JP2008240552A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料を触媒に適切に流入させて触媒での効率を向上させる。
【解決手段】エンジンの排気管2に設けられた酸化触媒の上流側に燃料噴射弁5を設け、排気管2内に燃料を噴射して酸化触媒に燃料を供給する排気浄化装置において、排気管2に対して噴射弁5を首振り可能に支持する支持手段により、燃料噴射弁5を燃料噴射方向が変更可能に排気管2に支持する。支持手段は、排気管2に固定され排気管内外を連通する連通孔を有する排気管側フランジ21と、連通孔と連通し噴射弁5を挿入固定する挿入孔を有する噴射弁側フランジ22とを備え、連通孔の開口縁部近傍と挿入孔の開口縁部近傍とを半球曲面状の接触面で接触するとともに、接触面以外の部位では離間して係止される。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に係り、詳しくは、排気管内に添加剤を噴射して排気浄化触媒に添加剤を供給する技術に関する。
ディーゼルエンジンの排気を浄化する装置として、排気管には一般的にNOx(窒素酸化物)トラップ触媒やDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)が備えられている。
NOxトラップ触媒は、排気中のNOxやSOx(硫黄酸化物)を吸蔵する。そして、NOxトラップ触媒に燃料等の還元剤を流入させることで、NOxトラップ触媒に吸蔵されたNOx及びSOxが還元、無害化されて放出されるNOxトラップ触媒の再生方法が知られている。
一方、DPFは、排気中の粒子状物質(PM)を捕集する。また、DPFに捕集されて堆積したPMを除去するために、DPFの上流に酸化触媒を備え、この酸化触媒に燃料等の還元剤を流入させて排気温度を上昇させることにより、DPFに捕集されたPMを燃焼させる強制再生が知られている。
上記のように、NOxトラップ触媒や酸化触媒に燃料等を流入させる装置として、これらの触媒(排気浄化触媒)の上流側に燃料噴射弁を設け、排気管内に燃料を直接噴射する方法が知られている。この方法では、排気浄化触媒での効率を向上させるために、排気浄化触媒に均一に燃料を供給することが望ましい。そこで、排気浄化触媒の直前で排気管を略垂直に屈曲させるとともに、この排気管の屈曲部に燃料噴射口が排気浄化触媒の排気流入口の中心に向かうように燃料噴射弁が配置されている(特許文献1)。
特開2005−207289号公報
しかしながら、上記の特許文献1のように排気管が屈曲していると、屈曲部において排気が排気管内を偏って通過する。したがって、例え燃料噴射口が排気浄化触媒の中心に向かうように燃料噴射弁が配置されていても、排気の流れに伴って燃料が排気管内で偏って通過し、その多くが触媒に偏って流入してしまう。このように、排気浄化触媒に燃料が偏って流入すると、触媒での効率が低下してしまう虞があり、この現象は排気速度が大きい程顕著に現れる。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、排気浄化触媒の上流側で排気管内に添加剤を噴射する内燃機関の排気浄化装置において、添加剤を排気浄化触媒に適切に流入させて排気浄化触媒での効率を向上させる排気浄化装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明では、内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、排気浄化触媒の上流側の排気管に設けられ、排気管内に添加剤を噴射する添加剤噴射弁と、排気管に対して添加剤噴射弁を首振り可能に支持する支持手段と、を含んで内燃機関の排気浄化装置を構成する。
また、請求項2の発明では、請求項1において、支持手段は、排気管に固定され該排気管内外を連通する連通孔を有する排気管側フランジと、前記連通孔と連通し添加剤噴射弁を挿入固定する挿入孔を有する噴射弁側フランジとを備え、前記連通孔の開口縁部近傍と前記挿入孔の開口縁部近傍とを半球曲面状の接触面で接触するとともに、該接触面以外の部位では離間して係止されることを特徴とする。
