JP6859311B2 - 情報提供方法、プログラム、及び情報提供システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報提供方法、プログラム、及び情報提供システムに関する。
運転マナーや交通法規などを含む慣習は、国や地域によって異なる。そこで、運転者が住んでいる地域の交通規則と異なる交通規則が適用される地域を走行するときに、その地域の特殊な走行ルールなど、運転者に必要な情報を提示するカーナビゲーション装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−122281号公報
しかしながら、従来の技術では、ルールの違いなどが現場で提示されるため、ユーザに心理的な準備が出来ておらず、ユーザが行き先の地域の慣習に容易に適応することができない場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、行き先の地域の慣習にユーザが容易に適応することを支援することを目的の一つとする。
この発明に係る情報提供方法、プログラム、及び情報提供システムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る情報提供方法は、一以上のコンピュータを用いて行われる情報提供方法であって、ユーザが、第1地域から、前記第1地域とは慣習の異なる第2地域に移動することを、前記移動に先立って推定する推定ステップと、前記推定がなされた場合、地域ごとの慣習を記述したデータベースを参照し、前記第1地域と前記第2地域との慣習の相違点を抽出する抽出ステップと、前記抽出した相違点に関する情報を、前記第1地域に居るユーザに提供する第1情報提供ステップと、を含む。
(2):上記(1)の態様において、前記第1地域および前記第2地域は、前記データベースにおける地域区分に対応している。
(3):上記(1)または(2)の態様において、マナーと交通場面における移動方法とのうち少なくとも一方である。
(4):上記(1)から(3)のいずれかの態様において、前記ユーザの置かれた場面を認識する場面認識ステップを更に含み、前記第1情報提供ステップは、前記場面認識ステップにおいて、前記ユーザが、前記第1地域と前記第2地域とで慣習が相違する場面に置かれていることが認識された場合に実行される。
(5):上記(1)から(4)のいずれかの態様において、前記ユーザの状態を認識し、前記ユーザの状態に応じて、前記第1情報提供ステップに用いられる出力デバイスを選択するデバイス選択ステップを更に含む。
(6):上記(1)から(5)のいずれかの態様において、前記抽出した相違点に関する情報を、前記第2地域に移動した前記ユーザに提供する第2情報提供ステップを更に含む。
(7):上記(6)の態様において、前記ユーザの置かれた場面を認識する場面認識ステップを更に含み、前記第2情報提供ステップは、前記場面認識ステップにおいて、前記ユーザが、前記第1地域と前記第2地域とで慣習が相違する場面に置かれていることが認識された場合に実行される。
(8):上記(1)から(7)のいずれかの態様において、前記推定ステップは、前記ユーザの旅行の予約に関する情報に基づいて、前記ユーザの移動を推定する。
(9):この発明の一態様に係るプログラムは、一以上のコンピュータに、ユーザが、第1地域から、前記第1地域とは慣習の異なる第2地域に移動することを、前記移動に先立って推定させる推定ステップと、前記推定がなされた場合、地域ごとの慣習を記述したデータベースを参照し、前記第1地域と前記第2地域との慣習の相違点を抽出させる抽出ステップと、前記抽出した相違点に関する情報を、前記第1地域に居るユーザに提供させる第1情報提供ステップと、を実行させる。
(10):この発明の一態様に係る情報提供システムは、ユーザが、第1地域から、前記第1地域とは慣習の異なる第2地域に移動することを、前記移動に先立って推定する推定部と、前記推定がなされた場合、地域ごとの慣習を記述したデータベースを参照し、前記第1地域と前記第2地域との慣習の相違点を抽出する抽出部と、前記抽出した相違点に関する情報を、前記第1地域に居るユーザに提供する第1情報提供部と、を備える。
(1)〜(10)によれば、行き先の地域の慣習にユーザが容易に適応することを支援することができる。
本実施形態に係る情報提供システム1のシステム構成の一例を示す説明図である。 慣習情報DB41の一例を示す説明図である。 旅行情報DB42の一例を示す説明図である。 ユーザ情報DB43の一例を示す説明図である。 情報提供サーバ10が行う情報提供処理の一例を示すフローチャートである。 端末装置20が行う情報提供処理の一例を示すフローチャートである。 端末装置20に表示される第2地域の慣習情報の一例を示す説明図である。 情報提供サーバ10のハードウェア構成の一例を示す説明図である。 変形例2に係る情報提供システム1のシステム構成の一例を示す説明図である。 変形例2に係る端末装置20が行う情報提供処理の一例を示すフローチャートである。 変形例2に係る情報提供サーバ10が行う情報提供処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の情報提供方法、プログラム、及び情報提供システムの実施形態について説明する。
<実施形態>
[本実施形態に係る情報提供システム1のシステム構成の一例]
図1は、本実施形態に係る情報提供システム1のシステム構成の一例を示す説明図である。図1において、情報提供システム1は、一以上のコンピュータ装置を有する。具体的には、情報提供システム1は、情報提供サーバ10と、端末装置20と、カメラ30と、旅行会社サーバ50とを備える。情報提供サーバ10は、情報提供システム1において、情報提供サーバ10と、端末装置20と、カメラ30とは、有線または無線のネットワークNWを介して接続される。ネットワークNWは、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
情報提供サーバ10は、付随する記憶装置にデータベース40を保持している。データベース40は、慣習情報DB41と、旅行情報DB42と、ユーザ情報DB43とを含む。慣習情報は、各地域のマナーや法規などを含む情報である。旅行情報は、ユーザの旅行に関する情報である。ユーザ情報は、ユーザや端末情報に関する情報である。なお、データベース40を保持する記憶装置は、情報提供サーバ10に付随するものに限らず、外部装置であってもよい。
また、情報提供サーバ10は、ユーザに関する情報や、カメラ30によって撮像された撮像データなどを含むビッグデータを管理する。例えば、情報提供サーバ10は、ビッグデータや、ユーザの動作情報や、ユーザが所持するスマートフォンの位置情報などを用いて、ユーザの置かれた場面やユーザの状態を認識することが可能である。
端末装置20は、ユーザが有するコンピュータ装置である。端末装置20は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ナビゲーション装置、スマートミラー、パーソナルコンピュータ(不図示)などである。例えば、スマートフォンやタブレット端末は、ユーザが携行可能なものである。ナビゲーション装置は、例えば、車両に搭載されるカーナビゲーション装置である。スマートミラーは、例えば、自宅等に設置されるデジタルミラーである。端末装置20は、ユーザの置かれた場面やユーザの状態を認識するための情報を取得する。例えば、端末装置20は、ユーザが所持するウェアラブル端末によって検出されるユーザの動作情報や、ユーザが所持するスマートフォンの位置情報などを取得し、情報提供サーバ10へ送信する。
