JP6993293B2 - How to reinforce existing structures in the ground - Google Patents
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Description
本発明は、地盤中の既設構造物を補強する方法に関する。 The present invention relates to a method for reinforcing an existing structure in the ground.
特許文献1は、既設の地下埋設物を支持する方法として、地盤中にシールドトンネルを構築する工程と、シールドトンネルから複数の柱部材を地盤面に向けて立設する工程と、柱部材間に桁部材を架け渡す工程と、桁部材に地下埋設物を支持させる工程とを含むことを開示している。
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、各柱部材の設置位置や姿勢が設計に対してずれることがしばしばあった。それゆえ、各柱部材の設置後に各柱部材の位置などを計測し、この計測結果に応じて個別に桁部材を加工した後、桁部材を現場に搬入して設置する必要があった。従って、地盤中の既設構造物(例えば地下トンネルや埋設配管など)を補強するに際して、特許文献1に開示の柱部材と桁部材とからなる基礎構造物を用いても、当該基礎構造物の構築作業に前述の桁部材の加工作業が含まれるため、当該基礎構造物の構築に手間を要していた。
However, in the technique disclosed in
本発明は、このような実状に鑑み、地盤中の既設構造物を簡易に補強する方法を提供することを目的とする。 It is an object of the present invention to provide a method for easily reinforcing an existing structure in the ground in view of such an actual situation.
そのため本発明では、地盤中の既設構造物の補強する方法は、地盤中における既設構造物の両側方かつ下方に杭の本体部を構築する杭本体部構築工程と、既設構造物を仮支持手段により仮支持する仮支持工程と、杭の本体部の上方かつ既設構造物の下方に空間部を形成するように地盤を掘削する空間部形成工程と、空間部内にて、横桁の両端部を、それぞれ、杭の本体部の上端部に連結することにより、杭の本体部と横桁とを含む門型の基礎構造物を構築する基礎構造物構築工程と、既設構造物に基礎構造物を連結する基礎構造物連結工程と、を含む。基礎構造物構築工程では、横桁の両端部にそれぞれ取り付けられた筒状部材を、空間部内にて杭の本体部の上端部に連結することにより、横桁の両端部を、筒状部材を介して、杭の本体部の上端部に連結する。 Therefore, in the present invention, the method of reinforcing the existing structure in the ground is a pile main body construction step of constructing the main body of the pile on both sides and below the existing structure in the ground, and a temporary support means for the existing structure. Temporary support step to temporarily support by, space part formation step to excavate the ground so as to form a space part above the main body of the pile and below the existing structure, and both ends of the cross girder in the space part. , The foundation structure construction process to construct a gate-shaped foundation structure including the main body of the pile and the cross girder by connecting to the upper end of the main body of the pile, and the foundation structure to the existing structure. Including a step of connecting basic structures to be connected. In the foundation structure construction process, the tubular members attached to both ends of the cross girder are connected to the upper ends of the main body of the pile in the space, so that both ends of the cross girder are connected to the tubular members. It is connected to the upper end of the main body of the pile via.
本発明によれば、横桁の両端部にそれぞれ取り付けられた筒状部材を、空間部内にて杭の本体部の上端部に連結することにより、横桁の両端部を、筒状部材を介して、杭の本体部の上端部に連結する。ゆえに、杭の本体部の上端部と筒状部材との相対的な位置合わせを行った上でこれらを互いに連結することで横桁が筒状部材を介して杭の本体部に連結されるので、基礎構造物を構成する杭の本体部と横桁とを簡易に連結することができ、ひいては、地盤中の既設構造物を簡易に補強することができる。 According to the present invention, by connecting the tubular members attached to both ends of the cross girder to the upper end portion of the main body portion of the pile in the space portion, both ends of the cross girder are connected via the tubular member. And connect to the upper end of the main body of the pile. Therefore, the cross girder is connected to the main body of the pile via the tubular member by connecting them to each other after performing relative alignment between the upper end of the main body of the pile and the tubular member. , The main body of the pile constituting the foundation structure and the cross girder can be easily connected, and the existing structure in the ground can be easily reinforced.
