以下、図1-図24を用いて、本発明に係る両開きコンソールボックスの具体的な実施形態について説明する。
両開きコンソールボックス1は、例えば車両の車室内に配置されるセンターコンソールに装着される収納装置である。両開きコンソールボックス1は、図1、図2、及び図3に示す如く、ボックス本体10と、蓋体20と、開閉機構30と、を備えている。両開きコンソールボックス1は、開閉機構30を用いて蓋体20をボックス本体10に対して開閉動作させる装置である。尚、両開きコンソールボックス1は、蓋体20が閉状態にあるときに乗員の腕を置くためのアームレストとして用いられるものであってよい。また、この実施形態において、方向を示す内容は、特段の事情が無い限り、両開きコンソールボックス1が設置される車両を基準にしたものとする。例えば、「右側」とは車両進行方向に対する車両右側を指し、「左側」とは車両進行方向に対する車両左側を指すものとする。
ボックス本体10は、略箱状に形成されている。ボックス本体10は、車両ボデーにボルト締結などで固定されている。ボックス本体10は、上面に開口11が設けられた収納部12を有している。収納部12は、例えば略直方体形状に形成されており、側壁及び底壁により取り囲まれている。尚、ボックス本体10は、例えばカップホルダーなどを収めるための枠などを含んでいてもよい。開口11は、略長方形状に形成されている。開口11の左側周縁は、側辺11Lを有している。開口11の右側周縁は、側辺11Rを有している。側辺11L,11Rはそれぞれ、車両前後方向に延びている。
ボックス本体10における収納部12を形成する側壁(例えば、後部側壁)には、図21に示す如く、ソケット取り付けのための側壁開口15が設けられている。側壁開口15には、枠状のベゼル16が取り付けられる。ベゼル16は、側壁開口15よりも大きな外形を有している。ベゼル16は、その中心に設けられたソケット取り付けのための取り付け孔を有している。また、ベゼル16は、少なくとも一部に設けられた爪部16aを有している。爪部16aは、ボックス本体10における側壁開口15の周縁の少なくとも一部に設けられた係合孔部17に係合することが可能である。
ベゼル16は、ボックス本体10に対して外側から取り付け孔が側壁開口15に連通するように取り付けられる。ボックス本体10に対するベゼル16の取り付けは、爪部16aが係合孔部17に係合するように行われる。ベゼル16は、その枠部が全周に亘ってボックス本体10の側壁開口15の周縁に接するようにボックス本体10に対して固定される。
ボックス本体10における側壁開口15には、ソケット(図示せず)が挿入される。このソケットは、ボックス本体10に対して内側すなわち収納部12から側壁開口15に差し込まれる。ソケットは、ベゼル16の枠部に係止されることにより固定される。また、ソケットは、ボックス本体10から取り外されるときは、収納部12側に抜かれる。ベゼル16は、ソケットがボックス本体10から収納部12側に抜かれる際、爪部16aが係合孔部17から外れる方向とは逆方向に力が作用するように形成されている。
蓋体20は、ボックス本体10の開口11に対応した長方形部分を含む形状(例えば図2、図3、及び図4などに示す如く、運転席側のアームレスト部分を前方へ延ばした形状であってよい。)に形成されている。蓋体20は、ボックス本体10の開口11を閉じる閉状態とその開口11を開く開状態との間で開閉動作する。
蓋体20は、開口11の左側周縁の側辺11Lに沿って前後方向に延びる回動軸(以下、左側回動軸と称す。)を中心にして開閉動作(すなわち、右側開閉動作)することが可能であると共に、開口11の右側周縁の側辺11Rに沿って前後方向に延びる回動軸(以下、右側回動軸と称す。)を中心にして開閉動作(すなわち、左側開閉動作)することが可能である。蓋体20は、ボックス本体10に対して左右共に閉状態から所定角度(例えば100°)をなす開状態まで開動作することが可能である。
蓋体20は、下部蓋材21と、上部蓋材22と、を有している。下部蓋材21は、矩形板状に形成された平面部と、その平面部の周縁を囲む、その平面部から垂直に延びて形成された側壁部と、を有している。上部蓋材22は、下部蓋材21に対応した矩形形状に形成されており、外観において丸みを帯びた形状に形成されている。上部蓋材22は、下部蓋材21の上面を覆っており、上面がクッション性を有するように形成されている。下部蓋材21と上部蓋材22とは、凹凸嵌合などにより一体となって蓋体20を形成している。
開閉機構30は、図5、図6、及び図7に示す如く、アームユニット31を有している。アームユニット31は、左側の側辺11Lに沿った左側回動軸及び右側の側辺11Rに沿った右側回動軸のうちから選択された一の回動軸を中心にして蓋体20を開閉動作させるためのユニットである。アームユニット31は、アーム部材32と、左側枢支部33Lと、右側枢支部33Rと、を有している。
アーム部材32は、長尺形状に形成された角棒状の部材である。アーム部材32は、蓋体20の閉状態で車両左右方向に延びている。アーム部材32は、長手方向において蓋体20の左右方向の幅と略同じ長さを有している。アーム部材32は、ボックス本体10の後基部13と蓋体20との間に配置されており、その後基部13と蓋体20との間に介在されている。アーム部材32は、蓋体20の閉状態において、前面が蓋体20の後側に形成された側壁に沿って延びかつ後面がボックス本体10の収納部12の後側に形成された側壁に沿って延びるように配置される。
アーム部材32は、左端部で蓋体20に揺動可能に支持されていると共に、右端部でボックス本体10の後基部13に揺動可能に支持されている。アーム部材32は、左側回動軸を中心にして蓋体20に対して揺動可能であると共に、右側回動軸を中心にしてボックス本体10の後基部13に対して揺動可能である。アーム部材32には、二つの貫通孔32L,32Rが設けられている。貫通孔32Lは、アーム部材32の左端部に設けられており、前後方向に貫通している。貫通孔32Rは、アーム部材32の右端部に設けられており、前後方向に貫通している。以下、貫通孔32Lを左側貫通孔32Lと、貫通孔32Rを右側貫通孔32Rと、それぞれ称す。
左側枢支部33Lは、アーム部材32の左側に配置されている。左側枢支部33Lは、上記の左側回動軸を構成し、蓋体20をその左側回動軸を中心にして右側開閉動作するための部位である。左側枢支部33Lは、左側軸体34Lと、左側アームスプリング35Lと、を有している。
左側軸体34Lは、円筒状に形成されたカラーである。左側軸体34Lは、アーム部材32の左後側から前方に向けて左側貫通孔32Lに挿通される。左側軸体34Lの後端側は、アーム部材32に固定されている。左側軸体34Lの前端側は、左側貫通孔32Lの前側の開口から前方向に向けて突出している。蓋体20の下部蓋材21には、支持孔(図示せず)が設けられている。左側軸体34Lの前端側は、その蓋体20の支持孔に挿入されており、蓋体20に対して回動可能に支持されている。左側軸体34Lは、開口11の周縁の左側側辺11Lに沿って前後方向に延びており、上記の左側回動軸として機能する。
左側軸体34Lには、左側アームスプリング35Lが巻装されている。左側アームスプリング35Lは、アーム部材32を蓋体20に対して揺動させるための付勢力を発生するねじりバネである。左側アームスプリング35Lの付勢力は、蓋体20の閉状態で最大である。左側アームスプリング35Lの一端は、アーム部材32に固定されている。左側アームスプリング35Lの他端は、蓋体20の下部蓋材21に固定されている。アーム部材32は、左側アームスプリング35Lの付勢力により左側軸体34Lを中心にして蓋体20に対して揺動可能である。尚、アーム部材32には、蓋体20に対する揺動時(すなわち、蓋体20の右側開動作時)にダンパ装置からその揺動速度を減速させる減衰力が付与されてよい。
右側枢支部33Rは、アーム部材32の右側に配置されている。右側枢支部33Rは、上記の右側回動軸を構成し、蓋体20をその右側回動軸を中心にして左側開閉動作するための部位である。右側枢支部33Rは、右側軸体34Rと、右側アームスプリング35Rと、を有している。
右側軸体34Rは、円柱状に形成されている。右側軸体34Rは、アーム部材32の右前側から後方に向けて右側貫通孔32Rに挿通される。右側軸体34Rの前端側は、アーム部材32に固定されている。右側軸体34Rの後端側は、右側貫通孔32Rの後側の開口から後方向に向けて突出している。ボックス本体10の後基部13の右端部には、係合孔13Rが設けられている。右側軸体34Rの後端側は、後基部13の係合孔13Rに挿入されており、ボックス本体10の後基部13に対して回動可能に支持されている。右側軸体34Rは、開口11の周縁の右側側辺11Rに沿って前後方向に延びており、上記の右側回動軸として機能する。
右側軸体34Rには、右側アームスプリング35Rが巻装されている。右側アームスプリング35Rは、アーム部材32をボックス本体10の後基部13に対して揺動させるための付勢力を発生するねじりバネである。右側アームスプリング35Rの付勢力は、蓋体20の閉状態で最大である。右側アームスプリング35Rの一端は、アーム部材32に固定されている。右側アームスプリング35Rの他端は、ボックス本体10の後基部13に固定されている。アーム部材32は、右側アームスプリング35Rの付勢力により右側軸体34Rを中心にしてボックス本体10の後基部13に対して揺動可能である。尚、アーム部材32には、ボックス本体10に対する揺動時(すなわち、蓋体20の左側開動作時)にダンパ装置からその揺動速度を減速させる減衰力が付与されてよい。
