JP6993999B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械に備え付けられる作業灯の制御に関する。
一般に、建設機械の代表例である油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体とからなるショベル本体(以下、単に「本体」という)を有している。また油圧ショベルは、本体を構成する上部旋回体の前部側に、作業装置であるフロントが設けられており、上部旋回体の前部左側には運転室が設けられている。フロントは、一般にブーム、アームにより構成され、アームの先端にはバケットなどのアタッチメントが設けられる。またブームには、夜間作業時などで視界を確保するために、作業灯が設置されている。
この作業灯は、フロントを伸ばした時にアタッチメントを照らす方向に取り付けられることが多い。このような配置である場合、フロントを伸ばして地面を掘削している時は本体前方の下方を照射して掘削部位を有効に照らすことができる。しかしながら、ブームが上昇回動すると、ブームに固定された作業灯は水平方向または上方を照射することとなる。このような状態では、掘削部位を照らせないばかりか、周囲作業者や周辺住民の視界に入り、眩しく感じるという問題が発生する。
これに対し、作業灯の投光角度を検出する手段を設け、指定した限界投光角度よりも投光角度が上向きになると自動で消灯する技術が開示されている(例えば特許文献1)。
実用新案登録第2598098号公報
実際の油圧ショベルの作業においては、ダンプトラックへの土砂の積み下ろしや山の切り崩し作業など、ブームを上げた状態で作業を継続している場合もある。このような場合、作業灯はブームを上げた状態であっても点灯状態であることが望ましいが、特許文献1の技術を用いる場合、ブームを上げた状態でも点灯するように限界投光角度の調整を行うか、もしくは、自動消灯機能をオフにして当該機能を無効にする必要があり、作業手間が発生する。
本発明は、上記の従来技術の実情に鑑みなされたもので、非作業時での作業灯の周囲への悪影響を低減し、かつ作業時の視界を十分に確保することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、代表的な本発明の建設機械は、ブーム、アーム、およびアタッチメントを含む作業装置と、前記アタッチメントを照らし、前記ブームに固定される作業灯と、前記作業灯の点灯または消灯を制御するコントローラと、を有する建設機械であって、前記作業装置の予め設定した特定部位の位置を算出する位置特定手段を有し、前記コントローラは、前記位置特定手段により算出した特定部位の位置が点灯許可領域内に位置する場合に、前記作業灯を点灯させ、前記特定部位が前記点灯許可領域内に位置しない場合に、前記作業灯を消灯させ、前記コントローラは、前記位置特定手段により算出した特定部位の位置が前記点灯許可領域から外れる場合でも、前記作業装置の動きとは連動しない対地角度である限界投光角度よりも前記作業灯の投光中心線が下向きの場合は前記作業灯を点灯させ、前記限界投光角度よりも上向きの場合は前記作業灯を消灯させ、
前記点灯許可領域は、前記作業灯の投光範囲と一致しており、前記ブームの動作に連動して移動することを特徴とする。
非作業時での作業灯の周囲への悪影響を低減し、かつ作業時の視界を十分に確保することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
油圧ショベル側面図であり、限界投光角度および第1パターンの点灯許可領域を示す図である。 運転室の内部俯瞰図である。 実施形態の構成例を示す図である。 実施形態のアーム先端位置の導出方法を説明する図である。 実施形態の点灯許可領域(第2パターン)の一例を示す図である。 実施形態の点灯許可領域(第3パターン)の一例を示す図である。 実施形態の動作例を示す制御フローチャートである。
以下、本実施形態を図面に従って説明する。図1は、本実施形態に係る作業灯制御装置が備えられる建設機械を示す図であり、一例として油圧ショベルの側面を示す図である。油圧ショベル100は、下部走行体50と、下部走行体50の上部に設けられ、運転室1が配備される上部旋回体2と、上部旋回体2に対し上下方向で回動可能に連結されるブーム3と、ブーム3の先端に対し上下方向で回動可能に連結されるアーム4とを有する。またアーム4の先端には、作業用途に応じたアタッチメント(作業具)が取り付けられる。ここでは、地面を掘削するために用いられるバケット5をアタッチメントとして装備している油圧ショベルを例示している。また本実施形態では、ブーム3、アーム4、バケット5により作業装置(以下、必要に応じてフロントと称する)が構成される。
