JP6993133B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品に関する。
排泄物を吸収する吸収性物品として使い捨ておむつが知られている。このような使い捨ておむつの一形態として、排泄物を吸収する吸収性本体の非肌側面に、キャラクターや模様等の図柄を付すことにより、デザイン性を高めたおむつが知られている。例えば、特許文献1には、おむつを構成する部材のうち、バックシートを形成する不織布、及び、伸縮部材を形成する糸ゴムにおいて、酸化チタンの含有量を5重量%以下とすることによって、糸ゴムや不織布を透かしてバックシートの内側に付された図柄の視認性を高めた使い捨ておむつが開示されている。
特開2004-188060号公報
しかし、特許文献1の使い捨ておむつでは、資材の成分(酸化チタンの含有量)に制限が設けられるため不織布の白度が低く見えたり、不織布自体が薄く見えたりする場合がある。このようなおむつでは、使用中に不織布が破れたり破損したりするのではないかという不安を使用者(着用対象者におむつを着用させる者、例えば、乳幼児の保護者)に抱かせるおそれがある。特に、吸収性本体の前側に前側帯部材が接合され、吸収性本体の後側に後側帯部材が接合された、所謂3ピースタイプの使い捨ておむつでは、着用者の胴回りを覆う帯部材が薄く見えると強度に対する不安が大きくなり、安心しておむつを使用することができなくなるおそれがある。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところはグラフィックを有する吸収性物品において、帯部材の強度に対する不安を使用者に生じさせにくくすることにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、
前記上下方向に沿って設けられ、股下部にて前後に折り曲げられた吸収性本体と、
前記左右方向に沿って設けられ、前側において前記吸収性本体の前記上下方向の前側上端部の非肌側に接合された前側帯部材と、
前記前側帯部材とは別体として前記左右方向に沿って設けられ、後側において前記吸収性本体の前記上下方向の後側上端部の非肌側に接合された後側帯部材と、
を有し、
前記左右方向において前記前側帯部材の両端部と前記後側帯部材の両端部とが互いに接合されている吸収性物品であって、
前記吸収性本体は、液吸収性の吸収性コアと、前記吸収性コアよりも非肌側に配置された液不透過性の防漏シートとを備え、
前側及び後側の少なくとも一方側において、前記防漏シートの非肌側面にメイングラフィックとしてのキャラクターの図柄が設けられており、
前記吸収性本体が前記上下方向及び前記左右方向に伸長された状態において、前記メイングラフィックの面積は、前記一方側の前記非肌側面の面積の40%以上であり、かつ、前記一方側の帯部材と前記メイングラフィックとが重複する部分の面積は、前記メイングラフィックの面積の50%以上であり、
前記メイングラフィックのうちの前記一方側の帯部材と重複する部分は、前記一方側の帯部材を透かして視認可能であり、
前記メイングラフィックは、
前記吸収性本体と前記一方側の帯部材とが重複している領域と、前記吸収性本体と前記一方側の帯部材とが重複していない領域との境界を跨いで配置されており、
前記前側帯部材及び前記後側帯部材は、それぞれ肌側不織布と非肌側不織布とを有し、
前記肌側不織布と前記非肌側不織布とは、接着剤によって形成された帯部材接合部を介して厚さ方向に重ねて接合されており、
前記メイングラフィックのうちの前記一方側の帯部材と重複する部分の少なくとも一部は、前記帯部材接合部が設けられている領域と重複しておらず、
前記前側帯部材及び前記後側帯部材は、前記左右方向に伸縮する胴回り弾性部材をそれぞれ有し、
前記メイングラフィックの一部は、前記胴回り弾性部材のうちの張力が作用している部分と重複しており、
前記メイングラフィックの他の一部は、前記胴回り弾性部材のうちの張力が作用している部分と重複していない、ことを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、グラフィックを有する吸収性物品において、帯部材の強度に対する不安を使用者に生じさせにくくすることができる。
おむつ1を前側から見た概略斜視図である。 展開かつ伸長状態であるおむつ1を肌側から見た概略平面図である。 図2中のA-A断面について示した概略断面図である。 吸収性本体10の構造について説明する図である。 図5Aは、おむつ1の前側面における前側メイングラフィック101の配置について説明する図である。図5Bは、おむつ1の後側面における後側メイングラフィック102の配置について説明する図である。 おむつ1を着用した乳幼児がハイハイをする様子を表した図である。 パンツ型形態のおむつ1の断面状態について説明する図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、前記上下方向に沿って設けられ、股下部にて前後に折り曲げられた吸収性本体と、前記左右方向に沿って設けられ、前側において前記吸収性本体の前記上下方向の前側上端部に接合された前側帯部材と、前記前側帯部材とは別体として前記左右方向に沿って設けられ、後側において前記吸収性本体の前記上下方向の後側上端部に接合された後側帯部材と、を有し、前記左右方向において前記前側帯部材の両端部と前記後側帯部材の両端部とが互いに接合されている吸収性物品であって、前記吸収性本体は、液吸収性の吸収性コアと、前記吸収性コアよりも非肌側に配置された液不透過性の防漏シートとを備え、前側及び後側の少なくとも一方側において、前記防漏シートの非肌側面にメイングラフィックが設けられており、前記吸収性本体が前記上下方向及び前記左右方向に伸長された状態において、前記メイングラフィックの面積は、前記一方側の前記非肌側面の面積の40%以上であり、かつ、前記一方側の帯部材と前記メイングラフィックとが重複する部分の面積は、前記メイングラフィックの面積の50%以上である、ことを特徴とする吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、メイングラフィックと帯部材とが重複している領域では、メイングラフィックの視認性が低下し、色が薄く見えたり、輪郭がぼやけて見えたりするようになる。これにより、帯部材の厚さ(厚み)が使用者に認識されやすくなり、使用者が帯部材の強度に対して不安を感じることを抑制することができる。
かかる吸収性物品であって、前記メイングラフィックは、前記吸収性本体と前記一方側の帯部材とが重複している領域と、前記吸収性本体と前記一方側の帯部材とが重複していない領域との境界を跨いで配置されている、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、帯部材と重複していない領域ではメイングラフィックが鮮明に見えるのに対して、帯部材と重複する領域ではメイングラフィックの視認性が低下して見える。したがって、メイングラフィックのうち帯部材と重複する部分と、重複しない部分とで視認性の差がはっきりとし、帯部材の厚さをより認識しやすくなる。これにより、使用者の不安を抑制しやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記前側帯部材及び前記後側帯部材は、それぞれ肌側不織布と非肌側不織布とを有し、前記肌側不織布と前記非肌側不織布とは帯部材接合部を介して厚さ方向に重ねて接合されており、前記メイングラフィックの少なくとも一部は、前記帯部材接合部が設けられている領域と重複していない、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、吸収性物品の着用時において帯部材が左右方向に収縮した際に、帯部材接合部が設けられていない領域において肌側不織布と非肌側不織布とが厚さ方向に浮き上がる場合がある。このように不織布が浮き上がった部分とメイングラフィックとが重複して配置される(すなわちメイングラフィックが、帯部材接合部と重複しない部分を有している)ことにより、該メイングラフィックの視認性がさらに低下するため、使用者に帯部材の厚さをより認識させやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性本体は前記防漏シートの非肌側に外装シートを有し、前記前側帯部材及び前記後側帯部材を形成している不織布の坪量は、前記外装シートを形成している不織布の坪量よりも大きい、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、外装シートの不織布は坪量を小いため光透過性が高く、帯部材の不織布の坪量を大きいため光透過性が低くなる。これにより、吸収性本体と帯部材とが重複しない領域ではメイングラフィックが透けて見えやすく、吸収性本体と帯部材とが重複する領域ではメイングラフィックが見えにくくなる。したがって、使用者に帯部材の厚さをより認識させやすくすることができる。