端末装置20は、ユーザごとに登録される。端末装置20は、一人のユーザに対して複数台登録することが可能である。端末装置20のアドレスなど、端末装置20に固有の端末情報は、ユーザ情報DB43に記述されている。
カメラ30は、例えば、公共の場や、不特定多数の人が往来する場に設置される監視カメラである。カメラ30は、撮像した画像を情報提供サーバ10へ送信する。カメラ30は、複数台設置される。
旅行会社サーバ50は、旅行会社等に設置されるサーバであり、ユーザが旅行する際に予約した、チケットや宿泊施設などの内容を管理する。旅行会社サーバ50は、例えばウェブサーバ機能を有し、上記サービスに係る情報を電子的に管理する。旅行会社サーバ50は、情報提供サーバ10にユーザの旅行の予約内容等を提供する。
次に、情報提供サーバ10の機能的構成について説明する。図1に示すように、情報提供サーバ10は、推定部11と、抽出部12と、第1情報提供部13と、場面認識部14と、行動認識部15と、デバイス選択部16と、第2情報提供部17と、を備える。
まず、第2地域へ移動する前の第1地域において、第1地域と第2地域との相違点をユーザに提供する構成について説明する。推定部11は、ユーザが、第1地域から、第1地域とは慣習の異なる第2地域に移動することを、当該移動に先立って推定する。第1地域および第2地域は、それぞれ、慣習が異なる領域であり、例えば、国や州である。
例えば、第1地域は、ユーザが現在居る地域である。また、第1地域は、例えば、居住国である。第2地域は、例えば、旅行先の地域である。また、第2地域は、例えば、外国である。なお、第1地域および第2地域は、これらの地域に限らず、地方、地域、地区などであってもよい。具体的には、日本を例に挙げると、関東、関西、東海、北陸といった慣習が異なる地方や、南関東、北関東といった慣習が異なる地域や、同一県内の東地区や西地区といった慣習が異なる地区であってもよい。推定部11は、具体的には、ユーザが外国に旅行することを、当該旅行の前に推定する。
例えば、推定部11は、ユーザの旅行の予約に関する情報に基づいて、第2地域への移動に先立って当該移動を推定する。具体的には、推定部11は、例えば、旅行会社サーバ50から送信される、ユーザの旅行予約の確認メールの内容に基づいて、第2地域への移動を推定する。旅行予約の確認メールには、例えば、第2地域への移動(行き先の国)や旅行期間に関する内容が含まれる。なお、この確認メールは、旅行会社サーバ50から、直接端末装置20へ送信されてもよいし、情報提供サーバ10を介して端末装置20へ送信されてもよい。
ただし、第2地域への移動の推定は、旅行会社サーバ50から送信される、旅行予約の確認メールに基づいて行われることに限らず、旅行会社サーバ50に記憶される、交通機関の予約内容(切符の購入内容)や、宿泊施設の予約内容に基づいて行われてもよい。また、このほかにも、端末装置20に記憶される、ユーザの旅行に関するスケジュールの内容などに基づいて、行われてもよい。また、第2地域への移動の推定は、端末装置20がユーザから第2地域へ移動する旨を示す情報を直接受け付けることにより、情報提供サーバ10が端末装置20から当該情報を受信することに基づいて行われてもよい。
データベース40(慣習情報DB41)は、地域ごとの慣習を記述する。慣習とは、例えば、マナーと交通場面における移動方法とのうち少なくとも一方である。交通場面における移動方法は、例えば、交通法規や、交通機関の利用時の慣習である。ただし、慣習は、これに限らず、路上喫煙が禁止といった地域ごとの条例や、銃に関する法律といった国ごとの法律といった法規などを含む。第1地域および第2地域は、慣習情報DB41における地域区分に対応している。言い換えれば、慣習情報DB41は、第1地域と第2地域とを含む複数の地域に対応する慣習を記述する。
抽出部12は、推定部11によって第2地域への移動が推定された場合、慣習情報DB41を参照し、第1地域と第2地域との慣習の相違点を抽出する。例えば、抽出部12は、交通機関における携帯電話の通話の慣習について、第1領域では許容されているものの、第2領域では禁止されている場合に、慣習の相違点として抽出する。また、第1地域および第2地域のうち、一方の地域には無い慣習であり、他方の地域には有る慣習についても、抽出部12は、慣習の相違点として抽出する。例えば、銃に関する慣習は、地域によっては無い慣習である。この場合、抽出部12は、銃に関する慣習について、慣習の相違点として抽出する。
第1情報提供部13は、抽出部12によって抽出された相違点に関する情報を、第1地域に居るユーザに提供する。第1地域にユーザが居るか否かについて、例えば、情報提供サーバ10は、ユーザの旅行の予約に関する情報に基づいて判定してもよいし、ユーザが有する端末装置の位置情報に基づいて判定してもよい。また、第1地域にユーザが居るか否かについて、情報提供サーバ10は、例えば、ビッグデータを用いて判定してもよい。ビッグデータは、例えば、不特定多数の人が往来する場に設置される監視カメラ(カメラ30)の撮像データや、ユーザに関する情報などである。ユーザに関する情報は、例えば、各ユーザの行動履歴や、各ユーザのスケジュール情報や、各ユーザの顔を認識するための顔認識情報などである。第1情報提供部13は、抽出部12によって抽出された相違点に関する情報を、当該ユーザの端末装置20に送信することにより提供する。
場面認識部14は、ユーザの置かれた場面を認識する。ユーザの置かれた場面とは、地域ごとに特有の慣習がある場面であり、例えば、交通機関を利用する場面や、運転する場面や、食事をする場面である。場面認識部14は、例えば、ユーザが所持するウェアラブル端末によって検出されるユーザの動作情報や、ユーザが所持するスマートフォンの位置情報や、ビッグデータなどに基づいて、ユーザの場面を認識する。
より具体的には、例えば、場面認識部14は、ユーザが所持するウェアラブル端末やスマートフォン(端末装置20)などに内蔵されるモーションセンサのセンシングデータからユーザの動きのパターンを分析し、ユーザが現在行っている動作や行為や場面等を推定することができる。さらに、場面認識部14は、その時の時刻や位置情報を参照することにより、推定する精度を高めることができる。また、場面認識部14は、この推定結果に対し、ユーザからのフィードバックを受けて学習した行動パターンや推定結果を蓄積したビッグデータをさらに参照することにより、推定する精度を高めることができる。
第1情報提供部13は、場面認識部14によって、ユーザが、第1地域と第2地域とで慣習が相違する場面に置かれていることが認識された場合に、両地域の相違点に関する情報を、第1地域に居るユーザに提供する。例えば、第1地域においてユーザが交通機関にて携帯電話の通話を試みる際に、当該通話が第1地域において慣習上許容されていたとしても、第2地域において禁止されている場合がある。この場合、第1情報提供部13は、第2地域では交通機関での通話が禁止されていることを、相違点に関する情報として、当該ユーザに提供する。
