JP6992799B2 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
近年、あるユーザの状況を他のユーザに共有させる技術が知られている。一例として、あるユーザの行動の認識結果を他のユーザに共有させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このような行動の認識結果の共有によって、あるユーザの行動を他のユーザが把握することが可能である。例えば、あるユーザの行動に対して他のユーザが興味を持つこともあり得る。
一方、ユーザが自身の存在する領域とは異なる領域(以下、「他の領域」とも言う。)の快適度を把握したいという要求がある。例えば、ユーザが自身の存在する領域の快適度よりも快適度の高い領域がどこであるかを把握したいという要求がある。ユーザは、より快適度の高い領域を把握した場合、より快適度の高い領域に移動したりすることが可能である。
特開2015-36836号公報
しかし、ユーザによって把握される他の領域の快適度の精度を向上させるのは一般に困難である。そこで、ユーザによって把握される他の領域の快適度の精度を向上させることが可能な技術が提供されることが望まれる。
本開示によれば、他のユーザのセンサデータに基づいてユーザ自身の快適度を算出する快適度算出部と、前記快適度に関する情報が前記ユーザ自身の端末に出力されるように制御する出力制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
本開示によれば、他のユーザのセンサデータに基づいてユーザ自身の快適度を算出することと、プロセッサにより、前記快適度に関する情報が前記ユーザ自身の端末に出力されるように制御することと、を含む、情報処理方法が提供される。
本開示によれば、コンピュータを、他のユーザのセンサデータに基づいてユーザ自身の快適度を算出する快適度算出部と、前記快適度に関する情報が前記ユーザ自身の端末に出力されるように制御する出力制御部と、を備える情報処理装置として機能させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、ユーザによって把握される他の領域の快適度の精度を向上させることが可能な技術が提供される。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
駅のホームに存在するユーザに対して、より快適な車両への移動を通知する例を説明するための図である。 本開示の実施形態に係るサーバの機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る検出装置の機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る提示装置の機能構成例を示すブロック図である。 ユーザが乗車予定の電車の種類とその電車の直前の停車駅を算出する手法を説明するための図である。 各ユーザの停車駅における存在車両を特定する手法を説明するための図である。 各車両におけるユーザの快適度の算出例を説明するための図である。 、存在車両ごとの快適度の提示例を示す図である。 駅のホームにユーザが存在する場合に係る情報処理システムの動作の例を示すフローチャートである。 電車選択が行われた場合における提示例を示す図である。 推定快適度の算出の例を示す図である。 駅選択が行われた場合における提示例を示す図である。 電車に乗っているユーザに対して、より快適な車両への移動を通知する例を説明するための図である。 各ユーザが乗っている電車の種類とその電車の直前の停車駅を算出する手法を説明するための図である。 各ユーザの停車駅における存在車両を特定する手法を説明するための図である。 状態存在車両ごとの快適度の提示例を示す図である。 電車にユーザが乗っている場合に係る情報処理システムの動作の例を示すフローチャートである。 本開示の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一または類似の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なる数字を付して区別する場合がある。ただし、実質的に同一または類似の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。また、異なる実施形態の類似する構成要素については、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合がある。ただし、類似する構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
0.概要
1.本開示の実施形態
1.1.駅のホームにユーザが存在する場合
1.2.電車にユーザが乗っている場合
1.3.ハードウェア構成例
2.むすび
<0.概要>
近年、あるユーザの状況を他のユーザに共有させる技術が知られている。一例として、あるユーザの行動の認識結果を他のユーザに共有させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このような行動の認識結果の共有によって、あるユーザの行動を他のユーザが把握することが可能である。例えば、あるユーザの行動に対して他のユーザが興味を持つこともあり得る。
一方、ユーザが自身の存在する領域とは異なる領域(他の領域)の快適度を把握したいという要求がある。例えば、ユーザが自身の存在する領域の快適度よりも快適度の高い領域がどこであるかを把握したいという要求がある。ユーザは、より快適度の高い領域を把握した場合、より快適度の高い領域に移動したりすることが可能である。
しかし、ユーザによって把握される他の領域の快適度の精度を向上させるのは一般に困難である。例えば、人が密集している場所、空気の悪い場所などを避けたいという要求がある。このような場所の例として電車の中が挙げられる。電車に乗っているときには、人が密集している車両、空気の悪い車両を避けたいという要求がある。こうした要求に適用可能な技術として、車両の混雑度を推定するシステムが検討されている。
参考文献「赤外線・二酸化炭素センサによる車両混雑度推定システムの基礎検討」(https://www.ieice.org/tokyo/gakusei/kenkyuu/14/pdf/53.pdf)
上記のような混雑度以外にも、匂いおよび騒音に関する要求などが存在する。しかし、人によって快適に感じる環境には差異があり、温度や湿度などといった要素の何を重要視するかにも違いがある。さらには、どの要素を重要視するかも、ユーザの置かれた状況によって異なる。例えば、ユーザが一人でいる場合とユーザが家族と一緒にいる場合とでは、どの要素を重要視するかが異なる。ここで、ユーザの状況を推定する技術も開示されている。
参考文献「ユーザの状況を推定する技術」(https://www.sonynetwork.co.jp/corporation/release/2013/pub20130314_2962.html)
かかるユーザの状況を推定する技術によれば、ユーザが電車に乗っている、ユーザがバスに乗っている、ユーザが座っている、ユーザが立っているといった状態を取得することができる。
しかし、温度や湿度、さらにはユーザの状況までも含めた環境パラメータのうち、どれを重要視して快適度が高いかを決定したらよいかを判断するのは困難であるのが一般的である。さらには、どの環境パラメータを重視するかを決定した結果が間違っていた場合に、重視すべき環境パラメータの決定方法を手動で修正するのはユーザにとって手間が掛かってしまう。さらには、ユーザによって快適度の高い位置が時々刻々と移動する場合に、ユーザによって快適度の高い位置を通知するのは困難であるのが一般的である。
