JP6500226B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、フィンガーガードを備えた空気調和機に関するものである。
人体の一部がファンのような回転体に触れて損傷するのを防ぐため、フィンガーガードを備えた空気調和機がある(例えば、特許文献1)。
図12は、特許文献1に記載された空気調和機の長手方向に垂直な断面図である。図12に示すように、空気調和機101は、送風回路105内に、クロスフローファン106に手や指が接触することを防止するフィンガーガード(ファンガード)107を備えている。フィンガーガード107は、複数の縦桟と横桟とで構成されている。縦桟や横桟は、クロスフローファン106からの風を通過させる一方、指や手が侵入できない間隔で設けられている。
これによれば、吹出口103付近に設けられた上下羽根(図示せず)が開いた状態であっても、人の手や指が、吹出口103から送風回路105内に侵入することを防止できる。このため、空気調和機の運転中に、人の手や指が、回転しているクロスフローファン106に誤って接触することを防止できる。
特開平6−21347号公報
しかしながら、流速が高い風が通過する送風回路内に、通風抵抗となるフィンガーガードを設けると、クロスフローファンの運動エネルギーが低下し、空気調和機の送風性能が悪化してしまうという課題を有していた。そこで、本発明では、送風回路内に手や指の侵入を防ぐ構成で、かつ送風性能の悪化を抑制する空気調和機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するため、本発明の空気調和機は、ファンの下流に設けられ、空気の流れを吹出口へ案内する送風回路と、送風回路の下流に回動可能に設けられ、空気の吹出方向を制御する風向変更羽根と、ファンに手指が接触するのを防止するフィンガーガードとを備え、フィンガーガードは、送風回路の一面と、当該送風回路の一面に対向する風向変更羽根の一面とに保持されたものである。
本発明は、送風性能の低下を抑えつつ、手や指が送風回路内に侵入することを防ぐことができる。
実施の形態1に係る空気調和機の室内機の斜視図 実施の形態1に係る空気調和機の室内機の長手方向に垂直な断面図。 実施の形態1に係るフィンガーガードの正面図 実施の形態1に係る空気調和機の風向変更羽根を閉じた状態を示す断面図 実施の形態1に係る空気調和機の風向変更羽根を開いた状態を示す断面図 実施の形態1に係る空気調和機の風向変更羽根を全開した状態を示す断面図 実施の形態1に係る変形例を示す断面図 実施の形態1に係る別の変形例を示す断面図 実施の形態2に係る空気調和機の風向変更羽根を閉じた状態を示す断面図 実施の形態2に係る空気調和機の風向変更羽根を開いた状態を示す断面図 実施の形態2に係るフィンガーガードの正面図 従来の空気調和機の長手方向に垂直な断面図
第1の発明は、空気の吹出口を有する本体と、前記吹出口から空気を吹き出すための気流を発生させるファンと、前記ファンの下流に設けられ、空気の流れを前記吹出口へ案内する送風回路と、前記送風回路の下流に回動可能に設けられ、空気の吹出方向を制御する風向変更羽根と、前記ファンに手指が接触するのを防止するフィンガーガードとを備え、前記フィンガーガードは、前記送風回路の一面と、当該送風回路の一面に対向する前記風向変更羽根の一面とに保持されたものである。
第2の発明は、空気の吹出口を有する本体と、前記吹出口から空気を吹き出すための気流を発生させるファンと、前記ファンの下流に設けられ、空気の流れを前記吹出口へ案内する送風回路と、前記送風回路の下流に回動可能に設けられ、流れてきた空気の吹出方向を制御する第1の羽根と第2の羽根と、前記ファンに手指が接触するのを防止するフィンガーガードとを備え、前記フィンガーガードは、前記第1の羽根の一面と、当該第1の羽根の一面に対向する前記第2の羽根の一面とに保持されたものである。
これらの構成により、手や指が送風回路内に侵入する前に、吹出口の下流側に配置されたフィンガーガードに触れるため、それ以上の侵入を防ぐことができる。