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明の第1実施形態における地盤G中の既設構造物1の補強構造2を示す図である。
既設構造物1は、例えば地下トンネルや埋設配管などの既設の地中構造物である。既設構造物1は例えば水平一方向に延在している。本実施形態では、既設構造物1が図1の紙面手前側から奥側に向かって延びている。ここで、説明の便宜上、図1における紙面手前側を後側とし、奥側を前側とし、図1に示すように左右・上下を規定して以下説明する。
FIG. 1 is a diagram showing a
The existing
既設構造物1の補強構造2は、複数の門型の基礎構造物3と、複数の連結手段4とを有する。
本実施形態では複数の基礎構造物3が前後方向(既設構造物1の延在方向)に互いに間隔を空けて並んでいる。基礎構造物3は、左右一対の杭5,5と、横桁6とにより構成される。左右一対の杭5,5は、既設構造物1の左右両側方かつ下方に構築されており、上下方向に延びている。横桁6は、左右方向(既設構造物1の延在方向に直交する方向)に延びており、既設構造物1の下方に位置する。尚、本実施形態では、横桁6が鋼製の箱桁であるとして以下説明するが、横桁6の構成はこれに限らない。
The
In the present embodiment, a plurality of
連結手段4は、各基礎構造物3の横桁6と既設構造物1とを連結する役割を果たすものである。連結手段4は例えば金属製のスペーサー4aと線状部材(図示せず)とを備える。スペーサー4aは、各基礎構造物3の横桁6の上面と既設構造物1の下面との間に介装され得る。前述の線状部材は、その両端が、基礎構造物3の横桁6と既設構造物1とにそれぞれ固定されている。既設構造物1が基礎構造物3の横桁6に近づく変位については、スペーサー4aによって当該変位が制限される。一方、既設構造物1が基礎構造物3の横桁6から遠ざかる変位については、前述の線状部材によって当該変位が制限される。すなわち、連結手段4によって、既設構造物1と基礎構造物3の一体性が確保される。尚、連結手段4の構成については、既設構造物1と基礎構造物3の一体性が確保される限りにおいて、任意である。つまり、連結手段4は、スペーサー4aと線状部材とにより構成されるものに限らない。
The connecting means 4 plays a role of connecting the
本実施形態では、杭5は、その主要部分を構成する本体部7と、本体部7より上側の部分を構成する上部構成部材である筒状部材8とにより構成されている。本実施形態では、杭5は、円形断面を有する鋼管杭である。ゆえに、本体部7と筒状部材8とは共に、上下方向に延びる同径の鋼管(管状部材)で形成されている。
In the present embodiment, the
筒状部材8は、上面閉口かつ下面開口の筒状である。本実施形態では、横桁6の両端にそれぞれ筒状部材8が取り付けられている。本実施形態では、基礎構造物3の上部ユニット9は、横桁6と、この横桁6の両端にそれぞれ取り付けられた一対の筒状部材8,8とによって構成されている。上部ユニット9は地上にて組み立てられ得る。ここで、図2(A)は上部ユニット9の上面図であり、図2(B)は上部ユニット9の正面図である。
The
次に、既設構造物1を補強する方法について、前述の図1及び図2に加えて、図3~図6を用いて説明する。
図3(ア)~図6(ク)は、本実施形態における地盤G中の既設構造物1の補強方法を示す図である。
Next, a method of reinforcing the existing
3 (a) to 6 (c) are views showing a method of reinforcing the existing
既設構造物1の補強方法では、まず、図3(ア)に示すように、テンプレート部材10を地盤面(地面)GS上に設置する。
ここで、テンプレート部材10について、図7を用いて説明する。図7は、本実施形態におけるテンプレート部材10を示す図である。詳しくは、図7(A)はテンプレート部材10の上面図であり、図7(B)は図7(A)のI-I断面図であり、図7(C)は、テンプレート部材10と掘削孔15とヤットコ17及び杭5の本体部7との位置関係を示す上面図である。
In the method of reinforcing the existing
Here, the
テンプレート部材10は、地盤面GS上に設置される板状部材11と、板状部材11を上下に貫通するように板状部材11に形成された一対の貫通孔12,12とにより構成されている。板状部材11は、上面視で、左右方向を長辺とし、前後方向を短辺とする矩形状である。一対の貫通孔12,12は、板状部材11の左右両側に形成されている。貫通孔12は円形断面を有する。一対の貫通孔12,12の各々の中心C1間の距離L1は、門型の基礎構造物3を構成する一対の杭5,5の各々の本体部7の中心軸C2間の距離L2(図1参照)に対応している。ゆえに、一対の貫通孔12,12を有するテンプレート部材10は、門型の基礎構造物3を構成する一対の杭5,5の各々の本体部7同士の間の間隔を規定する機能を有する。また、テンプレート部材10の貫通孔12は、地盤面GSにおける杭5の本体部7の建て込み用の掘削孔形成予定位置P(図3(ア)参照)を規定する機能を有する。テンプレート部材10については、これら機能を実現するために、地盤面GS上への設置時に、正確な高さや水平精度が確保され得る。
The
地盤面GS上へのテンプレート部材10の設置が完了すると、次に、図3(イ)に示すように、地盤面GSにおける掘削孔形成予定位置P(すなわち、地盤面GS上に設置されたテンプレート部材10の貫通孔12の位置)から地盤Gを下向きに掘削して掘削孔15を形成する。掘削孔15は、杭5の本体部7の建て込み用の孔である。ここで、掘削孔15内は、安定液(ベントナイト溶液)で満たされる。
When the installation of the
オールケーシング工法によって掘削孔15の形成が行われる場合には、オールケーシング工法で用いられる円筒状のケーシング(図示せず)がテンプレート部材10の貫通孔12内に挿入されるので、貫通孔12の内径は当該ケーシングの外径より若干大きい。ゆえに、上面視で、掘削孔15は、テンプレート部材10の貫通孔12内に形成され得る(図7(C)参照)。ここで、テンプレート部材10の貫通孔12の中心C1が掘削孔15の中心軸上に位置し得る。尚、掘削孔15の形成にオールケーシング工法以外の工法が用いられてもよいことは言うまでもない。例えば、掘削孔15の形成には、リバースサーキュレーション工法が用いられ得る。
When the
次に、図4(ウ)に示すように、掘削孔15内に杭5の本体部7を建て込む。この建て込みには、円形断面を有するヤットコ(仮杭)17が用いられる。本実施形態では、ヤットコ17の下端部は、杭5の本体部7の上端部に容易に着脱可能に固定されている。ここにおいて、杭5の本体部7の外径は、掘削孔15の内径よりも小さい。ゆえに、掘削孔15内に建て込まれた杭5の本体部7の外周面と掘削孔15の内周面との間には間隙が形成され得る。この間隙に安定液が存在し得る。
Next, as shown in FIG. 4 (c), the
掘削孔15内に建て込まれた杭5の本体部7については、上面視でヤットコ17の中心(杭5の本体部7の中心軸C2)がテンプレート部材10の貫通孔12の中心C1に一致するようにヤットコ17をテンプレート部材10に対して位置合わせした状態(図7(C)参照)で、掘削孔15の底部に根固め材を充填することにより(すなわち、掘削孔15の底部の安定液を根固め材に置き換えることにより)、杭5の本体部7の下端部に根固め部20が形成される。ここで、根固め材は、例えば、ソイルモルタル、モルタル、及びコンクリートのいずれかであり得る。
Regarding the
