JP6993722B2 - 視覚検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、視覚検査装置に関し、例えば被検者の視覚検査を行う視覚検査装置に関する。
被検者の視力等の視覚検査に他覚式検眼器や自覚的検眼器を用いることが知られている(例えば特許文献1)。
特開平8-89480号公報
視覚検査として、被検者の遠視力、近視力および乱視度、被検者に適した眼鏡のディオプタ値の測定等がある。このような視覚検査は、レンズの屈折率や歪みを調整することで行う。このため、眼科医または検眼士が行い、かつ時間を要する。このように、視覚検査を簡便に行うことができない。また、角膜、水晶体および硝子体等(以下前眼部という)が影響しない網膜の視力を測定することが難しい。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、適切に被検者の視覚検査を行うことを目的とする。
本発明は、レーザ光を2次元に走査することで、被検者の網膜に前記レーザ光を用い画像を投影する投影部と、前記レーザ光のビーム径を設定するビーム径設定部と、前記レーザ光の開口数を設定する開口数設定部と、を備え、前記投影部は、前記設定されたビーム径および前記設定された開口数を有するレーザ光を用い前記被検者の視覚情報を測定するための検査用画像を、前記網膜に投影する視覚検査装置である。
上記構成において、前記投影部は、前記開口数の変化に基づき前記被検者に適した開口数を設定するための画像を前記網膜に投影する構成とすることができる。
上記構成において、前記開口数設定部は前記被検者に適した開口数に設定し、前記投影部は前記被検者に適した開口数を有するレーザ光を用い前記被検者の視覚情報を測定するための前記検査用画像を前記網膜に投影させる構成とすることができる。
上記構成において、前記投影部は、前記開口数の変化に基づき前記被検者のディオプタ値を算出するための画像を前記網膜に投影する構成とすることができる。
上記構成において、前記検査用画像は、前記被検者の視覚情報としての、視力もしくは視野の測定または乱視を評価するための画像である構成とすることができる。
上記構成において、前記被検者の前記検査用画像の視認に応じた応答が入力される入力部と、前記入力部に入力された応答に基づき前記被検者の前記視覚情報を測定する制御部と、を備える構成とすることができる。
上記構成において、前記制御部は、前記開口数の変化に応じ前記入力部に入力される前記被検者の応答に基づき前記被検者に適した開口数を決定し、前記被検者に適した開口数を有するレーザ光を用い前記網膜に投影された前記検査用画像の視認に応じ前記入力部に入力された応答に基づき前記被検者の前記視覚情報を測定する構成とすることができる。
上記構成において、前記検査用画像は、前記被検者の視覚情報を測定するための、大きさの異なる検査用視標を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記検査用画像は、前記被検者の視線を固定させるための固視視標と、前記視覚情報を測定するための検査用視標とを含む構成とすることができる。
上記構成において、前記検査用画像は、前記視覚情報を測定するための検査用視標を含み、前記検査用視標が点滅する構成とすることができる。
上記構成において、前記被検者の視覚情報を測定するための検査用視標を投影する前記網膜内の位置の情報が入力される入力部を備え、前記投影部は、前記位置の情報に対応する前記網膜内の位置に前記検査用視標が投影されるように前記検査用画像を前記網膜に投影する構成とすることができる。
上記構成において、前記ビーム径設定部は、前記レーザ光のビーム径を800μmより大きく設定し、前記投影部は800μmより大きいビーム径を有するレーザ光を用い前記被検者の視覚情報を測定するための前記検査用画像を前記網膜に投影する構成とすることができる。
上記構成において、前記被検者の眼球に照射されるレーザ光を前記眼球に対し回動させる回動部と、前記投影部の眼球に対する前記眼球に照射されるレーザ光の角度を検出する角度検出部と、を備える構成とすることができる。
本発明によれば、適切に被検者の視覚検査を行うことができる。
図1は、実施例1に係る視覚検査装置のブロック図である。 図2は、実施例1に係る視覚検査装置の光学系を示す図である。 図3は、実施例1における画像の生成方法を示す図である。 図4は、実験1の結果を示す図である。 図5は、シミュレーションに用いた眼球モデルを示す図である。 図6は、シミュレーション1の結果を示す図である。 図7(a)から図7(c)は、シミュレーション2の結果を示す図である。 図8は、実施例1における獲得視力を測定する方法を示すフローチャートである。 図9は、実施例1における初期設定用の画像例を示す図である。 図10(a)および図10(b)は、実施例1における中心視野または周辺視野への検査用画像の投影の例を示す図である。 図11は、実施例1における開口数を調整する方法を示すフローチャートである。 図12(a)および図12(b)は、実施例1における調整用画像の別の例を示す図である。 図13は、実施例1における視力検査の方法を示すフローチャートである。 図14(a)から図14(d)は、実施例1における画像の例である。 図15は、実施例1における表示装置の画面例を示す図である。 図16(a)は、実施例1におけるディオプタ値を算出する処理のフローチャート、図16(b)は、実施例1における乱視を評価する処理のフローチャートである。 図17は、実施例1における調整工程の例を示すフローチャートである。 図18は、実施例1の変形例1に係る視覚検査装置の光学系を示す図である。 図19(a)および図19(b)は、実施例1の変形例1における回動部の角度を示す図である。 図20は、実施例1の変形例1における斜視角を測定する処理のフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例について説明する。
