JP6999323B2 - 放射能評価方法、及び、放射能評価装置 - Google Patents

放射能評価方法、及び、放射能評価装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、放射性廃棄物などの測定対象物から放射される放射能を測定する際に用いられる放射能評価方法、及び、放射能評価装置に関する。
一般に、原子力施設から発生する放射性廃棄物は、放射能レベルによって区分けして処分される。この種の放射性廃棄物を処分するにあたり、自然界の放射能レベルに比較して十分に小さいものであれば、放射性物質として扱う必要がないとするクリアランス(Clearance)レベルが設けられている。また、上述した原子力施設の廃止措置では、金属廃棄物やコンクリート等の放射能レベルが十分に低い(クリアランスレベル以下の)放射性廃棄物が大量に発生することが予想される。これら大量の発生する放射能レベルが十分に低い放射性廃棄物を容易に区分けすることができれば、放射性廃棄物の処分費用及び労力(時間)を大幅に削減することができる。
従来、放射性廃棄物(測定対象物)の放射能レベルがクリアランスレベル以下であるか否かを判断するために、放射線検出器を備えた放射能測定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の放射能測定装置では、放射能を測定する際に、放射線検出器で検出された放射線(例えば、γ(ガンマ)線)の計数率(cps;count per second)と、放射能換算係数(Bq/cps)とを用いて放射能(Bq)を評価している。
特許第4268970号公報
ここで、放射性廃棄物(測定対象物)を材料や発生場所によって分別し、この分類された放射性廃棄物を更に切断によって同等の形状及び大きさに整えて測定用容器(収納容器)に収納する前処理を行うと、放射能の計測精度を高くすることができる一方、この前処理作業の負担が大きくなっていた。また、放射能を評価する際に、上記した放射性廃棄物が測定用容器に均質、均一に収納されていると仮定して代表点を計測する場合、測定用容器内に放射性廃棄物が偏在する可能性を考慮して放射能換算係数に安全率を導入することになる。このため、実際の放射性廃棄物の放射能量よりも高い放射能量であると想定して処理を行うことになり、不要な処理を行うことになる。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、測定対象物の形状や大きさに関わらず、放射能評価の精度の向上を図った放射能評価方法、及び、放射能評価装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る放射能評価方法は、測定対象物が存在する測定空間を複数のメッシュに分割するメッシュ分割ステップと、複数のメッシュのそれぞれに放射線源を設定し、測定対象物の密度を設定する初期条件設定ステップと、測定空間の周囲の複数の位置のそれぞれから、単位時間あたりの放射線の検出数を示す計数率を検出する計数率検出ステップと、初期条件設定ステップで設定した放射線源の強度及び密度と計数率とに基づいて統計演算することにより測定空間の放射能分布を評価する放射能分布評価ステップと、を含む。
この構成によれば、各メッシュの放射線源の強度及び測定対象物の密度と計数率とに基づいて測定空間の放射能分布を評価することにより、測定対象物の形状や大きさに関わらず、放射能評価の精度の向上を図ることができる。また、測定対象物を同等の形状及び大きさに整える処理が不要となるため、放射能評価における前処理の負担の軽減を図ることができる。
また、複数のメッシュのそれぞれに設定された放射線源に基づいて、複数の放射線源の重心位置を決定する重心位置決定ステップと、放射線源の重心位置に基づいて、初期条件設定ステップで設定した密度を補正する密度補正ステップと、を含む構成としてもよい。この構成によれば、放射線源の重心位置に基づいて密度を補正することにより、放射能分布評価ステップにて評価される測定空間の放射能分布の精度をより高めることができ、放射能評価の精度の更なる向上を実現できる。
また、初期条件設定ステップで設定される複数の放射線源の強度は同一であり、密度は均一である構成としてもよい。この構成によれば、放射能分布評価ステップにおける統計演算をより容易に行うことができる。
また、初期条件設定ステップは、測定対象物の重量及び高さを測定するステップを含む構成としてもよい。この構成によれば、測定対象物の重量及び高さから密度を演算することができる。