次に、図4(ウ)に示すように、掘削孔15の内周面と、杭5の本体部7の外周面と、根固め部20とによって囲まれる領域Q内において、上側部分Q1と下側部分Q2とのうち、下側部分Q2のみに充填材21を充填する(すなわち、領域Qの下側部分Q2の安定液を充填材21に置き換える)。充填材21は、例えば、ソイルモルタル、モルタル、及びコンクリートのいずれかであり得る。
Next, as shown in FIG. 4 (c), in the region Q surrounded by the inner peripheral surface of the
この時点で、領域Qの上側部分Q1は、安定液で満たされたままである。ゆえに、杭5の本体部7の略下半分が根固め部20及び充填材21を介して地盤Gに固定されている状態で、杭5の本体部7の略上半分が、若干撓むことができる。尚、杭5の本体部7の略上半分を撓ませるためには、領域Qの上側部分Q1における掘削孔15の内周面と杭5の本体部7の外周面との間の間隙が5cm~40cmの範囲内であることが好ましく、10~20cmの範囲内であることが更に好ましい。
この後、掘削孔15内からヤットコ17を撤去すると共に、地盤面GS上からテンプレート部材10を撤去する。
At this point, the upper portion Q1 of the region Q remains filled with the stabilizing solution. Therefore, in a state where the substantially lower half of the
After that, the
ここで、図3(ア)~図4(ウ)に示した工程が、本発明の「杭本体部構築工程」に対応する。この工程では、地盤G中における既設構造物1の左右両側方かつ下方に杭5の本体部7が構築される。
Here, the steps shown in FIGS. 3 (a) to 4 (c) correspond to the “pile body portion construction step” of the present invention. In this step, the
図3(ア)~図4(ウ)では1つの基礎構造物3を構成する2つの杭5の本体部7の構築について説明したが、これと同様に、前後方向に互いに間隔を空けて並び得る複数の基礎構造物3の各々の杭5の本体部7が構築され得る。
In FIGS. 3A to 4C, the construction of the
次に、図4(エ)に示すように、地盤Gに左右一対の山留25,25を設置する。山留25は、既設構造物1と略平行に前後方向に延在している。山留25,25間には、既設構造物1と、多数の杭5の本体部7(及び掘削孔15)とが位置する。ゆえに、杭5の本体部7における既設構造物1側と反対の側の側方に山留25が設置される。ここにおいて、山留25の下端部が杭5の本体部7の上端部よりも低位に位置するように山留25が地盤Gに設置される。
Next, as shown in FIG. 4 (d), a pair of left and
次に、図5(オ)に示すように、地盤Gのうち山留25,25によって区画される領域(山留25,25によって囲まれる領域)Rを掘削する。また、山留25,25を支持する支保工26を設置する。
支保工26は複数の切梁27と複数の腹起し(図示せず)とを含み得る。本実施形態では、複数の切梁27によってフレーム構造が形成されている。支保工26は、本発明の「仮支持手段」として機能して、既設構造物1を仮支持し得る。
Next, as shown in FIG. 5 (e), the area R of the ground G partitioned by the
The
地盤Gの領域Rを掘削する工程では、支保工26によって仮支持された既設構造物1の下方、かつ、杭5の本体部7の上端部の上方に空間部30が形成される。地盤Gの領域Rを掘削する工程では、予め設定された床付け面31に達するまで掘削が行われる。ここで、掘削が床付け面31に達するまで行われると杭5の本体部7の上端部が地盤Gから露出するように、前述の「杭本体部構築工程」にて杭5の本体部7が構築されている。
In the step of excavating the region R of the ground G, the
ここで、図4(エ)及び図5(オ)に示した工程が、本発明の「仮支持工程」及び「空間部形成工程」に対応する。「仮支持工程」では、山留25を支持する支保工26により既設構造物1を仮支持する。「空間部形成工程」では、杭5の本体部7の上方かつ既設構造物1の下方に空間部30を形成するように地盤Gを掘削する。
Here, the steps shown in FIGS. 4 (d) and 5 (e) correspond to the "temporary support step" and the "space portion forming step" of the present invention. In the "temporary support process", the existing
尚、本実施形態では、山留25,25の全体を設置した後に地盤Gの領域Rの掘削と支保工26の設置とを行っているが、この他、山留25,25の設置を高さ方向に複数の段階に分けて、各段階ごとに、山留25,25間の地盤掘削と支保工26の設置とを行ってもよい。
山留25,25としては、親杭横矢板壁、シートパイル壁、柱列壁などの周知のものが採用され得る。
In this embodiment, after the
As the
次に、図5(カ)に示すように、空間部30内にて、上部ユニット9を左右一対の杭5の本体部7の上端部に連結することにより、門型の基礎構造物3を構築する。ここで、図5(カ)に示した工程が、本発明の「基礎構造物構築工程」に対応する。上部ユニット9と杭5の本体部7の上端部との連結時には、杭5の本体部7の略上半分を若干撓ませることができるので、容易に、上部ユニット9と杭5の本体部7の上端部との相互間の位置合わせを行いつつ、上部ユニット9と杭5の本体部7の上端部とを互いに連結することができる。上部ユニット9と杭5の本体部7の上端部との連結の詳細については、図8~図11を用いて後述する。
Next, as shown in FIG. 5 (f), the gate-shaped
図5(カ)では1つの基礎構造物3の構築について説明したが、これと同様に、前後方向に互いに間隔を空けて並ぶ複数の基礎構造物3の各々が構築され得る。
In FIG. 5 (f), the construction of one
次に、図6(キ)に示すように、領域Qの上側部分Q1に充填材22を充填する(すなわち、領域Qの上側部分Q1の安定液を充填材22に置き換える)。充填材22は、例えば、ソイルモルタル、モルタル、及びコンクリートのいずれかであり得る。
また、図6(キ)に示すように、既設構造物1を連結手段4を介して基礎構造物3の横桁6に連結する。ここで、図6(キ)に示した工程が、本発明の「基礎構造物連結工程」に対応する。既設構造物1が連結手段4を介して基礎構造物3によって支持されることにより、支保工26による既設構造物1の仮支持を解除することができる。尚、図6(キ)では、図示簡略化のため、支保工26の図示を省略しているが、支保工26による既設構造物1の仮支持を解除した後であっても、支保工26は山留25を支持している。
Next, as shown in FIG. 6 (g), the
Further, as shown in FIG. 6 (g), the existing
次に、図6(ク)に示すように、空間部30を含む、掘削された領域Rの埋戻しを行いつつ、支保工26の撤去を行う。また、山留25,25の撤去を行う。尚、場合によっては、山留25,25の撤去を行わずに、山留25,25を存置し得る。この埋戻しでは、現地発生土又はソイルモルタルが用いられ得る。
