JP7003515B2 - 情報処理システム、情報処理装置および端末装置 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置および端末装置 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置および端末装置に関する。
端末に受信された情報を削除する発明として、例えば特許文献1、2に開示された発明がある。特許文献1の発明においては、ワークフローの承認者の承認者端末は、承認時にサーバから取得したファイルについて、承認を行った場合、取得したファイルを削除する。特許文献2の発明においては、近距離無線のネットワークに接続された複数の端末は、データの送信元の端末からデータを取得する。そして、他の端末との接続が切れると、取得したデータを削除する。
特許第5480350号明細書 特開2015-49572号公報
クライアントサーバシステムにおいては、端末から情報をアップロードし、サーバに記憶させることがある。アップロードが済んだ情報を端末から消去する場合、例えば、情報の送信を契機に端末から情報を消去してしまうと、サーバで不具合が発生していて記憶されなかった場合には、送信した情報が喪失してしまうこととなる。また、サーバで不具合が発生してなくても、例えば、送信した情報に不備などがあった場合には、送信した情報が喪失してしまう場合がある。
本発明は、情報を喪失させることなく、情報を送信した端末から送信済みの情報を消去することを目的とする。
本発明の請求項1に係る情報処理システムは、端末装置と情報処理装置とを有し、前記情報処理装置は、前記端末装置から送信される情報を取得する取得手段と、前記取得手段が情報を取得したことを契機にして、前記情報へのアクセスの制限を指示する第1通知を前記端末装置へ送信する第1送信手段と、前記第1通知の送信後に前記情報に対する予め定められた処理が行われた場合、前記制限の解除を指示する第2通知を前記端末装置へ送信する第2送信手段とを有前記端末装置は、前記情報を前記情報処理装置へ送信する第3送信手段と、前記第1通知を取得し、前記第1通知の取得に応じて自装置で保持する前記情報へのアクセスを制限する制限手段と、前記第2通知を取得し、前記第2通知の取得に応じて前記制限を解除する解除手段とを有す
本発明の請求項2に係る情報処理システムは、前記第3送信手段が前記情報を送信するプロトコルと、前記第1通知および前記第2通知を送信するプロトコルとが異なる構成を有する。
本発明の請求項3に係る情報処理システムは、前記第1通知および前記第2通知を送信するプロトコルは、テキストメッセージを送信するプロトコルである構成を有する。
本発明の請求項4に係る情報処理システムは、前記取得手段が前記情報を取得するプロトコルと、前記端末装置が前記第1通知および前記第2通知を取得するプロトコルとが異なる構成を有する。
本発明の請求項5に係る情報処理システムにおいては、前記第1通知および前記第2通知を取得するプロトコルは、テキストメッセージを取得するプロトコルである。
本発明の請求項6に係る情報処理システムにおいては、前記制限は、前記情報の消去の制限である。
本発明の請求項7に係る情報処理システムにおいては、前記端末装置は、前記解除手段により前記制限が解除された情報を消去する構成である。
本発明の請求項8に係る情報処理システムにおいては、前記端末装置は、撮像素子で得られた画像を表す画像ファイルを生成する撮像手段を有し、前記情報は、前記画像ファイルである。
本発明の請求項9に係る情報処理システムにおいては、前記予め定められた処理は、前記画像ファイルの内容を確認する処理である。
本発明の請求項10に係る情報処理システムにおいては、前記取得手段は、前記端末装置から前記情報を用いるサービスの提供の要求をさらに取得し、前記予め定められた処理は、前記要求に対するサービスの提供に要する前記情報の確認処理である。
本発明の請求項11に係る情報処理システムにおいては、前記第1送信手段は、前記情報が記憶手段に記憶されたことを契機にして前記第1通知を送信する。
本発明の請求項12に係る情報処理装置は、端末装置から送信される情報を取得する取得手段と、前記取得手段が情報を取得したことを契機にして、前記情報へのアクセスの制限を指示する第1通知を前記端末装置へ送信する第1送信手段と、前記第1通知の送信後に前記情報に対する予め定められた処理が行われた場合、前記制限の解除を指示する第2通知を前記端末装置へ送信する第2送信手段とを有する。
本発明の請求項12に係る情報処理装置においては、前記取得手段が情報を取得するプロトコルと、前記第1送信手段が前記第1通知を送信するプロトコルおよび前記第2送信手段が前記第2通知を送信するプロトコルとが異なる構成であってもよい。
また、本発明の請求項12に係る情報処理装置においては、前記第1送信手段が前記第1通知を送信するプロトコルおよび前記第2送信手段が前記第2通知を送信するプロトコルがテキストメッセージを送信するプロトコルであってもよい。
また、本発明の請求項12に係る情報処理装置においては、前記制限は、前記情報の消去の制限である構成であってもよい。
また、本発明の請求項12に係る情報処理装置においては、前記情報は画像ファイルであり、前記予め定められた処理は、前記画像ファイルの内容を確認する処理であってもよい。
また、本発明の請求項12に係る情報処理装置においては、前記取得手段は、前記端末装置から前記情報を用いるサービスの提供の要求をさらに取得し、前記予め定められた処理は、前記要求に対するサービスの提供に要する前記情報の確認処理である構成であってもよい。
また、本発明の請求項12に係る情報処理装置においては、前記情報が記憶手段に記憶されたことを契機にして前記第1通知を送信する構成であってもよい。
本発明の請求項13に係る端末装置は、情報を情報処理装置へ送信する送信手段と、前記情報への応答として前記情報処理装置から送信され、前記情報へのアクセスの制限を指示する第1通知を取得し、前記第1通知の取得に応じて自装置で保持する前記情報へのアクセスを制限する制限手段と、前記情報に対する予め定められた処理の実行に応じて前記情報処理装置から送信される第2通知を取得し、前記第2通知の取得に応じて前記制限を解除する解除手段とを有する。
