽水の温度が、リモコン等で設定されている目標温度になるまで、追い焚き運転を実施する。
次に、浴槽熱回収運転時の貯湯式給湯機100の動作を説明する。浴槽熱回収運転は、上述した追い焚き運転とは逆に、浴槽水より温度が低い貯湯タンク3の下部の低温水と、浴槽水とを熱交換することで、浴槽水の有する熱を貯湯水に回収する運転である。浴槽熱回収運転時には、図1にて太線で示した貯湯水循環回路90を貯湯水が循環する。また、浴槽熱回収運転において、浴槽熱回収制御手段53は、熱回収と撹拌の二つの動作を実行する。
まず、熱回収時の動作について説明する。熱回収時には、浴槽熱回収制御手段53は、浴槽水循環ポンプ33を運転させ浴槽水が浴槽水循環回路80を循環している状態において、第1の切換弁21、第2の切換弁22および第3の切換弁23を浴槽熱回収運転時の流路に切り換え、貯湯水循環ポンプ32を運転させる。これにより、貯湯タンク3の下部の低温水が、第1のタンク下部配管9、第1の切換弁21、接続配管14、第2の切換弁22および熱交換器往き配管15を通って、熱交換器4に送られ、熱交換器4において浴槽水との熱交換が行われる。熱交換器4において浴槽水から熱を受け取って温度上昇した湯水は、熱交換器戻り配管16、第3の切換弁23およびタンク中部配管11を通って、貯湯タンク3の中部に流入する。
また、熱交換器4において貯湯水に熱を与えて温度低下した浴槽水は、浴槽往き配管19を通って、浴槽アダプタ210から浴槽200に流入する。ここで、熱回収時における浴槽水循環ポンプ33の回転数は、後述する撹拌時の回転数よりも低く設定している。そのため、熱交換器4において浴槽水と貯湯水との熱交換が十分に行われるので、浴槽200に流入する浴槽水の温度は、浴槽200にある浴槽水と比較して、大幅に低くなっている。また、浴槽水循環ポンプ33の回転数は、浴槽水の撹拌が抑制される程度に低いので、浴槽200の内部には、下方に比較的低温の浴槽水の層が存在し、上方に行くほど比較的高温の浴槽水の層が存在する、所謂温度成層が形成される。
これにより、熱回収時には、温度成層を形成しながら、浴槽200内の上方の比較的高温の浴槽水を熱交換器4に送ることができる。そして、熱回収を継続すると、高温水の層と低温水の層との境界線が上方に上昇し、低温の浴槽水を熱交換器4に送るようになるため、熱交換の効率が下がってくる。そこで、上方に残っている高温水の熱を回収するため、次に撹拌を行い、浴槽200内の温度を均一化させる。
撹拌時の動作について説明する。撹拌時には、浴槽熱回収制御手段53は、熱回収時よりも高い回転数で、浴槽水循環ポンプ33を運転させる。それにより、浴槽往き配管19を通った浴槽水が、浴槽アダプタ210から浴槽200内に勢い良く流入するので、浴槽200内の浴槽水が撹拌されることになる。これにより、浴槽200内の温度成層が破壊され浴槽水の温度が均一化されるので、熱交換器4に送る浴槽水の温度を撹拌前より上げることができる。浴槽熱回収制御手段53は、撹拌を行った後、浴槽水に回収可能な熱が残っていると判定した場合には、浴槽水循環ポンプ33の回転数を下げ、再度熱回収を実行する。以上のようにして、浴槽熱回収制御手段53は、浴槽水の熱を回収できるところまで、熱回収と撹拌とを繰り返す。
なお、撹拌の間、貯湯水循環ポンプ32は、運転させ続けても良いし、停止させていても良い。撹拌中は、浴槽水循環ポンプ33の回転数を上げており、熱交換器4における熱交換効率は低いため、貯湯水循環ポンプ32を停止させるか、または、低回転数で運転させる方が、省エネの観点からは好ましい。
