JP7002392B2 - 排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気通路に液状の還元剤を添加する排気浄化システムに適用される排気浄化装置に関する。
近年、車両等に適用されるエンジン(特にディーゼルエンジン)において、排気ガス中のNOx(窒素酸化物)を高い浄化率で浄化する排気浄化システムとして、尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)システムが、開発・量産されている。
尿素SCRシステムは、タンクに貯蔵された還元剤としての尿素水(尿素水溶液)を、エンジンの排気通路内へ添加する添加弁を備えている。
尿素SCRシステムでは、排気通路内のNOx浄化触媒(以下、SCR触媒という)上でNOxの還元反応によって排気ガスが浄化される。このNOxの還元に際しては、添加弁から排気通路内へ添加された尿素水が、排気熱で加水分解されることによりアンモニア(NH3)が生成され、SCR触媒にて吸着される。排気ガス中のNOxに対してSCR触媒上で、アンモニアによる還元反応が行われることによってNOxが還元、浄化されることになる。
このような尿素SCRシステムでは、排気熱による添加弁の温度上昇により、尿素が結晶化し、添加弁の作動が阻害されることがある。このことに対処すべく、特許文献1には、添加弁に対して冷媒を供給して添加弁を冷却する添加弁冷却部を備える装置が提案されている。
特開2007-321647号公報
ところで、尿素SCRシステムでは、添加弁から添加された尿素水を分散すべく、排気通路において、添加弁に対向する位置に分散板が設けられている。この場合、分散板は排気ガスにさらされることにより高温となる。そのため、高温の分散板に衝突した尿素水が分解及び変質して、不溶性の析出物(デポジット)が分散板に堆積することがある。このデポジットの量であるデポジット堆積量が増加すれば、排気通路の排気抵抗が増加して、内燃機関の出力性能が低下する問題が生じる。分散板へのデポジットの堆積を抑制できる技術が望まれている。なお、このような課題は、尿素水に限られず、還元剤として他の液体が用いられる場合にも共通の課題である。
本発明は、上記実情に鑑み、分散板へのデポジットの堆積を好適に抑制できる排気浄化装置を提供することを目的とする。
本発明は、内燃機関の排気通路に設けられ、排気中のNOxを浄化するNOx浄化触媒を備える排気浄化システムに適用される排気浄化装置であって、前記NOx浄化触媒の上流側に配置され、前記排気通路の内部に液状の還元剤を添加供給する添加弁と、前記排気通路において、前記添加弁に対向する位置に設けられ、前記添加弁から添加された前記還元剤を分散させる分散板と、前記分散板と一体的に設けられ、前記分散板を冷却する分散板冷却部と、冷媒通路を介して、前記分散板冷却部に冷媒を流通させる分散板冷媒流通部と、を備える。
デポジットの堆積条件について研究が進められた結果、被堆積物の温度が所定温度よりも低い場合に、デポジットの堆積が抑制される、という研究結果が得られた。本発明は、上記研究結果の内容を、排気浄化装置に具体化したものであり、分散板と一体的に設けられた分散板冷却部と、分散板冷却部に冷媒を流通させる分散板冷媒流通部を備える。分散板と一体的に設けられた分散板冷却部に冷媒を流通させることにより、分散板を冷却することができ、分散板へのデポジットの堆積を好適に抑制することができる。
エンジンの排気浄化システムの概略を示す構成図。 第1実施形態に係る排気浄化装置の構造を示す概略図。 第1実施形態に係る水路の概略図。 第1実施形態に係る排気浄化装置の構造を示す概略図。 第2実施形態に係る排気浄化装置の構造を示す概略図。 切替処理を示すフローチャート。 噴射弁温度と噴射された尿素水の粒径との関係を示すグラフ。 切替処理における噴射弁温度の推移を示す図。 他の実施形態に係る水路の概略図。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態の排気浄化装置100が適用される排気浄化システム200について、図面を参照しつつ説明する。排気浄化システム200は、選択還元型触媒(以下、SCR触媒という)を用いて排気中のNOxを浄化するものであり、尿素SCRシステムとして構築されている。排気浄化システム200は、内燃機関であるディーゼルエンジン(以下、エンジンという)10が搭載された各種車両に適用できる。排気浄化システム200は、またクレーン車等の建設機械、トラクター等の農業機械等にも適用可能である。
