JP6822829B2 - パンツ型吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、パンツ型吸収性物品に関する。
パンツ型吸収性物品として、例えば特許文献1には、展開した平面形状が長方形状である吸収性本体と、展開した平面形状が略砂時計形状である外装シートを有するパンツ型のおむつが開示されている。特許文献1のおむつでは、表面シートにおいて着用者の排泄口を当接させる部分とそうでない部分とを識別するために、吸収性本体の短手方向の両側部であり、表面シートと吸収体との間に一対の有色部材が設けられている。
特開2014−143号
しかし、特許文献1のおむつでは、排泄口の当接部分の識別の為だけに有色部材が追加されており、コストがかかっている。また、特許文献1のおむつでは、外装シートが略砂時計形状であり、吸収性本体よりも短手方向の外側に外装シートが飛び出している。そのため、おむつの装着時に、胴回り開口部から吸収性本体を見て、一対の有色部材を目掛けて脚を通しても、外装部材に脚が引っ掛かり易く、装着性が良くない。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、装着性の良いパンツ型吸収性物品を低コストで提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、 縦方向と横方向と厚さ方向とを有し、胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成されたパンツ型吸収性物品であって、
吸収体と前記吸収体よりも前記厚さ方向の肌側に設けられたトップシートを備えるとともに、長手方向に二つ折りされ、前記長手方向が前記縦方向に沿う吸収性本体と、
前記吸収性本体の前記長手方向の両端部の非肌側にそれぞれに配されて前記横方向に沿う一対のベルト部材と、を有し、
前記横方向における前記吸収性本体の両側端が、前記一対の脚回り開口部の一部を形成し、
前記吸収体は、吸収性コアと、前記吸収性コアの肌側面及び非肌側面を覆う有色のコアラップシートと、を有し、
前記吸収性コアは、前記長手方向の中央部において、前記長手方向の端部よりも幅の狭い幅狭部を有し、
前記吸収性本体は、前記コアラップシート及び前記幅狭部が存在する内側領域と、前記横方向において前記内側領域よりも外側に、前記コアラップシートは存在するが、前記吸収性コアは存在しない外側領域と、を有し、
前記吸収性本体を前記厚さ方向の肌側から見た場合に、前記外側領域の方が前記内側領域の少なくとも一部に比べて、白色に対する色差が大きく、
前記吸収性本体は、前記外側領域に隣接し、且つ、前記コアラップシート及び前記吸収性コアが存在する隣接領域と、前記横方向の中央部において前記コアラップシートが前記吸収性コアよりも前記厚さ方向の肌側で重ねられた中央領域と、を有し、
前記吸収性本体を前記厚さ方向の肌側から見た場合に、前記中央領域の方が前記隣接領域に比べて、白色に対する色差が大きいことを特徴とするパンツ型吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、装着性の良いパンツ型吸収性物品を低コストで提供することができる。
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1の概略正面図である。 展開且つ伸長状態のおむつ1を肌側から見た概略平面図である。 図3は図2のaa線の概略断面図である。 図4Aは図2のbb線の概略断面図であり、図4Bは図2のcc線の概略断面図であり、図4Cは図2のdd線の概略断面図であり、図4Dは図2のee線の概略断面図である。 展開且つ伸長状態のおむつ1の一部を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。 図6Aは図2のee線で切ったおむつ1の概略断面図であり、図6Bはおむつ1の一部を縦方向に切った概略断面図である。 図7A及び図7Bはコアラップシート42の繋ぎ目部42cを説明する図である。 展開且つ伸長状態のおむつ1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。 ベルト部材20,30と吸収性本体10との接合領域50を示す図である。 第2実施形態のおむつ1を説明する図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
縦方向と横方向と厚さ方向とを有し、胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成されたパンツ型吸収性物品であって、吸収体を備えるとともに、長手方向に二つ折りされ、前記長手方向が前記縦方向に沿う吸収性本体と、前記吸収性本体の前記長手方向の両端部にそれぞれ配されて前記横方向に沿う一対のベルト部材と、を有し、前記横方向における前記吸収性本体の両側端が、前記一対の脚回り開口部の一部を形成し、前記吸収体は、吸収性コアと、前記吸収性コアの肌側面及び非肌側面を覆う有色のコアラップシートと、を有し、前記吸収性コアは、前記長手方向の中央部において、前記長手方向の端部よりも幅の狭い幅狭部を有し、前記吸収性本体は、前記コアラップシート及び前記幅狭部が存在する内側領域と、前記横方向において前記内側領域よりも外側に、前記コアラップシートは存在するが、前記吸収性コアは存在しない外側領域と、を有し、前記吸収性本体を前記厚さ方向の肌側から見た場合に、前記外側領域の方が前記内側領域の少なくとも一部に比べて、白色に対する色差が大きいことを特徴とするパンツ型吸収性物品である。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、胴回り開口部から吸収性本体を見たときに、外側領域の色が濃く目立ち、脚回り開口部の位置の目印となるため、脚を通し易い。また、吸収性本体の両側端が脚回り開口部の一部を形成するため、外側領域を目掛けて脚を通す際に脚が引っ掛かり難く、装着性が良い。また、外側領域が目立つように、吸収性物品が一般に備えるコアラップシートを有色にしているため、低コスト化を図れる。
かかるパンツ型吸収性物品であって、前記吸収性本体は、前記外側領域に隣接し、且つ、前記コアラップシート及び前記吸収性コアが存在する隣接領域と、前記横方向の中央部において前記コアラップシートが前記吸収性コアよりも前記厚さ方向の肌側で重ねられた中央領域と、を有し、前記吸収性本体を前記厚さ方向の肌側から見た場合に、前記中央領域の方が前記隣接領域に比べて、白色に対する色差が大きいことを特徴とするパンツ型吸収性物品である。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、胴回り開口部から吸収性本体を見たときに、中央領域が目立ち、吸収性本体の横方向中央部の位置の目印となる。そのため、着用者の中心位置(排泄部)に、吸収性本体の横方向中央部(吸収性コア)が位置合わせされ易く、おむつが適切に装着される。