以上のようにして、既設構造物1が補強され得る。
Next, as shown in FIG. 6 (c), the
As described above, the existing
次に、上部ユニット9と杭5の本体部7の上端部との連結の詳細について、図8~図11を用いて説明する。図8は、本実施形態における杭5の本体部7の上端部のガイド部材40を示す図であり、詳しくは、図8(A)は、複数のガイド部材40を有する杭5の本体部7の上端部の上面図であり、図8(B)は、図8(A)のII-II断面図である。図9は、本実施形態における上部ユニット9と杭5の本体部7との連結方法を示す図であり、詳しくは、図9(A)は、上部ユニット9を杭5の本体部7の上端部に連結する直前の状態を示す図であり、図9(B)は、上部ユニット9を杭5の本体部7の上端部に連結した後の状態を示す図である。図10(ア)~図11(オ)は、本実施形態における基礎構造物3の構築方法を示す図である。
Next, the details of the connection between the
図8に示すように、杭5の本体部7の上端部の内周面には、複数の板状のガイド部材40が、杭5の本体部7の周方向に互いに間隔を空けて(好ましくは等間隔に)取り付けられている。尚、本実施形態では、図8(A)に8つのガイド部材40が図示されているが、杭5の本体部7の上端部の内周面に取り付けられる板状のガイド部材40の個数は8つに限らない。各ガイド部材40は、杭5の本体部7の上端部の内周面から径方向内方に向けて張り出している。ガイド部材40の上部には、上方に向かうほど杭5の本体部7の径方向内方に向かうように傾斜するテーパー部41が形成されている。
As shown in FIG. 8, on the inner peripheral surface of the upper end portion of the
本実施形態では、上部ユニット9と杭5の本体部7の上端部とを連結する際に、上部ユニット9の筒状部材8と杭5の本体部7の上端部とが、杭5の本体部7の外周面側から溶接される。それゆえ、杭5の本体部7の上端部の内周面におけるガイド部材40間には、裏当て金42が取り付けられている。尚、当該溶接において裏当て金42が不要であれば、裏当て金42を省略してもよい。
In the present embodiment, when the
図9(A)及び(B)に示すように、上部ユニット9と杭5の本体部7の上端部とを連結する際には、上部ユニット9の筒状部材8を、連結対象の杭5の本体部7の上端部の直上に位置させた後、上部ユニット9を下降させることで、上部ユニット9の筒状部材8を、複数のガイド部材40を介して、杭5の本体部7の上端部に嵌合させる。この上部ユニット9の下降時には、ガイド部材40が、筒状部材8の中心軸を杭5の本体部7の中心軸C2に一致させるように、筒状部材8を案内し得る。この嵌合時には、杭5の本体部7の略上半分を若干撓ませることができるので、容易に、上部ユニット9と杭5の本体部7の上端部との相互間の位置合わせを行いつつ、上部ユニット9と杭5の本体部7の上端部とを互いに嵌合させることができる。
As shown in FIGS. 9A and 9B, when connecting the
互いに嵌合した筒状部材8と杭5の本体部7の上端部とは、杭5の本体部7の外周面側から溶接される。尚、この溶接に先立って、筒状部材8の下端及び杭5の本体部7の上端には、それぞれ、図示しない開先が切ってある。
The
図10(ア)~図11(オ)では、後方から前方に向けて基礎構造物3を順次構築する様子を示している。ここでは、図10(ア)に示す基礎構造物3-1,3-2を構築した後に、図11(オ)に示す基礎構造物3-3を構築する段階について説明する。
10 (a) to 11 (e) show how the
まず、図10(ア)及び(イ)に示すように、空間部30内にて、上部ユニット9の延在方向を前後方向とした状態で、上部ユニット9を、連結対象の2つの杭5-3の本体部7-3の前方側(基礎構造物3-1,3-2と反対の側)から、2つの杭5-3の本体部7-3の近傍まで水平移動する。この水平移動の際には、左側の杭5の本体部7の列と右側の杭5の本体部7の列との間を上部ユニット9が通り得る。
First, as shown in FIGS. 10A and 10B, the
次に、図10(ウ)及び図11(エ)に示すように、上部ユニット9を、基礎構造物3-2に接触しないように、右90°回転させるか、又は、左90°回転させて、上部ユニット9の延在方向を左右方向とする。
Next, as shown in FIGS. 10 (c) and 11 (d), the
次に、図11(オ)に示すように、上部ユニット9の2つの筒状部材8を2つの杭5-3の本体部7-3の直上に位置させて、前述の図9(A)及び(B)にて説明したように、上部ユニット9と杭5-3の本体部7-3の上端部とを連結する。このようにして、基礎構造物3-3が構築される。
Next, as shown in FIG. 11 (e), the two
前述の図10(ア)~図11(オ)において、床付け面31上を走行可能な台車と、この台車に設けられて上下方向に伸縮自在なジャッキとが用いられてもよい。この場合には、上部ユニット9をジャッキを介して台車に載せた状態で当該台車を床付け面31上にて走行させることにより、上部ユニット9の水平移動を行うことができる。また、上部ユニット9をジャッキを介して台車に載せた状態で当該ジャッキを上下方向に伸縮させることにより、上部ユニット9を昇降することができる。また、この場合において、床付け面31のうち当該台車が走行する領域を含むように基礎コンクリートを打設し、その上に、台車走行用の軌条を設置してもよい。また、地上から空間部30への上部ユニット9の搬入を行うために、空間部30の左側方及び/又は右側方の地盤Gに、地盤面GS側から溝を掘り、上部ユニット9を地上からこの溝を介して空間部30に搬入するようにしてもよい。
In FIGS. 10 (a) to 11 (e) described above, a trolley that can travel on the
本実施形態によれば、地盤G中の既設構造物1の補強方法は、地盤G中における既設構造物1の両側方かつ下方に杭5の本体部7を構築する杭本体部構築工程(図3及び図4参照)と、既設構造物1を支保工26(仮支持手段)により仮支持する仮支持工程(図4及び図5参照)と、杭5の本体部7の上方かつ既設構造物1の下方に空間部30を形成するように地盤Gを掘削する空間部形成工程(図4及び図5参照)と、空間部30内にて、横桁6の両端部を、それぞれ、杭5の本体部7の上端部に連結することにより、杭5の本体部7と横桁6とを含む門型の基礎構造物3を構築する基礎構造物構築工程(図5参照)と、既設構造物1に基礎構造物3を連結する基礎構造物連結工程(図6参照)と、を含む。基礎構造物構築工程では、横桁6の両端部にそれぞれ取り付けられた筒状部材8を、空間部30内にて杭5の本体部7の上端部に連結することにより、横桁6の両端部を、筒状部材8を介して、杭5の本体部7の上端部に連結する(図5参照)。ゆえに、杭5の本体部7の上端部と筒状部材8との相対的な位置合わせを行った上でこれらを互いに連結することで横桁6が筒状部材8を介して杭5の本体部7に連結されるので、基礎構造物3を構成する杭5の本体部7と横桁6とを簡易に連結することができ、ひいては、地盤G中の既設構造物1を簡易に補強することができる。
According to the present embodiment, the method of reinforcing the existing
また本実施形態によれば、杭5は、本体部7と筒状部材8とにより構成される。ゆえに、杭5と横桁6とを容易に連結するために別部材を用いる必要がない。