そこで、本明細書においては、ユーザによって把握される他の領域の快適度の精度を向上させることが可能な技術が提供されることが望まれる。また、本明細書においては、複数の環境パラメータやユーザの置かれた状況から、より快適度の高い位置を決定してユーザに提案するとともに、ユーザの行動結果により快適度の決定方法が自動更新される技術を提案する。さらには、本明細書においては、快適度の高い位置が、時々刻々と変化する場合であっても、快適度の高い位置に追従できる技術を提案する。
以上、本開示の一実施形態の概要について説明した。
<1.本開示の実施形態>
[1.1.駅のホームにユーザが存在する場合]
まず、一つ目の例として、駅のホームに存在するユーザに対して、より快適な車両への移動を通知する例を説明する。以下、ユーザが存在する領域として、電車の車両を例として挙げるが、ユーザが存在する領域は、電車の車両に限定されない。図1は、駅のホームに存在するユーザに対して、より快適な車両への移動を通知する例を説明するための図である。図1に示したように、複数の車両からなる電車が駅STに向かって進行している場合を想定する。ユーザU0は、駅STのホームにおいて電車を待っている。また、ユーザU1~U5は、電車に乗っている。
図1に示した例では、車両の数が6両であるが、車両の数は限定されない。また、図1に示した例では、先頭車両にユーザU1が乗車し、3両目にユーザU2が乗車し、4両目にユーザU3が乗車し、5両目にユーザU4が乗車し、6両目にユーザU5が乗車しているが、電車に乗っているユーザの人数は限定されない。また、各ユーザがどの車両に乗っているかも限定されない。
ユーザU0は、センサ装置(以下、「検出装置」とも言う。)20-0を身に付けている。図1には、検出装置20-0が腕輪である場合が示されている。しかし、検出装置20-0の形態は特に限定されない。例えば、検出装置20-0の形態は、ネックレス型であってもよいし、頭部装着型であってもよいし、眼鏡型であってもよい。あるいは、検出装置20-0は、ユーザU0が保持している端末(以下、「提示装置」とも言う。)に存在してもよい。同様に、ユーザU1~U5は、検出装置20-1~20-5を身に付けている。
検出装置20-0~20-5は、センサを有している。以下では、検出装置20-0~20-5が、位置センサ、温度センサ、湿度センサ、臭気センサ、音センサ、COセンサを有する例を主に説明する。しかし、検出装置20-0~20-5が有するセンサの種類は限定されない。検出装置20-0~20-5は、センサによって得られたセンサデータ(以下、「センサ出力値」とも言う。)を、ネットワーク931を介して(例えば、所定の時間ごとに)情報処理装置(以下、「サーバ」とも言う。)10に送信する(S0~S5)。
サーバ10においては、検出装置20-0~20-5から得られたセンサ出力値に基づいて、各車両におけるユーザU0の快適度が算出される。そして、サーバ10からは、各車両におけるユーザU0の快適度に関する情報がネットワーク931を介してユーザU0の提示装置30に通知される(S0)。このとき、ユーザU0の乗車予定車両より快適度の高い車両が存在する場合には、より高い車両がサーバ10からユーザU0の提示装置30に通知される。
続いて、本開示の実施形態に係るサーバ10の機能構成例について説明する。図2は、本開示の実施形態に係るサーバ10の機能構成例を示すブロック図である。図2に示したように、サーバ10は、制御部110、記憶部130および通信部140を備える。以下、サーバ10が備えるこれらの機能ブロックについて説明する。
制御部110は、サーバ10の各部の制御を実行する。なお、制御部110は、例えば、1または複数のCPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)などといった処理装置によって構成されてよい。制御部110がCPUなどといった処理装置によって構成される場合、かかる処理装置は電子回路によって構成されてよい。図2に示したように、制御部110は、データ取得部112、快適度算出部113および出力制御部114を有する。制御部110が有するこれらのブロックについては、後に詳細に説明する。
記憶部130は、メモリを含んで構成され、制御部110によって実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行に必要なデータを記憶したりする記録デバイスである。また、記憶部130は、制御部110による演算のためにデータを一時的に記憶する。なお、記憶部130は、磁気記憶部デバイスであってもよいし、半導体記憶デバイスであってもよいし、光記憶デバイスであってもよいし、光磁気記憶デバイスであってもよい。
通信部140は、通信回路を含んで構成され、ネットワーク931(図1)を介して他の装置との間で通信を行う機能を有する。例えば、通信部140は、通信インターフェースにより構成される。例えば、通信部140は、ネットワーク931(図1)を介して、検出装置20および提示装置30との間で通信を行うことが可能である。
以上、本開示の実施形態に係るサーバ10の機能構成例について説明した。
続いて、本開示の実施形態に係る検出装置20の機能構成例について説明する。図3は、本開示の実施形態に係る検出装置20の機能構成例を示すブロック図である。図3に示したように、検出装置20は、上記したセンサ以外に、制御部210、記憶部230および通信部240を備える。以下、検出装置20が備えるこれらの機能ブロックについて説明する。
制御部210は、検出装置20の各部の制御を実行する。なお、制御部210は、例えば、1または複数のCPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)などといった処理装置によって構成されてよい。制御部210がCPUなどといった処理装置によって構成される場合、かかる処理装置は電子回路によって構成されてよい。
記憶部230は、メモリを含んで構成され、制御部210によって実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行に必要なデータを記憶したりする記録デバイスである。また、記憶部230は、制御部210による演算のためにデータを一時的に記憶する。なお、記憶部230は、磁気記憶部デバイスであってもよいし、半導体記憶デバイスであってもよいし、光記憶デバイスであってもよいし、光磁気記憶デバイスであってもよい。
通信部240は、通信回路を含んで構成され、ネットワーク931(図1)を介して他の装置との間で通信を行う機能を有する。例えば、通信部240は、通信インターフェースにより構成される。例えば、通信部240は、ネットワーク931(図1)を介して、サーバ10との間で通信を行うことが可能である。あるいは、通信部240は、端末を介してサーバ10と通信を行うことが可能であってもよい。
以上、本開示の実施形態に係る検出装置20の機能構成例について説明した。
続いて、本開示の実施形態に係る提示装置30の機能構成例について説明する。図4は、本開示の実施形態に係る提示装置30の機能構成例を示すブロック図である。図4に示したように、提示装置30は、制御部310、入力部320、記憶部330、通信部340および提示部350を備える。以下、提示装置30が備えるこれらの機能ブロックについて説明する。
制御部310は、提示装置30の各部の制御を実行する。なお、制御部310は、例えば、1または複数のCPU(Central Processing Unit;中央演算処理装置)などといった処理装置によって構成されてよい。制御部310がCPUなどといった処理装置によって構成される場合、かかる処理装置は電子回路によって構成されてよい。