かかる吸収性物品であって、前記前側帯部材及び前記後側帯部材は、前記左右方向に伸縮する胴回り弾性部材をそれぞれ有し、前記メイングラフィックの少なくとも一部は、前記胴回り弾性部材による張力が作用している領域と重複している、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、吸収性物品の着用時において、胴回り弾性部材の伸縮により、帯部材の表面に複数の皺が形成され蛇腹状に変形する。したがって、皺が形成された領域と重複する部分ではメイングラフィックの視認性が低下し、使用者に帯部材の厚さや柔らかさを認識させやすくすることができる。
かかる吸収性物品であって、前記前側帯部材及び前記後側帯部材は、前記上下方向に沿った複数の帯状接合部が前記左右方向に所定の間隔で配置された本体接合部を介してそれぞれ前記吸収性本体と接合されており、前記メイングラフィックの少なくとも一部は、前記本体接合部が設けられている領域と重複する、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、吸収性物品の着用時において左右方向に隣り合う2つの帯状接合部の間では帯部材と吸収性本体とが互いに剥離するように厚さ方向に浮き上がりやすくなる。当該浮き上がった領域では、メイングラフィックの視認性が大きく低下するため、帯部材の厚さや柔らかさがより認識されやすくなる
かかる吸収性物品であって、前記吸収性本体の後側に、後側メイングラフィックが設けられている、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、着用者(乳幼児等)が吸収性物品を着用した状態でハイハイをする際に、乳幼児の臀部を覆う吸収性本体の後側面において後側メイングラフィックが使用者(保護者等)の目につきやすくなる。したがって、当該後側グラフィックのうち後側帯部材と重複する部分と重複しない部分とで視認性に差が生じていることも認識しやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性本体の前側に、前側メイングラフィックが設けられ、前記吸収性本体の後側に、後側メイングラフィックが設けられており、前記上下方向において、前記前側メイングラフィックの中央位置は、前記後側メイングラフィックの中央位置よりも高い、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、前側メイングラフィックが高い位置に設けられることにより、着用時において、前側メイングラフィックが着用者の両脚に挟まれて収縮してしまうことが抑制されやすい。一方、後側メイングラフィックが低い位置に設けられることにより、着用者の臀部の広い範囲で後側メイングラフィックを視認しやすくなる。したがって、前後のメイングラフィックが各々最適な状態で視認されやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記前側メイングラフィックの面積は、前記後側メイングラフィックの面積よりも小さい、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、後側メイングラフィックをなるべく大きく形成することにより、後側メイングラフィック全体としての視認性を高めつつ、後側帯部材と重複している部分と重複していない部分とで視認性に差が生じていることを使用者に認識させやすくすることができる。
かかる吸収性物品であって、前記前側メイングラフィックと前記前側帯部材とが重複する部分の面積は、前記後側メイングラフィックと前記後側帯部材とが重複する部分の面積よりも小さい、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、後側メイングラフィックは、着用者がハイハイをする際に使用者の目につきやすいことから、後側帯部材との重複部分をなるべく大きくすることにより、当該重複部分における後側メイングラフィックの視認性の低下の度合いが目立ちやすくなる。したがって、使用者は帯部材の厚さを認識しやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記メイングラフィックと前記吸収性本体の前記一方側の面とが重複する部分における前記メイングラフィックの印刷階調値の平均と、前記メイングラフィックと前記吸収性本体の前記一方側の面とが重複しない部分における前記メイングラフィックの前記印刷階調値の平均とが等しい、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、印刷されたメイングラフィックの濃度が、帯部材と重複する部分と重複しない部分とで同程度となる。このような吸収性物品を外側から見た場合、帯部材と重複する部分において、メイングラフィックは実際に印刷された画像よりも濃度が薄く見える。一方、帯部材と重複していない部分において、メイングラフィックは実際に印刷された画像と同等の濃度に見える。したがって、帯部材と重複する部分においてメイングラフィックの視認性が低下していることが明確になり、使用者は帯部材の厚さを認識しやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記メイングラフィックの外形を形作る輪郭線の太さは、3mm以上である、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、メイングラフィックの上に複数の不織布が積層される領域(帯部材と重複する領域)において、それらの不織布を透かしてメイングラフィックの形状を認識可能としつつ、視認性が低下していることが分かりやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記メイングラフィックは、前記吸収性物品の製品パッケージに表示されたキャラクターと同じ図柄である、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、乳幼児やその保護者にメイングラフィックが認識されやすく、また、吸収性物品とメイングラフィックとの関連性が理解されやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記上下方向において、前記吸収性本体の後側上端の位置が前記吸収性本体の前側上端の位置よりも高い、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、吸収性本体の後側面の面積が前側面の面積よりも大きくなるため、後側面においてメイングラフィックを印刷可能な領域が大きくなる。したがって、後側メイングラフィックをより自由にデザインすることができる。これにより、吸収性物品のデザイン性を高めることができる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性本体には、水分と接触することにより色が変化するインジケーターが、前記上下方向に沿って設けられており、前記上下方向において、前記吸収性本体の前側に配置されている前記インジケーターの長さは、前記吸収性本体の後側に配置されている前記インジケーターの長さよりも長い、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、後側メイングラフィックとインジケーターとが重複しにくくなるため、後側メイングラフィックの視認性がインジケーターによって不要に悪化することが抑制される。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性本体の前側に、前側メイングラフィックが設けられ、前記吸収性本体の後側に、後側メイングラフィックが設けられており、前記前側メイングラフィックと前記インジケーターとが重複する部分の面積は、前記後側メイングラフィックと前記インジケーターとが重複する部分の面積よりも大きい、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、後側メイングラフィックとインジケーターとの重複部分の面積が小さいため、インジケーターの色が変化した場合であっても後側メイングラフィックの視認性が悪化しにくい。一方、前側メイングラフィックとインジケーターとの重複部分の面積は大きくなるが、前側メイングラフィックは後側メイングラフィックと比較して視認されにくいため、吸収性物品全体として視認性の悪化が目立ちにくくなる。したがって、使用者は、帯部材と重複する領域と重複しない領域におけるメイングラフィックの視認性の差を認識しやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記吸収性本体の後側には、前記インジケーターが配置されていない、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、インジケーターと後側メイングラフィックとの重複部分の面積を最小にすることができるので、インジケーターの色が変化した場合であっても、後側メイングラフィックの不要な視認性の悪化を抑制しやすくなる。