本発明の請求項13に係る端末装置においては、前記送信手段が前記情報を送信するプロトコルと、前記制限手段が前記第1通知を取得するプロトコルおよび前記解除手段が前記第2通知を取得するプロトコルとが異なる構成であってもよい。
また、本発明の請求項13に係る端末装置においては、前記制限手段が前記第1通知を取得するプロトコルおよび前記解除手段が前記第2通知を取得するプロトコルは、テキストメッセージを取得するプロトコルであってもよい。
また、本発明の請求項13に係る端末装置においては、前記制限は、前記情報の消去の制限である構成であってもよい。
また、本発明の請求項13に係る端末装置においては、前記制限が解除された情報を消去する構成であってもよい。
また、本発明の請求項13に係る端末装置においては、撮像素子で得られた画像を表す画像ファイルを生成する撮像手段を有し、前記情報は、前記画像ファイルである構成であってもよい。
本発明の請求項1に係る情報処理システムによれば、情報を喪失させることなく、情報を送信した端末から送信済みの情報を消去することができる。
本発明の請求項2に係る情報処理システムによれば、情報を送信するプロトコルの通信で不具合が生じても、情報を端末装置から消去できないようにすることができる。
本発明の請求項3に係る情報処理システムによれば、情報が削除されることをユーザが知ることができる。
本発明の請求項4に係る情報処理システムによれば、情報を取得するプロトコルの通信で不具合が生じても、情報を端末装置から消去できないようにすることができる。
本発明の請求項5に係る情報処理システムによれば、情報が削除されることをユーザが知ることができる。
本発明の請求項6に係る情報処理システムによれば、情報に対する予め定められた処理が行われるまでは情報を端末装置から消去できないようにすることができる。
本発明の請求項7に係る情報処理システムによれば、情報に対する予め定められた処理が行われた後で情報を端末装置から消去することができる。
本発明の請求項8に係る情報処理システムによれば、画像ファイルを喪失させることなく、画像ファイルを送信した端末から送信済みの画像ファイルを消去することができる。
本発明の請求項9に係る情報処理システムによれば、確認済みの画像ファイルを端末装置から消去することができる。
本発明の請求項10に係る情報処理システムによれば、確認済みの情報を端末装置から消去することができる。
本発明の請求項11に係る情報処理システムによれば、情報処理装置に記憶された情報を端末装置から消去することができる。
本発明の請求項12に係る情報処理装置によれば、情報を喪失させることなく、情報を送信した端末から送信済みの情報を消去することができる。
本発明の請求項13に係る端末装置によれば、情報を喪失させることなく、情報を送信した端末から送信済みの情報を消去することができる。
本発明の一実施形態の情報処理システム1に係る装置を示した図。 端末装置10のハードウェア構成を示したブロック図。 端末装置10において実現する機能の構成を示したブロック図。 サーバ装置20のハードウェア構成を示したブロック図。 案件データベースDBの内容の一例を示した図。 サーバ装置20において実現する機能の構成を示したブロック図。 端末装置10が表示する画面の一例を示した図。 サーバ装置20が行う処理の流れを示したフローチャート。 サーバ装置20が送信する電子メールの内容の一例を示した図。 端末装置10が行う処理の流れを示したフローチャート。 サーバ装置20が行う処理の流れを示したフローチャート。 サーバ装置20が行う処理の流れを示したフローチャート。 サーバ装置20が送信する電子メールの一例を示した図。 サーバ装置20が行う処理の流れを示したフローチャート。 サーバ装置20が送信する電子メールの一例を示した図。
[実施形態]
(全体構成)
図1は、本発明の一実施形態の情報処理システム1に係る装置を示した図である。通信回線2は、データ通信が行われる通信回線であり、データ通信を行う複数のコンピュータ装置が接続される。通信回線2には、例えば有線LAN(Local Area Network)および無線LANが含まれる。
本発明に係る情報処理装置の一例であるサーバ装置20は、各種申請や決済などを電子化して処理するワークフローシステムの機能を提供する装置である。サーバ装置20は、通信回線2に接続されており、通信回線2を介してデータ通信を行う。サーバ装置20は、例えば、企業内における申請や承認などの処理を行う。
本発明に係る端末装置の一例である端末装置10は、データ通信を行う装置であり、本実施形態においては、スマートフォンである。端末装置10は、通信回線2に含まれている無線LANのアクセスポイントにアクセスして通信回線2に接続し、通信回線2を介してデータ通信を行う。本実施形態においては、複数の端末装置10が通信回線2に接続可能であるが、図1においては、図面が煩雑になるのを防ぐため、一つの端末装置10のみを示す。なお、端末装置10は、スマートフォンに限定されるものではなく、例えば、タブレット端末またはラップトップ型のパーソナルコンピュータ、デスクトップ型のパーソナルコンピュータであってもよい。
(端末装置10の構成)
図2は、端末装置10のハードウェア構成の一例を示したブロック図である。タッチパネル103は、液晶ディスプレイと、液晶ディスプレイの表示面において指の接触を検出するセンサとを組み合わせた装置である。タッチパネル103は、文字やGUI(Graphical User Interface)などを表示する。また、タッチパネル103は、ユーザが指で触れた位置をセンサで検出する。
通信部105は、通信回線2を介した通信を行う通信インターフェースとして機能する。また、通信部105は、移動体通信網を介して音声通話の通信およびデータ通信を行う通信インターフェースとしても機能する。