また、測定対象物は、原子力施設又は原子力施設の廃止措置によって発生する放射性廃棄物である構成としてもよい。この構成によれば、発生する放射性廃棄物を放射能レベルによって容易に区分けして処分することができ、例えば、放射性廃棄物(測定対象物)の放射能レベルがクリアランスレベル以下であるかを精度良く、かつ、合理的で効率良く判別することができる。
また、本発明に係る放射能評価装置は、測定対象物が存在する測定空間を複数のメッシュに分割するメッシュ分割処理部と、複数のメッシュのそれぞれに放射線源を設定すると共に測定対象物の密度を設定する初期条件設定部と、測定空間の周囲の複数の位置に配置され、複数の位置のそれぞれから、単位時間あたりの放射線の検出数を示す計数率を検出する計数率検出部と、初期条件設定部が設定した放射線源の強度及び密度と計数率とに基づいて統計演算することにより測定空間の放射能分布を評価する放射能分布評価部と、を含む。この構成によれば、放射能分布評価部が各メッシュの放射線源の強度及び測定対象物の密度と計数率とに基づいて測定空間の放射能分布を評価することにより、測定対象物の形状や大きさに関わらず、放射能評価の精度の向上を図ることができる。
本発明によれば、各メッシュの放射線源の強度及び測定対象物の密度と計数率とに基づいて測定空間の放射能分布を評価することにより、測定対象物の形状や大きさに関わらず、放射能評価の精度の向上を図ることができる。また、測定対象物を同等の形状及び大きさに整える処理が不要となるため、放射能評価における前処理の負担の軽減を図ることができる。
図1は、本実施形態に係る放射能測定装置の斜視図である。 図2は、図1におけるy方向視の断面図である。 図3は、図1におけるx方向視の断面図である。 図4は、収納容器内を複数のメッシュに分割した状態を示す図である。 図5は、分割したメッシュのそれぞれに放射線源を設定した状態を示す図である。 図6は、収納容器内の放射性廃棄物の放射能分布を評価する手順を示すフローチャートである。 図7は、放射能分布を推定する手法の一例であるML-EM法における変数を説明するための図である。 図8は、収納容器内の密度分布を補正する際の手順を説明する図である。 図9は、補正された密度分布により、新たな検出確率を求める際の手順を説明する図である。
以下に、本発明に係る実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施の形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、本実施形態に係る放射能測定装置の斜視図であり、図2は、図1におけるy方向視の断面図であり、図3は、図1におけるx方向視の断面図である。なお、図に矢印で示すx方向、y方向およびz方向は、相互に90度で交差する方向であって、x方向は左右方向(水平方向)を示し、y方向は前後方向(水平方向)を示し、z方向は上下方向(鉛直方向)を示す。
放射能測定装置1は、収納容器(測定空間)100に収納された放射性廃棄物(測定対象物)の放射能量を、収納容器100を破壊することなく測定するものである。収納容器100は、x方向、y方向およびz方向に垂直な面を有する鉄からなる直方体形状(矩形状)を呈する。収納容器100は、例えば、x方向×y方向×z方向が160[cm]×160[cm]×160[cm]で、鉄からなる壁の厚さが0.23[cm]の正六面体をなしている。また、収納容器100は、z方向の上面部に開閉可能な蓋部を備え、収納容器100内に放射性廃棄物を収納した後に蓋部が閉じられる。
本実施形態では、放射性廃棄物は、形状や大きさに関わらず収納容器100に収納される。このため、放射性廃棄物を事前に切断して、形状や大きさを整える前処理作業が必須となるものではない。
放射能測定装置1は、図1に示すように、放射線検出部2と、スライド移動部3と、回転移動部4と、高さ検出部5と、演算制御部6とを備える。
放射線検出部2は、収納容器100に収納された放射性廃棄物の放射線(γ線)を検出する。放射線検出部2は、収納容器100の相反する二面(y方向で相反する二面)を除くx方向およびz方向の四面に対し、それぞれ同じ距離(例えば、収納容器との隙間1[cm])で対向して配置されている。