行動認識部15は、ユーザの状態を認識する。ユーザの状態は、例えば、手がふさがっている状態や、表示画面を閲覧できない状態などである。具体的には、ユーザの状態は、歩行している状態や、車両を運転している状態、交通機関を利用している状態などである。行動認識部15は、例えば、ユーザが所持するウェアラブル端末によって検出されるユーザの動作情報や、ユーザが所持するスマートフォンの位置情報や、ビッグデータなどに基づいて、ユーザの状態を認識する。
より具体的には、例えば、行動認識部15は、場面認識部14と同様に、ユーザが所持するウェアラブル端末やスマートフォン(端末装置20)などに内蔵されるモーションセンサのセンシングデータからユーザの動きのパターンを分析し、ユーザが現在行っている動作や行為を推定することができる。また、行動認識部15は、その時の時刻や位置情報や、行動パターンや推定結果を蓄積したビッグデータなどを参照してもよい。
デバイス選択部16は、行動認識部15によって認識されたユーザの状態に応じて、第1情報提供部13の提供に用いられる出力デバイスを選択する。出力デバイスは、ユーザ情報DB43に記述される、ユーザごとの一または複数の端末装置20である。例えば、出力デバイスは、スマートフォン、タブレット端末、ナビゲーション装置、スマートミラー、パソコン(パーソナルコンピュータ)などである。例えば、一のユーザに対して、複数の出力デバイスが登録されている場合、デバイス選択部16は、ユーザの状態に応じて、一または複数の出力デバイスを選択する。具体的には、デバイス選択部16は、ユーザが運転している状態では、出力デバイスとしてナビゲーション装置を選択する。
また、デバイス選択部16は、ユーザの状態に応じて、音声または表示といった出力態様を選択してもよい。具体的には、デバイス選択部16は、ユーザが運転している状態では、音声の出力態様を選択してもよい。
次に、第2地域へ移動した後に、第1地域と第2地域との相違点をユーザに提供する構成について説明する。第2情報提供部17は、抽出部12によって抽出された相違点に関する情報を、第2地域に移動したユーザに提供する。第2地域にユーザが移動したか否かについて、情報提供サーバ10は、例えば、ユーザの旅行の予約に関する情報に基づいて判定してもよいし、ユーザが有する端末装置の位置情報に基づいて判定してもよい。また、第2地域にユーザが移動したか否かについて、情報提供サーバ10は、例えば、ビッグデータを用いて判定してもよい。
第2情報提供部17は、場面認識部14によって、ユーザが、第1地域と第2地域とで慣習が相違する場面に置かれていることが認識された場合に、相違点に関する情報を、第2地域に居るユーザに提供する。例えば、第2地域においてユーザが交通機関にて携帯電話の通話を試みる際に、当該通話が第1地域において慣習上許容されていたとしても、第2地域において禁止されている場合がある。この場合、第2情報提供部17は、第2地域では交通機関での通話が禁止されていることを、相違点に関する情報として、当該ユーザに提供する。
次に、端末装置20の機能的構成について説明する。図1に示すように、端末装置20は、アプリ実行部21を有する。アプリ実行部21は、第1地域において、第2地域の慣習情報をユーザに通知させるための処理を実行する。具体的には、アプリ実行部21は、ユーザが所持するウェアラブル端末によって検出されるユーザの動作情報や、ユーザが所持するスマートフォンの位置情報を所定のタイミングで、情報提供サーバ10へ送信させる処理を実行する。また、アプリ実行部21は、情報提供サーバ10から送信された第2地域の慣習情報を音声または表示により、ユーザに通知させる処理を実行する。アプリ実行部21は、端末装置20に所定のアプリケーションソフトウェアがインストールされることによって、端末装置20のCPUが当該アプリケーションソフトウェアを実行することによって実現される。
[慣習情報DB41、旅行情報DB42、およびユーザ情報DB43の一例]
次に、図2〜図4を用いて、慣習情報DB41、旅行情報DB42、およびユーザ情報DB43の一例について説明する。図2は、慣習情報DB41の一例を示す説明図である。図2において、慣習情報DB41は、例えば、「地域区分」、「場面」、および「慣習」の項目を含む。
慣習情報DB41において、「地域区分」は、例えば、国家名を示す。「場面」は、地域ごとに特有の慣習がある場面を示す。「場面」は、各場面例を種別ごとにまとめて記憶されている。「慣習」は、「場面」に対して、地域区分に対応する地域の住民が従う特有のマナーや特有の法規を示す。
例えば、慣習情報410aは、日本での交通機関において車内での携帯電話の通話が禁止されているという内容を示す。また、慣習情報410bは、米国での交通機関において車内での携帯電話の通話が許容されているという内容を示す。すなわち、慣習情報410aと、慣習情報410bとには、相違点があることを示す。
一方、慣習情報411aは、日本での交通機関の乗り降りでは降者優先という内容を示す。また、慣習情報411bは、米国での交通機関の乗り降りでは降者優先という内容を示す。すなわち、慣習情報411aと、慣習情報411bとには、相違点がないことを示す。慣習情報DB41を用いることにより、情報提供サーバ10は、各地域における場面ごとの慣習上の相違点を抽出することができる。
図3は、旅行情報DB42の一例を示す説明図である。図3において、旅行情報DB42は、「ユーザID」と、「氏名」と、「現在地」と、「行き先」と、「旅行期間」との項目を含む。「ユーザID」は、各ユーザ情報に固有の識別情報を示す。「氏名」は、ユーザの氏名を示す。
「現在地」は、第1地域の一例であり、例えば、ユーザの居住国である。ただし、「現在地」は、ユーザの居住国に限らず、例えば、ユーザの国籍や、ユーザの故郷や、慣れ親しんだ地域や、ユーザが現在滞在する国や地域などとしてもよい。また、「行き先」は、第2地域の一例であり、旅行先の国である。「旅行期間」は、ユーザの旅行先での滞在期間を示す。「現在地」、「行き先」および「旅行期間」は、例えば、旅行会社サーバ50から送信される、ユーザの旅行予約の確認メールの内容に基づいて記述される。旅行情報DB42を用いることにより、情報提供サーバ10は、ユーザごとの旅行情報を管理することができる。
図4は、ユーザ情報DB43の一例を示す説明図である。図4において、ユーザ情報DB43は、「ユーザID」と、「ユーザの状態」と、「出力デバイス」と、「端末情報」との項目を含む。「ユーザID」は、図3に示した「ユーザID」と同様である。「ユーザID」によって、ユーザ情報DB43と、旅行情報DB42とは、関連付けられているため、一のデータベースとすることも可能である。
「ユーザの状態」は、歩行中や運転中といった、現在のユーザの状態を示す。出力デバイスは、相違点に関する情報を出力させる端末装置20を示す。「ユーザの状態」は、ユーザが所持するウェアラブル端末によって検出されるユーザの動作情報や、ユーザが所持するスマートフォンの位置情報やビッグデータに基づいて、記述される。
「出力デバイス」は、一のユーザに対して複数登録可能である。「端末情報」は、出力デバイス(端末装置20)に固有の情報であり、例えば、宛先を示す。ユーザ情報DB43を用いることにより、情報提供サーバ10は、ユーザの状態に応じた出力デバイスを選択することができる。