また本実施形態によれば、筒状部材8は、杭5の本体部7の上端部に嵌合する(図9参照)。この嵌合により筒状部材8と杭5の本体部7の上端部とを互いに仮固定した状態でこれらを溶接することができる。
Further, according to the present embodiment, the
Further, according to the present embodiment, the
また本実施形態によれば、杭本体部構築工程は、既設構造物1の両側方かつ下方に構築される杭5の本体部7同士の間の間隔を規定するためのテンプレート部材10を地盤面GS上に設置することを含む(図3及び図4参照)。平面視で、テンプレート部材10の貫通孔12内には、杭5の本体部7が位置し得る(図7参照)。これにより、テンプレート部材10を用いて、杭5の本体部7を精度良く建て込むことができる。
Further, according to the present embodiment, in the pile main body construction step, the
また本実施形態によれば、テンプレート部材10の貫通孔12は、地盤面GSにおける杭5の本体部7の建て込み用の掘削孔形成予定位置Pを規定し得る(図3参照)。これにより、テンプレート部材10を用いて、掘削孔15を精度良く掘削形成することができる。
Further, according to the present embodiment, the through
また本実施形態によれば、杭本体部構築工程は、地盤面GS側から下方に地盤Gを掘削することにより、杭5の本体部7の建て込み用の掘削孔15を形成すること、掘削孔15内に杭5の本体部7を建て込むこと、掘削孔15の底部に根固め材を充填することにより、杭5の本体部7の下端部に根固め部20を形成すること、及び、掘削孔15の内周面と、杭5の本体部7の外周面と、根固め部20とによって囲まれる領域Q内において、上側部分Q1と下側部分Q2とのうち下側部分Q2のみに充填材21を充填すること、を含む(図3及び図4参照)。ゆえに、杭5の本体部7の略下半分が根固め部20及び充填材21を介して地盤Gに固定されている状態で、杭5の本体部7の略上半分が、若干撓むことができる。従って、上部ユニット9と杭5の本体部7の上端部との連結時には、杭5の本体部7の略上半分を若干撓ませることができるので、容易に、上部ユニット9と杭5の本体部7の上端部との相互間の位置合わせを行いつつ、上部ユニット9と杭5の本体部7の上端部とを互いに連結することができる。
Further, according to the present embodiment, in the pile main body construction step, excavation is performed by excavating the ground G downward from the ground surface GS side to form an
また本実施形態によれば、地盤G中の既設構造物1の補強方法は、基礎構造物構築工程にて基礎構造物3を構築した後に、領域Qにおける上側部分Q1に充填材22を充填することを含む(図6参照)。これにより、基礎構造物3と地盤Gとの一体性を向上させることができる。
Further, according to the present embodiment, in the method of reinforcing the existing
また本実施形態によれば、地盤G中の既設構造物1の補強方法は、杭5の本体部7における既設構造物1側と反対の側の側方に山留25を設置すること、地盤Gのうち山留25,25によって区画される領域Rを掘削すること、及び、山留25,25を支持する支保工26を設置すること、を含む(図4及び図5参照)。地盤Gのうち山留25,25によって区画される領域Rを掘削することは、空間部30を形成することを含む(図5参照)。支保工26は、既設構造物1を仮支持する。ゆえに、支保工26は、山留25,25を支持するという本来の機能に加えて、既設構造物1を仮支持する機能も有するので、支保工26を有効活用することができる。
Further, according to the present embodiment, the method of reinforcing the existing
尚、本実施形態では、本発明の「仮支持手段」として支保工26を用いて説明したが、この「仮支持手段」は支保工26に限らない。
また、本実施形態では、杭5が鋼管杭であるが、杭5は鋼管杭に限らない。例えば、SC杭(外殻鋼管付きコンクリート杭)であってもよい。
In the present embodiment, the
Further, in the present embodiment, the
次に、本発明の第2実施形態について、図12~図14を用いて説明する。
図12は、本実施形態における基礎構造物3’の上部ユニット9’を示す図であり、詳しくは、図12(A)は上部ユニット9’を構成するユニット部分9a,9bが互いに接合された状態の上部ユニット9’の上面図であり、図12(B)はユニット部分9a,9bが互いに接合された状態の上部ユニット9’の正面図であり、図12(C)及び(D)は、上部ユニット9の左側のユニット部分9aの上面図及び正面図であり、図12(E)及び(F)は、上部ユニット9の右側のユニット部分9bの上面図及び正面図である。図13及び図14は、本実施形態における基礎構造物3’の構築方法を示す図である。
前述の第1実施形態と異なる点について説明する。
Next, the second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 12 to 14.
FIG. 12 is a diagram showing the upper unit 9'of the foundation structure 3'in the present embodiment. Specifically, in FIG. 12A, the
The differences from the first embodiment described above will be described.
本実施形態では、横桁6’は、その長手方向に分割されて形成された複数(本実施形態では2つ)の横桁部材6a,6bからなる。上部ユニット9’は、その長手方向に分割されて形成された複数(本実施形態では2つ)のユニット部分9a,9bからなる。左側のユニット部分9aは、左側の横桁部材6aと筒状部材8とにより構成される。右側のユニット部分9bは、右側の横桁部材6bと筒状部材8とにより構成される。図12に示すように、上面視で、横桁部材6a,6b同士の接合面6p,6qは、横桁6’の長手方向に対して傾斜している。ユニット部分9a,9bは各々が地上にて組み立てられ得る。
In the present embodiment, the cross girder 6'consists of a plurality of
図13(ア)~図14(オ)では、後方から前方に向けて基礎構造物3’を順次構築する様子を示している。ここでは、図12(ア)に示す基礎構造物3’-1,3’-2を構築した後に、図14(オ)に示す基礎構造物3’-3を構築する段階について説明する。 13 (a) to 14 (e) show how the foundation structure 3'is sequentially constructed from the rear to the front. Here, a step of constructing the foundation structure 3'-3 shown in FIG. 14 (e) after constructing the foundation structures 3'-1 and 3'-2 shown in FIG. 12 (a) will be described.
