JP6992962B2 - 柱の仮保持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、展示場等で区画エリアに設置される組立式ブース、該組立式ブースを構成する柱部材及び柱部材の保持方法に関するものである。
東京国際展示場等の展示場では、出展者毎にスペースが付与され、出展者は与えられたスペース区画にブースを構築して自社製品の広告や説明を行っている。この種の展示会は一般的に数日間の短期であり、搬入、撤去作業を容易にするために簡易な組立式ブースが利用されている。
組立式ブースは、複数本の支柱と、支柱間に渡される複数本の梁等を備え、一般的に箱型の骨組みを形成した後、壁面パネルや床面を付加するようになっている。隣接区画との視界を遮るためには2m程度の高さが必要である。このため、支柱を1人で支えて他の部材を連結しながら組み立てる作業は困難であり、簡易な足場を組んだり、作業員の数を増やしたりする必要がある。
支柱を1人で持って組立を可能とするためには、特許文献1に記載の組立式ブースシステムのように、支柱を細くして骨組み構成を複雑にし、ネジ止め部分を多数設ける必要がある。
特開2003-82797号公報
特許文献1に記載のブース構成では、構成材料の数が多く、且つ、ネジ止め工数が多いため、組立に時間と労力を要する。
本発明はこのような現状に鑑みて創案されたもので、構成が簡単でありながらも必要な強度を確保できるとともに、1人でも短時間に組立可能な組立式ブース、該組立式ブースを構成する柱部材及び柱部材の保持方法の提供を、その目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために為されたものであり、請求項1の発明は、断面正方形の角材によって床材と棒材とスペーサが構成されており、床面に2本の床材がそれぞれの端部が直交状態に交差して上下に重なるように配置されて交差部位が形成され、柱部材は、4本の棒材と、前記棒材間に設けられた4本のスペーサが束状に結合して全体の上下端の投影形状が前記棒材を角部にした正方形状になり、且つ、前記スペーサの下端位置を前記棒材の下端位置と異ならせることにより、上方から嵌合する4つの嵌合凹部が形成されており、前記交差部位の床材に前記4つの嵌合凹部がそれぞれのスペーサの下端が前記床材に当接しながら嵌合されることで、前記2本の床材の直交状態を拘束しつつ、前記2本の床材の支持で前記柱部材が自立した状態に保持されていることを特徴とする柱の仮保持構造である。
請求項2の発明は、請求項1に記載した柱の仮保持構造において、棒材、スペーサ、棒材の角材3本分を水平に貫通する長ボルト及びナットによる締結で、各スペーサは棒材間の対向隙間に固定されていることを特徴とする仮保持構造である。
請求項3の発明は、請求項1またはに記載した柱の仮保持構造において、
柱部材の4本のスペーサは同じ長さであり、一方の対向する一対のスペーサは床面との間に角材1本分を収容する嵌合凹部を形成し、他方の対向する一対のスペーサは床面との間に角材2本分を収容する嵌合凹部を形成するものであることを特徴とする仮保持構造である。
本発明によれば、構成が簡単でありながらも必要な強度を確保できるとともに、1人でも短時間に組立可能な組立式ブース、該組立式ブースを構成する柱部材及び柱部材の保持方法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る組立式ブースの骨組み構造を示す斜視図である。 床材の交差部位に柱を嵌合する状態を示す斜視図である。 柱が床材の交差部位に嵌合して自立している状態を示す斜視図である。 柱の下端部の嵌合構造を示す分解斜視図である。 床材へ嵌合した後の柱が自立状態に保持される理由を説明するための要部断面図で、(a)は図3のd1方向への倒れが防止される理由の説明図、(b)は図3のd2方向への倒れが防止される理由の説明図である。 