開閉機構30は、また、図8に示す如く、右側ロック装置40Rと、左側ロック装置40Lと、を有している。右側ロック装置40R及び左側ロック装置40Lは共に、蓋体20に設けられている。右側ロック装置40Rは、蓋体20の右部を閉位置にロックすると共に、その右部の閉位置ロックを解除する装置である。左側ロック装置40Lは、蓋体20の左部を閉位置にロックすると共に、その左側の閉位置ロックを解除する装置である。
右側ロック装置40Rは、右前側ロッド41Rと、右後側ロッド42Rと、右側同期部材43Rと、右側ロッド付勢部材44Rと、右側操作部45Rと、を有している。右前側ロッド41Rは、帯板状に形成された、前後方向に延びるロッド部材である。右前側ロッド41Rは、蓋体20(具体的には、下部蓋材21)の前部に配設されている。右後側ロッド42Rは、棒状に形成された、略前後方向に延びるロッド部材である。右後側ロッド42Rは、蓋体20(具体的には、下部蓋材21)の後部に配設されている。右前側ロッド41R及び右後側ロッド42Rはそれぞれ、蓋体20に対して前後方向に移動可能に支持されている。
右前側ロッド41Rは、その前端部41Raが蓋体20の本体の前端よりも前方に突出する状態と、その前端部41Raが蓋体20の本体内に入り込む状態と、の間で前後方向に移動可能である。ボックス本体10の前基部14の右端部の後面には、係合孔14Rが設けられている。係合孔14Rには、右前側ロッド41Rの前端部41Raが挿入され係合される。右前側ロッド41Rは、係合孔14Rに係脱可能に前後方向へ移動することができる。右前側ロッド41Rは、その前端部41Raが蓋体20の本体の前端よりも前方に突出した際にボックス本体10の前基部14の係合孔14Rに係合すると共に、その前端部41Raが蓋体20の本体内に入り込んだ際にその係合孔14Rから離脱する。右前側ロッド41Rは、前端部41Raが前基部14の係合孔14Rに係合する状態で上記の右側回動軸として機能する。
右後側ロッド42Rは、その後端部42Raが蓋体20の本体の後端よりも後方に突出する状態と、その後端部42Raが蓋体20の本体内に入り込む状態と、の間で前後方向に移動可能である。アーム部材32の右端部の前面には、係合孔32Kが設けられている。係合孔32Kには、右後側ロッド42Rの後端部42Raが挿入され係合される。右後側ロッド42Rは、係合孔32Kに係脱可能に前後方向へ移動することができる。右後側ロッド42Rは、その後端部42Raが蓋体20の本体の後端よりも後方に突出した際にアーム部材32の係合孔32Kに係合すると共に、その後端部42Raが蓋体20の本体内に入り込んだ際にその係合孔32Kから離脱する。
右側同期部材43Rは、右前側ロッド41Rと右後側ロッド42Rとの間に配置されている。右側同期部材43Rは、右前側ロッド41Rと右後側ロッド42Rとを前後方向(具体的には、互いに近づく方向及び互いに遠ざかる方向の双方)に同期して移動させる部材である。右側同期部材43Rは、蓋体20の下部蓋材21に回転可能に支持された筒状の回転体である。
右側同期部材43Rは、円筒状の円筒部43Raと、それぞれ翼状の二つの翼部43Rb,43Rcと、を有している。蓋体20の下部蓋材21における上部蓋材22に対向する面(すなわち、上面)には、円筒状に形成された突出部23Rが一体に設けられている。突出部23Rは、下部蓋材21の上面から上部蓋材22の裏面に向けて突出している。突出部23Rは、図9及び図10に示す如く、その突出する方向に対して直交する方向に延びる固定爪23Raを有している。固定爪23Raは、突出部23Rの突出方向に対して直交する方向に撓むことが可能な部位に設けられている。右側同期部材43Rは、円筒部43Raが下部蓋材21の突出部23Rに挿入されて嵌り、その円筒部43Raの端部に固定爪23Raが係合することにより、下部蓋材21に回転可能に支持される。
右側同期部材43Rの翼部43Rbは、円筒部43Raの左側面から左方へ延びている。翼部43Rbには、右前側ロッド41Rが回動可能に支持されている。この支持は、右前側ロッド41Rに設けられた上下方向に延びる凸部が翼部43Rbに設けられた上下方向に延びる凹部に嵌ることにより実現されている。右側同期部材43Rの翼部43Rcは、円筒部43Raの右側面から右方へ延びている。翼部43Rcには、右後側ロッド42Rの前端部が回動可能に支持されている。この支持は、右後側ロッド42Rの水平方向に延びる本体部から曲げられて上下方向に延びる前端部が翼部43Rcに設けられた上下方向に延びる凹部に嵌ることにより実現されている。右側同期部材43Rにおける右前側ロッド41Rの支持点と右後側ロッド42Rの支持点とは、周方向に略180°離間しており、その右側同期部材43Rの回転中心を挟んで略対称に位置している。
右側ロッド付勢部材44Rは、右前側ロッド41Rを蓋体20に対して前方へ付勢する付勢力を発生するつるまきバネである。右側ロッド付勢部材44Rの一端は、右前側ロッド41Rに固定されている。右側ロッド付勢部材44Rの他端は、蓋体20の下部蓋材21の上面に固定されている。右側ロッド付勢部材44Rの付勢力は、右前側ロッド41Rを介して右側同期部材43Rを上部蓋材22側から見て時計回り(図8に示す右回り)に回転させる力になり、右後側ロッド42Rを蓋体20に対して後方へ付勢する力になる。
右側操作部45Rは、蓋体20の下部蓋材21の右部に配設されている。右側操作部45Rは、ボタン部45Raと、ベゼル部45Rbと、を有している。ボタン部45Raは、車両乗員に押圧操作される部位である。ボタン部45Raは、蓋体20の右側壁側に設けられている。ボタン部45Raは、車両乗員の非操作時に蓋体20の右側壁に沿って面一となるように保持されている。ボタン部45Raは、車両乗員の左方への押圧操作により蓋体20の下部蓋材21に対して左方に相対移動することが可能である。
ベゼル部45Rbは、下部蓋材21に固定される枠体である。ボタン部45Raは、ベゼル部45Rbに左右方向に進退可能に挿入されている。ボタン部45Raは、左方へ延びるロッド部を有している。このロッド部は、その左側先端の後部側が斜めに切り欠かれた押圧斜面を有するように形成されている。また、右前側ロッド41Rには、操作用係合部41Rbが設けられている。操作用係合部41Rbは、ボタン部45Raの上記押圧斜面に対応して斜め右前方に向いた傾斜面を有している。ボタン部45Raが蓋体20の右側壁に沿って面一になるように保持されている初期状態では、そのボタン部45Raのロッド左側先端の押圧斜面から右前側ロッド41Rの操作用係合部41Rbの傾斜面へ押圧力が付与されず、右前側ロッド41Rは蓋体20に対して初期位置に維持されている。
一方、ボタン部45Raが初期状態から左方へ押圧されると、そのロッド左側先端の押圧斜面が右前側ロッド41Rの操作用係合部41Rbの傾斜面に当接して、右前側ロッド41Rに、後方へ移動させる押圧力が付与される。この場合、右前側ロッド41Rが蓋体20に対して後方へ移動するので、右側同期部材43Rが左回りに回転して、右後側ロッド42Rが前方へ移動する。右前側ロッド41R及び右後側ロッド42Rはそれぞれ、右側操作部45Rへの押圧操作により後方又は前方に移動する。
蓋体20が閉状態にありかつ右側操作部45Rのボタン部45Raが左方へ押圧操作されていないとき、及び、蓋体20が左側開状態にあるときは、右前側ロッド41Rの前端部41Raは、蓋体20の本体の前端よりも前方に突出しており、ボックス本体10の前基部14の係合孔14Rに係合している。このとき、右後側ロッド42Rの後端部42Raは、蓋体20の本体の後端よりも後方に突出しており、アーム部材32の係合孔32Kに係合している。以下、この状態を右ロック状態と称す。
上記の右ロック状態において右側操作部45Rのボタン部45Raが左方へ押圧操作されたとき、及び、蓋体20が右側開状態にあるときは、右前側ロッド41Rの前端部41Raが蓋体20の本体の前端よりも後方に位置して蓋体20内に入り込むことで、右前側ロッド41Rと前基部14との係合が解除される。このとき、右側同期部材43Rの左回転により右後側ロッド42Rの後端部42Raが蓋体20の本体の後端よりも前方に位置して蓋体20内に入り込むことで、右後側ロッド42Rとアーム部材32との係合が解除される。以下、この状態を右ロック解除状態と称す。
左側ロック装置40Lは、左前側ロッド41Lと、左後側ロッド42Lと、左側同期部材43Lと、左側ロッド付勢部材44Lと、左側操作部45Lと、を有している。左前側ロッド41Lは、帯板状に形成された、前後方向に延びるロッド部材である。左前側ロッド41Lは、蓋体20(具体的には、下部蓋材21)の前部に配設されている。左後側ロッド42Lは、棒状に形成された、略前後方向に延びるロッド部材である。左後側ロッド42Lは、蓋体20(具体的には、下部蓋材21)の後部に配設されている。左前側ロッド41L及び左後側ロッド42Lはそれぞれ、蓋体20に対して前後方向に移動可能に蓋体20に支持されている。
蓋体20の下部蓋材21は、左後部に一体に設けられた保持部24を有している。保持部24は、下部蓋材21の側壁に一体にブロック状に形成されている。保持部24は、前後方向に貫通する貫通孔24aを有している。貫通孔24aには、左後側ロッド42Lが前後方向に移動可能に挿入されている。左後側ロッド42Lは、下部蓋材21の保持部24の貫通孔24aに前後方向へ移動可能に挿入されて支持されている。
左前側ロッド41Lは、その前端部41Laが蓋体20の本体の前端よりも前方に突出する状態と、その前端部41Laが蓋体20の本体内に入り込む状態と、の間で前後方向に移動可能である。ボックス本体10の前基部14の左端部の後面には、係合孔14Lが設けられている。係合孔14Lには、左前側ロッド41Lの前端部41Laが挿入され係合される。左前側ロッド41Lは、係合孔14Lに係脱可能に前後方向へ移動することができる。左前側ロッド41Lは、その前端部41Laが蓋体20の本体の前端よりも前方に突出した際にボックス本体10の前基部14の係合孔14Lに係合すると共に、その前端部41Laが蓋体20の本体内に入り込んだ際にその係合孔14Lから離脱する。左前側ロッド41Lは、前端部41Laが前基部14の係合孔14Lに係合する状態で上記の左側回動軸を構成する。