図1は、実施例1に係る視覚検査装置のブロック図である。図1に示すように、投影部10、制御部20、入力部22および表示部24を備えている。投影部10は、光源11、調整部12、走査部13、投影光学系14、駆動回路15および入力回路16を備えている。
制御部20は、網膜に投影する画像を生成する。入力回路16には、制御部20から画像信号が入力する。駆動回路15は、入力回路16が取得した画像信号および制御部20の制御信号に基づき光源11および走査部13を駆動する。
光源11は、例えば赤色レーザ光(波長:610nm~660nm程度)、緑色レーザ光(波長:515nm~540nm程度)および青色レーザ光(波長:440nm~480nm程度)を出射する。赤色、緑色および青色レーザ光を出射する光源11として、例えばRGB(赤・緑・青)それぞれのレーザダイオードチップと3色合成デバイスとマイクロコリメートレンズとが集積された光源が挙げられる。また光源11は1つの光源であり単一の波長のレーザ光を出射してもよい。
調整部12は、コリメートレンズ27、トーリックレンズ26およびアパーチャ25等を有しており、レーザ光50を成型する。走査部13(スキャナ)は例えばMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー等の走査ミラーまたは透過型のスキャナであり、レーザ光50を2次元方向に走査する。投影光学系14は、走査されたレーザ光50を被検者の眼球70に照射する。
制御部20は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムと協働し処理を行ってもよい。制御部20は、専用に設計された回路でもよい。入力部22は、被検者または操作者が結果等を入力する機器であり、例えばボタン、タッチパネル、キーボードおよび/またはマウスである。表示部24は、例えば液晶ディスプレイ等である。記憶部23は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであり、例えば半導体メモリまたはハードディスクドライブである。
図2は、実施例1に係る視覚検査装置の光学系を示す図である。視覚検査装置は、マクスウェル視を利用し網膜に検査用画像を投影する。コリメートレンズ27は、レーザ光50の光軸方向に移動することにより、レーザ光50の開口数を調整する。トーリックレンズ26は、レーザ光50の集光パワーをレーザ光50の断面内の方向により異ならせる。アパーチャ25は、レーザ光50の直径(以下ビーム径という)を調整する。ハーフミラー31はレーザ光50の一部を反射する。検出器30は、反射されたレーザ光50の一部の光の強度を検出する。検出器30およびハーフミラー31は、レーザ光50の経路のいずれかに設けられていればよい。制御部20は、検出器30の出力信号により、レーザ光50の強度が所望となるようにフィードバック制御する。
平面ミラー17により反射されたレーザ光50は走査部13であるMEMSミラーにより2次元に走査される。走査されたレーザ光50はレンズ18および19を介し、被検者の眼球70に照射する。レーザ光50は、角膜72を通過し水晶体76付近で収束し、硝子体78を通過し網膜74に照射される。
図3は、実施例1における画像の生成方法を示す図である。図3に示すように、網膜74に画像60を投影する。走査部13はレーザ光50を矢印52のように左上から右下までラスタースキャンする。走査部13が駆動しても光源11がレーザ光50を出射しないと、レーザ光50は網膜74に照射されない。図3の破線矢印52ではレーザ光50は出射されない。駆動回路15は、光源11と走査部13とを同期させる。これにより、光源11は、太実線53においてレーザ光50を出射する。これにより、網膜74に検査用視標62としてランドルト環等が投影され、他の領域にはレーザ光50は照射されない。検査用視標62としてランドルト環を例に説明するが、検査用視標62はランドルト環以外の文字等でもよい。
[実験1]
一般的な視力検査と、実施例1のように網膜74にレーザ光50を照射する場合の視力検査についてシミュレーションを行った。実験は、一般的な視力検査において、視力が0.04、0.5、0.9、及び1.2と異なる複数の被検者に対して、角膜72に入射する際のレーザ光50のビーム径を異ならせた場合に、網膜74に投影された検査用視標62を視認者がどの程度視認できるかを測定することで行った。網膜74に投影した画像は、水平視野角20°、画面アスペクト比16:9、有効垂直解像度720本の画像とした。例えば眼軸長が24mmであれば、網膜74に投影される画像60の大きさは、横5700μm×縦3200μmとなる。
図4は、実験1の結果を示す図である。図4の横軸は原視力、縦軸は獲得視力である。原視力は、一般的な視力検査によって測定される視力とした。獲得視力は、前眼部の影響を受けない網膜74の視力の一視標として、被検者の網膜74に投影された検査用視標62に対する視力とした。実験した角膜72に入射する際のレーザ光50のビーム径は310μm、470μm、820μmおよび1360μmである。角膜72に入射する際のレーザ光50の開口数(NA:Numerical Aperture)は-0.001~0であり、レーザ光50は略平行光で角膜72に入射している。なお、開口数は、角膜72に収束光として入射するときをマイナスとしている。
図4に示すように、角膜72に入射する際のレーザ光50のビーム径が310μmの場合は原視力が異なる場合でも獲得視力は0.4程度でほぼ一定になり、ビーム径が470μmの場合は原視力が異なる場合でも獲得視力は0.5程度でほぼ一定になっている。一方、角膜72に入射する際のレーザ光50のビーム径が820μm、1360μmのように大きくなると、原視力が変化すると獲得視力も変化している。
[シミュレーション1]