かかるパンツ型吸収性物品であって、前記吸収性本体は、前記長手方向に前記中央領域と並び、且つ、前記コアラップシートが前記吸収性コアよりも前記厚さ方向の肌側で重ねられていない第2中央領域を有し、前記吸収性本体を前記厚さ方向の肌側から見た場合に、前記中央領域の方が前記第2中央領域に比べて、白色に対する色差が大きいことを特徴とするパンツ型吸収性物品である。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、胴回り開口部から吸収性本体を見たときに、中央領域が目立ち、吸収性本体の横方向中央部の位置の目印となる。
かかるパンツ型吸収性物品であって、前記横方向における前記吸収性本体の最大幅と前記吸収性コアの最大幅とが一致していることを特徴とするパンツ型吸収性物品である。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、吸収性本体の長手方向の両端部で外側領域が途切れるため、胴回り開口部から吸収性本体を見たときに、外側領域が、吸収性本体の長手方向中央部の位置の目印となる。そのため、着用者の中心位置(排泄部)に、吸収性本体の長手方向中央部(吸収性コア)が位置合わせされ易く、おむつが適切に装着される。
かかるパンツ型吸収性物品であって、前記吸収性本体は、前記長手方向の両端部に、前記コアラップシートは存在するが、前記吸収性コアは存在しない一対の端部領域と、各前記端部領域の前記長手方向の内側に、前記コアラップシート及び前記吸収性コアが存在する一対の内側端部領域と、を有し、前記吸収性本体を前記厚さ方向の肌側から見た場合に、前記端部領域の方が前記内側端部領域に比べて、白色に対する色差が大きいことを特徴とするパンツ型吸収性物品である。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、胴回り開口部から吸収性本体を見たときに、端部領域が目立ち、吸収性コアの長手方向の端の位置の目印となる。そのため、吸収性本体がしっかりと引き上げられているかを確認でき、おむつが適切に装着される。
かかるパンツ型吸収性物品であって、前記一対の端部領域の前記長手方向の長さが異なることを特徴とするパンツ型吸収性物品である。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、端部領域の長さの違いに基づき吸収性物品の前後を識別でき、前後逆に吸収性物品が装着されてしまうことを防止できる。
かかるパンツ型吸収性物品であって、前記ベルト部材は、前記吸収性本体よりも前記厚さ方向の肌側にカバーシートを有し、前記吸収性本体は、前記長手方向の両端部に、前記カバーシートで覆われた一対の第2端部領域を有し、前記一対の第2端部領域の前記長手方向の長さが異なることを特徴とするパンツ型吸収性物品である。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、第2端部領域の長さの違いに基づき吸収性物品の前後を識別でき、前後逆に吸収性物品が装着されてしまうことを防止できる。
かかるパンツ型吸収性物品であって、前記ベルト部材は、前記吸収性本体よりも前記厚さ方向の非肌側に、複数のシートの間に前記横方向に伸縮する弾性部材が介在している複合シートを有し、前記吸収性本体は、前記長手方向の両端部に、前記複合シートで覆われた一対の第3端部領域と、前記一対の第3端部領域の間の中間領域と、を有し、前記吸収性本体を前記厚さ方向の非肌側から見た場合に、前記中間領域の方が前記第3端部領域の少なくとも一部に比べて、白色に対する色差が大きいことを特徴とするパンツ型吸収性物品である。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、吸収性物品を外側から見たときに、中間領域が目立ち、吸収性物品の下端部の位置の目印となる。そのため、吸収性本体がしっかりと引き上げられているかを確認でき、おむつが適切に装着される。
かかるパンツ型吸収性物品であって、前記第3端部領域は、前記コアラップシート及び前記吸収性コアが存在する第4端部領域と、前記第4端部領域よりも前記長手方向の外側に、前記コアラップシートは存在するが、前記吸収性コアは存在しない第5端部領域と、を有し、前記吸収性本体を前記厚さ方向の非肌側から見た場合に、前記第5端部領域の方が前記第4端部領域に比べて、白色に対する色差が大きいことを特徴とするパンツ型吸収性物品である。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、吸収性物品を外側から見たときに、第5端部領域が目立ち、吸収性コアの長手方向の端の位置の目印となる。そのため、吸収性本体がしっかりと引き上げられているかを確認でき、おむつが適切に装着される。
かかるパンツ型吸収性物品であって、前記縦方向における前記複合シートの下端部が、前記吸収性本体に接合されていないことを特徴とするパンツ型吸収性物品である。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、装着のために胴回り開口部が広げられた際に、複合シートの下端部が非肌側にめくれて脚回り開口部が広がり、脚を通し易くなる。
かかるパンツ型吸収性物品であって、前記吸収性本体を前記厚さ方向の肌側から見た場合と非肌側から見た場合とで、白色に対する色差の前記縦方向の変化が異なることを特徴とするパンツ型吸収性物品である。
このようなパンツ型吸収性物品によれば、吸収性物品の裏表を識別でき、裏表逆に吸収性物品が装着されてしまうことを防止できる。
以下、本発明に係るパンツ型吸収性物品として、大人向けのパンツ型使い捨ておむつを例に挙げて実施形態を説明する。但し、本発明に係るパンツ型吸収性物品は、大人向けのおむつに限定されず、例えば、乳幼児向けのおむつや、ショーツ型の生理用ナプキン等としても利用可能である。
===第1実施形態===
<パンツ型使い捨ておむつの基本構成>
図1は第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1(以下「おむつ」という)の概略正面図である。図2は展開且つ伸長状態のおむつ1を肌側から見た概略平面図である。図3は図2のaa線の概略断面図である。図4Aは図2のbb線の概略断面図であり、図4Bは図2のcc線の概略断面図であり、図4Cは図2のdd線の概略断面図であり、図4Dは図2のee線の概略断面図である。
おむつ1は、パンツ型の状態において、縦方向と横方向と厚さ方向とを有し、胴回り開口部BHと一対の脚回り開口部LHとが形成されている。縦方向において着用者の胴側を上側とし、着用者の股下側を下側とする。厚さ方向とは、図3や図4に示すように、おむつ1を構成する各部材が積層された方向である。厚さ方向において、着用者に接する側を「肌側」とし、その反対側を「非肌側」とする。
おむつ1は、長方形状の3つの部材である吸収性本体10及び一対のベルト部材20,30を有する。一対のベルト部材20,30のうち着用者の腹側部を覆うものを腹側ベルト部材20といい、着用者の背側部を覆うものを背側ベルト部材30という。図2に示す展開状態において、腹側ベルト部材20及び背側ベルト部材30は、それらの長手方向がおむつ1の横方向に沿うように配されている。そして、吸収性本体10の長手方向の一方側の端部に、腹側ベルト部材20の横方向の中央部が配され、吸収性本体10の長手方向の他方側の端部に、背側ベルト部材30の横方向の中央部が配されている。