左後側ロッド42Lの後端部42Laは、左側枢支部33Lの軸体34Lの中心に空いた貫通孔34Laに挿通されている。左後側ロッド42Lは、その後端部42Laが蓋体20の本体の後端よりも更に後方に位置するアーム部材32の後端よりも後方に突出する状態と、その後端部42Laがアーム部材32内に入り込む状態と、の間で前後方向に移動可能である。ボックス本体10の後基部13の左端部の前面には、係合孔13Lが設けられている。係合孔13Lには、左後側ロッド42Lの後端部42Laが挿入され係合される。左後側ロッド42Lは、係合孔13Lに係脱可能に前後方向へ移動することができる。左後側ロッド42Lは、その後端部42Laがアーム部材32の後端よりも後方に突出した際にボックス本体10の後基部13の係合孔13Lに係合すると共に、その後端部42Laがアーム部材32内に入り込んだ際にその係合孔13Lから離脱する。
左側同期部材43Lは、左前側ロッド41Lと左後側ロッド42Lとの間に配置されている。左側同期部材43Lは、左前側ロッド41Lと左後側ロッド42Lとを前後方向(具体的には、互いに近づく方向及び互いに遠ざかる方向の双方)に同期して移動させる部材である。左側同期部材43Lは、蓋体20の下部蓋材21に回転可能に支持された筒状の回転体である。
左側同期部材43Lは、円筒状の円筒部43Laと、それぞれ翼状の二つの翼部43Lb,43Lcと、を有している。蓋体20の下部蓋材21における上部蓋材22に対向する面(すなわち、上面)には、円筒状に形成された突出部23Lが一体に設けられている。突出部23Lは、下部蓋材21の上面から上部蓋材22の裏面に向けて突出している。突出部23Lは、図9及び図10に示す如く、その突出する方向に対して直交する方向に延びる固定爪23Laを有している。固定爪23Laは、突出部23Lの突出方向に対して直交する方向に撓むことが可能な部位に設けられている。左側同期部材43Lは、円筒部43Laが下部蓋材21の突出部23Lに挿入されて嵌り、その円筒部43Laの端部に固定爪23Laが係合することにより、下部蓋材21に回転可能に支持される。
左側同期部材43Lの翼部43Lbは、円筒部43Laの右側面から右方へ延びている。翼部43Lbには、左前側ロッド41Lが回動可能に支持されている。この支持は、左前側ロッド41Lに設けられた上下方向に延びる凸部が翼部43Lbに設けられた上下方向に延びる凹部に嵌ることにより実現されている。左側同期部材43Lの翼部43Lcは、円筒部43Laの左側面から左方へ延びている。翼部43Lcには、左後側ロッド42Lの前端部が回動可能に支持されている。この支持は、左後側ロッド42Lの水平方向に延びる本体部から曲げられて上下方向に延びる前端部が翼部43Lcに設けられた上下方向に延びる凹部に嵌ることにより実現されている。左側同期部材43Lにおける左前側ロッド41Lの支持点と左後側ロッド42Lの支持点とは、周方向に略180°離間しており、その左側同期部材43Lの回転中心を挟んで略対称に位置している。
左側ロッド付勢部材44Lは、左前側ロッド41Lを蓋体20に対して前方へ付勢する付勢力を発生するつるまきバネである。左側ロッド付勢部材44Lの一端は、左前側ロッド41Lに固定されている。左側ロッド付勢部材44Lの他端は、蓋体20の下部蓋材21の上面に固定されている。左側ロッド付勢部材44Lの付勢力は、左前側ロッド41Lを介して左側同期部材43Lを上部蓋材22側から見て反時計回り(図8に示す左回り)に回転させる力になり、左後側ロッド42Lを蓋体20に対して後方へ付勢する力になる。
左側操作部45Lは、蓋体20の下部蓋材21の左部に配設されている。左側操作部45Lは、ボタン部45Laと、ベゼル部45Lbと、を有している。ボタン部45Laは、車両乗員に押圧操作される部位である。ボタン部45Laは、蓋体20の左側壁側に設けられている。ボタン部45Laは、車両乗員の非操作時に蓋体20の左側壁に沿って面一となるように保持されている。ボタン部45Laは、車両乗員の右方への押圧操作により蓋体20の下部蓋材21に対して右方に相対移動することが可能である。
ベゼル部45Lbは、下部蓋材21に固定される枠体である。ボタン部45Laは、ベゼル部45Lbに左右方向に進退可能に挿入されている。ボタン部45Laは、右方へ延びるロッド部を有している。このロッド部は、その右側先端の後部側が斜めに切り欠かれた押圧斜面を有するように形成されている。また、左前側ロッド41Lには、操作用係合部41Lbが設けられている。操作用係合部41Lbは、ボタン部45Laの上記押圧斜面に対応して斜め左前方に向いた傾斜面を有している。ボタン部45Laが蓋体20の左側壁に沿って面一になるように保持されている初期状態では、そのボタン部45Laのロッド右側先端の押圧斜面から左前側ロッド41Lの操作用係合部41Lbの傾斜面へ押圧力が付与されず、左前側ロッド41Lは蓋体20に対して初期位置に維持されている。
一方、ボタン部45Laが初期状態から右方へ押圧されると、そのロッド右側先端の押圧斜面が左前側ロッド41Lの操作用係合部41Lbの傾斜面に当接して、左前側ロッド41Lに、後方へ移動させる付勢力が付与される。この場合、左前側ロッド41Lが蓋体20に対して後方へ移動するので、左側同期部材43Lが右回りに回転して、左後側ロッド42Lが前方へ移動する。左前側ロッド41L及び左後側ロッド42Lはそれぞれ、左側操作部45Lへの押圧操作により後方又は前方に移動する。
蓋体20が閉状態にありかつ左側操作部45Lのボタン部45Laが右方へ押圧操作されていないとき、及び、蓋体20が右側開状態にあるときは、左前側ロッド41Lの前端部41Laは、蓋体20の本体の前端よりも前方に突出しており、ボックス本体10の前基部14の係合孔14Lに係合している。このとき、左後側ロッド42Lの後端部42Laは、アーム部材32の後端よりも後方に突出しており、アーム部材32を通してボックス本体10の後基部13の係合孔13Lに係合している。以下、この状態を左ロック状態と称す。
上記の左ロック状態において左側操作部45Lのボタン部45Laが右方へ押圧操作されたとき、及び、蓋体20が左側開状態にあるときは、左前側ロッド41Lの前端部41Laが蓋体20の本体の前端よりも後方に位置して蓋体20内に入り込むことで、左前側ロッド41Lと前基部14との係合が解除される。このとき、左側同期部材43Lの右回転により左後側ロッド42Lの後端部42Laがアーム部材32の後端よりも前方に位置してアーム部材32内に入り込むことで、左後側ロッド42Lと後基部13との係合が解除される。以下、この状態を左ロック解除状態と称す。
開閉機構30は、また、誤動作防止装置50を有している。誤動作防止装置50は、右側操作部45Rへの開操作と左側操作部45Lへの開操作とが同時に行われることすなわち右前側ロッド41R及び右後側ロッド42Rの前後方向への同期移動と左前側ロッド41L及び左後側ロッド42Lの前後方向への同期移動とが同時に行われることを防止する装置である。誤動作防止装置50は、右側ロック装置40R及び左側ロック装置40Lの何れか一方がロック解除状態にある場合に、他方がロック状態からロック解除状態へ状態変化するのを阻止する。誤動作防止装置50は、図5及び図11に示す如く、右側突起部51と、左側突起部52と、中央側突起部53と、誤動作防止バー54と、センタリング部品55と、バネ部材56と、を有している。
右側突起部51は、右前側ロッド41Rの上面に設けられている。左側突起部52は、左前側ロッド41Lの上面に設けられている。中央側突起部53は、下部蓋材21の上面の左右中央部に設けられている。右側突起部51、左側突起部52、及び中央側突起部53はそれぞれ、上部蓋材22の裏面に向けて突出するピンである。
誤動作防止バー54は、図11に示す如く、左右方向に延在するプレート状の部材である。誤動作防止バー54は、蓋体20の下部蓋材21に対して左右方向に移動可能に下部蓋材21に支持されている。誤動作防止バー54は、右側ロック装置40Rが右ロック解除状態となる蓋体20の右側開状態で、左側操作部45Lへの開操作を規制して左側ロック装置40Lを左ロック状態に維持させると共に、左側ロック装置40Lが左ロック解除状態となる蓋体20の左側開状態で、右側操作部45Rへの開操作を規制して右側ロック装置40Rを右ロック状態に維持させる部材である。
誤動作防止バー54は、右側係合孔部57Rと、左側係合孔部57Lと、中央側貫通孔部57Cと、を有している。右側係合孔部57R、左側係合孔部57L、及び中央側貫通孔部57Cはそれぞれ、下部蓋材21に対向する面を貫通する孔である。右側係合孔部57Rは、誤動作防止バー54の本体の右部に設けられている。左側係合孔部57Lは、誤動作防止バー54の本体の左部に設けられている。中央側貫通孔部57Cは、誤動作防止バー54の本体の左右中央部に設けられている。
右側係合孔部57R及び左側係合孔部57Lはそれぞれ、右側操作部45Rへの開操作と左側操作部45Lへの開操作とが同時に行われるのを規制するように形成されている。具体的には、右側係合孔部57R及び左側係合孔部57Lはそれぞれ、長孔状に形成されている。