次に、図3を用いて、浴槽熱回収運転時の浴槽熱回収制御手段53の動作を説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機の浴槽熱回収制御手段の動作を示すフローチャートである。実施の形態1の貯湯式給湯機100では、浴槽熱回収運転を行っている間に、浴槽水循環回路80内の洗浄を実施する。
リモコン60の浴槽熱回収運転開始を指令するためのボタンが押されたとき、浴槽熱回収制御手段53は浴槽熱回収運転の制御フローを開始する。なお、浴槽熱回収運転の開始は手動によるものには限られず、例えば、リモコンにおいて予め予約設定していた時間となったとき、または、制御手段50がユーザの入浴が完了したことを判断したときなどに、自動で開始されるようにしても良い。
ステップS1において、浴槽熱回収制御手段53は、気泡発生装置5の運転を開始させ、気泡の発生を開始させる。
ステップS2において、浴槽熱回収制御手段53は熱回収を開始させる。具体的には、浴槽熱回収制御手段53は、各種弁21~23を浴槽熱回収運転時の流路に切り換え、貯湯水循環ポンプ32および浴槽水循環ポンプ33を運転させる。
ステップS3において、浴槽熱回収制御手段53は、熱回収を継続するか否かを判定する。熱回収を継続するか否かは、貯湯水と浴槽水の熱交換量が低下したか否かに基づいて判定する。例えば、浴槽水温度検出手段46で検出される浴槽水の温度が予め設定されている値より下がった場合には、浴槽熱回収制御手段53は熱交換量が低下したと判定し、熱回収を継続しないと判定する。また、浴槽水温度検出手段46で検出される浴槽水の温度が予め設定されている値以上の場合には、浴槽熱回収制御手段53は熱交換量が低下していないと判定し、熱回収を継続すると判定する。なお、ここで用いる設定値としては、例えば、給水温度検出手段44で検出される市水温度+5℃、または、貯湯温度検出手段41fで検出されるタンク下部温度+5℃などと設定できる。
ステップS3において、熱回収を継続すると判定した場合には、再度ステップS3に戻り、熱回収を継続しないと判定するまでステップS3を繰り返す。ステップS3において、熱回収を継続しないと判定した場合にはステップS4に進み、熱回収を終了させる。
ステップS5において、浴槽熱回収制御手段53は撹拌を開始させる。具体的には、浴槽熱回収制御手段53は、浴槽水循環ポンプ33を、熱回収時よりも高い回転数で運転させる。
ステップS6において、浴槽熱回収制御手段53は、撹拌を継続するか否かを判定する。撹拌を継続するか否かは、浴槽200の温度分布が十分に均一になったか否かに基づいて判定する。例えば、浴槽水温度検出手段46で検出される浴槽水の温度の上昇スピードが予め設定されている値より小さくなった場合には、浴槽熱回収制御手段53は浴槽200の温度分布が均一になったと判定し、撹拌を継続しないと判定する。また、浴槽水温度検出手段46で検出される浴槽水の温度の上昇スピードが予め設定されている値以上の場合には、浴槽熱回収制御手段53は浴槽200の温度分布が均一になっていないと判定し、撹拌を継続すると判定する。なお、ここで用いる設定値としては、例えば、1℃/分などと設定できる。また、浴槽200の温度分布が十分に均一になったか否かは、浴槽200内に浴槽水の温度を検出する温度検出手段を設け、その温度検出手段により、温度分布を直接検出して判定するようにしても良い。
ステップS6において、撹拌を継続すると判定した場合には、再度ステップS6に戻り、撹拌を継続しないと判定するまでステップS6を繰り返す。ステップS6において、撹拌を継続しないと判定した場合にはステップS7に進み、撹拌を終了させる。
