JP6992473B2 - 太陽電池アレイ検査システム、パワーコンディショナ及び太陽電池アレイ検査方法 - Google Patents

太陽電池アレイ検査システム、パワーコンディショナ及び太陽電池アレイ検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、太陽電池アレイ検査システムとパワーコンディショナと太陽電池アレイ検査方法とに関する。
太陽電池アレイの状態を点検(把握)するために、I-Vカーブトレーサ等と呼ばれている機器により、太陽電池アレイを構成する各ストリングのI-Vカーブを計測することが行われている。また、各ストリングのI-Vカーブの計測結果から、各ストリングの状態評価を自動的に行う技術(例えば、特許文献1)も開発されている。
特開2015-173519号公報
特許文献1記載の技術によれば、I-Vカーブ計測に関する十分な知識を有さない者も、太陽電池アレイの状態を点検可能となる。ただし、ストリング毎にI-Vカーブを計測するという従来の検査方法では、太陽電池アレイの状態の点検毎に、太陽電池アレイを構成しているストリング数と同じ回数、I-Vカーブを計測し、計測された複数のI-Vカーブの比較等を行わないと、太陽電池アレイが正常な状態にあることを確認できない。
本発明は、上記問題に鑑みにてなされたものであり、太陽電池アレイが正常な状態にあることをより短時間で確認できる太陽電池アレイ検査システム及び太陽電池アレイ検査方法と、そのような太陽電池アレイ検査システムの構成要素として使用できるパワーコンディショナとを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一観点に係る太陽電池アレイ検査システムは、複数のストリングを含む太陽電池アレイのI-Vカーブ又はP-Vカーブである特性カーブを、各ストリングからの電流がブロッキングダイオードを介して入力される状態で計測する計測部と、前記計測部により計測された前記特性カーブから変曲点を探索し、変曲点の探索結果に基づき、前記太陽電池アレイの状態が、少なくとも1つのストリングに異常がある異常状態であるか否かを判定し、判定結果をユーザに通知する判定部と、を備える。
すなわち、太陽電池アレイの各ストリングからの電流がブロッキングダイオードを介して入力される状態で計測された太陽電池アレイの特性カーブ(I-Vカーブ又はPVカーブ)には、全ストリングが正常ではない場合には、変曲点が現れる。従って、上記太陽電池アレイ検査システムのユーザ(点検者等)は、1回の特性カーブ計測で(ストリング毎に特性カーブ計測を行う場合よりも短時間で)、太陽電池アレイが正常な状態にあることを確認できる。
太陽電池アレイ検査システムの判定部として、探索した変曲点から、前記計測部により計測された、正常状態にある前記太陽電池アレイの前記特性カーブに存在する変曲点を除いた残りの変曲点に基づき、前記太陽電池アレイの状態が前記異常状態であるか否かを判定するものを採用しても良い。この判定部を採用しておけば、元々、特性カーブに変曲点
がある太陽電池アレイ(各ストリングの太陽電池モジュール数)が同一ではない太陽電池アレイ等の状態も正確に検査できる太陽電池アレイ検査システムを得ることができる。
また、太陽電池アレイ検査システムに、『前記判定部は、前記太陽電池アレイの状態が前記異常状態であると判定した場合、前記計測部により今回計測された前記特性カーブの各変曲点の電圧値と、前記計測部により過去に計測された前記特性カーブの各変曲点の電圧値とを比較することで、今回計測された前記特性カーブの各変曲点の発生原因である異常が、一時的な異常であるか非一時的な異常であるかを判別し、判別結果を、ユーザに通知する前記判定結果に含める』構成を採用してもよい。この構成を採用しておけば、例えば、発生している異常が、一時的な異常(陰による出力低下)であることが通知された場合には、さらなる検査を行うことなく、太陽電池アレイの検査を終了することが可能となる。
太陽電池アレイ検査システムに、『前記判定部は、前記計測部により計測されたI-Vカーブに存在する変曲点の位置及び数から前記複数のストリングの中の異常が発生しているストリングの数(及びクラスタの数)を推定し、推定した数を、ユーザに通知する前記判定結果に含める』構成を採用しておいても良い。