放射線検出部2は、図2に示すように、1つの面に対して2つの検出器2aを有している。具体的に、収納容器100のx方向の面に対向する放射線検出部2は、2つの検出器2aがz方向に並べて設けられている。また、収納容器100のz方向の面に対向する放射線検出部2は、2つの検出器2aがx方向に並べて設けられている。このため、4つの放射線検出部2は、図2に破線で示すように、それぞれ2つの検出器2aにより、x方向およびz方向で収納容器100の面をそれぞれ2分割し、y方向視で収納容器100の断面を4個の範囲に分割して放射線を検出する。さらに、放射線検出部2は、図3に破線で示すように、スライド移動部3による後述するスライド移動方向(y方向)で、収納容器100を4個の範囲に分割して放射線を検出する。この結果、4つの放射線検出部2は、それぞれ2つの検出器2aによって収納容器100の断面を計16分割して放射線を検出する。
このように収納容器100の断面を複数に分割して放射線を検出するために、放射線検出部2は、収納容器100に対向する検出器2aの視野を絞るコリメータ2bを有している。なお、本実施形態の放射能測定装置1は、放射線検出部2を収納容器100の底側(z方向の底側の面)に配置する領域を確保するためのフレーム1aを有している。
放射線検出部2の検出器2aは、好ましくはGe検出器が用いられる。Ge検出器は、エネルギー分解能が高くピーク位置を特定しやすい特性を有する。なお、検出器2aは、Ge検出器に限定されるものではなく、例えば、プラスチックシンチレーション検出器、NaI検出器又はCdTe検出器が用いられてもよい。
スライド移動部3は、上述した収納容器100の相反する二面(y方向で相反する二面)に直交する方向であるy方向に、収納容器100と各放射線検出部2とを相対的にスライド移動させるものである。本実施形態でのスライド移動部3は、各放射線検出部2を不動として収納容器100をy方向にスライド移動させる。例えば、スライド移動部3は、図1に示すように収納容器100の底面を支持する態様でy方向に延在して設けられた一対のレール3aと、図には明示しないがレール3aの延在方向に沿って収納容器100を移動させる移動手段とを有している。また、スライド移動部3は、収納容器100の底面を支持した際に、この収納容器100に収納された放射性廃棄物の重量を測定する重量測定部3bを備えている。この場合、収納容器100の重量(空重量)が予め測定されて分かっているため、検出した重量から収納容器100の重量を差し引くことにより、放射性廃棄物の重量を測定することができる。この重量測定部3bとしては、例えばロードセルが用いられる。
回転移動部4は、収納容器100において放射線検出部2が対向する四面のうちの相反する二面(本実施形態ではz方向で相反する二面)に垂直で鉛直な軸心で収納容器100を90度回転移動させるものである。本実施形態での回転移動部4は、スライド移動部3による収納容器100のスライド移動の端部(レール3aの端部)に設けられ、z方向に沿う軸心で回転駆動される回転テーブル4aを有している。
高さ検出部5は、スライド移動部3に支持された収納容器100の高さを検出する。具体的には、高さ検出部5は、この高さ検出部5の検出面とレール3aとの距離と、高さ検出部5の検出面と収納容器100の蓋部(上面)との距離とから収納容器100の高さを検出する。また、収納容器100の蓋部が開放されている場合には、収納容器100内の放射性廃棄物の高さを検出する。
演算制御部6は、放射線検出部2が検出した放射線に基づいて、収納容器100内の放射性廃棄物の放射能分布を評価する演算処理を実行するものであり、計数率検出部10と、メッシュ分割処理部11と、初期条件設定部12と、放射能分布評価部13と、記憶部14と、を備える。本構成では、放射線検出部2と演算制御部6とを備えて放射能評価装置50が構成される。
計数率検出部10は、放射線検出部2の検出器2aがそれぞれ検出した放射線の検出数に基づき、放射線の計数率(cps;count per second)を求める。この計数率は、各検出器2aが単位時間あたりに検出した放射線数を示す値であり、収納容器100と検出器2aとの相対位置情報と合わせて記憶部14に記憶される。
メッシュ分割処理部11は、収納容器(測定空間)100内を所定の仮想空間であるメッシュMに分割する処理を行う。本実施形態では、図4に示すように、収納容器100内は、上下2段に区分けされるとともに、上段及び下段の空間は、それぞれ4×4の16のメッシュMに分割されて設定される。すなわち、本実施形態では、収納容器100内は、合計32のメッシュMに仮想的に分割される。このメッシュMの数及び大きさは、例えば、放射線検出部2の検出器2aの位置に応じて、適宜変更することができる。設定されたメッシュMの位置情報は、放射能分布評価部13に出力される。