右側係合孔部57Rは、直線部57Raと、傾斜部57Rbと、を有している。左側係合孔部57Lは、直線部57Laと、傾斜部57Lbと、を有している。直線部57Ra,57Laはそれぞれ、左右方向に延びている。傾斜部57Rbは、直線部57Raの左端部(すなわち、蓋体20の左右中央側)に連なり、直線部57Raと一体に形成されている。傾斜部57Rbは、直線部57Raの左端部からその直線部57Raに対して左後方へ傾斜した方向に延びている。傾斜部57Lbは、直線部57Laの右端部(すなわち、蓋体20の左右中央側)に連なり、直線部57Laと一体に形成されている。傾斜部57Lbは、直線部57Laの右端部からその直線部57Laに対して右後方へ傾斜した方向に延びている。
右側係合孔部57Rには、右前側ロッド41Rに設けられた右側突起部51が挿入されている。右側突起部51は、蓋体20の閉状態で直線部57Raと傾斜部57Rbとの境界付近に位置するように右側係合孔部57Rに挿入されている。右側突起部51は、右前側ロッド41Rの上面から上部蓋材22の裏面に向けて延びる円柱状のピンである。右側突起部51は、誤動作防止バー54に対して右側係合孔部57R内で相対移動可能である。尚、右側突起部51は、右側係合孔部57Rに挿入された後にその右側係合孔部57Rから離脱しないように抜け止めピン58Rにより抜け止めされていてよい。
右側係合孔部57Rの直線部57Raは、右側突起部51が前後方向に相対移動できないように右側突起部51の前後方向長さ(すなわち外径)に略一致する前後方向長さを有していると共に、右側突起部51が左右方向に相対移動できるように右側突起部51の左右方向長さ(すなわち外径)よりも長い左右方向長さを有している。右側係合孔部57Rの傾斜部57Rbは、短手方向に右側突起部51が相対移動できないように幅を有していると共に、長手方向に右側突起部51が相対移動できるように長さを有している。
左側係合孔部57Lには、左前側ロッド41Lに設けられた左側突起部52が挿入されている。左側突起部52は、蓋体20の閉状態で直線部57Laと傾斜部57Lbとの境界付近に位置するように左側係合孔部57Lに挿入されている。左側突起部52は、左前側ロッド41Lの上面から上部蓋材22の裏面に向けて延びる円柱状のピンである。左側突起部52は、誤動作防止バー54に対して左側係合孔部57L内で相対移動可能である。尚、左側突起部52は、左側係合孔部57Lに挿入された後にその左側係合孔部57Lから離脱しないように抜け止めピン58Lにより抜け止めされていてよい。
左側係合孔部57Lの直線部57Laは、左側突起部52が前後方向に相対移動できないように左側突起部52の前後方向長さ(すなわち外径)に略一致する前後方向長さを有していると共に、左側突起部52が左右方向に相対移動できるように左側突起部52の左右方向長さ(すなわち外径)よりも長い左右方向長さを有している。左側係合孔部57Lの傾斜部57Lbは、短手方向に左側突起部52が相対移動できないように幅を有していると共に、長手方向に左側突起部52が相対移動できるように長さを有している。
右側突起部51は、右ロック状態(すなわち、蓋体20の閉状態及び左側開状態の何れも含む。)において右側係合孔部57Rの直線部57Raに位置している。かかる状態から右側操作部45Rが左方へ押圧操作されて右前側ロッド41Rが後方へ移動すると、右側突起部51が右側係合孔部57Rに対して相対移動して右側係合孔部57Rの傾斜部57Rbに進入する。右側突起部51が右側係合孔部57Rの傾斜部57Rbに進入すると、誤動作防止バー54が右前側ロッド41Rひいては蓋体20の下部蓋材21に対して右方へ移動する。この場合、左前側ロッド41Lの左側突起部52と誤動作防止バー54の左側係合孔部57Lとは相対移動するが、その左側突起部52は左側係合孔部57Lの直線部57Laの奥側に移動するので、左側係合孔部57L内での左側突起部52の位置が直線部57La内に維持される。
また、左側突起部52は、左ロック状態(すなわち、蓋体20の閉状態及び右側開状態の何れも含む。)において左側係合孔部57Lの直線部57Laに位置している。かかる状態から左側操作部45Lが右方へ押圧操作されて左前側ロッド41Lが後方へ移動すると、左側突起部52が左側係合孔部57Lに対して相対移動して左側係合孔部57Lの傾斜部57Lbに進入する。左側突起部52が左側係合孔部57Lの傾斜部57Lbに進入すると、誤動作防止バー54が左前側ロッド41Lひいては蓋体20の下部蓋材21に対して左方へ移動する。この場合、右前側ロッド41Rの右側突起部51と誤動作防止バー54の右側係合孔部57Rとは相対移動するが、その右側突起部51は右側係合孔部57Rの直線部57Raの奥側に移動するので、右側係合孔部57R内での右側突起部51の位置が直線部57Ra内に保持される。
中央側貫通孔部57Cには、蓋体20の下部蓋材21に設けられた中央側突起部53が挿入されている。中央側突起部53は、下部蓋材21の上面から上部蓋材22の裏面に向けて延びる円柱状のピンである。中央側突起部53は、誤動作防止バー54に対して中央側貫通孔部57C内で相対移動可能である。
誤動作防止バー54は、また、センタリング収容部59を有している。センタリング収容部59は、センタリング部品55及びバネ部材56を収容可能な枠状に形成された部位である。センタリング収容部59は、バネ部材56を一端部(具体的には、その後端部)を支持した状態で収容すると共に、バネ部材56の他端部(具体的には、その前端部)を支持するセンタリング部品55を誤動作防止バー54に対する前後方向の相対移動を許容しつつ左右方向の相対移動を禁止した状態で収容する。
センタリング部品55は、凹溝55aを有している。凹溝55aは、センタリング部品55の前端部に形成されている。凹溝55aは、左右対称のV字状に切り欠かれた溝であって、左右中央部すなわち後端底部から左右方向の部位にかけて傾斜面を有している。センタリング部品55は、凹溝55aの後端底部に下部蓋材21の中央側突起部53が位置する際に誤動作防止バー54が蓋体20に対してセンタリングして左右両側のボタン部45Ra,45Laが蓋体20の側壁に沿って面一となる中立位置に支持される部品である。誤動作防止バー54が蓋体20に対してセンタリング位置から左右に移動すると、下部蓋材21の中央側突起部53が凹溝55aの傾斜面に沿って移動する。
センタリング部品55は、棒状部55bを有している。棒状部55bには、バネ部材56が巻装されている。バネ部材56は、誤動作防止バー54とセンタリング部品55との間に介在している。バネ部材56は、前後方向に延在し、一端部が誤動作防止バー54のセンタリング収容部59に固定されると共に他端部がセンタリング部品55に固定されるコイルスプリングである。バネ部材56は、センタリング部品55を誤動作防止バー54に対して前方に付勢する付勢力を発生する。この付勢力は、蓋体20の閉状態では、センタリング部品55の凹溝55aの後端底部に下部蓋材21の中央側突起部53が位置するようにセンタリング部品55を誤動作防止バー54に対して前方へ移動させる力となる。この付勢力は、上記の如く下部蓋材21の中央側突起部53が凹溝55aの傾斜面に沿って移動する移動量(すなわち、凹溝55aの後端底部からの移動距離)が大きくなるほど大きくなる。この付勢力は、右側操作部45R又は左側操作部45Lの開操作に対する反力となる。
誤動作防止装置50は、また、図5及び図12に示す如く、ベース部材60と、右側ストッパ70Rと、左側ストッパ70Lと、スプリング部材80と、を有している。ベース部材60と右側ストッパ70Rと左側ストッパ70Lとスプリング部材80とは、互いに一体的に組み付けられてユニット化されている。
ベース部材60は、蓋体20の下部蓋材21にボルト61などで固定されたブロック状の部材である。ベース部材60は、蓋体20の左右方向中央部に取り付けられており、蓋体20の前端側に配置されている。ベース部材60は、それぞれ前後方向に延びる二つの軸孔62R,62Lを有している。二つの軸孔62R,62Lは、左右に並んで配置されている。軸孔62Rは、右側ストッパ70Rを回動可能に支持するための孔である。軸孔62Lは、左側ストッパ70Lを回動可能に支持するための孔である。ベース部材60は、右側ストッパ70R及び左側ストッパ70Lをそれぞれ回動可能に支持している。
右側ストッパ70Rは、蓋体20の右側閉状態で右前側ロッド41Rがボックス本体10の前基部14に係合するのを許可しつつ、蓋体20の右側開状態で右前側ロッド41Rが前方へ移動するのを規制してボックス本体10の前基部14に係合するのを規制する部材である。すなわち、右側ストッパ70Rは、蓋体20の右側開状態で右側操作部45Rへの押圧操作が解除されても、蓋体20ひいては誤動作防止バー54に対する右前側ロッド41Rの位置を押圧操作時における係合孔14Rとの係合が解除された解除位置に維持させる部材である。右側ストッパ70Rは、ベース部材60に対して右側に配置されている。右側ストッパ70Rは、本体部71Rと、軸部72Rと、を有している。
本体部71Rは、左右方向に翼状に延びる部位である。軸部72Rは、前後方向に延びた、ベース部材60の軸孔62Rに挿入される円筒状の部位である。軸部72Rは、本体部71Rの左端部に設けられている。右側ストッパ70Rは、ベース部材60に対して軸部72Rが軸孔62Rに挿入された状態に配置される。
左側ストッパ70Lは、蓋体20の左側閉状態で左前側ロッド41Lがボックス本体10の前基部14に係合するのを許可しつつ、蓋体20の左側開状態で左前側ロッド41Lが前方へ移動するのを規制してボックス本体10の前基部14に係合するのを規制する部材である。すなわち、左側ストッパ70Lは、蓋体20の左側開状態で左側操作部45Lへの押圧操作が解除されても、蓋体20ひいては誤動作防止バー54に対する左前側ロッド41Lの位置を押圧操作時における係合孔14Lとの係合が解除された解除位置に維持させる部材である。左側ストッパ70Lは、ベース部材60に対して、右側ストッパ70Rとは反対側の左側に配置されている。左側ストッパ70Lは、本体部71Lと、軸部72Lと、を有している。