また、本発明の一観点に係るパワーコンディショナは、請求項1から5のいずれか一項に記載の太陽電池アレイ検査システムの前記計測部と、前記計測部に前記太陽電池アレイの各ストリングからの電流を供給するブロッキングダイオードとを、備える。従って、このパワーコンディショナを用いれば、本発明の上記観点に係る太陽電池アレイ検査システムを容易に実現できる。
また、本発明の一観点に係る太陽電池アレイ検査方法は、コンピュータが、複数のストリングを含む太陽電池アレイのI-Vカーブであって、各ストリングからの電流がブロッキングダイオードを介して入力される状態で計測されたI-Vカーブを解析することにより、前記太陽電池アレイの状態が、少なくとも1つのストリングに異常が発生している異常状態であるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによる前記太陽電池アレイの状態の判定結果をユーザに通知する通知ステップと、を実行する。
従って、この太陽電池アレイ検査方法によれば、1回の特性カーブ計測で(ストリング毎に特性カーブ計測を行う場合よりも短時間で)、太陽電池アレイが正常な状態にあることを確認できる。
また、本発明の他の観点に係る太陽電池アレイ検査方法は、コンピュータが、複数のストリングを含む太陽電池アレイの各ストリングのI-Vカーブを加減算により合成して解析することにより、前記太陽電池アレイの状態が、少なくとも1つのストリングに異常が発生している異常状態であるか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによる前記太陽電池アレイの状態の判定結果をユーザに通知する通知ステップと、を実行する。
従って、この太陽電池アレイ検査方法によれば、複数のI-Vカーブの比較等が必要とされない分、ストリング毎に特性カーブ計測を行う場合よりも短時間で、太陽電池アレイが正常な状態にあることを確認できる。なお、太陽電池アレイ検査方法で使用される各ストリングのI-Vカーブは、ほぼ同時に測定されたものであれば、ブロッキングダイオードを介して測定されたものでなくてもよい。
本発明によれば、太陽電池アレイが正常な状態にあることの確認を従来よりも短時間で行うことが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイ検査システムの概略構成図である。 図2は、実施形態に係る太陽電池アレイ検査システムの判定装置が実行する状態判定処理の流れ図である。 図3は、実施形態に係る太陽電池アレイ検査システムの異常検出原理の説明図である。 図4は、異常種別判別処理の内容を説明するための図である。 図5は、異常種別判別処理の内容を説明するための図である。 図6は、異常種別判別処理の内容を説明するための図である。 図7は、故障ストリング数判別処理の内容を説明するための図である。 図8は、実施形態に係る太陽電池アレイ検査システムの変形例を説明するための図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
図1に、本発明の一実施形態に係る太陽電池アレイ検査システムの概略構成を示す。
本実施形態に係る太陽電池アレイ検査システムは、複数のストリング31を含む太陽電池アレイ30の状態を検査するためのシステムであり、パワーコンディショナ(PCS)10と判定装置20とを備える。なお、ストリング31とは、1個以上(通常1~3個)のクラスタと複数のバイパスダイオードで構成された太陽電池モジュールを複数個直列接続した太陽電池ユニットのことである。
本実施形態に係るPCS10は、太陽電池アレイ30と系統40と負荷45とに接続されて使用される装置である。図示してあるように、PCS10は、それぞれ、特定のストリング31の出力電流が入力される複数(図1では、4つ)のブロッキングダイオード15と、電力変換部11と、制御部12とを備える。
電力変換部11は、DC/DCコンバータとDC/ACコンバータとにより構成された、直流電力を交流電力に変換するためのユニットである。図示してあるように、この電力変換部11と各ブロッキングダイオード15との間は、各ブロッキングダイオード15を通過した電流の総和が電力変換部11に入力されるように、接続されている。また、PCS10内には、各ブロッキングダイオード15を通過した電流の総和を検出するための電流センサ21、電力変換部11の入力端子間の電圧を検出するための電圧センサ22が設けられている。なお、PCS10内は、センサ21、22以外のセンサ(図示略)も設けられている。