フィンガーガードは、風が低流速となる送風回路の外に配置するため、従来のように、送風回路内に配置されていたフィンガーガードよりも通風抵抗を低減でき、送風性能の悪化を抑制することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、フィンガーガードは、第1の格子部と、第2の格子部と、前記第1の格子部と前記第2の格子部との間に設けられたヒンジ軸を備え、前記ヒンジ軸が前記送風回路側へ突出するように屈曲するものである。
この構成により、フィンガーガードが、風向変更羽根の動きに合わせて変形するため、例えば強い力がフィンガーガードに加わった場合には、フィンガーガードが送風回路内に向かって折れ曲がると、下羽根あるいは上羽根が閉まり、手や指が下羽根、上羽根に挟み込まれるため、侵入を防ぐことができる。
第4の発明は、請求項1または2において、フィンガーガードの一端を引っ張る、引き込み機構を備えたものである。
この構成により、フィンガーガードは常に引き込み機構によって引っ張られ平面的に張られ、フィンガーガードが送風回路内に入り込むことがないので、フィンガーガードが送風回路内の速い気流と干渉して、大きな圧力損失が発生することがない。また、フィンガーガードがたるんで、美観を損なうことがない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態にかかる空気調和機は、冷媒配管で互いに接続された室外機と室内
機とで構成されている。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる空気調和機の室内機を示す斜視図である。図2は、図1の室内機の長手方向に垂直な断面図である。
室内機1は、本体2の上面に、吸込口(図示せず)を、下面前方に吹出口3を備えている。本体2の内部には、送風回路5、本発明におけるファンであるクロスフローファン6、熱交換器10が設けられている。
クロスフローファン6は、回転軸を中心として回転自在に構成されている。送風回路5は、クロスフローファン6の下流に設けられ、送風回路5の下流端は吹出口3として開口している。熱交換器10は、クロスフローファン6の前部および上部を囲むように配置されている。送風回路5は、クロスフローファン6の前部に配置された熱交換器10の下方に設けられたスタビライザ5aと、スタビライザ5aに対向する面を構成するリアガイダ5bと、スタビライザ5aとリアガイダ5bに垂直な面を構成する2つの側壁(図示せず)とで構成されている。
吹出口3のリアガイダ5b側には、本発明の風向変更羽根である下羽根4が設けられている。下羽根4は、吹出口3から吹出された空気の流れを上下方向に調整する。下羽根4は、リアガイダ5bの下端に設けられた回転軸8に連結されている。回転軸8は、駆動モータ等の駆動源(図示せず)に連結されている。駆動モータが回転することにより、下羽根4は、回転軸8を中心に上下方向に駆動する。
また、室内機1は、クロスフローファン6に人の手や指が接触するのを防止するフィンガーガード7を備えている。フィンガーガード7の一端は、第1の端部軸11aを介してスタビライザ5aに保持されており、他端は第2の端部軸11bを介して下羽根4に保持されている。
第1の端部軸11aは、スタビライザ5aの下流側に設けることが望ましく、さらに、スタビライザ5aの下端部、つまり、吹出口3のスタビライザ5a側に設けることが望ましい。
第2の端部軸11bは、下羽根4の上面(スタビライザ5aに対向する面)の下流側に設けることが望ましく、さらに、下羽根4の下流側の端部(回転軸8が設けられた側とは反対側の端部)に設けることが望ましい。
図3は、フィンガーガード7の正面図である。フィンガーガード7は、平面状の格子の上下方向の中央部に、ヒンジ軸12を備えている。つまり、フィンガーガード7は、一端に第1の端部軸11aを備えた第1の格子部13aと、一端に第2の端部軸11bを備えた第2の格子部13bと、第1の格子部13aと第2の格子部の他端同士を屈曲可能に接続するヒンジ軸12とを備えている。
第1の格子部13a、第2の格子部13bは、それぞれ複数の横桟と縦桟とを備えている。横桟同士、縦桟同士の間隔は、人の手が挿入できない間隔となっている。望ましくは、子供の手が挿入できない間隔となっている。