また、請求項3の発明では、請求項2において、排気管側フランジ及び噴射弁側フランジには、ボルト孔が設けられるとともに、支持手段は、更に、ボルト孔に挿通されるボルトと、ボルトに羅合するナットと、排気管側フランジに向かって噴射弁側フランジを付勢し、前記ボルトの頭部または前記ナットのどちらか一方と前記排気管側フランジまたは前記噴射弁側フランジのどちらか一方との間に介在する付勢手段と、を備え、ボルトの頭部またはナットの縁部のどちらか他方と前記排気管側フランジまたは前記噴射弁側フランジのどちらか他方との接触面が半球曲面状に形成されたことを特徴とする。
また、請求項4の発明では、請求項1〜3のいずれかにおいて、支持手段は、排気管内の排気の流通方向に沿って添加剤噴射弁を首振り可能に支持することを特徴とする。
また、請求項5の発明では、請求項1〜4のいずれかにおいて、排気管は、排気浄化触媒の上流側で屈曲する屈曲部を備えるとともに、添加剤噴射弁は、添加剤噴射口が排気浄化触媒に向かうように屈曲部に配置されることを特徴とする。
また、請求項6の発明では、請求項5において、屈曲部における排気管内での排気速度を検出または推定する排気速度検出手段と、添加剤噴射弁を首振り作動させて排気管に対する首振り角度を調整する首振り駆動手段と、排気速度検出手段により検出または推定された排気速度に基づいて、首振り駆動手段を制御する制御手段と、を更に備えたことを特徴とする。
本発明の請求項1の内燃機関の排気浄化装置によれば、添加剤噴射弁が首振り可能に支持されるので、添加剤噴射弁からの添加剤噴射方向を容易に設定することができる。したがって、添加剤が排気浄化触媒に偏ることなく流入するように添加剤噴射方向を設定することで、排気浄化触媒での効率を向上させることができる。
また、本発明の請求項2の内燃機関の排気浄化装置によれば、添加剤噴射弁が首振り可能となるように支持手段を容易に揺動可能に構成することができる。また、排気管側フランジと噴射弁側フランジとは、半球曲面状の接触面のみで接触するので、シール性が確保されるとともに、排気管側フランジから噴射弁側フランジへの熱伝導を抑制することができ、排気の熱による添加剤噴射弁への影響を抑制することができる。
また、本発明の請求項3の内燃機関の排気浄化装置によれば、排気管側フランジまたは噴射弁側フランジに接触するボルトの頭部またはナットの接触面が半球曲面状に形成されているので、排気管側フランジに対し噴射弁側フランジをスムーズに揺動可能に支持することができる。
本発明の請求項4の内燃機関の排気浄化装置によれば、排気の流通方向に沿うように添加剤噴射弁の添加剤噴射方向が変更可能となり、排気の流通方向に対応して排気浄化触媒への添加剤の流入位置を調整することができる。
本発明の請求項5の内燃機関の排気浄化装置によれば、添加剤の噴射方向が排気浄化触媒に向かうように、添加剤噴射弁を排気管に容易に支持することができる。
本発明の請求項6の内燃機関の排気浄化装置によれば、屈曲部における排気管内での排気速度に基づいて添加剤噴射弁の首振り角度が制御されるので、排気速度が変化する場合でも、添加剤を排気浄化触媒に適切に流入させることができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の排気浄化装置が適用されたエンジン(内燃機関)1の排気系の概略構成図である。
エンジン1の排気管2には、上流側から順番に、酸化触媒(排気浄化触媒)3、DPF4が介装されている。酸化触媒3は、通路を形成する多孔質の壁にプラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)等の触媒貴金属を担持して形成されており、排気中のCO及びHCを酸化させてCO及びHOに変換させるとともに、排気中のNOを酸化させてNOを生成する機能を有する。
DPF4は、例えば、ハニカム担体の通路の上流側及び下流側を交互にプラグで閉鎖して、排気中のPMを捕集する機能を有しており、更に、通路を形成する多孔質の壁にプラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)等の触媒貴金属を担持して形成されている。
排気管2は、酸化触媒3の上流側近傍で略垂直に屈曲している。この排気管2の屈曲部2aには、燃料噴射弁(添加剤噴射弁)5が設置されている。燃料噴射弁5には、図示しない燃料タンクから、エンジン1によって駆動される燃料ポンプ6によって燃料(還元剤、添加剤)が供給される。燃料噴射弁5は、燃料噴射口5aが酸化触媒3に向くように配置されており、供給された燃料を燃料噴射口5aから噴射する機能を有している。