図1に示すように、排気浄化システム200では、エンジン排気系において、エンジン10には排気通路11Aを形成する排気管11が接続されており、その排気管11に、排気上流側から順にDPF(Diesel Particulate Filter)12、SCR触媒13、及び酸化触媒14が配設されている。また、排気管11においてDPF12とSCR触媒13との間には、液状の還元剤としての尿素水(尿素水溶液)を排気通路11Aの内部に噴射供給する尿素水噴射弁(以下、噴射弁という)20が設けられている。噴射弁20は、高温の排気ガス(例えば600℃)から加えられる熱の影響をできるだけ避けるために、先端側のみが排気管11内に位置されるように取り付けられている。なお、本実施形態において、SCR触媒13が「NOx浄化触媒」に相当し、噴射弁20が「添加弁」に相当する。
DPF12は、排気ガス中のPM(粒子状物質)を捕集するPM除去用フィルタである。DPF12は白金系の酸化触媒を担持しており、PM成分の1つである可溶性有機成分(SOF)とともにHCやCOを除去する。このDPF12に捕集されたPMは、エンジン10におけるメイン燃料噴射後のポスト噴射等により燃焼除去でき、これによりDPF12の継続使用が可能となっている。
SCR触媒13は、NOxの還元反応(排気浄化反応)を促進するものであり、例えば、
4NO+4NH3+O2→4N2+6H2O …(式1)
6NO2+8NH3→7N2+12H2O …(式2)
NO+NO2+2NH3→2N2+3H2O …(式3)
といった反応を促進して排気ガス中のNOxを浄化する。そして、これらの反応において、NOxの還元剤となるアンモニア(NH3)を生成するための尿素水を噴射供給するものが、同SCR触媒13の上流側に設けられた噴射弁20である。
酸化触媒14は、排気管11においてSCR触媒13の下流側に配置されている。酸化触媒14により、SCR触媒13から排出されるアンモニア、すなわち余剰のアンモニアが除去される。
噴射弁20は、既存の燃料噴射弁(インジェクタ)とほぼ同様の構成を有するものであり、公知の構成が採用できるためここでは構成を簡単に説明する。噴射弁20は、電磁ソレノイド等からなる駆動部と、尿素水を流通させる尿素水通路や先端の噴射口20Aを開閉するためのニードルを有する弁体部と、を備えた電磁式開閉弁として構成されており、ECU40からの駆動信号に基づき開弁又は閉弁する。すなわち、駆動信号に基づき電磁ソレノイドが通電されると、その通電に伴いニードルが開弁方向に移動し、そのニードル移動に伴い噴射口20Aから尿素水が噴射される。この噴射弁20には、噴射弁20の温度を検出する温度センサ28が設けられている。
次に、噴射弁20に尿素水を供給する尿素水供給装置30の構成について説明する。なお、以下の説明では便宜上、尿素水タンク34から噴射弁20に対して尿素水が供給される場合を基準にして、尿素水タンク34側を上流側、噴射弁20側を下流側として記載する。
図1において、尿素水タンク34は、給液キャップ付きの密閉容器にて構成されており、その内部に所定の規定濃度の尿素水が貯蔵されている。この尿素水タンク34には、尿素水の温度を検出する温度センサ25や、尿素水の水位を検出する水位センサ26が設けられている。
尿素水タンク34と噴射弁20とは尿素水供給管31を介して接続されている。尿素水供給管31内には、尿素水通路(還元剤通路)が形成されている。尿素水供給管31のうち尿素水タンク34側の先端部には、尿素水を吸い込むための尿素水吸込口35が形成されており、尿素水タンク34内に尿素水が貯留された状態において尿素水吸込口35が尿素水に浸漬した状態になっている。
