JP7003256B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルタ及びファンガードを備えた空気調和機に関する。
従来から、居住空間等に設置される空気調和機は、空気の吸込口及び吹出口が設けられた筐体と、熱交換器と、送風機等とを備える。また吸込口には、空気中の塵埃を捕捉するフィルタが設けられる。フィルタに塵埃が付着して目詰まりが生じると吹出口からの風量が低下し、空気調和機の性能が低下するため、定期的にフィルタの清掃又は交換が行われる。このため、フィルタには係合爪等が設けられ、筐体には係合爪と係り合う被係合部が設けられ、フィルタを着脱できるように構成されている。
ところで、空気調和機において、筐体の上面に設けられた吸込口にフィルタを設置するとともに、筐体の下面前方に設けられた吹出口にファンガード(フィンガーガード)を設置したものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の空気調和機において、フィンガーガードは、送風回路の一面と、送風回路の一面に対向する上下風向変更羽根の一面とに保持され、ファンに人の手指が触れるのを防止している。
特開2016-205722号公報
作業者がフィルタを筐体に取り付ける際、空気調和機の設置場所、奥行き寸法、及びフィルタの装着位置によっては、作業が行いにくい場合がある。例えば、特許文献1のように筐体の下面前方に吹出口が設けられる空気調和機は、一般に、壁面の高い位置に設置される。このような空気調和機では、フィルタが取り付けられる筐体の上面、特に上面の背面側を作業者が目視で確認し難い。また例えば、空気調和機が窓側の床面に設置される場合、空気調和機の高さ寸法が制限されることがある。この場合、吸込口が筐体の下面に設けられていると、下面と床面との間に、作業者が被係合部の位置を確認するのに必要な空間を確保することができず、作業が行いにくいことがある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、筐体へフィルタを容易に設置できる空気調和機を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和機は、開口部を有し、前記開口部とつながる風路が形成された筐体と、前記筐体に設置され、前記風路に気流を発生させる送風機と、前記風路に配置され、空気と熱媒体とを熱交換させる熱交換器と、前記送風機への接触を防止するものであって、複数の桟で構成された平面部、及び、前記平面部を前記筐体の前記開口部が設けられた面との間に隙間を形成して前記筐体に取り付ける取付部、を有するファンガードと、前記隙間に挿入されて前記筐体に取り付けられ、前記開口部を外側から覆うフィルタと、を備え、前記平面部は、前記取付部によって、前記筐体の前記開口部が設けられた面よりも外方に配置され、前記筐体の前記開口部が設けられた面に対して傾斜し、前記フィルタの挿入方向の奥側ほど前記隙間が狭くなるように前記筐体に設置されている。
本発明の空気調和機によれば、フィルタの挿入方向の奥側ほど、ファンガードと開口部が設けられた面との隙間が狭くなることにより、挿入方向の手前側ではフィルタの挿入を容易にでき、また挿入方向の奥側ではフィルタを筐体に近づけることができる。したがって、作業者がフィルタをファンガードに沿わせて挿入することで、ファンガードがフィルタのガイドとしても機能し、作業者は、挿入方向の奥側を目視で確認しにくい場合でも、フィルタを筐体に容易に設置できる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の外観を示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の下面図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係るフィルタの構成を示す説明図ある。 本発明の実施の形態1に係るファンガードの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る筐体のファンガードとフィルタが取り付けられた状態を示す部分側面図である。 