初期条件設定部12は、収納容器100内の放射性廃棄物の放射能分布を評価する際の初期条件を設定する。設定された初期条件は記憶部14に記憶される。具体的には、初期条件設定部12は、初期条件として、図5に示すように、複数のメッシュMのそれぞれに放射線源Sを設定する。この図5では、上段もしくは下段のメッシュMを示しているが、すべてのメッシュMに放射線源Sが設定される。この放射線源Sは、各メッシュMにそれぞれ配置される仮想的な放射線源であり、本実施形態では、各メッシュMに同一の強度(大きさ)の放射線源Sが設定される。また、初期条件設定部12は、初期条件として、収納容器100に収納される放射性廃棄物の密度を設定する。本実施形態では、重量測定部3bで測定された放射性廃棄物の重量と、収納容器100の高さから算出された収納容器100の容積とから放射性廃棄物の密度(嵩密度)が算出される。この場合、収納容器100に放射性廃棄物が偏在することなく、一様な密度を有するものとして設定される。
放射能分布評価部13は、初期条件設定部12で各メッシュMに設定した放射線源Sの強度及び放射性廃棄物の密度と、計数率検出部10が検出した計数率とに基づいて統計演算を実行し、収納容器100内の放射性廃棄物の放射能分布を評価する。具体的な手順については後述する。
記憶部14は、計数率検出部10が検出した計数率や、初期条件設定部12が設定した初期条件である放射線源Sの強度及び放射性廃棄物の密度を記憶する。記憶部14は、例えば、ハードディスク装置等の不揮発性のメモリや、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成することができる。
また、本実施形態の放射能測定装置1は、図1から図3に示すように、検出部遮蔽部7と収納容器遮蔽部8とを備えることが好ましい。検出部遮蔽部7は、放射線検出部2を含み当該放射線検出部2が収納容器100の面に対向する範囲を覆うものである。この検出部遮蔽部7は、例えば、鉛からなる3[cm]の厚さの鉛板により、放射線検出部2が収納容器100に対向する側のみが開放された矩形の箱体として構成され、その内部に放射線検出部2が配置されている。この構成により検出部遮蔽部7は、装置外部から放射線検出部2に至る放射線を遮蔽する。
収納容器遮蔽部8は、放射線検出部2で放射線を検出する際の収納容器100を覆うものである。この収納容器遮蔽部8は、放射線検出部2で放射線を検出する際のスライド移動部3による収納容器100のスライド移動の範囲で、例えば、鉄からなる4[cm]の厚さの鉄板により、収納容器100のx方向およびz方向の四面を、所定の距離(例えば、収納容器との隙間1[cm])隔てて覆う矩形の箱体として構成されている。この構成により収納容器遮蔽部8は、放射線検出部2で放射線を検出するときに、装置外部から収納容器100に至る放射線を遮蔽する。また、収納容器遮蔽部8は、上述した検出部遮蔽部7を設けた部位では、放射線検出部2による放射線の検出を妨げないように収納容器100を覆わない構成である。また、収納容器遮蔽部8は、回転移動部4側ではないスライド移動部3のスライド移動方向(y方向)の端部から本装置に収納容器100を搬入する場合、y方向の両側が開放する筒体として構成されている。なお、収納容器遮蔽部8が、回転移動部4側から本装置に収納容器100を搬入する場合は、回転移動部4側ではないスライド移動部3のスライド移動方向(y方向)の端部が閉塞されていてもよい。
次に、放射能測定装置1による放射線の検出動作について説明する。先ず、放射能測定装置1は、図3に示すように、スライド移動部3によって収納容器100をy方向に沿ってスライド移動させる。この場合、スライド移動部3は、収納容器100に設定したメッシュM(図4)の並びに沿って、収納容器100をy方向に4段階でスライド移動させる。そして、放射線検出部2は、スライド移動した各段階でそれぞれ放射線を検出する。
次に、放射能測定装置1は、スライド移動部3により収納容器100を回転移動部4の回転テーブル4aの位置に移動させる。そして、放射能測定装置1は、回転移動部4によってz方向に沿う軸心で収納容器100を90度回転させる。このため、収納容器100は、y方向に向いていた面がx方向に向き、x方向に向いていた面がy方向に向く。