音声処理部107は、マイクロフォンとスピーカを有している。音声処理部107は、端末装置10で音声通話を行う場合、通話相手の音声に係るデジタル信号が通信部105から供給されると、供給されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。このアナログ信号は、スピーカへ供給され、スピーカからは、通話相手の音声が放音される。また、音声処理部107は、マイクロフォンが音声を収音すると、収音した音声をデジタル信号に変換する。音声処理部107は、端末装置10で音声通話を行う場合、ユーザの音声を変換して得られたデジタル信号を通信部105へ供給する。このデジタル信号は、通信部105から移動体通信網へ送信され、通話相手の端末装置10へ送信される。
撮像部109は、撮像素子(CMOS又はCCDなど)と、撮像素子に像を結像する光学系を備えている。撮像部109は、撮像素子で得られた画像を表す画像ファイルを生成し、生成した画像ファイルを出力する。撮像部109は、本発明に係る撮像手段の一例であり、撮像部109が生成する画像ファイルは、本発明に係る画像ファイルの一例である。
記憶部102は、データを永続的に記憶する不揮発性メモリーを有している。記憶部102は、スマートフォンにインストールされる周知のオペレーティングシステムのプログラム、アプリケーションプログラム、各種プログラムが使用するファイル、撮像部109が出力した画像ファイルなどを記憶する。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)やメモリーを備えており、オペレーティングシステムのプログラムやアプリケーションプログラムを実行する。端末装置10において実現する機能は、記憶部102に記憶されているプログラム(ソフトウェア)をCPU、メモリーなどのハードウェア上に読み込ませることでCPUが演算を行い、各部の制御、メモリーおよび記憶部102におけるデータの読み出しおよび/または書き込みの制御を行うことで実現される。
図3は、制御部101がプログラムを実行することにより実現する機能の構成を示したブロック図である。
送信部1001は、ユーザにより指定された情報をサーバ装置20に送信する。送信部1001は、本発明に係る送信手段(第3送信手段)の一例である。制限部1002は、サーバ装置20から送信される電子メールを取得し、記憶部102に記憶されている情報へのアクセスの制限を取得した電子メールに応じて行う。制限部1002は、本発明に係る制限手段の一例である。解除部1003は、サーバ装置20から送信される電子メールを取得し、記憶部102に記憶されている情報へのアクセスの制限の解除または記憶部102に記憶されている情報の消去を取得した電子メールに応じて行う。解除部1003は、本発明に係る解除手段の一例である。
(サーバ装置20の構成)
図4は、サーバ装置20のハードウェア構成の一例を示したブロック図である。通信部205は、通信回線2に接続されており、データ通信を行う通信インターフェースとして機能する。記憶部202は、制御部201が実行するプログラムや端末装置10から取得した情報を永続的に記憶する記憶装置(例えばハードディスク装置)を有している。本発明に係る記憶手段の一例である記憶部202は、情報処理システム1のユーザに係るユーザ情報を記憶する。例えば、記憶部202は、ユーザ情報として、ユーザの氏名、ユーザを識別するユーザID、ユーザの認証に使用されるパスワード、ユーザの電子メールアドレスなどを対応付けてユーザ毎にユーザデータベースに格納する。
また、記憶部202は、案件データベースDBを記憶する。図5は、案件データベースDBの内容の一例を示した図である。案件データベースDBは、ワークフローシステムで行われた申請に関係する情報を格納するデータベースである。案件IDの列は、ワークフローシステムで行われた申請を識別する案件IDを格納する。申請者IDの列は、ワークフローシステムで申請を行ったユーザを識別するユーザIDを格納する。端末IDの列は、ワークフローシステムでユーザが申請に用いた端末装置10を識別する端末IDを格納する。ファイル名の列は、ユーザがワークフローシステムで申請を行ったときにサーバ装置20へ送信したファイルのファイル名を格納する。ファイルパスの列は、ユーザがワークフローシステムで申請を行ったときに用いたファイルのパスを格納する。ステータスの列は、ワークフローシステムで行われた申請の進捗状況を格納する。次回確認日時の列は、申請の際に用いたファイルの状況の確認を行う日時を格納する。確認状況の列は、申請の際に用いたファイルの状況を格納する。
制御部201は、CPUおよびメモリーを有しており、記憶部202に記憶されているプログラムを実行する。サーバ装置20において実現する機能は、記憶部202に記憶されているプログラム(ソフトウェア)をCPU、メモリーなどのハードウェア上に読み込ませることでCPUが演算を行い、各部の制御、メモリーおよび記憶部202におけるデータの読み出しおよび/または書き込みの制御を行うことで実現される。
図6は、制御部201がプログラムを実行することにより実現する機能の構成を示したブロック図である。取得部2001は、端末装置10から送信された画像ファイルを取得する。取得部2001は、本発明に係る取得手段の一例である。第1送信部2002は、取得部2001が画像ファイルを取得したことを契機にして、画像ファイルへのアクセスの制限を指示する電子メールを端末装置10へ送信する。第1送信部2002は、本発明に係る第1送信手段の一例である。第2送信部2003は、取得部2001が取得した画像ファイルに対して予め定められた処理が行われた場合、画像ファイルへのアクセスの制限の解除を指示する電子メール、または画像ファイルの消去を指示する電子メールを端末装置10へ送信する。第2送信部2003は、本発明に係る第2送信手段の一例である。
(実施形態の動作例)
次に本実施形態の動作例について説明する。なお、以下の説明においては、ワークフローシステムにおいて出張旅費の申請を行う場合を例にして動作例の説明を行う。