制御部12は、プロセッサ(CPU、マイクロコントローラ等)、ゲートドライバ、判定装置20と通信を行うための通信インターフェース回路等から構成されたユニットである。制御部12には、電流センサ21及び電圧センサ22を含む各種センサの出力が入力されており、制御部12は、各種センサからの情報に基づき、通常処理やI-Vカーブ計測処理を行う。
制御部12が行う通常処理は、太陽電池アレイ30から最大電力が取り出されて所望の交流に変換されるように、電力変換部11を制御する処理である。
I-Vカーブ計測処理は、判定装置20からI-Vカーブ計測が指示されたときに、制御部12が実行する処理である。このI-Vカーブ計測処理時、制御部12は、電力変換
部11の制御により動作点電圧(電力変換部11の入力電圧DCV)を変化させながら、電力変換部11の入力電圧DCV及び入力電流DCIを測定することで、太陽電池アレイ30のI-Vカーブを計測する。そして、制御部12は、I-Vカーブの計測結果(測定した電圧値と電流値の複数の組合せ)を判定装置20に提供してから、I-Vカーブ計測処理を終了する。
判定装置20は、図2に示した手順の状態検査処理を行えるように構成したコンピュータである。この判定装置20は、一般的なコンピュータ(ノートパソコン、デスクトップパソコン等)を、状態検査処理を実行可能なようにプログラミングしたものであっても、太陽電池アレイ検査システムの構成要素として使用するための製造された装置であっても良い。また、判定装置20は、ケーブルでPCS10と接続されるものであっても、インターネット等を介してPCS10と接続されたものであっても良い。
太陽電池アレイ検査システムの運用開始時には、状態判定装置20に、太陽電池アレイ30の各クラスタの開放電圧、太陽電池アレイ30を構成しているストリング31の数、各ストリング31を構成している太陽電池モジュールの数、太陽電池モジュールを構成しているクラスタの数(通常、3)が設定される。
以下、状態検査処理の内容を説明する。
この状態検査処理は、所定の指示が与えられたときに、判定装置20(判定装置20内のプロセッサ)が開始する処理である。
図示してあるように、状態検査処理を開始した判定装置20は、まず、PCS10(制御部12)にI-Vカーブ計測を指示する(ステップS100)。そして、判定装置20は、その指示に従って、制御部12が実行した上記I-Vカーブ計測処理の処理結果(I-Vカーブの計測結果)を、PCS10から取得する(ステップS100)。
なお、PCS10(制御部12)に、所定条件(時刻が設定時刻となる、発電電力が設定電力以上となる等)が満たされた場合に、I-Vカーブを計測して内部に保存する機能を付与しておき、ステップS100の処理をPCS10内に保存されているI-VカーブをPCS10から取得する処理としておいても良い。
太陽電池アレイ30の各ストリング31が同一構成のものであり、且つ、いずれのストリング31においても異常が発生していない場合、PCS10により計測されるI-Vカーブは、図3(A)に示したように、変曲点がないものとなる。そして、いずれかのストリング31にて異常が発生した場合、PCS10により計測されるI-Vカーブ上に、図3(B)に示したように、変曲点が現れる。
状態検査処理(図2)は、基本的には、図3(B)に示したようなI-Vカーブが得られた場合に、太陽電池アレイ30の状態が異常であると判定する処理である。ただし、太陽電池アレイ30の各ストリング31の太陽電池モジュール数が同一ではない場合等には、全てのストリング31に異常がなくても、PCS10により計測されるI-Vカーブは、変曲点が存在するものとなる。そのため、単に、変曲点の有無で異常の有無を判定するようにしたのでは状態が誤判定されてしまう場合がある。
また、各ストリング31には、陰による出力低下等の一時的な異常と、クラスタ故障等の非一時的な(恒常的な)異常とが発生し得る。なお、クラスタ故障とは、太陽電池モジュール内の断線や太陽電池モジュール内のセル(クラスタの構成要素)の異常により、太陽電池モジュールの出力が低下している現象のことである。
ストリング31に発生している異常が、一時的な異常であるか非一時的な異常であるかが分かれば、発生している異常が一時的な異常である場合には、さらなる検査を行うことなく、太陽電池アレイの検査を終了するといったことが可能となる。従って、状態検査処理は、発生している異常が、一時的な異常であるか非一時的な異常であるかを判定できるものであることが望まれる。