次に、放射能測定装置1は、先とは逆にスライド移動部3によって収納容器100をy方向に沿って4段階でスライド移動させる。このため、先のスライド移動では放射線検出部2に対向していなかったy方向の面が、x方向に向いて放射線検出部2が対向し、当該面から新たに放射線が検出される。この結果、収納容器100の各六面から放出されるγ線が検出されることになる。放射線検出部2の各検出器2aが検出した放射線は、それぞれ計数率検出部10に送られて計数率が検出される。この計数率は、検出器2aと収納容器100の相対位置と関連づけて記憶部14に記憶される。
次に、収納容器100内の放射性廃棄物の放射能分布を評価する手順について説明する。図6は、収納容器内の放射性廃棄物の放射能分布を評価する手順を示すフローチャートである。まず、メッシュ分割処理部11は、放射性廃棄物が収納される収納容器100内の空間を複数のメッシュMに分割する(ステップSa1;メッシュ分割ステップ)。具体的には、図4に示すように、収納容器100内は、上下2段に区分けされるとともに、上段及び下段の空間は、それぞれ4×4の16のメッシュMに分割される。このため、本実施形態では、収納容器100内の空間は32のメッシュMに仮想的に分割される。
次に、初期条件設定部12は、分割された複数のメッシュMのそれぞれに放射線源Sを設定する(ステップSa2;初期条件設定ステップ)。具体的には、図5に示すように、すべてのメッシュMにそれぞれ放射線源Sが配置される。これら放射線源Sは、それぞれ同一の線源強度を有する仮想的な放射線源である。
次に、初期条件設定部12は、重量測定部3bを介して、スライド移動部3の支持された収納容器100内の放射性廃棄物の重量を測定する(ステップSa3)。この場合、収納容器100の重量(空重量)が予め分かっているため、検出した総重量から収納容器100の重量を差し引くことにより、放射性廃棄物の重量Wを測定することができる。また、初期条件設定部12は、高さ検出部5を介して、収納容器100の高さを測定する(ステップSa4)。そして、初期条件設定部12は、放射性廃棄物の重量と、収納容器100の高さから算出された収納容器100の容積Vと、から放射性廃棄物の密度ρ(嵩密度)を計算する(ステップSa5;初期条件設定ステップ)。この場合、収納容器100内には、放射性廃棄物が偏在することなく、均一な密度ρとなるように放射性廃棄物が収納されるものと仮定する。このように、収納容器100内を複数のメッシュMに分割し、各メッシュMにそれぞれ放射線源Sを配置するとともに、収納容器100内の放射性廃棄物の密度ρを均一に仮定することで、収納容器100内にどのように収納されているか不明の放射性廃棄物の放射能分布を評価する際の初期条件(前提条件)が設定される。
次に、計数率検出部10は、計数率を検出する(ステップSa6;計数率検出ステップ)。具体的には、スライド移動部3によって収納容器100をy方向に沿ってスライド移動させる。この場合、スライド移動部3は、収納容器100に設定したメッシュM(図4)の並びに沿って、収納容器100をy方向に4段階で移動させる。そして、放射線検出部2の各検出器2aは、スライド移動した各段階でそれぞれ放射線量を検出する。
また、収納容器100がy方向に4段階でスライド移動すると、放射能測定装置1は、スライド移動部3により収納容器100を回転移動部4の回転テーブル4aの位置に移動させる。そして、放射能測定装置1は、回転移動部4によってz方向に沿う軸心で収納容器100を90度回転させる。そして、再び、スライド移動部3によって収納容器100をy方向に沿って4段階でスライド移動させる。このため、先のスライド移動では放射線検出部2に対向していなかったy方向の面が、x方向に向いて放射線検出部2が対向し、当該面から新たに放射線量が検出される。検出した放射線量は、随時、計数率検出部10に出力されて計数率が検出される。この計数率は、検出器2aごとに収納容器100の相対位置と関連づけて記憶部14に記憶される。
次に、放射能分布評価部13は、収納容器100内の放射性廃棄物の密度ρが一定の前提のもとで、最も可能性が高い放射能分布を評価する(ステップSa7;放射能分布評価ステップ)。本実施形態では、この放射能分布評価にML-EM(Maximum Likelihood - Expectation Maximization)法を用いている。このML-EM法は、最尤(ゆう)推定・期待値最大化法といわれ、測定されたデータがポアソン分布に従っているとの仮定で統計学的手法によって、確率的に最も可能性の高い放射能分布を推定する逐次近似法である。