端末装置10のユーザは、出張旅費の申請を行う場合、端末装置10を操作し、出張で利用した宿泊施設に対して支払った利用料金の領収書を撮像部109で撮影する。端末装置10は、撮影した領収書を表す画像ファイルを記憶する。次にユーザは、端末装置10を操作してサーバ装置20へアクセスし、サーバ装置20へログインする。ユーザがサーバ装置20により認証されてログインが成功すると、端末装置10は、サーバ装置20から提供されるワークフローシステムのメニュー画面を表示する。表示されたメニュー画面を操作し、ユーザが出張旅費の申請を行うためのメニュー画面へアクセスする操作を行うと、端末装置10とサーバ装置20が通信を行い、端末装置10は、出張旅費の申請を行うための画面を表示する。
図7は、出張旅費の申請を行うための画面の一例を示した図である。この画面においては、ログインしたユーザのユーザIDが申請者IDの欄に表示され、ログインしたユーザの電子メールアドレスが電子メールアドレスの欄に表示される。ユーザは、端末装置10を操作し、図7に例示したメニュー画面において、出張で支払った交通費について経路と費用を入力する。また、ユーザは、端末装置10を操作し、出張で支払った宿泊費について、利用した宿泊施設の利用料金を入力する。また、ユーザは、端末装置10を操作し、利用した宿泊施設の領収書の画像ファイルのパスを入力する。
ユーザは、出張旅費の申請に必要な事項の入力が終わると、タッチパネル103において「申請」の部分をタップする操作を行う。この操作が行われると、端末装置10は、端末装置10を識別する端末ID、メニュー画面に記載された申請者ID(ユーザID)、ユーザが入力した情報、入力されたファイルパスで特定されるファイルのコピーを、出張旅費の申請に係る情報としてサーバ装置20へ送信する。ここで端末装置10からサーバ装置20へ情報を送信するプロトコルは、装置間で情報の授受を行うプロトコルである。出張旅費の申請は、本発明に係るサービスの提供の要求の一例である。
サーバ装置20は、端末装置10から送信された出張旅費の申請に係る情報を取得し、取得した情報を記憶部202に記憶する。図8は、出張旅費の申請に係る情報を取得したこと契機にしてサーバ装置20が行う処理の流れを示したフローチャートである。なお、サーバ装置20は、出張旅費の申請に係る情報を取得し、取得した情報が記憶部202に記憶されたことを契機にして図8の処理を行うようにしてもよい。まず、サーバ装置20は、案件データベースDBに情報を格納する(ステップSA1)。具体的には、サーバ装置20は、案件データベースDBに新たにレコードを生成する。次にサーバ装置20は、ユーザによる出張旅費の申請を一意に識別する案件IDを生成し、生成した案件ID、端末装置10から取得した申請者ID、端末ID、ファイルパスを、生成したレコードに格納する。また、サーバ装置20は、取得した申請者IDに対応付けてユーザデータベースに格納されている電子メールアドレスを、生成したレコードの申請者アドレスの列に格納し、取得したファイルのファイル名をファイル名の列に格納する。また、サーバ装置20は、生成したレコードのステータスの列に「承認待ち」との情報を格納し、確認状況の列には「アクセス権変更中」との情報を格納する。
サーバ装置20は、案件データベースDBへの情報の格納を終えると、取得したファイルパスで特定されるファイルへのアクセス権の変更を通知する電子メールを生成する(ステップSA2)。具体的には、サーバ装置20は、例えば、図9に示した内容の電子メールを生成する。図9に示したように、ここでサーバ装置20が生成する電子メールにおいては、生成した案件ID、取得したファイルパス、申請に用いたファイルへのアクセス権を変更する旨などが記載されている。ステップSA2で生成される電子メールは、ファイルパスで特定されるファイルへのアクセスの制限を指示する第1通知の一例である。次にサーバ装置20は、ステップSA1で案件データベースDBに格納した電子メールアドレスを宛先として、生成した電子メールを送信する(ステップSA3)。即ち、サーバ装置20は、第1通知を電子メールの通信に用いられるプロトコルで送信する。また、本実施形態においては、情報(画像ファイル)の取得を契機に電子メール(第1通知)の送信が行われるということができる。なお、取得した情報(画像ファイル)が記憶部202に記憶されたことを契機にして図8の処理が行われる場合、情報(画像ファイル)が記憶されたことを契機に電子メール(第1通知)の送信が行われるということができる。
端末装置10は、ステップSA3でサーバ装置20から送信された電子メールを受信する。図10は、サーバ装置20から送信された電子メールを受信した端末装置10が行う処理の流れを示したフローチャートである。なお、本実施形態においては、図10に示した処理は、記憶部102に記憶されたアプリケーションプログラムを予め起動しておくことにより、電子メールの受信に応じて実行される。
まず、端末装置10は、受信した電子メールの内容を解析する(ステップSB1)。次に端末装置10は、解析した電子メールの内容が、サーバ装置20へ応答すべき内容であるか判断する(ステップSB2)。ここで端末装置10は、解析した電子メールにおいて、図9に示したようにファイルへのアクセス権を変更する旨が記載されている場合、サーバ装置20へ応答すべき内容であると判断する(ステップSB2でYES)。
次に端末装置10は、解析した電子メールの内容が、本文に記載されたファイルパスで特定されるファイルへのアクセス権を変更する内容であるか判断する(ステップSB3)。ここで端末装置10は、受信した電子メールにおいて、図9に示したようにファイルへのアクセス権を変更する旨が記載されている場合、ステップSB3でYESと判断する。
端末装置10は、ステップSB3でYESと判断した場合、受信した電子メールに記載されているファイルパスで特定されるファイルへのアクセス権を変更する(ステップSB4)。ここで、端末装置10は、例えば、ファイルパスで特定されるファイルについて、ユーザが表示、変更および削除を行えないようにアクセス権を変更し、ファイルへのアクセスを制限する。端末装置10は、アクセス権の変更が終了すると、受信した電子メールに記載されていた案件IDを含み、アクセス権を変更したことを通知する内容の電子メールを生成し(ステップSB5)、生成した電子メールをサーバ装置20へ送信する(ステップSB6)。