入力部320は、ユーザU0による操作の入力を受け付ける機能を有する。例えば、入力部320は、マウス、キーボード、タッチパネル、スイッチおよびレバーなどを含んでもよい。また、入力部320は、ユーザU0の音声を検出するマイクロフォンを含んでもよい。
記憶部330は、メモリを含んで構成され、制御部310によって実行されるプログラムを記憶したり、プログラムの実行に必要なデータを記憶したりする記録デバイスである。また、記憶部330は、制御部310による演算のためにデータを一時的に記憶する。なお、記憶部330は、磁気記憶部デバイスであってもよいし、半導体記憶デバイスであってもよいし、光記憶デバイスであってもよいし、光磁気記憶デバイスであってもよい。
通信部340は、通信回路を含んで構成され、ネットワーク931(図1)を介して他の装置との間で通信を行う機能を有する。例えば、通信部240は、通信インターフェースにより構成される。例えば、通信部340は、ネットワーク931(図1)を介して、サーバ10との間で通信を行うことが可能である。
提示部350は、各種の情報を出力する。例えば、提示部350は、ユーザU0に視認可能な表示を行うことが可能なディスプレイを含んでよく、ディスプレイは、液晶ディスプレイであってもよいし、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイであってもよい。また、提示部350は、スピーカなどの音声出力装置を含んでもよい。あるいは、提示部350は、ユーザU0に触覚を提示する触覚提示装置を含んでもよい。
以上、本開示の実施形態に係る提示装置30の機能構成例について説明した。
続いて、サーバ10において各ユーザの移動履歴と電車に関する情報とに基づいて、電車の種類と直前の停車駅を算出する手法を説明する。なお、電車の種類は、電車を特定する情報であり、一般に「列車番号」とも称される。図5は、ユーザU0が乗車予定の電車の種類とその電車の直前の停車駅を算出する手法を説明するための図である。サーバ10においては、データ取得部112によって、各ユーザのセンサ出力値が取得される。
例えば、図5に示すように、データ取得部112によって取得された各ユーザの位置情報は、サーバ10に各ユーザの移動履歴として蓄積されていく。例えば、ユーザU0の移動履歴としては、時刻T0におけるユーザU0の位置P0が存在する。一方、電車に関する情報は、電車のライン(例えば、Y1線Z1方面行など)ごとに、停車駅と駅位置とを含んでいる。また、電車に関する情報は、各電車における各駅での発車時刻を含んでいる。
まず、快適度算出部113は、ユーザU0の位置情報と駅位置とに基づいて、ユーザU0の位置と一致する駅位置が存在する場合、ユーザU0がその駅に存在することを検出することが可能である。そして、快適度算出部113は、移動履歴に基づいて、ユーザU0に接近しているユーザ群のうちユーザU0に最も近いユーザ群を特定することが可能である。図5に示した例では、快適度算出部113は、かかるユーザ群として、ユーザU1~U5を特定している。
また、快適度算出部113は、駅位置および発車時刻と各ユーザの移動履歴とに基づいて、ユーザU1~U5が存在する電車の種類および直前の停車駅を特定することが可能である。図5に示した例では、ユーザU1~U5が存在する電車の種類が「12時15分X12駅発のY1線Z1方面行」と特定されている。なお、快適度算出部113は、線路の地図(緯度経度)情報およびユーザU1~U5の移動速度からユーザU1~U5が存在する電車の到着時刻を算出し、算出結果に基づいて発車時刻を算出してもよい。また、ユーザU1~U5の直前の停車駅が「X11駅」であると特定されている。
また、快適度算出部113は、駅STに存在するユーザU0の最新の位置情報を乗車予定位置として特定することができる。また、快適度算出部113は、駅STに存在するユーザU0の最新の位置情報と駅位置とに基づいて、乗車予定駅「X12駅」として特定することができる。
続いて、サーバ10において各ユーザの直前の停車駅での存在位置と各車両の駅での停車位置に基づいて、各ユーザの停車駅における存在車両を特定する手法を説明する。図6は、各ユーザの停車駅における存在車両を特定する手法を説明するための図である。図6に示すように、電車に関する情報は、電車のライン(例えば、Y1線Z1方面行など)ごとに、各駅における各車両の停車位置を含んでいる。そこで、快適度算出部113は、サーバ10において各ユーザの直前の停車駅での存在位置と各車両の駅での停車位置に基づいて、各ユーザの停車駅における存在車両を特定することが可能である。
続いて、各車両におけるユーザU0の快適度の算出例を説明する。図7は、各車両におけるユーザU0の快適度の算出例を説明するための図である。快適度算出部113は、ユーザU1~U5のセンサ出力値に基づいて、ユーザU0の快適度を算出する。そして、出力制御部114は、算出された快適度(または、快適度に関する情報)が通信部140を介してユーザU0の提示装置30に出力されるように制御する。
ここで、図7に示すように、ユーザU0には、センサ出力値に応じたパラメータ(例えば、センサ出力値自体、または、センサ出力値から算出される値)ごとに重みと快適範囲とが関連付けられている場合を想定する。例えば、快適度算出部113は、ユーザU1~U5のセンサ出力値とユーザU0に関連付けられた重みとに基づいて快適度を算出する。例えば、快適度算出部113は、ユーザU1~U5のセンサ出力値に応じたパラメータの快適範囲からの距離とユーザU0に関連付けられた重みとに基づいて、ユーザU0の快適度を算出する。より具体的には、快適度算出部113は、(数式1)および(数式2)によってユーザU0の快適度を算出することが可能である。
Figure 0006992799000001
Figure 0006992799000002
ここで、nはパラメータの数であり、図7に示した例では、6つである。例えば、かかる快適度の算出は、直前の停車駅における存在車両ごとになされる。例えば、図7に示した例では、1両目の快適度が「0.4」として算出され、2両目にはユーザが存在しないため、2両目の快適度は算出されておらず、3両目の快適度が「1.0」として算出されている。また、4両目の快適度が「0.7」として算出され、5両目の快適度が「0.5」として算出され、6両目の快適度が「0.2」として算出されている。
なお、ここでは、各車両に最も多くて1人のユーザが存在する場合を示したが、各車両には、複数のユーザが存在する場合があり得る。したがって、かかる場合には、快適度算出部113は、複数のユーザそれぞれの快適度の代表値を車両ごとに算出すればよい。例えば、快適度の代表値は、中央値であってもよいし、多頻値であってもよいし、平均値であってもよい。
続いて、出力制御部114は、ユーザU1~U5のセンサの存在車両が快適度に関連付けられて提示装置30に出力されるように制御する。図8は、存在車両ごとの快適度の提示例を示す図である。図8を参照すると、存在車両ごとの快適度が提示部350によって提示されている。例えば、1両目の枠内には快適度「0.4」が提示されることによって、存在車両と快適度とが関連付けられて提示されている。また、快適度が算出されなかった2両目の枠内には「?」が提示されている。