尿素水供給管31の途中には、尿素水ポンプ33が設けられている。尿素水ポンプ33は、ECU40からの駆動信号により回転駆動されるインライン式の電動ポンプである。
尿素水供給管31において、上流側(尿素水タンク34側)には、尿素水を濾過するためのフィルタ装置36が設けられている。また、尿素水ポンプ33による尿素水の吐出圧力を検出する圧力センサ27が設けられている。
噴射弁20側への尿素水圧送時には、尿素水ポンプ33に通電されることで尿素水ポンプ33が駆動される。これにより、尿素水タンク34内の尿素水が汲み上げられ、フィルタ装置36を通過して下流側に流れる。このとき、フィルタ装置36にて尿素水内に含まれる異物等が除去される。そして、尿素水ポンプ33から尿素水が吐出(圧送)され、噴射弁20に供給される。
また、排気管11において、DPF12とSCR触媒13との間であって噴射弁20の上流側、及びSCR触媒13の下流側には、ガスセンサとして限界電流式のNOxセンサ21,22がそれぞれ設けられている。NOxセンサ21,22は、それぞれの検出位置において排気中のNOx濃度を検出する。なお、エンジン排気系におけるNOxセンサの位置及び個数は任意でよい。
また、排気管11において、DPF12とSCR触媒13との間であって噴射弁20の上流側、及び下流側には、排気温度Tgを検出する排気温センサ23,24がそれぞれ設けられている。
各種センサ21~28は、それぞれECU40と接続されており、これらの検出信号は、センサごとにECU40に適宜出力される。
ECU40は、CPUや各種メモリを有するマイコンとその周辺回路とを具備する電子制御装置であり、各種センサからの検出信号に基づき、エンジン10や排気系の各種装置を制御する。ECU40は、例えばアクセル開度やエンジン回転速度に基づいて燃料噴射制御等を実施する。
また、ECU40は、NOxセンサ21,22の検出信号に基づいて、排気中の酸素(O2)濃度や特定ガス成分の濃度としてのNOx濃度等を算出する。そして、ECU40は、各種センサ21~28による検出信号に基づいて、噴射弁20による尿素水噴射の制御を実施する。その尿素水噴射の制御を略述すると、ECU40は、SCR触媒13の上流側のNOxセンサ21により検出されるNOx濃度に基づいて、尿素水噴射量を算出する。それと共に、ECU40は、SCR触媒13の下流側のNOxセンサ22により検出されるNOx濃度が極力小さい値となるように、尿素水噴射量をフィードバック補正する。そして、その尿素水噴射量に基づいて、噴射弁20の駆動を制御する。
そして、この排気浄化システム200では、エンジン運転時において、尿素水ポンプ33によって、尿素水タンク34内の尿素水が尿素水供給管31を通じて噴射弁20に圧送されている。このため、噴射弁20を含む排気浄化装置100により排気管11内に尿素水が噴射供給され、排気管11内において排気と共に尿素水がSCR触媒13に供給されると、SCR触媒13においてNOxの還元反応によりその排気が浄化される。
図2に本実施形態の排気浄化装置100の構造の概略図を示す。図2では、排気温センサ24の図示を省略している。図2に示すように、排気浄化装置100は、上記の噴射弁20の他、噴射弁20を収容するケース50と、ホルダ52と、固定具54と、冷却水循環部55と、を備える。
ケース50の内部には、冷却水が流通する水路51が形成されている。ケース50は、冷却水循環部55を構成する冷却水供給管56及び冷却水排出管57(図1参照)と接続されており、これらを介してケース50内の水路51に冷却水を流通させるように構成されている。つまり、ホルダ52は、噴射弁20を冷却する水路51を備えていることとなる。なお、本実施形態において、水路51が「添加弁冷却部」に相当する。