本状態検査処理のステップS101~S109の処理は、上記のような考えに基づき、想到されたものである。
詳細には、ステップS100の処理を終えた判定装置20は、I-Vカーブの計測結果を解析することにより、I-Vカーブから変曲点を探索する(ステップS102)。より具体的には、判定装置20は、このステップS102において、以下の処理を行う。
判定装置20は、まず、I-Vカーブを二階微分したdI/dV-Vカーブを生成する。次いで、判定装置20は、生成したdI/dV-Vカーブの“dI”値が予め設定されている閾値以上となっている電圧値を、変曲点の電圧値とする第1処理を行う。なお、このような処理を行っているのは、dI/dV-Vカーブにはノイズが載っているため、dI/dV-Vカーブから、正確な“0”クロス点(I-Vカーブの変曲点)を求めることが困難であるためである。
そして、第1処理にて変曲点の電圧値を特定できなかった場合、判定装置20は、I-Vカーブに変曲点が存在していないことを処理結果として、ステップS102の処理を終了する。一方、第1処理にて、1つ以上の変曲点の電圧値を特定できた場合、判定装置20は、各変曲点の電圧値におけるI-Vカーブの電流値を特定し、特定した電流値と電圧値とが示すI-V座標に第n変曲点があることを記憶する。そして、判定装置20は、それらの情報(1つ以上の編曲点があること及び各変曲点のI-V座標)を処理結果として、ステップS101の処理を終了する。
ステップS101の処理にて変曲点を見いだせなかった場合(ステップS102;NO)、判定装置20は、太陽電池アレイ30のいずれのストリング31にも異常がないことを検査結果とする(ステップS105)。次いで、判定装置20は、変曲点の特定結果(この場合、変曲点がないこと)及びI-Vカーブの計測結果を、検査日時(状態検査処理の実行日時)に対応づけた形で、判定装置20内の記憶装置(内蔵メモリ、HDD等)に保存する(ステップS108)。
そして、判定装置20は、検査結果を出力する(ステップS109)ことにより、ユーザに、太陽電池アレイ30のいずれのストリング31にも異常がないことを通知してから、この状態検査処理を終了する。なお、本実施形態に係る判定装置20がステップS109にて行う処理は、判定装置20が備えるディスプレイ上に、太陽電池アレイ30のいずれのストリング31にも異常がない旨のメッセージを表示する処理である。ただし、ステップS109の処理は、他の処理(例えば、検査結果をプリントアウトする処理、検査結果を音声出力する処理、ネットワーク接続された他装置に送信する処理)であってもよい。
また、判定装置20は、ステップS101の処理にて変曲点を見いだせた場合(ステップS102;YES)には、変曲点の特定結果(ステップS101の処理の処理結果)から、固有変曲点を除外する(ステップS103)。
ここで、固有変曲点とは、太陽電池アレイ30のI-Vカーブ(PCS10により計測されたもの)に、元々(全てのストリング31に異常がなくても)、存在する変曲点のこ
とである。なお、判定装置20は、固有変曲点を特定して判定装置20内の記憶装置に記憶する固有変曲点特定処理を実行可能なように構成されている。この固有変曲点特定処理は、状態検査処理のステップS100、S101、S108の処理に相当する処理が順次行われる処理である。そのため、その詳細説明は省略するが、ユーザは、太陽電池アレイ30が正常な状態にあるときに、判定装置20に固有変曲点特定処理を実行させる。以下、固有変曲点特定処理により判定装置20の記憶装置に記憶される計測結果が示すI-Vカーブのことを、正常I-Vカーブと表記する。
固有変曲点を除外した結果、変曲点が無くなった場合(ステップS104;NO)、判定装置20は、ステップS105以降の処理を実行する。すなわち、判定装置20は、ステップS101の処理にて変曲点を見いだせなかった場合と同様に、太陽電池アレイ30のいずれのストリング31にも異常がないことを検査結果とし、変曲点の特定結果及びI-Vカーブの計測結果を、検査日時に対応づけた形で、判定装置20内の記憶装置に保存する。そして、判定装置20は、検査結果を出力してから、この状態判定処理を終了する。
判定装置20は、固有変曲点が無かった場合と固有変曲点を除外しても変曲点が残った場合(ステップS104;YES)には、異常種別判別処理及び故障ストリング数判別処理(ステップS106)を行う。