また、図8を参照すると、快適度が高い車両ほど明るい色で提示されている。このように、快適度の高さが色によって段階的に提示されることによって、視認性が向上される。また、提示部350によって、ユーザU0の現在位置としてユーザU0の乗車予定車両357が提示されている。例えば、出力制御部114は、ユーザU0の乗車予定位置(図5)と各車両の停車位置(図6)とに基づいて、ユーザU0の乗車予定車両を特定することが可能である。図8に示した例では、ユーザU0の乗車予定車両が「5両目」と特定されている。
また、図8に示した例では、提示部350が、パラメータごとの快適度355を提示している。このように、出力制御部114は、パラメータごとの快適度355が提示装置30に出力されるように制御してもよい。例えば、パラメータごとの快適度は、図8に示すように、どの段階に属するかによって示されてもよいし、数値によって示されてもよい。なお、パラメータごとの快適度は、例えば、(数式2)における差分値とパラメータとの乗算に基づいて算出され得る。
また、図8に示した例では、一つ前の電車の快適度提示ボタン351、一つ次の電車の快適度提示ボタン352、一つ前の駅の快適度提示ボタン353、一つ次の駅の快適度提示ボタン354が提示されている。ユーザU0は、これらのボタンを選択することによって、快適度が提示される電車を変更したり、快適度が提示される駅を変更したりすることが可能である。
さらに、ユーザU0とユーザU4との間では、位置情報同士が所定の関係を有している(ユーザU0の乗車予定車両とユーザU4の存在車両とが同じ「5両目」である)。かかる場合、出力制御部114は、他のユーザ(例えば、ユーザU2)の存在車両「3両目」の快適度「1.0」から「5両目」の快適度「0.5」を減じた差分が閾値を超える場合、所定の通知情報が提示装置30に出力されるように制御するとよい。そうすれば、ユーザU0は、より快適度が高い車両の存在に気づくことができる。通知情報は、音声によって提示されてもよいし、視覚的に提示されてもよい。
このとき、出力制御部114は、ユーザU0が置かれた状況に応じて、閾値を制御してもよい。ユーザU0が置かれた状況は、ユーザU0の状態であってもよいし、ユーザU0の予定であってもよい。また、出力制御部114は、ユーザU0の行動結果が所定の条件を満たす場合、閾値を更新する。例えば、出力制御部114は、ユーザU0が(例えば、通知情報の提示を受けていないにも関わらず)他のユーザ(例えば、ユーザU2)の存在車両「3両目」に移動したことが検出された場合、閾値を更新してもよい(例えば、閾値を減らすことによって通知情報が通知されやすくされてもよい)。
また、出力制御部114は、ユーザU0が置かれた状況が第1の状況である場合、閾値を所定の値に設定してもよい。所定の値は限定されないが、例えば、通知情報が通知されやすくするため、所定の値はゼロであってもよい。第1の状況は、ユーザU0が駅STのホームに存在するという状態であってもよい。
また、出力制御部114は、ユーザU0が乗車予定の電車の種類に対応するコストに基づいて閾値を制御してもよい。例えば、出力制御部114は、コストが高いほど、閾値を大きくしてもよい(通知情報が通知されにくくしてもよい)。コストは特に限定されない。例えば、コストは、その種類の電車に乗るための各種の料金(例えば、乗車料金、指定席の料金など)であってよい。
また、出力制御部114は、ユーザU0の予定の過密さに基づいて閾値を制御してもよい。例えば、出力制御部114は、予定が過密なほど、閾値を大きくしてもよい(通知情報が通知されにくくしてもよい)。
また、第1の状況は、ユーザU0が電車に乗っているという状態であってもよい。また、第1の状況は、ユーザU0の近傍に存在する人物が所定の人物(例えば、子供など)であるという状態であってもよい。なお、ユーザU0の近傍に子どもが存在するか否かは、公知の技術に基づいて判断されてよい。例えば、公知の技術としては、Bluetooth(登録商標)を使った迷子センサを利用する技術が存在する。
参考文献「迷子センサ」(http://www.kingjim.co.jp/sp/maigohimo/index.html)
また、出力制御部114は、ユーザU0の目的地までの残り乗車時間に基づいて閾値を制御してもよい。例えば、出力制御部114は、残り乗車時間が短いほど、閾値を大きくしてもよい(通知情報が通知されにくくしてもよい)。残り乗車時間はどのように算出されてもよい。一例として、出力制御部114は、乗り換え案内サービスの検索履歴を取得し、当日あるいは前日の検索結果に現在移動中の経路が含まれるか否かを判定する。
次に、出力制御部114は、現在位置の一つ前の駅から電車降車駅までの所要時間と、次の駅から電車降車駅までの所要時間の平均値を、その電車降車駅までの残り乗車時間として算出すればよい。あるいは、出力制御部114は、乗り換え案内サービスの検索履歴の代わりに、ライフログにおける通勤経路から電車降車駅を判断してもよい。
また、出力制御部114は、ユーザU0の商品の購入履歴に基づいて閾値を制御してもよい。あるいは、出力制御部114は、ユーザU0の近傍に存在する人物に基づいて閾値を制御してもよい。
例えば、出力制御部114は、ユーザU0が置かれた状況が所定の第2の状況である場合、通知情報が提示装置30に出力されないように制御してもよい。第2の状況は、ユーザU0の予定の過密さが所定の過密さを超えているという状態であってもよいし、ユーザU0が所定の商品を購入してから所定の期間が経過していないという状態であってもよいし(例えば、商品の購買履歴に基づいて本を購入してから所定の期間が経過していない状態が検出された場合、ユーザU0は移動せずに本を読みたいと考えている可能性があるため)、ユーザU0が乗車予定の電車の種類に対応するコストが所定のコストよりも高いという状態であってもよい。
続いて、駅のホームにユーザU0が存在する場合に係る情報処理システム1の動作の例を説明する。図9は、駅のホームにユーザU0が存在する場合に係る情報処理システム1の動作の例を示すフローチャートである。なお、図9に示したフローチャートは、駅のホームにユーザU0が存在する場合の動作の一例を示したに過ぎない。したがって、駅のホームにユーザU0が存在する場合の動作は、図9に示したフローチャートの動作例に限定されない。
まず、快適度算出部113は、ユーザU0の位置が駅STの位置と一致する場合(S11において「Yes」)、電車の経路上でユーザU0に接近するセンサ群のうち、ユーザU0の位置に最も近いセンサ群を特定する(S12)。そして、快適度算出部113は、直前の停車駅におけるセンサ群の存在位置に基づいて各センサの存在車両を特定する(S13)。また、快適度算出部113は、車両ごとに快適度を算出する(S14)。
出力制御部114は、ユーザU0の乗車予定車両よりも快適度の高い車両が存在する場合(S15において「Yes」)、より快適な車両とともに車両ごとの快適度をユーザU0に通知する(S16)。一方、出力制御部114は、ユーザU0の乗車予定車両よりも快適度の高い車両が存在しない場合(S15において「No」)、より快適な車両が存在しないこととともに、車両ごとの快適度をユーザU0に通知する(S17)。そして、サーバ10によって、一つ次の電車について同様の処理が実行される(S18)。
以上、駅のホームにユーザU0が存在する場合に係る情報処理システム1の動作の例を説明した。
図10は、電車選択が行われた場合における提示例を示す図である。図10に示した例は、図8に示した例において、ユーザU0によって一つ次の電車の快適度提示ボタン352が選択された場合を想定している。このとき、提示部350によって提示される提示度は、図8に示した例から更新されている。このように、ユーザU0は、一つ次の電車の快適度を参照することも可能である。
