JP5133853B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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本発明は、排尿を知らせるインジケータ手段を備えた使い捨ておむつに関する。
排尿を知らせるインジケータ手段を備えた使い捨ておむつが種々知られている。例えば、インジケータが、親水性基材シートと、その片面に形成され、尿に濡れると色が鮮やかになる第1塗料層と、もう一方の片面又は第1塗料層の上面に形成されて、第1塗料層を隠蔽し、尿に濡れると透明になる第2塗料層とで構成された使い捨ておむつが提案されている。インジケータにおける第2塗料層は、裏面シートの内面に間欠的に接合している(特許文献1参照)。
また、インジケータ手段が、濡れて顕在化する印刷インク層と、該インク層と裏面シートとの間に位置してインク層を被覆するインク被覆層とを有し、該インク被覆層が界面活性剤を含有している使い捨ておむつも提案されている。インジケータ手段は、裏面シートと吸液性コアとの間に配設される(特許文献2参照)。
更に、インジケータが、疎水性繊維不織布に界面活性剤を塗布して親水処理を施した透液性中間シートと、裏面シートの外側から視認可能な所与形状を画く水溶性着色剤とから形成され、該中間シートが、裏面シートと吸収性コアとの間に介在し、着色剤が、中間シートの裏面シートに対する対向面に塗布されている使い捨ておむつも提案されている(特許文献3参照)。
特開平9−140742号公報 特開平9−299401号公報 特開2003−70837号公報
しかし、これらの特許文献に記載のインジケータ手段は、吸収体に拡散した少量の尿で滲んでしまうため、吸収体の容量がまだ残っているのにインジケータが変色してしまうという問題があった。具体的には、特許文献1に記載のインジケータ手段においては、第1塗料層及び第2塗料層が形成されている基材シートが親水性であることに起因して、該親水性シートに尿が滲み込んでしまうので、排泄された尿の量を的確に表示することが容易でない。特許文献2に記載のインジケータにおいては、インク層を被覆するインク被覆層が該インク層に密着しており、かつ該インク被覆層に界面活性剤が含有されているので、排泄された尿がインク被覆層に含有される界面活性剤によって滲み広がってしまい、やはり排泄された尿の量を的確に表示することが容易でない。特許文献3に記載のインジケータは、上述した特許文献1と同様に、親水性のシートから構成されているので、やはり尿の滲み込みが生じ、排泄された尿の量を的確に表示することが容易でない。
本発明の目的は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、着用者の肌に近い側に位置する表面シートと、着用者の肌から遠い側に位置する裏面シートと、両シート間に配置された吸収体とを有し、該裏面シートと該吸収体との間に、色の変化によって排尿を知らせるインジケータ手段が配された使い捨ておむつであって、
前記インジケータ手段が、液が通過可能な一又は二以上の開孔が形成された不透明フィルムを備え、該不透明フィルムの吸収体対向面に水溶性インクが施されている使い捨ておむつを提供するものである。
本発明によれば、排泄された尿の量に応じてインジケータ手段が変色するので、排泄された尿の量を的確に把握することができる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の使い捨ておむつの一実施形態の装着状態が示されている。図2は、図1に示すおむつを展開した状態であり、図3は図2におけるIII−III線断面図である。
図1ないし3に示すおむつ10は、いわゆる展開型(テープ止めタイプ)のものである。おむつ10は、着用者の肌に近い側に位置する表面シート11と、着用者の肌から遠い側に位置する裏面シート12と、両シート11,12間に配置された吸収体13とを有している。展開状態におけるおむつ10は、実質的に縦長の形状となっている。おむつ10はその長手方向の一端側に背側領域Aを有し、他端側に腹側領域Bを有している。また背側領域Aと腹側領域Bとの間に股下領域Cを有している。
吸収体13は、おむつ10の背側領域Aから腹側領域Cにわたって延在している。吸収体13は、表面シート11及び裏面シート12によって挟持・固定されている。表面シート11及び裏面シート12は、吸収体13の前後端縁から前後方向にそれぞれ延出してウエストフラップ14,14を形成している。また表面シート11及び裏面シート12は、吸収体13の左右側縁から横方向に延出してレッグフラップ15,15を形成している。