本体部71Lは、左右方向に翼状に延びる部位である。軸部72Lは、前後方向に延びた、ベース部材60の軸孔62Lに挿入される円筒状の部位である。軸部72Lは、本体部71Lの右端部に設けられている。左側ストッパ70Lは、ベース部材60に対して軸部72Lが軸孔62Lに挿入された状態に配置される。
図13に示す如く、右側ストッパ70Rは、スプリング部材80の一端部が固定されるスプリング固定部73Rを有している。左側ストッパ70Lは、スプリング部材80の他端部が固定されるスプリング固定部73Lを有している。右側ストッパ70Rのスプリング固定部73R及び左側ストッパ70Lのスプリング固定部73Lの少なくとも一方は、左側ストッパ70L及び右側ストッパ70Rそれぞれがベース部材60に支持された状態で軸部72R,72Lの中心を結ぶ直線上の位置とは異なる位置に設けられている。具体的には、スプリング固定部73R,73Lは共に、軸部72R,72Lよりも下方であって本体部71R,71Lの下部に設けられている。
スプリング部材80の一端は、右側ストッパ70Rのスプリング固定部73Rに固定されている。スプリング部材80の他端は、左側ストッパ70Lのスプリング固定部73Lに固定されている。スプリング部材80は、右側ストッパ70R及び左側ストッパ70Lを軸部72R,72Lを中心にして互いに逆方向に回動させる付勢力を発生する部材である。具体的には、スプリング部材80は、右側ストッパ70Rを軸部72Rを中心にして前方から見て反時計回り方向ω-に回動させてその右側ストッパ70Rの右部側を下部蓋材21に対して相対的に押し下げると共に、左側ストッパ70Lを軸部72Lを中心にして前方から見て時計回り方向ω+に回動させてその左側ストッパ70Lの左部側を下部蓋材21に対して相対的に押し下げる付勢力を発生する。尚、右側ストッパ70R及び左側ストッパ70Lはそれぞれ、スプリング部材80の付勢力による押し下げを所定位置で規制する押下規制部を有するように形成されている。
右側ストッパ70Rは、回動規制部74Rを有している。回動規制部74Rは、蓋体20の右側開状態ではスプリング部材80の付勢力による右側ストッパ70Rの反時計回り方向ω-への回動を許可する一方、蓋体20の右側閉状態ではスプリング部材80の付勢力に抗して右側ストッパ70Rの反時計回り方向ω-への回動を規制する部位である。回動規制部74Rは、ボックス本体10の前基部14の上面に当接可能であり、本体部71Rから前方へ突出するように形成されている。
回動規制部74Rは、図13に示す如く、蓋体20が右側開状態にないときすなわち右側閉状態にあるときに前基部14の上面に当接する。回動規制部74Rが前基部14の上面に当接した状態では、スプリング部材80の付勢力により右側ストッパ70Rが反時計回り方向ω-に回動することすなわち下部蓋材21に対して押し下げられることが規制される。一方、回動規制部74Rは、蓋体20が右側開状態にあるときは前基部14の上面から離間する。回動規制部74Rが前基部14の上面から離間すると、右側ストッパ70Rがスプリング部材80の付勢力により反時計回り方向ω-に回動して下部蓋材21に対して押し下げられる。
右側ストッパ70Rは、変位規制部75Rを有している。変位規制部75Rは、蓋体20の右側閉状態では右前側ロッド41Rの前部に設けられた規制部41Rcに当接しない一方、蓋体20の右側開状態では右前側ロッド41Rの規制部41Rcに当接する部位である。規制部41Rcは、本体部71Rに一体的に設けられており、後方に向いた面部を有するように形成されている。変位規制部75Rが右前側ロッド41Rの規制部41Rcに当接しないときは、右側ロッド付勢部材44Rの付勢力による右前側ロッド41Rの前方への移動が許可され、右前側ロッド41Rと係合孔14Rとの係合が許可される。一方、変位規制部75Rが右前側ロッド41Rの規制部41Rcに当接するときは、右側ロッド付勢部材44Rの付勢力による右前側ロッド41Rの前方への移動が規制され、右側ロッド付勢部材44Rの付勢力に抗して右前側ロッド41Rと係合孔14Rとの係合が規制される。
蓋体20が右側開状態にないときすなわち右側閉状態にあるときは、図15に示す如く、右側ストッパ70Rが回動規制部74Rによる回動規制により下部蓋材21に対して押し下げられていないので、変位規制部75Rは、右前側ロッド41Rの規制部41Rcに対する当接可能位置に位置していない。このときは、右前側ロッド41Rがその変位規制部75Rに当接することなく右側ロッド付勢部材44Rの付勢力により前方へ付勢されるので、右前側ロッド41Rと係合孔14Rとの係合が許可される。このため、蓋体の右側閉状態では、右ロック状態が実現される。
一方、蓋体20の閉状態から右側操作部45Rが左方へ押圧操作されると、まず、図16に示す如く、右前側ロッド41Rが後方へ移動して、その規制部41Rcも後方へ移動する。そして、右前側ロッド41R及び右後側ロッド42Rとボックス本体10又はアーム部材32との係合が解除されて右側ロック装置40Rが右ロック解除状態(すなわち、右側開状態)になると、図17に示す如く、回動規制部74Rによる回動規制が解除されて右側ストッパ70Rがスプリング部材80の付勢力により下部蓋材21に対して押し下げられるので、変位規制部75Rは、右前側ロッド41Rの規制部41Rcに対する当接可能位置に位置する。このときは、右前側ロッド41Rが右側ロッド付勢部材44Rの付勢力により前方へ付勢されても、その右前側ロッド41Rが変位規制部75Rに当接してそれ以上移動することができなくなるので、右前側ロッド41Rと係合孔14Rとの係合が規制された状態になる。
このため、右側操作部45Rに対する左方への押圧操作により蓋体20が一旦右側開状態になると、その後にその押圧操作が解除されても、その右側開状態では、右前側ロッド41Rが蓋体20に対して押圧操作時の係合解除位置に維持される。この場合は、右側操作部45Rへの押圧操作が解除されても、右前側ロッド41Rの右側突起部51が誤動作防止バー54の右側係合孔部57Rの傾斜部57Rbに位置し続ける。
左側ストッパ70Lは、回動規制部74Lを有している。回動規制部74Lは、蓋体20の左側開状態ではスプリング部材80の付勢力による左側ストッパ70Lの時計回り方向ω+への回動を許可する一方、蓋体20の左側閉状態ではスプリング部材80の付勢力に抗して左側ストッパ70Lの時計回り方向ω+への回動を規制する部位である。回動規制部74Lは、ボックス本体10の前基部14の上面に当接可能であり、本体部71Lから前方へ突出するように形成されている。
回動規制部74Lは、図13に示す如く、蓋体20が左側開状態にないときすなわち左側閉状態にあるときに前基部14の上面に当接する。回動規制部74Lが前基部14の上面に当接した状態では、スプリング部材80の付勢力により左側ストッパ70Lが時計回り方向ω+に回動することすなわち下部蓋材21に対して押し下げられることが規制される。一方、回動規制部74Lは、図14に示す如く、蓋体20が左側開状態にあるときは前基部14の上面から離間する。回動規制部74Lが前基部14の上面から離間すると、左側ストッパ70Lがスプリング部材80の付勢力により時計回り方向ω+に回動して下部蓋材21に対して押し下げられる。
左側ストッパ70Lは、変位規制部75Lを有している。変位規制部75Lは、蓋体20の左側閉状態では左前側ロッド41Lの前部に設けられた規制部41Lcに当接しない一方、蓋体20の左側開状態では左前側ロッド41Lの規制部41Lcに当接する部位である。規制部41Lcは、本体部71Lに一体的に設けられており、後方に向いた面部を有するように形成されている。変位規制部75Lが左前側ロッド41Lの規制部41Lcに当接しないときは、左側ロッド付勢部材44Lの付勢力による左前側ロッド41Lの前方への移動が許可され、左前側ロッド41Lと係合孔14Lとの係合が許可される。一方、変位規制部75Lが左前側ロッド41Lの規制部41Lcに当接するときは、左側ロッド付勢部材44Lの付勢力による左前側ロッド41Lの前方への移動が規制され、左側ロッド付勢部材44Lの付勢力に抗して左前側ロッド41Lと係合孔14Lとの係合が規制される。
蓋体20が左側開状態にないときすなわち左側閉状態にあるときは、図15に示す如く、左側ストッパ70Lが回動規制部74Lによる回動規制により下部蓋材21に対して押し下げられていないので、変位規制部75Lは、左前側ロッド41Lの規制部41Lcに対する当接可能位置に位置していない。このときは、左前側ロッド41Lがその変位規制部75Lに当接することなく左側ロッド付勢部材44Lの付勢力により前方へ付勢されるので、左前側ロッド41Lと係合孔14Lとの係合が許可される。このため、蓋体の左側閉状態では、左ロック状態が実現される。
一方、蓋体20の閉状態から左側操作部45Lが右方へ押圧操作されると、まず、図16に示す如く、左前側ロッド41Lが後方へ移動して、その規制部41Lcも後方へ移動する。そして、左前側ロッド41L及び左後側ロッド42Lとボックス本体10との係合が解除されて左側ロック装置40Lが左ロック解除状態(すなわち、左側開状態)になると、図17に示す如く、回動規制部74Lによる回動規制が解除されて左側ストッパ70Lがスプリング部材80の付勢力により下部蓋材21に対して押し下げられるので、変位規制部75Lは、左前側ロッド41Lの規制部41Lcに対する当接可能位置に位置する。このときは、左前側ロッド41Lが左側ロッド付勢部材44Lの付勢力により前方へ付勢されても、その左前側ロッド41Lが変位規制部75Lに当接してそれ以上移動することができなくなるので、左前側ロッド41Lと係合孔14Lとの係合が規制された状態になる。