図4の領域Rの部分拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る被係合部の他の一例を示す説明図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の外観を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の外観を示す側面図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の下面図である。ここでは、空気調和機100が、空調対象空間の床面200に設置されている場合を例に説明する。図中、矢印X方向は空気調和機100の幅方向を表し、矢印Y方向は空気調和機100の奥行き方向を表し、矢印Z方向は空気調和機100の高さ方向を表している。
空気調和機100は、図示していない室外機に2本の接続配管を介して接続されて熱媒体回路を形成する。熱媒体は、例えば冷媒、水又はブライン液等どのようなものが用いられてもよいが、ここでは熱媒体が水である場合を例に説明する。
空気調和機100は、筐体1と、筐体1を支持するベース14を備えている。筐体1は、上面に配置された天面部11と、前面に配置された前面部12と、幅方向(矢印X方向)の両側面に配置された2つの側面フレーム13と、背面に配置された背面部15とを有している。筐体1の底面は開口しており、空気の吸込口26として機能する。天面部11には空気の吹出口21が設けられており、筐体1内には、吸込口26と吹出口21とが連通した風路が形成されている。
前面部12は複数の板部材12a、12b、12cから成り、各板部材12a、12b、12cは、側面フレーム13、あるいは側面フレーム13及び天面部11に、ねじ等により取り付けられている。空気調和機100のメンテナンスが行われる際、複数の板部材12a、12b、12cのうち必要な板部材が取り外されて、筐体1内に設置されている機器の点検あるいは部品の交換等がなされる。
前面部12の下端部には、後方へ折り曲げられた前側フランジ12fが形成されている。前側フランジ12fは、筐体1の底面の前側の一部を覆っており、吸込口26の前縁部を構成する。背面部15の下端部には、前方へ折り曲げられた後ろ側フランジ15fが形成されている。後ろ側フランジ15fは、筐体1の底面の後ろ側の一部を覆っており、吸込口26の後縁部を構成する。
側面フレーム13は、筐体1内に機器を設置するための架台として機能する。各側面フレーム13には複数のねじ穴29(図7参照)が形成されており、各ねじ穴29には、ベース14を固定する固定ねじ91が挿入される。右側の側面フレーム13には、筐体1内で生じた水分を外部へ通すドレン孔23が形成されている。
ベース14は、筐体1の右側及び左側の下方にそれぞれ設置され、筐体1を支持する。図1に示される例では、ベース14は、高さ方向(矢印Z方向)に延びる第1片14aと、第1片14aの下端から幅方向(矢印X方向)の外側へ延びる第2片14bとを有し、正面視で略L字状に形成されている。
ベース14は、第1片14aの上部が側面フレーム13に複数の固定ねじ91により固定され、第2片14bが床面200と接触する。筐体1は、ベース14により、床面200からの底面の高さが高さhとなるように支持され、吸込口26が設けられた底面と床面200との間に空間が形成される。このように形成された空間と吸込口26とを介して、筐体1内に空気が取り込まれる。
図4は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の縦断面図である。筐体1内には、通風孔16aを有する板状の送風機台16が設置されている。送風機台16は、2つの側面フレーム13に渡って設けられ、ねじ等により、各側面フレーム13に固定されている。
また空気調和機100は、熱交換器2と、ドレンパン3と、送風機4と、フィルタ6と、ファンガード7とを備える。熱交換器2は、風路上に設置されている。熱交換器2は、例えばプレートフィン熱交換器から成り、伝熱管を通る水と周囲の空気との熱交換を行う。熱交換器2は、前面部12に対して傾いた状態で筐体1内に配置されており、上端部が背面部15側に位置し、下端部が前面部12側に位置する。熱交換器2は、空気調和機100の幅方向(矢印X方向)に延び、両側の端部は、各側面フレーム13にそれぞれ設置される。