なお、第1の格子部13a、第2の格子部13bは、それぞれ、縦桟と横桟とから構成される格子に限らず、縦桟のみから構成される格子であってもよい。また、縦桟と横桟はそれぞれ吹出口3の長手方向や短手方向と平行でなくてもよく、吹出口3の長手方向に対して傾斜する複数の桟と、当該桟と異なる角度で傾斜する複数の桟とで構成された格子であってもよい。また、第1の格子部13a、第2の格子部13bは、それぞれ、支持枠の内側に張られた網であってもよい。
第1の格子部13a、第2の格子部13bの短手方向の長さは、第1の格子部13aの短手方向の長さと第2の格子部13bの短手方向の長さの和が、下羽根4が全開した状態でのスタビライザ5aの保持部と下羽根4の保持部との間隔に、略等しくなるように設定されている(図6参照)。
第1の端部軸11a、第2の端部軸11b、ヒンジ軸12の少なくとも一つは、ヒンジ軸12が、第1の端部軸11aと第2の端部軸11bとを通る仮想面より下流側に位置しないように規制する手段を備えることが望ましい。換言すると、第1の端部軸11a、第2の端部軸11b、ヒンジ軸12の少なくとも一つは、フィンガーガード7が屈曲した状態で、第1の格子部13aと第2の格子部13bとで形成される尾根が、送風回路5の下流方向に突出しないように規制する手段を備えることが望ましい。
以上のように構成された空気調和機について、以下その動作、作用について説明する。
まず、空気調和機の空調運転停止時について説明する。図4は、下羽根4を閉じた状態を示す、室内機の長手方向に垂直な断面図である。図4に示すように、空調運転停止時の状態においては、下羽根4は、吹出口3に沿うように位置し、吹出口3を閉じる。なお、図4では、下羽根4を、吹出口3のすべてを覆うように形状設定しているが、必ずしも吹出口3のすべてを覆う必要はなく、吹出口3の一部を覆うように形状設定してもよい。
フィンガーガード7は、ヒンジ軸12を支点として、第1の格子部13aと第2の格子部13bとを重ね合わせるように折り曲げられ、送風回路5内に収納される。空調運転停止時には、フィンガーガード7は本体2の外部に現れることがないため、室内機1の美観を損なうことがない。
次に、空気調和機の空調運転時について説明する。図4は、下羽根4を開いた状態の動作例を示す断面図である。空気調和機が空調運転を開始すると、下羽根4は、駆動モータが回転することにより、回転軸8を中心に所定角度だけ下方に移動し、吹出口3を開く。なお、所定角度は、使用者がリモコン等で設定した運転状態(冷房運転や暖房運転)、吹き出し方向や風量等に応じて、制御装置(図示せず)により決定される。
図5に示した動作例では、下羽根4の上面が、リアガイダ5bの下流側の平面と、実質的に連続するように平面的に配置される。なお、下羽根4の上面とは、スタビライザ5aと対向する側の面である。
また、フィンガーガード7は、下羽根4の開閉と協働し、ヒンジ軸12が送風回路5側に突出するくの字形状となり、スタビライザ5aと下羽根4の上面との間に配置される。
このような状態でクロスフローファン6が回転駆動されると、空気が吸込口を通して本体2の内部に取り入れられる。取り入れられた空気は、フィルタ(図示せず)を通り、熱交換器10において熱交換されて、クロスフローファン6に吸い込まれる。クロスフローファン6に吸い込まれた空気は、送風回路5に流れ込み、リアガイダ5bの曲面部に沿って流れて、吹出口3から吹き出される。
下羽根4は、スタビライザ5aとリアガイダ5bとで整流された流れを円滑に所望の吹き出し方向に制御している。
図6は、下羽根4を全開した状態、つまり、下羽根4が最大開き角度となる状態を示す断面図である。図5に示した動作例では、下羽根4が、リアガイダ5bの下流側の平面の
仮想的な延長面より下方に配置される。フィンガーガード7は、第1の格子部13aと第2の格子部13bとが略同一平面上になるように平面的になり、スタビライザ5aと下羽根4の上面との間に配置される。
本実施の形態では、空調運転時には、フィンガーガード7は、吹出口3より下流側に配置される。吹出口3より下流側は、送風回路5内と比較して、空気の流速が遅い。このため、フィンガーガード7が送風回路5内に配置される場合と比較して、通風抵抗が小さく、送風性能を悪化させることがない。