このため、左側操作部45Lに対する右方への押圧操作により蓋体20が一旦左側開状態になると、その後にその押圧操作が解除されても、その左側開状態では、左前側ロッド41Lが蓋体20に対して押圧操作時の係合解除位置に維持される。この場合は、左側操作部45Lへの押圧操作が解除されても、左前側ロッド41Lの左側突起部52が誤動作防止バー54の左側係合孔部57Lの傾斜部57Lbに位置し続ける。
次に、両開きコンソールボックス1の動作について説明する。
両開きコンソールボックス1において、蓋体20の閉状態では、右前側ロッド41R及び左前側ロッド41Lがボックス本体10の前基部14に係合し、右後側ロッド42Rがアーム部材32に係合し、左後側ロッド42Lがアーム部材32を介してボックス本体10の後基部13に係合している。
上記した蓋体20の閉状態で右側操作部45Rのボタン部45Raが左方へ押圧操作されると、そのボタン部45Raのロッド左側先端の押圧斜面が右前側ロッド41Rの操作用係合部41Rbに当接して、その右前側ロッド41Rが蓋体20に対して後方へ移動する。右前側ロッド41Rが後方へ移動すると、右側同期部材43Rが蓋体20の突出部23Rを中心にして左回りに回転することで、右後側ロッド42Rが蓋体20に対して前方へ移動する。
右前側ロッド41Rの後方への移動がボックス本体10の前基部14との係合解除まで行われ、かつ、右後側ロッド42Rの前方への移動がアーム部材32との係合解除まで行われると、左前側ロッド41Lがボックス本体10の前基部14に係合しかつ左後側ロッド42Lがボックス本体10の後基部13に係合した状態(すなわち、左側ロック装置40Lの左ロック状態)で右側ロック装置40Rが右ロック解除状態になる。この場合、蓋体20の左側閉状態が維持されつつ、蓋体20の右側閉状態の維持が解除される。
尚、右側ロック装置40Rは、右前側ロッド41Rとボックス本体10の前基部14の係合孔14Rとの係脱と右後側ロッド42Rとアーム部材32の係合孔32Kとの係脱とが互いに略同じタイミングで実施されるように構成されていることが望ましい。
蓋体20の左側閉状態が維持されつつ右側閉状態の維持が解除されると、アーム部材32がボックス本体10の後基部13に対して揺動しない一方、蓋体20が左側枢支部33Lのアームスプリング35Lの付勢力によりアーム部材32に対して揺動する。このため、右側操作部45Rのボタン部45Raの左方への押圧操作が行われた場合、アーム部材32がボックス本体10に一体化された状態で、蓋体20がそのアーム部材32ひいてはボックス本体10に対して左側回動軸を中心にして回動する。これにより、蓋体20が、その右側が開位置に向けて開かれる右側開状態となる。
また、図18に示す如く、上記した蓋体20の閉状態で左側操作部45Lのボタン部45Laが右方へ押圧操作されると、そのボタン部45Laのロッド右側先端の押圧斜面が左前側ロッド41Lの操作用係合部41Lbに当接して、その左前側ロッド41Lが蓋体20に対して後方へ移動する。左前側ロッド41Lが後方へ移動すると、左側同期部材43Lが蓋体20の突出部23Lを中心にして右回りに回転することで、左後側ロッド42Lが蓋体20に対して前方へ移動する。
左前側ロッド41Lの後方への移動がボックス本体10の前基部14との係合解除まで行われ、かつ、左後側ロッド42Lの前方への移動がボックス本体10の後基部13との係合解除まで行われると、右前側ロッド41Rがボックス本体10の前基部14に係合しかつ右後側ロッド42Rがアーム部材32に係合した状態(すなわち、右側ロック装置40Rの右ロック状態)で左側ロック装置40Lが左ロック解除状態になる。この場合、蓋体20の右側閉状態が維持されつつ、蓋体20の左側閉状態の維持が解除される。
尚、左側ロック装置40Lは、左前側ロッド41Lとボックス本体10の前基部14の係合孔14Lとの係脱と左後側ロッド42Lとボックス本体10の後基部13の係合孔13Lとの係脱とが互いに略同じタイミングで実施されるように構成されていることが望ましい。
蓋体20の右側閉状態が維持されつつ左側閉状態の維持が解除されると、蓋体20がアーム部材32に対して揺動しない一方、アーム部材32が右側枢支部33Rのアームスプリング35Rの付勢力によりボックス本体10の後基部13に対して揺動する。このため、左側操作部45Lのボタン部45Laの右方への押圧操作が行われた場合、蓋体20がアーム部材32に一体化された状態で、その蓋体20がボックス本体10に対して右側回動軸を中心にして回動する。これにより、蓋体20が、その左側が開位置に向けて開かれる左側開状態となる。
このように、両開きコンソールボックス1においては、蓋体20を、ボックス本体10の開口11を閉じた閉状態から、左側回動軸を中心にして右側開状態とすることが可能であると共に、右側回動軸を中心にして左側開状態とすることが可能である。従って、蓋体20を左側回動軸及び右側回動軸のうちから選択した何れか一の回動軸を中心にしてボックス本体10に対して開動作させることができる。
また、蓋体20が右側開状態から左側回動軸を中心にして戻る方向に押圧操作されると、蓋体20が閉状態になるまでの途中で右側ストッパ70Rの回動規制部74Rが前基部14の上面に当接し、その後、右側ストッパ70Rがスプリング部材80の付勢力に抗して蓋体20に対して時計回り方向ω+に回動されて下部蓋材21に対して押し上げられる。この場合は、右前側ロッド41Rと右側ストッパ70Rの変位規制部75Rとの当接が解除されて、右前側ロッド41Rが右側ロッド付勢部材44Rの付勢力により前方へ移動する。これにより、右前側ロッド41Rと係合孔14Rとが互いに係合されて、右側ロック装置40Rがロック状態となる。
一方、蓋体20が左側開状態から右側回動軸を中心にして戻る方向に押圧操作されると、蓋体20が閉状態になるまでの途中で左側ストッパ70Lの回動規制部74Lが前基部14の上面に当接し、その後、左側ストッパ70Lがスプリング部材80の付勢力に抗して蓋体20に対して反時計回り方向ω-に回動されて下部蓋材21に対して押し上げられる。この場合は、左前側ロッド41Lと左側ストッパ70Lの変位規制部75Lとの当接が解除されて、左前側ロッド41Lが左側ロッド付勢部材44Lの付勢力により前方へ移動する。これにより、左前側ロッド41Lと係合孔14Lとが互いに係合されて、左側ロック装置40Lがロック状態となる。
このように、蓋体20が右側開状態又は左側開状態になった後、その蓋体20が回動軸を中心にして戻る方向に押圧操作された場合に、その蓋体20をボックス本体10の開口11を閉じる方向に回動させて閉状態にすることが可能である。従って、右側開状態又は左側開状態になった蓋体20を左側回動軸又は右側回動軸を中心にしてボックス本体10に対して閉動作させることができる。
また、両開きコンソールボックス1においては、上記の如く、開閉機構30が、右側操作部45Rへの開操作と左側操作部45Lへの開操作とが同時に行われることを防止する誤動作防止装置50を有している。誤動作防止装置50は、右前側ロッド41Rに設けられた右側突起部51と、左前側ロッド41Lに設けられた左側突起部52と、蓋体20の下部蓋材21に対して左右方向に移動可能に支持された誤動作防止バー54と、を有している。誤動作防止バー54は、右部に長孔形状に形成された、右側突起部51が相対移動可能に係合する右側係合孔部57Rと、左部に長孔形状に形成された、左側突起部52が相対移動可能に係合する左側係合孔部57Lと、を有している。右側係合孔部57R及び左側係合孔部57Lは、左右方向に延びる直線部57Ra,57Laと、その直線部57Ra,57Laに連なり、その直線部57Ra,57Laに対して傾斜した方向に延びる傾斜部57Rb,57Lbと、を有している。
右側係合孔部57Rと右側突起部51との位置関係及び左側係合孔部57Lと左側突起部52との位置関係は、蓋体20の閉状態で突起部51,52が直線部57Ra,57Laと傾斜部57Rb,57Lbとの境界位置付近に位置するように設定されている。また、右側操作部45Rの開操作が行われた時は、誤動作防止バー54が蓋体20に対して右方に相対移動することで、左前側ロッド41Lの左側突起部52が左側係合孔部57Lの上記境界位置付近から直線部57Laの奥側(すなわち、傾斜部57Lbから離れる側)に移動すると共に、右前側ロッド41Rの右側突起部51が右側係合孔部57Rの上記境界位置付近から傾斜部57Rbに移動する。更に、左側操作部45Lの開操作が行われた時は、誤動作防止バー54が蓋体20に対して左方に相対移動することで、右前側ロッド41Rの右側突起部51が右側係合孔部57Rの上記境界位置付近から直線部57Raの奥側(すなわち、傾斜部57Rbから離れる側)に移動すると共に、左前側ロッド41Lの左側突起部52が左側係合孔部57Lの上記境界位置付近から傾斜部57Lbに移動する。
かかる構造においては、右側操作部45Rの開操作により右側ロック装置40Rがロック解除状態になることで蓋体20が右側開状態になると、左前側ロッド41Lの左側突起部52が誤動作防止バー54の左側係合孔部57Lの直線部57Laに位置するので、その左前側ロッド41L及びその左前側ロッド41Lに同期する左後側ロッド42Lの前後方向への移動が規制される。これにより、左側操作部45Lの開操作が規制される。また、左側操作部45Lの開操作により左側ロック装置40Lがロック解除状態になることで蓋体20が左側開状態になると、右前側ロッド41Rの右側突起部51が誤動作防止バー54の右側係合孔部57Rの直線部57Raに位置するので、その右前側ロッド41R及びその右前側ロッド41Rに同期する右後側ロッド42Rの前後方向への移動が規制される。これにより、右側操作部45Rの開操作が規制される。
