JP6998239B2 - 成膜装置 - Google Patents

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本発明は、成膜装置に関する。
チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O:PZT)等の強誘電体を用いた圧電素子は、インクジェットヘッドや加速度センサ等のMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術に応用されている。中でも、PZT膜は注目されており、各機関において盛んに研究されている。
従来、チタン酸ジルコン酸鉛等からなる強誘電体膜を形成する製造装置として、基板の一主面側に、第一導電層と、誘電体層と、第二導電層とが順に重ねて配された多層膜の製造装置であって、第一導電層を形成する成膜室αは、成膜室αの内部空間に、第一導電層の膜面形状を規制する第一開口部を有する第一部材を備え、誘電体層を形成する成膜室βは、成膜室βの内部空間に、誘電体層の膜面形状を規制する第二開口部を有する第二部材を備え、第二導電層を形成する成膜室γは、成膜室γの内部空間に、第二導電層の膜面形状を規制する第三開口部を有する第三部材を備えており、基板に第一導電層を形成した際に、基板の側端部より第一導電層の側端部が基板の内側に位置するように、第一開口部が配置されており、第一導電層の上に誘電体層を形成した際に、第一導電層の表面のうち外周端部領域に露呈部が生じるとともに、誘電体層の上に第二導電層を形成した際に、第二導電層が誘電体層とともに第一導電層の外周端部領域の露呈部も覆うように、第二開口部が、第一開口部および第三開口部に比べて小さい多層膜の製造装置が知られている(特許文献1)。
このような多層膜の製造装置を用いた多層膜の成膜において、ターゲットが絶縁体である場合には、スパッタ粒子の回り込みによる絶縁体の化合物薄膜が堆積進行して膜表面がチャージアップし、スプラッシュ欠陥となることがあった。
国際公開第2015/194453号
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、スパッタ粒子の回り込みによるスプラッシュ欠陥の発生を抑制するともに被処理体の面内温度分布の偏りを抑制する構成を含む成膜装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の成膜装置は、基板の一主面側に、絶縁層と、導電層とが順に重ねて配された基体を用い、前記基体上に誘電体膜を形成する成膜装置であって、真空槽内において、支持体に載置された前記基体に対して、前記基体の外周端から所定距離までの領域を覆うように配置された防着板を備え、前記防着板は、前記基体の近傍に位置する第一部位、及び、前記基体から見て前記第一部位より遠方に位置する第二部位、から構成されており、前記第一部位は導電体であり、前記第二部位は絶縁体であり、前記基体上に前記誘電体膜を形成する際には、前記第一部位に対して前記第二部位を電気的に離間した位置に配置したことを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1記載の成膜装置において、前記第一部位は金属であり、前記第二部位は非金属であることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1または2記載の成膜装置において、前記第一部位は、前記第二部位と重なり合って前記第二部位の内周縁を覆うように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、スパッタ粒子の回り込みによるスプラッシュ欠陥の発生を抑制すると共に不均一な加熱を抑制することができる。
本実施形態に係る成膜装置の内部構成の全体を概略的に示す断面模式図。 図1における付近Aを示す要部断面模式図。 成膜装置の第二の防着板の構成を示す部分断面模式図。 多層膜の一構成例を示す断面模式図。 比較例1に係る成膜装置の第二の防着板の構成を示す部分断面模式図。 比較例2に係る成膜装置の第二の防着板の構成を示す部分断面模式図。 比較例3に係る成膜装置の第二の防着板の構成を示す部分断面模式図。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び実施例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び実施例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(1)成膜装置の全体構成及び動作
図1は成膜装置10の内部構成の全体を概略的に示す断面模式図、図2は図1における付近Aを示す要部断面模式図である。
成膜装置10は、真空槽11と、ターゲット21と、第一の支持部101(S1)と、温度制御部105、106(H1、H2)と、スパッタ電源13と、スパッタガス導入部14と、第一の防着板35と、第二の防着板104とを備えている。