図5は、シミュレーションに用いた眼球モデルを示す図である。図5に示すように、シミュレーションに用いた眼球70は、角膜72、前房73、水晶体76、硝子体78および網膜74を備え、眼軸長は24mmであるとした。レーザ光50は、角膜72に平行光で入射し、角膜72、前房73、水晶体76、及び硝子体78を通過して、網膜74に照射されるとした。角膜72、前房73、水晶体76および硝子体78の屈折率は、それぞれ適切な値に設定した。
シミュレーション1において、水晶体76の形状(曲率)を変えて焦点距離を変えることで原視力を設定した。図4に示した角膜72に入射する際のレーザ光50のビーム径が470μmのときの実測値を基準にして獲得視力を算出した。すなわち、角膜72に入射する際のビーム径が470μmのレーザ光50を眼球70に入射したときの網膜74上でのレーザ光50のビーム径を算出し、当該ビーム径と図4におけるレーザ光50のビーム径が470μmのときの獲得視力が得られるために必要な分解能との比率を算出した。そして、この比率を用いて角膜72に入射する際のレーザ光50のビーム径を変えることで網膜74上でのレーザ光50のビーム径が変わった場合の獲得視力を算出した。
図6は、シミュレーション1の結果を示す図である。図6の横軸は原視力、縦軸は獲得視力である。シミュレーションした角膜72に入射する際のレーザ光50のビーム径が350μm、470μm、600μm、700μm、800μm、1250μm、1340μm、1500μm、3000μm、5000μmである。
図6に示すように、角膜72に入射する際のレーザ光50のビーム径が350μm以上かつ800μm以下のとき、原視力が異なる場合でもほぼ一定の獲得視力となる。これは、走査されたレーザ光50は、水晶体76近傍で収束する。このため、ビーム径の小さいレーザ光50は、水晶体76によるレンズ機能の影響を受け難くい。これにより、原視力が異なっても獲得視力はほぼ一定になると考えられる。
一方、角膜72に入射する際のレーザ光50のビーム径が800μmより大きくなると、獲得視力は原視力に依存するようになる。特にレーザ光50のビーム径が1250μm以上では獲得視力は原視力に大きく依存するようになる。これは、ビーム径の大きいレーザ光50は、水晶体76によるレンズ機能の影響を受けるためと考えられる。
[シミュレーション2]
角膜72に入射する際のレーザ光50の開口数を変化させ、原視力と獲得視力との関係をシミュレーションした。シミュレーション2は、図5で説明した眼球モデルを用いて行い、原視力および獲得視力についてはシミュレーション1で説明した方法によって設定および算出した。
図7(a)から図7(c)は、シミュレーション2の結果を示す図である。図7(a)は、原視力が0.08で開口数を最適化したときのシミュレーション結果である。図7(b)は、原視力が0.16で開口数を最適化したときのシミュレーション結果である。図7(c)は、原視力が0.37で開口数を最適化したときのシミュレーション結果である。図7(a)から図7(c)において、横軸は原視力、縦軸は獲得視力である。角膜72に入射する際のレーザ光50のビーム径は950μmおよび1450μmである。
図7(a)に示すように、原視力が0.08では、レーザ光50のビーム径が1450μmのとき、開口数の最適値は-0.002であり、獲得視力は1.8程度である。レーザ光50のビーム径が950μmのとき、開口数の最適値は-0.0012であり、獲得視力は1.45程度である。
図7(b)に示すように、原視力が0.16では、レーザ光50のビーム径が1450μmのとき、開口数の最適値は-0.001であり、獲得視力は2.2程度である。レーザ光50のビーム径が950μmのとき、開口数の最適値は-0.0048であり、獲得視力は1.45程度である。
図7(c)のように、原視力が0.37では、レーザ光50のビーム径が1450μmのとき、開口数の最適値は-0.00006であり、獲得視力は2.2程度である。レーザ光50のビーム径が950μmのとき、開口数の最適値は-0.00003であり、獲得視力は1.45程度である。
実験1およびシミュレーション1の結果から、レーザ光50のビーム径が800μm以下では、レーザ光50は水晶体76のレンズ機能の影響を受けにくく、レーザ光50のビーム径が800μmより大きいと、レーザ光50は水晶体76のレンズ機能の影響を受ける。シミュレーション2の結果から、レーザ光50のビーム径を大きくすると、開口数を最適化することで、獲得視力を高くすることができる。これは、ビーム径が大きいときに開口数を最適化すると、網膜74上にレーザ光50が焦点を結ぶためと考えられる。また、ビーム径が大きいため焦点を結んだレーザ光50の径を小さくできる。よって、ビーム径が大きいと獲得視力を高くできる。
図6では、レーザ光50のビーム径が800μmでは獲得視力は原視力に対し一定でない。このことから、レーザ光50のビーム径が800μmより大きいと水晶体76のレンズ機能がレーザ光50に影響する。ビーム径が1250μmでは、獲得視力は原視力に大きく依存する。このことからビーム径が1250μm以上では水晶体76のレンズ機能はレーザ光50に大きく影響する。ビーム径が5000μmでは、獲得視力は原視力より小さい。これにより、ビーム径は5000μm以下が好ましく、3000μm以下がより好ましい。
水晶体76のレンズ機能が影響するビーム径において、開口数を被検者に適した開口数を測定する。これにより、遠視力、近視力、被検者に適した眼鏡のディオプタ値、被検者の焦点距離を決定できる。被検者に適した開口数で、獲得視力を測定する。これにより、最大の獲得視力を測定できる。さらに、水晶体76のレンズ機能が影響するビーム径のレーザ光を用いることで、乱視の検査を行うことができる。
[獲得視力の測定]
図8は、実施例1における被験者の視覚情報としての獲得視力を測定する方法を示すフローチャートである。各処理は制御部20、被検者または被検者の検査を行う検査者が実行する。図8に示すように、まず、初期視力を設定する(ステップS10)。