図7は、ML-EM法における変数を説明するための図である。この図7において、y、y、y・・・・、yは、検出器2aが検出した放射線の計数率を示す。また、Cijは、収納容器100の任意のメッシュMからの放射線に対する検出確率である。また、λ、λ、λ・・・・、λは、各メッシュMの線源強度の値を示す。この図7では、計数率y、y、y・・・・、yの位置は、収納容器100のメッシュMと計数率の検出位置との関係を示している。また、検出確率Cijは、任意のメッシュMにおける計数率yと、線源強度λとの対応関係を示す。この検出確率Cijは、数式1により求めることができる。
Figure 0006999323000001
この数式1において、εは、基準効率(cps/Bq)を示す値であり、この基準効率εは、ある距離で検出器2aの正面に標準線源を配置して測定した際の測定効率である。また、ηijは、検出確率を求める対象のメッシュMにおける立体角補正係数であり、上記した基準効率ε測定時の検出器2aとメッシュMの立体角の差を補正するための係数である。μは、質量減衰係数であり、ρは、初期条件として設定された放射性廃棄物の密度である。また、l(エル)は、検出器2aと対象のメッシュMとの間の距離である。この数式1により、各メッシュMにおける検出確率Cijを求めることができる。
次に、求めた検出確率Cij、検出器2aが検出した放射線の計数率yを用いて、ML-EM法により、各メッシュMにおける線源強度λを推定する。この場合、線源強度λは、数式2により求めることができる。
Figure 0006999323000002
これにより、初期条件として、各メッシュMに同一の強度の放射線源Sを配置した状態から、検出確率Cij及び計数率yを用いて、収納容器100内の放射能分布の傾向が少しずつ分かってくる。なお、この例では、説明の簡素化のため、一の検出器2aが検出した計数率y及び該検出器2aに対応する検出確率Cijを用いて説明したが、複数の検出器2aごとにそれぞれ線源強度λを求め、これらを総合して確率的に最も可能性の高い放射能分布を評価する。
ただし、ステップSa7で求めた線源強度λの値は、収納容器100内の放射性廃棄物の密度ρが一定であることを前提としている。収納容器100内では、放射性廃棄物の形状や大きさ等により、密度の大きさに差異があるため、放射能分布の精度は十分でない。このため、次に、各メッシュMの密度分布を補正する。図8は、収納容器内の密度分布を補正する際の手順を説明する図である。この図8では、図中上部に並んだ4つのメッシュMを例に説明する。
各メッシュMの密度分布を補正するに際し、まず、対向する検出器2a,2a間の線源重心(放射能重心)を計算する(ステップSa8)。ここで、4つのメッシュMの線源強度λを、便宜上それぞれa、b、c、dと表記する。これら線源強度a、b、c、dは、いずれも上記したML-EM法にて算出した値である。この図8において、左側の検出器2aと線源強度aを有する放射線源との距離をrとし、右側の検出器2aと線源強度aを有する放射線源との距離をr´とする。同様に、左側の検出器2aと線源強度bを有する放射線源との距離をrとし、右側の検出器2aと線源強度bを有する放射線源との距離をr´とし、左側の検出器2aと線源強度cを有する放射線源との距離をrとし、右側の検出器2aと線源強度cを有する放射線源との距離をr´とし、左側の検出器2aと線源強度dを有する放射線源との距離をrとし、右側の検出器2aと線源強度dを有する放射線源との距離をr´とする。
また、Gsを線源重心とすると、この線源重心Gsは、線源強度a、b、c、dの総和(Gs=a+b+c+d)で求めることができる。また、線源重心Gsと左側の検出器2aとの距離をrとし、線源重心Gsと右側の検出器2aとの距離をr´とすると、距離r は、線源重心Gsを用いて数式3で示すことができる。
Figure 0006999323000003
次に、対向する検出器2a,2aの計数率の差から各メッシュの密度分布を補正する(ステップSa9)。左側の検出器2aの計数率をN、右側の検出器2aの計数率をNとする。この場合、計数率Nは数式4で示すことができる。
Figure 0006999323000004
ここで、ρは、線源重心Gsと左側の検出器2aとの間に位置するメッシュMの密度である。また、l(エルゼロ)は、上記した基準効率ε測定時における検出器2aと対象のメッシュMとの間の距離である。この数式4を密度ρについて解き、計数率Nに関する数式を密度ρについて解くと、数式5に示すようになる。
Figure 0006999323000005