図2に示す展開状態のおむつ1において、吸収性本体10の長手方向がおむつ1の縦方向に沿うように、吸収性本体10が長手方向の略中央で二つ折りされ、腹側ベルト部材20と背側ベルト部材30の横方向の両側部がそれぞれ溶着等で接合されることにより、図1に示すパンツ型状態のおむつ1となる。
吸収性本体10は、図3に示すように、吸収体40と、吸収体40よりも厚さ方向の肌側に配されたトップシート11と、吸収体40よりも厚さ方向の非肌側に配されたバックシート12、及び、外装シート13とを有する。トップシート11は、液透過性シートであり、親水性のスパンボンド不織布や親水性のエアスルー不織布等を例示できる。バックシート12は、液不透過性シートであり、ポリエチレンフィルム等を例示できる。外装シート13としては、疎水性のSMS不織布等を例示できる。
厚さ方向に見たトップシート11及びバックシート12は、その平面形状及び大きさが吸収性本体10と同じであり、吸収体40の両面を覆っている。また、図4C等に示すように、トップシート11の横方向の両側部は、吸収体40を巻き込んで非肌側に折り返されている。また、外装シート13の横方向の両側部は肌側に2回折り返されている。1回目の折り返しで2層になった外装シート13の間に、糸ゴム等の立体ギャザー部用の弾性部材14が長手方向に伸長した状態で固定されている。2回目の折り返しで外装シート13の一部がトップシート11よりも肌側に折り返され、肌側に起立可能な立体ギャザー部15が形成されている。
吸収体40は、尿等の排泄物を吸収して保持する吸収性コア41と、厚さ方向における吸収性コア41の肌側面41a及び非肌側面41bを覆う有色のコアラップシート42とを有する(詳細は後述)。厚さ方向に見た吸収体40の平面形状及び大きさ(即ちコアラップシート42の平面形状及び大きさ)は、吸収性本体10と同じである。また、厚さ方向に見た吸収性コア41の平面形状は、長手方向の中央部が幅方向の内側に括れた略砂時計形状である。吸収性コア41としては、高吸収性ポリマー(SAP)を含むパルプ等の液体吸収性繊維が所定の形状に成形されたものを例示できる。コアラップシート42としてはティッシュペーパーや不織布等の液透過性シートを例示できる。
また、本実施形態のコアラップシート42は、図4C等に示すように吸収性コア41を包み込んでいる。具体的には、コアラップシート42の横方向の両側部が吸収性コア41の肌側に折り返されている。折り返されたコアラップシート42は、吸収性コア41の横方向の中央部で重ね合わされている。このコアラップシート42が重ね合わされた部位を繋ぎ目部42cという。
腹側ベルト部材20、及び、背側ベルト部材30はそれぞれ、図3に示すように、吸収性本体10よりも厚さ方向の非肌側に配された複合シート21,31と、吸収性本体10よりも厚さ方向の肌側に配されたカバーシート22,32とを有する。複合シート21,31では、肌側シート23,33と非肌側シート24,34の間に、複数の胴回り弾性部材25,35が介在している。複数の胴回り弾性部材25,35は、肌側シート23,33と非肌側シート24,34の間に、縦方向に並んで配されるとともに、横方向に伸長した状態で固定されている。
カバーシート22,32は、肌側シート23,33や非肌側シート24,34よりも縦方向の長さが短く、吸収性本体10の長手方向の端部を覆っている。カバーシート22,32を設けることによって、吸収性本体10の長手方向の端部の開きや、吸収性コア41を構成する部材のこぼれを防止できる。なお、腹側ベルト部材20及び背側ベルト部材30を構成するシートとしては、スパンボンド不織布やSMS不織布等の柔軟なシートを例示できる。
<おむつ1の装着性>
図5は展開且つ伸長状態のおむつ1の一部を厚さ方向の肌側から見た概略平面図である。図6Aは図2のee線で切ったおむつ1の概略断面図であり、図6Bはおむつ1の一部を縦方向に切った概略断面図である。図7A及び図7Bはコアラップシート42の繋ぎ目部42cを説明する図である。図8は展開且つ伸長状態のおむつ1を厚さ方向の非肌側から見た概略平面図である。図9は腹側ベルト部材20及び背側ベルト部材30と吸収性本体10との接合領域50を示す図である。
本実施形態のおむつ1では、トップシート11を白色のシート、吸収性コア41を白色の部材とし、コアラップシート42を緑色(有色)のシートとする。詳しくは、コアラップシート42の全体が一定の濃度で緑色に着色されている。なお、コアラップシート42の構成繊維を緑色に着色してもよいし、印刷等でコアラップシート42を緑色に着色してもよい。また、吸収性本体10を構成するその他のバックシート12及び外装シート13も白色のシートとする。また、腹側ベルト部材20および背側ベルト部材30を構成する複合シート21,31(肌側シート23,33、非肌側シート24,34)及びカバーシート22,32も白色のシートとする。
以下の説明では、緑色のコアラップシート42のうち、吸収性コア41の肌側面41aを覆う部位を「肌側ラップ部42a」といい、吸収性コア41の非肌側面41bを覆う部位を「非肌側ラップ部42b」という。
図5に示すように、吸収性コア41は、その平面形状が略砂時計形状であり、長手方向の中央部において、長手方向の両端部41Bよりも幅の狭い「幅狭部41A」を有する。一方、コアラップシート42は、その平面形状が吸収性本体10と同じ長方形状であり、吸収性コア41の幅狭部41Aよりも横方向の外側にまでコアラップシート42が存在している。つまり、吸収性本体10は、コアラップシート42及び吸収性コア41の幅狭部41Aが存在する「内側領域10A」と、横方向において内側領域10Aよりも外側に、コアラップシート42は存在するが、吸収性コア41は存在しない一対の「外側領域10B」(吸収性コア41が括れている領域)とを有する。
図6Aに示すように、内側領域10Aでは、厚さ方向の肌側から、トップシート11、コアラップシート42の肌側ラップ部42a、吸収性コア41、コアラップシート42の非肌側ラップ部42bが位置している。吸収性コア41は白色の部材であるが厚みのある部材である。そのため、内側領域10Aを厚さ方向の肌側から見た場合に、白色のトップシート11を透過して肌側ラップ部42aの緑色は視認されるが、吸収性コア41を透過して非肌側ラップ部42bの緑色は視認され難い。よって、内側領域10Aは淡い緑色に視認される。
なお、詳細は後述するが、図7Aに示すように、吸収性本体10は、横方向の中央部に、コアラップシート42が吸収性コア41よりも厚さ方向の肌側で重ねられた中央領域10Dを有する。内側領域10Aのうち中央領域10D以外の領域が上記のように淡い緑色に視認される。
一方、外側領域10Bでは、図6Aに示すように、厚さ方向の肌側から、トップシート11、コアラップシート42の肌側ラップ部42a、非肌側ラップ部42bが位置している。そのため、外側領域10Bを厚さ方向の肌側から見た場合に、白色のトップシート11を透過して、肌側ラップ部42aの緑色と非肌側ラップ部42bの緑色とが視認され、外側領域10Bは内側領域10A(中央領域10Dを除く)よりも濃い緑色に視認される。