ブーム3およびアーム4には、それぞれの角度(上下方向の回動角度)を検出するブーム角度センサ6とアーム角度センサ7が設けられている。情報化施工仕様機やキャブ干渉防止装置搭載機など、既にフロントに角度センサが搭載されている機械については、その角度センサをブーム角度センサ6およびアーム角度センサ7として流用してもよい。上部旋回体2には、上部旋回体2の旋回角度を検出する旋回角度センサ18(図3参照)が搭載されている。またブーム3には、作業装置を照らす作業灯8が設けられている。作業灯8は、アタッチメントであるバケット5を主に照らしている。作業灯8はブーム3に固定されており、ブーム3の上下方向の回動動作に連動して光の照射方向(投光中心線8Aの対地角度)も変化する。
ここで図1に示す限界投光角度14および点灯許可領域13について説明する。限界投光角度14は、作業灯8の点灯または消灯を制御するために設けられる角度(対地角度)であり、オペレータなどの利用者が値を設定することができる。限界投光角度14は、利用者が一旦設定すると、たとえブーム3が回動してもこれに連動せずに固定となる対地角度である。すなわち図1の限界投光角度14として示される破線は、ブーム3が上下方向に回動しても、この回動に連動せずに不変である。本実施形態では、作業灯8の投光中心線8Aが限界投光角度14よりも下を向いている場合、作業灯8は地面方向を照射しているものとして扱い、作業灯8を点灯状態にする。尚、図1の例では、作業灯8の投光中心線8Aが限界投光角度14よりも上を向いていることを例示している。
点灯許可領域13も、作業灯8の点灯または消灯を制御するために設けられる領域であり、オペレータ、作業者、管理者などの利用者が指定することができる領域である。本実施形態では、作業装置の予め定められた特定部位(本実施形態においては、アーム4とバケット5との連結部位であるアーム先端4Aの位置)が点灯許可領域13の範囲内であれば、作業灯8は点灯状態となる。図1に示す例の場合、アーム先端4Aの位置が点灯許可領域13の範囲内となっているため、作業灯8は点灯する。また一方で、アーム先端4Aの位置が点灯許可領域13から外れる場合でも、作業灯8の投光中心線8Aが限界投光角度14よりも下向きの場合は作業灯8を点灯させ、上向きの場合は作業灯8を消灯させる。詳細は後述するが、点灯許可領域13は、複数のパターンが事前に用意されており、利用者は複数のパターンの中から用途に応じた点灯許可領域13を指定することができる。
引き続き油圧ショベル100の構成について説明する。図2は運転室1の内部を例示した図であり、図3は油圧ショベル100の内部構成を例示した図である。運転室1の内部には、作業灯8の電源スイッチ9、常時点灯スイッチ10、領域選択ダイアル11、および複数のスイッチの組み合わせから成る入力装置19が、オペレータの操作可能な位置に備えられている。入力装置19は、例えばジョグダイヤル、決定ボタン、取消ボタン、数字キーなどで構成される。また運転室1の前方部には、オペレータに油圧ショベル100の内部機器に関する情報や、本体の姿勢、作業装置の姿勢、作業状況などを表示するモニタ15が備えられている。これら電源スイッチ9、常時点灯スイッチ10、領域選択ダイアル11、入力装置19、モニタ15は、図3に示すコントローラ12と接続しており、コントローラ12との間で各種信号の入出力を行う。
図3に示すコントローラ12は、CPU(Central Processing Unit)などの演算処理装置、主記憶装置、補助記憶装置を有している。コントローラ12は、補助記憶装置に事前に記憶されているプログラムを演算処理装置が主記憶装置に展開し、演算実行することで、油圧ショベル100内の各種機器を統括的に制御する。また以降の説明において、コントローラ12には、姿勢演算部12A、記憶部12B、判定部12C、出力部12Dの各機能が分割して備わっているものとする。
ブーム角度センサ6、アーム角度センサ7、旋回角度センサ18の信号は、図3に示すコントローラ12内部の姿勢演算部12Aに入力される。姿勢演算部12Aは、これらの入力信号に基づき、本体の姿勢や作業装置の姿勢を算出し、後述する手法を用いてアーム先端4Aの現在位置を算出する。また姿勢演算部12Aは、ブーム角度センサ6からの信号、およびブーム3における作業灯8の設置位置や設置向きに基づき、投光中心線8Aの対地角度も算出する。尚、ブーム角度センサ6、アーム角度センサ7、旋回角度センサ18、および姿勢演算部12Aを含む構成は、作業装置の予め設定した特定部位の位置を算出する位置特定手段として機能する。