噴射弁20は、ケース50に収容された状態で排気管11に取り付けられている。具体的には、ケース50は、SCR触媒13の上流側において、ホルダ52を介して排気管11に取り付けられている。ホルダ52は金属製とされており、内部にケース50が収容される収容空間52Aが形成されている。ケース50には、噴射弁20の径方向外側に突出するリングプレート53が固定されており、ホルダ52の上端部と当該リングプレート53とが係合することにより、噴射弁20の軸方向における噴射弁20の位置決めがなされる。
ホルダ52の上端部とリングプレート53とは、収容空間52Aにケース50が収容された状態で、円環状の固定具54によって固定される。これにより、噴射弁20は、SCR触媒13の上流側において、排気管11に設置される。なお、SCR触媒13と排気管11との間には、SCR触媒13と排気管11との接触によりSCR触媒13が劣化することを抑制すべく、触媒保持部材15が設けられている。
図1に示すように、冷却水循環部55は、水路51に冷却水を流入させる冷却水供給管56と、水路51から排出された冷却水が流れる冷却水排出管57と、この冷却水排出管57に設けられており冷却水を流通させるポンプ58と、冷却水排出管57を通じて排出された冷却水を冷却するラジエータ59と、を備えている。
また、排気浄化装置100は、分散板70と、冷却水流通部72と、を備える(図2参照)。分散板70は、例えば多孔質材料又は細孔が形成された材料よりなり、平面状をしている。分散板70は排気管11内に設けられており、具体的には、排気管11内の排気通路11Aにおいて、噴射弁20の噴射口20Aに対向するように設けられている。そのため、分散板70は、噴射弁20から噴射された尿素水と衝突し、該尿素水を分散させる。また、分散板70は、噴射弁20の噴射方向(すなわち、噴射中心軸)に対して所定角度傾くように設けられている。ここで、所定角度は、分散板70と衝突し分散された尿素水を、SCR触媒13側に向けることができる角度である。なお、本実施形態において、冷却水流通部72が「冷媒流通部」に相当する。
分散板70には、冷却水が流通する水路71が一体的に設けられている。水路71は、分散板70において、噴射弁20の噴射口20Aに対向する面70Aと反対側の面70Bに設けられている。図3に本実施形態の水路71の概略図を示す。図3に示すように、水路71では、金属パイプをU字状に繰り返し折り曲げて形成されている。金属パイプは、折り曲げ部71Aにより接続される2つの直線部71Bが隙間なく並べられ、これらが平面状に繋がっている。
図4に、図2のIV-IV線断面における排気浄化装置100の構造の概略図を示す。図4に示すように、冷却水流通部72は、水路71に冷却水を流入させる冷却水供給管73と、水路71から排出された冷却水が流れる冷却水排出管74と、を備えている。冷却水供給管73及び冷却水排出管74は、例えば直径2~3mmの金属パイプとされている。分散板70は、これら冷却水供給管73及び冷却水排出管74と接続されており、これらを介して水路71に冷却水を流通させるように構成されている。つまり、分散板70は、冷却水を流通させて分散板70を冷却する水路71を備えていることとなる。なお、本実施形態において、冷却水供給管73及び冷却水排出管74が「冷媒通路」に相当し、水路71が「分散板冷却部」に相当する。
冷却水供給管73及び冷却水排出管74は、ケース50と接続されている。つまり、冷却水供給管73及び冷却水排出管74により、噴射弁20と分散板70とが一体的に連結されている。なお、本実施形態において、冷却水供給管73及び冷却水排出管74が「連結部」に相当する。
そして、冷却水供給管73及び冷却水排出管74は、ケース内の水路51に連通している。水路71には、冷却水循環部55により水路51に供給される冷却水が流通され、この冷却水により分散板70を冷却する。つまり、水路71は、冷却水循環部55により水路51に供給される冷却水を、水路71に流通させる冷却水として用いる。すなわち、冷却水循環部55は、水路51に冷却水を流通させる機能とともに、水路71に冷却水を流通させる機能を備えている。