サーバ装置20は、ステップSB6で端末装置10が送信した電子メールを受信する。図11は、端末装置10から送信された電子メールを受信したサーバ装置20が行う処理の流れを示したフローチャートである。まず、サーバ装置20は、受信した電子メールの内容を解析する(ステップSC1)。次にサーバ装置20は、解析した電子メールの内容が、ファイルのアクセス権を変更した旨の内容であるか判断する(ステップSC2)。サーバ装置20は、解析した電子メールの内容が、アクセス権を変更した旨の内容である場合(ステップSC2でYES)、案件データベースDBの確認状況の列を更新する(ステップSC3)。具体的には、サーバ装置20は、受信した電子メールに記載されている案件IDが格納されているレコードを案件データベースDBにおいて特定し、特定したレコードの確認状況の列に「アクセス権変更済」との情報を格納する。
サーバ装置20は、アクセス権が変更されたファイルを記憶している端末装置10に対し、アクセス権が変更されたファイルの存在の確認を行う。図12は、サーバ装置20が、アクセス権が変更されたファイルの存在確認を行うときの処理の流れを示したフローチャートである。図12に示した処理は、例えば予め定められた周期で行われる。
まず、サーバ装置20は、案件データベースDBを参照し、存在確認を行うファイルが関係する申請の案件IDを取得する(ステップSD1)。ここでサーバ装置20は、案件データベースDBにおいて、確認状況の列に「アクセス権変更済」が格納されているレコードと、確認状況の列に「存在確認済」が格納され、且つ、次回確認日時の列に格納されている日時が、この時点の日時より過去の日時であるレコードを特定する。サーバ装置20は、特定したレコードに格納されている案件IDを取得する。
次にサーバ装置20は、取得した案件IDの数が1以上であるか判断する(ステップSD2)。サーバ装置20は、ステップSD1において取得した案件IDがない場合(ステップSD2でNO)、図12に示した処理を終了する。サーバ装置20は、ステップSD1において取得した案件IDの数が1以上である場合、ファイルの存在確認用の電子メールを生成する(ステップSD3)。ここでサーバ装置20は、ステップSD1で取得した案件IDが格納されているレコードからファイルパスを取得する。そしてサーバ装置20は、例えば、図13に示したように、取得した案件IDとファイルパスが記載され、ファイルの存在確認を行う内容の電子メールを生成する。
次にサーバ装置20は、ステップSD3で生成した電子メールを送信する(ステップSD4)。ここでサーバ装置20は、ステップSD1で取得した案件IDが格納されているレコードから申請者アドレスを取得し、取得した申請者アドレスを宛先として電子メールを送信する。サーバ装置20は、電子メールを送信すると、案件データベースDBを更新する(ステップSD5)。ここでサーバ装置20は、電子メールに記載された案件IDが格納されているレコードにおいて、確認状況の列に「存在確認中」との情報を格納する。
次に、図13に例示した電子メールを受信した端末装置10の動作例を説明する。端末装置10は、受信した電子メールの内容を解析する(ステップSB1)。次に端末装置10は、解析した電子メールの内容が、サーバ装置20へ応答すべき内容であるか判断する(ステップSB2)。ここで端末装置10は、受信した電子メールにおいて、図13に示したようにファイルの存在確認を行う旨が記載されている場合、サーバ装置20へ応答すべき内容であると判断する(ステップSB2でYES)。
次に端末装置10は、解析した電子メールの内容が、本文に記載されたファイルパスで特定されるファイルへのアクセス権を変更する内容であるか判断する(ステップSB3)。ここで端末装置10は、解析した電子メールにおいて、図13に示したようにファイルの存在確認を行う旨が記載されている場合、ステップSB3でNOと判断する。端末装置10は、ステップSB3でNOと判断すると、解析した電子メールの内容がファイルの存在確認を行う内容であるか判断する(ステップSB7)。ここで端末装置10は、受信した電子メールにおいて、ファイルの存在確認を行う旨が記載されている場合、ステップSB7でYESと判断する。
端末装置10は、ステップSB7でYESと判断した場合、電子メールに記載されたファイルパスで特定されるファイルが記憶部102に存在しているか確認する(ステップSB8)。端末装置10は、ファイルの存在の確認を終えると、受信した電子メールに記載された案件IDと、確認結果を記載した電子メールを生成し(ステップSB9)、生成した電子メールをサーバ装置20へ送信する(ステップSB6)。
サーバ装置20は、ファイルの存在確認の結果が記載された電子メールを受信すると、受信した電子メールの内容を解析する(ステップSC1)。次にサーバ装置20は、解析した電子メールの内容が、ファイルのアクセス権を変更した旨の内容であるか判断する(ステップSC2)。サーバ装置20は、受信した電子メールにおいて、ファイルの存在の確認結果が記載されている場合、ステップSC2でNOと判断する。
サーバ装置20は、ステップSC2でNOと判断すると、解析した電子メールにおいて、ファイルの存在の確認結果が記載されているか判断する(ステップSC4)。サーバ装置20は、解析した電子メールにおいて、ファイルの存在の確認結果が記載されている場合(ステップSC4でYES)、案件データベースDBを更新する(ステップSC5)。ここでサーバ装置20は、受信した電子メールに記載されている案件IDが格納されているレコードを案件データベースDBにおいて特定し、特定したレコードの確認状況の列に、電子メールに記載されたファイルの存在の確認結果を格納する。また、サーバ装置20は、特定したレコードの次回確認日時の列に、次にファイルの存在の確認を行う日時を格納する。
次に、ユーザが申請した出張旅費の申請が承認されたときの動作例について説明する。図14は、ユーザの行った申請が承認されたときにサーバ装置20が行う処理の流れを示したフローチャートである。なお、ユーザが行った申請を承認する処理については、例えば、周知のワークフローシステムの技術が適用される。ユーザが行った申請を承認する処理は、本発明に係る予め定められた処理の一例である。ユーザが行った申請を承認する処理においては、申請を承認する者が端末装置10から送信された画像ファイルの内容を閲覧して申請を承認する。