異常種別判別処理は、基本的には、今回の状態判定処理により特定された各変曲点について、その変曲点の電圧値と電圧値が同じと見なせる変曲点が、前回の状態判定処理による変曲点の特定結果に含まれているか否かにより、その変曲点の発生原因となっている異常が非一時的な異常であるか一時的な異常であるかを判別する処理である。
以下、図面を参照して、異常種別判別処理の内容を具体的に説明する。
太陽電池アレイ30の或るストリング31の1個のクラスタが故障した場合に、PCS10により計測されるI-Vカーブを、図4(A)に示し、当該I-Vカーブの一階微分結果及び二階微分結果を図4(B)に示す。これらの図から明らかなように、太陽電池アレイ30の或るストリング31の1個以上のクラスタが故障した場合、1個の変曲点を有するI-Vカーブが得られる。
また、太陽電池アレイ30の或るストリング31の出力が陰により低下した場合にも、PCS10により計測されるI-Vカーブは、図4(C)に示したように、1個の変曲点を有するもの(図4(D)の一階微分結果と二階微分結果参照)となる。
そして、クラスタ故障と陰による出力低下が同時に発生すると、PCS10により計測されるI-Vカーブは、図4(E)に示したように、2個の変曲点を有するもの(図4(F)の一階微分結果と二階微分結果参照)となる。
このように、一時的な異常と非一時的な異常とが同時に発生し得るため、1つのI-Vカーブ(図4(E))から、発生している異常が非一時的な異常であるか一時的な異常であるかを判別することは困難である。ただし、変曲点が、クラスタ故障により生じたものである場合、図5に示したように、連続した2回の状態判定処理で同じ位置に変曲点(ピーク)が存在することが多い。なお、図5(A)に示してあるI-Vカーブは、シミュレーション結果であり、図5(B)に示してある2つのカーブは、図5(A)に示したI-Vカーブの一階微分結果と二階微分結果である。図5(C)に示してあるI-Vカーブは、図5(A)のI-Vカーブの計測した後、陰の位置が変わるのを待ってから計測したI-Vカーブである。図5(D)に示してある2つのカーブは、図5(C)に示したI-Vカーブの一階微分結果と二階微分結果である。
一方、変曲点が、陰により生じたものである場合、図5に示してあるように、時間経過に伴い、変曲点の位置がずれることになる。従って、基本的には、上記内容/手順の異常種別判別処理で、各変曲点の発生原因となっている異常が非一時的な異常であるか一時的な異常であるかを判別することができる。
ただし、日照量が大きく異なっていると、クラスタ故障に起因した変曲点の位置もずれる。具体的には、図6(A)、図6(C)に、1個のクラスタが故障している太陽電池アレイ30の、日照量300W/m、1000W/mという条件下でのI-Vカーブのシミュレーション結果を示す。また、図6(B)に、図6(A)に示したI-Vカーブの一階微分結果と二階微分結果を示し、図6(D)に、図6(C)に示したI-Vカーブの一階微分結果と二階微分結果を示す。
図6(A)~図6(D)から明らかなように、日照量が大きく異なっていると、クラスタ故障に起因した変曲点の位置もずれる。従って、単に電圧値を比較したのでは、発生している異常の種別が誤って判別されてしまう虞がある。そのため、本実施形態に係る太陽電池アレイ検査システムには、比較する2つのI-Vカーブの短絡電流が大きく異なっている場合(つまり、日照量が大きく異なっている可能性がある場合)、判定装置20に、以下の手順で発生している障害の種別を判別させる異常種別判別処理が採用されている。
比較する2つのI-Vカーブの短絡電流が大きく異なっている場合、判定装置20は、今回、計測されたI-Vカーブの各変曲点の電圧値を当該I-Vカーブの開放電圧で除算することで、各変曲点の正規化電圧値(電圧比)を算出する。また、判定装置20は、比較対象となっているI-Vカーブの各変曲点の電圧値を当該I-Vカーブの開放電圧で除算することで、各変曲点の正規化電圧値を算出する。そして、判定装置20は、正規化電圧値を比較することにより、発生している障害の種別を判別する。
このような手順の処理によれば、日照量が違っても、発生している障害の種別を正確に判別することができる。具体的には、例えば、以下の表に示したように、図6(A)のI-Vカーブの開放電圧Vocは、389.4Vであり、当該I-Vカーブの変曲点の電圧Vaは、377.43Vである。また、図6(C)のI-Vカーブの開放電圧Vocは、411.22Vであり、当該I-Vカーブの変曲点の電圧Vaは、377.43Vよりも20V以上高い398.57Vである。一方、各I-Vカーブについての正規化電圧値(電圧比Va/Voc)は、以下の表に示してあるように、一致する。従って、上記手順の処理によれば、日照量の違っても、発生している障害の種別を正確に判別することができる。