なお、ユーザ情報DB43は、「出力態様」の項目を含んでいてもよい。「出力態様」は、端末装置20を介して、慣習の相違点を通知する際の通知態様であり、例えば、「音声」や「表示」である。「出力態様」は、「ユーザの状態」に対応して記述されていればよい。これにより、情報提供サーバ10は、ユーザの状態に応じた出力態様を選択することできる。
[情報提供システム1における情報提供処理の一例]
次に、図5および図6を用いて、情報提供システム1における情報提供処理の一例について説明する。図5は、情報提供サーバ10が行う情報提供処理の一例を示すフローチャートである。図5において、情報提供サーバ10は、第1地域(例えば日本)に居住するある特定のユーザの第2地域(例えば米国)への移動(旅行)を推定したか否かを判定する(ステップS101)。
第2地域への移動を推定したか否かは、例えば、旅行会社サーバ50からの通知に基づいて判定される。情報提供サーバ10は、ある特定のユーザの第2地域への移動を推定するまで待機する(ステップS101)。情報提供サーバ10は、ある特定のユーザの第2地域への移動を推定すると、そのユーザの旅行が終了したか否かを判定する(ステップS102)。旅行が終了したか否かの判定は、例えば、旅行情報DB42(図3参照)を参照することにより、旅行期間が経過したか否かを判定することで行われる。ただし、これに限らず、ユーザの位置情報を用いて、ユーザが旅行先から、居住国に戻ったか否かを判定することで、旅行が終了したか否かを判定してもよい。
ステップS102において、情報提供サーバ10は、旅行が終了したと判定した場合、一連の処理を終了する。一方、情報提供サーバ10は、旅行が終了していないと判定した場合、所定の場面を認識したか否かを判定する(ステップS103)。所定の場面は、地域ごとの慣習がある場面である(図2の慣習情報DB41参照)。ステップS103では、情報提供サーバ10は、ユーザが所持するウェアラブル端末によって検出されるユーザの動作情報や、ユーザが所持する端末装置20の位置情報や、ビッグデータを用いて、所定の場面を認識したか否かを判定する。
ステップS103において、所定の場面を認識しない場合、情報提供サーバ10は、ステップS102に戻る。一方、所定の場面を認識した場合、情報提供サーバ10は、慣習情報DB41(図2参照)を参照し、所定の場面について、第1地域(例えば日本)と第2地域(例えば米国)との慣習の相違点を抽出する(ステップS104)。そして、情報提供サーバ10は、所定の場面について両地域の慣習の相違点があるか否かを判定する(ステップS105)。ステップS104において、第1地域と第2地域とに慣習上の相違点がない場合、具体的には、図2に示した慣習情報DB41の慣習情報411aおよび慣習情報411bのように、日本と米国とにおいて所定の場面について慣習上の差異がない場合、情報提供サーバ10は、ステップS102に戻る。
なお、本フローチャートでは、所定の場面について、第1地域の慣習と、第2地域の慣習とに慣習上の差異がない場合には、ステップS102に戻ることとし、すなわち、第2地域の慣習情報を端末装置20へ送信しないこととするが、これに限らない。例えば、第1地域の慣習と、第2地域の慣習とに差異がない場合でも、後述するステップS109へ移行可能にして、第2地域の慣習情報を端末装置20へ送信することとしてもよい。すなわち、ステップS105の処理を行わないこととしてもよい。これにより、ユーザは、所定の場面における慣習について、第1地域と第2地域とで差異がないことを確認することができる。
ステップS105において、第1地域と第2地域とで、当該所定の場面における慣習に相違点がある場合、情報提供サーバ10は、第2地域の慣習情報について、再度通知しない設定となっているか否かを判定する(ステップS106)。なお、再度通知しない設定は、後述するステップS111において行われる。
ステップS106において、情報提供サーバ10は、第2地域の慣習情報について、再度通知しない設定となっている場合、ステップS102に戻る。一方、情報提供サーバ10は、第2地域の慣習情報について、再度通知する設定となっている場合、すなわち、通知可能な設定となっている場合、ユーザの状態(行動状態)を認識する(ステップS107)。なお、この設定は、各ユーザについてデフォルトで「再度通知する」設定となっているものとする。これによって、一回目の通知は、ユーザによる明示的な指示が無い限り、自動的に行われることになる。ステップS107では、情報提供サーバ10は、ユーザが所持するウェアラブル端末によって検出されるユーザの動作情報や、ユーザが所持する端末装置20の位置情報や、ビッグデータを用いて、ユーザの状態を認識する。
そして、情報提供サーバ10は、ユーザ情報DB43(図4参照)を参照し、ユーザの状態に応じた出力デバイスを選択する(ステップS108)。そして、情報提供サーバ10は、選択した出力デバイス(端末装置20)へ、第2地域の慣習情報を送信する(ステップS109)。ステップS109における送信先の出力デバイスは、例えば、ユーザの状態が運転中である場合には、ナビゲーション装置であり、また、ユーザの状態が自宅での食事中の行動である場合には、自宅のリビングに設置されるスマートミラーである。これにより、ユーザの状態に応じた出力デバイス(端末装置20)を介して、所定の場面に応じた第2地域の慣習情報をユーザに提供することができる。
次に、情報提供サーバ10は、第2地域の慣習情報を送信後の所定期間内に、端末装置20から、当該慣習情報について、再度通知しない旨を示す情報を受信したか否かを判定する(ステップS110)。再度通知しない旨を示す情報を受信しない場合、情報提供サーバ10は、ステップS102に戻る。一方で、再度通知しない旨を示す情報を受信した場合、情報提供サーバ10は、当該慣習情報を再度通知しない設定とし(ステップS111)、一連の処理を終了する。なお、当該慣習情報を再度通知しない設定とするには、端末装置20から再度通知しない旨を示す情報を受信することに限らない。例えば、ユーザの選択に応じた予めの設定により、一度通知した第2地域の慣習情報を再度通知しない設定となっている場合も、当該慣習情報を再度通知しない設定とすればよい。
上述したフローチャートにより、ユーザが第2地域(旅行先)に移動する前の第1地域や、第2地域に移動した後の第2地域において、第2地域の慣習情報をユーザに提供することができる。これにより、第2地域において文化や慣習の違いによってユーザが戸惑うことを抑えることができ、第2地域の慣習にユーザが容易且つ即座に適応することができる。
なお、上述したフローチャートでは、ユーザが第2地域に移動した後も、第2地域の慣習情報をユーザに提供することについて説明したが、少なくとも第1地域において、第2地域の慣習情報をユーザに提供できればよい。すなわち、旅行の予約が入ってから、少なくとも第2地域に移動するまでの間に、第2地域の慣習情報をユーザに提供できればよい。このようにしたとしても、ユーザは、第2地域に移動する前に、第2地域の慣習を把握することができるため、第2地域の慣習にユーザが容易且つ即座に適応することができる。
[端末装置20が行う情報提供処理の一例]