レッグフラップ15には、おむつ着用者におむつ10を着用者の足回りにフィットさせるためのレッグ弾性ストランド17が設けられている。レッグ弾性ストランド17はおむつ10の左右両側部に配置され、おむつ10の長手方向に延びている。レッグ弾性ストランド17の一方の端は、おむつ10の背側領域Aと股下領域Cとの境界部付近で終端している。レッグ弾性ストランド17の他方の端は、おむつ10の腹側領域Bと股下領域Cとの境界部付近で終端している。しかし、場合によっては、レッグ弾性ストランド17の端が、背側領域A及び/又は腹側領域Cに位置していることもある。レッグ弾性ストランド17の収縮によって、レッグフラップ15にはギャザーが形成されている。
おむつ10の表面シート側における左右両側には一対の立体ガード形成用シート16が配されて、立体ガード18がそれぞれ形成されている。立体ガード18の自由端には立体ガード弾性部材19が配されてギャザーが形成されている。先に述べたレッグ弾性ストランド17は伸長状態で、立体ガード形成用シート16と裏面シート12によって挟持固定されている。
おむつ10の背側領域Aにおけるウエストフラップ14の左右両側部には、一対のファスニングテープ20,20が取り付けられている。ファスニングテープ20における表面、すなわちおむつ10における表面シート11と同じ側の面には、該ファスニングテープ20を裏面シート12に止着させるための止着手段20aが設けられている。止着手段20aとしては例えばメカニカルファスナのフック部材又はループ部材や、粘着剤などが挙げられる。
おむつ10の背側領域Aにおけるウエストフラップ14のファスニングテープ20,20間には、おむつ10の幅方向へ延びるウエスト弾性ストランド21が伸長状態で配されている。同様に、おむつ10の腹側領域Bにおけるウエストフラップ14にも、おむつ10の幅方向へ延びるウエスト弾性ストランド21が伸長状態で配されている。ウエスト弾性ストランド21は、表面シート11と裏面シート12との間に挟持固定されている。ウエスト弾性ストランド21の収縮によって、ウエストフラップ14にはギャザーが形成されている。
おむつ10を構成する各部材の構成材料としては、従来この種のおむつに用いられてきたものと同様のものを用いることができる。例えば表面シート11としては各種不織布などの液透過性のシート材を用いることができる。不織布の構成繊維が疎水性の場合には不織布に親水化処理を施すことができる。裏面シート12としては液不透過性のシート材、例えば各種合成樹脂製のシートを用いることができる。このシートは液不透過性であることに加えて透湿性であることが好ましい。吸収体13としては例えばフラッフパルプと高吸収性ポリマーの粒子との積繊体をティッシュペーパー等で包んだものを用いることができる。立体ガード形成用シート16としては、撥水性の不織布等を用いることができる。
図2に示すように、裏面シート12と吸収体13との間には、排尿を知らせるインジケータ手段22が配されている。インジケータ手段22は、色の変化によって排尿を知らせるようになっている。インジケータ手段22の色の変化は、裏面シート12越しに外部から視認可能になっている。
図4には、インジケータ手段22の分解斜視図が示されている。インジケータ手段22は、不透明フィルム23及び転写シート24から構成されている。不透明フィルム23及び転写シート24は縦長の矩形であり、同形をしている。インジケータ手段22は、その長手方向を、おむつ10の長手方向と一致させて、おむつ10の股下領域Cから腹側領域Bにかけての領域に配置されている。
不透明フィルム23は、吸収体対向面23a及び転写シート対向面23bを有している。不透明フィルム23は、後述する開孔25以外の部位は、実質的に水不透過性になっている。転写シート24は、不透明フィルム対向面24a及び裏面シート対向面24bを有している。インジケータ手段22がおむつ10に組み込まれた状態では、不透明フィルム23の転写シート対向面23bと、転写シート24の不透明フィルム対向面24aとが対向当接する。更に、不透明フィルム23の吸収体対向面23aが吸収体13と対向し、かつ転写シート24の裏面シート対向面24bが裏面シート12と対向する。
不透明シート23と転写シート24とは非接合状態になっていてもよく、あるいは一部が接合状態になっていてもよい。場合によっては、両シート23,24の対向面全域が接合状態になっていてもよい。いずれの場合であっても、転写シート24の構成繊維の一部が開孔25内に存在していることが好ましい。毛細管現象によって、尿に溶解した水溶性インク26が転写シート25に引き込まれやすくなるからである。