かかる吸収性物品であって、前記後側メイングラフィックと前記インジケーターとは重複していない、ことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、インジケーターの色が変化した場合であっても、後側メイングラフィックの視認性には影響が生じにくいため、後側メイングラフィックの不要な視認性の悪化をさらに抑制しやすくなる。
===実施形態===
<使い捨ておむつの構成>
実施形態に係る吸収性物品の一例として、主に乳幼児を着用対象者とした使い捨ておむつ1(以下、単に「おむつ1」とも呼ぶ)について説明する。図1は、おむつ1を前側から見た概略斜視図である。図2は、展開かつ伸長状態であるおむつ1を肌側から見た概略平面図である。図3は、図2中のA-A断面について示した概略断面図である。図4は、吸収性本体10の構造について説明する図である。なお、図2における「伸長状態」とは、製品(おむつ1)を皺無く伸長させた状態、具体的には、おむつ1を構成する各部材(例えば、後述する吸収性本体10や前側帯部材30等)の寸法がその部材単体の寸法と一致又はそれに近い長さになるまで伸長した状態のことを言う。
このおむつ1は、図1のパンツ型状態において、互いに直交する三方向として上下方向と左右方向と前後方向とを有している。そして、以下では、このパンツ型状態における上下方向の上側のことを「胴回り開口側」とも呼び、上下方向の下側のことを「股下側」とも呼ぶ。また、前後方向の前側のことを「腹側」とも呼び、後側のこと「背側」とも呼ぶ。
一方、図2の展開状態においては、おむつ1は、互いに直交する三方向として長手方向と幅方向とを有している。そして、以下では、この展開状態における長手方向の一方側及び他方側のことを、それぞれ「腹側」及び「背側」とも言う。なお、展開状態における上記の幅方向は、パンツ型状態における上記の左右方向と同じ方向である。そのため、以下では、幅方向のことを「左右方向」とも言う。また、展開状態の長手方向は、パンツ型状態の上下方向に沿った方向である。また、図3に示すように、上下方向(長手方向)及び左右方向(幅方向)と直交する方向を「厚さ方向」とし、着用対象者の肌と当接する側を「肌側」とし、その反対側を「非肌側」とする。
図1に示すように、おむつ1は所謂3ピースタイプのおむつであり、3つの部品10,30,40を有している。すなわち、このおむつ1は、第1部品として、着用者の股間部にあてがわれ尿等の排泄物を吸収する吸収性本体10を有し、第2部品として、同着用者の前側から腹側部を覆う前側帯部材30を有し、第3部品として、同着用者の後側から背側部を覆う後側帯部材40を有している。
図2に示されるように、おむつ1の展開状態において、前側帯部材30と後側帯部材40とは互いに吸収性本体10の長手方向(上下方向)に間隔を空けて平行に並んだ状態で、これらの間に吸収性本体10が掛け渡されている。そして、吸収性本体10の前側上端10eaを含む前側上端部が前側帯部材30と接合され、吸収性本体10の後側上端10ebを含む後側上端部が後側帯部材40と接合固定されており、その外観形状は平面視略H形状をなしている。
そして、この状態から、吸収性本体10が長手方向の折り位置C10にて二つ折りされる。すなわち、股下部にて前後に折り曲げられる。この二つ折りの状態において互いに対向する前側帯部材30と後側帯部材40とが、着用者の脇腹に当接すべき部分である側縁接合部30ewと、側縁接合部40ewと(つまり、左右方向の両端部)にて接合・連結されると、これら帯部材30,40同士が環状に成形される。これにより、図1に示すような胴周り開口1HB及び一対の脚周り開口1HLが形成された着用状態のおむつ1となる。
(吸収性本体10)
吸収性本体10は、尿等の排泄物を吸収する機能を有し、図2及び図4に示されるように平面視略長方形をなし、その長手方向をおむつ1の上下方向に沿わせつつ左右方向の中央に配置されている。吸収性本体10は、吸収性コア11と、吸収性コア11を肌側から包み込むようにして覆う表面シート部材13と、吸収性コア11を非肌側から覆って吸収性本体10の外装をなす裏面シート部材15と、を備えている。
吸収性コア11は、液体吸収性素材を積層してなる部材であり、尿等の排泄物を吸収することができる。液体吸収性素材としては、例えば、パルプ繊維等の液体吸収性繊維を使用することができる。なお、吸収性コア11は、液体吸収性粒状物として例えば高吸収性ポリマーを含有していても良いし、または、液体吸収性繊維及び液体吸収性粒状物以外の液体吸収性素材を含んでいても良い。また、吸収性コア11は、ティッシュペーパー等の液透過性シート(不図示)で被覆されていても良い。
本実施形態の吸収性コア11は、図2及び図4における上下方向の上側端部である前側端部11aと、図3における上下方向の下側端部である後側端部11bを有する。そして、前側端部11aと後側端部11bとの間に、前側端部11a及び後側端部11bよりも左右方向の幅が狭いくびれ部11cを有する。これにより、吸収性コア11は図2及び図4に示されるような平面視略砂時計形状となるように構成されている。
表面シート部材13は、吸収性コア11を肌側から覆うシート状の部材であり、例えば吸収性コア11よりも大きい平面サイズの液透過性の不織布である。また、裏面シート部材15は、吸収性コア11を非肌側から覆うシート状の部材であり、吸収性コア11より大きい平面サイズのシートであり、その一例としては、ポリエチレン又はポリプロピレン等の液不透過性の防漏シート15aと、不織布等の外装シート15bとが貼り合わされた二層構造のシートが挙げられる。
また、おむつ1では、図4に示すように、外装シート15bによって所謂立体ギャザーLSG及び脚回りギャザーLGが形成される。立体ギャザーLSGは、表面シート部材13の左右方向の各端部にそれぞれ起立して設けられた防漏壁部であり、他方、脚回りギャザーLGは、おむつ1の各脚周り開口1HL,1HLに形成される脚周り伸縮部のことである。外装シート15bは、防漏シート15aの左右方向の両側から左右方向に延出した部分15bfを有しており、この部分15bfが、吸収性本体10の左右方向の端部を折り返し位置として左右方向の中央側に折り返されて、同折り返し位置の近傍に上下方向に沿って糸ゴム等の脚周り弾性部材17及び脚周り補助弾性部材19が上下方向に伸長された状態で固定され、これにより、上記の脚回りギャザーLGが形成されている。なお、脚周り補助弾性部材19は必ず必要というわけではなく、脚周り弾性部材17のみによって脚回りギャザーLGが形成されるのであっても良い。
折り返された部分15bfは、更に左右方向の中央側へと延びていき、表面シート部材13の左右方向の端部を覆うようにして、上下方向の両端部において表面シート部材13と接合されている。更に、部分15bfは左右方向の両外側に折り返され、その先端部には、上下方向に沿って糸ゴム等のLSG弾性部材18が上下方向に伸長された状態で固定される。このLSG弾性部材18が上下方向に収縮することにより、表面シート部材13側が内周側となるように吸収性本体10が上下方向に湾曲する。そして、吸収性本体10の湾曲時には、同LSG弾性部材18から付与される収縮力によって部分15bfの先端部が、上下方向に収縮して表面シート部材13から起立し、立体ギャザーLSGとして機能する。
なお、場合によっては、表面シート部材13と吸収性コア11との間、又は、裏面シート部材15と吸収性コア11との間(図3参照)に、セカンドシートとしてティッシュペーパー等の液透過性シートを介装しても良い。
吸収性本体10の防漏シート15aの非肌側面には、所定の図柄が設けられている。図4の例では図柄の一例としてパンダのキャラクター(後述するメイングラフィック101,102)が印刷されている。当該図柄は外装シート15bを透かして非肌側(すなわち、おむつ1の外側)から視認できるように設けられている。なお、図4の平面図では、説明のため、吸収性本体10の肌側(おむつ1の内側)からも当該図柄(メイングラフィック101,102)が視認できるように描かれている。以下、印刷された図柄のことを「グラフィック」とも呼ぶ。グラフィックの大きさや配置についての詳細は後で説明する。
一方、吸収性本体10の防漏シート15aの肌側面には、おむつ1の使用者(例えば乳幼児の保護者)に尿等の液体の吸収量を知らせる指標となるインジケーター60が設けられている。インジケーター60は、図4の点線で囲まれた領域で示されており、左右方向の中央部において、上下方向(吸収性本体の長手方向)に沿って帯状に形成されている。該インジケーター60は、水分と接触することによって色が変化する物質(インク)によって形成されており、乳幼児等の着用対象者がおむつ1を着用した状態で排尿を行うと、吸収性コア11によって吸収された尿がインジケーター60と接触して色が変化する。したがって、使用者(乳幼児の保護者)はおむつ1の外側からインジケーター60の色の変化を視認することによって、おむつ1の交換時期を把握しやすくなる。
(帯部材30,40)