入力装置19は、点灯許可領域13の位置、形状、大きさを特定する値や、限界投光角度14の値の入力を受け付ける。コントローラ12は、これら情報を記憶部12Bに記憶する。
電源スイッチ9、常時点灯スイッチ10の信号、および領域選択ダイアル11を介して得られる選択情報は、コントローラ12内部の判定部12Cに入力される。判定部12Cは、姿勢演算部12Aにより計算された投光中心線8Aの対地角度と限界投光角度14とを比較することで、作業灯8を点灯させるかどうかを判定する。また判定部12Cは、アーム先端4Aの現在位置と点灯許可領域13とを比較することで、作業灯8を点灯させるかどうかを判定する。また、コントローラ12の出力部12Dは、各種信号を出力して、モニタ15に表示内容を出力したり、作業灯リレー16のONまたはOFFの制御を行ったりする。
姿勢演算部12Aは、ブーム角度センサ6、アーム角度センサ7、旋回角度センサ18からの角度を示す信号と、事前に記憶部12Bに記憶されているブーム3、アーム4の長さとから、アーム先端4Aの現在位置を計算することができる。図4は、アーム先端4Aの位置の導出方法を説明する図である。図4では、上部旋回体2とブーム3との連結点を原点Oとし、地面に対し水平となる方向をx軸とし、x軸の垂直方向(高さ方向)をy軸としている。また図4では、ブーム3とアーム4との連結部位の位置を点Pとし、アーム先端4Aの位置を点Aとして図示している。
姿勢演算部12Aは、ブーム角度センサ6から入力した信号値に基づき、y軸に対する線分OPの傾斜角度θを導出する。また姿勢演算部12Aは、アーム角度センサ7から入力した信号値に基づき、線分OPに対する線分PAの傾斜角度θを導出する。ブーム3の長さL、アーム4の長さLは事前に定められた値であるため、姿勢演算部12Aは、点Aの二次元座標(x,y)を下記の式で求めることができる。
=Lsinθ+Lsin(θ+θ
=Lcosθ+Lcos(θ+θ
姿勢演算部12Aは、上式により求められる点Aの座標、および旋回角度センサ18からの信号値に基づき、特定位置(例えば図4の原点O)を基準としたアーム先端4Aの三次元座標値を求めることができる。
記憶部12Bは、入力装置19により入力された限界投光角度14の角度情報、および点灯許可領域13を特定する情報を記憶する。本実施形態では、点灯許可領域13として後述の3つのパターンの中から設定することができる。尚、利用者は、領域選択ダイアル11を用いて、この3つのパターンのうちからいずれを使用するかを選択することができる。
運転室1内部のモニタ15には、現在設定されている点灯許可領域13、本体の姿勢を示す図、限界投光角度14などを表示することができ、利用者はこの画面表示を見ながら、入力装置19を用いて点灯許可領域13の形状や大きさなどを調整することができる。
作業灯8は、作業灯リレー16を介してバッテリ17のプラス端子に接続されている。作業灯リレー16は出力部12Dから出力されるON信号またはOFF信号を入力し、この信号に基づき作業灯8の点灯または消灯を行う。
次に、点灯許可領域13の3つのパターンの具体例を説明する。
第1パターンは、図1に示すように作業灯8の投光範囲8Bをそのまま点灯許可領域13に一致させ、設定するパターンである。投光範囲8Bは、ブーム3の回動に合わせて移動(変動)することから、第1パターンにおいては、点灯許可領域13もブーム3の回動に合わせて移動する。尚、投光範囲8B(=点灯許可領域13)は、作業灯8の種別に応じて事前に定義付けられており、主に広角照射する種別であるか狭角照射(スポット照射)する種別であるかなどに従い定められている。
第1パターンが選択される場合、作業灯8の種別が入力パラメータとなり、利用者はこの種別を特定する値を入力することで、点灯許可領域13の形状を定めることができる。