ステップS8において、浴槽熱回収制御手段53は、熱回収を再実施するか否かを判定する。熱回収を再実施するか否かは、浴槽200に回収可能な熱が残っているか否かに基づいて判定する。例えば、撹拌終了時に浴槽水温度検出手段46で検出される浴槽水の温度が予め設定されている値より高い場合には、浴槽熱回収制御手段53は回収可能な熱が残っていると判定し、熱回収を再実施すると判定する。また、撹拌終了時に浴槽水温度検出手段46で検出される浴槽水の温度が予め設定されている値以下の場合には、浴槽熱回収制御手段53は回収可能な熱が残っていないと判定し、熱回収を再実施しないと判定する。なお、ここで用いる設定値としては、例えば、給水温度検出手段44で検出される市水温度+10℃、または、貯湯温度検出手段41fで検出されるタンク下部温度+10℃などと設定できる。
ステップS8において、熱回収を再実施すると判定した場合には、ステップS2に戻り、再度熱回収を開始させる。ステップS8において、熱回収を再実施しないと判定した場合には、ステップS9に進み、気泡発生装置5の運転を停止させる。以上で、浴槽熱回収運転は終了する。
実施の形態1の貯湯式給湯機によれば、浴槽熱回収運転を行っている間に、浴槽水循環回路80内の洗浄を実施することにより、従来では浴槽水を排水している間の数分間しか洗浄ができなかったところを、浴槽熱回収運転という長時間の運転中に行うことにより、浴槽水循環回路80内の洗浄を長時間行うことができる。それにより、浴槽水の排水中に実施するよりも効果的に、浴槽水循環回路80内を洗浄することができる。また、浴槽熱回収運転を行っている間に、浴槽水循環回路80内の洗浄を実施するので、浴槽熱回収運転と浴槽水循環回路80内の洗浄とをそれぞれ単独で実施する場合と比べて、所要時間を減らすことができる。
また、気泡発生装置5は、浴槽水の循環量が多い方が、洗浄に好条件な微細な気泡を発生させやすい。そのため、循環量の多い撹拌時に気泡を発生させているので、洗浄効果を増大させることができる。
また、排水時に浴槽水循環回路80内の洗浄を実施しようとすると、気泡発生装置5により発生させた気泡を浴槽水循環回路80に循環させるために、浴槽水循環ポンプ33を運転する必要がある。一方で、浴槽熱回収運転時に浴槽水循環回路80内の洗浄を実施することで、洗浄を行うためだけに浴槽水循環ポンプ33を運転する必要がないので、浴槽熱回収運転と浴槽水循環回路80内の洗浄とをそれぞれ単独で実施する場合と比べて、浴槽水循環ポンプ33の消費電力量を削減することができる。同様に、洗浄に好条件な微細な気泡を発生させるためだけに浴槽水循環ポンプ33の回転数を上げる必要がないので、浴槽水循環ポンプ33の消費電力量を上げることなく、洗浄効果を増大させることができる。
また、浴槽水循環回路80に発生させた気泡は、浴槽200内に排出されて浴槽200内を上昇することにより浴槽水を撹拌するため、気泡の発生は撹拌時における撹拌効果を増大させる。そのため、気泡発生装置5を運転させながら撹拌を行う場合の浴槽水循環ポンプ33の回転数を、気泡発生装置5を運転させずに撹拌を行う場合より低く設定しても、気泡発生装置5を運転させずに撹拌を行う場合と同等の撹拌効果を得ることができる。よって、浴槽水循環ポンプ33の消費電力量を削減することができる。
また、リモコン60の運転状態表示手段61には、気泡発生装置5の運転状態が表示されるので、意図して気泡を発生させているか否かをユーザが確認することができる。そのため、浴槽200内における気泡の発生により、ユーザが貯湯式給湯機の故障を疑うことを回避することができる。
また、浴槽アダプタ210の形状を、気泡を含んだ浴槽水が浴槽200の底面と略平行方向に排出されるように構成すれば、気泡が浴槽200内に広範囲に広がるため、気泡による撹拌効果を増大させることができる。
実施の形態2.