また、両開きコンソールボックス1においては、誤動作防止装置50が、蓋体20の右側開状態で右前側ロッド41Rが前方へ移動するのを規制してボックス本体10の前基部14の係合孔14Rに係合するのを規制する右側ストッパ70Rと、蓋体20の左側開状態で左前側ロッド41Lが前方へ移動するのを規制してボックス本体10の前基部14の係合孔14Lに係合するのを規制する左側ストッパ70Lと、を有している。
かかる構造においては、蓋体20が右側開状態になると、右側操作部45Rのボタン部45Raへの押圧操作が解除された後も、右側ストッパ70Rにより右前側ロッド41Rが前方へ移動するのが規制される。この場合には、右側操作部45Rのボタン部45Raが押圧位置から原位置へ戻るのが規制されると共に、右側ロッド付勢部材44Rの付勢力に伴う右前側ロッド41Rと係合孔14Rとの係合及び右後側ロッド42Rと係合孔32Kとの係合が規制される。また、蓋体20が左側開状態になると、左側操作部45Lのボタン部45Laへの押圧操作が解除された後も、左側ストッパ70Lにより左前側ロッド41Lが前方へ移動するのが規制される。この場合には、左側操作部45Lのボタン部45Laが押圧位置から原位置へ戻るのが規制されると共に、左側ロッド付勢部材44Lの付勢力に伴う左前側ロッド41Lと係合孔14Lとの係合及び左後側ロッド42Lと係合孔13Lとの係合が規制される。
従って、右側操作部45Rのボタン部45Raが押圧操作されることで誤動作防止バー54が蓋体20に対して右方へ相対移動すると共に蓋体20が右側開状態になると、その右側操作部45Rのボタン部45Raの押圧操作が解除された後も、左前側ロッド41Lの左側突起部52が誤動作防止バー54の左側係合孔部57Lの直線部57Laに位置すると共に、右側ストッパ70Rにより右前側ロッド41Rが誤動作防止バー54ひいては蓋体20に対して前方へ移動するのが規制され、同時に右後側ロッド42Rが蓋体20に対して後方へ移動するのが規制される。
このため、蓋体20の右側開状態では、右側操作部45Rのボタン部45Raの押圧操作解除後も、誤動作防止バー54が蓋体20に対して右方に相対移動した状態が維持されるので、左側突起部52の位置が左側係合孔部57Lの直線部57Laに保持された状態が継続する。かかる状況では操作者が左側操作部45Lのボタン部45Raの押圧操作により左前側ロッド41Lを誤動作防止バー54ひいては蓋体20に対して後方へ移動させようとしても、左側突起部52が左側係合孔部57Lの直線部57Laに対して更に後方へ移動することはできないので、その左側操作部45Lのボタン部45Laの押圧操作が規制され、左前側ロッド41L及び左後側ロッド42Lの前後方向への移動が許可されるのは防止される。
また、左側操作部45Lのボタン部45Laが押圧操作されることで誤動作防止バー54が蓋体20に対して左方へ相対移動すると共に蓋体20が左側開状態になると、その左側操作部45Lのボタン部45Laの押圧操作が解除された後も、右前側ロッド41Rの右側突起部51が誤動作防止バー54の右側係合孔部57Rの直線部57Raに位置すると共に、左側ストッパ70Lにより左前側ロッド41Lが誤動作防止バー54ひいては蓋体20に対して前方へ移動するのが規制され、同時に左後側ロッド42Lが蓋体20に対して後方へ移動するのが規制される。
このため、蓋体20の左側開状態では、左側操作部45Lのボタン部45Laの押圧操作解除後も、誤動作防止バー54が蓋体20に対して左方に相対移動した状態が維持されるので、右側突起部51の位置が右側係合孔部57Rの直線部57Raに保持された状態が継続する。かかる状況では操作者が右側操作部45Rのボタン部45Raの押圧操作により右前側ロッド41Rを誤動作防止バー54ひいては蓋体20に対して後方へ移動させようとしても、右側突起部51が右側係合孔部57Rの直線部57Raに対して更に後方へ移動することはできないので、その右側操作部45Rのボタン部45Raの押圧操作が規制され、右前側ロッド41R及び右後側ロッド42Rの前後方向への移動が許可されるのは防止される。
すなわち、蓋体20の右側開状態では、左側操作部45Lの押圧操作に伴う左前側ロッド41L及び左後側ロッド42Lの前後方向への移動を規制して左側ロック装置40Lを左ロック状態に維持させることができると共に、蓋体20の左側開状態では、右側操作部45Rの押圧操作に伴う右前側ロッド41R及び右後側ロッド42Rの前後方向への移動を規制して右側ロック装置40Rを右ロック状態に維持させることができる。従って、右側操作部45Rの開操作と左側操作部45Lの開操作とが同時に行われることを防止して、蓋体20が左側開状態になりかつ右側開状態になるのを防止することができる。
また、両開きコンソールボックス1においては、誤動作防止装置50が、前端部に左右対称のV字状の凹溝55aが形成されたセンタリング部品55と、そのセンタリング部品55を誤動作防止バー54に対して前方に付勢する付勢力を発生するバネ部材56と、を有している。この構造によれば、蓋体20の閉状態でセンタリング部品55の凹溝55aの後端底部に下部蓋材21の中央側突起部53を位置させると共に、右側操作部45R又は左側操作部45Lの開操作時にその開操作に対する反力をバネ部材56を用いて付与することができる。
上記のセンタリング部品55及びバネ部材56は、誤動作防止バー54の有するセンタリング収容部59に収容されている。具体的には、センタリング収容部59は、バネ部材56を後端部を支持した状態で収容すると共に、バネ部材56の前端部を支持するセンタリング部品55を誤動作防止バー54に対する前後方向の移動を許容しつつ左右方向の移動を禁止した状態で収容する。この構造によれば、センタリング部品55及びバネ部材56が各機能を維持したまま誤動作防止バー54内に一体化されて収容される。このため、部品配置についての省スペース化或いは効率的なスペース利用を図ることができ、誤動作防止装置50のコンパクト化を図ることができる。
また、センタリング部品55及びバネ部材56が誤動作防止バー54に組み付けられてユニット化された後に蓋体20の下部蓋材21に組み込まれるので、誤動作防止バー54の下部蓋材21への組み付け作業を容易化すると共にその組み付け工数を低減して、その組み付け性を向上させることができる。また、下部蓋材21にセンタリング部品55及びバネ部材56を組み付けるための構造を設けることが不要であるので、下部蓋材21の組み付けスペースを利用する自由度を上げることができる。
また、両開きコンソールボックス1においては、右側ロック装置40Rが、右前側ロッド41Rと右後側ロッド42Rとを前後方向に同期して移動させる右側同期部材43Rを有していると共に、左側ロック装置40Lが、左前側ロッド41Lと左後側ロッド42Lとを前後方向に同期して移動させる左側同期部材43Lを有している。右側同期部材43R及び左側同期部材43Lはそれぞれ、下部蓋材21に回転可能に支持されている。そして、右側同期部材43Rの円筒部43Raは下部蓋材21の突出部23Rに挿入されて嵌っており、その円筒部43Raの端部は突出部23Rの固定爪23Raに係合されている。左側同期部材43Lの円筒部43Laは下部蓋材21の突出部23Lに挿入されて嵌っており、その円筒部43Laの端部は突出部23Lの固定爪23Laに係合されている。
この構造によれば、右側同期部材43R及び左側同期部材43Lを下部蓋材21に回転可能に支持するうえで、別途のスクリュなどの部品を用いるのを不要とすることができる。このため、部品点数の削減により部品コストを下げることができると共に、その別途の部品を組み付けるための工数を削減することができる。また、右側同期部材43R及び左側同期部材43Lを下部蓋材21に回転可能に支持するうえで、その右側同期部材43R及び左側同期部材43Lを下部蓋材21の突出部23R,23Lに挿入して固定爪23Ra,23Laに係合させる組み付けを行えばよいので、その組み付け作業の容易化を図ることができる。
また、両開きコンソールボックス1においては、開閉機構30の有する左側ロック装置40Lの左後側ロッド42Lが、蓋体20の下部蓋材21に一体に設けられた保持部24の貫通孔24aに前後方向へ移動可能に挿入されて支持されている。この構造によれば、左後側ロッド42Lが下部蓋材21の上面から離れて前後方向に延在する高さ位置を一定に保つうえで、別途の支持部品やスクリュを用いるのを不要とすることができる。このため、部品点数の削減により部品コストを下げることができると共に、その別途の部品を組み付けるための工数を削減することができる。また、左後側ロッド42Lを下部蓋材21に対して前後方向へ移動可能に支持するうえで、その左後側ロッド42Lを下部蓋材21の保持部24の貫通孔24aに挿入する組み付けを行えばよいので、その組み付け作業の容易化を図ることができる。
また、両開きコンソールボックス1においては、右側操作部45Rのボタン部45Raへの押圧操作により蓋体20が右側開状態になると、次にその蓋体20が右側閉状態になるまで、そのボタン部45Raへの押圧操作が解除された後も、右側ストッパ70Rによりそのボタン部45Raが押圧位置から原位置へ戻るのが規制される。この構造では、蓋体20が右側開状態にある間は継続して右側操作部45Rのボタン部45Raが押圧位置に押し込まれた状態に維持される。そして、右側ストッパ70Rによる右前側ロッド41R及び右後側ロッド42Rの前後移動の規制が解除されることで、蓋体20が右側閉状態になると、ボタン部45Raが押圧位置から原位置へ戻る。このため、蓋体20が右側開状態にあるか否かを右側操作部45Rのボタン部Raの押し込み状態の有無を視認して確認することができる。