この数式5により、対向する検出器2a,2a間に位置する複数(4つ)のメッシュMの密度分布の傾向がわかる。このような密度ρ、ρ・・・ρの計算を、対向するすべての検出器2a,2a間に位置するメッシュMに対して行い、収納容器100内のメッシュMの密度分布を数式6で規格化計算することにより補正する。
Figure 0006999323000006
次に、放射能分布評価部13は、収納容器100内の放射性廃棄物の密度補正後に最も可能性が高い放射能分布を評価する(ステップSa10;放射能分布評価ステップ)。放射能分布を評価するにあたり、まず、補正された密度分布により新たな検出確率を求める。図9は、補正された密度分布により新たな検出確率を求める際の手順を説明する図である。この図9において、Sは、任意のメッシュMに配置された線源、l(エル)は、放射線源Sと検出器2aとの距離である。また、放射線源Sと検出器2aと間に存在するメッシュMの密度をそれぞれρ、ρ、ρとし、その距離をそれぞれr、r、rとする。この場合、上記した放射線源Sが配置されたメッシュMにおける検出確率Cijは、数式7にて示すことができる。
Figure 0006999323000007
このように密度分布を考慮した上で、各メッシュMの検出確率Cijを計算し、新たな検出確率Cijと計数率yを用いて、数式2により、複数の検出器2aごとにそれぞれ線源強度λを求め、これらを総合して確率的に最も可能性の高い放射能分布を評価する。この構成では、収納容器100内の密度分布を考慮して放射能分布を評価するため、評価精度が向上する。
次に、放射能分布評価部13は、放射能分布が所定の収束条件を満たしているか否かを判別する(ステップSa11)。収束条件として、例えば、算出した各メッシュMの線源強度λの変化率(先の計算値との差異等)が所定閾値以下の場合に収束したとみなすことができる。この判別において、収束条件を満たしていなければ(ステップSa11;No)、処理をステップSa8に戻して再計算をする。この場合、各メッシュMの密度分布を補正した上で、各メッシュMに再び同一線源強度の放射線源を設定して再計算を行う。これにより、放射能分布の評価精度が向上する。
一方、収束条件を満たしていれば(ステップSa11;Yes)、評価精度の高い放射能分布を取得できたため、処理を終了する。なお、上記した放射能分布の評価により、収納容器100内の放射性廃棄物の放射能量(Bq)が精度良くわかるため、この放射能量を単位重量あたりに換算することで、収納容器100内の放射性廃棄物の放射能レベルがクリアランスレベル以下であるか否かを容易、かつ精度良く判断することができる。
以上、本実施形態に係る放射能評価方法は、放射性廃棄物が収納された収納容器100内を複数のメッシュMに分割するメッシュ分割ステップSa1と、複数のメッシュMのそれぞれに放射線源Sを設定し、放射性廃棄物の密度ρを設定する初期条件設定ステップSa2,Sa5と、収納容器100の周囲の複数の位置のそれぞれから、単位時間あたりの放射線の検出数を示す計数率yを検出する計数率検出ステップSa6と、初期条件設定ステップSa2,Sa5で設定した放射線源Sの線源強度λ及び密度ρと計数率yとに基づいて統計演算することにより収納容器100の放射能分布を評価する放射能分布評価ステップSa7,Sa10と、を含むため、収納容器100内の放射性廃棄物の形状や大きさに関わらず、放射能評価の精度の向上を図ることができる。また、放射性廃棄物を同等の形状及び大きさに整える処理が不要となるため、放射能評価における前処理の負担の軽減を図ることができる。
また、本実施形態によれば、複数のメッシュMのそれぞれに設定された放射線源Sに基づいて、複数の放射線源Sの重心位置を決定する重心位置決定ステップSa8と、放射線源Sの重心位置に基づいて、初期条件設定ステップで設定した密度ρを補正する密度補正ステップSa9と、を含むため、収納容器100内の放射性廃棄物の放射能分布の評価精度をより高めることができる。特に、収納容器100に任意に収納された放射性廃棄物のように、内部を目視等での直接確認が難しい対象物については、より高い効果を奏する。
また、本実施形態によれば、初期条件設定ステップで設定される複数の放射線源Sの強度は同一であり、放射性廃棄物の密度ρは均一であるため、放射能分布評価ステップSa7における統計演算をより容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、初期条件設定ステップは、収納容器100内の放射性廃棄物の重量及び収納容器100の高さを測定するステップSa3,Sa4を含むため、測定した重量及び高さから放射性廃棄物の密度ρを容易に演算することができる。