次に、図6を用いて、端末装置20が行う情報提供処理の一例について説明する。図6は、端末装置20が行う情報提供処理の一例を示すフローチャートである。なお、図6では、図示していないが、端末装置20は、ユーザが所持するウェアラブル端末によって検出されるユーザの動作情報や、ユーザが所持するスマートフォンの位置情報を所定のタイミングで情報提供サーバ10へ送信する。なお、情報提供サーバ10が所定の場面を認識した際に、端末装置20に対してこれらの情報の送信要求を送信する構成とした場合、端末装置20は、当該送信要求を受信したタイミングでこれらの情報を送信する。
図6において、端末装置20は、情報提供サーバ10から第2地域の慣習情報を受信したか否かを判定する(ステップS121)。端末装置20は、情報提供サーバ10から第2地域の慣習情報を受信するまで待機する。なお、第2地域の慣習情報を受信する端末装置20は、ユーザの状態に応じて異なる。例えば、端末装置20は、ユーザの状態が運転中である場合にはナビゲーション装置であり、また、ユーザの状態が自宅での食事中の行動である場合には自宅のリビングに設置されるスマートミラーである。
情報提供サーバ10から第2地域の慣習情報を受信すると、端末装置20は、当該所定の行動についての第2地域の慣習情報を通知する(ステップS122)。次に、端末装置20は、第2地域の慣習情報を通知した後の所定期間内に、ユーザから当該慣習情報について再度通知しない旨を受け付けたか否かを判定する(ステップS123)。なお、ステップS123において、端末装置20は、例えば、当該慣習情報について再度通知しない旨を受け付けるボタンを表示し(図7参照)、ユーザから当該ボタンの選択を受け付けるようにすればよい。
ステップS123において、ユーザから当該慣習情報について再度通知しない旨を受け付けない場合、端末装置20は、一連の処理を終了する。一方、ユーザから当該慣習情報について再度通知しない旨を受け付けた場合、端末装置20は、再度通知しない旨を示す情報を情報提供サーバ10へ送信し(ステップS124)、一連の処理を終了する。これにより、情報提供サーバ10では、当該慣習情報を再度ユーザに通知しない設定とすることができる。
なお、慣習情報をユーザに再度通知するか否かの設定は、情報提供サーバ10側で設定されるのではなく、端末装置20側で設定されてもよい。具体的には、端末装置20側で再度通知しない設定となっている場合には、端末装置20は、情報提供サーバ10から第2地域の慣習情報を受信したとしても、当該慣習情報を再度通知しないようにすればよい。
上述したフローチャートにより、端末装置20は、情報提供サーバ10から受信した第2地域をユーザに通知することができる。具体的には、ユーザが第2地域(旅行先)に移動する前の第1地域や、第2地域に移動した後の第2地域において、所定の場面に応じた第2地域の慣習情報を、ユーザの状態に応じた端末装置20を用いてユーザに通知することができる。
[端末装置20に表示される第2地域の慣習情報の一例]
図7は、端末装置20に表示される第2地域の慣習情報の一例を示す説明図である。図7に示すように、端末装置20(例えば、スマートフォン)には、第1地域(例えば日本)における現在時刻(2018年10月29日)が表示されている。また、端末装置20には、2018年12月に第2地域(米国)への旅行が予定されている旨や、米国における慣習についてのレクチャを示す画面が表示されている。また、図7においては、米国での交通機関における携帯端末の通話マナーについて表示されている。
この表示画面は、例えば、第2地域(米国)に移動する前や米国に行った後に、ユーザが交通機関を利用する場面において端末装置20を操作したときに表示される画面である。なお、端末装置20にイヤホンが接続されている場合には、音声による通知を行ってもよい。この場合、表示画面による通知とともに、音声による通知を行ってもよいし、表示画面による通知を行わずに、音声のみによる通知を行ってもよい。
また、端末装置20には、当該慣習情報について再度通知しない旨を受け付ける選択ボタン201が表示されている。選択ボタン201の「はい」が選択されると、以降に、ユーザが交通機関を利用する場面において端末装置20を操作したとしても、当該慣習情報(交通機関編1)については再度通知されないこととなる。
また、端末装置20には、慣習のレクチャの履歴や、他のレクチャを閲覧することが可能な閲覧ボタン202が表示されている。例えば、閲覧ボタン202のうち「履歴を見る」が選択されると、これまでに、通知したレクチャ(米国の慣習情報)の履歴が表示される。また、閲覧ボタン202のうち「他のレクチャを見る」が選択されると、ユーザの場面にかかわらず、米国における各場面における慣習が表示される。
図7に示した通知を行うことにより、ユーザは、米国への旅行前(第2地域に移動する前)に、日本において公共機関を利用する際に、米国での公共機関の利用を想定して行動することができる。また、米国での旅行中にも当該通知を行うことが可能なため、ユーザは、旅行先において公共機関を利用する際に、旅行先の慣習を容易に把握することができる。したがって、ユーザが旅行先で公共機関を利用する際に、居住国(第1地域)との慣習の違いによって戸惑うことを抑えることができ、旅行先の慣習に容易に適応することができる。
[情報提供サーバ10のハードウェア構成]
図8は、情報提供サーバ10のハードウェア構成の一例を示す説明図である。なお、以下では、情報提供サーバ10について説明するが、端末装置20や旅行会社サーバ50についても、同様の構成とすることができる。
図8において、情報提供サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)51と、ROM(Read Only Memory)52と、RAM(Random Access Memory)53と、入力デバイス54と、出力デバイス55と、通信I/F(Interface)56と、を備える。コンピュータ装置が備える各部51〜56は、バス60によってそれぞれ接続されている。なお、情報提供サーバ10は、入力デバイス54および出力デバイス55を備えていなくてもよい。
CPU51は、コンピュータ装置の全体の制御をつかさどる。ROM52は、各種プログラムを記憶する。例えば、ROM52は、本発明に係る情報提供プログラムを記憶する。RAM53は、CPU51のワークエリアとして使用される。RAM53には、例えば、慣習情報DB41(図2参照)や、旅行情報DB42(図3参照)や、ユーザ情報DB43(図4参照)などの各種データが記憶される。
入力デバイス54は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力デバイス54は、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであるが、キーボードやマウスなどであってもよい。また、入力デバイス54は、音声を入力するマイクを含んでもよいし、撮像対象を撮像するカメラを含んでもよい。
出力デバイス55は、画像を表示するディスプレイや、音声を出力するスピーカを含む。出力デバイス55は、プリンタを含んでもよい。通信I/F56は、通信回線を通じてネットワークNWに接続され、ネットワークNWを介して他の装置(端末装置20およびカメラ30)に接続される。
