JP7002766B2 - 濡れ検知センサー - Google Patents

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本発明は、濡れ検知センサーに関する。
濡れ検知センサーは、おむつ、おむつカバー、失禁パンツ、下着、寝具等の濡れを検知するために利用されている。この種の濡れ検知センサーとして、使い捨て紙おむつの内部にセンサー部を固定した濡れ検知センサーが知られている。使い捨て紙おむつ用の濡れ検知センサーは、使い捨て紙おむつが濡れた場合、音や光等を発生する。そして、使い捨て紙おむつ用の濡れ検知センサーは、この音や光等により、使い捨て紙おむつの使用者を介護または看護する介護者等に、使い捨て紙おむつが濡れたことを報知する。
この種の濡れ検知センサーは、使い捨て紙おむつが廃棄される際に、一緒に廃棄されてしまう。しかし、一般に、これらの濡れ検知センサーのセンサー部は、構造が複雑でコストも高い。そのため、使い捨て紙おむつを廃棄する際に、濡れ検知センサー部を一緒に廃棄することは、経済的ではない。そこで、濡れ検知センサーのセンサー部のコストを低くして、濡れ検知センサーを使い捨て可能にすることが求められている。
特開2005-323981号公報 特開2000-333989号公報 特開平10-30998号公報 特開2018-023776号公報
本発明は、上述の事情の下になされたもので、使い捨て可能な濡れ検知センサーを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本実施形態に係る濡れ検知センサーは、導電性の芯線と、芯線を被覆する保護部材とを有し、一端から芯線が露出した一対の被覆導線と、一対の被覆導線の他端に接続されたコネクターと、離間して平行に配置された一対の露出した芯線を被覆する交換可能な吸水シートと、を備える。吸水シートは、一対の露出した芯線を挿通する挿通孔を有し、折り畳まれて、挿通孔に挿通された一対の露出した芯線を被覆する。
図1は、本実施形態に係る濡れ検知センサーの平面図である。 図2は、吸水シートの斜視図である。 図3は、折り畳まれる前の吸水シートの平面図である。 図4は、図1における吸水シートの拡大図である。 図5は、図4におけるAA’断面を示す断面図である。 図6は、芯線を被覆する吸水シートの斜視図である。 図7は、吸水シートを取り付ける前の濡れ検知センサーの平面図である。 図8は、吸水シートを固定する方法を説明するための図である。 図9は、本実施形態に係る濡れ検知センサーの使用方法を説明するための図である。 図10は、紙おむつに固定された吸水シートを示す断面図である。 図11は、検知器の一実施例の斜視図である。
以下、図面を参照して、本実施形態に係る濡れ検知センサーについて説明する。説明にあたっては、相互に直交するX軸、Y軸、Z軸からなるXYZ座標系を適宜用いる。
図1は、濡れ検知センサー1の平面図である。図1に示されるように、濡れ検知センサー1は、吸水部材である吸水シート10、20と、被覆導線30、31、32、33と、コネクター40などを備えている。
図2は、吸水シート10の斜視図である。図1および2に示されるように、吸水シート10、20は、+Z側からの見た形状が略正方形になるように、3つに折り畳まれている。折り畳まれた吸水シート10、20は、X軸方向の寸法が10mm程度、Y軸方向の寸法が10mm程度である。この吸水シート10、20は、例えば、不織紙、布等の吸水性の良い布または紙材である。
図3は、折り畳まれる前の吸水シート10の平面図である。図3では、吸水シート10を折り畳むための2つの折り目が、破線で示されている。図3に示されるように、折り畳まれる前の吸水シート10は、X軸方向を長手方向とする略長方形板状である。この折り畳まれる前の吸水シート10は、X軸方向の寸法が30mm程度、Y軸方向の寸法が10mm程度である。折り畳まれる前の吸水シート10の+Z側の面が、吸水シート10の表面となる。そして、折り畳まれる前の吸水シート10の-Z側の面が、吸水シート10の裏面となる。
吸水シート10は、X軸に沿って3つに折り畳まれる。折り畳まれる前の吸水シート10は、2つの折り目によって分けられた、第1の折曲部11と、中央部12と、第2の折曲部13と、から構成されている。第1の折曲部11と、中央部12と、第2の折曲部13は、この順に+X方向へと並ぶよう配置されている。第1の折曲部11は、折り畳まれる前の吸水シート10の-X側端部である端部11aを有する。吸水シート10が折り畳まれた後、中央部12と第1の折曲部11と第2の折曲部13はそれぞれ、+Z側からの見た形状が略正方形である。