実施の形態1の貯湯式給湯機では、浴槽熱回収運転の間、常に気泡を発生させていたが、実施の形態2の貯湯式給湯機では、浴槽熱回収運転の撹拌時にのみ気泡を発生させる。
実施の形態2の貯湯式給湯機の浴槽熱回収制御手段53以外の構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
図4を用いて、実施の形態2の貯湯式給湯機の浴槽熱回収制御手段53の動作を説明する。図4は、本発明の実施の形態2に係る貯湯式給湯機の浴槽熱回収制御手段の動作を示すフローチャートである。
浴槽熱回収運転の制御フローが開始すると、ステップS11において、浴槽熱回収制御手段53は熱回収を開始させる。
ステップS11~S14の動作は実施の形態1のステップS2~S5の動作と同様であるため、説明を省略する。
ステップS14において、撹拌が開始すると、ステップS15において、浴槽熱回収制御手段53は気泡発生装置5の運転を開始させる。
ステップS16において、浴槽熱回収制御手段53は、実施の形態1のステップS6と同様に、撹拌を継続する否かを判定する。ステップS16において、撹拌を継続すると判定した場合には、再度ステップS16に戻り、撹拌を継続しないと判定するまでステップS16を繰り返す。ステップS16において、撹拌を継続しないと判定した場合には、ステップS17において、浴槽熱回収制御手段53は気泡発生装置5の運転を停止させる。ステップS18において、浴槽熱回収制御手段53は撹拌を終了させる。
ステップS19において、浴槽熱回収制御手段53は、実施の形態1のステップS8と同様に熱回収を再実施するか否かを判定する。ステップS19において、熱回収を再実施すると判定した場合には、ステップS11に戻り、再度熱回収を開始させる。ステップS19において、熱回収を再実施しないと判定した場合には、浴槽熱回収運転は終了する。
ここで、浴槽水循環回路80内に発生させた気泡は、浴槽水を撹拌する効果があるため、熱回収時に気泡を発生させると、熱回収時に形成している温度成層を崩す可能性がある。しかしながら、実施の形態2の貯湯式給湯機によれば、撹拌時においてのみ、気泡を発生させるため、熱回収時において温度成層が崩れるのを防ぎつつ、浴槽水循環回路80内の洗浄を行うことができる。
また、気泡の発生を撹拌時のみに限定することで、実施の形態1と比較して洗浄時間は短くなるものの、撹拌時における浴槽水の循環量は多く、洗浄に好条件な微細な気泡を発生させることができるため、十分な洗浄効果を保つことができる。
実施の形態3.
実施の形態2の貯湯式給湯機では、撹拌の間、常に気泡を発生させていたが、実施の形態3の貯湯式給湯機では、撹拌時において、浴槽水の温度が予め設定されている値より低い場合にのみ気泡を発生させる。
実施の形態3の貯湯式給湯機の浴槽熱回収制御手段53以外の構成については、実施の形態1および2と同様であるため、説明を省略する。
図5を用いて、実施の形態3の貯湯式給湯機の浴槽熱回収制御手段53の動作を説明する。図5は、本発明の実施の形態3に係る貯湯式給湯機の浴槽熱回収制御手段の動作を示すフローチャートである。
図5において、ステップS14とステップS15との間に、ステップS21の動作が入っている点が実施の形態2とは異なる。
ステップS14において、撹拌が開始すると、ステップS21において、浴槽熱回収制御手段53は浴槽水温度検出手段46で検出される浴槽水の温度が予め設定されている値より低いか否かを判定する。ここで用いる設定値としては、例えば、給水温度検出手段44で検出される市水温度+15℃、または、貯湯温度検出手段41fで検出されるタンク下部温度+15℃などと設定できる。
ステップS21において、浴槽水の温度が設定値よりも低い場合には、ステップS15に進み、浴槽熱回収制御手段53は気泡発生装置5の運転を開始させる。ステップS21において、浴槽水の温度が設定値以上の場合には、ステップS15をとばしてステップS16に進み、撹拌を継続するか否かを判定する。
ステップS16において、撹拌を継続すると判定した場合には、ステップS21に戻り、浴槽水の温度が設定値より低いか否かを再度判定する。これにより、撹拌中に、浴槽水の温度が低下し、設定値を下回った場合には、気泡発生装置5の運転を開始させることになる。S16において、撹拌を継続しないと判定した場合には、S17に進み、気泡発生装置5を運転させている場合は気泡発生装置5の運転を停止させ、気泡発生装置5を運転させていない場合は気泡発生装置5を停止させたままの状態にする。
ここで、気泡発生装置5は通常、浴槽水の温度より低温の空気を取り込むため、気泡が浴槽200内に排出されると、浴槽水の温度を下げ、熱回収量が低下する可能性がある。実施の形態3の貯湯式給湯機によれば、撹拌時において、浴槽水の温度が設定された値より低い場合にのみ気泡を発生させることで、浴槽水の温度が低下して熱回収量が低下するのを抑制することができる。
実施の形態4.