図1に示した、情報提供サーバ10の、推定部11と、抽出部12と、第1情報提供部13と、場面認識部14と、行動認識部15と、デバイス選択部16と、第2情報提供部17とは、例えば、CPU51が情報提供プログラムを実行することによって実現される。また、図1に示したデータベース40は、例えば、RAM53に記憶される。
以上説明した実施形態の情報提供システム1は、ユーザが第2地域(旅行先)へ移動する前の第1地域(現在居る地域)において、第1地域と第2地域との慣習の相違点をユーザに提供することとした。したがって、情報提供システム1によれば、旅行先において、慣習の違いによってユーザが戸惑うことを抑えることができ、旅行先の慣習にユーザが容易且つ即座に適応することを支援することができる。これにより、旅行先の慣習について無知であることによって、ユーザが旅行先でトラブルを起こしたり、トラブルに巻き込まれたりすることを抑えることができる。
また、本実施形態の情報提供システム1によれば、旅行者(ユーザ)に対して、慣習に倣って行動することを促すことができるため、地元住民にとって、旅行者が迷惑となることを抑えることができる。したがって、地元住民と旅行者とのトラブルを抑えることができる。
また、本実施形態の情報提供システム1において、第1地域および第2地域は、データベース40における地域区分に対応していることとした。これにより、データベース40(慣習情報DB41)における地域ごとの慣習を容易に付加、削除等することができ、すなわち、地域ごとの慣習を効率よく管理することができる。また、第1地域と第2地域との慣習の相違点を抽出する処理の容易化を図ることができるため、第1地域と第2地域との相違点に関する情報を提供する際の処理に係る負荷を軽減することができる。
また、本実施形態の情報提供システム1において、慣習とは、マナーと交通場面における移動方法とのうち少なくとも一方であることとした。したがって、旅行先において、ユーザが最も戸惑いやすい、旅行先のマナーや、交通場面における移動方法をユーザに提供することができる。これにより、情報提供システム1によれば、旅行先のマナーや、交通場面における移動方法にユーザが容易且つ即座に適応することを、効率よく支援することができる。
また、本実施形態の情報提供システム1において、ユーザが、第1地域と第2地域とで慣習が相違する場面に置かれていることが認識された場合に、両地域の相違点に関する情報を第1地域に居るユーザに提供することとした。これにより、旅行前の地域(第1地域)において慣習が相違する場面で、旅行先(第2地域)の慣習情報を提供することができる。したがって、ユーザは、旅行先の慣習を容易に把握することができる。このため、旅行先の慣習にユーザが容易且つ即座に適応することを、より効率よく支援することができる。
また、本実施形態の情報提供システム1では、ユーザの状態に応じて、両地域の相違点に関する情報の提供先となる出力デバイスを選択することとした。これにより、ユーザの状態に応じた端末装置20を用いて、両地域の相違点に関する情報をユーザに通知することができる。例えば、ユーザの状態が運転中である場合には、ナビゲーション装置を用いて、両地域の相違点に関する情報をユーザに的確に通知することができる。したがって、旅行先の慣習にユーザが容易且つ即座に適応することを、より効率よく支援することができる。
また、本実施形態の情報提供システム1では、両地域の相違点に関する情報を、第2地域に移動したユーザに提供することとした。これにより、旅行先においても、旅行先の地域における特有の慣習をユーザに通知することができ、すなわち、旅行前と旅行中との両方で、旅行先の慣習を通知することができる。したがって、旅行先の慣習にユーザが容易且つ即座に適応することを、より効率よく支援することができる。
また、本実施形態の情報提供システム1において、ユーザが、第1地域と第2地域とで慣習が相違する場面に置かれていることが認識された場合に、両地域の相違点に関する情報を第2地域に居るユーザに提供することとした。これにより、旅行先(第2地域)において、旅行前の地域(第1地域)と慣習が相違する場面で、旅行先の慣習情報をユーザに通知することができる。したがって、ユーザは、旅行先の慣習を容易に把握することができる。このため、旅行先の慣習にユーザが容易且つ即座に適応することを、より効率よく支援することができる。
また、本実施形態の情報提供システム1では、ユーザの旅行の予約に関する情報に基づいて、第2地域への移動に先立って当該移動を推定することとした。したがって、第2地域への旅行の予約を契機に、第1地域と第2地域との慣習の相違点をユーザに通知することができる。このため、ユーザは、第1地域と第2地域との慣習の相違点を得るためにユーザ自身で手続や操作等を行わなくても、当該相違点を入手することができる。したがって、旅行先の慣習にユーザが容易且つ即座に適応することを、より効率よく支援することができる。
[変形例1]
次に、本実施形態の変形例1について説明する。上述した実施形態では、第1地域から第2地域に移動後に、両地域で慣習が相違する場面に置かれていることが認識された場合に、当該相違点に関する情報をユーザに通知することについて説明した。変形例1では、第1地域から第2地域に移動後に、第2地域においてユーザが慣習に反する行動(マナー違反)を行った場合に、第2地域の慣習情報をユーザに提供することについて説明する。以下に、日本において慣習上行われている謝意のハザード点灯を、旅行先の米国で行った場合に、当該慣習は米国にはないことをユーザに通知する場合について説明する(図2の慣習情報DB41参照)。
図1を用いて具体的に説明すると、場面認識部14は、第2地域においてユーザの置かれた場面を認識する。具体的には、例えば、場面認識部14は、旅行先においてユーザが運転を行う場面を認識する。また、行動認識部15は、場面認識部14によって認識されたユーザの置かれた場面において、ユーザの行動(状態)を認識する。具体的には、例えば、行動認識部15は、ナビゲーション装置などから受信した車両の走行情報を用いて、ユーザが運転中に謝意のハザード点灯を行ったという行動を認識する。より具体的には、行動認識部15は、ハザード点灯を行ったものの、ユーザが車両を停車させない場合に、謝意のハザード点灯を行ったという行動を認識する。
また、抽出部12は、行動認識部15によって認識された、ユーザの置かれた場面における第2地域の慣習を抽出する。具体的には、例えば、抽出部12は、ユーザが運転中に謝意のハザード点灯を行ったという行動に対応する、旅行先の慣習を抽出する。例えば、旅行先が米国である場合には、謝意のハザード点灯を行わない、という慣習を抽出する。
第2情報提供部17は、行動認識部15によって認識された、ユーザの置かれた場面におけるユーザの行動が、抽出部12によって抽出された第2地域の慣習と相違するか否かを判定する。具体的には、例えば、第2情報提供部17は、謝意のハザード点灯が、米国での慣習と相違するか否かを判定する。ここで言う相違は、慣習に反する行動(マナー違反)である。
第2情報提供部17は、当該ユーザの行動が当該場面における第2地域の慣習と相違すると判定した場合に、当該場面における第2地域の慣習情報をユーザに提供する。具体的には、例えば、第2情報提供部17は、謝意のハザード点灯が米国ではマナー違反と判定した場合には、米国では謝意のハザード点灯を行わない、という慣習情報をユーザに提供する。