まず、図13(ア)及び(イ)に示すように、空間部30内にて、右側のユニット部分9bの横桁部材6bの延在方向を前後方向とし、かつ、右側のユニット部分9bの後端部に筒状部材8が位置する状態で、右側のユニット部分9bの筒状部材8を、連結対象である右側の杭5-3の本体部7-3の直上に位置させて、前述の図9(A)及び(B)にて説明したのと同様に、右側のユニット部分9bの筒状部材8を、右側の杭5-3の本体部7-3の上端部に嵌合させる。この嵌合は遊嵌状態である。この工程では、例えば、右側のユニット部分9bを吊り下げて昇降可能な地上のクレーン(図示せず)が用いられる。ここにおいて、支保工26の切梁27間には、地上のクレーンを用いて右側のユニット部分9bを地上から空間部30内に搬入できる程度の間隙が空いている。
First, as shown in FIGS. 13A and 13B, in the
次に、図13(ウ)に示すように、右側のユニット部分9bの筒状部材8が右側の杭5-3の本体部7-3に遊嵌した状態で、右側のユニット部分9bの横桁部材6bを、右側の杭5-3の本体部7-3の中心軸回りに左90°回転させる。
Next, as shown in FIG. 13 (c), with the
次に、図14(エ)に示すように、空間部30内にて、左側のユニット部分9aの横桁部材6aの延在方向を前後方向とし、かつ、左側のユニット部分9aの後端部に筒状部材8が位置する状態で、左側のユニット部分9aの筒状部材8を、連結対象である左側の杭5-3の本体部7-3の直上に位置させて、前述の図9(A)及び(B)にて説明したのと同様に、左側のユニット部分9aの筒状部材8を、左側の杭5-3の本体部7-3の上端部に嵌合させる。この嵌合も遊嵌状態である。この工程においても、例えば、左側のユニット部分9aを吊り下げて昇降可能な地上のクレーン(図示せず)が用いられる。ここにおいても、支保工26の切梁27間には、地上のクレーンを用いて左側のユニット部分9aを地上から空間部30内に搬入できる程度の間隙が空いている。
Next, as shown in FIG. 14 (d), in the
次に、図14(オ)に示すように、左側のユニット部分9aの筒状部材8が左側の杭5-3の本体部7-3に遊嵌した状態で、左側のユニット部分9aの横桁部材6aを、左側の杭5-3の本体部7-3の中心軸回りに右90°回転させる。
Next, as shown in FIG. 14 (e), with the
次に、横桁部材6a,6b同士の接合面6p,6qを面合わせして、これらを互いに仮固定する。この仮固定には、例えば、添接板とボルトとが用いられる。また、この仮固定では、仮溶接が行われてもよい。
Next, the
この後、左側のユニット部分9aの筒状部材8と左側の杭5-3の本体部7-3の上端部とが、左側の杭5-3の本体部7-3の外周面側から溶接される。また、右側のユニット部分9bの筒状部材8と右側の杭5-3の本体部7-3の上端部とが、右側の杭5-3の本体部7-3の外周面側から溶接される。また、横桁部材6a,6b同士の接合面6p,6q箇所が溶接される。尚、この溶接に先立って、筒状部材8の下端及び杭5の本体部7の上端と、横桁部材6a,6b同士の接合面6p,6q箇所とには、それぞれ、図示しない開先が切ってある。
このようにして上部ユニット9’と左右両側の杭5-3の本体部7-3の上端部とを連結することで、基礎構造物3’-3が形成される。
After that, the
By connecting the upper unit 9'and the upper end portions of the main body portions 7-3 of the piles 5-3 on the left and right sides in this way, the foundation structure 3'-3 is formed.
特に本実施形態によれば、横桁6’は、その長手方向に分割されて形成された複数の横桁部材6a,6bからなる。左側の横桁部材6aに取り付けられた筒状部材8が左側の杭5-3の本体部7-3の上端部に遊嵌した状態で、左側の横桁部材6aが左側の杭5-3の本体部7-3の軸回りに回転自在である。また、右側の横桁部材6bに取り付けられた筒状部材8が右側の杭5-3の本体部7-3の上端部に遊嵌した状態で、右側の横桁部材6bが右側の杭5-3の本体部7-3の軸回りに回転自在である。従って、上部ユニット9’をコンパクトなユニット部分9a,9bに分割して空間部30に搬入することができるので、上部ユニット9’の空間部30への搬入を容易に行うことができる。
In particular, according to the present embodiment, the cross girder 6'consists of a plurality of
尚、本実施形態では、上部ユニット9及び横桁6’が、各々の長手方向に2分割されている例を説明したが、この他、上部ユニット9及び横桁6’が、各々の長手方向に3つ以上に分割されていてもよい。
In the present embodiment, an example in which the
図15は、本発明の第3実施形態におけるテンプレート部材10’を示す図である。詳しくは、図15(A)はテンプレート部材10’の上面図であり、図15(B)は図15(A)のIII-III断面図であり、図15(C)は、テンプレート部材10’と掘削孔15’とヤットコ17及び杭5の本体部7との位置関係を示す上面図である。
前述の第1実施形態と異なる点について説明する。
FIG. 15 is a diagram showing a template member 10'in the third embodiment of the present invention. Specifically, FIG. 15A is a top view of the template member 10', FIG. 15B is a sectional view taken along line III-III of FIG. 15A, and FIG. 15C is a template member 10'. It is a top view which shows the positional relationship between the excavation hole 15', the
The differences from the first embodiment described above will be described.