図4は、図1における吸水シート10の拡大図である。図5は、図4におけるAA’断面を示す断面図である。図5に示されるように、第1の折曲部11の裏面と中央部12の裏面とが接するように、吸水シート10が折り畳まれている。さらに、第2の折曲部13の裏面と第1の折曲部11の表面とが接するように、吸水シート10が折り畳まれている。
図3に戻り、第1の折曲部11には、一対の第1の挿通孔14が、Y軸に沿って等間隔に形成されている。この一対の第1の挿通孔14は、例えば、第1の折曲部11と中央部12の間の折り目から4mm程度離れた位置に設けられている。
さらに、中央部12には、一対の第2の挿通孔15が、Y軸に沿って等間隔に形成されている。この一対の第2の挿通孔15は、例えば、第1の折曲部11と中央部12の間の折り目から4mm程度離れた位置に設けられている。そして、第2の挿通孔15は、吸水シート10を折り畳んだとき、第1の挿通孔14と連通するように重なる位置に設けられている。
図1に戻り、被覆導線30、31、32、33は、X軸方向を長手方向とする導線である。被覆導線30、31、32、33はそれぞれ、導電性を有する芯線30a、31a、32a、33aと、芯線30a、31a、32a、33aを被覆する保護部材30b、31b、32b、33bから構成されている。
被覆導線30、31、32、33の-X側端がこの順に-Y方向へと並ぶように、被覆導線30、31、32、33は、配置されている。被覆導線30、31、32、33の直径は、例えば、0.8mmから1.0mm程度である。保護部材30b、31b、32b、33bはそれぞれ、隣り合う他の保護部材と接合し、外力を加えることで分離する。
被覆導線30、31、32、33の+X側端では、被覆導線30、31、32、33の保護部材30b、31b、32b、33bがそれぞれ、剥がされている。そして、被覆導線30、31、32、33の内部の芯線30a、31a、32a、33aがそれぞれ、露出している。この露出した芯線30a、31a、32a、33aの長さは、例えば、10mm程度である。
被覆導線30は、被覆導線33と対となる被覆導線である。そして、対となる被覆導線30、33の長さは、ほぼ同一である。また、被覆導線31は、被覆導線32と対となる被覆導線である。そして、対となる被覆導線31、32の長さは、ほぼ同一である。
図6は、芯線30a、31aを被覆する吸水シート10の斜視図である。図6では、吸水シート10の内部に位置する部分の芯線30a、33aが破線で示されている。図6に示されるように、被覆導線30の露出した芯線30aと、被覆導線33の露出した芯線33aは、所定の間隔を保って離間した状態で、平行に隣り合って配置されている。
被覆導線31の露出した芯線31aと、被覆導線32の露出した芯線32aは、芯線30a、31aと同様に、所定の間隔を保って離間した状態で、平行に隣り合って配置されている。
図5および6に示されるように、被覆導線30の露出した芯線30aは、折り畳まれた吸水シート10により、被覆されている。さらに、被覆導線33の露出した芯線33aは、折り畳まれた吸水シート10により、被覆されている。
また、被覆導線31の露出した芯線31aと、被覆導線32の露出した芯線32aは、吸水シート20により被覆された芯線30a、31aと同様に、折り畳まれた吸水シート20により、被覆されている。
まず、露出した芯線30aは、中央部12の表面側から、中央部12および第1の折曲部11を貫通するように、第2の挿通孔15および第1の挿通孔14に挿入されている。そして、第1の挿通孔14に挿入された芯線30aは、第1の折曲部11の表面側から突出している。
次に、第1の折曲部11の表面から突出した芯線30aは、+X側に折り曲げられている。そして、芯線30aは、第1の折曲部11の表面に沿って+X方向に伸びている。さらに、芯線30aは、第1の折曲部11の端部11aに達した後、端部11aを挟持するように、-X側に折り曲げられている。
芯線30aは、第1の折曲部11と第2の折曲部13、または第1の折曲部11と中央部12によって被覆されている。さらに、第1の折曲部11の端部11aは、屈曲した芯線30aにより挟持されている。吸水シート10は、屈曲した芯線30aにより端部11aが挟持されているため、芯線30aから外れ難い。