床材へ嵌合した後の柱が自立状態に保持される理由を説明するための要部断面図で、(a)は図3のd3方向への倒れが防止される理由の説明図、(b)は図3のd4方向への倒れが防止される理由の説明図である。 床材と柱との一体化構成を示す要部断面図で、(a)は上側の床材と柱との一体化構成を示す図、(b)は下側の床材と柱との一体化構成を示す図である。 柱の上部と組梁との嵌合構成を示す要部分解斜視図である。 組梁と柱との一体化構成を示す要部断面図で、(a)は上側の組梁と柱との一体化構成を示す図、(b)は下側の組梁と柱との一体化構成を示す図である。 回転部材の構成を示す要部斜視図である。 回転部材の回転動作を示す要部断面図である。 組立式ブースにおける増設可能構成や壁材の取り付け可能構成を示す斜視図である。 壁材の一例としての有孔ボードの固定例を示す要部斜視図である。 有孔ボードの固定の他例を示す要部斜視図である。
本発明の実施の形態に係る柱の仮保持構造及び組立式ブースを図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態に係る柱の仮保持構造による組立式ブース(以下、単に「ブース」という)1の骨組み構造を示している。この骨組み構造は、床面に例えば正方形状の領域を区画するように載置された4本の床材3A~3Dと、垂直に立てられた4本の柱部材5A~5Dと、各柱部材5A~5Dの上端部間を連結する4本の組梁7A~7Dを有している。本例のブース幅Wと高さHは共に200cmであり、柱部材5の1辺Sは9cmである。後述するように、本実施の形態では3cm角の木質系角材(棒材)によって、すなわち、断面形状及び面積が同じ正方形の角材によって全ての要素が構成されている。上記寸法は一例であり、これに限定されない。
4本の床材3A~3Dは、図2に示すように、床材3Bと3Dが床面に直に平行に置かれ、これらの上に床材3A、3Cが床材3B、3Dと直交する方向で平行に置かれている。すなわち、床材3A、3Cは床材3B、3D上に端部が直交状態で上下に重なるように配置されている。
柱部材5Aは、下端部を床材3Aと3Dの交差部位に上方から嵌合することにより、床材3A、3Dの直交状態を拘束する嵌合形状を有し、嵌合後は、図3に示すように、床材3A、3Dによる支持で自立した状態に保持される。
すなわち、嵌合後の柱部材5Aは、ネジ止め等の締結操作を要することなく、手を離しても、直交状態を拘束された床材3A、3Dが突っ支い棒的に機能し、垂直に自立した状態に保持される。
このため、作業者は残りの3本の柱部材5B~5Dを同様に立てていくことができ、柱部材5A~5Dを立てた後に組梁7A~7Dを各柱部材5A~5Dの上端部に嵌めることにより、ブース1の骨組み構造を1人で仮構築できる。仮構築後、ボルト等の締結部材による本締め(一体化)がなされる。
各柱部材5A~5Dは複数の角材を束状に結合した構成を有している。具体的には、それぞれ3cm角の木質系の角材9を4本、各角材9間に同じ角材からなるスペーサ11a、11b等を固定し、全体の上下端の投影形状が正方形状となるように一体に構成されている。
図4に示すように、柱部材5Aの下端部には、下端が上側の床材3Aに当接するスペーサ11aが角材9A、9D、9B、9C間の対向隙間に固定されているとともに、下端が下側の床材3Dに当接するスペーサ11bが角材9A、9B、9C、9D間の対向隙間に固定されている。
各スペーサ11aの固定は、角材9A、スペーサ11a及び角材9Dの角材3本分、角材9B、スペーサ11a及び角材9Cの角材3本分をそれぞれ上下2箇所で水平に貫通する不図示の長ボルト及びナットによる締結でなされている。各スペーサ11bの固定は、角材9A、スペーサ11b及び角材9Bの角材3本分、角材9C、スペーサ11b及び角材9Dの角材3本分をそれぞれ上下2箇所で水平に貫通する不図示の長ボルト及びナットによる締結でなされている。