Figure 0006992473000001
図2に戻って、状態判定処理の説明を続ける。
故障ストリング数判別処理(ステップS106)は、計測されたI-Vカーブの各変曲点の電圧値に基づき、各変曲点がクラスタ故障により生じたものであるか否かを判別する
と共に、クラスタ故障により生じている変曲点については、その電流値に基づき、故障しているクラスタ数を判別する処理である。
以下、太陽電池アレイ30が、14個の太陽電池モジュール(クラスタ数は“3”)からなる3つのストリング31で構成されているもの(以下、注目アレイ30と表記する)である場合を例に、故障ストリング数判別処理の内容を説明する。なお、注目アレイ30の各太陽電池モジュールの公称最大出力動作電圧は、およそ30Vであるとする。また、以下で説明する各I-Vカーブ計測時の日照量は、正常I-Vカーブ(固有変曲点特定処理により判定装置20内に記憶された計測結果が示しているI-Vカーブ)計測時の日照量と同一であるとする。
1太陽電池モジュールのみが故障している状態で、注目アレイ30のI-VカーブをPCS10により計測した場合、図7(A)に示してあるようなI-Vカーブが得られる。このI-Vカーブの一階微分結果と二階微分結果は、図7(B)に示したものとなる。すなわち、1個の太陽電池モジュールのみが故障している場合、注目アレイ30のI-Vカーブには、開放電圧から約30V(≒太陽電池モジュールの開放電圧)低い電圧に変曲点が現れる。
同一ストリング31の2太陽電池モジュールが故障している場合、注目アレイ30のI-Vカーブは、図7(C)に示してあるようなものとなる。すなわち、図7(D)に示したI-Vカーブの一階微分結果と二階微分結果から明らかなように、同一ストリング31の2太陽電池モジュールが故障している場合、注目アレイ30のI-Vカーブには、開放電圧から約60V(≒太陽電池モジュールの公称最大出力動作電圧×2)低い電圧に変曲点が現れる。
2つのストリング31において太陽電池モジュールが1個ずつ故障している場合、注目アレイ30のI-Vカーブは、図7(E)に示したものとなり、当該I-Vカーブの一階微分結果と二階微分結果は、図7(F)に示したものとなる。すなわち、2つのストリング31において太陽電池モジュールが1個ずつ故障している場合、注目アレイ30のI-Vカーブには、開放電圧から約30V(≒太陽電池モジュールの開放電圧)低い電圧に変曲点が現れる。
既に説明したように、判定装置20は、クラスタの開放電圧が設定された状態で動作する。従って、“開放電圧-変曲点の電圧値”がクラスタの開放電圧のM(Mは、自然数)倍となっていると見なせるI-Vカーブが得られた場合、同一ストリング31のM個のクラスタが故障していると判別することができる。
また、クラスタ故障のみが生じている場合、変曲点電圧Vaにおける電流量が、正常I-Vカーブの電圧Vaにおける電流量より、電圧Vaにおける1ストリングの出力電流量×故障ストリング数だけ減少していることになる。電圧Vaにおける1ストリングの出力電流量は、正常I-Vカーブの電圧Vaにおける電流量をストリング数で割ることにより算出することができる。故障ストリング数判別処理は、基本的には、上記のような原理で、故障しているクラスタ総数、クラスタ故障が発生しているストリング数を判別する処理である。
ただし、実際には、状態判定処理実行時の日照量が、正常I-Vカーブ計測時の日照量と同一でない場合が多い。そのため、故障ストリング数判別処理は、ステップS100の処理で得られたI-Vカーブの開放電圧、短絡電流を、それぞれ、Voc1、Isc1と
表記し、正常I-Vカーブの開放電圧、短絡電流、それぞれ、Voc0、Isc0と表記
すると、変曲点の電圧、電流に、それぞれ、“Voc0/Voc1”、“Isc0/Isc
1”を乗じてから、上記手順/内容の処理にて、故障しているクラスタ総数、クラスタ故障が発生しているストリング数を判別する処理となっている。
ステップS106の処理(異常種別判別処理及び故障ストリング数判別処理)を終えた判定装置20は、異常あり及びステップS106の処理結果(異常種別等の判別結果)を検査結果とする(ステップS107)。そして、判定装置20は、ステップS108及びS109の処理を行ってから、状態判定処理を終了する。