テンプレート部材10’は、地盤面GS上に設置される板状部材11’と、板状部材11’を上下に貫通するように板状部材11’に形成された一対の貫通孔12’,12’とにより構成されている。板状部材11’は、上面視で、左右方向を長辺とし、前後方向を短辺とする矩形状である。一対の貫通孔12’,12’は、板状部材11’の左右両側に形成されている。貫通孔12’は矩形断面を有する。一対の貫通孔12’,12’の各々の中心C3間の距離L3は、門型の基礎構造物3を構成する一対の杭5,5の各々の本体部7の中心軸C2間の距離L2(図1参照)に対応している。ゆえに、一対の貫通孔12’,12’を有するテンプレート部材10’は、門型の基礎構造物3を構成する一対の杭5,5の各々の本体部7同士の間の間隔を規定する機能を有する。また、テンプレート部材10’の貫通孔12’は、地盤面GSにおける杭5の本体部7の建て込み用の掘削孔形成予定位置Pを規定する機能を有する。テンプレート部材10’については、これら機能を実現するために、地盤面GS上への設置時に、正確な高さや水平精度が確保され得る。
The template member 10'is a pair of through holes 12', 12'formed in the plate-shaped member 11'installed on the ground surface GS and the plate-shaped member 11'so as to vertically penetrate the plate-shaped member 11'. It is composed of'and. The plate-shaped member 11'has a rectangular shape with a long side in the left-right direction and a short side in the front-back direction in a top view. The pair of through holes 12'and 12'are formed on both the left and right sides of the plate-shaped member 11'. The through hole 12'has a rectangular cross section. The distance L3 between the centers C3 of the pair of through holes 12'and 12'is the distance L2 between the central axes C2 of the
地盤面GS上にテンプレート部材10’が設置された後、地盤面GSにおける掘削孔形成予定位置P(すなわち、地盤面GS上に設置されたテンプレート部材10の貫通孔12の位置)から下向きに地盤掘削が行われて、掘削孔15’が形成される。掘削孔15’は、杭5の本体部7の建て込み用の孔である。ここで、掘削孔15’内は、安定液(ベントナイト溶液)で満たされる。
After the template member 10'is installed on the ground surface GS, the ground faces downward from the planned excavation hole formation position P on the ground surface GS (that is, the position of the through
本実施形態では、地中連続壁の構築で用いられる連壁掘削機(例えばEMX連壁機などの回転水平多軸式連壁機)によって矩形掘削が行われることにより、上面視で略矩形状の掘削孔15’が形成される。上面視で、掘削孔15’は、テンプレート部材10’の貫通孔12’内に形成され得る(図15(C)参照)。ここで、テンプレート部材10’の貫通孔12’の中心C3が掘削孔15’の中心軸上に位置し得る。 In the present embodiment, a rectangular excavation is performed by a continuous wall excavator (for example, a rotating horizontal multi-axis continuous wall machine such as an EMX continuous wall machine) used for constructing an underground continuous wall, whereby a substantially rectangular shape is formed in a top view. Drilling hole 15'is formed. From a top view, the drilling hole 15'can be formed within the through hole 12' of the template member 10'(see FIG. 15C). Here, the center C3 of the through hole 12'of the template member 10'can be located on the central axis of the excavation hole 15'.
尚、本実施形態におけるテンプレート部材10’を前述の第2実施形態に適用可能であることは言うまでもない。 Needless to say, the template member 10'in this embodiment can be applied to the above-mentioned second embodiment.
図16は、本発明の第4実施形態における杭5の本体部7の上端部のガイド部材40’を示す図であり、詳しくは、図16(A)は、複数のガイド部材40’を有する杭5の本体部7の上端部の上面図であり、図16(B)は、図16(A)のIV-IV断面図である。
前述の第1実施形態と異なる点について説明する。
FIG. 16 is a diagram showing a guide member 40'at the upper end portion of the
The differences from the first embodiment described above will be described.
図16に示すように、杭5の本体部7の上端部の外周面には、複数の板状のガイド部材40’が、杭5の本体部7の周方向に互いに間隔を空けて(好ましくは等間隔に)取り付けられている。尚、本実施形態では、図16(A)に8つのガイド部材40’が図示されているが、杭5の本体部7の上端部の外周面に取り付けられる板状のガイド部材40’の個数は8つに限らない。各ガイド部材40’は、杭5の本体部7の上端部の外周面から径方向外方に向けて張り出している。ガイド部材40’の上部には、上方に向かうほど杭5の本体部7の径方向外方に向かうように傾斜するテーパー部41’が形成されている。
As shown in FIG. 16, on the outer peripheral surface of the upper end portion of the
本実施形態では、上部ユニット9と杭5の本体部7の上端部とを連結する際に、上部ユニット9の筒状部材8と杭5の本体部7の上端部とが、杭5の本体部7の内周面側から溶接される。それゆえ、杭5の本体部7の上端部の外周面におけるガイド部材40’間には、裏当て金42’が取り付けられている。尚、当該溶接において裏当て金42’が不要であれば、裏当て金42’を省略してもよい。この溶接に先立って、筒状部材8の下端及び杭5の本体部7の上端には、それぞれ、図示しない開先が切ってある。筒状部材8については、この溶接が完了した後に、上面が閉口される(すなわち、この溶接時には、筒状部材8の上面は開口している)。
In the present embodiment, when the
尚、本実施形態における杭5の本体部7の上端部のガイド部材40’を、前述の第2及び第3実施形態に適用可能であることは言うまでもない。
Needless to say, the guide member 40'at the upper end of the
前述の第1~第4実施形態では、門型の基礎構造物3,3’を構成する杭5の個数が2つであるが、門型の基礎構造物3,3’を構成する杭5の個数は2つに限らず、例えば3つ以上であってもよい。
In the above-mentioned first to fourth embodiments, the number of
前述の第1~第4実施形態では、筒状部材8が杭5を構成しているが、この他、筒状部材8が杭5を構成していなくてもよい。この場合には、杭5が、その本体部7のみで構成され得る。また、この場合には、筒状部材8は、横桁6を杭5(本体部7)に連結するためのソケット部材となる。つまり、この場合には、筒状部材8は、杭頭に装着される単なるソケット部材として機能する。
In the above-mentioned first to fourth embodiments, the
図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。 The illustrated embodiment is merely an example of the present invention, and the present invention includes various improvements and modifications made by those skilled in the art within the scope of the claims, in addition to those directly shown by the described embodiments. Needless to say, it is an inclusion.