具体的には、熱交換器2の右側の端部は、図1及び図2に示されるそれぞれバルブを有する伝熱管の水出口24と水入口22とが側面フレーム13から露出するように、右側の側面フレーム13に取り付けられる。各バルブは、外部から作業者が操作できるように構成されている。空気調和機100と室外機とを接続する2本の接続配管のうち、一方が伝熱管の水出口24に接続され、他方が伝熱管の水入口22に接続される。また右側の側面フレーム13において熱交換器2の右側の端部が取り付けられる位置には、外側から配管カバー13aが取り付けられる。
ドレンパン3は、熱交換器2の下方に配置され、熱交換器2(図4参照)で空気が冷却されたときに生じる水(ドレン水)を受ける。ドレンパン3は、左端部よりも右端部が低い位置となるように傾斜した状態で送風機台16上に設置されている。またドレンパン3は、奥行き方向(矢印Y方向)において傾斜しており、最下部には、溝3aが形成されている。ドレンパン3の溝3aは、右側の側面フレーム13に設けられたドレン孔23につながっており、熱交換器2からドレンパン3に落ちたドレン水は、溝3aを右側へ流れ、ドレン孔23を介して筐体1の外へ排出される。
送風機4は、例えばシロッコファン等から成り、モータにより羽根が回転することによって気流を発生させる。図4に示されるように、送風機4は、空気の吐出口4aが送風機台16の通風孔16aにつながるように、送風機台16の下部に設置されている。
ファンガード7は、筐体1の吸込口26が設けられた底面に、2つの側面フレーム13に渡って設けられる。ファンガード7は、吸込口26を介して人の手指が送風機4へ接触することを防止する。ファンガード7と筐体1の底面との間には、隙間Gが形成されている。
フィルタ6は、吸込口26を覆うように設けられ、筐体1内への塵埃等の侵入を防止するものである。フィルタ6は、筐体1の底面とファンガード7との隙間Gに配置され、吸込口26の縁部に着脱自在に取り付けられる。
また空気調和機100は、図示していない制御部を備える。制御部には、送風機4及びリモートコントローラ(リモコン)等が信号線を介して接続されている。制御部は、リモコンから入力される信号に基づいて送風機4の回転数を制御し、吹出口21から吹き出される風量を制御する。
次に、図1~図4に基づき、空気調和機100の動作について説明する。空気調和機100の運転中、送風機4の稼動によって気流が生じ、空調対象空間の空気が吸込口26を介して筐体1内に吸い込まれる。このとき、筐体1内に空気が吸い込まれる過程で、空調対象空間の塵埃がフィルタ6によって除去される。筐体1内に吸い込まれた空気は、送風機4により、風路に配置された熱交換器2へ供給され、熱交換器2において熱交換器2内に流れる水と熱交換する。
熱交換器2に冷水が流れているとき、熱交換器2に供給された空気は冷水によって冷却され、冷却された空気は、送風機4により、吹出口21を介して筐体1の外へ吹き出される。これにより、空調対象空間の冷房が行われる。一方、熱交換器2に温水が流れているとき、熱交換器2に供給された空気は温水によって温められ、温められた空気は、送風機4により、吹出口21を介して筐体1の外へ吹き出される。これにより、空調対象空間の暖房が行われる。
図5は、本発明の実施の形態1に係るフィルタの構成を示す説明図ある。フィルタ6は、空気を通しつつ空気中の塵埃を捕捉する網部61と、網部61の周囲に設けられ、網部61を保持する枠部62とを有する。枠部62は、例えば四角形状に形成された外枠部62aと、外枠部62aで囲まれた領域を、幅方向(矢印X方向)に仕切る第1仕切部62bと、奥行き方向(矢印Y方向)に仕切る第2仕切部62cとを有している。図5に示される一例では、2つの第1仕切部62bと1つの第2仕切部62cとにより、外枠部62aで囲まれた領域が6区画に仕切られ、各区画に網部61が設置されている。
また外枠部62aには、筐体1と係り合う係合部63が設けられている。図5は、係合部63が複数の爪部63a、63bである場合を例示する。4つの爪部63a、63bは、フィルタ6が筐体1に取り付けられた状態で、外枠部62aの吸込口26側すなわち筐体1の底面側に突出するように設けられている。4つの爪部63a、63bのうち2つの爪部63aは、外枠部62aの前側の辺に設けられ、残りの2つの爪部63bは、外枠部62aの後ろ側の辺に設けられている。前側に設けられた爪部63aは、外枠部62aの前側の辺において前方側の網部61と隣接する位置から上方に起こされ、先端部が外側すなわち前方へ曲げられている。一方、後ろ側に設けられた爪部63bは、外枠部62aの後ろ側の辺において後方側の網部61と隣接する位置から上方に起こされ、先端部が外側すなわち後方へ曲げられている。