以上、説明したように、本実施形態に係る太陽電池アレイ検査システムは、1回のI-Vカーブ計測で、太陽電池アレイ30が正常な状態にあることを確認できる構成を有している。従って、本実施形態に係る太陽電池アレイ検査システムによれば、ストリング31毎にI-Vカーブ計測を行う場合よりも短時間で、太陽電池アレイ30が正常な状態にあることを確認できる。また、太陽電池アレイ検査システムは、発生している異常が、一時的な異常(陰による出力低下)であるか非一時的な異常であるかをユーザに通知する機能を有している。従って、太陽電池アレイ検査システムによれば、一時的な異常であることが通知された場合には、さらなる検査を行うことなく、太陽電池アレイの検査を終了するといったようなことが可能となる。
《変形例》
上記した実施形態に係る太陽電池アレイ検査システムは、各種の変形が行えるものである。例えば、図8に示したように、太陽電池アレイ検査システムを、ブロッキングダイオード15を内蔵した接続箱18で集約された太陽電池アレイ30の出力に基づき、太陽電池アレイ30のI-Vカーブを計測するシステムに変形しても良い。
また、I-Vカーブに変曲点が現れる場合、P-Vカーブにも変曲点が現れる。従って、太陽電池アレイ検査システムを、P-Vカーブに基づき、太陽電池アレイ30の状態を検査するシステムに変形しても良い。太陽電池アレイ検査システムを、太陽電池アレイ30の検査機能のみを有するシステムや、PCS10内の制御部12が判定装置20としての機能を有するシステムに変形しても良い。
日照量の違いによる誤判定を防ぐために、異常種別判別処理時に、故障ストリング数判別処理時と同様の正規化を行っても良く、故障ストリング数判別処理時に、異常種別判別処理時と同様の正規化を行っても良い。各処理時に、上記したものとは内容が異なる正規化を行っても良いし、状態判定処理(図2)を、故障ストリング数判別処理、異常種別判別処理の双方又は一方を行わない処理に変形しても良い。
また、ほぼ同時に計測された複数のI-Vカーブを積算すれば、PCS10により計測されるものと同様のI-Vカーブ(つまり、変曲点の有無等から太陽電池アレイが正常な状態にあるか否かを判定可能なI-Vカーブ)を得ることができる。また、ほぼ同時に計測された複数のI-Vカーブ中の一部の積算結果から残りの各I-Vカーブを減算しても、変曲点の有無等から太陽電池アレイが正常な状態にあるか否かを判定可能なI-Vカーブを得ることができる。従って、状態判定処理を、ほぼ同時に計測された複数のI-Vカーブを加減算により合成する処理がステップS101にて行われる処理に変形しても良い。なお、そのように変形した状態判定処理によれば、複数のI-Vカーブの比較等を行うことなく、太陽電池アレイが正常な状態にあることを確認できる。従って、従来よりも短時間で、太陽電池アレイが正常な状態にあることを確認できる
《付記》
本発明の構成要件と実施形態の構成とを対比可能とするために、以下に、各独立請求項にかかる発明の構成要件を図面の符号付きで記載しておく。
[請求項1]
複数のストリング(31)を含む太陽電池アレイ(30)のI-Vカーブ又はP-Vカーブである特性カーブを、各ストリング(31)からの電流がブロッキングダイオード(15)を介して入力される状態で計測する計測部(11、12)と、
前記計測部(11、12)により計測された前記特性カーブから変曲点を探索し、変曲点の探索結果に基づき、前記太陽電池アレイ(30)の状態が、少なくとも1つのストリング(31)に異常がある異常状態であるか否かを判定し、判定結果をユーザに通知する判定部(20)と、
を備えることを特徴とする太陽電池アレイ検査システム。
[請求項7]
コンピュータが、
複数のストリング(31)を含む太陽電池アレイ(30)のI-Vカーブであって、各ストリング(31)からの電流がブロッキングダイオード(15)を介して入力される状態で計測されたI-Vカーブを解析することにより、前記太陽電池アレイ(30)の状態が、少なくとも1つのストリングに異常が発生している異常状態であるか否かを判定する判定ステップ(S100-S107)と、
前記判定ステップによる前記太陽電池アレイの状態の判定結果をユーザに通知する通知ステップ(S109)と、
を実行することを特徴とする太陽電池アレイ検査方法。
[請求項8]
コンピュータが、