不透明フィルム23には、一又は二以上の開孔25が形成されている(図4においては三個)。開孔25は、液が通過可能な程度の大きさを有している。液が透過可能であるとは、おむつ10の着用状態で不透明フィルム23に加わる体圧下で、液の透過が可能であるという意味である。各開孔25は、不透明フィルム23の幅方向の略中央部の位置において、該フィルム23の長手方向に沿って略等間隔で配置されている。図4に示す開孔25はその形状が円形をしている。しかし、開孔25の形状は円形に限られず、種々の形状、例えば三角形、矩形、六角形等の多角形、星形などを採用することができる。また、開孔25の形状として、異なる2種以上の形状を採用してもよい。更に、各開孔25をいずれも同形とした場合であっても、各開孔25を相似形にして、それらの大きさを変えてもよい。
各開孔25の周囲には水溶性インク26が施されている。水溶性インク26は、不透明フィルム23の吸収体対向面23aに施されている。図4においては、水溶性インク26が開孔25の周囲の全域にわたって同心円状に施されている状態が示されているが、水溶性インク26を施すパターンはこれに限られない。各開孔25の周囲に施されている水溶性インク26はすべて同じ色であってもよく、あるいは開孔25ごとに水溶性インク26の色を互いに相違させてもよい。また、一つの開孔25に着目したとき、その開孔25に施されている水溶性インク26は一色でもよく、あるいは多色の塗り分けでもよい。いずれの場合であっても、水溶性インク26の色は不透明フィルム23における転写シート対向面23bの色と相違することが好適である。排尿によって水溶性インク26が尿中に溶出して開孔25を通じて転写シート24側へ流出したときの色の変化が大きくなり、排尿されたことを外部から容易に視認することができるようになるからである
各開孔25の近傍には、おむつの取り替え時期を示す表示27が施されている。この表示27は排尿によって消失しないように施されている。例えば水不溶性のインクを用いて表示27を形成することができる。表示27は、これを外部から視認できる限り、不透明フィルム23の吸収体対向面23a及び転写シート対向面23bのいずれに形成されていてもよい。
不透明フィルム23の不透明の程度は、尿が排泄される前の状態のおむつ10において、水溶性インク26の色が外部から視認できない程度であることが好ましい。これによって、後述するように、排尿によって水溶性インク26が尿中に溶出して開孔25を通じて転写シート24側へ流出したときの色の変化が大きくなり、排尿されたことを外部から容易に視認することができるようになる。したがって不透明フィルム23の不透明の程度は、使用する水溶性インク26の色等に応じて適切に選択される。不透明フィルム23は一般に熱可塑性樹脂から構成されているところ、該フィルム23の不透明の程度はその厚みやフィラーの種類で調節することができる。
不透明フィルム23とともに用いられる転写シート24は、不透明フィルム23の裏面シート対向面側に配されている。転写シート24は、排尿によって水溶性インク26が尿中に溶出して開孔25を通じて流出してきたときに、そのインク26を受容するために用いられるものである。転写シート24を用いることで、開孔25を通じて転写シート24側へ流出したインク26の色の変化が顕著なものとなる。この目的のために、転写シート24は親水性繊維を含む、親水性シートから構成されていることが好ましい。
転写シート24に含まれる親水性繊維としては、例えばパルプ、コットン等の天然繊維;レーヨン等の半合成繊維;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等からなる疎水性合成繊維に親水化剤を付与したものなどが用いられる。これらの繊維は、短繊維でもよく、あるいは長繊維(連続繊維)でもよい。また、これらの繊維の太さに特に制限はない。一般に太さが1〜5dtex程度であれば、満足すべき結果が得られる。
転写シート24には、親水性繊維に加え、転写シート24の親水性を損なわない範囲において疎水性繊維が含まれていてもよい。繊維の種類にもよるが、疎水性繊維の添加量は、上限で50重量%程度である。転写シート24としては、例えば紙や不織布などが好適に用いられるが、これらに限られるものではない。
転写シート24は、上述した不透明フィルム23と同系統色であることが好ましい。ここで「同系統色」とは、 色相、明度、彩度おいて近いものをいう。特に色相および明度において近いものが好ましく用いることができる。