前側帯部材30及び後側帯部材40は、いずれも、例えば不織布等の柔軟なシートを素材とした平面視略矩形形状のシート部材である(図2参照)。
前側帯部材30は、図3に示すように、不織布31,32を厚さ方向に二枚重ねに接合することで形成されている。そして、2枚の不織布31,32同士の間には、左右方向に沿って糸ゴム等の複数の胴回り弾性部材35,35…が配置されている。胴回り弾性部材35,35…は、上下方向に間隔を空けながら上下方向に並んで介挿されつつ、左右方向に伸長された状態で同不織布31,32に接合固定されている。これにより、前側帯部材30には左右方向に伸縮性可能となっている。なお、不織布31と32とは、ホットメルト式接着剤等の接着剤によって形成された帯部材接合部37を介して互いに接合されている。帯部材接合部37は、例えば図2の網掛け部によって示される帯部材接合部37a及び37bの範囲に形成され、この帯部材接合部37a及び37bによって胴回り弾性部材35が接合固定され、前側帯部材30に左右方向の伸縮性が付与される。但し、帯部材接合部37が形成される範囲や大きさはこの限りではない。
本実施形態において、胴回り弾性部材35の少なくとも一部は、左右方向の中央部において非連続となる部分を有している。胴回り弾性部材35の非連続部は、おむつ1の製造過程において左右方向の中央部の所定の箇所で胴回り弾性部材35を切断することによって形成される。具体的には、左右方向において両側に一対形成されている帯部材接合部37b,37bの間の領域で、胴回り弾性部材35を切断する。すると、胴回り弾性部材35は、切断された箇所(切断端)から左右方向両側の帯部材接合部37bに向けて収縮を開始し、帯部材接合部37bの左右方向内側端の位置にて収縮を停止する。この動作を弾性部材の「カットバック」とも言う。本実施形態では、左右方向におい帯部材接合部37b,37bの間の領域では、胴回り弾性部材35が接着されていない(若しくは、伸縮力が作用しない程度の弱い接着力で接着されていているのであっても良い)。したがって、胴回り弾性部材35がカットバックする際には、前側帯部材30を構成する不織布31,32は収縮せず、胴回り弾性部材35のみが左右方向の両側に向かって収縮する。言い換えると胴回り弾性部材35が前側帯部材30に対して相対的に変位する。これにより、おむつ1の前側(腹側)で左右方向中央部において胴回り弾性部材35の非連続部が形成される。該非連続部では、吸収性本体10(吸収性コア11)に対して左右方向における収縮力が作用しにくく、吸収性本体10(吸収性コア11)が左右方向に拡幅されやすくなるため、排泄物の横漏れ等を効果的に抑制することができる。
また、前側帯部材30の上下方向の上側(胴回り開口側)では、非肌側の不織布32が肌側の不織布31の縦方向上端よりも上側に突出し、突出した部分が肌側に折り返されることで前側折り返し部32fを形成し、該前側折り返し部32fが不織布31の肌側に接合固定されている(図3参照)。これにより、前側帯部材30の上端30eaが前側折り返し部32fによって覆われ、おむつ1の着用時に上端30eaのエッジが着用者の肌(腹側胴回り部)に食い込みにくくなり、着用時における不快感を生じにくくすることができる。
前側帯部材30は、前側本体接合部51を介して吸収性本体10の前側上端部(図3において非肌側かつ胴回り開口側の端部)に接合されている。前側本体接合部51は溶着や接着等の接合手段を用いて形成されており、本実施形態では、例えばホットメルト接着剤等の接着剤を用いて前側本体接合部51が形成されている。
後側帯部材40は、前側帯部材30と略同様の構造を有している。すなわち、後側帯部材40は、不織布41,42を厚さ方向に二枚重ねに接合することで形成され、不織布41,42の厚さ方向の間には、帯部材接合部47(図2における帯部材接合部47a及び47b)を介して糸ゴム等の複数の胴回り弾性部材45,45が左右方向に伸長された状態で接合固定されている。これにより、後側帯部材40には左右方向の伸縮性が付与されている。また、胴回り弾性部材45の少なくとも一部は、胴回り弾性部材35と同様に左右方向の中央部において切断されてカットバックすることにより、非連続部を形成している。したがって、後側(背側)の非連続部でも、吸収性本体10(吸収性コア11)に対して左右方向における収縮力が作用しにくく、吸収性本体10(吸収性コア11)が左右方向に拡幅されやすくなるため、排泄物の横漏れ等を効果的に抑制することができる。
また、後側帯部材40の上下方向の上側(胴回り開口側)において、非肌側の不織布42が肌側の不織布41の上下方向上端よりも上側に突出し、突出した部分が肌側に折り返されることで後側折り返し部42fを形成している。
後側帯部材40は、後側本体接合部52を介して吸収性本体10の後側上端部(図3において非肌側かつ胴回り開口側の端部)に接合されている。
なお、図3では、吸収性本体10の前側上端10ea、及び前側折り返し部32fの下端32febを肌側から覆うシート部材38が設けられている。当該シート部材38によって、おむつ1の着用時に前側上端10ea及び下端32febのエッジが着用者の肌に食い込みにくくなり、着用時における不快感を生じにくくすることができる。同様に、吸収性本体10の後側上端10eb、及び後側折り返し部42fの下端42febを肌側から覆うシート部材48が設けられている。当該シート部材48によって、おむつ1の着用時に後側上端10eb及び下端42febのエッジが着用者の肌に食い込みにくくなり、着用時における不快感を生じにくくすることができる。但し、おむつ1において、シート部材38,48は必ずしも設けられていなくても良い。
<グラフィックの説明>
吸収性本体10の防漏シート15aの非肌側面に設けられるグラフィックについて説明する。グラフィックは、おむつ1の製造工程において、例えばインクジェットプリンター等の一般的な印刷装置を用いて防漏シート15aに印刷を行うことによって形成される。
防漏シート15aの非肌側面には、イラストや写真、模様、文字等、種々のグラフィックを形成することが可能である。すなわち、形状、色彩、大きさ、配置等について様々なデザインの図柄を印刷することが可能である。図4の例では、パンダのキャラクターが印刷されているが、当該キャラクター以外に他のグラフィック(例えば模様等)が印刷されていても良い。
本実施形態では、防漏シート15aの非肌側面に印刷されるグラフィックのうち、所定の条件を満たすグラフィックを「メイングラフィック」と呼ぶ。具体的に、「メイングラフィック」は、防漏シート15aの非肌側面に印刷されているグラフィックのうち、吸収性本体10を上下方向及び左右方向に伸長した状態における前側面、若しくは後側面の少なくとも一方側の面について、面積の40%以上の領域に印刷されたグラフィックのことを表す。なお、「前側面」とは、吸収性本体10を折り位置C10にて二つ折りした際に、前側に位置する面のことであり、図4では吸収性本体10の長手方向において折り位置C10よりも腹側に位置する面のことである。同様に、「後側面」とは、吸収性本体10を折り位置C10にて二つ折りした際に、後側に位置する面のことであり、図4では吸収性本体10の長手方向において折り位置C10よりも背側に位置する面のことである。
図4の例では、吸収性本体10(防漏シート15a)の前側面に、風船を持ったパンダのキャラクターからなる前側メイングラフィック101が形成されている。一方、吸収性本体10(防漏シート15a)の後側面に、親子のパンダのキャラクターからなる後側メイングラフィック102が形成されている。但し、メイングラフィックは必ずしも前側面と後側面の両面に形成されている必要は無く、どちらか一方側の面(望ましくは後側面)にのみメイングラフィックが形成されているのであっても良い。
このようなメイングラフィックは、吸収性本体10の前側面若しくは後側面の40%以上の面積を占め、おむつ1着用時において最も目立ちやすいグラフィックであることから、乳幼児やその保護者が認識しやすいようキャラクターの図柄であることが望ましい。そして、おむつ1との関連性をより認識しやすくするため、メイングラフィックは、おむつ1を市場に流通させる際のパッケージに描かれているキャラクターと同一のキャラクターの図柄であることがより望ましい。
また、メイングラフィックは、複数の図柄が集まって一纏まりの図柄を形成するものであっても良い。例えば、図4に示される前側メイングラフィック101は、雲に乗った子パンダが2つの風船を持った図柄であるが、「雲」と「子パンダ」と「風船」とは連続した線によって囲まれた閉じた領域を形成している。このような場合、キャラクターである「子パンダ」だけでなく「雲」や「風船」もメイングラフィックの構成要素となり、全ての構成要素を合わせた面積が吸収性本体10の前側面の40%以上の大きさであれば良い。例えば、あるキャラクターに重ねて背景や文字等が形成されている場合には、それらの要素が一纏まりとなってメイングラフィックを構成する。なお、メイングラフィックの輪郭は必ずしも閉じた領域でなくても良く、輪郭線の一部が途切れていても良い。例えば、図4の前側メイングラフィック101において、「雲」の一部の輪郭が途切れているような場合であっても、使用者が一見して一纏まりの図柄であると認識することができるのであれば、当該「雲」もメイングラフィックの構成要素となる。