このように、おむつ1では、吸収性本体10を厚さ方向の肌側から見た場合に、外側領域10Bの方が内側領域10Aよりも色が濃く見える、つまり、外側領域10Bの方が内側領域10Aに比べて、白色に対する色差が大きい。そのため、おむつ1の装着時に、着用者が胴回り開口部BHを手で広げて、胴回り開口部BHから吸収性本体10を見た場合に、外側領域10Bが目立つ。よって、着用者は外側領域10Bを脚回り開口部LHの位置の目印として脚を通すことができ、おむつ1を容易に装着できる。
なお、吸収性本体10を厚さ方向の肌側から見た場合に、外側領域10Bと内側領域10Aの色差が3以上であることが好ましい。そうすることで、外側領域10Bと内側領域10Aとが同じ緑色であっても、着用者は2つの領域10B,10Aの色が著しく異なっていると認識でき、外側領域10Bを目印にすることができる。後述する各領域の色差についても同様のことがいえる。
また、おむつ1では、長手方向に腹側ベルト部材20と背側ベルト部材30を繋ぐ部材が存在しない。よって、外側領域10Bよりも横方向の外側には部材が存在せず、横方向における吸収性本体10の両側端10aが、一対の脚回り開口部LHの一部を形成している。そのため、着用者が外側領域10Bを目掛けて脚を通しても、外装部材等に脚が引っ掛かることがなく、安全に装着できる。以上のように、おむつ1は装着性が良い。
また、おむつ1では、外側領域10Bが濃い色に視認されるように、おむつに一般に備えられているコアラップシート42を有色のシートにしている。そのため、外側領域10Bが濃い色に視認されるように例えばおむつ1に新たな有色の部材を追加する場合に比べて、低コスト化を図れる。
また、コアラップシート42が有色のシートである方が、白色のシートである場合に比べて、吸収性コア41が吸収した排泄物が目立ち難い。特に、コアラップシート42の色を尿(黄色)よりも濃い色(ここでは緑色)にすることで、吸収性コア41が吸収した尿の隠蔽性が向上する。外側領域10Bが濃い色に視認されるように、コアラップシート42を有色のシートにすることで、外側領域10Bだけでなく吸収性コア41の肌側面41aも有色のシートで覆われることになり、吸収性コア41が吸収した排泄物の隠蔽性が向上し、おむつ1交換時の不快感を軽減できる。
なお、本発明では、外側領域10Bの方が内側領域10Aに比べて、白色に対する色差が大きいとしているが、この「白色」として、マンセル表色系で「N9.5」と表される色や、RGB色空間で「255,255,255」と表される色、所謂真っ白を例示できる。また、前記真っ白と同じ色系統である色、具体的には、前記真っ白との色差が0以上12未満である色も「白色」に含まれるものとする。
また、コアラップシート42が「有色」であるとは、コアラップシート42が無色透明或いは上記に定義した「白色」以外の色ということである。具体的には、上記に定義した「白色」との色差が40以上の色であることが好ましい。
また、本実施形態ではコアラップシート42の色を緑色としているが、これに限らず、例えば、青色、黄色、ピンク色等、任意の色を選択してよい。また、コアラップシート42の全域が均一の濃度で着色されるに限らない。例えば、複数の色に着色されていたり、単色のグラデーションが形成されていたり、有色の図形や文字が形成されて部分的に着色されていてもよい。これらの場合にも、外側領域10Bの平均の色の濃さが内側領域10Aよりも濃く、外側領域10Bが目立てばよい。
同様に、トップシート11及び吸収性コア41の色も白色に限らない。但し、吸収性本体10を厚さ方向の肌側から見た場合に、トップシート11を介してコアラップシート42の色が透けて見えるように、トップシート11の色は比較的に淡い色であることが好ましい。具体的には、トップシート11単体の光線透過率が20%以上であることが好ましい。なお、光線透過率の測定は例えばJIS Z8722に準拠した試験方法等により測定できる。また、外側領域10Bの方が内側領域10Aよりも色が濃く見えるように、吸収性コア41の色はコアラップシート42よりも淡い色であることが好ましい。
また、外側領域10Bのように、本発明における吸収性コアが存在しない領域とは、実質的に吸収性コア41が存在しない領域である。つまり、吸収性コアが存在しない領域に、吸収性コア41を構成する液体吸収性繊維やSAPが若干存在していてもよく、吸収性コア41が存在する領域に比べて低坪量で液体吸収性繊維やSAPが存在する領域も含まれるものとする。
前述したように、コアラップシート42は吸収性コア41を包み込み、吸収性コア41の肌側面41a上においてコアラップシート42の繋ぎ目部42cが形成されている。よって、図7Aに示すように、吸収性本体10は、外側領域10Bに隣接し、且つ、コアラップシート42及び吸収性コア41が存在する隣接領域10Cと、横方向の中央部においてコアラップシート42が吸収性コア41よりも厚さ方向の肌側で重ねられた中央領域10Dとを有する。なお、繋ぎ目部42cは吸収性コア41を超えて吸収性本体10の長手方向の両端まで達しているが、繋ぎ目部42cのうち吸収性コア41が存在する範囲を中央領域10Dとする。
吸収性本体10を厚さ方向の肌側から見た場合に、隣接領域10Cは、上記の内側領域10Aと同様に、淡い緑色に視認される。一方、中央領域10Dは、トップシート11を介してコアラップシート42の繋ぎ目部42c、即ち2層分のコアラップシート42の緑色が視認され、隣接領域10Cよりも濃い緑色に視認される。つまり、中央領域10Dの方が隣接領域10Cよりも色が濃く見え、中央領域10Dの方が隣接領域10Cに比べて、白色に対する色差が大きい。
そのため、おむつ1の装着時に、着用者が胴回り開口部BHから吸収性本体10を見た場合に中央領域10Dが目立ち、着用者は中央領域10Dを吸収性本体10の横方向中央部の位置の目印にすることができる。よって、着用者の中心位置に吸収性本体10の横方向中央部が位置合わせされ易く、着用者の排泄部に吸収性コア41が密着するように、おむつ1が適切に装着される。
なお、コアラップシート42の繋ぎ目部42cが吸収性コア41の非肌側面41b側に形成されていてもよい。その場合、吸収性本体10を厚さ方向の非肌側から見た場合に、中央領域10Dが目立つ。よって、着用者の中心位置に吸収性本体10の横方向中央部が位置合わせされているか、外側から確認できる。また、吸収性コア41の肌側面41aを覆うコアラップシート42と非肌側面42bを覆うコアラップシート42とが別シートであってもよい。
また、図7Aでは、吸収性コア41の長手方向の全域に亘って中央領域10D(繋ぎ目部42c)が延びているが、これに限らない。図7Bに示すように、長手方向に中央領域10Dと並び、且つ、コアラップシート42が吸収性コア41よりも厚さ方向の肌側で重ねられていない第2中央領域10Eを、吸収性本体10が有するようにしてもよい。吸収性本体10を厚さ方向の肌側から見た場合に、中央領域10Dの方が第2中央領域10Eよりも色が濃く見える、つまり、中央領域10Dの方が第2中央領域10Eに比べて、白色に対する色差が大きい。