ところで、排気浄化システム200では、分散板70が排気管11内に設けられるため、分散板70は排気ガスにさらされることにより高温となる。そのため、高温の分散板70に衝突した尿素水が分解及び変質して、不溶性の析出物(デポジット)が分散板70に堆積することがある。
具体的には、高温の分散板70に衝突した尿素水が熱せられると、尿素が熱分解され、アンモニア(NH3)とイソシアン酸(HCNO)とが生成される。生成されたイソシアン酸は尿素と反応してビウレット(N3H5C2O2)となり、このビウレットがイソシアン酸と反応してトリウレット(N4H6C3O3)となり、さらにトリウレットが加熱分解して、不溶性のシアヌール酸(N3H3C3O3)とアンモニアが生成される。さらに、シアヌール酸は、アンモニアと反応して、不溶性のアンメリド(N4H4C3O2)やアンメリン(N5H5C3O)などに変質する。
デポジットは、析出後に分散板70に衝突した尿素水に溶けないため、分散板70に堆積する。そして、このデポジットの量であるデポジット堆積量が増加すれば、排気通路11Aの排気抵抗が増加して、エンジン10の出力性能が低下する問題が生じる。
デポジットの堆積条件について研究が進められた結果、被堆積物の温度が所定温度(例えば130℃)よりも低い場合に、デポジットの堆積が抑制される、という研究結果が得られた。本実施形態は、上記研究結果の内容を、排気浄化装置100に具体化したものであり、分散板70と一体的に設けられた水路71と、水路71に冷却水を流通させる冷却水流通部72とを備えることで、分散板70を冷却することができる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
本実施形態では、排気浄化装置100が、分散板70と一体的に設けられた水路71と、水路71に冷却水を流通させる冷却水流通部72を備える。分散板70と一体的に設けられた水路71に冷却水を流通させることにより、分散板70を冷却することができ、分散板70へのデポジットの堆積を好適に抑制することができる。
本実施形態では、水路71に冷却水を流通させる冷却水供給管73及び冷却水排出管74により、噴射弁20と分散板70とが一体的に連結されている。そのため、排気管11に噴射弁20と分散板70とを設置する際に、これらをまとめて設置することができる。また、冷却水供給管73及び冷却水排出管74を用いて噴射弁20と分散板70とを連結するため、噴射弁20と分散板70とを連結するための他の構成を必要とせず、排気浄化装置100の構成を簡略化することができる。
特に本実施形態では、冷却水供給管73及び冷却水排出管74が、冷却水を流通させて噴射弁20を冷却する水路51に連通しており、冷却水循環部55により、水路71に冷却水が流通される。そのため、水路71に冷却水を流通させるための他の構成を必要とせず、排気浄化装置100の構成を簡略化することができる。
(第2実施形態)
次に第2実施形態に係る排気浄化装置100について図5~8を用いて説明する。第2実施形態に係る排気浄化装置100は、第1実施形態に係る排気浄化装置100と比べて、水路51と水路71との接続、及び、冷却水循環部55が異なる。そのため、以下では、第2実施形態に係る水路71と冷却水循環部55とについて説明する。
図5に本実施形態の排気浄化装置100の構造の概略図を示す。本実施形態に係る水路71は、冷却水流通部72を構成する第1冷却水流通管80及び第2冷却水流通管81に接続されている。第1冷却水流通管80は、水路51と水路71とに連通している。つまり、第1冷却水流通管80により、水路51と水路71とは直列に接続されている。一方、第2冷却水流通管81は、水路51に連通しておらず、三方弁83を介して冷却水供給管56及び冷却水排出管57に接続されている。なお、本実施形態において、第1冷却水流通管80及び第2冷却水流通管81が「冷媒通路」に相当する。
本実施形態では、第1冷却水流通管80及び第2冷却水流通管81がホルダ52に係合するように設けられている。そのため、水路71に冷却水を流通させる第1冷却水流通管80及び第2冷却水流通管81と、ホルダ52とにより、噴射弁20と分散板70とが一体的に連結されている。なお、本実施形態において、第1冷却水流通管80、第2冷却水流通管81、及びホルダ52が「連結部」に相当する。