また、図4に示される後側メイングラフィック102は、親パンダと子パンダが並んで配置された図柄である。この場合、「親パンダ」と「子パンダ」とが連続した線によって囲まれた閉じた領域を形成し、2体のキャラクターによってメイングラフィックが構成される。そして、当該2体のキャラクターを合わせた面積が吸収性本体10の後側面の40%以上の大きさであれば良い。なお、後側メイングラフィック102のように、メイングラフィックの構成要素として複数のキャラクター(図4ではパンダ)が含まれている場合には、当該複数のキャラクターが左右方向(吸収性本体10の幅方向)に並んで配置されていることが望ましい。また、複数のキャラクターが互いに離れた位置に配置されている場合であっても、当該複数のキャラクターが一纏まりの図柄である場合には、それら複数のキャラクターがメイングラフィックを構成するものとする。例えば、後側メイングラフィック102では、「親パンダ」と「子パンダ」とが並んで一連の「親子パンダ」であることが明らかである。したがって、仮に「親パンダ」と「子パンダ」とが互いに離れて配置されていたとしても、当該2体のキャラクターが後側メイングラフィック102を構成する。
ここで、吸収性本体10の前側面(若しくは後側面)に対するメイングラフィックの面積の割合(%)を算出する方法の一例について説明する。先ず面積の算出対象となるおむつを上下方向及び左右方向に伸長させ、吸収性本体10の前側面及び後側面を市販のカメラを用いて撮像する。そして、撮像した画像をスキャナーに読み取らせ、読み取りデータを取得する。この読み取りデータは、スキャナーの読み取り解像度に応じた画素データが2次元に並んだデータであり、各画素データは、吸収性本体10及びメイングラフィックの各部位について濃度(印刷濃度)を多段階の階調値(以下、読み取り階調値)で示すものである。当該画素データの示す読み取り階調値が大きいほど印刷濃度が濃く、読み取り階調値が小さいほど印刷濃度が淡いものとする。なお、画素データの示す読み取り階調値は、例えば、輝度やL*値(明度)によって表されるのであっても良い。
次に、読み取りデータについてメイングラフィックのエッジ抽出処理を行う。エッジ抽出処理では、例えばラプラシアンフィルタやsobelフィルタ等の周知のフィルタを適用し、メイングラフィックの輪郭を形成する画素を抽出して2値化する。その結果、メイングラフィックの輪郭を形成する画素の階調値が最大階調(255)で表され、それ以外の画素の階調値が最低階調(0)で表される。上述したように、メイングラフィックは、基本的に連続した線によって囲まれた閉じた領域であることから、読み取りデータにおいて抽出された輪郭画素に囲まれた領域の面積を算出することによってメイングラフィックの面積を正確に測定することができる。なお、メイングラフィックの輪郭線が途切れている場合には、読み取りデータ上に仮想輪郭線を形成・付加することによってメイングラフィックの面積を算出すると良い。同様にして、吸収性本体10の前側面(後側面)の面積も読み取りデータから測定することにより、前側面(後側面)に占めるメイングラフィックの面積の割合(%)を算出することが可能となる。もちろん、これ以外の方法によってメイングラフィックの面積の割合(%)を算出するのであっても良い。
<メイングラフィックの配置について>
おむつ1では、吸収性本体10の非肌側に設けられたメイングラフィック101,102の視認性を調整することにより、おむつ1を構成する各部材、特に前側帯部材30及び後側帯部材40が十分な強度を有していることを使用者に理解させやすくすることができる。以下、メイングラフィックの具体的な配置について説明する。図5Aは、おむつ1の前側面における前側メイングラフィック101の配置について説明する図である。図5Bは、おむつ1の後側面における後側メイングラフィック102の配置について説明する図である。同図5A及び図5Bでは、パンツ型に形成されたおむつ1を上下方向及び左右方向に伸長させた状態(伸長状態)について表している。図6は、おむつ1を着用した乳幼児がハイハイをする様子を表した図である。図7は、パンツ型形態のおむつ1の断面状態について説明する図である。
図5Aに示されるように、吸収性本体10の前側面は上下方向の上側(胴回り開口側)において一部の領域が前側帯部材30と重複している。吸収性本体10の前側面において、前側帯部材30と重複する部分を前側重複部10fuとし、重複しない部分を前側非重複部10fdとする。また、図5Bに示されるように、吸収性本体10の後側面は上下方向の上側(胴回り開口側)において一部の領域が後側帯部材40と重複している。吸収性本体10の後側面において、後側帯部材40と重複する部分を後側重複部10buとし、重複しない部分を後側非重複部10bdとする。
本実施形態では、前側メイングラフィック101と前側帯部材30とが重複する部分の面積が、前側メイングラフィック101の面積の50%以上となるように前側メイングラフィック101が配置されている。言い換えると、前側メイングラフィック101のうち、50%以上の領域は前側重複部10fuに配置されている。同様に、後側メイングラフィック102と後側帯部材40とが重複する部分の面積は、後側メイングラフィック102の面積の50%以上であり、後側メイングラフィック102のうち、50%以上の領域は後側重複部10buに配置されている。
この前側重複部10fu,後側重複部10buでは、メイングラフィック101,102の非肌側に帯部材30,40が重ねて配置されている。すなわち、当該領域では、メイングラフィック101,102の厚さ方向の非肌側に複数の不織布(15b,31・32,41・42等)が積層されて配置されている。このようなおむつ1を外側から見た場合、メイングラフィック101,102と帯部材30,40とが重複している領域では、該帯部材30,40を透かしてメイングラフィック101,102が視認されることになる。そのため、帯部材30,40が重複している領域ではメイングラフィック101,102の視認性が低下する。
具体的には、メイングラフィック101,102と帯部材30,40とが重複している領域では、メイングラフィック101,102の色が薄く見えたり、輪郭がぼやけて見えたりするようになる。このように、帯部材30,40と重複させることでメイングラフィック101,102の視認性を敢えて低下させることにより、使用者(乳幼児の保護者等)に、帯部材30,40の存在をしっかりと認識させることができる。そして、帯部材30,40と重複している領域におけるメイングラフィック101,102の視認性が低下するほど、帯部材30,40の厚さが認識されやすくなり、使用者が帯部材30,40の強度に対して不安を感じることを抑制することができる。
なお、メイングラフィック101,102の視認性の低下の度合いを明確にするために、メイングラフィック101,102は、それぞれ帯部材30,40と重複している領域、及び重複していない領域の両方の領域に形成されていることが望ましい。つまり、前側メイングラフィック101は、前側重複部10fuと前側非重複部10fdとの境界を跨いで形成されていることが望ましい(図5A参照)。同様に、後側メイングラフィック102は、後側重複部10buと後側非重複部10bdとの境界を跨いで形成されていることが望ましい(図5B参照)。
このような構成であれば、帯部材30,40と重複していない領域ではメイングラフィック101,102が鮮明に見えるのに対して、帯部材30,40と重複する領域ではメイングラフィック101,102の視認性が低下していることが明確となる。すなわち、図1や図5に示されるように、前側メイングラフィック101のうち前側帯部材30と重複する部分と、重複しない部分とで視認性の差がはっきりとし、前側帯部材30の厚さをより認識しやすくなる。
また、おむつ1において、メイングラフィック101,102の少なくとも一部は、帯部材接合部37,47と重複していない。例えば、図5Aにおいて、前側メイングラフィック101は、帯部材接合部37a及び37bのいずれとも重複しない部分を有している。おむつ1の着用時において、胴回り弾性部材35の伸縮力により前側帯部材30が左右方向に収縮する場合、帯部材接合部37が形成されていない領域では肌側の不織布31と非肌側の不織布32とが互いに接合されていないため、各々の不織布が別個に収縮し、厚さ方向に浮き上がりやすくなる。このように不織布31,32が厚さ方向に浮き上がった部分では前側メイングラフィック101の視認性がさらに低下するため、使用者は前側帯部材30の厚さを認識しやすくなる。また、不織布不織布31,32が厚さ方向に浮き上がることにより、前側帯部材30の立体感が強調され、使用者にふわふわした触り心地を想起させることができる。図5Bの後側メイングラフィック102についても同様である。したがって、メイングラフィック101,102の少なくとも一部が帯部材接合部37,47と重複していないことにより、帯部材30,40が十分な強度を有しつつ柔軟な肌触りを有していることを使用者に感じさせることができる。