図1に戻り、コネクター40は、被覆導線30、31、32、33の-X側端に接続されている。コネクター40は、濡れ検知センサー1を使用する対象となるおむつ等の濡れを検知する検知器70との接続に使用される。コネクター40は、被覆導線30、33により吸水シート10と接続されている。さらに、コネクター40は、被覆導線31、32により吸水シート20と接続されている。
次に、芯線30aを吸水シート10により被覆する方法について説明する。芯線33aも、芯線30aを吸水シート10により被覆する方法と同じ方法で、吸水シート10により被覆される。さらに、芯線31a、32aも、芯線30a、33aを吸水シート10により被覆する方法と同じ方法で、吸水シート20により被覆される。この露出した芯線30a31a、32a、33aと吸水シート10、20が、濡れ検知センサー1のセンサー部となる。
図7は、吸水シート10、20を取り付ける前の濡れ検知センサー1の平面図である。この濡れ検知センサー1の被覆導線30は、図1に示されるように、他の被覆導線31から分離される。さらに、被覆導線30は、吸水シート10の配置位置に合わせて、所定の長さになるように切断される。被覆導線30の長さは、コネクター40と吸水シート10とを接続することができる長さである。そして、被覆導線30の+X側端部の保護部材30bが剥がされ、芯線30aが露出される。
図8は、吸水シート10の取り付け方法を説明するための図である。吸水シート10が3つに折り畳まれた状態では、第1の挿通孔14は、第2の挿通孔15と連通する位置に配置されている。そして、第1の挿通孔14は、第2の折曲部13により塞がれている。
最初に、図8に示されるように、中央部12および第2の折曲部13を反らせて、第2の折曲部13によって塞がれた第1の挿通孔14を開放する。さらに、露出した芯線30aを、中央部12の表面側から、中央部12および第1の折曲部11を貫通するように、第2の挿通孔15および第1の挿通孔14に根元まで挿入する。挿入された芯線30aは、第1の挿通孔14から―Z方向に突出する。
次に、端部11aが第1の挿通孔14から突出した芯線30aに沿うように、第1の折曲部11を反らせる。第1の挿通孔14から突出した芯線30aの長さは、第1の挿通孔14から端部11aまでの長さより長い。そのため、芯線30aは、端部11aから―Z方向に突出する。そして、端部11aから突出した芯線30aを、端部11aを挟持するように屈曲させる。
最後に、図5に戻り、反らせた第1の折曲部11及び中央部12を芯線30aごとXY面と平行になるように、平らに直す。さらに、吸水シート10を、第2の折曲部13が第1の折曲部11および芯線30aを被覆するように、折り曲げる。その結果、芯線30aは、吸水シート10により被覆された状態となる。
以上説明したように、本実施形態に係る濡れ検知センサー1の吸水シート10、20は、屈曲した芯線30a、31a、32a、33aにより挟持される。そして、吸水シート10、20は、芯線30a、31a、32a、33aを折り曲げることで容易に取り付け、または取り外しすることができる。すなわち、吸水シート10、20は、吸水シート10、20が濡れて汚れたとき、容易に交換することができる。
また、吸水シート10、20となる不織紙等は、被覆導線30、31、32、33、コネクター40よりも安価である。そして、吸水シート10、20は、不織紙等に第1の挿通孔14、および第2の挿通孔15を設けるだけなので、製造し易い。そのため、吸水シート10、20を使い捨てにしても、濡れ検知センサー1の運用コストが低い。さらに、被覆導線30、31、32、33、コネクター40については、洗浄した後、他のおむつ等に再使用することができる。
このように構成された本実施形態に係る濡れ検知センサー1の使用方法を図9、10により説明する。図9は濡れ検知センサー1の使用方法の一例を説明するための図である。図9に示されるように、濡れ検知センサー1は、紙おむつ50の+Z側の面上に配置されている。
紙おむつ50は、一般に使用されている紙おむつである。紙おむつ50を使用者が着用した際、紙おむつ50の+Z側の面が、使用者の身体に当接する面となる。紙おむつ50は、+Z側から見て、中央部分のX軸方向の幅が狭い、くびれのある形状をしている。紙おむつ50では、くびれの部分が、紙おむつ50の使用者の身体の股下に当接する。そして、紙おむつ50のくびれよりも-X側の部分が、使用者の身体の前面に当接する。さらに、紙おむつ50のくびれよりも+X側の部分が、使用者の身体の背面に当接する。