サーバ装置20は、ユーザが行った申請が承認されると、承認された申請に対応する案件IDが格納されたレコードを案件データベースにおいて特定し、特定したレコードの内容を更新する(ステップSE1)。ここでサーバ装置20は、特定したレコードのステータスの列に「承認済」との情報を格納する。次にサーバ装置20は、更新したレコードから案件ID、申請者アドレス、ファイルパスを取得する(ステップSE2)。
次にサーバ装置20は、取得したファイルパスで特定されるファイルの削除を通知する電子メールを生成する(ステップSE3)。図15に示したように、ここでサーバ装置20が生成する電子メールにおいては、案件ID、ファイルパス、申請に用いたファイルを削除する旨などが記載されている。サーバ装置20は、ステップSE2で案件データベースDBから取得した申請者アドレスを宛先として、生成した電子メールを送信する(ステップSE4)。ステップSE4で送信される電子メールは、本発明に係る第2通知の一例である。即ち、サーバ装置20は、第2通知を電子メールの通信に用いられるプロトコルで送信する。サーバ装置20は、電子メールを送信すると、案件データベースDBを更新する(ステップSE5)。ここでサーバ装置20は、電子メールに記載された案件IDが格納されているレコードにおいて、確認状況の列に「削除中」との情報を格納する。
次に、図15に例示した電子メールを受信した端末装置10の動作例を説明する。端末装置10は、受信した電子メールの内容を解析する(ステップSB1)。次に端末装置10は、解析した電子メールの内容が、サーバ装置20へ応答すべき内容であるか判断する(ステップSB2)。ここで端末装置10は、受信した電子メールの内容が、図15に示したようにファイルを削除する旨である場合、サーバ装置20へ応答すべき内容であると判断する(ステップSB2でYES)。
次に端末装置10は、解析した電子メールの内容が、本文に記載されたファイルパスで特定されるファイルへのアクセス権を変更する内容であるか判断する(ステップSB3)。ここで端末装置10は、解析した電子メールの内容が、図15に示したようにファイルを削除する旨である場合、ステップSB3でNOと判断する。端末装置10は、ステップSB3でNOと判断すると、解析した電子メールの内容がファイルの存在確認を行う内容であるか判断する(ステップSB7)。ここで端末装置10は、解析した電子メールの内容が、図15に示したようにファイルを削除する旨である場合、ステップSB7でNOと判断する。端末装置10は、ステップSB7でNOと判断すると、解析した電子メールの内容がファイルを削除する旨の内容であるか判断する(ステップSB10)、ここで端末装置10は、解析した電子メールの内容が、ファイルを削除する旨ではない場合(ステップSB10でNO)、図10の処理を終了する。端末装置10は、解析した電子メールの内容が、ファイルを削除する旨である場合(ステップSB10でYES)、電子メールに記載されているファイルパスで特定されるファイルを消去する(ステップSB11)。端末装置10は、ファイルの消去を終えると、受信した電子メールに記載された案件IDと、ファイルを削除した旨を記載した電子メールを生成し(ステップSB12)、生成した電子メールをサーバ装置20へ送信する(ステップSB6)。
サーバ装置20は、ファイルを消去した旨が記載された電子メールを受信すると、受信した電子メールの内容を解析する(ステップSC1)。次にサーバ装置20は、解析した電子メールの内容が、ファイルのアクセス権を変更した旨の内容であるか判断する(ステップSC2)。サーバ装置20は、受信した電子メールの内容が、ファイルを消去した旨の内容である場合、ステップSC2でNOと判断する。サーバ装置20は、ステップSC2でNOと判断すると、解析した電子メールにおいて、ファイルの存在の確認結果が記載されているか判断する(ステップSC4)。サーバ装置20は、解析した電子メールの内容が、ファイルを消去した旨の内容である場合、ステップSC4でNOと判断する。サーバ装置20は、ステップSC4でNOと判断すると、解析した電子メールの内容が、ファイルを消去した旨の内容であるか判断する(ステップSC6)。サーバ装置20は、解析した電子メールの内容が、ファイルを消去した旨の内容ではない場合(ステップSC6でNO)、図11に示した処理を終了する。サーバ装置20は、解析した電子メールの内容が、ファイルを消去した旨の内容である場合(ステップSC6でYES)、案件データベースDBの確認状況の列を更新する(ステップSC7)。ここでサーバ装置20は、受信した電子メールに記載されている案件IDが格納されているレコードを案件データベースDBにおいて特定し、特定したレコードの確認状況の列に、ファイルが削除済みであることを示す情報を格納する。
ユーザは、出張旅費の申請をするために領収書を撮影し、領収書の画像ファイルをサーバ装置20へ送信する。本実施形態の構成を備えていない場合、ユーザは、領収書の画像ファイルの送信が完了すると、サーバ装置20に記憶されたと考え、送信した画像ファイルを端末装置10から消去してしまう場合がある。また、画像ファイルの送信が完了したことにより、領収書自体を破棄してしまう場合がある。ユーザが領収書の画像ファイルを端末装置10から消去した後に出張旅費の申請が却下されると、サーバ装置20に記憶された画像ファイルも消去されてしまう場合がある。このような場合、領収書の画像ファイルは、端末装置10とサーバ装置20の両方に残らず、消失してしまうこととなる。また、領収書を破棄してしまった場合には、画像ファイルが消去され、領収書も破棄されているため、再度の申請が行えなくなってしまう。