また、おむつ1では、帯部材30,40を形成する不織布の坪量が、吸収性本体10の外装シート15bを形成する不織布の坪量よりも大きい。ここで「坪量」は、単位面積当たりの質量のことであり、一般に、不織布の面積が同じ場合、坪量が大きい不織布ほど光透過性が小さくなりやすい。そこで、帯部材30,40の坪量をなるべく大きくする(光透過性を小さくする)ことにより、メイングラフィック101,102のうち帯部材30,40と重複する部分の視認性をより低下させることができる。
例えば、吸収性本体10の前側面において、前側非重複部10fdでは、メイングラフィック101の非肌側に積層されているシート部材が外装シート15bのみである。一方、前側重複部10fuでは、前側メイングラフィック101の非肌側に、外装シート15b,不織布31,不織布32の3枚のシート部材が積層されている(図7参照)。このような構成において、外装シート15bの坪量を小さく、不織布31,32の坪量を大きくすることにより、前側非重複部10fdでは前側メイングラフィック101が外装シート15bを透かして見えやすく、前側重複部10fuでは前側帯部材30が透けにくいため前側メイングラフィック101が見えにくくなる。したがって、使用者に前側帯部材30の厚さをより認識させやすくすることができる。後側帯部材40についても同様である。
また、メイングラフィック101,102は、カットバックした胴回り弾性部材35,45の連続部分(つまり胴回り弾性部材35,45による張力が作用している部分)と少なくとも一部が重複するように配置されている。当該連続部分では胴回り弾性部材35,45が収縮することにより帯部材35,45が左右方向に収縮しつつ厚さ方向に凹凸を有する複数の皺が形成される。すなわち、帯部材30,40の表面が蛇腹状に変形する。したがって、メイングラフィック101,102のうち皺が形成された領域と重複する部分の視認性が低下し、使用者に帯部材30,40を認識させやすくすることができる。また、複数の皺が形成されていることにより、帯部材30,40がより厚く見えるとともに、使用者に柔軟性を感じさせることができる。
また、おむつ1で、吸収性本体10と前側帯部材30とを接合する前側本体接合部51は、図5Aの斜線部で示される位置に、上下方向に沿った帯状の帯状接合部51aが、左右方向に所定の間隔を空けて複数並ぶことによって形成されている。そして、該前側本体接合部51と前側メイングラフィック101とは少なくとも一部の領域で重複している。おむつ1着用時に前側帯部材30(胴回り弾性部材35)が左右方向に収縮すると、吸収性本体10のうち帯状接合部51aが形成されている部分は、前側帯部材30と共に左右方向に収縮する。一方、左右方向に隣り合う2つの帯状接合部51aの間では吸収性本体10が左右方向に収縮せず、前側帯部材30と吸収性本体10とが互いに剥離するように厚さ方向に浮き上がりやすくなる。そして、当該浮き上がった領域では、前側メイングラフィック101の視認性が大きく低下する。これにより、前側帯部材30の厚さがより認識されやすくなる。
同様に、吸収性本体10と後側帯部材40とを接合する後側本体接合部52は、図5Bの斜線部で示されるように、上下方向に沿った帯状の帯状接合部52aが、左右方向に所定の間隔を空けて複数並ぶことによって形成されている。そして、後側本体接合部52と後側メイングラフィック102とは少なくとも一部の領域で重複している。したがって、左右方向に隣り合う2つの帯状接合部52aの間で後側帯部材40と吸収性本体10とが浮き上がることにより、後側帯部材40の厚さがより認識されやすくなる。
なお、おむつ1では、吸収性本体10の前側面(腹側)及び後側面(背側)のうち少なくとも一方側にメイングラフィックが設けられていれば良いが、特に、後側面に後側メイングラフィック102が設けられていることが望ましい。これは、乳幼児におむつ1を着用させた状態において、後側メイングラフィック102が視認される機会が多く、後側メイングラフィック102がおむつ1のデザイン性に大きな影響を及ぼすからである。例えば図6のように、おむつ1を着用した乳幼児がハイハイをした場合、乳幼児の臀部を覆う後側面において後側メイングラフィック102が使用者(保護者)の目につきやすく、描かれているキャラクターと相まって可愛らしい印象を生じさせやすくなる。
そして、上述したように、後側メイングラフィック102のうち後側帯部材40と重複する部分(後側重複部10buに配置されている部分)では、後側帯部材40と重複していない部分(後側非重複部10bdに配置されている部分)と比較して視認性が低下している。したがって、後側帯部材40の厚みが一見して認識されやすく、着用者(乳幼児)がハイハイのような運動を行っている場合であっても、使用者(保護者)は、該後側帯部材40の強度に対する不安を感じることなく、安心して見ていることができる。
本実施形態のおむつ1では、図5A及び図5Bに示されるように前側メイングラフィック101及び後側メイングラフィック102の両方が設けられている。そして、前側メイングラフィック101と後側メイングラフィック102とでは、大きさや配置が異なっている。先ず、前後のメイングラフィック101,102の配置に関して言うと、前側メイングラフィック101の上下方向における中央位置C101が、後側メイングラフィック102の上下方向における中央位置C102よりも高くなるように両者が配置されている。すなわち、図5A及び図5Bにおいて、前側メイングラフィック101の中央位置C101と折り位置C10との間の上下方向の距離LC101は、後側メイングラフィック102の中央位置C102と折り位置C10との間の上下方向の距離LC102よりも大きい(LC101>LC102)。
乳幼児がおむつ1を着用したときに、吸収性本体10の前側の股下部(上下方向の下部)は両脚で挟まれることにより幅方向(左右方向)に収縮しやすい。したがって、股下部付近に前側メイングラフィック101が配置されていた場合、吸収性本体10が収縮することにより前側メイングラフィック101も幅方向に収縮して視認されにくくなってしまうおそれがある。一方、吸収性本体10の後側ではこのような問題は生じにくく、また、後側メイングラフィック102が低い位置に設けられることにより、着用者の臀部の広い範囲で視認されやすくなる。そのため、おむつ1では、上下方向において前側メイングラフィック101を後側メイングラフィック102よりも高い位置に配置することにより、着用時において、各々のメイングラフィック101,102が最適な状態で視認されるようにしている。
次に、前後のメイングラフィック101,102の大きさに関して、おむつ1では前側メイングラフィック101の大きさ(面積)が、後側メイングラフィック102の大きさ(面積)よりも小さくなるように前側メイングラフィック101が形成されている。上述したように、後側メイングラフィック102は、乳幼児がハイハイをする度に使用者の目に触れやすい位置に配置されている。そして、後側帯部材40と重複する領域における視認性を低下させることで、後側帯部材40の厚さを使用者に認識させやすくする機能を有している。そのため、後側メイングラフィック102をなるべく大きく形成することにより、後側メイングラフィック102全体としての視認性を高めつつ、後側帯部材40と重複している部分と重複していない部分とで視認性に差が生じていることを認識させやすくすることができる。
また、本実施形態のおむつ1では、前側メイングラフィック101と前側帯部材30とが重複する部分の面積の方が、後側メイングラフィック102と後側帯部材40とが重複する部分の面積よりも小さくなっている(図5A,図5B参照)。前側メイングラフィック101は、乳幼児がハイハイをしたときには使用者に視認されにくくなる位置に配置されていることから、後側メイングラフィック102と比較して前側帯部材30との重複による視認性の低下が分かりにくい。一方、後側メイングラフィック102は、上述のように乳幼児がハイハイをする際に使用者の目につきやすいことから、後側帯部材40との重複部分が大きいほど、当該重複部分における後側メイングラフィック102の視認性の低下の度合いが目立ちやすくなる。
また、おむつ1では、メイングラフィック101,102の輪郭線の太さ(幅)が所定値(例えば3mm)以上であることが望ましい。本実施形態では、メイングラフィック101,102の一部の領域を帯部材30,40と重複させることにより、当該領域における視認性を敢えて低下させている。そのため、輪郭線が細すぎると、メイングラフィックの図柄の形状を認識することができなくなってしまうおそれがある。これに対して、輪郭線が3mm以上の太さで形成されていれば、メイングラフィック101,102の上に積層された複数の不織布(15b,31・32,41・42等)を透かしてメイングラフィック101,102の形状を認識しつつ、視認性が低下していることが分かりやすくなる。なお、「輪郭線」とは、背景(ここでは被印刷媒体たる防漏シート15a)に対してグラフィックの外形を形作っている線のことを言う。グラフィックがべた塗りで形成されている場合(例えば、図5Aのパンダの耳の部分等)には、当該グラフィックの外縁を含むべた塗り部分全体が輪郭線であると考えれば良い。