第2パターンは、上部旋回体2に基準を置いた領域を設定するパターンである。すなわち第2パターンの点灯許可領域13は、上部旋回体2の旋回動作に追従し、これに連動して移動するが、ブーム3、アーム4などの動作とは連動しない。第2パターンによる点灯許可領域13の一例を図5に示す。図5の例では、運転室1の至近距離のような、掘削作業に適さない範囲については消灯するように、また掘削に適した領域(例えば図5の斜線領域)については点灯するような範囲が利用者により指定されている。これにより、掘削作業を行わない領域にアーム先端4Aが位置するとき、自動的に消灯することができる。尚、図5の例では、点灯許可領域13として設定されている斜線領域内にアーム先端4Aが位置していない。よって、投光中心線8Aと限界投光角度14との比較結果に基づき、消灯状態とすることができる。
第2パターンが選択される場合、点灯許可領域13の領域と非領域との境界を示す点(図5のA~A)の座標値が入力パラメータとなり、利用者はこの座標値を入力することで、点灯許可領域13の形状や大きさを定めることができる。尚、図5に示す点灯許可領域13は円弧面を有しているが、これに限らない。また利用者により入力される境界座標の数も、これに限定されない。
第3パターンは、図6に示すように、油圧ショベル100を上から見下ろした際の扇状領域に点灯許可領域13を設定するものである。この場合の点灯許可領域13は、油圧ショベル100自体(下部走行体50)を基準とし、上部旋回体2の旋回動作や、ブーム3、アーム4の上下方向の回動動作とは連動しない。すなわち第3パターンの場合、上部旋回体2、ブーム3、アーム4が旋回動作、回動動作を行っても、これにかかわらず常に同じ方向や位置を指定範囲とした点灯許可領域13が設けられる。
第3パターンは、ダンプトラックへの積込み位置や積込み向きがある程度定まっている場合などに、主に用いられる。第3パターンでは、ダンプトラックの荷台位置など、フロントを高くした状態で作業灯8を点灯しておきたい方向に、点灯許可領域13を設けるパターンである。油圧ショベル100の作業において、フロントを高く上げる必要性がある作業としては、この例のようにダンプトラックへの積込みが代表的である。この積込み作業の場合、土砂を掘削して積込むために上部旋回体2が旋回するものの、ダンプトラックは荷台に十分な土砂が積まれるまで動くことは少ない。そのため、ダンプトラックがある方向に対してのみ、作業灯8を点灯することで、作業上での視認性を確保しつつ、作業灯8の点灯による周囲への悪影響を抑えることができる。
尚、第3パターンが選択される場合、下部走行体50の向いている方向線Lと扇型形状の中心線Cとの成す角度θ、および扇型形状の角度θの2つの角度が入力パラメータとなる。利用者はこれらの角度を入力することで、第3パターンにおける点灯許可領域13の形状を定めることができる。
図7は、本実施形態における油圧ショベル100の動作例を示すフローチャートである。
まず、利用者が領域選択ダイアル11を操作することで、コントローラ12は上記の第1~第3パターンの指定を受け付ける(S001)。
コントローラ12は、点灯許可領域13を特定するためのパラメータを受け付ける(S002)。このパラメータとして、コントローラ12は、第1パターンの場合は作業灯8の種別を受け付け、第2パターンの場合は図6に示す境界座標A~Aの座標値を受け付ける。また第3パターンの場合は図7に示す角度θ、θを受け付ける。尚、コントローラ12は、ここでブーム3の長さやアーム4の長さを受け付け、また限界投光角度14を受け付けてもよい。
上記S001、S002で各種情報が受け付けられ、記憶部12Bに記憶された後、実際に点灯/消灯の制御が開始される。
コントローラ12の判定部12Cは、電源スイッチ9がONまたはOFFのいずれであるかを判定する(S101)。電源スイッチ9がOFFとなっている場合(S101:No)、出力部12Dは作業灯リレー16にOFF信号を出力して作業灯8を消灯状態にする(S107)。電源スイッチ9がONとなっている場合(S101:Yes)、判定部12Cは、次いで常時点灯スイッチ10がONとなっているかを判定する(S102)。常時点灯スイッチ10がONとなっている場合(S102:Yes)、出力部12Dは作業灯リレー16にON信号を出力して作業灯8を点灯状態にする(S108)。この処理のように、常時点灯スイッチ10がONとなっている場合、作業灯8は常に点灯状態となる。
常時点灯スイッチ10がOFFとなっている場合(S102:No)、姿勢演算部12Aはアーム先端4Aの位置を算出し(S103)、判定部12Cはアーム先端4Aが点灯許可領域13内にあるかを判定する(S104)。アーム先端4Aが点灯許可領域13内にある場合(S104:Yes)、利用者によって指定された領域を照らしているとして扱い、出力部12Dは作業灯リレー16にON信号を出力して作業灯8を点灯状態にする(S108)。尚、ここでの点灯許可領域13は、上記S001で受け付けられた第1~第3パターンのいずれかに応じて決定され、またS002で受け付けられたパラメータに応じた指定範囲(形状、大きさ)となる。