繊維の種類にもよるが、転写シート24は、その坪量が5〜100g/m2、特に10〜30g/m2であることが、排尿によって水溶性インク26が尿中に溶出して開孔25を通じて流出してきたときに、そのインク26を十分に受容し得る点から好ましい。
図5(a)ないし(d)には、排尿によるインジケータ手段22の色の変化の状態が模式的に示されている。これらの図のうち、図5(a)は、おむつ10に尿が排泄される前の状態を示している。この状態においては、水溶性インク26は、不透明フィルム23の吸収体対向面に位置している。不透明フィルム23は、水溶性インク26を外部から視認できない程度に不透明になっているので、この状態においては、水溶性インク26の色はおむつ10の外部からは視認できない。したがって外部からは表示27が視認できるのみである。
尿がおむつに排泄されると、図5(b)に示すように、尿は重力の作用によって吸収体13における股下部に流下しそこで吸収固定される。尿は、着用者の体圧等によって吸収体13から滲み出て、一番下側に位置する水溶性インク26を溶解させる。尿中に溶解したインク26は、一番下側に位置する開孔25を通じて転写シート24側に流出する。流出したインク26は転写シート24に吸収されて、該転写シート24に円形のパターン28を形成する。円形となる理由は、開孔25が円形であるからである。つまりパターン28の形状は、開孔25の形状にほぼ対応している。これらの結果、一番下側に位置する表示27のすぐ上に、水溶性インク26の色に対応した色の円形のパターン28が表出する。このパターン28は、おむつ10の外部から視認することができるものである。このパターン28を視認することによって、おむつ10にある程度の尿が吸収されたことを知ることができる。
重ねて尿の排泄が起こると、図5(c)に示すように、吸収体13に吸収された尿の量が増え、尿は下から二番目に位置する水溶性インク26を溶解させる。尿中に溶解したインク26は、下から二番目に位置する開孔25を通じて転写シート24側に流出する。流出したインク26は転写シート24に吸収されて、該転写シート24に円形のパターン28を形成する。その結果、二番目に位置する表示27のすぐ上に、水溶性インク26の色に対応した色の円形のパターン28が表出する。このパターン28を視認することによって、おむつ10に相当程度の尿が吸収されたことを知ることができる。
尿の排泄が更に行われると、図5(d)に示すように、尿は一番上側に位置する水溶性インク26をも溶解させる。尿中に溶解したインク26は、一番上側に位置する開孔25を通じて転写シート24側に流出する。流出したインク26は、転写シート24に円形のパターン28を形成する。その結果、一番上側に位置する表示27のすぐ上に、水溶性インク26の色に対応した色の円形のパターン28が表出する。このパターン28を視認することによって、おむつ10を取り替えなければならない程度の多量の尿が吸収されたことを知ることができる。
このように、本実施形態のおむつ10によれば、パターン28を裏面シート12越しにおむつ10の外部から容易に視認することができる。このパターン28を視認することによって、おむつ10に吸収された尿の量を正確に知ることができ、おむつ10の取り替え時期を適切に判断することが可能となる。
開孔36の大きさが、液の通過が可能な程度であることは、先に述べたとおりであるところ、特にインジケータ手段22による色の変化を、おむつ10の外部から確実に視認することができるようにする観点から、開孔25の大きさを、0.01〜10cm2、特に0.1〜4cm2とすることが好ましい。また、開孔25の周囲に施す水溶性インク26の面積を0.01〜15cm2、特に0.02〜6cm2とすることが好ましい。更に、水溶性インク26の塗布坪量を1〜100g/m2、特に5〜50g/m2とすることが好ましい。
使用する水溶性インク26の種類に特に制限はないが、尿への溶解性や、転写シート24における発色性等を考慮すると、シート24とは別系統の色を用いることが好ましい。別系統の色とは、先に述べた同系統の色以外の色のことをいう。
次に、本発明の第2の実施形態を、図6を参照しながら説明する。本実施形態に関し、特に説明しない点については、先に説明した実施形態と同様の説明が適宜適用される。また、図6において、図1ないし図5と同じ部材には同じ符号を付してある。