図7Bでは、吸収性コア41の長手方向の中央部において、横方向の左側から折り込まれたコアラップシート42の側端42dが、横方向の右側から折り込まれたコアラップシート42の側端42eよりも手前側(左側)に位置しており、コアラップシート42が重ねられていない第2中央領域10Eが形成されている。図7Bの第2中央領域10Eは、吸収性コア41上に1層のコアラップシート42が存在する領域10E1と、吸収性コア41上にコアラップシート42が存在しない領域10E2とを有する。
このように濃く視認される中央領域10Dと淡く視認される第2中央領域10Eとが長手方向に並ぶことで、濃く視認される中央領域10Dが目立ち易くなる。よって、おむつ1の装着時に、着用者は中央領域10Dを吸収性本体10の横方向中央部の位置の目印にし易くなる。
また、図5に示すように、横方向における吸収性本体10の最大幅Wと、吸収性コア41の最大幅Wとが一致していることが好ましい。吸収性コア41は略砂時計形状であるため、吸収性コア41の長手方向の端部41Bの幅Wが最大幅となる。なお、吸収性本体10及び吸収性コア41の最大幅Wとは、おむつ1を皺なく伸長させた状態での幅とする。具体的には、おむつ1を構成する各部材(例えばトップシート11等)の寸法がその部材単体の寸法と一致又はそれに近い長さになるまで、おむつ1を伸長させた状態での幅とする。
この場合、外側領域10Bは、吸収性本体10の長手方向の両端部で途切れ、吸収性本体10の長手方向中央部に存在することになる。そのため、おむつ1の装着時に、着用者は外側領域10Bを吸収性本体10の長手方向中央部の位置の目印にすることができる。よって、着用者の中心位置に吸収性本体10の長手方向中央部が位置合わせされ易く、着用者の排泄部に吸収性コア41が密着するように、おむつ1が適切に装着される。
また、図5に示すように、コアラップシート42は吸収性コア41を超えて吸収性本体10の長手方向の端10bまで達している。そのため、吸収性本体10は、長手方向の両端部に、コアラップシート42は存在するが、吸収性コア41は存在しない一対の端部領域10Fと、各端部領域10Fの長手方向の内側に、コアラップシート42及び吸収性コア41が存在する一対の内側端部領域10Gとを有する。なお、カバーシート22,32で覆われている部位は端部領域10Fに含まれないものとする。
吸収性本体10を厚さ方向の肌側から見た場合に、端部領域10Fは、外側領域10Bと同様に、トップシート11を介してコアラップシート42の肌側部42a及び非肌側部42bが視認され、濃い緑色に視認される。一方、内側端部領域10Gは、内側領域10Aと同様に、トップシート11を介してコアラップシート42の肌側部42aは視認されるが、非肌側部42bは視認され難く、淡い緑色に視認される。つまり、端部領域10Fの方が内側端部領域10Gよりも色が濃く見え、端部領域10Fの方が内側端部領域10Gに比べて、白色に対する色差が大きい。
そのため、おむつ1の装着時に、着用者が胴回り開口部BHから吸収性本体10を見た場合に、端部領域10Fが目立ち、着用者は端部領域10Fを吸収性コア41の長手方向の端の位置の目印にすることができる。よって、着用者は、ベルト部材20,30を把持しておむつ1を引き上げている際に、端部領域10Fの位置に基づき、吸収性本体10がしっかりと引き上げられているかの確認を行える。ゆえに、着用者の排泄部に吸収性コア41が密着するように、おむつ1が適切に装着される。
更に、図5に示すように、一対の端部領域10Fの長手方向の長さ(L1、L2)が腹側と背側で異なることが好ましい。この場合、着用者や着用者におむつ1を装着させる介護者が、端部領域10Fの長さの違いに基づき、おむつ1の前後(腹側と背側)を識別でき、おむつ1が前後逆に装着されてしまうことを防止できる。このことは本実施形態のおむつ1のように腹側ベルト部材20と背側ベルト部材30の形状及び大きさが同じである場合に特に有効である。
また、一般に、着用者の臀部が吸収性コア41で覆われるように、腹側よりも背側に吸収性コア41が延びているイメージが持たれている。そのため、背側の端部領域10Fの長さL2を腹側の端部領域10Fの長さL1よりも短くすることで、おむつ1の前後が感覚的に識別される。
また、吸収性本体10は、長手方向の両端部に、カバーシート22,32で覆われた一対の第2端部領域10Hを有する。吸収性本体10を厚さ方向の肌側から見た場合に、第2端部領域10Hは、カバーシート22,32及びトップシート11を介して、コアラップシート42の肌側部42a及び非肌側部42bが視認され、淡い緑色に視認される。よって、淡い緑色に視認される第2端部領域10Hと内側端部領域10Gの間に、端部領域10Fが挟まれることになる。そのため、着用者が胴回り開口部BHから吸収性本体10を見た場合に、端部領域10Fがより目立ち、着用者は端部領域10Fを吸収性コア41の長手方向の端の位置の目印にし易くなる。
そして、一対の第2端部領域10Hの長手方向の長さ(L3、L4)が腹側と背側で異なるとよい。そうすることで、着用者や介護者は、第2端部領域10Hの長さの違いに基づいて、おむつ1の前後を識別でき、おむつ1が前後逆に装着されてしまうことを防止できる。
また、吸収性本体10とカバーシート22,32は接着剤等で接合されている。図示しないが、おむつ1の縦方向におけるカバーシート22,32の下端部は、吸収性本体10に接合されていないことが好ましい。そうすることで、着用者が胴回り開口部BHから吸収性本体10を見た場合に、カバーシート22,32の下端部が吸収性本体10からひらひらと浮き上がって目立つため、着用者はその下端部も吸収性コア41の長手方向の端の位置の目印にすることができる。
また、本実施形態のベルト部材20,30では複合シート21,31とカバーシート22,32を別部材としているが、これに限らない。複合シート21,31の一部をカバーシートとしてもよい。例えば、複合シート21,31を構成する肌側シート23,33と非肌側シート24,34の少なくとも一方の上端部を延ばして肌側に折り返して、吸収性本体10の長手方向の端部を覆ってもよい。
ここまで、吸収性本体10を厚さ方向の肌側から見た場合について説明しているが、次に、吸収性本体10を厚さ方向の非肌側から見た場合について説明する。
本実施形態のおむつ1では、図6B等に示すように、吸収体40よりも厚さ方向の非肌側に、バックシート12、及び、外装シート13が配置されている。また、吸収性本体10よりも厚さ方向の非肌側に、ベルト部材20,30の複合シート21,31が配置されている。これらのシート12,13,21,31は白色のシートである。よって、吸収性本体10を厚さ方向の非肌側から見た場合に、これらのシート12,13,21,31を介してコアラップシート42(主に非肌側部42b)の緑色が視認される。よって、おむつ1に色味を持たせることができ、おむつ1の外観が下着に近付き、おむつらしさを軽減できる。
また、吸収性コア41の非肌側面41bが有色のコアラップシート42で覆われていることで、吸収性コア41が吸収した排泄物の隠蔽性が良い。そのため、おむつ1の外観から排泄状況を知られ難く、着用者のおむつ1への抵抗感を軽減できる。
このように、おむつ1(吸収性本体10)を厚さ方向の非肌側から見た場合に、コアラップシート42の色が透けてみえるように、バックシート12、外装シート13、複合シート21,31の色は比較的に淡い色であることが好ましい。具体的には、これらのシート12,13,21,31単体の光線透過率が20%以上であることが好ましい。