真空槽11の内部には、基体の一例としての処理基板100(W)の表面に成膜しようする膜の組成に応じて所定形状に作製されたターゲット21が配置されている。
第一の支持部101(S1)は、ターゲット21と対面する位置に配置され、処理基板100(W)が載置される。
また、第一の支持部101(S1)には処理基板100(W)を静電吸着する手段が内在されている(不図示)。第一の支持部101(S1)の表面101a(図2においては上面)に処理基板100(W)を載置し静電吸着させることにより、処理基板100(W)の裏面は第一の支持部101(S1)の表面に密着し、処理基板100(W)は第一の支持部101(S1)と熱的に接続される。
処理基板100(W)が載置される第一の支持部101(S1)は、その外周域の底面が第二の支持部102(S2)によって保持され、第二の支持部102(S2)は支柱103を介して真空槽11の底面に固定されている。
第一の支持部101(S1)の外周は処理基板(W)の外周とほぼ同じ大きさで、第一の支持部101(S1)の表面101aはターゲット21の表面と対向するように配されている。これにより、第一の支持部101(S1)に載置された処理基板100(W)の被成膜面100aも、ターゲット21の表面21aと対向配置される。
第一の支持部101(S1)は、外周域の底面101bが第二の支持部102(S2)によって保持され、第一の支持部101(S1)の裏面101c(図2においては下面)は、離間して配置された温度制御部105、106(H1、H2)と対向している。
温度制御部105、106(H1、H2)は、第一の支持部101(S1)に載置された処理基板100(W)を加熱/冷却して基体温度を調整する。スパッタ電源13は、ターゲット21に電圧を印加する。スパッタガス導入部14は、真空槽11内にスパッタガスを導入する。
第一の防着板35および第二の防着板104は、真空槽11内で、ターゲット21から放出された粒子が付着する位置に配置されている。
真空槽11の上部壁面には、カソード電極22が絶縁部材28を介して配置されており、カソード電極22と真空槽11とは電気的に絶縁され、真空槽11は接地電位とされている。カソード電極22の一面側は局部的に真空槽11内に露出されている。ターゲット21はカソード電極22の一面側のうち露出された領域の中央部に密着して固定され、ターゲット21とカソード電極22とは電気的に接続されている。
スパッタ電源13は真空槽11の外側に配置されている。スパッタ電源13は、カソード電極22と電気的に接続され、カソード電極22を介してターゲット21に交流電圧を印加可能となっている。
カソード電極22のターゲット21とは反対側、すなわちカソード電極22の他面側には磁石装置29が配置されている。磁石装置29はターゲット21の表面に磁力線を形成するように構成されている。
温度制御部105、106(H1、H2)は、内蔵された発熱部材(不図示)と加熱用電源17とを有している。
発熱部材としては例えばSiCが用いられる。発熱部材は、第一の支持部101(S1)を挟んで処理基板100(W)とは反対側の位置に配されている。
加熱用電源17は発熱部材と電気的に接続されている。加熱用電源17から発熱部材に直流電流が供給されると、発熱部材が発する熱が、第一の支持部101(S1)を通して、第一の支持部101(S1)に載置された処理基板100(W)と第二の防着板104とへ伝わる。これにより、処理基板100(W)と第二の防着板104が同時に温度制御される。
また、温度制御部105、106に内蔵された発熱部材(不図示)を挟んで第一の支持部101(S1)とは反対側に、すなわち温度制御部105、106(H1、H2)の下方に、冷却部(不図示)を配置してもよい。たとえば、冷却部の内部に温度管理された冷却媒体を循環させるように構成することにより、発熱部材が発熱しても真空槽11の壁面の加熱を防止することができる。
スパッタガス導入部14は真空槽11内に接続され、真空槽11内にスパッタガスを導入できるように構成されている。
(2)防着板
図3は第二の防着板104の構成を示す部分断面模式図である。
真空槽11内には、第一の防着板35と、第二の防着板104が配置されている。
第一の防着板35は、石英、アルミナ等のセラミックスからなり、図1に示すように、内周がターゲット21の外周や処理基板100(W)の外周よりも大きい筒状に形成されている。
第一の防着板35は、第一の支持部101(S1)及び第二の支持部102(S2)とカソード電極22との間に配置されており、処理基板100(W)とターゲット21との間の空間の側方を取り囲むように構成されている。これにより、ターゲット21から放出された粒子の真空槽11の壁面に対する付着が防止される。
第二の防着板104は、図3に示すように、処理基板100(W)の近傍に位置する第一部位104A、及び、処理基板100(W)から見て第一部位104Aより遠方に位置する第二部位104B、から構成されている。