図6は、本発明の実施の形態1に係るファンガードの構成を示す斜視図である。ファンガード7は、例えば、複数の鉄線を溶接して格子状に形成されている。具体的には、ファンガード7は、幅方向(矢印X方向)に延びる複数の横桟71と、奥行き方向(矢印Y方向)に延びたレール状の複数の縦桟72とにより略平面状に形成されている。隣り合う縦桟72の間隔は、例えば、人の指が挿入できない間隔で平行に配置される。図6に示される一例では、前後2本の横桟71a、71bに複数の縦桟72が架け渡され、前側の横桟71aと後ろ側の横桟71bとの間に、複数の縦桟72を支持するように中央の横桟71cが設けられている。
また、前側の横桟71aの両端部及び後ろ側の横桟71bの両端部には、筐体1との取付部73がそれぞれ設けられている。4つの取付部73は、ファンガード7において吸込口26側に設けられている。具体的には、各取付部73は、幅方向(矢印X方向)において複数の縦桟72からはみ出た横桟71a、71bの端部が上方へ折り曲げられ、先端部が後方へ円弧状に巻かれて形成されている。
図7は、本発明の実施の形態1に係る筐体1のファンガードとフィルタが取り付けられた状態を示す部分側面図である。図8は、図4の領域Rの部分拡大図である。図8は、フィルタ6の係合部63と係り合う筐体1の被係合部が、吸込口26の縁部である場合を例示している。図7及び図8に基づき、空気調和機100の吸込口26周辺の構造について詳しく説明する。
各側面フレーム13の前面側及び背面側には、ファンガード7の取付穴27がそれぞれ設けられている。ファンガード7は、取付部73が取付ねじ92により側面フレーム13に固定されることにより筐体1に組み付けられる。具体的には、取付ねじ92の軸(図示せず)が側面フレーム13の取付穴27に挿入された状態で、取付部73の先端部が取付ねじ92の軸に引っ掛けられ、取付ねじ92が締結されることにより取付部73が側面フレーム13に固定される。
図8に示されるように、ファンガード7は筐体1の底面に対して傾斜しており、背面側でのファンガード7と筐体1の底面との距離L2は、正面側でのファンガード7と筐体1の底面との距離L1よりも小さくなっている。すなわち、ファンガード7は、奥行き方向(矢印Y方向)において背面部15に近い位置ほど、高さ方向(矢印Z方向)で筐体1の底面近くに位置し、隙間Gは正面側から背面側へ向かって次第に狭くなる。ここで、筐体1の底面は、正面側では前面部12の前側フランジ12fにより構成され、背面側では背面部15の後ろ側フランジ15fにより構成されている。被背面側でのファンガード7と筐体1の底面との距離L2は、フィルタ6の厚みT程度であるとよい。
また上述したように、複数の縦桟72は3本の横桟71a、71b、71cの上側に配置されているので、ファンガード7と筐体1の底面との隙間Gは、複数の縦桟72と筐体1の底面との隙間である。またファンガード7は、各縦桟72が奥行き方向(矢印Y方向)に沿うように設置される。
フィルタ6は、作業者により、複数の爪部63a、63bが突出した面が吸込口26側を向くようにして、空気調和機100の正面側から隙間Gに挿入される。以下、空気調和機100の正面側を手前側といい、空気調和機100の背面側を奥側という場合がある。フィルタ6が手前側から奥側へ矢印D方向(以下、挿入方向という)に押し込まれると、フィルタ6はファンガード7の複数の縦桟72に沿って滑らかに移動する。このとき、フィルタ6の挿入方向の先端部は、手前側での高さ位置よりも持ち上げられて筐体1の底面に近づき、フィルタ6に設けられた2つの爪部63bが、吸込口26の後縁部の位置へ誘導される。そして、上方へ突出したフィルタ6の2つの爪部63bが吸込口26の後縁部に引っ掛かり、さらにフィルタ6が押し込まれると、2つの爪部63bが吸込口26の後縁部すなわち後ろ側フランジ15fと係合する。フィルタ6の後ろ側の2つの爪部63bが吸込口26の後縁部に係り合った状態で、フィルタ6の前側の2つの爪部63aが吸込口26の前縁部すなわち前側フランジ12fに引っ掛けられ、筐体1にフィルタ6が取り付けられる。