スペーサ11a、11bは同じ長さであるが、スペーサ11aは床面との間に角材2本分を収容する第1の嵌合凹部12ができるように、スペーサ11bは床面との間に角材1本分を収容する第2の嵌合凹部14ができるように固定されている。他の柱部材5B~5Dについても同様である。
2本の床材3A、3Dの交差部位に嵌合するだけで柱部材5Aが立った状態に保持される原理を以下に説明する。
図5は、柱部材5Aの下端部における図3のX1-X1線での断面図である。図5(a)に示すように、柱部材5Aが内向き(d1方向;図3参照)に倒れようとした場合、角材9C側のスペーサ11aの下端が床材3Aを押圧し、且つ、角材9Cの下端が床材3Dを押圧して床材3Aに時計回り方向の回転モーメントを与える。
しかしながら、床材3Aの他端側は床材3Bで支持されているため反力RFが生じ、その結果、柱部材5Aの内側への倒れが抑制される。
図5(b)に示すように、柱部材5Aが外向き(d2方向;図3参照)に倒れようとした場合には、角材9D側のスペーサ11aの下端が床材3Aを押圧し、且つ、角材9Dの下端が床材3Dを押圧して床材3Aに反時計回り方向の回転モーメントを与える。
しかしながら、床材3Aの重量によるモーメントGFが時計回り方向に働くため、柱部材5Aの外側への倒れが抑制される。
図6は、柱部材5Aの下端部における図3のX2-X2線での断面図である。図6(a)に示すように、柱部材5Aが外向き(d3方向;図3参照)に倒れようとした場合、角材9B側のスペーサ11bの下端が床材3Dを押圧し、且つ、角材9C側のスペーサ11bが床材3Aを押圧して床材3Aに時計回り方向の回転モーメントを与える。
しかしながら、床材3Aの他端側の重量により反力RFが生じ、その結果、柱部材5Aの外側への倒れが抑制される。
図6(b)に示すように、柱部材5Aが内向き(d4方向;図3参照)に倒れようとした場合、角材9C側のスペーサ11bの下端が床材3Dを押圧し、且つ、角材9B側のスペーサ11bが床材3Aを押圧して床材3Aに反時計回り方向の回転モーメントを与える。
しかしながら、床材3Aの他端側の重量により反力RFが生じ、その結果、柱部材5Aの内側への倒れが抑制される。
他の柱部材5B~5Dについても、上記と同様の倒れ防止機能が得られ、柱部材5の1人での組立が可能となる。
図4及び図7に基づいて、柱部材5Aの仮保持が終わった後の固定(本締め)について説明する。図4に示すように、角材9Aと角材9Bに挟まれたスペーサ11bには、柱部材5Aに床材3Aを一体固定するための金属製のナット部材13が嵌め込まれている。2本のスペーサ11bと床材3Aにはボルト挿通孔15が形成されており、図7(a)に示すように、長ボルト17が挿通されてナット部材13にねじ込まれ、柱部材5Aに一体に固定されている2本のスペーサ11bと床材3Aとが一体に締結される。これにより、床材3Aは柱部材5Aと一体化される。ナット部材13は合成樹脂製でもよい。
図4に示すように、床材3Dを挟む角材9Dの下端部にもナット部材13が嵌め込まれている。角材9D、9Cと床材3Dにはボルト挿通孔15が形成されており、図7(b)に示すように、長ボルト17が挿通されてナット部材13にねじ込まれ、角材9D、9Cと床材3Dとが一体に締結される。これにより、床材3Dは柱部材5Aと一体化される。
図8及び図9に基づいて、柱部材5A~5Dと組梁7A~7Dとの連結構成を説明する。
図8に示すように、柱部材5Aの上端部には、角材9Aと9Dとの間及び対向する角材9Bと9Cとの間に、組梁7Aの嵌合位置(下端位置)を規制するスペーサ19が固定されている。
各スペーサ19の固定は、スペーサ11a、11bと同様に、角材9A、スペーサ19及び角材9Dの角材3本分、角材9B、スペーサ19及び角材9Cの角材3本分をそれぞれ上下2箇所で水平に貫通する不図示の長ボルト及びナットによる締結でなされている。
組梁7Aは、2本の角材9を、スペーサ21を介して上下に重ねて一体とした構成を有している。スペーサ21は長手方向の両端部と中央部の3箇所に設けられている(図1参照)。組梁7B~7Dも同様の構成を有している。