吸水シート10、20は、紙おむつ50の+Z側の面上において異なる位置に配置される。例えば、吸水シート10は、紙おむつ50のくびれの部分に配置される。そのため、吸水シート10は、使用者が紙おむつ50を装着したとき、使用者の身体の股下に位置する。そして、吸水シート20は、吸水シート10よりも-X側の位置に配置される。そのため、吸水シート20は、使用者が紙おむつ50を装着したとき、使用者の身体の前面に位置する。
図10は、紙おむつ50に固定された吸水シート10を示す断面図である。図10では、図4における吸水シート10が紙おむつ50に固定されている。図10に示されるように、濡れ検知センサー1の吸水シート10は、紙おむつ50の+Z側の面に配置されている。
粘着部材60は、一方の面が粘着性を有するシート状の部材であり、例えば、絆創膏である。そして、粘着部材60の-Z側の面が粘着性を有している。粘着部材60は、吸水シート10の中央部12および紙おむつ50の+Z側の面に貼り付けられる。粘着部材60は、少なくとも露出した芯線30a、33aと、中央部12の一部と、紙おむつ50の一定の領域と、をカバーしている。その結果、吸水シート10の使用者の身体に当接する面が、粘着部材60によりカバーされる。
以上説明したように、濡れ検知センサー1は、吸水シート10を紙おむつ50に固定することで、紙おむつ50に取り付けられる。そして、濡れ検知センサー1のコネクター40は、おむつの濡れを検知する検知器70と接続される。
次に、上述のように構成される濡れ検知センサー1と、濡れ検知センサー1とともに使用される検知器70の動作について説明する。検知器70に接続された濡れ検知センサー1は、露出した芯線30a、33a間、または露出した芯線31a、32a間のインピーダンスの変化を、信号として検知器70に出力する。
濡れ検知センサー1を装着した紙おむつ50が濡れた場合、吸水シート10、20が、その水分を吸収する。そのため、吸水シート10で覆われている芯線30a、33a間、または吸水シート20で覆われている芯線31a、32a間のインピーダンスが低下する。そして、芯線30a、33a間、または芯線31a、32a間は、ほぼ導通状態になる。
図11は、濡れ検知センサー1が接続される検知器70の一実施例の斜視図である。図11に示されるように、検知器70は、検知器70の電源のオンオフを切り替える電源スイッチ71と、入力端子72と、出力端子73と、発光ダイオード74と、スピカー75と、スピカースイッチ76と、を備える。
入力端子72は、濡れ検知センサー1のコネクター40と結合される。そして、入力端子72には、濡れ検知センサー1の信号が入力される。濡れ検知センサー1の信号は、露出した芯線間のインピーダンスの変化を示す。そのため、検知器70は、露出した芯線間のインピーダンスの変化を検知することができる。ここで、吸水シート10,20は、良好な吸水性により、濡れた紙おむつからの水分を十分に吸収するため、芯線間のインピーダンス変化も大きくなる。検知器70は、このインピーダンス変化を確実に検知することができる。
そして、検知器70は、紙おむつ50が濡れたことにより露出した芯線間のインピーダンスが低くなると、発光ダイオード74を点灯する。この検知器70は、発光ダイオード74の発する光により、紙おむつ50が濡れたことを介護者等に報知する。さらに、検知器70は、スピカー75を鳴らす。この検知器70は、スピカー75の発する音により、紙おむつ50が濡れたことを介護者等に報知する。また、検知器70は、出力端子73より、紙おむつ50が濡れたことを示す濡れ信号を外部の表示機器に出力することもできる。
紙おむつ50の使用者を介護または看護する介護者等は、紙おむつ50が濡れたことを確認したのち、スピカースイッチ76によりスピカー75の音を止める。
本実施形態に係る濡れ検知センサー1は、紙おむつ50に固定されている。これに限らず、濡れ検知センサー1は、一般のおむつ、おむつカバー、失禁パンツ、下着・衣類等に、露出した芯線30a、31a、32a、33aと吸水シート10、20からなるセンサー部を固定して使用することができる。
さらに、本実施形態に係る濡れ検知センサー1では、センサー部が、使用者の身体の前面および股下に当接する位置に固定されている。これに限らず、センサー部が、使用者の体形・状態・状況に合わせた他の位置に固定されてもよい。そのため、濡れ検知センサー1と接続した検知器70は、おむつ等が濡れた時に速やかに報知することができる。