このようにして快適度が算出されると、電車の種類および車両ごとに快適度が蓄積されていく。かかる場合、快適度算出部113は、蓄積された電車の種類および車両ごとの快適度に基づいて、未来の快適度を推定することも可能である。図11は、推定快適度の算出の例を示す図である。図11に示したように、快適度算出部113は、蓄積された電車の種類および車両ごとの快適度の代表値(例えば、平均値、最頻値、中間値など)を、未来の快適度として推定することも可能である。
図12は、駅選択が行われた場合における提示例を示す図である。図12に示した例は、図8に示した例において、ユーザU0によって一つ次の駅の快適度提示ボタン354が選択された場合を想定している。このとき、提示部350によって提示される提示度は、図8に示した例から更新されている。このように、ユーザU0は、同じ電車における一つ次の駅の快適度の推定値を参照することも可能である。
以上、駅のホームに存在するユーザU0に対して、より快適な車両への移動を通知する例を説明した。
[1.2.電車にユーザが乗っている場合]
二つ目の例として、電車に乗っているユーザに対して、より快適な車両への移動を通知する例を説明する。図13は、電車に乗っているユーザに対して、より快適な車両への移動を通知する例を説明するための図である。図13に示したように、図1に示した例と同様に、複数の車両からなる電車が駅STに向かって進行している場合を想定する。ユーザU0は、電車の前から4両目に乗っている。その他については、図1に示した例と同様である。
図14は、ユーザU0~U5が乗っている電車の種類とその電車の直前の停車駅を算出する手法を説明するための図である。まず、快適度算出部113は、ユーザU0の位置情報と駅位置とに基づいて、ユーザU0が電車の経路上を移動しているか否かを検出することが可能である。そして、快適度算出部113は、移動履歴に基づいて、ユーザU0と同じように移動しているユーザ群を特定することが可能である。図14に示した例では、快適度算出部113は、かかるユーザ群として、ユーザU1~U5を特定している。
続いて、サーバ10において各ユーザの直前の停車駅での存在位置と各車両の駅での停車位置に基づいて、各ユーザの停車駅における存在車両を特定する手法を説明する。図15は、各ユーザの停車駅における存在車両を特定する手法を説明するための図である。図15に示すように、快適度算出部113は、サーバ10において各ユーザの直前の停車駅での存在位置と各車両の駅での停車位置に基づいて、各ユーザの停車駅における存在車両を特定することが可能である。快適度の算出などは、駅のホームにユーザが存在する場合と同様に実施され得る。
続いて、出力制御部114は、ユーザU0~U5のセンサの存在車両が快適度に関連付けられて提示装置30に出力されるように制御する。図16は、存在車両ごとの快適度の提示例を示す図である。図16を参照すると、ユーザU0の現在位置存在車両ごとの快適度が提示部350によって提示されている。例えば、1両目の枠内には快適度「0.4」が提示されることによって、存在車両と快適度とが関連付けられて提示されている。また、快適度が算出されなかった2両目の枠内には「?」が提示されている。
また、図8を参照すると、快適度が高い車両ほど明るい色で提示されている。このように、快適度の高さが色によって段階的に提示されることによって、視認性が向上される。また、提示部350によって、ユーザU0の現在位置としてユーザU0の存在車両357が提示されている。
また、図16に示した例では、一つ前の区間の快適度提示ボタン353、一つ次の区間の快適度提示ボタン354が提示されている。ユーザU0は、これらのボタンを選択することによって、快適度が提示される区間を変更することが可能である。
さらに、ユーザU0とユーザU4との間では、位置情報同士が所定の関係を有している(ユーザU0の存在車両とユーザU4の存在車両とが同じ「5両目」である)。かかる場合、出力制御部114は、他のユーザ(例えば、ユーザU2)の存在車両「3両目」の快適度「1.0」から「5両目」の快適度「0.5」を減じた差分が閾値を超える場合、所定の通知情報が提示装置30に出力されるように制御するとよい。そうすれば、ユーザU0は、より快適度が高い車両の存在に気づくことができる。
このとき、出力制御部114は、ユーザU0が置かれた状況に応じて、閾値を制御してもよい。例えば、出力制御部114は、ユーザU0の電車内での姿勢に基づいて閾値を制御してもよい。
また、例えば、出力制御部114は、ユーザU0が置かれた状況が所定の第2の状況である場合、通知情報が提示装置30に出力されないように制御してもよい。第2の状況は、ユーザU0の目的地への推定到達時刻がイベント開始時刻に応じた時刻よりも遅いという状態であってもよいし、ユーザU0が電車内で所定の姿勢(例えば、座っている姿勢)であるという状態であってもよいし、ユーザU0の目的地までの残り乗車時間が所定の時間よりも短いという状態であってもよい。
また、複数のセンサそれぞれに対応する重みの一部または全部が動的に更新されてもよい。例えば、出力制御部114は、ユーザU0の行動結果が所定の条件を満たす場合、複数のセンサそれぞれに対応する重みの一部または全部を更新してもよい。より具体的には、出力制御部114は、ユーザU0が他のユーザ(例えば、ユーザU2)の存在車両「3両目」に移動したことが検出された場合、ユーザU0の乗車予定車両の快適度から他のユーザ(例えば、ユーザU2)の存在車両「3両目」の快適度への変化に対応して快適度が高まる方向に変化したパラメータに対応する重みを更新してもよい。
なお、ユーザU0による電車内での移動先の車両の検出はどのようにされてもよい。例えば、ユーザU0による電車内での移動は、ユーザU0が歩行していることが検出された場合、電車の混雑度とユーザU0の歩行スピードとに基づいて、移動先の車両が検出されてもよい。
続いて、電車にユーザU0が乗っている場合に係る情報処理システム1の動作の例を説明する。図17は、電車にユーザU0が乗っている場合に係る情報処理システム1の動作の例を示すフローチャートである。なお、図17に示したフローチャートは、電車にユーザU0が乗っている場合の動作の一例を示したに過ぎない。したがって、電車にユーザU0が乗っている場合の動作は、図17に示したフローチャートの動作例に限定されない。
まず、快適度算出部113は、ユーザU0が電車の経路上を移動している場合(S21において「Yes」)、電車の経路上をユーザU0と同じように移動するセンサ群を特定する(S22)。S13およびS14は、駅のホームにユーザU0が存在する場合と同様に実施される。
出力制御部114は、ユーザU0の存在車両よりも快適度の高い車両が存在する場合(S25において「Yes」)、より快適な車両とともに車両ごとの快適度をユーザU0に通知する(S16)。一方、出力制御部114は、ユーザU0の存在車両よりも快適度の高い車両が存在しない場合(S15において「No」)、より快適な車両が存在しないこととともに、車両ごとの快適度をユーザU0に通知する(S17)。そして、サーバ10によって、一つ次の電車について同様の処理が実行される(S18)。
以上、電車にユーザU0が乗っている場合に係る情報処理システム1の動作の例を説明した。
[1.3.ハードウェア構成例]