ECU10は、エンジン1の運転制御をはじめとして総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央処理装置(CPU)等を含んで構成されている。
ECU10の入力側には、エンジンの吸気流量を検出するエアフローセンサ11、クランク角を検出するクランク角センサ、アクセルペダルの踏込量を検出するアクセルポジションセンサ(図示せず)等が接続されており、これらセンサ類からの検出情報が入力される。
一方、ECU10の出力側には、上述した燃料噴射弁5の他に、燃焼室に燃料を供給する燃料噴射弁12や図示しない吸気絞り弁等の各種出力デバイスが接続されている。ECU10は、各種センサ類からの検出情報に基づいて燃焼室への燃料噴射量、燃料噴射時期等を演算し、各種出力デバイスにそれぞれ出力することで、適正なタイミングで燃料噴射弁12や吸気絞り弁等を制御する。
ところで、以上のようにDPF4の上流に酸化触媒3を配置することにより、酸化触媒3からNOがDPF4に流入し、DPF4に捕集され堆積しているPM中の炭素成分であるすすと反応してこれを酸化させる。酸化したすすはCOとなり、DPF4から除去され、DPF4が連続的に再生される(連続再生)。
上記の連続再生では、エンジン1の運転状況により十分にDPF21の再生が行われない場合がある。そこで、ECU10は、DPF21にPMが許容量以上堆積した場合に強制再生を実施させる。強制再生は、燃料噴射弁5を制御して排気管2内に燃料を噴射し、酸化触媒3に燃料を供給することによって行われる。酸化触媒3に供給された燃料は酸化し、排気温度を上昇させる。これにより、DPF4に堆積したPMを燃焼させ、DPF4を再生させる。
特に、本発明に係る排気浄化装置では、燃料噴射弁5が首振り可能な構造になっている。
図2は、燃料噴射弁5の支持構造を示す断面図である。
燃料噴射弁5は、球面フランジ(支持手段)を介して排気管2に揺動可能に支持されている。球面フランジは、排気管2の屈曲部2aに固定される排気管側フランジ21と、燃料噴射弁5を固定支持する燃料噴射弁側フランジ22とを含んで構成されている。
排気管側フランジ21は、円筒状の胴部21aの一端部が外方に円板状に突出して形成されており、この円板状に突出したつば部21bの外側面が、燃料噴射弁側フランジ22と相対するフランジ面23となる。排気管側フランジ21の軸心に形成された連通孔24のフランジ面23側の縁部は、半球曲面状に縁取りされてシール面25が形成されている。
一方、燃料噴射弁側フランジ22も、円筒状の胴部22aの一端部が外方に円板状に突出して形成されている。この円板状に突出したつば部22bは、排気管側フランジ21のつば部21bと同径であり、その外側面が排気管側フランジ21と相対するフランジ面26となる。燃料噴射弁側フランジ22の軸心に形成された挿入孔27の縁部22cは、フランジ面26より円筒状に突出している。縁部22cの先端部外周面には、排気管側フランジ21のシール面25と接触する半球曲面状のシール面28が形成されている。縁部22cの突出寸法は、シール面25とシール面28が接触したときにフランジ面23とフランジ面26とが離間するように設定されている。燃料噴射弁側フランジ22の挿入孔27には、燃料噴射弁5が挿入されて、燃料噴射口5aが排気管2内に向くように燃料噴射弁5が燃料噴射弁側フランジ22に固定されている。また、胴部22aには、燃料噴射弁5が冷却されるように冷却水通路29が形成されている。
排気管側フランジ21のつば部21b及び燃料噴射弁側フランジ22のつば部22bには、ボルト孔30、31が設けられている。ボルト孔30、31は、胴部21a、22aの周囲を同径かつ同ピッチで例えば4箇所設けられている。ボルト孔30、31にはボルト32が挿入貫通され、ボルト32にナット33が羅合して締め付けられている。また、ボルト32の頭部32aとつば部22bとの間にはスプリング(付勢手段)34が挿入されている。更に、ナット33及びつば部21bの接触面35、36は対応して夫々半球曲面状に形成されている。