また、本実施形態によれば、評価対象が原子力施設又は原子力施設の廃止措置によって発生する放射性廃棄物であるため、発生する放射性廃棄物を放射能レベルによって容易に区分けして処分することができ、例えば、放射性廃棄物(測定対象物)の放射能レベルがクリアランスレベル以下であるかを精度良く、かつ、合理的で効率良く判別することができる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。本実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、上記した実施形態では、収納容器100は、角型形状(矩形状)を呈するものを例示したが、角型形状に限るものではなく円筒形状などでもよい。また、上記した実施形態では、最も可能性が高い放射能分布を評価する手法として、ML-EM法を用いた例を説明したが、他にも最小二乗法などの数学的手法を用いることもできる。また、本実施形態では、放射線源SをメッシュMの中心に配置した点線源としたが、メッシュMの内部に分散した線源としてもよい。また、本実施形態では、初期条件として、各メッシュMに放射線源と線量が均一分散していると仮定したが、収納容器100の内部の放射性廃棄物の配置を計測し、配置に基づいて各メッシュMに密度と線量を割り当ててもよい。この場合は、例えば、高さ検出部5等を用いて収納容器100の内部の状態を計測するステップを設けることが好ましい。また、本実施形態では、収納容器100内の空間を合計32のメッシュMに仮想的に分割したが、このメッシュMの分割数はこれに限定するものではない。
1 放射能測定装置
2 放射線検出部
2a 検出器
3 スライド移動部
3a レール
3b 重量測定部
4 回転移動部
4a 回転テーブル
5 高さ検出部
6 演算制御部
10 計数率検出部
11 メッシュ分割処理部
12 初期条件設定部
13 放射能分布評価部
14 記憶部
50 放射能評価装置
100 収納容器
M メッシュ
S 放射線源

Claims (6)

  1. 測定対象物が存在する測定空間を複数のメッシュに分割するメッシュ分割ステップと、
    複数の前記メッシュのそれぞれに放射線源を設定し、前記測定対象物の密度を設定する初期条件設定ステップと、
    前記測定空間の周囲の複数の位置のそれぞれから、単位時間あたりの放射線の検出数を示す計数率を検出する計数率検出ステップと、
    前記初期条件設定ステップで設定した前記放射線源の強度及び前記密度と前記計数率とに基づいて統計演算することにより前記測定空間の放射能分布を評価する放射能分布評価ステップと、
    を含む、放射能評価方法。
  2. 複数の前記メッシュのそれぞれに設定された前記放射線源に基づいて、複数の前記放射線源の重心位置を決定する重心位置決定ステップと、
    前記放射線源の重心位置に基づいて、前記初期条件設定ステップで設定した密度を補正する密度補正ステップと、を含む、請求項1に記載の放射能評価方法。
  3. 前記初期条件設定ステップで設定される複数の前記放射線源の強度は同一であり、前記密度は均一である、請求項1または2に記載の放射能評価方法。
  4. 前記初期条件設定ステップは、前記測定対象物の重量及び高さを測定するステップを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の放射能評価方法。
  5. 前記測定対象物は、原子力施設又は原子力施設の廃止措置によって発生する放射性廃棄物である、請求項1から4のいずれか一項に記載の放射能評価方法。
  6. 測定対象物が存在する測定空間を複数のメッシュに分割するメッシュ分割処理部と、
    複数の前記メッシュのそれぞれに放射線源を設定すると共に前記測定対象物の密度を設定する初期条件設定部と、
    前記測定空間の周囲の複数の位置に配置され、複数の前記位置のそれぞれから、単位時間あたりの放射線の検出数を示す計数率を検出する計数率検出部と、
    前記初期条件設定部が設定した前記放射線源の強度及び前記密度と前記計数率とに基づいて統計演算することにより前記測定空間の放射能分布を評価する放射能分布評価部と、
    を含む、放射能評価装置。
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