同様に、左側操作部45Lのボタン部45Laへの押圧操作により蓋体20が左側開状態になると、次にその蓋体20が左側閉状態になるまで、そのボタン部45Laへの押圧操作が解除された後も、左側ストッパ70Lによりそのボタン部45Laが押圧位置から原位置へ戻るのが規制される。この構造では、蓋体20が左側開状態にある間は継続して左側操作部45Lのボタン部45Laが押圧位置に押し込まれた状態に維持される。そして、左側ストッパ70Lによる左前側ロッド41L及び左後側ロッド42Lの前後移動の規制が解除されることで、蓋体20が左側閉状態になると、ボタン部45Laが押圧位置から原位置へ戻る。このため、蓋体20が左側開状態にあるか否かを左側操作部45Lのボタン部Laの押し込み状態の有無を視認して確認することができる。
上記の如く蓋体20の開閉に応じて右側操作部45Rのボタン部45Raが押圧位置と原位置との間で移動しかつ左側操作部45Lのボタン部45Laが押圧位置と原位置との間で移動すれば、それらのボタン部45Ra,45Laを押圧操作の解除後に原位置へ戻すためのスプリングなどの別部品を用意することは不要である。このため、部品点数の削減により部品コストを下げることができると共に、その別途の部品を組み付けるための工数を削減することができる。
また、両開きコンソールボックス1においては、開閉機構30が、ボックス本体10の前基部14の係合孔14Rに係脱可能に挿入される右前側ロッド41Rと、アーム部材32の係合孔32Kに係脱可能に挿入される右後側ロッド42Rと、ボックス本体10の前基部14の係合孔14Lに係脱可能に挿入される左前側ロッド41Lと、ボックス本体10の後基部13の係合孔13Lに係脱可能に挿入される左後側ロッド42Lと、を有している。この構造においては、蓋体20が右側開状態から右側閉状態へ移行する際、右側ストッパ70Rによる右前側ロッド41R及び右後側ロッド42Rの前後移動の規制が解除されてから、両ロッド41R,42Rが係合孔14R,32Kに係合され挿入されるまでに、右前側ロッド41Rの前端部がボックス本体10の前基部14における係合孔14Rよりも上方に位置する部位の上面に当接し、右後側ロッド42Rの後端部がアーム部材32における係合孔32Kよりも上方に位置する部位の上面に当接することがある。同様に、蓋体20が左側開状態から左側閉状態へ移行する際、左側ストッパ70Lによる左前側ロッド41L及び左後側ロッド42Lの前後移動の規制が解除されてから、両ロッド41L,42Lが係合孔14L,13Lに係合され挿入されるまでに、左前側ロッド41Lの前端部がボックス本体10の前基部14における係合孔14Lよりも上方に位置する部位の上面に当接し、左後側ロッド42Lの後端部がボックス本体10の後基部13における係合孔13Lよりも上方に位置する部位の上面に当接することがある。
蓋体20が前後方向に長い形状に形成されている場合、蓋体20を開閉操作する操作者は、開状態の蓋体20を閉じる際、前後方向の何れかに偏った位置を押圧することが一般的となることがある。蓋体20における例えば前方に偏った位置が下方に押圧されると、その蓋体20が、前部が後部よりも下方に位置する捩じれ状態で閉動作する。仮にボックス本体10の前基部14における係合孔14R,14Lよりも上方に位置する部位の上面と、アーム部材32における係合孔32K又は後基部13における係合孔13Lよりも上方に位置する部位の上面と、が互いに同じ高さ位置にある構造では、蓋体20が上記の捩じれ状態で閉動作すると、右前側ロッド41R又は左前側ロッド41Lが右後側ロッド42R又は左後側ロッド42Lよりもタイミング的に先に上記の上方部位に当接する片掛りが生じる。
これに対して、両開きコンソールボックス1では、図19及び図20に示す如く、ボックス本体10の前基部14における係合孔14R,14Lよりも上方に位置する部位14UR,14UL、及び、アーム部材32における係合孔32K又は後基部13における係合孔13Lよりも上方に位置する部位32UK,13ULは、それぞれテーパ状に形成された当接角部を有すると共に、前方側の部位14UR,14ULの上面が後方側の部位32UK,13ULの上面よりも下方に位置するように形成配置されている。前方側の部位14UR,14ULの上面と後方側の部位32UK,13ULの上面との高さ位置の差は、蓋体20への押圧時の捩じれに伴う蓋体20の前部と後部との高度差に設定されている。
この構造によれば、蓋体20における前方に偏った位置が下方に押圧されることで蓋体20が上記の捩じれ状態で閉動作されるとき、右前側ロッド41R又は左前側ロッド41Lが前基部14の部位14UR,14ULに当接するタイミングと、右後側ロッド42R又は左後側ロッド42Lがアーム部材32又は後基部13の部位32UK,13ULに当接するタイミングと、がずれるのを抑えることができ、上記の片掛りを防止することができる。また、ボックス本体10及びアーム部材32の当接部位14UR,14UL,32UK,13ULの当接角部がテーパ状に形成されているので、テーパ状に形成されていない構造に比べて、ロッド41R,41L,42R,42Lを右側ロッド付勢部材44R又は左側ロッド付勢部材44Lの付勢力に抗して蓋体20の内側へ移動させ易くすることができる。従って、ロッド41R,41L,42R,42Lを当接部位14UR,14UL,32UK,13ULとの当接から係合孔14R,14L,32K,13Lへの挿入まで案内することができるので、係合孔14R,14L,32K,13Lへのロッド41R,41L,42R,42Lの挿入性を向上させることができる。
更に、両開きコンソールボックス1においては、ベゼル16がボックス本体10に対して外側から取り付けられる。そして、ソケットがボックス本体10の内側で抜き差しされる。この構造では、図22、図23、及び図24に示す如く、ソケットがボックス本体10から内側に矢印方向Aに向けて抜かれる際、ベゼル16に、爪部16aがボックス本体10の係合孔部17から外れる方向とは逆方向に力が作用する。このため、ソケットの取り外し時に、その取り外しによる力がベゼル16に対して取り外し易い方向に作用するのを回避することができ、ベゼル16がボックス本体10から外れるのを防止することができる。
ところで、上記の実施形態においては、アーム部材32を含むボックス本体10が特許請求の範囲に記載した「ボックス本体」に、右前側ロッド41R及び右後側ロッド42Rが特許請求の範囲に記載した「右側ロッド」に、左前側ロッド41L及び左後側ロッド42Lが特許請求の範囲に記載した「左側ロッド」に、ボックス本体10の前基部14の係合孔14R,14Lが特許請求の範囲に記載した「固定側前側係合部」に、右前側ロッド41R及び左前側ロッド41Lが特許請求の範囲に記載した「可動側前側係合部」に、アーム部材32の係合孔32K及びボックス本体10の後基部13の係合孔13Lが特許請求の範囲に記載した「固定側後側係合部」に、右後側ロッド42R及び左後側ロッド42Lが特許請求の範囲に記載した「可動側後側係合部」に、右側同期部材43R及び左側同期部材43Lが特許請求の範囲に記載した「同期部材」に、それぞれ相当している。
尚、上記の実施形態においては、右側操作部45R及び左側操作部45Lが蓋体20の下部蓋材21の前部に配置されており、右側操作部45Rのボタン部45Raの左側先端及び左側操作部45Lのボタン部45Laの右側先端がそれぞれ、後部側が斜めに切り欠かれた押圧斜面を有するように形成されており、右前側ロッド41Rの操作用係合部41Rb及び左前側ロッド41Lの操作用係合部41Lbがそれぞれ、ボタン部45Ra,45Laの押圧斜面に対応して斜め前方に向いた傾斜面を有するように形成されている。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。右側操作部45R及び左側操作部45Lが蓋体20の下部蓋材21の後部に配置され、右側操作部45Rのボタン部45Raの左側先端及び左側操作部45Lのボタン部45Laの右側先端がそれぞれ、前部側が斜めに切り欠かれた押圧斜面を有するように形成され、右前側ロッド41Rの操作用係合部41Rb及び左前側ロッド41Lの操作用係合部41Lbがそれぞれ、ボタン部45Ra,45Laの押圧斜面に対応して斜め後方に向いた傾斜面を有するように形成されていてもよい。この変形例においては、誤動作防止バー54の右側係合孔部57R及び左側係合孔部57Lが、傾斜部57Rb,57Lbが直線部57Ra,57Laに対して斜め前方へ傾斜した方向に延びるように形成されていればよい。
また、上記の実施形態においては、右側操作部45Rのボタン部45Raの左方への押圧操作により誤動作防止バー54が蓋体20に対して右方に移動し、左側操作部45Lのボタン部45Laの右方への押圧操作により誤動作防止バー54が蓋体20に対して左方に移動する。すなわち、誤動作防止バー54の右側係合孔部57R及び左側係合孔部57Lが、傾斜部57Rb,57Lbが直線部57Ra,57Laに対して蓋体20の左右中央側に位置するように形成されている。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。右側操作部45Rのボタン部45Raの左方への押圧操作により誤動作防止バー54が蓋体20に対して左方に移動し、左側操作部45Lのボタン部45Laの右方への押圧操作により誤動作防止バー54が蓋体20に対して右方に移動するようにしてもよい。すなわち、誤動作防止バー54の右側係合孔部57R及び左側係合孔部57Lが、傾斜部57Rb,57Lbが直線部57Ra,57Laに対して蓋体20の左右端側に位置するように形成されていてもよい。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能である。