本実施形態では、排気管側フランジ21と燃料噴射弁側フランジ22とは、接触するシール面25とシール面28とが対応して半球曲面状に形成されているとともに、それ以外の部位であるフランジ面23とフランジ面26とでは離間して支持されている。即ち、排気管側フランジ21と燃料噴射弁側フランジ22とは球面フランジ構造になっており、燃料噴射弁側フランジ22が排気管側フランジ21に対して揺動可能に支持されている。
図3は、燃料噴射弁5の首振り駆動部の構造を示す断面図である。
図3に示すように、排気管2には、ブラケット40を介して負圧アクチュエータ(首振り駆動手段)41が固定されている。負圧アクチュエータ41は、燃料噴射弁側フランジ22から突出して形成されたステー42を押して、燃料噴射弁側フランジ22を揺動させる機能を有する。ステー42は、屈曲部2aに流入する排気の流通方向に沿って、燃料噴射弁側フランジ22から延出している。したがって、負圧アクチュエータ41がステー42を押すことで、燃料噴射弁側フランジ22が排気の流通方向に沿って揺動し、燃料噴射弁5が首振りして、燃料の噴射方向が調節される。
図4は、燃料噴射弁5による燃料噴射状態を示す説明図である。
本実施形態では、ECU(制御手段)10は、更に、強制再生時において燃料を燃料噴射弁5から噴射するときに、負圧アクチュエータ41を作動制御して、排気速度Veに応じて燃料噴射弁側フランジ22を揺動させる。詳しくは、ECU10は、例えばエアフローセンサ11により検出された吸気流量及び燃料噴射弁12から燃焼室への燃料噴射量に基づいて排気流量Qeを推定し、この排気流量Qeから屈曲部2aでの排気速度Veを推定する(排気速度検出手段)。そして、この排気速度Veに基づいて負圧アクチュエータ41を作動させ、燃料噴射弁5の首振り角θaを制御する。この首振り角θaは、図4に示すように、酸化触媒3の軸線Cl(燃料噴射口5aと酸化触媒3の排気流入口3aの中心3bとを結ぶ線でもある。)に対する傾斜角であり、燃料噴射弁5から噴射した燃料が酸化触媒3の中心3bを中心として到達するように設定される。首振り角θaは、例えばあらかじめ実験等により確認して記憶されたマップから排気速度Veに応じて読み出すことで求めればよく、排気速度Veが大きいときには首振り角θaが大きく、排気速度Veが小さいときには首振り角θaが小さく設定される。
以上のように、燃料噴射弁側フランジ22が揺動可能に支持されて、燃料噴射弁5が首振り可能であるので、燃料噴射方向を容易に変更することができる。燃料噴射弁5が排気の流通方向に沿って首振り可能であるので、酸化触媒3の排気流入口3aに偏ることなく燃料が到達するように、燃料噴射方向を設定することができ、酸化触媒3での効率を向上させることができる。また、排気管内の壁面等に燃料が付着することを防止でき、燃料の酸化触媒3への供給遅れを抑制することもできる。
また、屈曲部2aでの排気速度Veが推定され、この推定された排気速度Veに応じて燃料噴射弁側フランジ22が揺動されて燃料噴射方向が制御されるので、排気速度Veが変動する場合でも、常に燃料を酸化触媒3に偏ることなく流入させることができる。
また、球面フランジ構造である排気管側フランジ21及び燃料噴射弁側フランジ22を用いて燃料噴射弁3が支持されるので、簡単な構成で燃料噴射弁5を排気管2に対して首振り可能に支持することができる。
また、ナット33と排気管側フランジ21との接触面が対応して夫々半球曲面状に形成されているので、排気管側フランジ21に対し燃料噴射弁側フランジ22をスムーズに揺動可能に支持することができる。
なお、本実施形態では、負圧アクチュエータ41により燃料噴射弁側フランジ22を揺動させるが、これに限定するものではなく、モータ等他のアクチュエータにより燃料噴射弁側フランジ22を揺動させてもよい。あるいは、アクチュエータを用いずに手動で首振り角を設定してもよく、この場合排気速度Veに応じて燃料の到達位置を常に適切にすることは困難であるが、組み立て時やメンテナンス時等において燃料噴射方向を容易に調整することができる。
更に、エンジン1の回転速度に応じて、燃料噴射方向を制御するとよい。詳しくは、エンジン1の回転速度が上昇したときには、燃料ポンプ6から燃料噴射弁5に供給される燃圧が上昇して燃料噴射圧が上昇するので、排気の流れによる燃料の流入位置への影響が減少する。したがって、エンジン1の回転速度が上昇したときに、排気速度Veに応じて設定された首振り角θaを減少させるように制御すればよい。これによって、燃料をより適切に酸化触媒3に流入させることができる。