図8に示すように、自立状態に保持された柱部材5Aと5Bの上端部に組梁7Aが上方から嵌合される。分かり易くするために、嵌合後の組梁7A、7Dの端面をハッチングで仮想的に示している。組梁7Aに直交する他方の組梁7Dは、組梁7Aを嵌合した後に、水平方向から挿入される。組梁7Dの上側の角材9cは組梁7Aの上側の角材9aと下側の角材9b間に挿入され、組梁7Dの下側の角材9dは組梁7Aの下側の角材9bよりも角材の一辺分下側に位置する。
すなわち、組梁7Aは柱部材5Aのスペーサ19で支持され、組梁7Dは柱部材5Aに支持された組梁7Aに嵌合して該組梁7Aに支持されている。
柱部材5Aの角材9Bにはナット部材13が嵌め込まれている。角材9B、組梁7Aの下側の角材9b及び角材9Cにはボルト挿通孔15が形成されており、図9(a)に示すように長ボルト17が挿通されてナット部材13にねじ込まれ、これらが一体に締結される。
柱部材5Aの角材9Dにもナット部材13が嵌め込まれている。角材9D、組梁7Dの下側の角材9d及び角材9Cにはボルト挿通孔15が形成されており、図9(b)に示すように長ボルト17が挿通されてナット部材13にねじ込まれ、これらが一体に締結される。上記構成は、他の柱部材5B~5Dと組梁7A~7Dとの連結構成においても同様である。
図10及び図11に基づいて、柱部材5Aの下端部と上端部との間の構成について説明する。
図10に示すように、柱部材5Aの角材9Aと9Bとの間にはスペーサ23が固定され、対向する角材9Cと9Dとの間にもスペーサ23が固定されている。
スペーサ23の固定は、スペーサ11a、11bと同様に、角材9A、スペーサ23及び角材9Bの角材3本分、角材9C、スペーサ23及び角材9Dの角材3本分をそれぞれ上下2箇所で水平に貫通する不図示の長ボルト及びナットによる締結でなされている。
スペーサ23間には、スペーサ23と同じ長さの角材による回転部材25が配置され、2つのスペーサ23とこれらに挟まれた回転部材25は長ボルト27で一体化されている。2つのスペーサ23は、柱部材5A内において回転部材25を回転可能に支持するための部材であり、回転部材25の長さはスペーサ23と同じでなくてもよい。
回転部材25は柱部材5Aの中心スペースに位置し、スペーサ23が設けられていない角材9Aと9Dの間又は角材9Bと9Cの間から、例えば金槌と棒状部材とを使って叩くと回転し、二点鎖線で示すように柱部材5Aの両側に水平に突出する。すなわち、柱部材5Aの径方向両側に突出する。長ボルト27の締め付け具合で回転部材25を突出した状態に位置決めすることができる。
図11は、図10のX4-X4線での断面図である。回転部材25の柱部材5間に突出する部分は内側片25aであり、外側に突出する部分は外側片25bである。
回転部材25は、図12に示すように、柱部材5間にパネル等の壁材29を設けるときにその支持部材として利用することができる。不使用時には、回転させることにより柱部材5の中心スペースに収納することができ、柱部材5A~5Dの持ち運び時や流通時等において邪魔にならない。
ブースの外側に突出した回転部材25の外側片25bは、ブースを増設するときなどに壁材の支持部材として利用できる。本実施の形態では、回転部材25を柱部材5の両側に突出する構成としたが、柱部材5Aで示すように、片側(内方)のみに突出する構成としてもよい。また、片側に突出する回転部材25を複数、突出方向を90°変えて同じ柱部材5の高さの異なる位置に設けてもよい。このようにすれば、パネル等の壁材の取り付けが多様にできる。
また、例えば柱部材5Aと5D間に柱部材5Eを設けて、柱部材5Aと柱部材5E間に扉を設けるようにしてもよい。この場合、二点鎖線で示すように、床材3や組梁7の長さを大きくして柱部材5間の距離を広げて扉を設けるようにしてもよい。扉を設ける位置は限定されない。