また、おむつ1では、吸収性本体10にメイングラフィック101,102を形成する際に、吸収性本体10(防漏シート15a)の領域に応じて印刷条件を変更することにより、該メイングラフィック101,102の一部の領域における視認性低下の度合いが明確になるようにしている。
例えば、後側メイングラフィック102を形成する際には、後側重複部10buと後側非重複部10bdとで印刷階調値が同等の大きさとなるように調整して印刷が行われる。具体的には、後側帯部材40と重複する領域(後側重複部10bu)に形成される後側メイングラフィック102の印刷階調値の平均と、後側帯部材40と重複しない領域(後側非重複部10bd)に形成される後側メイングラフィック102の印刷階調値の平均とが、ほぼ同等になるように印刷が行われる。その結果、後側メイングラフィック102のうち、後側帯部材40と重複する部分における濃度と、重複しない部分における濃度とがほぼ同等な画像が印刷される。このようなおむつ1を外側から見た場合、後側帯部材40と重複する部分(後側重複部10bu)では、後側メイングラフィック102の上に複数の不織布(15b,41,42)が積層されていることにより、該後側メイングラフィック102は実際に印刷された画像よりも濃度が薄く見える。一方、後側帯部材40と重複していない部分(後側非重複部10bd)では、後側メイングラフィック102の上に積層される不織布の枚数が少ないため、後側メイングラフィック102は実際に印刷された画像と同等の濃度に見える。したがって、使用者が外側からおむつ1を視認する際に、後側重複部10buと後側非重複部10bdとで画像の濃度の差が顕著になり、後側重複部10buにおいて後側メイングラフィック102の視認性が低下していることが明確になる。前側メイングラフィック101についても同様である。
同様に、後側メイングラフィック102を形成する際に、後側重複部10buと後側非重複部10bdとで明度がほぼ同等になるようにしても良い。例えば、後側メイングラフィック102を印刷するための印刷データについて、後側重複部10buに形成される部分の明度と、後側非重複部10bdに形成される部分の明度とが同等になるように調整を行い、印刷を実行する。このようにすれば、後側メイングラフィック102のうち後側帯部材40と重複する部分(後側重複部10bu)と、重複しない部分(後側非重複部10bd)とで同程度の明るさを有する画像が印刷される。この場合、後側重複部10buでは複数の不織布を複数透かして見ることにより、後側メイングラフィック102が実際に印刷された画像よりも暗く見え、後側非重複部10bdでは後側メイングラフィック102が実際に印刷された画像と同等の明るさに見える。したがって、使用者が外側からおむつ1を視認する際に、後側重複部10buと後側非重複部10bdとで画像の明度の差が顕著になり、後側重複部10buにおいて後側メイングラフィック102の視認性が低下していることが明確になる。前側メイングラフィック101についても同様である。
また、おむつ1では、吸収性本体10のうち前側帯部材30及び後側帯部材40とそれぞれ重複している部分の大きさを調整することにより、デザイン性を高めている。図7の例では、吸収性本体10の後側上端10ebの上下方向における高さが、前側上端10eaの上下方向における高さよりも高い位置に配置されている。つまり、上下方向において、吸収性本体10の前側上端10eaと折り位置C10との間の距離が、後側上端10ebと折り位置C10との間の距離よりも大きいことにより、吸収性本体10の後側面の面積が前側面の面積よりも大きくなっている。このようにすれば、後側面において印刷可能領域を大きく取ることが可能となり、後側メイングラフィック102をより自由に形成しやすくすることができる。これにより、おむつ1全体としてデザイン性を高めることができる。
また、図7の場合とは逆に、吸収性本体10の後側上端10ebの上下方向における高さが、前側上端10eaの上下方向における高さと同じ、若しくは前側上端10eaの上下方向における高さとよりも低い位置に配置されているのであっても良い。この場合、吸収性本体10の前側面の面積が大きくなり、前側面における印刷可能領域が大きくなる。前側面の股間側(上下方向の下側)の領域は、おむつ1の着用時に着用者の両脚で挟まれることにより、グラフィックが視認しにくくなる。そのため、吸収性本体10の前側面において、胴回り開口側(上下方向の上側)に前側メイングラフィック101を形成可能な領域を広く設けることで、おむつ1の着用時において前側メイングラフィック101の視認性が悪化することを抑制し、おむつ1のデザイン性を高められる。
また、図7に示されるように、吸収性本体10の前側面に設けられているインジケーター60の長さは、吸収性本体10の後側面に設けられているインジケーター60の長さよりも長い。おむつ1では、後側メイングラフィック102の方が前側メイングラフィック101よりも大きく形成されやすいため、後側面においてインジケーター60が長く配置されていると、後側メイングラフィック102とインジケーター60との重複部分が大きくなりやすい。この場合、おむつ1の着用時に排尿が行われ、インジケーター60の色が変化すると、該インジケーター60と重複している部分において後側メイングラフィック102の視認性が悪化してしまうおそれがある。特に、図6のように着用者(乳幼児)がハイハイをしているような場合には、インジケーター60に起因する視認性の悪化が目立ちやすくなり、使用者に後側帯部材40の厚さを認識させるという後側メイングラフィック102の機能が毀損されるおそれがある。すなわち、後側メイングラフィック102の視認性が不要に悪化するおそれがある。そこで、おむつ1では吸収性本体10の後側面におけるインジケーター60の長さが後側面におけるインジケーター60の長さよりも短くなるようにしている。これにより、後側メイングラフィック102とインジケーター60とが重複しにくくなり、後側メイングラフィック102の視認性が不要に悪化することを抑制している。
そして、おむつ1において、前側メイングラフィック101とインジケーター60との重複部分の面積は、後側メイングラフィック102とインジケーター60との重複部分の面積よりも大きい。上述のように、後側メイングラフィック102とインジケーター60との重複領域が大きくなると、不要な視認性の悪化が目立ちやすくなる。一方、前側メイングラフィック101は、おむつ1の着用時において着用者の両脚に挟み込まれることによって左右方向に収縮しやすく、また、前側メイングラフィック101は乳幼児がハイハイをするときに使用者に視認されにくい位置に配置されている。そのため、後側メイングラフィック102と比較して、視認性の悪化による影響は小さい。つまり、前側メイングラフィック101とインジケーター60との重複領域が大きくなったとしても問題は生じにくい。このような構成であれば、使用者は、帯部材30,40と重複する領域と重複しない領域とでメイングラフィック101,102の視認性の差を容易に認識できるようになる。したがって、当該メイングラフィック101,102の視認性の差に基づいて帯部材30,40の厚さを使用者に認識させることができる。
なお、インジケーター60が吸収性本体10の前側面にのみ設けられ、後側面には設けられないようにしても良い。このようにすれば、インジケーター60と後側メイングラフィック102との重複部分の面積を最小にすることが可能となり、排尿によりインジケーター60の色が変化した場合であっても、後側メイングラフィック102の不要な視認性の悪化を抑制しやすくなる。
さらに、後側メイングラフィック102とインジケーター60とが重複しないようにインジケーター60が配置されていても良い。後側メイングラフィック102とインジケーター60とが重複していなければ、排尿によりインジケーター60の色が変化した場合であっても、後側メイングラフィック102の視認性には影響が生じにくいため、後側メイングラフィック102の不要な視認性の悪化をより抑制しやすくなる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱すること無く、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのは言うまでも無い。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態では、外装シート15b及び前側帯部材30,後側帯部材40の素材をそれぞれ不織布としていたが、何等不織布に限らない。例えば、織布でも構わないし、織布以外のシート部材でも構わない。ちなみに、外装シート15bについては省略しても良く、その場合には、防漏シート15aが吸収性本体10の外装をなすことになる。