本実施形態に係る冷却水循環部55は、三方弁83,84を備える。三方弁84は、冷却水供給管56及び冷却水排出管57に接続されるとともに、配管85を介して水路51に接続されている。
三方弁83は、第2冷却水流通管81が冷却水供給管56に連通している状態と、冷却水排出管57に連通している状態とを切り替える切替弁であり、三方弁84は、配管85が冷却水供給管56に連通している状態と、冷却水排出管57に連通している状態とを切り替える切替弁である。三方弁83,84は、ECU40と接続されており、ECU40は、第2冷却水流通管81と配管85とが、冷却水供給管56及び冷却水排出管57のうち、互いに異なる管に連通するように三方弁83,84を制御する。
図5(a)には、第2冷却水流通管81が冷却水供給管56に連通し、配管85が冷却水排出管57に連通している状態を示す。つまり、冷却水供給管56における冷却水の入口Apと第2冷却水流通管81の中間部Dpとが連通しており、冷却水排出管57における冷却水の出口Bpと配管85の端部Cpとが連通している。この場合、冷却水供給管56から供給された冷却水は、まず水路71に供給され、次に水路51に供給される。以下、冷却水を水路71から水路51への順で流通させる冷却水の流通経路を、第1経路RK1という。
図5(b)には、第2冷却水流通管81が冷却水排出管57に連通し、配管85が冷却水供給管56に連通している状態を示す。つまり、冷却水供給管56の入口Apと配管85の端部Cpとが連通しており、冷却水排出管57の出口Bpと第2冷却水流通管81の中間部Dpとが連通している。この場合、冷却水供給管56から供給された冷却水は、まず水路51に供給され、次に水路71に供給される。以下、冷却水を水路51から水路71への順で流通させる冷却水の流通経路を、第2経路RK2という。
ECU40は、温度センサ28による検出信号に基づいて、噴射弁温度Tjを取得し、この噴射弁温度Tjに基づいて、冷却水供給管56の入口Ap及び冷却水排出管57の出口Bpが、配管85の端部Cp及び第2冷却水流通管81の中間部Dpのいずれに連通するかを切り替える切替処理を実施する。そのため、切替処理は、冷却水の流通経路を、第1経路RK1と第2経路RK2とで切り替える処理である、ということができる。
図6に本実施形態の切替処理のフローチャートを示す。切替処理は、エンジン10の駆動中、所定時間毎に繰り返し実施される。
切替処理を開始すると、まずステップS10において、噴射弁温度Tjを取得する。次に、ステップS12において、噴射弁20が高温状態であるかを判定する。具体的には、ステップS10で取得された噴射弁温度Tjが、閾値温度Tk(図8参照)よりも高いか否かを判定する。なお、本実施形態において、ステップS12の処理が「判定部」に相当する。
ここで、閾値温度Tkは、尿素水による浄化効果が最適となる目標温度Tjtに基づいて設定される温度である。図7に噴射弁温度Tjと噴射された尿素水の粒径GCとの関係を示す。図7に示すように、尿素水の粒径GCは、噴射された際の噴射弁温度Tjが高いほど小さくなる。目標温度Tjtは、尿素水による浄化効果が最適となる尿素水の粒径GCに基づいて設定され、閾値温度Tkは、この目標温度Tjtよりもわずかに低い温度に設定されている。
噴射弁温度Tjが閾値温度Tkよりも低く、噴射弁20が高温状態でない場合、ステップS12で否定判定する。この場合、続くステップS14において、冷却水の流通経路を第1経路RK1に切り替え、切替処理を終了する。つまり、噴射弁20が高温状態でない場合、冷却水を水路71から水路51への順で流通させる。
一方、噴射弁温度Tjが閾値温度Tkよりも高く、噴射弁20が高温状態である場合、ステップS12で肯定判定する。続くステップS16において、冷却水の流通経路を第2経路RK2に切り替え、切替処理を終了する。つまり、噴射弁20が高温状態である場合、冷却水を水路51から水路71への順で流通させる。なお、本実施形態において、ステップS14,S16の処理が「切替部」に相当する。