吸水シート10、20の素材によっては、吸水シート10、20が使用者の皮膚に触れると、使用者に不快感や違和感を与えることがある。しかしながら、吸水シート10、20の使用者の身体に当接する面は、絆創膏等の粘着部材60によりカバーされている。そのため、吸水シート10、20によって、使用者に不快感や違和感を与える可能性は低い。
吸水シート10、20は、濡れた紙おむつ50の水分を吸収するため、汚れ易い。本実施形態に係る濡れ検知センサー1では、介護者等は、まず、汚れた吸水シート10、20を廃棄する。次に、介護者等は、被覆導線30、31、32、33等を洗浄する。最後に、介護者等は、新たな吸水シートを濡れ検知センサー1に取り付ける。新たな吸水シートを取り付けた濡れ検知センサー1は、他のおむつ等に再使用可能である。
上記実施形態では、吸水シート10に第1の挿通孔14および第2の挿通孔15が形成されている場合について説明した。これに限らず、挿通孔が形成されていない吸水シート10に、芯線30a、33aを突き刺して貫通させてもよい。
上記実施形態では、吸水シート10において、屈曲した芯線30a、33aにより第1の折曲部11の端部11aが挟持されている場合について説明した。これに限らず、吸水シート10の第1の折曲部11において、さらに、一対の挿通孔を形成し、芯線30a、33aをその挿通孔に-Z側から挿通させることで、吸水シート10を芯線30a、33aから外れ難くしてもよい。
上記実施形態では、吸水シート10が3つに折り畳まれている場合について説明した。これに限らず、吸水シート10を2つまたは4つ以上に折り畳まれていてもよい。
上記実施形態では、吸水部材が吸水シート10である場合について説明した。これに限らず、吸水部材が厚みのある吸水パッドであり、吸水パッドの内部に芯線30a、33aを突き刺してもよい。
上記実施形態では、検知器70が濡れ検知センサー1とは別に設けられている場合について説明した。これに限らず、検知器70は、濡れ検知センサー1と一体となっていてもよい。
上記実施形態では、センサー部である吸水シート10、20を使い捨てとしたが、被覆導線30、31、32、33も含めて使い捨てとすることも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を述べたが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 濡れ検知センサー
10、20 吸水シート
11 第1の折曲部
11a 端部
12 中央部
13 第2の折曲部
14 第1の挿通孔
15 第2の挿通孔
30、31、32、33 被覆導線
30a、31a、32a、33a 芯線
30b、31b、32b、33b 保護部材
40 コネクター
50 紙おむつ
60 粘着部材
70 検知器
71 電源スイッチ
72 入力端子
73 出力端子
74 発光ダイオード
75 スピカー
76 スピカースイッチ

Claims (4)

  1. 導電性の芯線と、前記芯線を被覆する保護部材とを有し、一端から前記芯線が露出した一対の被覆導線と、
    前記一対の被覆導線の他端に接続されたコネクターと、
    離間して平行に配置された一対の露出した前記芯線を被覆する交換可能な吸水シートと、
    を備え
    前記吸水シートは、前記一対の露出した前記芯線を挿通する挿通孔を有し、折り畳まれて、前記挿通孔に挿通された前記一対の露出した前記芯線を被覆する濡れ検知センサー。
  2. 前記吸水シートは、3つに折り畳まれて、第1の折曲部と、中央部と、第2の折曲部が形成されたシートであり、
    前記第1の折曲部は、前記一対の露出した前記芯線を挿通する一対の第1の挿通孔を有し、
    前記中央部は、前記一対の露出した前記芯線を挿通する一対の第2の挿通孔を有し、
    前記第2の折曲部は、前記中央部との間に折り曲げられた前記第1の折曲部を挟み、
    前記一対の露出した前記芯線が、前記中央部側から前記第2の挿通孔および前記第1の挿通孔に挿通され、折り曲げられて前記第1の折曲部と前記第2の折曲部に挟み込まれている請求項に記載の濡れ検知センサー。
  3. 前記一対の露出した前記芯線が、さらに折り曲げられて前記第1の折曲部の端部を挟持している請求項に記載の濡れ検知センサー。
  4. 前記一対の被覆導線および前記吸水シートが、複数設けられた請求項1乃至の何れか1項に記載の濡れ検知センサー。
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