また、柱部材5の上部に二点鎖線の単線で略して示すように、組梁7A~7Dの隙間に角材9を斜めに渡して筋交いとし、ブースの骨組みを補強する構成としてもよい。
また、柱部材5間の距離を変えずに、二点鎖線で示すように、例えば床材3A、3Cと、組梁7A、7Cを長くすれば、容易にブースを隣接(増設)できる。
また、例えば、床材3Dの内側に床材3Eを配置すれば、床材3Dと床材3Eとの間の隙間31をスタイロボード等の壁材(断熱材)の嵌め込み枠として利用することができる。組立式ブース1の床面には適宜床材が配置される。
柱部材5間の壁材として、小さな孔を多数有する有孔ボード31を用いる場合には、図13に示すように、孔31aに通したプラスチック製の結束バンド33で回転部材25の内側片25aに止めることで固定することができる。
図14に示すように、有孔ボード31を柱部材5Bを構成する例えば角材9Aに結束バンド33で括り付けて固定するようにしてもよい。ここでは柱部材5Bでの固定を例示したが、他の柱部材5A、5C、5Dにおいても同様である。
壁材としてスタイロボードやベニア板の無孔ボードを用いる場合には、回転部材25の内側片25aや柱部材5の角材9に木ネジ等で固定してもよい。
上記のように、本実施の形態では、断面形状及び面積が同じ角材を使って全ての要素を構成しているので、製造コストを低減できる。床材3、柱部材5又は組梁7の材質は上記に限定されず、合成樹脂やアルミニウム合金等の金属でもよい。柱部材5や組梁7は、合成樹脂で一体成形することもできる。例えば柱部材5のみを合成樹脂製とし、他を木質系とした複合構成としてもよい。
また、上記実施形態では、柱部材5を床材3の交差部位に上方から落とし込んで嵌合する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。柱部材5を床面に立てた状態で、その第1の嵌合凹部と、第2の嵌合凹部に床材3を挿入するようにしてもよい。この場合、床材3の挿入が円滑にできるように、柱部材5の下端部の上記角材に相当する部分の下端側を細くすれば、すなわち、テーパを付ければ床材3の挿入が円滑となる。
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
1…組立式ブース 3A、3B、3C、3D…床材
5A、5B、5C、5D…柱部材 11a、11b…スペーサ 12…第1の嵌合凹部
14…第2の嵌合凹部 25…回転部材

Claims (3)

  1. 断面正方形の角材によって床材と棒材とスペーサが構成されており、
    床面に2本の床材がそれぞれの端部が直交状態に交差して上下に重なるように配置されて交差部位が形成され、
    柱部材は、4本の棒材と、前記棒材間に設けられた4本のスペーサが束状に結合して全体の上下端の投影形状が前記棒材を角部にした正方形状になり、且つ、前記スペーサの下端位置を前記棒材の下端位置と異ならせることにより、上方から嵌合する4つの嵌合凹部が形成されており、
    前記交差部位の床材に前記4つの嵌合凹部がそれぞれのスペーサの下端が前記床材に当接しながら嵌合されることで、前記2本の床材の直交状態を拘束しつつ、前記2本の床材の支持で前記柱部材が自立した状態に保持されていることを特徴とする柱の仮保持構造
  2. 請求項1に記載した柱の仮保持構造において、
    棒材、スペーサ、棒材の角材3本分を水平に貫通する長ボルト及びナットによる締結で、各スペーサは棒材間の対向隙間に固定されていることを特徴とする仮保持構造
  3. 請求項1または2に記載した柱の仮保持構造において、
    柱部材の4本のスペーサは同じ長さであり、一方の対向する一対のスペーサは床面との間に角材1本分を収容する嵌合凹部を形成し、他方の対向する一対のスペーサは床面との間に角材2本分を収容する嵌合凹部を形成するものであることを特徴とする仮保持構造
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