このように、送風機4への接触を防止するために設けられたファンガード7が、フィルタ6のガイドとしても機能することにより、作業者は、フィルタ6を隙間Gに挿入することで容易にフィルタ6を筐体1に取り付けることができる。また、係合部63が爪部63a、63bであり、被係合部が吸込口26の縁部である場合には、作業者は、フィルタ6を手前側へ引っ張ることで筐体1から取り外すことができ、フィルタ6のメンテナンスが容易にできる。
また、ファンガード7の中央の横桟71cと、フィルタ6の第2仕切部62cとは、下面視(図3参照)で少なくとも一部が重なるように配置される。このように、空気の流入を阻害する部材を集約することで、ファンガード7及びフィルタ6を介して流入する空気の抵抗を低減できる。
なお、フィルタ6の係合部63の形状及び筐体1の被係合部の形状は、上述したものに限定されない。図9は、本発明の実施の形態1に係る被係合部の他の一例を示す説明図である。図9に示す一例では、被係合部は差込穴12d、15dである。前側フランジ12fには左右に差込穴12dが設けられており、後ろ側フランジ15fには左右に差込穴15dが設けられている。作業者によりフィルタ6が隙間Gに挿入されると、ファンガード7がガイドとなり、フィルタ6の先端部が持ち上げられて、後ろ側フランジ15fの差込穴15dにフィルタ6の後ろ側の爪部63bが差し込まれる。そして、後ろ側フランジ15fに2つの爪部63bが係合した状態で、前側フランジ12fの各差込穴12dに、フィルタ6の前側の各爪部63aが差し込まれる。
以上のように、実施の形態1の空気調和機100において、ファンガード7は、ファンガード7と、筐体1の吸込口26が設けられた面との隙間Gが、フィルタ6の挿入方向の奥側ほど狭くなるように筐体1に設置されている。これにより、挿入方向の手前側では奥側よりも隙間Gが大きいのでフィルタ6の挿入を容易にでき、また挿入方向の奥側ほど隙間Gが狭くなっているので、奥側でフィルタ6を、筐体1の吸込口26が設けられた面へ近づけることができる。したがって、作業者がフィルタ6をファンガード7に沿わせて挿入することで、ファンガード7がフィルタ6のガイドとしても機能し、作業者は、フィルタ6の挿入方向の奥側が目視しにくい場合でも、フィルタ6を筐体1に容易に設置することができる。
また、筐体1に設置されたファンガード7は、フィルタ6が隙間Gに挿入される際、フィルタ6の係合部63を、筐体1に設けられた被係合部の位置に誘導する。そして、係合部63と被係合部とは、フィルタ6が挿入方向に押し込まれると係り合う。これにより、作業者は、係合部63及び被係合部の位置を目視により確認する必要がなく、フィルタ6を挿入方向(矢印D方向)に押し込むことで筐体1にフィルタ6を装着できる。また、従来の空気調和機に、フィルタ及びファンガードを上述したフィルタ6及びファンガード7に置き換えて容易に適用でき、フィルタ6の装着性を向上させることができる。
また、係合部63は、フィルタ6において開口部(吸込口26)側に突出した爪部63bであり、被係合部は、差込穴15d又は開口部の縁部(例えば後ろ側フランジ15f)である。これにより、フィルタ6が押し込まれると、吸込口26側に突出した爪部63bが、差込穴15dに差し込まれる、あるいは吸込口26の縁部に引っ掛かることで係合する。またフィルタ6が挿入方向の手前側に引っ張られると、爪部63bが差込穴15d又は吸込口26の縁部から外れて係合が解除される。このように、簡単な構造によって、フィルタ6を筐体1に着脱自在とでき、フィルタ6の交換等のメンテナンスを容易にできる。
また、ファンガード7は、平面状に形成されており、筐体1の開口部(吸込口26)が設けられた面に対して傾斜している。これにより、高さ方向(矢印Z方向)における取付部73の長さ、あるいは取付部73を取り付ける取付穴27の高さ位置を、挿入方向の手前側と奥側とで違えることにより、簡単な構造で、次第に隙間Gが狭まる構成を実現することができる。
また開口部は、筐体1の底面に設けられた吸込口26である。この場合、作業者がフィルタ6を隙間Gに挿入すると、フィルタ6の挿入方向の先端部は、ファンガード7により支持されながら、重力に逆らって、吸込口26が設けられた底面へ近づく。したがって、筐体1の底面に吸込口26が設けられている場合でも、フィルタ6の装着が容易にできる。上述したように、筐体の底面に吸込口を有する空気調和機が、設置高さの制限された場所の床面200に設置される場合、筐体の底面と床面200との間に十分な空間が設けられず、作業者から底面の被係合部の位置が見えにくい。実施の形態1の空気調和機100によれば、フィルタ6が隙間Gに挿入されるとフィルタ6は筐体1の背面側で底面に近づくので、筐体1に容易に設置できる。