本実施形態によれば、端末装置10から送信された領収書を示す画像ファイルは、サーバ装置20に記憶される。サーバ装置20に送信した後、申請が承認されるまでは、申請に用いた画像ファイルへのアクセスが制限されるため、申請に用いた画像ファイルがユーザの操作によって消去されることがない。また、申請が承認されると、申請に用いた画像ファイルが端末装置10から消去されるが、申請に用いた画像ファイルはサーバ装置20に残る。申請に用いた画像ファイルがサーバ装置20に残るため、領収書を破棄することが可能となる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態および以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
上述した実施形態においては、端末装置10は、サーバ装置20へ送信したファイルのアクセス権をステップSB4で変更する際に、ユーザが表示、変更および削除を行えないようにアクセス権を変更しているが、コピーおよび表示が可能で変更および削除を行えないようにアクセス権を変更してもよい。また、サーバ装置20は、ファイルのアクセス権を変更する際に、コピー、表示および変更が可能で削除を行えないようにアクセス権を変更してもよい。
本発明においては、端末装置10から送信されてサーバ装置20に記憶された後、端末装置10から消去されるファイルは、上述した領収書の画像ファイルに限定されるものではない。例えば、端末装置10は、撮影して生成した動画ファイルを動画ファイルのファイルパスと共にサーバ装置20へアップロードし、サーバ装置20は、アップロードされた動画ファイルとファイルパスを記憶する。アップロードの際には、ファイル転送のプロトコルが用いられる。サーバ装置20は、アップロードされた動画ファイルとファイルパスを記憶すると、アップロードされたファイルパスが記載され、アップロードされた動画ファイルへのアクセス権の変更を指示する電子メールを端末装置10へ送信する。端末装置10は、アクセス権の変更を指示する電子メールを受信すると、電子メールに記載されたファイルパスで特定されるファイルへのアクセス権を変更する。
サーバ装置20は、アップロードされた動画ファイルを確認する処理が管理者により行われると、アップロードされたファイルパスが記載され、アップロードされた動画ファイルの消去を指示する電子メールを端末装置10へ送信する。アップロードされた動画ファイルを確認する処理も、本発明に係る予め定められた処理の一例である。この確認処理は、例えば、ファイルの内容に問題があるか否かの確認である。なお、ファイルを確認する処理は、管理者が行うのではなく、サーバ装置20が行ってもよい。サーバ装置20が確認を行う場合、ファイルの内容を解析し、解析した内容が予め定められた基準に合致していれば問題なしとする。また、本発明においては、アップロードされた動画ファイルの確認は、ファイルを承認する意味も含む。端末装置10は、アップロードされた動画ファイルの消去を指示する電子メールを受信すると、電子メールに記載されたファイルパスで特定されるファイルを消去する。
なお、サーバ装置20は、SNS(Social Networking Service)のサービスを提供し、端末装置10からアップロードされる画像ファイルは、SNSでユーザが端末装置10からアップロードする画像ファイルであってもよい。この構成の場合、サーバ装置20においては、アップロードされた画像ファイルが人物の写真の場合、不適切な情報が含まれているか否かや、公表すべきない情報が含まれているか否かなどが確認される。この確認の結果、例えば、問題がない写真などは、SNS上で公開されるが、問題がある写真などはSNS上で公開されない。なお、この構成においても、確認を管理者が判断してもよいし、画像解析技術で判断してもよい。
なお、端末装置10は、動画ファイルに替えて、録音して生成された音声ファイルまたは撮像部109が生成した静止画像のファイルをアップロードしてもよい。静止画像の内容は特定の被写体に限定されるものではなく、風景、人物、建築物などであってもよい。動画ファイルおよび音声ファイルも、本発明に係る情報の一例である。また、アップロードされた動画ファイルの消去を指示する電子メールは、アップロードされた動画ファイルが記憶されたことを契機にして端末装置10へ送信してもよい。
また、端末装置10は、サーバ装置20から送信された電子メールの内容に応じて、自動的にファイルのアクセス権の変更やファイルの消去を行っているが、自動的にファイルのアクセス権の変更やファイルの消去を行わない構成としてもよい。
例えば、サーバ装置20は、ファイルのアクセス権の変更を指示する内容の電子メールに替えて、サーバ装置20に送信したファイルの消去を行わないように指示するメッセージが記載された電子メールを送信する。この電子メールを受信した端末装置10のユーザは、サーバ装置20へ送信したファイルを消去しないように端末装置10を操作する。また、サーバ装置20は、ファイルの消去を指示する内容の電子メールに替えて、サーバ装置20に送信したファイルを消去しても問題ないことを通知する電子メールを送信する。この電子メールを受信した端末装置10のユーザは、端末装置10に記憶されているファイルが必要でない場合には、端末装置10を操作してファイルを消去する。
上述した変形例の構成は、例えば、「端末から送信される情報を取得する取得手段と、前記取得手段が情報を取得したことを契機にして、前記情報の確保を促す第1メッセージを送信し、前記第1メッセージの送信後に前記情報に対する予め定められた処理が行われると、前記情報の消去を許可する第2メッセージを送信するメッセージ送信手段とを有する情報処理装置と、前記情報を前記情報処理装置へ送信する情報送信手段と、前記第1メッセージを取得すると、前記第1メッセージの取得に応じて前記情報の確保をユーザに通知し、前記第2メッセージを取得すると、前記第2メッセージの取得に応じて前記情報の消去の許可をユーザに通知する通知手段とを有する端末装置とを備える情報処理システム」といえる。
上述した実施形態においては、出張旅費の申請の際に領収書の画像ファイルをサーバ装置20へ送る場合の構成を説明したが、本発明の構成は、出張旅費の申請処理に限定されるものではない。