上述の実施形態では、胴回り弾性部材35として糸ゴムを例示したが、何等これに限らない。例えば、胴回り弾性部材35として帯状のゴムを用いても良いし、伸縮性を有した帯状の不織布や、伸縮性を有した帯状の樹脂フィルムを用いても良い。
1 おむつ(吸収性物品)、
1HB 胴回り開口、1HL 脚周り開口、
10 吸収性本体、
10ea 前側上端、10eb 後側上端、
10fu 前側重複部、10fd 前側非重複部、
10bu 後側重複部、10bd 後側非重複部、
11 吸収性コア、
11a 前側端部、11b 後側端部、11c くびれ部、
13 表面シート部材、
15 裏面シート部材、
15a 防漏シート、15b 外装シート、15bf 部分、
17 脚周り弾性部材、18 LSG弾性部材、19 脚周り補助弾性部材、
30 前側帯部材、
30ea 上端、30ew 側縁接合部、
31 不織布、32 不織布、32f 前側折り返し部、32feb 下端、
35 胴回り弾性部材、37 帯部材接合部、37a,37b 帯部材接合部、
38 シート部材、
40 後側帯部材、
40ea 上端、40ew 側縁接合部、
41 不織布、42 不織布、42f 後側折り返し部、42feb 下端、
45 胴回り弾性部材、47 帯部材接合部、47a,47b 帯部材接合部、
48 シート部材、
51 前側本体接合部、51a 帯状接合部、
52 後側本体接合部、52b 帯状接合部、
60 インジケーター、
101 前側メイングラフィック、
102 後側メイングラフィック、
C10 折り位置、
LG 脚回りギャザー、
LSG 立体ギャザー(防漏壁部)

Claims (15)

  1. 互いに交差する上下方向と左右方向と前後方向とを有し、
    前記上下方向に沿って設けられ、股下部にて前後に折り曲げられた吸収性本体と、
    前記左右方向に沿って設けられ、前側において前記吸収性本体の前記上下方向の前側上端部の非肌側に接合された前側帯部材と、
    前記前側帯部材とは別体として前記左右方向に沿って設けられ、後側において前記吸収性本体の前記上下方向の後側上端部の非肌側に接合された後側帯部材と、
    を有し、
    前記左右方向において前記前側帯部材の両端部と前記後側帯部材の両端部とが互いに接合されている吸収性物品であって、
    前記吸収性本体は、液吸収性の吸収性コアと、前記吸収性コアよりも非肌側に配置された液不透過性の防漏シートとを備え、
    前側及び後側の少なくとも一方側において、前記防漏シートの非肌側面にメイングラフィックとしてのキャラクターの図柄が設けられており、
    前記吸収性本体が前記上下方向及び前記左右方向に伸長された状態において、前記メイングラフィックの面積は、前記一方側の前記非肌側面の面積の40%以上であり、かつ、前記一方側の帯部材と前記メイングラフィックとが重複する部分の面積は、前記メイングラフィックの面積の50%以上であり、
    前記メイングラフィックのうちの前記一方側の帯部材と重複する部分は、前記一方側の帯部材を透かして視認可能であり、
    前記メイングラフィックは、
    前記吸収性本体と前記一方側の帯部材とが重複している領域と、前記吸収性本体と前記一方側の帯部材とが重複していない領域との境界を跨いで配置されており、
    前記前側帯部材及び前記後側帯部材は、それぞれ肌側不織布と非肌側不織布とを有し、
    前記肌側不織布と前記非肌側不織布とは、接着剤によって形成された帯部材接合部を介して厚さ方向に重ねて接合されており、
    前記メイングラフィックのうちの前記一方側の帯部材と重複する部分の少なくとも一部は、前記帯部材接合部が設けられている領域と重複しておらず、
    前記前側帯部材及び前記後側帯部材は、前記左右方向に伸縮する胴回り弾性部材をそれぞれ有し、
    前記メイングラフィックの一部は、前記胴回り弾性部材のうちの張力が作用している部分と重複しており、
    前記メイングラフィックの他の一部は、前記胴回り弾性部材のうちの張力が作用している部分と重複していない、ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性本体は前記防漏シートの非肌側に外装シートを有し、
    前記前側帯部材及び前記後側帯部材を形成している不織布の坪量は、
    前記外装シートを形成している不織布の坪量よりも大きい、ことを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項1又は2に記載の吸収性物品であって、
    前記前側帯部材及び前記後側帯部材は、前記上下方向に沿った複数の帯状接合部が前記左右方向に所定の間隔で配置された本体接合部を介してそれぞれ前記吸収性本体と接合されており、
    前記メイングラフィックの少なくとも一部は、前記本体接合部が設けられている領域と重複する、ことを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性本体の後側に、後側メイングラフィックが設けられている、ことを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性本体の前側に、前側メイングラフィックが設けられ、前記吸収性本体の後側に、後側メイングラフィックが設けられており、
    前記上下方向において、前記前側メイングラフィックの中央位置は、前記後側メイングラフィックの中央位置よりも高い、ことを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項5に記載の吸収性物品であって、
    前記前側メイングラフィックの面積は、前記後側メイングラフィックの面積よりも小さい、ことを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項5または6に記載の吸収性物品であって、
    前記前側メイングラフィックと前記前側帯部材とが重複する部分の面積は、前記後側メイングラフィックと前記後側帯部材とが重複する部分の面積よりも小さい、ことを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記メイングラフィックと前記吸収性本体の前記一方側の面とが重複する部分における前記メイングラフィックの印刷階調値の平均と、
    前記メイングラフィックと前記吸収性本体の前記一方側の面とが重複しない部分における前記メイングラフィックの前記印刷階調値の平均とが等しい、ことを特徴とする吸収性物品。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記メイングラフィックの外形を形作る輪郭線の太さは、3mm以上である、ことを特徴とする吸収性物品。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記メイングラフィックは、前記吸収性物品の製品パッケージに表示されたキャラクターと同じ図柄である、ことを特徴とする吸収性物品。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記上下方向において、前記吸収性本体の後側上端の位置が前記吸収性本体の前側上端の位置よりも高い、ことを特徴とする吸収性物品。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性本体には、水分と接触することにより色が変化するインジケーターが、前記上下方向に沿って設けられており、
    前記上下方向において、前記吸収性本体の前側に配置されている前記インジケーターの長さは、前記吸収性本体の後側に配置されている前記インジケーターの長さよりも長く、
    前記インジケーターは、前記左右方向の中央に設けられている、ことを特徴とする吸収性物品。
  13. 請求項12に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性本体の前側に、前側メイングラフィックが設けられ、前記吸収性本体の後側に、後側メイングラフィックが設けられており、
    前記前側メイングラフィックと前記インジケーターとが重複する部分の面積は、前記後側メイングラフィックと前記インジケーターとが重複する部分の面積よりも大きい、ことを特徴とする吸収性物品。
  14. 請求項12または13に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性本体の後側には、前記インジケーターが配置されていない、ことを特徴とする吸収性物品。
  15. 請求項13に記載の吸収性物品であって、
    前記後側メイングラフィックと前記インジケーターとは重複していない、ことを特徴とする吸収性物品。
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