図6に示す実施形態においては、インジケータ手段22の構造が、先に説明した実施形態と相違している。詳細には、先に説明した実施形態においては、不透明フィルム23と転写シート24とからインジケータ手段22が構成されていたが、本実施形態においては、不透明フィルム23のみでインジケータ手段22が構成されている。本実施形態のインジケータ手段22においては、尿に溶解された水溶性インク26が開孔25を通じて裏面シート12の側に流出する。流出した水溶性インク26は、不透明フィルム23における裏面シート12との対向面において円形のパターン28を形成する。このパターン28は、裏面シート12越しに、おむつ10の外部から視認することができるものである。このパターン28を視認することによって、おむつ10に吸収された尿の量を正確に知ることができ、おむつ10の取り替え時期を適切に判断することが可能となる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記の実施形態に制限されない。例えば前記の各実施形態は、本発明を展開型のおむつに適用した例であるところ、本発明は他のタイプのおむつ、例えばパンツ型のおむつにも同様に適用することができる。
また、前記の実施形態においては、水溶性インク26が、開孔25の周囲に施されていたが、開孔25を通じて水溶性インク26が裏面シート12側に流出可能である限りにおいて、水溶性インク26は開孔25の周囲に施されていることを要しない。
また、前記の各実施形態においては、おむつ10の股下領域Cから腹側領域Bにかけての領域にインジケータ手段22を配したが、これに代えて、おむつ10の股下領域Cから背側領域Aにかけての領域にインジケータ手段22を配してもよい。更に、股下領域Cを含む、背側領域Aから腹側領域Bにかけての領域にインジケータ手段22を配してもよい。
また、前記の各実施形態においては、不透明フィルム23に複数個の開孔25が形成されていたが、これに代えて開孔25を一個のみ形成してもよい。
図1は、本発明の使い捨ておむつの一実施形態の装着状態を示す斜視図である。 図2は、図1に示すおむつを展開した状態を示す斜視図である。 図3は、図2におけるIII−III線断面図である。 図4は、インジケータ手段の分解斜視図である。 図5(a)ないし(d)は、排尿によるインジケータ手段の色の変化の状態を模式的に示す図である。 図6は、本発明の別の実施形態で用いられるインジケータ手段を示す模式図(図5(c))相当図である。
符号の説明
10 使い捨ておむつ
11 表面シート
12 裏面シート
13 吸収体
14 ウエストフラップ
15 レッグフラップ
16 立体ガード形成用シート
17 レッグ弾性ストランド
18 立体ガード
19 立体ガード弾性部材
20 ファスニングテープ
21 止着手段
22 インジケータ手段
23 不透明フィルム
24 転写シート
25 開孔
26 水溶性インク
27 表示
28 パターン

Claims (7)

  1. 着用者の肌に近い側に位置する表面シートと、着用者の肌から遠い側に位置する裏面シートと、両シート間に配置された吸収体とを有し、該裏面シートと該吸収体との間に、色の変化によって排尿を知らせるインジケータ手段が配された使い捨ておむつであって、
    前記インジケータ手段が、液が通過可能な一又は二以上の開孔が形成された不透明フィルムを備え、該不透明フィルムの吸収体対向面に水溶性インクが施されている使い捨ておむつ。
  2. 前記不透明フィルムが、おむつの長手方向に延びる形状をしており、前記開孔がおむつの長手方向に沿って略等間隔で複数形成されている請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記インジケータ手段が、前記不透明フィルムの裏面シート対向面側に配された親水性の繊維シートを更に含む請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記繊維シートが、前記不透明フィルムと同系統色である請求項3記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記繊維シートの構成繊維の一部が前記開孔内に存在している請求項3又は4記載の使い捨ておむつ。
  6. 形状が異なる2種以上の開孔が形成されている請求項1ないし5のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
  7. 複数の前記開孔の周囲に前記水溶性インクが施されており、各開孔の周囲に施されている水溶性インクの色が互いに相違している請求項1ないし6のいずれかに記載の使い捨ておむつ。
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