1…既設構造物、2…補強構造、3,3-1,3-2,3-3,3’,3’-1,3’-2,3’-3…基礎構造物、4…連結手段、4a…スペーサー、5,5-3…杭、6,6’…横桁、6a,6b…横桁部材、6p,6q…接合面、7,7-3…本体部、8…筒状部材、9,9’…上部ユニット、9a,9b…ユニット部分、10,10’…テンプレート部材、11,11’…板状部材、12,12’…貫通孔、15,15’…掘削孔、17…ヤットコ、20…根固め部、21,22…充填材、25,25…山留、26…支保工、27…切梁、30…空間部、31…床付け面、40,40’…ガイド部材、41,41’…テーパー部、42,42’…裏当て金、C1…中心、C2…中心軸、C3…中心、G…地盤、GS…地盤面、L1,L2,L3…距離、P…掘削孔形成予定位置、Q…領域、Q1…上側部分、Q2…下側部分、R…領域 1 ... Existing structure, 2 ... Reinforcing structure, 3,3-1,3-2,3,3,3', 3'-1,3'-2,3'-3 ... Foundation structure, 4 ... Connection Means, 4a ... Spacer, 5,5-3 ... Pile, 6,6' ... Cross girder, 6a, 6b ... Cross girder member, 6p, 6q ... Joint surface, 7,7-3 ... Main body, 8 ... Cylindrical Member, 9, 9'... upper unit, 9a, 9b ... unit part, 10, 10' ... template member, 11, 11' ... plate-shaped member, 12, 12' ... through hole, 15, 15' ... drill hole, 17 ... Yatko, 20 ... Foundation part, 21,22 ... Filling material, 25, 25 ... Yamadome, 26 ... Support work, 27 ... Girder, 30 ... Space part, 31 ... Flooring surface, 40, 40'... Guide member, 41, 41'... Tapered part, 42, 42' ... Backing metal, C1 ... Center, C2 ... Central axis, C3 ... Center, G ... Ground, GS ... Ground surface, L1, L2, L3 ... Distance, P ... planned position for drilling hole formation, Q ... area, Q1 ... upper part, Q2 ... lower part, R ... area
Claims (8)
地盤中における前記既設構造物の両側方かつ下方に杭の本体部を構築する杭本体部構築工程と、
前記既設構造物を仮支持手段により仮支持する仮支持工程と、
前記本体部の上方かつ前記既設構造物の下方に空間部を形成するように地盤を掘削する空間部形成工程と、
前記空間部内にて、横桁の両端部を、それぞれ、前記本体部の上端部に連結することにより、前記本体部と前記横桁とを含む門型の基礎構造物を構築する基礎構造物構築工程と、
前記既設構造物に前記基礎構造物を連結する基礎構造物連結工程と、
を含み、
前記基礎構造物構築工程では、前記横桁の両端部にそれぞれ取り付けられた筒状部材を、前記空間部内にて前記本体部の上端部に連結することにより、前記横桁の両端部を、前記筒状部材を介して、前記本体部の上端部に連結する、
地盤中の既設構造物の補強方法。 It is a method to reinforce existing structures in the ground.
The pile main body construction process for constructing the main body of the pile on both sides and below the existing structure in the ground,
A temporary support step of temporarily supporting the existing structure by a temporary support means, and
A space portion forming step of excavating the ground so as to form a space portion above the main body portion and below the existing structure.
Construction of a foundation structure for constructing a gate-shaped basic structure including the main body and the cross girder by connecting both ends of the cross girder to the upper end of the main body in the space. Process and
A foundation structure connecting step of connecting the foundation structure to the existing structure,
Including
In the foundation structure construction step, by connecting the tubular members attached to both ends of the cross girder to the upper end portion of the main body portion in the space portion, both ends of the cross girder are connected to the both ends of the cross girder. Connected to the upper end of the main body via a tubular member,
How to reinforce existing structures in the ground.
前記横桁部材に取り付けられた前記筒状部材が前記本体部の上端部に遊嵌した状態で、前記横桁部材が前記本体部の軸回りに回転自在である、請求項1~請求項3のいずれか1つに記載の地盤中の既設構造物の補強方法。 The cross girder is composed of a plurality of cross girder members formed by being divided in the longitudinal direction thereof.
Claims 1 to 3 in which the cross girder member is rotatable around the axis of the main body portion in a state where the cylindrical member attached to the horizontal girder member is loosely fitted to the upper end portion of the main body portion. The method for reinforcing an existing structure in the ground according to any one of the above.
平面視で、前記テンプレート部材の貫通孔内には、前記本体部が位置し得る、請求項1~請求項4のいずれか1つに記載の地盤中の既設構造物の補強方法。 The pile main body construction step includes installing a template member on the ground surface for defining the distance between the main bodies to be built on both sides and below the existing structure.
The method for reinforcing an existing structure in the ground according to any one of claims 1 to 4, wherein the main body can be located in the through hole of the template member in a plan view.
地盤面側から下方に地盤を掘削することにより、前記本体部の建て込み用の掘削孔を形成すること、
前記掘削孔内に前記本体部を建て込むこと、
前記掘削孔の底部に根固め材を充填することにより、前記本体部の下端部に根固め部を形成すること、及び、
前記掘削孔の内周面と、前記本体部の外周面と、前記根固め部とによって囲まれる領域内において、上側部分と下側部分とのうち下側部分のみに充填材を充填すること、
を含む、請求項1~請求項5のいずれか1つに記載の地盤中の既設構造物の補強方法。 The pile body construction process is
By excavating the ground downward from the ground surface side, an excavation hole for building the main body is formed.
Building the main body in the excavation hole,
By filling the bottom of the excavation hole with a root compaction material, a root compaction portion is formed at the lower end portion of the main body portion, and
Filling only the lower portion of the upper portion and the lower portion in the region surrounded by the inner peripheral surface of the excavation hole, the outer peripheral surface of the main body portion, and the root compaction portion.
The method for reinforcing an existing structure in the ground according to any one of claims 1 to 5, wherein the method comprises the above.
前記本体部における前記既設構造物側と反対の側の側方に山留を設置すること、
地盤のうち前記山留によって区画される領域を掘削すること、及び、
前記山留を支持する支保工を設置すること、
を含み、
地盤のうち前記山留によって区画される領域を掘削することは、前記空間部を形成することを含む、請求項1~請求項7のいずれか1つに記載の地盤中の既設構造物の補強方法。 How to reinforce existing structures in the ground
To install a mountain retainer on the side of the main body opposite to the existing structure side.
Excavating the area of the ground that is partitioned by the mountain retaining, and
To install a support work to support Yamadome,
Including
Reinforcing an existing structure in the ground according to any one of claims 1 to 7, wherein excavating an area of the ground partitioned by the mountain retaining means forming the space portion. Method.
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