なお、この場合、第1地域と第2地域とで慣習が相違する場面にユーザが置かれている場合であっても、当該ユーザの行動が当該場面における第2地域の慣習と相違しない場合には、すなわち、ユーザが第2地域の慣習に倣って行動している場合には、両地域の相違点を、当該ユーザに通知しないこととしてもよい。具体的に説明すると、場面認識部14によって、第1地域と第2地域とで慣習が相違する場面にユーザが置かれていると認識された場合であっても、第2情報提供部17は、当該ユーザの行動が当該場面における第2地域の慣習と相違しないと判定した場合には、両地域の相違点に関する情報を、第2地域に居るユーザに提供しないこととしてもよい。
また、第2地域においてマナー違反を行ったことにより、当該場面における第2地域の慣習情報をユーザに通知する場合には、注意喚起を促す特殊な通知態様としてもよい。すなわち、第2地域においてマナー違反を行った際の当該地域の慣習情報の通知は、マナー違反を行っていない場合や、第1地域における通知とは異なる通知態様としてもよい。具体的には、例えば、警告を示す特殊な音声や表示画像を出力したり、バイブレーションを動作させたりすることによって、より注意喚起を促してもよい。
また、情報提供サーバ10は、ユーザごとに、第2地域(旅行先)においてマナー違反を行った傾向(回数や場面)を蓄積しておき、ユーザの傾向に応じて、マナー違反を行いそうな場面でユーザに慣習情報を通知するようにしてもよい。例えば、第2地域において、同じ場面でマナー違反を複数回行った場合には、当該場面において、当該マナー違反を行う前に、当該場面の慣習情報をユーザに提供してもよい。また、例えば、運転の場面でマナー違反が多い場合には、運転を行う前や運転を行った後も、運転に関する慣習情報をユーザに提供してもよい。すなわち、第2情報提供部17は、場面ごとのユーザの行動が各場面における第2地域の慣習と相違する履歴(マナー違反を行った履歴)に応じたタイミングで慣習情報をユーザに提供してもよい。
変形例1によれば、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、変形例1によれば、第2地域(旅行先)において慣習に反する行動を行った場合に、当該場面における第2地域の慣習情報をユーザに通知できるため、ユーザが旅行先の慣習に容易且つ即座に適応することができる。また、旅行先で禁止されている慣習については、即座に禁止を促すことができるため、地元住民とユーザとのトラブルを抑えることができ、安全な旅行を支援することができる。
[変形例2]
次に、本実施形態の変形例2について説明する。上述した実施形態では、情報提供サーバ10が、ユーザの置かれた場面や、ユーザの状態を認識する構成について説明した。変形例2では、端末装置20が、ユーザの置かれた場面や、ユーザの状態を認識する構成について説明する。なお、変形例2の説明において、上述した実施の形態と同様の内容については、同様の符号を付すとともに、説明を省略する。
[変形例2に係る情報提供システム1のシステム構成の一例]
図9は、変形例2に係る情報提供システム1のシステム構成の一例を示す説明図である。図9に示すように、端末装置20のアプリ実行部21は、場面認識部14と、行動認識部15とを有する。場面認識部14は、端末装置20に接続されるウェアラブル端末によって検出されるユーザの動作情報や、端末装置20の位置情報に基づいて、ユーザの置かれた場面を認識する。行動認識部15は、当該動作情報や、当該位置情報に基づいて、ユーザの状態を認識する。
なお、上述した実施形態と同様に、場面認識部14は、ユーザが所持するウェアラブル端末やスマートフォン(端末装置20)などに内蔵されるモーションセンサのセンシングデータからユーザの動きのパターンを分析し、ユーザが現在行っている動作や行為や場面等を推定することができる。また、行動認識部15についても、場面認識部14と同様に、当該センシングデータからユーザの動きのパターンを分析し、ユーザが現在行っている動作や行為等を推定することができる。
場面認識部14と、行動認識部15とは、端末装置20に所定のアプリケーションソフトウェアがインストールされることによって、端末装置20のCPUが当該アプリケーションソフトウェアを実行することによって実現される。
[変形例2に係る端末装置20が行う情報提供処理の一例]
次に、図10を用いて、変形例2に係る端末装置20が行う情報提供処理の一例について説明する。図10は、変形例2に係る端末装置20が行う情報提供処理の一例を示すフローチャートである。なお、図10に示すフローチャートは、図6に示したフローチャートと比較して、ステップS161〜ステップS163が異なる。以下では、ステップS161〜ステップS163について説明する。
図10において、端末装置20は、所定の場面を認識したか否かを判定する(ステップS161)。所定の場面は、地域ごとの慣習がある場面である。ステップS161の処理では、端末装置20は、例えば、ユーザが所持するウェアラブル端末によって検出されるユーザの動作情報や、ユーザが所持するスマートフォン(端末装置20)の位置情報を用いて、所定の場面を認識したか否かを判定する。
ステップS161において、所定の場面を認識しない場合、端末装置20は、待機する。一方、所定の場面を認識した場合、端末装置20は、ユーザの状態を認識する(ステップS162)。ユーザの状態は、例えば、歩行している状態や、車両を運転している状態などである。
そして、端末装置20は、所定の場面を認識した旨を示す情報(図中「場面認識情報」と記載)と、ユーザの状態を示す情報(図中「状態情報」と記載)とを情報提供サーバ10へ送信し(ステップS163)、ステップS121へ移行する。
なお、場面認識情報および状態情報を情報提供サーバ10へ送信する端末装置20(以下「送信端末」という)と、第2地域の慣習情報を受信する端末装置20(以下「受信端末」という)とが、異なる場合がある。すなわち、ユーザの場面に応じた送信端末から場面認識情報および状態情報を情報提供サーバ10へ送信し、ユーザの状態に応じた受信端末で第2地域の慣習情報を受信する場合がある。
この場合、例えば、送信端末とは異なる受信端末で第2地域の慣習情報が通知される旨を通知してもよい。これにより、ユーザの状態に応じた受信端末で第2地域の慣習情報を通知することができる。また、この場合、ユーザが予め設定した、場面に応じた受信端末で第2地域の慣習情報を受信してもよい。これにより、ユーザが所望する受信端末で、第2地域の慣習情報を通知することができる。なお、情報提供サーバ10は、送信端末とは異なる受信端末へ第2地域の慣習情報を送信する場合でも、送信端末に対しては、必ず第2地域の慣習情報を送信してもよいし、通信端末とは異なる受信端末へ慣習情報を送信した旨の情報を送信するようにしてもよい。
上述したフローチャートにより、端末装置20は、所定の場面やユーザの状態を認識して、認識した結果を情報提供サーバ10へ送信し、ユーザの場面に応じた第2地域の慣習情報を、ユーザの状態に応じた端末装置20で受信できる。したがって、ユーザが第2地域(旅行先)に移動する前や、第2地域に移動した後に、所定の場面に応じた第2地域の慣習情報を、ユーザの状態に応じた端末装置20を用いてユーザに通知することができる。
[変形例2に係る情報提供サーバ10が行う情報提供処理の一例]