そして、図8に示すように、吸収性本体10は、長手方向の両端部に、ベルト部材20,30が有する複合シート21,31で覆われた一対の第3端部領域10Iと、一対の第3端部領域10Iの間の中間領域10Jとを有する。また、第3端部領域10Iは、コアラップシート42及び吸収性コア41が存在する第4端部領域10I1と、第4端部領域10I1よりも長手方向の外側に、コアラップシート42は存在するが、吸収性コア41は存在しない第5端部領域10I2とを有する。
図6Bに示すように、第4端部領域10I1を厚さ方向の非肌側から見た場合に、複合シート21(31)、外装シート13、及び、バックシート12を介して、コアラップシート42の非肌側部42bが視認される。一方、中間領域10Jを厚さ方向の非肌側から見た場合に、外装シート13、及び、バックシート12を介して、コアラップシート42の非肌側部42bが視認される。よって、吸収性本体10を厚さ方向の非肌側から見た場合に、中間領域10Jの方が、第3端部領域10Iの一部である第4端部領域10I1よりも色が濃く見える、つまり、中間領域10Jの方が第4端部領域10I1に比べて、白色に対する色差が大きい。
そのため、着用者や介護者が装着状態のおむつ1を外側から見た場合に、中間領域10Jが目立ち、中間領域10Jを吸収性本体10の長手方向中央部、つまり、おむつ1の下端部の位置の目印にすることができる。よって、着用者や介護者は、中間領域10Jの位置に基づき、吸収性本体10がしっかりと引き上げられているかの確認を行える。ゆえに、着用者の排泄部に吸収性コア41が密着するように、おむつ1が適切に装着される。
また、第5端部領域10I2には吸収性コア41が存在しない。そのため、第5端部領域10I2を厚さ方向の非肌側から見た場合に、第4端部領域10I1に比べて、コアラップシート42の肌側部42aが視認され易く、色が濃く見える。つまり、第5端部領域10I2の方が第4端部領域10I1に比べて、白色に対する色差が大きい。
よって、着用者や介護者が装着状態のおむつ1を外側から見た場合に、第5端部領域10I2が目立ち、第5端部領域10I2を吸収性コア41の長手方向の端の位置の目印にすることができる。そのため、着用者や介護者は、第5端部領域10I2の位置に基づき、吸収性本体10がしっかりと引き上げられているかの確認を行える。ゆえに、着用者の排泄部に吸収性コア41が密着するように、おむつ1が適切に装着される。
更に、腹側ベルト部材20では、図8に示すように、第5端部領域10I2の胴回り弾性部材25の縦方向の間隔L5よりも、第4端部領域10I1の胴回り弾性部材25の縦方向の間隔L6が広くなっている。胴回り弾性部材25の間隔が広いほど、複合シート21が収縮した際に大きな皺が生じ、複合シート21が吸収性本体10から浮き易い。よって、吸収性本体10を厚さ方向の非肌側から見た場合に、第4端部領域10I1はより淡い緑色に視認され、第5端部領域10I2が目立ち易く、第5端部領域10I2が吸収性コア41の長手方向の端の位置の目印になり易い。
以上のように、おむつ1(吸収性本体10)を厚さ方向の非肌側から見た場合、図8に示すように、縦方向の上方から、白いベルト部材20,30、濃い緑色である第5端部領域10I2、淡い緑色である第4端部領域10I1、濃い緑色である中間領域10Jが並ぶ。このようにおむつ1の外観において色の濃淡の変化が生じていることで、おむつ1のデザイン性が増し、おむつらしさを軽減できる。
おむつ1(吸収性本体10)を厚さ方向の肌側から見た場合にも、図5に示すように、縦方向の上方から、白いベルト部材20,30、淡い緑色である第2端部領域10H、濃い緑色である端部領域10F,淡い緑色である内側端部領域10G、そして、淡い緑色である内側領域10A、或いは、濃い緑色である外側領域10Bが並び、色の濃淡の変化が生じている。但し、吸収性本体10を厚さ方向の肌側から見た場合と非肌側から見た場合とで、縦方向における色の濃淡の変化が異なっている、つまり白色に対する色差の縦方向の変化が異なる。そのため、着用者や介護者は、おむつ1の色の濃淡の変化の違いに基づき、おむつ1の裏表を識別できる。よって、おむつ1が裏表逆に装着されてしまうことを防止できる。
また、ベルト部材20,30が有する複合シート21,31は、接着剤等で図9に示す接合領域50にて吸収性本体10に接合されている。但し、縦方向における複合シート21,31の下端部21a,31aは、吸収性本体10に接合されていないことが好ましい。そうすることで、おむつ1の装着時に、着用者が胴回り開口部BHを手で広げた際に、複合シート21,31の下端部21a,31aが非肌側にめくれ易い。よって、脚回り開口部LHが広がり、着用者は脚を通し易くなり、おむつ1の装着性が向上する。
また、ベルト部材20,30で覆われない中間領域10Jを厚さ方向の非肌側から見た場合、図6Aに示すように、吸収性コア41が存在する横方向の中央部10J1は、横方向の側部10J2(トップシート11で覆われた部位を除く)に比べて、コアラップシート42の肌側部42aが視認され難い。よって、横方向の側部10J2の方が中央部10J1に比べて濃い緑色に視認される(つまり白色に対する色差が大きい)。
そのため、着用者や介護者が装着状態のおむつ1を外側から見た場合に、中間領域10Jの横方向の側部10J2が目立ち、その横方向の側部10J2を、吸収性コア41の横方向の端の位置の目印にすることができる。よって、着用者の中心位置(排泄物)に吸収性コア41が位置合わせされているかを、外側から確認できる。
===第2実施形態===
図10は、第2実施形態のおむつ1を説明する図であり、展開且つ伸長状態のおむつ1を肌側から見た概略平面図である。第2実施形態のおむつ1は、背側の複合シート31の形状以外は第1実施形態のおむつ1と同じ構成である。第2実施形態の背側の複合シート31は、腹側の複合シート21に比べて大きく、縦方向における下端部が湾曲した略長方形状を成す。このような複合シート31によれば着用者の臀部を被覆できる。また、腹側ベルト部材20と背側ベルト部材30の形状が異なるため、おむつ1が前後逆に装着されてしまうことを防止できる。
第1実施形態の吸収性本体10と同様に、第2実施形態の吸収性本体10も、ベルト部材20,30(複合シート21,31)で覆われた一対の第3端部領域10Iと、その間の中間領域10Jとを有する。前述のように、吸収性本体10を厚さ方向の非肌側から見た場合、中間領域10Jに比べて第3端部領域10Iの方が、複合シート21,31の分だけ、吸収性コア41が吸収した排泄物の隠蔽性が良い。そのため、第2実施形態のおむつ1のように背側の複合シート31が長いと、中間領域10Jが小さくなるので、おむつ1の外観から排泄状況がより知られ難くなる。よって、着用者のおむつ1への抵抗感を軽減できる。
===色の濃さの比較方法===
吸収性本体10が有する領域(内側領域10Aや外側領域10B等)の色の濃さの比較は、白色に対する色差で比較でき、白色に対する色差は例えばコニカミノルタ社製の色彩色差計CR−300を用いて以下の方法にて取得できる。