また、燃料噴射弁5からの燃料噴射時に首振り角θaを周期的に変化させてもよい。これにより、排気流入口3a全体に燃料を均一に流入させることができ、酸化触媒3における効率をより向上させることができる。
なお、本実施形態では、酸化触媒3に燃料を供給するシステムに本願発明を適用したが、排気管に備えたNOxトラップ触媒に燃料を供給するシステムにも本願発明を適用することができる。この場合、NOxトラップ触媒の上流側の排気管に設置した燃料噴射弁から、NOxトラップ触媒に燃料を適切に流入させることができ、NOxトラップ触媒に吸蔵されたNOxやSOxを効率よく還元除去することができる。また、燃料以外にも、尿素水(還元剤)や他の添加剤を排気管内に噴射供給するシステムにも本発明を適用することができる。
本発明に係る内燃機関の排気系の概略構成図である。 燃料噴射弁の支持構造を示す断面図である。 燃料噴射弁の首振り駆動部の構造を示す断面図である。 燃料噴射弁による燃料噴射状態を示す説明図である。
符号の説明
1 エンジン
2 排気管
2a 屈曲部
3 酸化触媒
5 燃料噴射弁
10 ECU
25、28 シール面
32 ボルト
33 ナット
34 スプリング
35、36 接触面
41 アクチュエータ

Claims (6)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、
    前記排気浄化触媒の上流側の排気管に設けられ、前記排気管内に添加剤を噴射する添加剤噴射弁と、
    前記排気管に対して前記添加剤噴射弁を首振り可能に支持する支持手段と、
    を含んで構成されたことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記支持手段は、前記排気管に固定され該排気管内外を連通する連通孔を有する排気管側フランジと、前記連通孔と連通し前記添加剤噴射弁を挿入固定する挿入孔を有する噴射弁側フランジとを備え、
    前記連通孔の開口縁部近傍と前記挿入孔の開口縁部近傍とを半球曲面状の接触面で接触するとともに、該接触面以外の部位では離間して係止されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記排気管側フランジ及び噴射弁側フランジには、ボルト孔が設けられるとともに、
    前記支持手段は、更に、前記ボルト孔に挿通されるボルトと、前記ボルトに羅合するナットと、前記排気管側フランジに向かって前記噴射弁側フランジを付勢し、前記ボルトの頭部または前記ナットのどちらか一方と前記排気管側フランジまたは前記噴射弁側フランジのどちらか一方との間に介在する付勢手段と、を備え、
    前記ボルトの頭部または前記ナットの前記縁部のどちらか他方と前記排気管側フランジまたは前記噴射弁側フランジのどちらか他方との接触面が半球曲面状に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記支持手段は、排気管内の排気の流通方向に沿って前記添加剤噴射弁を首振り可能に支持することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記排気管は、前記排気浄化触媒の上流側で屈曲する屈曲部を備えるとともに、
    前記添加剤噴射弁は、添加剤噴射口が前記排気浄化触媒に向かうように前記屈曲部に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化装置。
  6. 前記屈曲部における排気管内での排気速度を検出または推定する排気速度検出手段と、
    前記添加剤噴射弁を首振り作動させて前記排気管に対する首振り角度を調整する首振り駆動手段と、
    前記排気速度検出手段により検出または推定された排気速度に基づいて、前記首振り駆動手段を制御する制御手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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