実施の形態3の貯湯式給湯機では、撹拌時において、浴槽水の温度が設定された値より低い場合にのみ気泡を発生させていたが、実施の形態4の貯湯式給湯機では、撹拌時において、気泡発生装置5に取り込む空気の温度が設定された値より高い場合にのみ気泡を発生させる。
実施の形態4の貯湯式給湯機の浴槽熱回収制御手段53以外の構成については、実施の形態1~3と同様であるため、説明を省略する。
図6を用いて、実施の形態4の貯湯式給湯機の浴槽熱回収制御手段53の動作を説明する。図6は、実施の形態4に係る貯湯式給湯機の浴槽熱回収制御手段の動作を示すフローチャート図である。
図6において、ステップS14とステップS15の間に、ステップS22の動作が入っている点が実施の形態2とは異なる。
ステップS14において、撹拌が開始すると、ステップS22において、浴槽熱回収制御手段53は空気温度検出手段47で検出される空気温度が予め設定されている値より高いか否かを判定する。ここで用いる設定値としては、例えば、浴槽水温度検出手段46で検出される浴槽水温度-10℃などと設定できる。
ステップS22において、空気温度が設定値よりも高い場合には、ステップS15に進み、浴槽熱回収制御手段53は気泡発生装置5の運転を開始させる。ステップS22において、空気温度が設定値以下の場合には、ステップS15をとばしてステップS16に進み、撹拌を継続するか否かを判定する。ステップS16において、撹拌を継続すると判定した場合には、ステップS22に戻り、空気温度が設定値より高いか否かを再度判定する。これにより、撹拌中に、取り込む空気の温度が設定値を上回った場合には、気泡発生装置5の運転を開始させることになる。S16において、撹拌を継続しないと判定した場合には、S17に進み、気泡発生装置5を運転させている場合は気泡発生装置5の運転を停止させ、気泡発生装置5を運転させていない場合は気泡発生装置5を停止させたままの状態にする。
実施の形態4の貯湯式給湯機によれば、撹拌時において、気泡発生装置5に取り込む空気の温度が設定された値より高い場合にのみ気泡を発生させることで、浴槽水の温度が低下して熱回収量が低下するのを抑制することができる。
また、リモコン60の空気温度表示手段62には、気泡発生装置5に取り込む空気の温度が表示されるので、浴槽熱回収運転時に気泡が発生しない場合の理由を確認することができる。そのため、浴槽熱回収運転を実行しているのにもかかわらず気泡発生による洗浄が行われないことにより、ユーザが貯湯式給湯機の故障を疑うことを回避することができる。
なお、実施の形態1~4において、浴槽熱回収運転では、浴槽200内に温度成層を形成しながら浴槽水の熱を回収する熱回収の動作と、浴槽200内の温度を均一化する撹拌の動作とを実施すると説明したが、必ずしも二つの動作に分かれている必要はない。例えば、浴槽200内に温度成層を形成しながら浴槽水の熱を回収する熱回収の動作のみを行うようにしても良く、この場合、熱回収時に気泡を発生させることで、撹拌を行わなくとも浴槽200内の温度成層を撹拌させることができる。また、浴槽200内に温度成層を形成させずに浴槽水の熱を回収する熱回収の動作のみを行う浴槽熱回収運転であっても良く、浴槽熱回収運転と同時に浴槽循環回路80内の洗浄を実施できれば良い。
また、実施の形態1~4では、浴槽水循環回路80内を洗浄する方法として、気泡発生装置5を用いる方法を説明したが、洗浄する方法はこれに限られず、気泡を発生させる以外の方法で洗浄を行っても良い。
また、実施の形態2においては、撹拌を開始させた後に、気泡の発生を開始させているが、順序を逆にしても良く、気泡の発生を開始させてから、撹拌を開始させても良い。同様に、気泡の発生を終了させた後に、撹拌を終了させているが、順序を逆にしても良く、撹拌を終了させてから、気泡の発生を終了させても良い。
また、実施の形態3においては、浴槽水の温度が設定値より下がった場合にのみ気泡を発生させ、実施の形態4においては、気泡発生装置5に取り込む空気の温度が設定値より高い場合にのみ気泡を発生させるとしたが、実施の形態3と実施の形態4とを組み合わせ、浴槽水の温度が設定値より下がった場合、かつ、気泡発生装置5に取り込む空気の温度が設定値より高い場合にのみ気泡を発生させるようにしても良い。