まず、測定対象のおむつ1を展開且つ伸長させた状態で板に固定する。おむつ1の展開状態とは、パンツ型おむつ1における一対のベルト部材20,30の横方向の両側部の接合を解除し、図2や図10に示すように広げた状態である。おむつ1の伸長状態とは、おむつ1に生じていた皺が実質的に視認されなくなる程に伸長させた状態である。具体的には、おむつ1を構成する各部材(例えばトップシート11等)の寸法がその部材単体の寸法と一致又はそれに近い長さになるまで伸長させた状態である。そして、吸収性本体10を厚さ方向の肌側から見た場合の色の濃さを比較する場合には、おむつ1の肌側面を上側にし、吸収性本体10を厚さ方向の非肌側から見た場合の色の濃さを比較する場合には、おむつ1の非肌側面を上側にする。
そして、色差計を用いて、白色の基準領域と、色の濃さを比較する対象領域(例えば図10に示す内側領域10Aと外側領域10B)の測定を行い、各領域の測定結果(L*値、a*値、b*値)を取得する。なお、ここでは、図10に示すように、背側ベルト部材30のうち胴回り弾性部材35が存在しない領域10Kを白色の基準領域とし、その領域10Kを測定した色を本発明の白色とする。但し、これに限らず、例えばおむつ1を載せた白色の板等、白色である領域であれば何れの領域でもよい。
そして、対象領域(例えば10A、10B)ごとに、白色の基準領域(例えば10K)に対する色差ΔE*abを取得する。色差ΔE*abは、対象領域の測定結果と、基準領域の測定結果との差(ΔL*、Δa*、Δb*)に基づき、次の式にて算出できる。
ΔE*ab=[(ΔL*2+(Δa*2+(Δb*2]1/2
色差ΔE*abが大きい領域ほど、白色に対する色差が大きく、色が濃い領域であり、色差ΔE*abが小さい領域ほど、色が淡い領域であるといえる。
なお、領域ごとに、同じ箇所を複数回測定した結果の平均値や、異なる複数の箇所の測定結果の平均値に基づき、色差ΔE*abを取得することが好ましい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。
例えば、カバーシート22,32が吸収性コア41まで覆っており、端部領域10Fを有さないおむつや、カバーシート22,32を有さず、第2端部領域10Hを有さないおむつや、吸収性コア41とコアラップシート42の長手方向の端が一致しており、端部領域10Fや第5端部領域10I2を有さないおむつ等であってもよい。
1 おむつ(パンツ型吸収性物品)、BH 胴回り開口部、LH 脚回り開口部、
10 吸収性本体、11 トップシート、12 バックシート、13 外装シート、
20 腹側ベルト部材(ベルト部材)、21 複合シート(シート)、
22 カバーシート、23 肌側シート、24 非肌側シート、
25 胴回り弾性部材(弾性部材)、30 背側ベルト部材(ベルト部材)、
31 複合シート(シート)、32 カバーシート、33 肌側シート、
34 非肌側シート、35 胴回り弾性部材(弾性部材)、
40 吸収体、41 吸収性コア、41A 幅狭部、42 コアラップシート、
10A 内側領域、10B 外側領域、10C 隣接領域、10D 中央領域、
10E 第2中央領域、10F 端部領域、10G 内側端部領域、
10H 第2端部領域、10I 第3端部領域、10I1 第4端部領域、
10I2 第5端部領域、10J 中間領域、

Claims (11)

  1. 縦方向と横方向と厚さ方向とを有し、胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成されたパンツ型吸収性物品であって、
    吸収体と前記吸収体よりも前記厚さ方向の肌側に設けられたトップシートを備えるとともに、長手方向に二つ折りされ、前記長手方向が前記縦方向に沿う吸収性本体と、
    前記吸収性本体の前記長手方向の両端部の非肌側にそれぞれに配されて前記横方向に沿う一対のベルト部材と、を有し、
    前記横方向における前記吸収性本体の両側端が、前記一対の脚回り開口部の一部を形成し、
    前記吸収体は、吸収性コアと、前記吸収性コアの肌側面及び非肌側面を覆う有色のコアラップシートと、を有し、
    前記吸収性コアは、前記長手方向の中央部において、前記長手方向の端部よりも幅の狭い幅狭部を有し、
    前記吸収性本体は、前記コアラップシート及び前記幅狭部が存在する内側領域と、前記横方向において前記内側領域よりも外側に、前記コアラップシートは存在するが、前記吸収性コアは存在しない外側領域と、を有し、
    前記吸収性本体を前記厚さ方向の肌側から見た場合に、前記外側領域の方が前記内側領域の少なくとも一部に比べて、白色に対する色差が大きく、
    前記吸収性本体は、前記外側領域に隣接し、且つ、前記コアラップシート及び前記吸収性コアが存在する隣接領域と、前記横方向の中央部において前記コアラップシートが前記吸収性コアよりも前記厚さ方向の肌側で重ねられた中央領域と、を有し、
    前記吸収性本体を前記厚さ方向の肌側から見た場合に、前記中央領域の方が前記隣接領域に比べて、白色に対する色差が大きいことを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  2. 請求項1に記載のパンツ型吸収性物品であって、
    前記吸収性本体は、前記長手方向に前記中央領域と並び、且つ、前記コアラップシートが前記吸収性コアよりも前記厚さ方向の肌側で重ねられていない第2中央領域を有し、
    前記吸収性本体を前記厚さ方向の肌側から見た場合に、前記中央領域の方が前記第2中央領域に比べて、白色に対する色差が大きいことを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のパンツ型吸収性物品であって、
    前記横方向における前記吸収性本体の最大幅と前記吸収性コアの最大幅とが一致していることを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  4. 縦方向と横方向と厚さ方向とを有し、胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成されたパンツ型吸収性物品であって、
    吸収体と前記吸収体よりも前記厚さ方向の肌側に設けられたトップシートを備えるとともに、長手方向に二つ折りされ、前記長手方向が前記縦方向に沿う吸収性本体と、
    前記吸収性本体の前記長手方向の両端部の非肌側にそれぞれ配されて前記横方向に沿う一対のベルト部材と、を有し、
    前記横方向における前記吸収性本体の両側端が、前記一対の脚回り開口部の一部を形成し、
    前記吸収体は、吸収性コアと、前記吸収性コアの肌側面及び非肌側面を覆う有色のコアラップシートと、を有し、
    前記吸収性コアは、前記長手方向の中央部において、前記長手方向の端部よりも幅の狭い幅狭部を有し、
    前記吸収性本体は、前記コアラップシート及び前記幅狭部が存在する内側領域と、前記横方向において前記内側領域よりも外側に、前記コアラップシートは存在するが、前記吸収性コアは存在しない外側領域と、を有し、
    前記吸収性本体を前記厚さ方向の肌側から見た場合に、前記外側領域の方が前記内側領域の少なくとも一部に比べて、白色に対する色差が大きく、