図9は、実施例1における初期設定用の画像例を示す図である。図9に示すように、初期設定用画像61には視力が0.1から1.5に相当する複数の検査用視標62として複数のランドルト環が設けられている。投影部10は、初期設定用画像61を網膜74に投影する。被検者または検査者は、被検者が視認できる最も小さい検査用視標62の数値(視力に相当する)を初期視力として入力部22から入力する。初期視力の設定は制御部20が記憶部23から取得してもよい。
図8に戻り、レーザ光50のビーム径の大きさを設定する(ステップS11)。例えば、アパーチャ25を用い、角膜72に入射するときのレーザ光50のビーム径を800μmより大きくする。ビーム径の設定は、制御部20、または被検者を検査する検査者が行う。アパーチャ25が固定されており、ビーム径は例えば800μmより大きい値で固定されていてもよい。
アパーチャ25は、例えば円盤状の板でもよい。円盤状の板には、複数の口径の孔が同心円状に配置されている。同心円の中心を中心に円盤状の板を回動させることにより、所定の口径の孔を選択する。選択された孔をレーザ光50が通過することで、レーザ光50のビーム径を設定できる。アパーチャ25は、例えば絞り機構を有する孔を備える板でもよい。絞り機構により孔の径を可変することで、孔を通過するレーザ光50のビーム径を設定できる。
開口数の調整を行う(ステップS12)。開口数の調整は、初期視力に相当する検査用視標62を網膜74に投影して行う。被検者の視野の状況や測定目的に応じて中心視野測定または周辺視野測定の選択を入力する(ステップS14)。中心視野測定または周辺視野測定の選択は、被検者または検査者が入力部22から入力してもよいし、制御部20が記憶部23から取得してもよい。
図10(a)および図10(b)は、実施例1における中心視野または周辺視野への検査用視標の投影の例を示す図である。図10(a)および図10(b)は、網膜74に投影される画像60を示している。画像60の中心54が網膜74の中心に投影されるようにする。図10(a)に示すように、中心視野の測定では網膜74の中心付近にランドルト環等の検査用視標62を投影する。図10(b)に示すように、周辺視野での視力の測定では被検者の視線を固定させるための固視視標64を画像の中心54に投影する。固視視標64の周辺の領域68にランドルト環等の検査用視標62を投影する。
図8に戻り、明るさを入力する(ステップS16)。明るさは、検査用視標62の明るさである。例えば網膜74の周辺は中心より感度が悪いため、周辺視野の測定では中心視野の測定より明るくする。明るさは、被検者または検査者が入力部22から入力してもよいし、制御部20が記憶部23から取得または制御部20が決定してもよい。明るさ以外に画像のコントラストを設定してもよい。明るさを一定にするため、制御部20は検出器30の出力信号を用いレーザ光50の強度をフィードバック制御してもよい。
検査用視標62の明るさの設定は、光源11の出力を制御することで行うことができる。また、レーザ光50の光路上に、減光フィルタを選択できるような機構を備える。レーザ光50が通過する減光フィルタを選択することで、検査用視標62の明るさを設定することができる。
制御部20は、ステップS14で選択された中心視野測定か否かを判定する(ステップS18)。Yesの場合、ステップS22に進む。Noの場合、周辺視野を測定する位置を入力する(ステップS20)。周辺視野を測定する位置は、例えば図10(b)の領域68のように8つの位置から選択できる。中心54から周辺視野を測定する位置の距離を入力してもよい。周辺視野を測定する位置は、被検者または検査者が入力部22から入力してもよいし、制御部20が記憶部23から取得または制御部20が決定してもよい。視力検査を行う(ステップS22)。制御部20は表示部24に視力検査の結果を表示する(ステップS24)。
図11は、実施例1における開口数を調整する方法(図8のステップS12)を示すフローチャートである。図11に示すように、開口数を初期値に設定する(ステップS30)。開口数の調整は、例えばコリメートレンズ27を光軸方向に移動させることによって行う。開口数の初期値への設定は、被検者または検査者が入力部22から設定してもよいし、制御部20が設定してもよい。汎用的な測定の場合には、開口数の初期値として、あらかじめ記憶部23等に記憶された初期値を用いてもよい。また、近視用、遠視用など、被検者の状態に応じて、開口数の初期値を選択してもよい。
制御部20は、調整用画像を生成し、投影部10に生成した調整用画像を網膜74に投影させる(ステップS32)。例えば、投影部10は制御部20または検査者の指示により図8のステップS10において設定した初期視力に相当するランドルト環等の調整用画像を網膜74に投影する。
図12(a)および図12(b)は、実施例1における調整用画像の別の例を示す図である。図12(a)に示すように、調整用画像63は、暗部64aおよび明部64bを有するチェッカパターンでもよい。暗部64aおよび明部64bの大きさは例えば視野角で1°、0.5°または0.25°とする。図12(b)に示すように、調整用画像63は、解像度チャートでもよい。
図11に戻り、開口数を変更する(ステップS34)。例えば、開口数の初期値から開口数を変更する。開口数の変更は、コリメートレンズ27を移動させることにより、制御部20または検査者が行う。決定の入力があったか否かを判定する(ステップS36)。例えば、制御部20または検査者は、開口数を連続的に変化させ、被検者は最も調整用画像63がよく見えるタイミングで入力部22を操作する。
ステップS36においてNoの場合ステップS34に戻り、開口数の変更を継続する。Yesの場合、被検者に最適な開口数を決定する(ステップS38)。例えば、ステップS36において入力があったときの開口数を被検者に最適な開口数とする。その後終了し、図8に戻る。