続いて、図8に、切替処理の一例を示す。ここで、図8は、エンジン10の駆動開始時における噴射弁温度Tjの推移を示す。ここで、図8(a)は、排気温度Tgの推移を示し、図8(b)は、噴射弁温度Tjの推移を示し、図8(c)は、冷却水の流通経路の推移を示す。なお、図8(b),(c)には、第1経路RK1を用いる場合における各種値の推移を示すグラフF1(実線)と、第1経路RK1を用いない場合における各種値の推移を示すグラフF2(破線)と、が示されている。
図8に示すように、時刻t1に車両のイグニッションスイッチがオンされ、エンジン10が始動すると、排気温度Tgが開始排気温度Tgsから上昇するとともに、切替処理が開始される。第1経路RK1を用いない場合におけるグラフF2では、時刻t1において、冷却水の流通経路が第2経路RK2に切り替えられる。
冷却水の流通経路が第2経路RK2に切り替えられると、冷却水供給管56から流入した冷却水は、まず水路51に供給される(図5(b)参照)。そのため、噴射弁20は冷却水により冷却され、噴射弁温度Tjの上昇が抑制される。この結果、尿素水が目標温度Tjtよりも低い状態が長期間維持され、尿素水による浄化効果が低下した期間が長期化する。
本実施形態では、第1経路RK1を用いる。第1経路RK1を用いる場合におけるグラフF1では、エンジン10の駆動開始時には、噴射弁20の開始噴射弁温度Tjsが閾値温度Tkよりも低いため、時刻t1において、冷却水の流通経路が第1経路RK1に切り替えられる。
冷却水の流通経路が第1経路RK1に切り替えられると、冷却水供給管56から流入した冷却水は、まず水路71に供給される(図5(a)参照)。排気ガスにさらされる高温の分散板70と熱交換することにより、冷却水の温度が上昇する。この冷却水が水路51へと流入すると、冷却水により噴射弁20が温められ、噴射弁温度Tjを早期に上昇させることができる。これにより、噴射弁温度Tjが目標温度Tjtに到達するまでの時間、つまり、尿素水による浄化効果が低下した期間を短縮することができる。
その後時刻t2に噴射弁温度Tjが閾値温度Tkよりも大きくなると、冷却水の流通経路が第2経路RK2に切り替えられる。これにより、噴射弁温度Tjの上昇が抑制され、噴射弁温度Tjが目標温度Tjtを超えて上昇することが抑制される。
なお、閾値温度Tkは分散板70の温度に比べて十分に低い。そのため、噴射弁20を冷却した冷却水が水路71へと流入した場合でも、この冷却水により分散板70を冷却することができる。
以上説明したように、本実施形態では、冷却水の流通経路を第1経路RK1と第2経路RK2とで切り替えることができる。冷却水の流通経路を第1経路RK1に切り替えることで、冷却水を水路51よりも先に水路71に供給することができる。これにより、分散板70を優先的に冷却することができ、分散板70へのデポジットの堆積を好適に抑制することができる。反対に、冷却水の流通経路を第2経路RK2に切り替えることで、冷却水を水路71よりも先に水路51に供給することができる。これにより、噴射弁20を優先的に冷却することができ、尿素の結晶化により噴射弁20の作動が阻害されることを好適に抑制することができる。
特に本実施形態では、噴射弁20が高温状態でない場合、つまり、噴射弁温度Tjが閾値温度Tkよりも低い場合に、冷却水の流通経路を第1経路RK1に切り替える。これにより、分散板70の冷却により温められた冷却水を水路51に供給することができ、この冷却水により噴射弁20を早期に高温状態にすることができる。これにより、噴射弁温度Tjを早期に目標温度Tjtまで上昇させることができる。
一方、噴射弁20が高温状態である場合、冷却水の流通経路を第2経路RK2に切り替える。これにより、噴射弁20を優先的に冷却することができ、噴射弁温度Tjが目標温度Tjtを超えて上昇することを抑制することができる。
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、次のように実施されてもよい。