    前記吸収性本体は、前記長手方向の両端部に、前記コアラップシートは存在するが、前記吸収性コアは存在しない一対の端部領域と、各前記端部領域の前記長手方向の内側に、前記コアラップシート及び前記吸収性コアが存在する一対の内側端部領域と、を有し、
    前記吸収性本体を前記厚さ方向の肌側から見た場合に、前記端部領域の方が前記内側端部領域に比べて、白色に対する色差が大きいことを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  5. 請求項4に記載のパンツ型吸収性物品であって、
    前記一対の端部領域の前記長手方向の長さが異なることを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  6. 縦方向と横方向と厚さ方向とを有し、胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成されたパンツ型吸収性物品であって、
    吸収体と前記吸収体よりも前記厚さ方向の肌側に設けられたトップシートを備えるとともに、長手方向に二つ折りされ、前記長手方向が前記縦方向に沿う吸収性本体と、
    前記吸収性本体の前記長手方向の両端部の非肌側にそれぞれ配されて前記横方向に沿う一対のベルト部材と、を有し、
    前記横方向における前記吸収性本体の両側端が、前記一対の脚回り開口部の一部を形成し、
    前記吸収体は、吸収性コアと、前記吸収性コアの肌側面及び非肌側面を覆う有色のコアラップシートと、を有し、
    前記吸収性コアは、前記長手方向の中央部において、前記長手方向の端部よりも幅の狭い幅狭部を有し、
    前記吸収性本体は、前記コアラップシート及び前記幅狭部が存在する内側領域と、前記横方向において前記内側領域よりも外側に、前記コアラップシートは存在するが、前記吸収性コアは存在しない外側領域と、を有し、
    前記吸収性本体を前記厚さ方向の肌側から見た場合に、前記外側領域の方が前記内側領域の少なくとも一部に比べて、白色に対する色差が大きく、
    前記ベルト部材は、前記吸収性本体よりも前記厚さ方向の肌側にカバーシートを有し、
    前記吸収性本体は、前記長手方向の両端部に、前記カバーシートで覆われた一対の第2端部領域を有し、
    前記一対の第2端部領域の前記長手方向の長さが異なることを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  7. 縦方向と横方向と厚さ方向とを有し、胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成されたパンツ型吸収性物品であって、
    吸収体と前記吸収体よりも前記厚さ方向の肌側に設けられたトップシートを備えるとともに、長手方向に二つ折りされ、前記長手方向が前記縦方向に沿う吸収性本体と、
    前記吸収性本体の前記長手方向の両端部の非肌側にそれぞれ配されて前記横方向に沿う一対のベルト部材と、を有し、
    前記横方向における前記吸収性本体の両側端が、前記一対の脚回り開口部の一部を形成し、
    前記吸収体は、吸収性コアと、前記吸収性コアの肌側面及び非肌側面を覆う有色のコアラップシートと、を有し、
    前記吸収性コアは、前記長手方向の中央部において、前記長手方向の端部よりも幅の狭い幅狭部を有し、
    前記吸収性本体は、前記コアラップシート及び前記幅狭部が存在する内側領域と、前記横方向において前記内側領域よりも外側に、前記コアラップシートは存在するが、前記吸収性コアは存在しない外側領域と、を有し、
    前記吸収性本体を前記厚さ方向の肌側から見た場合に、前記外側領域の方が前記内側領域の少なくとも一部に比べて、白色に対する色差が大きく、
    前記ベルト部材は、前記吸収性本体よりも前記厚さ方向の非肌側に、複数のシートの間に前記横方向に伸縮する弾性部材が介在している複合シートを有し、
    前記吸収性本体は、前記長手方向の両端部に、前記複合シートで覆われた一対の第3端部領域と、前記一対の第3端部領域の間の中間領域と、を有し、
    前記吸収性本体を前記厚さ方向の非肌側から見た場合に、前記中間領域の方が前記第3端部領域の少なくとも一部に比べて、白色に対する色差が大きいことを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  8. 請求項7に記載のパンツ型吸収性物品であって、
    前記第3端部領域は、前記コアラップシート及び前記吸収性コアが存在する第4端部領域と、前記第4端部領域よりも前記長手方向の外側に、前記コアラップシートは存在するが、前記吸収性コアは存在しない第5端部領域と、を有し、
    前記吸収性本体を前記厚さ方向の非肌側から見た場合に、前記第5端部領域の方が前記第4端部領域に比べて、白色に対する色差が大きいことを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  9. 請求項7又は請求項8に記載のパンツ型吸収性物品であって、
    前記縦方向における前記複合シートの下端部が、前記吸収性本体に接合されていないことを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  10. 縦方向と横方向と厚さ方向とを有し、胴回り開口部と一対の脚回り開口部とが形成されたパンツ型吸収性物品であって、
    吸収体と前記吸収体よりも前記厚さ方向の肌側に設けられたトップシートを備えるとともに、長手方向に二つ折りされ、前記長手方向が前記縦方向に沿う吸収性本体と、
    前記吸収性本体の前記長手方向の両端部の非肌側にそれぞれ配されて前記横方向に沿う一対のベルト部材と、を有し、
    前記横方向における前記吸収性本体の両側端が、前記一対の脚回り開口部の一部を形成し、
    前記吸収体は、吸収性コアと、前記吸収性コアの肌側面及び非肌側面を覆う有色のコアラップシートと、を有し、
    前記吸収性コアは、前記長手方向の中央部において、前記長手方向の端部よりも幅の狭い幅狭部を有し、
    前記吸収性本体は、前記コアラップシート及び前記幅狭部が存在する内側領域と、前記横方向において前記内側領域よりも外側に、前記コアラップシートは存在するが、前記吸収性コアは存在しない外側領域と、を有し、
    前記吸収性本体を前記厚さ方向の肌側から見た場合に、前記外側領域の方が前記内側領域の少なくとも一部に比べて、白色に対する色差が大きく、
    前記吸収性本体を前記厚さ方向の肌側から見た場合と非肌側から見た場合とで、白色に対する色差の前記縦方向の変化が異なることを特徴とするパンツ型吸収性物品。
  11. 請求項1から請求項10の何れか1項に記載のパンツ型吸収性物品であって、
    前記トップシートは、白色のシートであり、
    前記ベルト部材は、前記吸収性本体よりも前記厚さ方向の非肌側に、複数の白色のシートの間に前記横方向に伸縮する弾性部材が介在している複合シートを有し、
    前記吸収性コアは白色の部材であることを特徴とするパンツ型吸収性物品。
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