例えば、病院で渡された処方箋を端末装置10で撮影し、処方箋の画像ファイルを薬局へ送信し、薬局は、送信された画像ファイルが表す処方箋の薬を準備し、患者が薬局に来店したときに準備した薬を渡すサービスを想定する。このサービスにおいては、サーバ装置20は、処方箋の画像ファイルを受信し、受信した画像ファイルを記憶すると、画像ファイルのアクセス権を変更する旨の電子メールを端末装置10へ送信する。この電子メールを受信した端末装置10は、受信した電子メールに応じて処方箋の画像ファイルへのアクセス権を変更する。サーバ装置20においては、医師の情報、保険者番号、患者の氏名、処方の内容等が、画像ファイルの画像に写されているかの確認が薬局の職員によって行われる。なお、この確認は、サーバ装置20が画像ファイルの画像を解析し、文字認識を行うことによって確認してもよい。この確認処理は、本発明に係る予め定められた処理の一例である。画像ファイルが表す処方箋を確認する処理は、本発明に係る予め定められた処理の一例である。サーバ装置20は、この確認が終了すると、処方箋の画像ファイルを削除する旨の電子メールを端末装置10へ送信する。この電子メールを受信した端末装置10は、受信した電子メールに応じて処方箋の画像ファイルを消去する。
上述した実施形態においては、サーバ装置20は、本発明に係る第1通知および第2通知を電子メールで送信しているが、電子メールに替えてテキストメッセージを送るメッセージサービスで送信してもよい。
1…情報処理システム、10…端末装置、20…サーバ装置、101…制御部、102…記憶部、103…タッチパネル、105…通信部、107…音声処理部、109…撮像部、201…制御部、202…記憶部、205…通信部、1001…送信部、1002…制限部、1003…解除部、2001…取得部、2002…第1送信部、2003…第2送信部。

Claims (13)

  1. 端末装置と情報処理装置とを有し、
    前記情報処理装置は、
    前記端末装置から送信される情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が情報を取得したことを契機にして、前記情報へのアクセスの制限を指示する第1通知を前記端末装置へ送信する第1送信手段と、
    前記第1通知の送信後に前記情報に対する予め定められた処理が行われた場合、前記制限の解除を指示する第2通知を前記端末装置へ送信する第2送信手段とを有
    前記端末装置は、
    前記情報を前記情報処理装置へ送信する第3送信手段と、
    前記第1通知を取得し、前記第1通知の取得に応じて自装置で保持する前記情報へのアクセスを制限する制限手段と、
    前記第2通知を取得し、前記第2通知の取得に応じて前記制限を解除する解除手段とを有す
    情報処理システム。
  2. 前記第3送信手段が前記情報を送信するプロトコルと、前記第1通知および前記第2通知を送信するプロトコルとが異なる
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第1通知および前記第2通知を送信するプロトコルは、テキストメッセージを送信するプロトコルである
    請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記取得手段が前記情報を取得するプロトコルと、前記端末装置が前記第1通知および前記第2通知を取得するプロトコルとが異なる
    請求項1に記載の情報処理システム。
  5. 前記第1通知および前記第2通知を取得するプロトコルは、テキストメッセージを取得するプロトコルである
    請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記制限は、前記情報の消去の制限である請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  7. 前記端末装置は、前記解除手段により前記制限が解除された情報を消去する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  8. 前記端末装置は、
    撮像素子で得られた画像を表す画像ファイルを生成する撮像手段を有し、
    前記情報は、前記画像ファイルである
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  9. 前記予め定められた処理は、前記画像ファイルの内容を確認する処理である
    請求項8に記載の情報処理システム。
  10. 前記取得手段は、前記端末装置から前記情報を用いるサービスの提供の要求をさらに取得し、
    前記予め定められた処理は、前記要求に対するサービスの提供に要する前記情報の確認処理である
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  11. 前記第1送信手段は、前記情報が記憶手段に記憶されたことを契機にして前記第1通知を送信する
    請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  12. 端末装置から送信される情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が情報を取得したことを契機にして、前記情報へのアクセスの制限を指示する第1通知を前記端末装置へ送信する第1送信手段と、
    前記第1通知の送信後に前記情報に対する予め定められた処理が行われた場合、前記制限の解除を指示する第2通知を前記端末装置へ送信する第2送信手段と
    を有する情報処理装置。
  13. 情報を情報処理装置へ送信する送信手段と、
    前記情報への応答として前記情報処理装置から送信され、前記情報へのアクセスの制限を指示する第1通知を取得し、前記第1通知の取得に応じて自装置で保持する前記情報へのアクセスを制限する制限手段と、
    前記情報に対する予め定められた処理の実行に応じて前記情報処理装置から送信される第2通知を取得し、前記第2通知の取得に応じて前記制限を解除する解除手段と
    を有する端末装置。
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