複数のストリング(31)を含む太陽電池アレイ(30)の各ストリング(31)のI-Vカーブを加減算により合成して解析することにより、前記太陽電池アレイ(30)の状態が、少なくとも1つのストリングに異常が発生している異常状態であるか否かを判定する判定ステップ(S101-S107)と、
前記判定ステップによる前記太陽電池アレイの状態の判定結果をユーザに通知する通知ステップ(S109)と、
を実行することを特徴とする太陽電池アレイ検査方法。

Claims (7)

  1. 複数のストリングを含む太陽電池アレイのI-Vカーブ又はP-Vカーブである特性カーブを、各ストリングからの電流がブロッキングダイオードを介して入力される状態で計測する計測部と、
    前記計測部により計測された前記特性カーブから変曲点を探索し、変曲点の探索結果に基づき、前記太陽電池アレイの状態が、少なくとも1つのストリングに異常がある異常状態であるか否かを判定し、判定結果をユーザに通知する判定部と、
    を備え
    前記判定部は、前記太陽電池アレイの状態が前記異常状態であると判定した場合、前記計測部により今回計測された前記特性カーブの各変曲点の電圧値と、前記計測部により過去に計測された前記特性カーブの各変曲点の電圧値とを比較することで、今回計測された前記特性カーブの各変曲点の発生原因である異常が、一時的な異常であるか非一時的な異常であるかを判別し、判別結果を、ユーザに通知する前記判定結果に含める、
    ことを特徴とする太陽電池アレイ検査システム。
  2. 前記判定部は、探索した変曲点から、前記計測部により計測された、正常状態にある前記太陽電池アレイの前記特性カーブに存在する変曲点を除いた残りの変曲点に基づき、前記太陽電池アレイの状態が前記異常状態であるか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池アレイ検査システム。
  3. 前記判定部は、前記計測部により計測されたI-Vカーブに存在する変曲点の位置及び数から前記複数のストリングの中の異常が発生しているストリングの数を推定し、推定した数を、ユーザに通知する前記判定結果に含める、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池アレイ検査システム。
  4. 前記判定部は、前記計測部により計測されたI-Vカーブに存在する変曲点の位置及び数から前記複数のストリングの中の異常が発生しているストリングの数及びクラスタの数を推定し、推定した数を、ユーザに通知する前記判定結果に含める、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池アレイ検査システム。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の太陽電池アレイ検査システムの前記計測部と、
    前記計測部に前記太陽電池アレイの各ストリングからの電流を供給するブロッキングダイオードと、
    を備えることを特徴とするパワーコンディショナ。
  6. コンピュータが、
    複数のストリングを含む太陽電池アレイのI-Vカーブであって、各ストリングからの電流がブロッキングダイオードを介して入力される状態で計測されたI-Vカーブから変曲点を探索し、変曲点の探索結果に基づき、前記太陽電池アレイの状態が、少なくとも1つのストリングに異常が発生している異常状態であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによる前記太陽電池アレイの状態の判定結果をユーザに通知する通知ステップと、
    を実行し、
    前記判定ステップは、
    前記太陽電池アレイの状態が前記異常状態であると判定した場合、今回計測された前記I-Vカーブの各変曲点の電圧値と、過去に計測された前記I-Vカーブの各変曲点の電圧値とを比較することで、今回計測された前記I-Vカーブの各変曲点の発生原因である異常が、一時的な異常であるか非一時的な異常であるかを判別する異常種別判別処理を有することを特徴とする太陽電池アレイ検査方法。
  7. 前記コンピュータが、
    前記判定ステップにおいて、前記複数のストリングを含む前記太陽電池アレイの前記各ストリングの前記I-Vカーブを加減算により合成して解析することを特徴とする請求項6に記載の太陽電池アレイ検査方法。
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