開口数を設定する方法は、コリメートレンズ27を移動させる方法に限定されることはない。例えば、開口数設定部は、焦点距離の異なるリレーレンズを有しており、これらのリレーレンズの組み合わせを切り替えることで開口数を変更してもよい。開口数設定部は、開口数設定用のアパーチャを有し、開口径を可変することで開口数を変更してもよい。すなわち、レーザ光の焦点距離と、開口径とを可変にすることによって、開口数を変更することができる。
また、開口数を調整する方法として、実施例1のように、被検者が調整用画像63を最もよく見えるように開口数を調整してもよい。また、記憶部23等に近視、遠視、乱視、または眼科疾患などに合わせた開口数の値をあらかじめ記憶しておき、制御部20または検査者は記憶された開口数の値に開口数を設定してもよい。
図13は、実施例1における視力検査の方法(図8のステップS22)を示すフローチャートである。図13に示すように、開口数を図11のステップS38において決定した最適な開口数に設定する(ステップS40)。例えば、制御部20または検査者は、コリメートレンズ27を用い開口数を最適な開口数に設定する。検査用視標62の大きさを初期の大きさにする(ステップS41)。例えば、ランドルト環等の検査用視標62の大きさを、図8のステップS10において設定した初期視力に相当する大きさにする。初期の大きさの設定は、被検者または検査者が入力部22から設定してもよいし、制御部20が設定してもよい。
視覚検査装置は、コリメートレンズ27の位置を検出できる位置情報検出部を備えていてもよい。位置情報検出部がコリメートレンズ27の位置を測定する。これにより、制御部20は、コリメートレンズ27の位置を把握することができ、その位置に応じて開口数の制御を行うことができる。
設定された大きさの検査用視標62を網膜に投影する(ステップS42)。例えば、制御部20または検査者は、投影部10に設定された大きさの検査用視標62を網膜74に投影させる。このとき、検査用視標62を投影する網膜74内の位置は、図8のステップS14およびS20において入力された位置とする。また、検査用視標62の明るさは図8のステップS16において入力された明るさとする。
結果を入力する(ステップS44)。例えば、被検者が検査用視標62であるランドルト環の向きが視認できたとき、被検者または検査者は、その向きを入力部22に入力する。制御部20または検査者は、入力された結果が正解か否か判定する(ステップS46)。例えば制御部20は入力されたランドルト環の向きが正解か否か判定する。Yesのとき、検査用視標62を小さくする(ステップS48)。例えば制御部20または検査者は、検査用視標62の大きさを1ランク小さくする。ステップS42に戻る。
被検者の視認の結果、ステップS46においてNoのとき、検査用視標62を大きくする(ステップS50)。例えば、制御部20または検査者は、検査用視標62の大きさを1ランク大きくする。ステップS42と同様に、検査用視標62を網膜74に投影する(ステップS52)。ステップS44と同様に、結果を入力する(ステップS54)。
視力が決定できるか判定する(ステップS56)。例えば制御部20または検査者は、これまでの検査結果から被検者の視力が決定できるか判定する。Noのとき、検査用視標62の大きさを変更するか判定する(ステップS58)。例えば制御部20または検査者は、これまでの検査結果から検査用視標62の大きさを変更するか判定する。Noのとき、ステップS52に戻る。
Yesのとき、検査用視標62の大きさを変更する(ステップS60)。例えば、制御部20または検査者は、検査用視標62の大きさを変更する。ステップS52に戻る。被検者の視認の結果、ステップS56においてYesのとき、被検者の視力を決定する(ステップS62)。例えば、制御部20または検査者は、被検者の視力を決定する。その後、図8に戻る。
ステップS56およびS58の処理の例を説明する。最大5回同じ検査用視標62の大きさでステップS52からS60を繰り返す。同じ検査用視標62の大きさで3回正解すると、検査用視標62を1ランク小さくし、ステップS52に戻る。同じ検査用視標62の大きさで3回不正解となると、3回正解した最も小さな検査用視標62に相当する視力に決定する。初回の5回で3回不正解となったときは、検査用視標62の大きさを1ランク大きくしてステップS52に戻る。
図14(a)から図14(d)は、実施例1における画像の例である。図14(a)に示すように、中心視野の獲得視力を測定する画像60では、画像60の中心に検査用視標62としてランドルト環を投影する。検査用視標62を囲むように固視視標64として複数のドットパターンを投影する。被検者は、複数のドットパターンを一様にみることにより、検査用視標62は網膜74の中心に投影される。
網膜74に投影する画像60が固視視標を有する例を説明する。図14(b)および図14(c)に示すように、周辺視野の獲得視力を測定する画像60では、画像60の中心54に固視視標64を投影する。被検者に固視視標64を固視させることにより、検査用視標62が網膜74内の所望の位置に投影される。図14(d)に示すように、検査用視標62は文字でもよい。
網膜74の中心付近に固視視標64を投影せずに、網膜74の周辺に検査用視標62を投影すると、被検者の視線は固視視標64に移動してしまう。そこで、画像60の中心54に固視視標64を投影することで、画像60の中心54付近が網膜74の中心付近に投影される。被検者の視線を固定させるためには、固視視標64を表示せずに、検査用視標62を点滅表示させてもよい。これにより、被検者の視線は検査用視標62に移動しない。よって、検査用視標62を網膜74の所望領域に投影できる。
図15は、実施例1における表示装置の画面例を示す図である。表示装置は、図1の入力部22と表示部24を変えており画面58がタッチパネルとなっている。図15に示すように、画面58には、各表示およびタッチパネルのボタンが表示されている。表示41には初期視力が表示される。図8のステップS10において、被検者または検査者は視力設定ボタン42を操作することで、初期視力を設定する。