第一部位104Aは、第一の支持部101(S1)の上面を覆うとともに、処理基板100(W)の外周端から所定距離(E1:図3参照)までの領域(エッジカット領域と呼ぶ)を覆う鍔部104Aaと、第二部位104Bの内周縁側を第二部位104Bと重なり合って覆う鍔部104Abからなり、鍔部104Aaがエッジカット部材として機能する。
第一部位104Aは、導電性材料で形成されている。導電性材料としては、例えば、ステンレス(SUS)、鉄(Fe)等の金属材料が挙げられる。第一部位104Aが、導電性材料で形成されることで、エッジカット部材としての第一部位104Aの帯電による電荷は、第一の支持部101(S1)を介して除電され処理基板100(W)のチャージアップが抑制される。
第二部位104Bは、第二の支持部102(S2)の上面を覆うように、第一部位104Aとは電気的に離間して配置されている。そのために、第二部位104Bは、絶縁性材料で形成されている。
絶縁性材料としては、10[Ω/cm]以上の比抵抗を有するものが望ましく、具体的には、コージライト、石英、窒化ケイ素、炭化ケイ素、窒化アルミニウム、ムライト(酸化アルミニウムと二酸化ケイ素の化合物)、アルミナ(酸化アルミニウム)、イットリア、サファイア、ステアタイト(MgO-SiOの結晶が主体のセラミックス)、ジルコニアなどが挙げられる。
また、耐熱衝撃性に優れた材料が好ましく、200[℃]以上の耐熱衝撃性を有するものが望ましく、具体的には、コージライト、石英、窒化ケイ素、炭化ケイ素、窒化アルミニウム、ムライト、サファイア、ジルコニアなどが挙げられる。本実施形態の成膜装置10では、第二部位104Bを構成する部材として、石英が用いられている。
特に、処理基板100(W)から見て第一部位104Aより遠方に位置する第二部位104Bが、金属製の第一部位104Aに対して、石英からなる絶縁性材料で構成されることで、その外周域の底面が第二の支持部(S2)102によって保持される第一の支持部101(S1)の表面101aに熱的に接続される処理基板100(W)の面内温度分布の偏りが抑制される。
[実験例]
図4は多層膜の一構成例を示す断面模式図である。
以上説明した成膜装置10を用いて多層膜の成膜実験を行った結果を説明する。
[多層膜]
実験例において成膜実験を行った多層膜は、基板1の一主面側に、第一導電層3と、誘電体層4と、第二導電層5とが順に重ねて配された多層膜である。
具体的には、図7に模式的に示すように、最表面に熱酸化膜としてのSiO層2が形成されたシリコン(Si)からなる基板1の一主面側に、白金(Pt)からなる第一導電層3、誘電体層4、白金(Pt)からなる第二導電層5が順に配されている。
誘電体層4は、特に限定されるものではないが、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛[Pb(ZrTi1-x)O :PZT]、PbTiO、BaTiO、PMM-PZT、PNN-PZT、PMN-PZT、PNN-PT、PLZT、PZTN、NBT、KNN等の強誘電体からなる。
このような多層膜の成膜において、ターゲット21が絶縁体である場合に、スパッタ粒子の回り込みによる絶縁体の化合物薄膜が堆積進行すると、その膜表面においてチャージアップが起こり、ある一定の電位差が生じた時に膜の絶縁破壊が起こる。その結果、膜の絶縁破壊部分に過電流が流れ込むと、その熱で溶融された物質の一部が飛散してスプラッシュ欠陥となることがある。
本実験例においては、基板1として直径が200mm(8インチ)のSiウェハを用い、エッジカット量(E1)を20[mm]に設定して、Pt膜からなる第一導電層3を形成した。その後、第エッジカット量(E1)を20[mm]に固定し、PZT膜からなる誘電体層4を成膜した。
[比較例1]
図6は、比較例1に係る成膜装置200の第二の防着板210の構成を示す部分断面模式図である。
成膜装置200の第二の防着板210は、絶縁性材料である石英から構成され、第二の防着板210の下方となる位置にあたる基板1の被成膜面1aは、スパッタ粒子から遮蔽されるので、スパッタ粒子の付着が防止される。一方、基板1のSiO層2にスプラッシュ欠陥が発生した。
第二の防着板210は、絶縁性であるためにチャージアップし、ある一定の電位差が生じた時にSiO層2に絶縁破壊が起こったものと推察される。
[比較例2]
図6は、比較例2に係る成膜装置300の第二の防着板310の構成を示す部分断面模式図である。
成膜装置300の第二の防着板310は、図6に示すように、基板1の近傍に位置する第一部位310A、及び、基板1から見て第一部位310Aより遠方に位置する第二部位310B、から構成されている。第一部位310A及び第二部位310Bは、絶縁性材料である石英から構成され、第一部位310Aの下方となる位置にあたる基板1の被成膜面1aは、スパッタ粒子から遮蔽されるので、スパッタ粒子の付着が防止される。一方、基板1のSiO層2には目視では確認できないが、一般の光学顕微鏡では確認できるレベルのスプラッシュ欠陥が発生した。
第二の防着板310は、基板1の近傍に位置する第一部位310Aと、第二部位310Bに分割され、エッジカット部材として機能する第一部位310Aが、比較例1の成膜装置200の第二の防着板210に比べて表面積が小さくなり、第一部位310Aのチャージアップが抑制されたためと推察される。