次に、図11は、変形例2に係る情報提供サーバ10が行う情報提供処理の一例を示すフローチャートである。図6に示したフローチャートと比較して、ステップS103およびステップS107の処理を行わずに、ステップS181を行う点で異なる。以下では、ステップS181の処理と、ステップS106→ステップS108の処理とについて説明する。
図11において、情報提供サーバ10は、端末装置20から所定の場面を認識した旨を示す情報(場面認識情報)と、ユーザの状態を示す情報(状態情報)とを受信したかを判定する(ステップS181)。ステップS181において、端末装置20から場面認識情報および状態情報を受信していない場合、情報提供サーバ10は、ステップS102に戻る。一方、情報提供サーバ10は、端末装置20から場面認識情報および状態情報を受信した場合、ステップS104に移行する。
また、ステップS106において、情報提供サーバ10は、第2地域の慣習情報について、再度通知しない設定となっていない場合、端末装置20から受信した状態情報に基づいて、ユーザの状態に応じた出力デバイスを選択し(ステップS108)、ステップS109に移行する。
上述したフローチャートにより、情報提供サーバ10は、所定の場面の認識を行わないため、情報提供サーバ10の処理に係る負荷を軽減することができる。例えば、情報提供サーバ10は、ビッグデータ等を用いて場面認識を行わずに、第2地域の慣習情報をユーザに提供することができる。上述した変形例2によれば、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
NW…ネットワーク
1…情報提供システム
10…情報提供サーバ
11…推定部
12…抽出部
13…第1情報提供部
14…場面認識部
15…行動認識部
16…デバイス選択部
17…第2情報提供部
20…端末装置
21…アプリ実行部
30…カメラ
40…データベース
41…慣習情報DB
42…旅行情報DB
43…ユーザ情報DB
50…旅行会社サーバ
51…CPU
52…ROM
53…RAM
54…入力デバイス
55…出力デバイス
56…通信I/F

Claims (10)

  1. 一以上のコンピュータを用いて行われる情報提供方法であって、
    前記コンピュータが、
    ユーザが、第1地域から、前記第1地域とは慣習の異なる第2地域に移動することを、前記移動に先立って推定
    前記推定がなされた場合、地域ごとの慣習を記述したデータベースを参照し、前記第1地域と前記第2地域との慣習の相違点を抽出
    前記第1地域に居るユーザが、地域ごとに特有の慣習がある場面に置かれているか否かを判定し、
    前記第1地域に居るユーザが、地域ごとに特有の慣習がある場面に置かれていると判定された場合、前記抽出した相違点に関する情報を、前記第1地域に居るユーザに提供する、
    情報提供方法。
  2. 一以上のコンピュータを用いて行われる情報提供方法であって、
    前記コンピュータが、
    ユーザが、第1地域から、前記第1地域とは慣習の異なる第2地域に移動することを、前記移動に先立って推定
    前記推定がなされた場合、地域ごとの慣習を記述したデータベースを参照し、前記第1地域と前記第2地域との慣習の相違点を抽出
    前記第2地域に移動したユーザが、地域ごとに特有の慣習がある場面に置かれているか否かを判定し、
    前記第2地域に移動したユーザが、地域ごとに特有の慣習がある場面に置かれていると判定された場合、前記抽出した相違点に関する情報を、前記第2地域に移動した前記ユーザに提供する、
    情報提供方法。
  3. 前記第1地域および前記第2地域は、前記データベースにおける地域区分に対応している、
    請求項1または2に記載の情報提供方法。
  4. 前記慣習とは、マナーと交通場面における移動方法とのうち少なくとも一方である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報提供方法。
  5. 前記コンピュータが、更に、
    前記ユーザの状態を認識し、前記ユーザの状態に応じて、前記情報提供に用いられる出力デバイスを選択する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の情報提供方法。
  6. 前記コンピュータが、更に、
    前記ユーザの旅行の予約に関する情報に基づいて、前記ユーザの移動を推定する、
    請求項1からのいずれか1項記載の情報提供方法。
  7. 一以上のコンピュータに、
    ユーザが、第1地域から、前記第1地域とは慣習の異なる第2地域に移動することを、前記移動に先立って推定させ、
    前記推定がなされた場合、地域ごとの慣習を記述したデータベースを参照し、前記第1地域と前記第2地域との慣習の相違点を抽出させ、
    前記第1地域に居るユーザが、地域ごとに特有の慣習がある場面に置かれているか否かを判定させ、
    前記第1地域に居るユーザが、地域ごとに特有の慣習がある場面に置かれていると判定された場合、前記抽出した相違点に関する情報を、前記第1地域に居るユーザに提供させる、
    プログラム。
  8. 一以上のコンピュータに、
    ユーザが、第1地域から、前記第1地域とは慣習の異なる第2地域に移動することを、前記移動に先立って推定させ、
    前記推定がなされた場合、地域ごとの慣習を記述したデータベースを参照し、前記第1地域と前記第2地域との慣習の相違点を抽出させ、
    前記第2地域に移動したユーザが、地域ごとに特有の慣習がある場面に置かれているか否かを判定させ、
    前記第2地域に移動したユーザが、地域ごとに特有の慣習がある場面に置かれていると判定された場合、前記抽出した相違点に関する情報を、前記第2地域に移動した前記ユーザに提供させる、
    プログラム。
  9. ユーザが、第1地域から、前記第1地域とは慣習の異なる第2地域に移動することを、前記移動に先立って推定する推定部と、
    前記推定がなされた場合、地域ごとの慣習を記述したデータベースを参照し、前記第1地域と前記第2地域との慣習の相違点を抽出する抽出部と、
    前記第1地域に居るユーザが、地域ごとに特有の慣習がある場面に置かれているか否かを判定する判定部と、
    前記第1地域に居るユーザが、地域ごとに特有の慣習がある場面に置かれていると判定された場合、前記抽出した相違点に関する情報を、前記第1地域に居るユーザに提供する第1情報提供部と、
    を備える情報提供システム。
  10. ユーザが、第1地域から、前記第1地域とは慣習の異なる第2地域に移動することを、前記移動に先立って推定する推定部と、
    前記推定がなされた場合、地域ごとの慣習を記述したデータベースを参照し、前記第1地域と前記第2地域との慣習の相違点を抽出する抽出部と、
    前記第2地域に移動したユーザが、地域ごとに特有の慣習がある場面に置かれているか否かを判定する判定部と、
    前記第2地域に移動したユーザが、地域ごとに特有の慣習がある場面に置かれていると判定された場合、前記抽出した相違点に関する情報を、前記第2地域に移動した前記ユーザに提供する第1情報提供部と、
    を備える情報提供システム。
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