なお、本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。例えば、筐体1の底面は、前側フランジ12f及び後ろ側フランジ15fで覆われる部分を除き開口しているものとして説明したが、筐体1の底面に底板を設け、底板に吸込口26が設けられてもよい。また、ファンガード7が底面の開口部(ここでは吸込口26)に設置される場合について例示したが、送風機4が天面部11側に設置される場合には、上面の開口部(ここでは吹出口21)に設置されてもよい。この場合、ファンガード7は、天面部11との間に隙間Gを形成するように筐体1に設置される。
図6において、ファンガード7の横桟71と縦桟72とが互いに直交する場合について示しているが、ファンガード7の形状は特にこれに限定されない。ファンガード7は、指を通さないように構成され、かつ、フィルタ6の挿入方向と一致する方向に延びる部材である縦桟72が、横桟71の上側すなわちフィルタ6と近い側に配置されていればよい。複数の横桟71a、71b、71cのうち中央に設けられた横桟71cは無くてもよい。また、取付部73の形状は、ファンガード7を筐体1に固定できればどのような形状でもよい。
また、爪部63a、63bの数は4つに限定されず、フィルタ6が筐体1に安定して設置できればよい。係合部63の形状及び被係合部の形状は、フィルタ6が筐体1に容易に着脱できればどのような形状の組合せでもよい。
1 筐体、2 熱交換器、3 ドレンパン、3a 溝、4 送風機、4a 吐出口、6 フィルタ、7 ファンガード、11 天面部、12 前面部、12a、12b、12c 板部材、12d 差込穴、12f 前側フランジ、13 側面フレーム、13a 配管カバー、14 ベース、14a 第1片、14b 第2片、15 背面部、15d 差込穴、15f 後ろ側フランジ、16 送風機台、16a 通風孔、21 吹出口、22 水入口、23 ドレン孔、24 水出口、26 吸込口、27 取付穴、29 ねじ穴、61 網部、62 枠部、62a 外枠部、62b 第1仕切部、62c 第2仕切部、63 係合部、63a、63b 爪部、71、71a、71b、71c 横桟、72 縦桟、73 取付部、91 固定ねじ、92 取付ねじ、100 空気調和機、200 床面、G 隙間、L1、L2 距離、T 厚み、h 高さ。

Claims (4)

  1. 開口部を有し、前記開口部とつながる風路が形成された筐体と、
    前記筐体に設置され、前記風路に気流を発生させる送風機と、
    前記風路に配置され、空気と熱媒体とを熱交換させる熱交換器と、
    前記送風機への接触を防止するものであって、複数の桟で構成された平面部、及び、前記平面部を前記筐体の前記開口部が設けられた面との間に隙間を形成して前記筐体に取り付ける取付部、を有するファンガードと、
    前記隙間に挿入されて前記筐体に取り付けられ、前記開口部を外側から覆うフィルタと、
    を備え、
    前記平面部は、前記取付部によって、前記筐体の前記開口部が設けられた面よりも外方に配置され、前記筐体の前記開口部が設けられた面に対して傾斜し、前記フィルタの挿入方向の奥側ほど前記隙間が狭くなるように前記筐体に設置されている
    空気調和機。
  2. 前記フィルタは、前記筐体と係り合う係合部を有し、
    前記筐体には、前記係合部と係り合う被係合部が設けられ、
    前記筐体に設置された前記ファンガードは、前記フィルタが挿入される際、前記フィルタを前記係合部が前記被係合部の位置となるように誘導し、
    前記係合部と前記被係合部とは、前記フィルタが挿入方向に押し込まれると係り合う
    請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記係合部は、前記フィルタにおいて前記開口部側に突出した爪部であり、
    前記被係合部は、差込穴又は前記開口部の縁部である
    請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記開口部は、前記筐体の底面に設けられた吸込口である
    請求項1~のいずれか1項に記載の空気調和機。
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