[比較例3]
図7は、比較例3に係る成膜装置400の第二の防着板410の構成を示す部分断面模式図である。
成膜装置400の第二の防着板410は、図7に示すように、基板1の近傍に位置する第一部位410A、及び、基板1から見て第一部位410Aより遠方に位置する第二部位410B、から構成されている。第一部位410A及び第二部位410Bは、導電性材料であるステンレス(SUS)から構成され、第一部位410Aの下方となる位置にあたる基板1の被成膜面1aは、スパッタ粒子から遮蔽されるので、スパッタ粒子の付着が防止される。また、基板1のSiO層2にはスプラッシュ欠陥の発生は確認されなかった。
エッジカット部材として機能する第一部位410Aが、導電性材料であるステンレスで構成されているために、第一部位410Aの帯電による電荷は、第一の支持部101(S1)を介して除電され基板1のチャージアップが抑制されたためと推察される。
一方、成膜された多層膜は、比較例1、2において成膜された多層膜に比べて、電気的特性や機械的特性、光学的特性などの均一な膜質が得られなかった。基板1の近傍に位置する第一部位410A、及び、基板1から見て第一部位410Aより遠方に位置する第二部位410Bがいずれも導電性材料であるステンレス(SUS)で構成され、第一の支持部101(S1)の熱が第二部位410Bを介して放熱され、第一の支持部101(S1)と熱的に接続される基板1の面内温度分布に偏りが発生したためと推察される。
[実験例1]
実験例1においては、第二の防着板104は、図3に示すように、基板1の近傍に位置する第一部位104A、及び、基板1から見て第一部位104Aより遠方に位置する第二部位104B、から構成されている。
第一部位104Aは、ステンレス(SUS)からなる導電性材料で形成され、第二部位104Bは、石英からなる絶縁性材料で形成されている。
第一部位104Aの下方となる位置にあたる基板1の被成膜面1aは、スパッタ粒子から遮蔽されるので、スパッタ粒子の付着が防止される。また、基板1のSiO層2にはスプラッシュ欠陥の発生は確認されなかった。エッジカット部材として機能する第一部位104Aが、導電性材料であるステンレスで構成されているために、第一部位410Aの帯電による電荷は、第一の支持部101(S1)を介して除電され基板1のチャージアップが抑制されたためと推察される。
成膜された多層膜は、比較例3において成膜された多層膜に比べて、電気的特性や機械的特性、光学的特性などの均一な膜質が得られた。基板1から見て第一部位104Aより遠方に位置する第二部位104Bが、石英からなる絶縁性材料で構成されることで、その外周域の底面が第二の支持部102(S2)によって保持される第一の支持部101(S1)と熱的に接続される処理基板100(W)の面内温度分布の偏りが抑制される。
以上、成膜装置10は、スパッタ粒子の回り込みによるスプラッシュ欠陥の発生を抑制するともに不均一加熱を抑制しながら多層膜を成膜するのに好適な成膜装置として説明したが、成膜装置10は、基板1の一主面側に、第一導電層3と、誘電体層4と、第二導電層5とが順に重ねて配された多層膜に限らず、最表面に絶縁層を有する基板に絶縁膜が配された多層膜の成膜にも好適に用いることができる。
1 基板、2 SiO層(絶縁層)、3 第一導電層(導電層)、4 誘電体層(誘電体膜)、5 第二導電層、10 成膜装置、11 真空槽、13 スパッタ電源、14 スパッタガス導入部、21 ターゲット、100 基体(W:処理基板)、101 第一の支持部(S1:支持体)、102 第二の支持部(S2)、35 第一の防着板、104 第二の防着板、104A 第一部位、104B 第二部位、105、106 温度制御部(H1、H2)。

Claims (3)

  1. 基板の一主面側に、絶縁層と、導電層とが順に重ねて配された基体を用い、前記基体上に誘電体膜を形成する成膜装置であって、
    真空槽内において、支持体に載置された前記基体に対して、前記基体の外周端から所定距離までの領域を覆うように配置された防着板を備え、
    前記防着板は、前記基体の近傍に位置する第一部位、及び、前記基体から見て前記第一部位より遠方に位置する第二部位、から構成されており、
    前記第一部位は導電体であり、前記第二部位は絶縁体であり、
    前記基体上に前記誘電体膜を形成する際には、前記第一部位に対して前記第二部位を電気的に離間した位置に配置した、
    ことを特徴とする成膜装置。
  2. 前記第一部位は金属であり、前記第二部位は非金属である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の成膜装置。
  3. 前記第一部位は、前記第二部位と重なり合って前記第二部位の内周縁を覆うように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の成膜装置。
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