次に、図18を参照して、本開示の実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成について説明する。図18は、本開示の実施形態に係る情報処理装置10のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図18に示すように、情報処理装置10は、CPU(Central Processing unit)901、ROM(Read Only Memory)903、およびRAM(Random Access Memory)905を含む。CPU901、ROM903およびRAM905によって、制御部110が実現され得る。また、情報処理装置10は、ホストバス907、ブリッジ909、外部バス911、インターフェース913、入力装置915、出力装置917、ストレージ装置919、ドライブ921、接続ポート923、通信装置925を含んでもよい。さらに、情報処理装置10は、必要に応じて、撮像装置933、およびセンサ935を含んでもよい。情報処理装置10は、CPU901に代えて、またはこれとともに、DSP(Digital Signal Processor)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)と呼ばれるような処理回路を有してもよい。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置919、またはリムーバブル記録媒体927に記録された各種プログラムに従って、情報処理装置10内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM905は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータなどを一時的に記憶する。CPU901、ROM903、およびRAM905は、CPUバスなどの内部バスにより構成されるホストバス907により相互に接続されている。さらに、ホストバス907は、ブリッジ909を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス911に接続されている。
入力装置915は、例えば、ボタンなど、ユーザによって操作される装置である。入力装置915は、マウス、キーボード、タッチパネル、スイッチおよびレバーなどを含んでもよい。また、入力装置915は、ユーザの音声を検出するマイクロフォンを含んでもよい。入力装置915は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール装置であってもよいし、情報処理装置10の操作に対応した携帯電話などの外部接続機器929であってもよい。入力装置915は、ユーザが入力した情報に基づいて入力信号を生成してCPU901に出力する入力制御回路を含む。ユーザは、この入力装置915を操作することによって、情報処理装置10に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりする。また、後述する撮像装置933も、ユーザの手の動き、ユーザの指などを撮像することによって、入力装置として機能し得る。このとき、手の動きや指の向きに応じてポインティング位置が決定されてよい。
出力装置917は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。出力装置917は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどの表示装置、スピーカおよびヘッドホンなどの音出力装置などであり得る。また、出力装置917は、PDP(Plasma Display Panel)、プロジェクタ、ホログラム、プリンタ装置などを含んでもよい。出力装置917は、情報処理装置10の処理により得られた結果を、テキストまたは画像などの映像として出力したり、音声または音響などの音として出力したりする。また、出力装置917は、周囲を明るくするためライトなどを含んでもよい。
ストレージ装置919は、情報処理装置10の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置919は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイスなどにより構成される。このストレージ装置919は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した各種のデータなどを格納する。
ドライブ921は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体927のためのリーダライタであり、情報処理装置10に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ921は、装着されているリムーバブル記録媒体927に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ921は、装着されているリムーバブル記録媒体927に記録を書き込む。
接続ポート923は、機器を情報処理装置10に直接接続するためのポートである。接続ポート923は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポートなどであり得る。また、接続ポート923は、RS-232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)ポートなどであってもよい。接続ポート923に外部接続機器929を接続することで、情報処理装置10と外部接続機器929との間で各種のデータが交換され得る。
通信装置925は、例えば、ネットワーク931に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インターフェースである。通信装置925は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カードなどであり得る。また、通信装置925は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデムなどであってもよい。通信装置925は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、TCP/IPなどの所定のプロトコルを用いて信号などを送受信する。また、通信装置925に接続されるネットワーク931は、有線または無線によって接続されたネットワークであり、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信などである。なお、通信装置925によって、上記した通信部140が実現され得る。
撮像装置933は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子、および撮像素子への被写体像の結像を制御するためのレンズなどの各種の部材を用いて実空間を撮像し、撮像画像を生成する装置である。撮像装置933は、静止画を撮像するものであってもよいし、また動画を撮像するものであってもよい。
センサ935は、例えば、測距センサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、振動センサ、光センサ、音センサなどの各種のセンサである。センサ935は、例えば情報処理装置10の筐体の姿勢など、情報処理装置10自体の状態に関する情報や、情報処理装置10の周辺の明るさや騒音など、情報処理装置10の周辺環境に関する情報を取得する。また、センサ935は、GPS(Global Positioning System)信号を受信して装置の緯度、経度および高度を測定するGPSセンサを含んでもよい。
<2.むすび>