図8のステップS14において、被検者または検査者は8方向表示ON/OFFボタン43を押すことにより、周辺視野測定が選択され、図10(b)に示すような周辺視野測定用の検査用視標62が投影されるとともに、表示エリア45にも同様の検査用視標62が表示される。図8のステップS16において、被検者または検査者はボタン44を押すことにより検査用視標62の明るさを設定する。周辺視野測定が選択されたことから、図8のステップS20において、被検者または検査者は、周辺視野の位置を設定する。表示エリア45に周辺視野の位置が表示される。図13の処理は、被検者または検査者がボタン46を押すことにより開始される。検査者は表示47により、表示されている検査用視標62を確認できる。図13のステップS44およびS54において、被検者または検査者はボタン48を押すことにより結果を入力する。図8のステップS24において、検査結果は表示49に表示される。ボタン40は、検査中に検査を強制終了するボタンである。
実施例1によれば、投影部10は、レーザ光50を2次元に走査することで、被検者の網膜74にレーザ光50を用い画像60を投影する。ビーム径設定部(例えばアパーチャ25)は、レーザ光50のビーム径を設定する(図8のステップS11)。開口数設定部(例えばコリメートレンズ27)は、レーザ光50の開口数を設定する(図13のステップS41)。投影部10は、設定されたビーム径および設定された開口数を有するレーザ光50を用い被検者の視覚情報を測定するための画像60(検査用画像)を、網膜74に投影する(図13のステップS42およびS52)。その後、制御部20または検査者は、被検者の画像60の視認に応じた応答に基づき被検者の視覚情報を測定する。これにより、実験1、シミュレーション1および2のように、レーザ光50のビーム径および開口数を適切に設定することで、適切に被検者の視覚検査を行うことができる。
図11のステップS32のように、投影部10は、開口数の変化に基づき被検者に適した開口数を設定するための調整用画像63を網膜74に投影する。その後、制御部20または検査者は、開口数の変化に応じ入力部22に入力される被検者の応答に基づき、被検者に適した開口数を決定する。実験1、シミュレーション1および2のように、レーザ光50のビーム径を適切に設定することで、被検者に適した開口数の設定が可能となる。眼科医または検眼士がレンズの屈折率を調整しなくてもよいため、簡単に被検者に適した開口数の設定が可能となる。被検者に適した開口数により、被検者の遠視度、近視度、焦点距離を決定できる。
図13のように、開口数設定部(例えばコリーメートレンズ27)は被検者に適した開口数に設定する(ステップS40)。投影部10は被検者に適した開口数を有するレーザ光50を用い画像60(検査用画像)を網膜74に投影する(ステップS42およびS52)。このように、開口数を被検者に適した開口数とし、被検者の視力を測定することで、最大の獲得視力等の視覚情報を測定できる。
例えば、白内障手術または角膜屈折異常による角膜移植手術を行う前に、獲得視力を測定することで、手術後にどの程度視力が回復するか確認できる。また、獲得視力を測定することで、網膜疾患の診断や白内障の事前診断を行うことができる。
また、入力部22は、被検者の画像60の視認に応じた応答が入力される。制御部20(検査部)は、入力部22に入力された応答に基づき被検者の視覚情報を測定する。これにより、制御部20が、視覚情報の測定を実施できる。
図11のように、制御部20は、開口数の変化(ステップS34)に応じ入力部22に入力される被検者の応答(ステップS36)に基づき被検者に適した開口数を決定(ステップS38)する。図13のように、制御部20は、被検者に適した開口数(ステップS40)を有するレーザ光を用い網膜74に画像60を投影し(ステップS42およびS52)、画像60の視認に応じ入力部22に入力された応答(ステップS54)に基づき被検者の視覚情報を測定する(ステップS62)。これにより、制御部20は、被検者に適した開口数を用い、被検者の視覚情報を測定できる。
図9のように、画像60は、被検者の視覚情報を測定するための、大きさの異なる検査用視標62を含む。これにより、被検者の視力を判定できる。
図8のステップS14およびS20において、入力部22には、被検者の視覚情報を測定するための検査用視標62を投影する網膜74内の位置の情報が入力される。図13のステップS42およびS52において、投影部10は、位置の情報に対応する網膜74内の位置に検査用視標62を含む画像60(検査用画像)を網膜74に投影する。これにより、制御部20または検査者は中心視野測定または周辺視野測定を行うことができる。
このような実施例1における動作により、被検者の視覚情報である視力、視野の測定に基づいた視覚検査を行うことができる。
[ディオプタ値の算出]
図16(a)は、実施例1におけるディオプタ値を算出する処理のフローチャートである。図16(a)に示すように、図8のステップS11と同様に、レーザ光50のビーム径を設定する(ステップS11)。例えばビーム径を800μmより大きくする。図8のステップS12と同様に開口数の調整を行う(ステップS12)。ディオプタ値を決定する(ステップS70)。例えば、ステップS12において決定された被検者に適した開口数からディオプタ値を決定する。ディオプタ値の決定は例えば制御部20または検査者が行う。
ディオプタ値は焦点距離の逆数で算出されるので、コリメートレンズ27の位置とディオプタ値とを対応させたテーブルをあらかじめ記憶部23に記憶しておく。制御部20がこのテーブルを参照してコリメートレンズ27の位置からディオプタ値を取得することで、ディオプタ値を算出できる。または、被験者に適した開口数とディオプタ値とを対応させるテーブルを記憶しておくことで、同様に被験者に適した開口数に対応するディオプタ値を取得することもできる。ディオプタ値の算出結果を出力する(ステップS24)。