液状の還元剤は、尿素水に限定されず、例えば、尿素水以外のアンモニア由来化合物を噴射するものであってもよい。
尿素水が噴射により排気通路11Aに供給される形態を例示したが、これに限定されず、例えば、水滴状の尿素水を排気通路11Aに添加供給してもよい。
分散板70が平面状をしている形態を例示したが、これに限定されず、例えばその表面が、噴射弁20の噴射口20Aに向けて滑らかな凸形となる曲面状をしていてもよい。これにより、分散板70と衝突し分散された尿素水が分散する分散範囲を広げることができる。この場合には、水路71を構成する金属パイプの直線部71B(図3参照)が、分散板70に対応させて曲面状に繋がっていてもよい。
さらに、分散板70と水路71との一方が他方を兼用してもよい。例えば、水路71を構成する金属パイプの直線部71Bが、隙間なく繋がっている場合、水路71は分散板70を兼ねることができる。また、図9に示すように、分散板70を構成する平面状の平板部材90の内部に水路71が形成されている場合、分散板70は水路71を兼ねることができる。なお、図9では、平板部材90の内部を説明するために、平板部材90のうち、噴射弁20の噴射口20A側を覆う平板材が取り除かれたものが図示されている。
排気ガスが流通するガス流通方向における水路71の上流側の表面が、排気ガスに対してむき出しである形態を例示したが、これに限定されず、例えばその表面が、耐熱性部材により覆われていてもよい。これにより、排気ガスにより冷却水が温められることが抑制され、分散板70の冷却効率を向上させることができる。
冷却水の流通経路を、第1経路RK1と第2経路RK2とで切り替えるのに用いる部材として、三方弁83、84を用いる形態を例示したが、これに限定されず、例えば三方弁サーモスタットを用いてもよい。
10…エンジン、11A…排気通路、13…SCR触媒、20…噴射弁、70…分散板、71…水路、72…冷却水流通部、73…冷却水供給管、74…冷却水排出管、100…排気浄化装置、200…排気浄化システム。

Claims (5)

  1. 内燃機関(10)の排気通路(11A)に設けられ、排気中のNOxを浄化するNOx浄化触媒(13)を備える排気浄化システム(200)に適用され、
    前記NOx浄化触媒の上流側に配置され、前記排気通路の内部に液状の還元剤を添加供給する添加弁(20)と、
    前記排気通路において、前記添加弁に対向する位置に設けられ、前記添加弁から添加された前記還元剤を分散させる分散板(70)と、
    前記分散板と一体的に設けられ、前記分散板を冷却する分散板冷却部(71)と、
    冷媒通路(73,74,80,81)を介して、前記分散板冷却部に冷媒を流通させる冷媒流通部(72)と、
    を備える排気浄化装置。
  2. 前記添加弁と前記分散板とを一体的に連結する連結部(73,74,80,81,52)を備え、前記連結部に前記冷媒通路が設けられている請求項1に記載の排気浄化装置。
  3. 前記添加弁を冷却する添加弁冷却部(51)を備え、
    前記分散板冷却部は、前記添加弁冷却部に供給される冷媒を、前記分散板冷却部に流通させる前記冷却として用いる請求項1または請求項2に記載の排気浄化装置。
  4. 前記冷媒の流通経路を、前記分散板冷却部から前記添加弁冷却部への順で流通させる第1経路(RK1)と、前記添加弁冷却部から前記分散板冷却部への順で流通させる第2経路(RK2)と、で切り替える切替部(S14,S16)を備える請求項3に記載の排気浄化装置。
  5. 前記添加弁が所定の高温状態であるかを判定する判定部(S12)を備え、
    前記切替部は、前記判定部により前記添加弁が前記高温状態でないと判定された場合に、前記冷媒の流通経路を前記第1経路に切り替え、前記判定部により前記添加弁が前記高温状態であると判定された場合に、前記冷媒の流通経路を前記第2経路に切り替える請求項4に記載の排気浄化装置。
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