以上説明したように、本開示の実施形態によれば、他のユーザのセンサデータに基づいてユーザ自身の快適度を算出する快適度算出部と、前記快適度に関する情報が前記ユーザ自身の端末に出力されるように制御する出力制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。そうすれば、ユーザによって把握される他の領域の快適度の精度を向上させることが可能な技術を提供することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏し得る。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
他のユーザのセンサデータに基づいてユーザ自身の快適度を算出する快適度算出部と、
前記快適度に関する情報が前記ユーザ自身の端末に出力されるように制御する出力制御部と、
を備える、情報処理装置。
(2)
前記ユーザ自身に対して重みが関連付けられており、
前記快適度算出部は、前記他のユーザのセンサデータと前記ユーザ自身に関連付けられた前記重みとに基づいて前記快適度を算出する、
前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記情報処理装置は、
前記他のユーザのセンサの位置情報を取得するデータ取得部を備え、
前記出力制御部は、前記他のユーザのセンサが存在する領域に関する情報が前記快適度に関連付けられて前記端末に出力されるように制御する、
前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記快適度算出部は、第1のユーザのセンサデータに基づいて前記ユーザ自身の第1の快適度を算出するとともに、第2のユーザのセンサデータに基づいて前記ユーザ自身の第2の快適度を算出する、
前記(1)に記載の情報処理装置。
(5)
前記情報処理装置は、
前記第1のユーザのセンサの位置情報と前記第2のユーザのセンサの位置情報とを取得するデータ取得部を備え、
前記出力制御部は、前記第1のユーザのセンサが存在する領域に関する情報が前記第1の快適度に関連付けられて前記端末に出力されるように制御するとともに、前記第2のユーザのセンサが存在する領域に関する情報が前記第2の快適度に関連付けられて前記端末に出力されるように制御する、
前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
前記情報処理装置は、
前記ユーザ自身の位置情報と前記第1のユーザのセンサの位置情報と前記第2のユーザのセンサの位置情報とを取得するデータ取得部を備え、
前記出力制御部は、前記ユーザ自身の位置情報と前記第1のユーザの位置情報とが所定の関係を有する場合、かつ、前記第2の快適度から前記第1の快適度を減じた差分が閾値を超える場合、所定の通知情報が前記端末に出力されるように制御する、
前記(4)に記載の情報処理装置。
(7)
前記出力制御部は、前記ユーザ自身が置かれた状況に応じて、前記閾値を制御する、
前記(6)に記載の情報処理装置。
(8)
前記出力制御部は、前記ユーザ自身の行動結果が所定の条件を満たす場合、前記閾値を更新する、
前記(7)に記載の情報処理装置。
(9)
前記出力制御部は、前記ユーザ自身が前記第2のユーザのセンサが存在する領域に移動したことが検出された場合、前記閾値を更新する、
前記(8)に記載の情報処理装置。
(10)
前記出力制御部は、前記ユーザ自身が置かれた状況が第1の状況である場合、前記閾値を所定の値に設定する、
前記(7)に記載の情報処理装置。
(11)
前記第1の状況は、前記ユーザ自身が駅のホームに存在するという状態、電車に乗っているという状態、または、前記ユーザ自身の近傍に存在する人物が所定の人物であるという状態を含む、
前記(10)に記載の情報処理装置。
(12)
前記出力制御部は、前記ユーザ自身の目的地までの残り乗車時間、前記ユーザ自身が乗車予定の電車の種類に対応するコスト、前記ユーザ自身の予定の過密さ、前記ユーザ自身の商品の購入履歴、前記ユーザ自身の近傍に存在する人物、および、前記ユーザ自身の電車内での姿勢の少なくともいずれか一つに基づいて前記閾値を制御する、
前記(7)に記載の情報処理装置。
(13)
前記出力制御部は、前記ユーザ自身が置かれた状況が所定の第2の状況である場合、前記通知情報が前記端末に出力されないように制御する、
前記(7)に記載の情報処理装置。
(14)
前記第2の状況は、前記ユーザ自身の目的地への推定到達時刻がイベント開始時刻に応じた時刻よりも遅いという状態、前記ユーザ自身が電車内で所定の姿勢であるという状態、前記ユーザ自身の目的地までの残り乗車時間が所定の時間よりも短いという状態、前記ユーザ自身の予定の過密さが所定の過密さを超えているという状態、前記ユーザ自身が所定の商品を購入してから所定の期間が経過していないという状態、または、前記ユーザ自身が乗車予定の電車の種類に対応するコストが所定のコストよりも高いという状態を含む、
前記(13)に記載の情報処理装置。
(15)
前記第1のユーザおよび前記第2のユーザそれぞれが複数のセンサを有するとともに、前記複数のセンサそれぞれに対応する重みが前記ユーザ自身に対して関連付けられており、
前記快適度算出部は、前記第1のユーザのセンサに対応するセンサデータと重みとに基づいて、前記第1の快適度を算出するとともに、第2のユーザのセンサに対応するセンサデータと重みとに基づいて前記第2の快適度を算出する、
前記(5)または(6)に記載の情報処理装置。
(16)
前記複数のセンサそれぞれに対応する快適範囲が前記ユーザ自身に対して関連付けられており、
前記快適度算出部は、前記第1のユーザの前記複数のセンサそれぞれに対応するセンサデータに応じたパラメータの前記快適範囲からの距離と前記重みとに基づいて、前記第1の快適度を算出するとともに、前記第2のユーザの前記複数のセンサそれぞれに対応するセンサデータに応じたパラメータの前記快適範囲からの距離と前記重みとに基づいて、前記第2の快適度を算出する
前記(15)に記載の情報処理装置。
(17)
前記出力制御部は、前記ユーザ自身の行動結果が所定の条件を満たす場合、前記複数のセンサそれぞれに対応する前記重みの一部または全部を更新する、
前記(15)または(16)に記載の情報処理装置。

(18)
前記出力制御部は、前記ユーザ自身が前記第2のユーザのセンサが存在する領域に移動したことが検出された場合、前記第1の快適度から前記第2の快適度への変化に対応して快適度が高まる方向に変化したパラメータに対応する重みを更新する、
前記(17)に記載の情報処理装置。
(19)
他のユーザのセンサデータに基づいてユーザ自身の快適度を算出することと、
プロセッサにより、前記快適度に関する情報が前記ユーザ自身の端末に出力されるように制御することと、
を含む、情報処理方法。
(20)
コンピュータを、
他のユーザのセンサデータに基づいてユーザ自身の快適度を算出する快適度算出部と、
前記快適度に関する情報が前記ユーザ自身の端末に出力されるように制御する出力制御部と、
を備える情報処理装置として機能させるためのプログラム。
1 情報処理システム
10 サーバ(情報処理装置)
110 制御部
112 データ取得部
113 快適度算出部
114 出力制御部
130 記憶部
140 通信部
20 検出装置
210 制御部
230 記憶部
240 通信部
30 提示装置
310 制御部
320 入力部
330 記憶部
340 通信部
350 提示部

Claims (16)

  1. ユーザ自身の位置情報と、前記ユーザ自身の存在する領域と異なる領域に存在する、第1のユーザのセンサの位置情報および第2のユーザのセンサの位置情報とを取得するデータ取得部と、
    前記第1のユーザのセンサデータに応じたパラメータの快適範囲からの距離と、前記ユーザ自身に関連付けられた重みとに基づいて、前記ユーザ自身の第1の快適度を算出するとともに、前記第2のユーザのセンサデータに応じたパラメータの快適範囲からの距離と、前記ユーザ自身に関連付けられた重みとに基づいて、前記ユーザ自身の第2の快適度を算出する快適度算出部と、