図16(a)のステップS12において、投影部10は、開口数の変化に基づき被検者のディオプタ値を算出するための画像(例えば図12(a)および図12(b)の調整用画像63)を網膜に投影する(図11のステップS32)。その後、制御部20または検査者は、図11のステップS38で決定された被検者に最適な開口数に基づき被検者のディオプタ値を決定する(ステップS70)。このように、開口数を変化させることで、被検者のディオプタ値を算出することが可能となる。眼科医または検眼士がレンズの屈折率を調整しなくてもよいため、簡単にディオプタ値の算出が可能となる。
[乱視度の測定]
図16(b)は、実施例1における乱視を評価する処理のフローチャートである。図16(b)に示すように、図8のステップS11と同様に、レーザ光50のビーム径を設定する(ステップS11)。例えばビーム径を800μmより大きくする。
乱視の調整を行う(ステップS72)。例えば、レーザ光の集光パワーをレーザ光の断面内の方向により異ならせるトーリックレンズ26をレーザ光50が通過するように配置する。投影部10は乱視検査用画像(例えば図12(a)のチェッカパターン)を網膜74に投影する。トーリックレンズ26をレーザ光50に対し回転させる。および/または曲率の異なるトーリックレンズ26を用いる。被験者に見える乱視検査用画像が歪まないようにトーリックレンズ26を調整する。トーリックレンズ26を回転させることで、被検者の乱視軸方向を調整できる。曲率の異なるトーリックレンズ26を用いることで、被検者の度数を調整できる。乱視の調整は、制御部20または検査者が行なう。
乱視の調整結果から乱視度を決定する(ステップS74)。例えば、トーリックレンズ26の調整結果から被験者の乱視軸方向および度数を決定する。乱視度の決定は、制御部20または検査者が行なう。乱視度の結果を出力する(ステップS24)。
図16(b)のように、トーリックレンズ26を調整することで、被検者の乱視を評価することが可能となる。眼科医または検眼士がレンズの歪の調整を行わなくてもよいため、簡単に乱視を評価できる。
以上のように、被検者の視覚情報を測定する検査用画像としては、被検者の視覚情報としての、視力または視野の測定または乱視を評価するための画像とすることができる。
ビーム径設定部(例えばアパーチャ25)は、レーザ光50のビーム径を800μmより大きく設定する(図8のステップS11)。投影部10は800μmより大きいビーム径を有するレーザ光を用い被検者の視覚情報を測定するための画像60(検査用画像)を網膜74に投影する(図13のステップS42およびS52)。これにより、実験1、シミュレーション1および2のように、前眼部の影響を受け難いため、獲得視力等の視覚情報の測定、視野の測定、被検者に適した開口数の設定、ディオプタ値を算出、および/または乱視の評価が可能となる。
[ビーム径の調整]
以上の例では、レーザ光50のビーム径を固定(例えば800μmより大きく固定)して視覚検査を行う例を説明したが、角膜72に入射するときのレーザ光50のビーム径を調整してもよい。図17は、実施例1における調整工程(図8のステップS12)の例を示すフローチャートである。
図17に示すように、ビーム径を初期値に設定する(ステップS76)。ビーム径の設定は、図8のステップS11と同様に制御部20または検査者が行う。例えばビーム径を900μmとする。制御部20は、画像を表示する(ステップS78)。例えば、投影部10は制御部20の指示によりランドルト環、図12(a)または図12(b)のような調整用画像63を網膜74に投影する。
図11のステップS34からS38と同様に開口数を調整する(ステップS80)。ビーム径の変更が終了したか判定する(ステップS82)。Noの場合ビーム径を変更する(ステップS84)。例えばビーム径を1200μmとする。その後ステップS80に戻る。ビーム径は例えば3000μmまで任意の間隔で変更する。
例えば3000μmのビーム径で開口数の調整が終了すると、ステップS82においてYesと判定する。ステップS82においてYesのとき、ビーム径および開口数を決定する(ステップS86)。例えば制御部20または検査者は、被検者が調整用画像が最もよくみえたビーム径および開口数にビーム径および開口数を設定する(ステップS88)。例えば制御部20または検査者は図16(b)のステップS72と同様に乱視の調整を行う。乱視度を設定する(ステップS90)。例えば制御部20または検査者は被検者に最も適したトーリックレンズ26を設定する。その後図8に戻る。
図17のように、被検者に適したビーム径、開口数および乱視度に設定した後に、図8において視力検査を行う。これにより、被検者の最大の獲得視力を測定できる。
[実施例1の変形例1]
実施例1の変形例1は、斜視角を測定する機能を有する例である。図18は、実施例1の変形例1に係る視覚検査装置の光学系を示す図である。図18に示すように、投影ブロック80は、走査部13、平面ミラー17、レンズ18および19を備えている。回動部82は、投影ブロック80を眼球70に対し回動させる。回動部82は、例えば投影ブロック80を駆動するアクチュエータである。角度検出部84は、投影ブロック80の眼球70に対する角度を検出する。回動部82は、眼球70に対しレーザ光50が照射させる方向を変えることができれば、投影部10全体を回動させてもよいし、投影部10の一部を回動させてもよい。その他の構成は実施例1と同じであり説明を省略する。
図19(a)および図19(b)は、実施例1の変形例1における回動部の角度を示す図である。YZ面は被検者の顔86の正面である。+Z方向は顔86の上方向、-Z方向は顔86の下方向、+Y方向は被検者からみて右方向、-Y方向は被検者からみて左方向、および-X方向は顔86の法線方向である。
図19(a)に示すように、顔86の法線88に対する投影ブロック80のZ方向の角度を角度θ1とする。図19(b)に示すように、顔86の法線88に対する投影ブロック80のY方向の角度を角度θ2とする。角度θ1およびθ2は、投影ブロック80の眼球70に対する角度である。