一方、アーム先端4Aが点灯許可領域13内に無い場合(S104:No)、姿勢演算部12Aは投光中心線8Aの角度(対地角度)を算出し(S105)、判定部12Cは投光中心線8Aが限界投光角度14よりも下向きとなっているかを判定する(S106)。投光中心線8Aの方が下向きとなっている場合(S106:Yes)、出力部12Dは作業灯リレー16にON信号を出力して作業灯8を点灯状態にする(S108)。このように投光中心線8Aが限界投光角度14よりも下を向いている場合、本実施形態では作業灯8は地面を照らしているものとして扱い、周囲に悪影響を与えていない状態であるものとして作業灯8を点灯状態にする。
投光中心線8Aが限界投光角度14よりも上向きになっている場合(S106:No)、作業灯8の点灯による周囲への影響を考慮して、出力部12Dは作業灯リレー16にOFF信号を出力して作業灯8を消灯状態にする(S107)。このように、作業灯8が地面を照らしておらず、指定された点灯許可領域13も照らしていない場合、作業灯8を消灯状態にすることで、周囲への悪影響を押さえることができる。
コントローラ12は、処理を終了させるための規定の割り込み信号を受け付けるまで、上記のS101~S108の動作を繰り返し行う(S109:Noのループ)。規定の割り込み信号を受け付けると(S109:Yes)、図7に示すフローチャートは終了する。
上記の第1~第3パターンの領域指定は、相互に組み合わせてもよい。また作業灯8は、本実施形態ではブーム3に設けられるものとしたが、これに限定されず、例えばアーム4に設けられてもよく、運転室1やその近傍に設けられても適用可能である。また本実施形態では、油圧ショベルを作業機械の一例として説明したが、ドーザやホイールローダなどにも適用可能である。
本実施形態では、事前に定められた特定部位が、指定された点灯許可領域13内に位置しているか否かに応じて消灯または点灯を行う実装例について説明し、この特定部位がアーム先端4Aであるものとして説明した。これに対し例えばバケット5を特定部位とし、バケット5の位置に応じて点灯または消灯を行ってもよい。このように、作業装置内のいずれの部位を特定部位とするかは、利用者、装置実装者、開発者などが、用途や設計上の都合により決めてよい。また入力装置19を介して、利用者が特定部位をその都度決定してもよい。
上記により、夜間作業の効率や安全性を損なうことなく、作業灯による周囲への悪影響を押さえることができる。
1:運転室
2:上部旋回体
3:ブーム
4:アーム
4A:アーム先端
5:バケット
6:ブーム角度センサ(位置特定手段)
7:アーム角度センサ(位置特定手段)
8:作業灯
8A:投光中心線
8B:投光範囲
9:電源スイッチ
10:点灯スイッチ
11:領域選択ダイアル
12:コントローラ
12A:姿勢演算部(位置特定手段)
12B:記憶部
12C:判定部
12D:出力部
13:点灯許可領域
14:限界投光角度
15:モニタ
16:作業灯リレー
17:バッテリ
18:旋回角度センサ(位置特定手段)
19:入力装置
50:下部走行体
100:油圧ショベル

Claims (1)

  1. ブーム、アーム、およびアタッチメントを含む作業装置と、前記アタッチメントを照らし、前記ブームに固定される作業灯と、前記作業灯の点灯または消灯を制御するコントローラと、を有する建設機械であって、
    前記作業装置の予め設定した特定部位の位置を算出する位置特定手段を有し、
    前記コントローラは、
    前記位置特定手段により算出した特定部位の位置が点灯許可領域内に位置する場合に、前記作業灯を点灯させ、前記特定部位が前記点灯許可領域内に位置しない場合に、前記作業灯を消灯させ、
    前記コントローラは、前記位置特定手段により算出した特定部位の位置が前記点灯許可領域から外れる場合でも、前記作業装置の動きとは連動しない対地角度である限界投光角度よりも前記作業灯の投光中心線が下向きの場合は前記作業灯を点灯させ、前記限界投光角度よりも上向きの場合は前記作業灯を消灯させ、
    前記点灯許可領域は、前記作業灯の投光範囲と一致しており、前記ブームの動作に連動して移動することを特徴とする建設機械。

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