そして、空調運転時には吹出口3が開かれるものの、フィンガーガード7によって、人の手や指が、吹出口3から送風回路5内に入ることがない。このため、人の手や指が、回転しているクロスフローファン6に誤って接触することがない。
また、手や指がフィンガーガード7に強く触れると、下羽根4が閉じる方向に移動するため、送風回路5内へ侵入することを防ぐことができる。
<変形例1>
以上の説明では、風向変更羽根として下羽根4のみを有する空気調和機について説明したが、上羽根のみを有する空気調和機であってもよい。図7は、上羽根のみを有する室内機の要部断面図である。上羽根14は、スタビライザ5aの下端に設けられた回転軸18に連結されている。回転軸18に連結された駆動モータが回転することにより、上羽根14は、回転軸18を中心に上下方向に駆動する。フィンガーガード7の一端は、第1の端部軸11aを介して上羽根14に保持されており、他端は第2の端部軸11bを介してリアガイダ5bに保持されている。
第1の端部軸11aは、上羽根14の下面(リアガイダ5bに対向する面)の下流側に設けることが望ましく、さらに、上羽根14の下流側の端部(回転軸18が設けられた側とは反対側の端部)に設けることが望ましい。
第2の端部軸11bは、リアガイダ5bの下流側に設けることが望ましく、さらに、リアガイダ5bの下端部、つまり、吹出口3のリアガイダ5b側に設けることが望ましい。
このような構成でも、フィンガーガード7を、スタビライザ5aと下羽根4とで保持する構成と同様に、フィンガーガード7が送風回路5内に配置される場合と比較して、送風性能を悪化させることがなく、フィンガーガード7によって、人の手や指等が、吹出口3から送風回路5内に入ることを防止できるという効果が得られる。
<変形例2>
さらに、風向変更羽根として上羽根と下羽根とを有する空気調和機であってもよい。図8は、上羽根と下羽根のみを有する室内機の要部断面図である。上羽根24は、吹出口3の中央部より上方に設けられた回転軸28に連結されている。フィンガーガード7の一端は、第1の端部軸11aを介して上羽根24に保持されており、他端は第2の端部軸11bを介して下羽根4に保持されている。
第1の端部軸11aは、上羽根24の下面(リアガイダ5bに対向する面)の下流側に設けることが望ましく、さらに、上羽根24の下流側の端部(回転軸28が設けられた側とは反対側の端部)に設けることが望ましい。
第2の端部軸11bは、下羽根4の上面(スタビライザ5aに対向する面)の下流側に設けることが望ましく、さらに、下羽根4の下流側の端部(回転軸8が設けられた側とは
反対側の端部)に設けることが望ましい。
この場合でも、フィンガーガード7が送風回路5内に配置される場合と比較して、送風性能を悪化させることがなく、フィンガーガード7によって、人の手や指が、吹出口3から送風回路5内に入ることを防止できるという効果が得られる。
なお、以上の説明では、風向変更羽根として上下方向の風向を変更する羽根について説明したが、例えば、縦型の床置き式室内機のように、上下方向に長い吹出口を備え、左右方向に風向を変更する左右羽根を備える空気調和機では、フィンガーガードを左右羽根に保持させることで、同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
図9は、本発明の第2の実施の形態かかる空気調和機の室内機11の断面図である。本実施の形態においては、第1の実施の形態と共通の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。図9は、空調運転停止時の状態、つまり、下羽根4を閉じた状態を示している。
室内機11は、フィンガーガード7として網16を有している。網16の一端は吹出口3のスタビライザ5a側の端部15に保持され、他端は下羽根4の下流側先端部4aに引き込み機構21を介して保持されている。
引き込み機構21は、網16に対して常に引っ張り方向に負荷をかける機構であり、例えばゼンマイ式の巻き取り機構によって構成できる。引き込み機構21は、網16を巻きつける回転軸と、網16が引き出された量に応じて回転軸を一定方向に回転させるゼンマイとを備えている。引き込み機構21が網16の余分な部分を巻き取ることで、網16は、下流側先端部4aと吹出口3の端部15との間に、たるむことなく平面的に張られる。