図20は、実施例1の変形例1における斜視角を測定する処理のフローチャートである。図20に示すように、図8のステップS11と同様に、レーザ光50のビーム径を設定する(ステップS11)。例えばビーム径を800μmより大きくする。制御部20または検査者は、被検者が正面を向いた状態で角度θ1およびθ2を0°とする(ステップS92)。制御部20または検査者は、検査用視標を網膜74に投影する(ステップS94)。検査用視標は例えば図10(a)の検査用視標62である。
被検者が斜視でない場合、角度θ1およびθ2を0°とすると、正面を向いた被検者は画像の中心の検査用視標を視野の中心に視認できる。被検者が斜視の場合、被検者は正面を向いたつもりでも瞳孔が正面(-X方向)を向いていない。このため、角度θ1およびθ2を0°としても、画像の中心の検査用視標が網膜74の中心に投影されない。よって、被検者は検査用視標を視野の中心に視認できない。そこで、被検者は角度θ1およびθ2を調整する(ステップS96)。例えば被検者は回動部82を用い投影ブロック80を回動させる。被検者が検査用視標を視野の中心に視認できると、制御部20または検査者は角度検出部84に角度θ1およびθ2を検出させる(ステップS98)。制御部20は、角度検出部84が検出した角度θ1およびθ2を被検者の斜視角に関連する情報として出力する(ステップS24)。
実施例1の変形例1によれば、回動部82は、被検者の眼球70に照射されるレーザ光50を眼球70に対し回動させる。角度検出部84は、眼球70に対する眼球70に照射されるレーザ光50の角度θ1およびθ2を検出する。これにより、被検者の斜視角を検査することができる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 投影部
11 光源
13 走査部
20 制御部
22 入力部
24 表示部
25 アパーチャ
26 トーリックレンズ
27 コリメートレンズ
60 画像
62 検査用視標
70 眼球
72 角膜
74 網膜
76 水晶体
78 硝子体
80 投影ブロック
82 回動部
84 角度検出部

Claims (13)

  1. レーザ光を2次元に走査することで、被検者の網膜に前記レーザ光を用い画像を投影する投影部と、
    前記レーザ光のビーム径を設定するビーム径設定部と、
    前記レーザ光の開口数を設定する開口数設定部と、
    を備え、
    前記投影部は、前記設定されたビーム径および前記設定された開口数を有するレーザ光を用い前記被検者の視覚情報を測定するための検査用画像と、前記開口数の変化に基づき前記被検者に適した開口数を設定するための画像または前記開口数の変化に基づき前記被検者のディオプタ値を算出するための画像と、を、前記網膜に投影する視覚検査装置。
  2. レーザ光を2次元に走査することで、被検者の網膜に前記レーザ光を用い画像を投影する投影部と、
    前記レーザ光のビーム径を設定するビーム径設定部と、
    前記レーザ光の開口数を設定する開口数設定部と、
    前記被検者の検査用画像の視認に応じた応答が入力される入力部と、
    前記入力部に入力された応答に基づき前記被検者の視覚情報を測定する制御部と、
    を備え、
    前記投影部は、前記設定されたビーム径および前記設定された開口数を有するレーザ光を用い前記被検者の前記視覚情報を測定するための前記検査用画像を、前記網膜に投影し、
    前記制御部は、前記開口数の変化に応じ前記入力部に入力される前記被検者の応答に基づき前記被検者に適した開口数を決定し、前記被検者に適した開口数を有するレーザ光を用い前記網膜に投影された前記検査用画像の視認に応じ前記入力部に入力された応答に基づき前記被検者の前記視覚情報を測定する視覚検査装置。
  3. 前記開口数設定部は前記被検者に適した開口数に設定し、前記投影部は前記被検者に適した開口数を有するレーザ光を用い前記被検者の視覚情報を測定するための前記検査用画像を前記網膜に投影する請求項1または2に記載の視覚検査装置。
  4. (削除)
  5. 前記検査用画像は、前記被検者の視覚情報としての、視力もしくは視野の測定または乱視を評価するための画像である請求項1から3のいずれか一項に記載の視覚検査装置。
  6. (削除)
  7. (削除)
  8. 前記検査用画像は、前記被検者の視覚情報を測定するための、大きさの異なる検査用視標を含む請求項1から3および5のいずれか一項に記載の視覚検査装置。
  9. 前記検査用画像は、前記被検者の視線を固定させるための固視視標と、前記視覚情報を測定するための検査用視標とを含む請求項1から3、5および8のいずれか一項に記載の視覚検査装置。
  10. 前記検査用画像は、前記視覚情報を測定するための検査用視標を含み、前記検査用視標が点滅する請求項1から3、5、8および9のいずれか一項に記載の視覚検査装置。
  11. 前記被検者の視覚情報を測定するための検査用視標を投影する前記網膜内の位置の情報が入力される入力部を備え、
    前記投影部は、前記位置の情報に対応する前記網膜内の位置に前記検査用視標が投影されるように前記検査用画像を前記網膜に投影する請求項1から3、5および8から10のいずれか一項に記載の視覚検査装置。
  12. 前記ビーム径設定部は、前記レーザ光のビーム径を800μmより大きく設定し、前記投影部は800μmより大きいビーム径を有するレーザ光を用い前記被検者の視覚情報を測定するための前記検査用画像を前記網膜に投影する請求項1から3、5および8から11のいずれか一項に記載の視覚検査装置。
  13. 前記被検者の眼球に照射されるレーザ光を前記眼球に対し回動させる回動部と、
    前記投影部の眼球に対する前記眼球に照射されるレーザ光の角度を検出する角度検出部と、
    を備える、請求項1から3、5および8から12のいずれか一項に記載の視覚検査装置。
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