また、実施の形態3においては、撹拌時に気泡を発生させる条件として、ステップS21の条件、すなわち、浴槽水の温度が設定した値より低いか否かという条件を用いているが、実施の形態1のように、熱回収時に気泡を発生させる場合においても、ステップS21の条件を用いても良い。同様に、実施の形態4のステップS22の条件、すなわち、気泡発生装置5に取り込む空気温度が設定値より高いか否かという条件を、熱回収時に気泡を発生させる場合に用いても良い。
3 貯湯タンク、4 熱交換器、5 気泡発生装置、32 貯湯水循環ポンプ、33 浴槽水循環ポンプ、46 浴槽水温度検出手段、47 空気温度検出手段、50 制御手段、53 浴槽熱回収制御手段、60 リモコン、61 運転状態表示手段、62 空気温度表示手段、80 浴槽水循環回路、90 貯湯水循環回路、100 貯湯式給湯機、200 浴槽。

Claims (6)

  1. 湯水を貯留する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンク内の貯湯水と浴槽内の浴槽水とを熱交換可能な熱交換器と、
    前記貯湯タンクから出て、前記熱交換器を通って前記貯湯タンクに戻る貯湯水循環回路と、
    前記浴槽から出て、前記熱交換器を通って前記浴槽に戻る浴槽水循環回路と、
    前記貯湯水循環回路に前記貯湯水を循環させる貯湯水循環ポンプと、
    前記浴槽水循環回路に前記浴槽水を循環させる浴槽水循環ポンプと、
    前記浴槽水循環回路内の浴槽水中に気泡を発生させて前記浴槽水循環回路内を洗浄する気泡発生装置と、
    前記貯湯タンクの下部の前記貯湯水と前記浴槽水の熱とを前記熱交換器で熱交換し、前記貯湯水を前記貯湯タンクの中部へ流入させて前記浴槽水の熱を前記貯湯水に回収する浴槽熱回収運転を行う浴槽熱回収手段を有し、前記浴槽熱回収運転時に、前記貯湯水循環ポンプと前記浴槽水循環ポンプとを運転させて前記浴槽水の熱を前記貯湯水に回収する熱回収と、前記浴槽水循環ポンプを前記熱回収時よりも高い回転数で運転させて前記浴槽内の浴槽水を撹拌する撹拌とを実行し、前記撹拌時に前記気泡発生装置を運転させる制御手段と、
    を備えた貯湯式給湯機。
  2. 前記制御手段は、前記気泡発生装置を運転させながら前記撹拌を行う時の前記浴槽水循
    環ポンプの回転数を、前記気泡発生装置を運転させずに前記撹拌を行う時よりも低くする
    ことを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記浴槽内の浴槽水の温度を検出する浴槽水温度検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記浴槽水温度検出手段で検出された浴槽水の温度が予め設定された
    値より低い場合に、前記気泡発生装置を運転させること
    を特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記気泡発生装置に取り込む空気の温度を検出する空気温度検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記空気温度検出手段で検出された空気の温度が予め設定された値よ
    り高い場合に、前記気泡発生装置を運転させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記空気温度検出手段で検出された空気の温度を表示する空気温度表示手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の貯湯式給湯機。
  6. 前記気泡発生装置の運転状態を表示する運転状態表示手段を備えたことを特徴とする請
    求項2から5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯機。
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