網16の引き込み機構21に引っ張られる方向の長さは、下羽根4が全開した状態での下流側先端部4aと吹出口3の端部15との間隔と同等、または、若干大きい程度である。網16は、その長さを超えて引き込み機構21から引っ張り出されないように引き込み機構21に接続されている。
図10は、下羽根4を開いた状態の動作例を示す断面図である。引き込み機構21の引っ張り方向の負荷により、下羽根4がいかなる角度となっても、網16は下流側先端部4aと吹出口3の端部15との間に平面的に張られた状態となる。
図11は、網16の正面(図10における矢印A方向から見た面)図である。網16は正方形の網目形状を成しており、ひとつひとつの網目は子供の手が通らない程度の大きさに形成されている。例えば、網目の1辺の長さaは、39mm以下とするのが望ましい。
本実施の形態では、空調運転時には、網16は、吹出口3より下流側に配置される。このため、網16が送風回路5内に配置される場合と比較して、通風抵抗が小さく、送風性能を悪化させることがない。
さらに、引き込み機構21によって、網16が引っ張られ平面的に張られることで、網16が送風回路5内に入り込むことがないので、網16が送風回路5内の速い気流に干渉して、大きな圧力損失が発生させることがない。
また、人の手や指等は網16の網目を通りぬけることができないので、人の手や指等が送風回路5内に挿入されても、クロスフローファン6に接触することがない。
また、送風回路5の方向に向かって網16が押されると、下流側先端部4aが引っ張られるため、下羽根4が閉じる方向に移動する。これによって下羽根4が、人の手を挟み込みので、それ以上、送風回路5内に手を挿入できなくなる。このため、より人の手や指が、クロスフローファン6に接触することを防止することができる。
さらに、引き込み機構21によって、網16がたるむことがないので、美観を損なうことがない。
なお、引き込み機構21は吹出口3の端部15に配置されていてもよい。また、網目の形状は正方形に限らず、長方形や六角形など、その他の形状であってもよい。
また、第1の実施の形態の変形例で説明したように、網16の一端は、上羽根14の下面に保持され、他端はリアガイダ5bに保持されていてもよい。または、網16の一端は、上羽根14の下面に保持され、他端は下羽根4の上面に保持されていてもよい。
本発明の空気調和機は、送風性能を悪化させることなく、ファンに手指が接触するのを防止できる。このため、業務用及び一般家庭等で使用される空気調和機として有用である。
1、11 室内機
2 本体
3 吹出口
4 下羽根
4a 下流側先端部
5 送風回路
5a スタビライザ
5b リアガイダ
6 クロスフローファン
7 フィンガーガード
8、18、28 回転軸
10 熱交換器
11a 第1の端部軸
11b 第2の端部軸
12 ヒンジ軸
13a 第1の格子部
13b 第2の格子部
14、24 上羽根
15 端部
16 網
21 引き込み機構

Claims (3)

  1. 空気の吹出口を有する本体と、前記吹出口から空気を吹き出すための気流を発生させるファンと、前記ファンの下流に設けられ、空気の流れを前記吹出口へ案内する送風回路と、前記送風回路の下流に回動可能に設けられ、流れてきた空気の吹出方向を制御する第1の羽根と第2の羽根と、前記ファンに手指が接触するのを防止するフィンガーガードとを備え、
    前記フィンガーガードは、前記第1の羽根の一面と、当該第1の羽根の一面に対向する前記第2の羽根の一面とに保持されたことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記フィンガーガードは、第1の格子部と、第2の格子部と、前記第1の格子部と前記第2の格子部との間に設けられたヒンジ軸を備え、前記ヒンジ軸が前記送風回路側へ突出するように屈曲することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記フィンガーガードの一端を引っ張る、引き込み機構を備えたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
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