    前記第1の快適度に応じた情報と、前記第2の快適度に応じた情報とのうち、1つまたは複数の情報前記ユーザ自身の端末に出力されるように制御するとともに、前記ユーザ自身の位置情報と前記第1のユーザのセンサの位置情報とが所定の関係を有する場合、かつ、前記第2の快適度から前記第1の快適度を減じた差分が閾値を超える場合、所定の通知情報が前記端末に出力されるように制御する出力制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 記出力制御部は、前記第1のユーザのセンサが存在する領域に関する情報が前記第1の快適度に関連付けられて前記端末に出力されるように制御するとともに、前記第2のユーザのセンサが存在する領域に関する情報が前記第2の快適度に関連付けられて前記端末に出力されるように制御する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記出力制御部は、前記ユーザ自身が置かれた状況に応じて、前記閾値を制御する、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記出力制御部は、前記ユーザ自身の行動結果が所定の条件を満たす場合、前記閾値を更新する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記出力制御部は、前記ユーザ自身が前記第2のユーザのセンサが存在する領域に移動したことが検出された場合、前記閾値を更新する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記出力制御部は、前記ユーザ自身が置かれた状況が第1の状況である場合、前記閾値を所定の値に設定する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1の状況は、前記ユーザ自身が駅のホームに存在するという状態、電車に乗っているという状態、または、前記ユーザ自身の近傍に存在する人物が所定の人物であるという状態を含む、
    請求項に記載の情報処理装置。
  8. 前記出力制御部は、前記ユーザ自身の目的地までの残り乗車時間、前記ユーザ自身が乗車予定の電車の種類に対応するコスト、前記ユーザ自身の予定の過密さ、前記ユーザ自身の商品の購入履歴、前記ユーザ自身の近傍に存在する人物、および、前記ユーザ自身の電車内での姿勢の少なくともいずれか一つに基づいて前記閾値を制御する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  9. 前記出力制御部は、前記ユーザ自身が置かれた状況が所定の第2の状況である場合、前記通知情報が前記端末に出力されないように制御する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  10. 前記第2の状況は、前記ユーザ自身の目的地への推定到達時刻がイベント開始時刻に応じた時刻よりも遅いという状態、前記ユーザ自身が電車内で所定の姿勢であるという状態、前記ユーザ自身の目的地までの残り乗車時間が所定の時間よりも短いという状態、前記ユーザ自身の予定の過密さが所定の過密さを超えているという状態、前記ユーザ自身が所定の商品を購入してから所定の期間が経過していないという状態、または、前記ユーザ自身が乗車予定の電車の種類に対応するコストが所定のコストよりも高いという状態を含む、
    請求項に記載の情報処理装置。
  11. 前記第1のユーザおよび前記第2のユーザそれぞれが複数のセンサを有するとともに、前記複数のセンサそれぞれに対応する重みが前記ユーザ自身に対して関連付けられており、
    前記快適度算出部は、前記第1のユーザの前記複数のセンサそれぞれに対応するセンサデータと重みとに基づいて、前記第1の快適度を算出するとともに、第2のユーザの前記複数のセンサそれぞれに対応するセンサデータと重みとに基づいて前記第2の快適度を算出する、
    請求項に記載の情報処理装置。
  12. 前記複数のセンサそれぞれに対応する快適範囲が前記ユーザ自身に対して関連付けられており、
    前記快適度算出部は、前記第1のユーザの前記複数のセンサそれぞれに対応するセンサデータに応じたパラメータの前記快適範囲からの距離と前記重みとに基づいて、前記第1の快適度を算出するとともに、前記第2のユーザの前記複数のセンサそれぞれに対応するセンサデータに応じたパラメータの前記快適範囲からの距離と前記重みとに基づいて、前記第2の快適度を算出する
    請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記出力制御部は、前記ユーザ自身の行動結果が所定の条件を満たす場合、前記複数のセンサそれぞれに対応する前記重みの一部または全部を更新する、
    請求項11または12に記載の情報処理装置。
  14. 前記出力制御部は、前記ユーザ自身が前記第2のユーザのセンサが存在する領域に移動したことが検出された場合、前記第1の快適度から前記第2の快適度への変化に対応して快適度が高まる方向に変化したパラメータに対応する重みを更新する、
    請求項13に記載の情報処理装置。
  15. ユーザ自身の位置情報と、前記ユーザ自身の存在する領域と異なる領域に存在する、第1のユーザのセンサの位置情報および第2のユーザのセンサの位置情報とを取得することと、
    前記第1のユーザのセンサデータに応じたパラメータの快適範囲からの距離と、前記ユーザ自身に関連付けられた重みとに基づいて、前記ユーザ自身の第1の快適度を算出するとともに、前記第2のユーザのセンサデータに応じたパラメータの快適範囲からの距離と、前記ユーザ自身に関連付けられた重みとに基づいて、前記ユーザ自身の第2の快適度を算出することと、
    第1の快適度に応じた情報と、前記第2の快適度に応じた情報とのうち、1つまたは複数の情報前記ユーザ自身の端末に出力されるように制御するとともに、前記ユーザ自身の位置情報と前記第1のユーザのセンサの位置情報とが所定の関係を有する場合、かつ、前記第2の快適度から前記第1の快適度を減じた差分が閾値を超える場合、所定の通知情報が前記端末に出力されるように制御することと、
    を含む、コンピュータにより実行される情報処理方法。
  16. コンピュータを、
    ユーザ自身の位置情報と、前記ユーザ自身の存在する領域と異なる領域に存在する、第1のユーザのセンサの位置情報および第2のユーザのセンサの位置情報とを取得するデータ取得部と、
    前記第1ユーザのセンサデータに応じたパラメータの快適範囲からの距離と、前記ユーザ自身に関連付けられた重みとに基づいて、前記ユーザ自身の第1の快適度を算出するとともに、前記第2のユーザのセンサデータに応じたパラメータの快適範囲からの距離と、前記ユーザ自身に関連付けられた重みとに基づいて、前記ユーザ自身の第2の快適度を算出する快適度算出部と、
    前記第1の快適度に応じた情報と、前記第2の快適度に応じた情報とのうち、1つまたは複数の情報前記ユーザ自身の端末に出力されるように制御するとともに、前記ユーザ自身の位置情報と前記第1のユーザのセンサの位置情報とが所定の関係を有する場合、かつ、前記第2の快適度から前記第1の快適度を減じた差分が閾値を超える場合、所定の通知情報が前記端末に出力されるように制御する出力制御部と、
    を備える情報処理装置として機能させるためのプログラム。
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