JP6991780B2 - 油性化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、光の屈折による発色と、透明性を有する油性化粧料に関する。
化粧料は、体を清潔にしたり、見た目を美しくしたりする目的で使用するものであるが、消費者の化粧料に対する価値観は多様化しており、化粧時における楽しさにもつながる化粧料自体の外観的な審美性・ユニークさも要求されるようになっている。このような状況の中、従来は顔料や染料のような色材を用いて化粧料に着色することにより外観の審美性を向上させるという手法が一般的であったが、その手法では、化粧料を皮膚に塗布した際に発色してしまい、例えばスキンケア化粧料のように着色の機能が求められない化粧料においては適さない場合がある。この課題を解決するため、色材による着色に頼らず、光の屈折による干渉光を利用して発色させることにより、外観の審美性には優れながらも、皮膚に塗布した際には発色せずに、皮膚そのものの色に影響を与えない技術が提案されている。
例えば、液相と固相の粉末分散液において、液相と固相の屈折率差を特定値にすることにより、液相と固相の界面の屈折率差により発色する発色組成物の技術が報告されている(特許文献1、2)。
特開2002-363534 特開2002-363535
しかしながら、これらの技術では、干渉発色が十分とは言えず、更に発色を強く感じることができ、化粧料としてのうるおい感を有する化粧料の開発が求められていた。
かかる実情において、本発明者は上記課題に鑑み鋭意研究を行った結果、構造内にベンゼン環を有する高屈折率の油剤を含有する屈折率が1.45以上の油相と、この油相との屈折率差が0.05未満である球状有機粉体を組み合わせることで、透明性を有しながらも、干渉による発色が飛躍的に高まることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は以下の(a)及び(b);
(a)構造中にベンゼン環を有する油剤を、油相全量中に50質量%以上含有する油相
(b)有機球状粉体
を含有する油性化粧料であって、(a)が25℃で屈折率1.45以上であり、(a)の油相と(b)の屈折率の差が0.05未満であり、化粧料の700nmの波長の光の透過率が50%以上である油性化粧料を提供するものである。
本発明は、光の屈折により発色を有し、透明性に優れる美麗な油性化粧料に関するものである。
本発明の詳細について以下に説明する。
本発明の(a)は、構造中にベンゼン環を有する油剤を50質量%(以下、%と略す場合がある)以上含有するするものであり、25℃で1.45以上の屈折率を有する。(a)は単一の油剤からなっていてもよく、(a)の屈折率が1.45以上であれば、複数の油剤を混合したものであってもよく、屈折率が1.45以上であれば液状、ぺースト状、固体であっても構わないが、液状であることが発色の点において好ましい。
(a)に含有される構造中にベンゼン環を有する油剤としては、特に限定されないが、トリメリト酸トリトリデシル、ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ジペンタエリスリチル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、サリチル酸エチルヘキシル、オクトクリレン、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、オキシベンゾン-3、エチルヘキシルトリアゾン等のエステル油や、トリメチルシロキシフェニルジメチコン、トリメチルペンタフェニルトリシロキサン、ジフェニルジメチコン、フェニルトリメチコン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ポリシリコーン-15等のシリコーン油が挙げられる。市販品としては、LIPONATE TDTM(LIPO CHEMICALS社製)、ノムコートHR-822(日清オイリオグループ社製)、ユビナールMC80(BASF社製)、NEO HELIOPAN OS(シムライズ社製)、EUSOLEX OCR(メルク社製)、PARSOL 1789(DSM社製)、EUSOLEX 232(メルク社製)、TINOSORB S(BASF社製)、ユビナール A PLUS(BASF社製)、ユビナール M40(BASF社製)、ユビナール T150(BASF社製)、PDM20、PDM350VP、PDM1000(以上、旭化成ワッカー社製)、KF-50-100cs/1000cs、KF-53、KF-54、KF-56A、KF-54HV、(以上、信越化学工業社製)、SH-556 Fluid、PH-1555 HRI Cosmetic Fluid、FZ-3156(以上東レ・ダウコ-ニング社製)、PARSOL SLX(DSM社製)等が挙げられる。
本発明における(a)は、構造中にベンゼン環を有する油剤を50%以上含有するものであることから、構造中にベンゼン環を有する油剤は屈折率が1.45以上であることが好ましく、うるおいを付与するという点で、エステル油が好ましく、中でもトリメリト酸トリトリデシル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシルが好ましい。
(a)は、屈折率が1.45以上となる場合において、前記の構造中にベンゼン環を有する油剤以外のその他の油性成分を含むことができる。特に限定されないが、化粧料に一般に使用される動物油、植物油、合成油等の起源の固形油、半固形油、液状油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等が挙げられる。具体的には、液状油としては、流動パラフィン、α-オレフィンオリゴマー、スクワラン、スクワレン、ポリブテン、重質流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィンなどの炭化水素油、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、リンゴ酸ジイソステアリル、ダイマー酸エステル等のエステル油、小麦胚芽油、米胚芽油、コメヌカ油、メドウフォーム油、ローズマリー油、オリーブ油、ホホバ油、マカデミアナッツ油、サフラワー油などの植物油、脂肪酸類、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール類、ジメチルポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン油類等が挙げられる。
本発明における(a)は、感触の観点から、油性化粧料中に50~94%であることが好ましく、より好ましくは60~90%である。また、(a)中の構造中にベンゼン環を有する油剤の含有量は、発色の強さの観点から、(a)中に50%以上であるが、好ましくは60%以上、更には80%以上であると、本発明の油性化粧料が強い発色を有する点で好ましい。
本発明の(b)有機球状粉体は、(a)油相の屈折率との差が0.05未満の屈折率を有するものである。(b)は化粧料に通常使用されるものであれば特に制限されず、真球状のほか、楕円状や球状表面の一部又は全体に凹凸を有する略球状のものも用いることができる。特に限定されないが、例えば、ポリスチレン、ポリ(メタ)アクリル酸アルキル、ポリ(メタ)アクリル酸アルキルとポリイソプレンの混合物、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート等のポリエステル、オルガノポリシロキサンエラストマー、ポリメチルシルセスキオキサン、網状シリコーン等のシリコーンパウダー、セルロース及びその誘導体、デンプン及びその誘導体等が挙げられる。市販品としては、ガンツパールGS-0605(ガンツ化成社製)、MR-5C、MR-7GC、MR-10G(以上、綜研化学社製)、マツモトマイクロスフェアー M101、M-305、M-306、同M-503、同M-600、同M-311(以上、松本油脂工業社製)、ガンツパール GM-2800(アイカ工業社製)、ガンツパール GMI-0804(アイカ工業社製)、ガンツパールGPA-550(ガンツ化成社製)、オルガソール2002D(アトフィナ・ジャパン社製)、KSP-100、101、102、105、300、411、441(以上、信越化学工業社製)、トスパール 2000B*、3000A、150KA(以上、モメンティヴ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)、トレフィル E505C、E-701(以上、東レ・ダウコーニング社製)等が挙げられる。
中でも、ポリ(メタ)アクリル酸アルキル、ポリ(メタ)アクリル酸アルキルとポリイソプレンの混合物、オルガノポリシロキサンエラストマー、ポリメチルシルセスキオキサン、網状シリコーンは、屈折率が1.45~1.50であり、透明性を高められるという観点で好ましい。
また、(b)は感触の点において、平均粒径が1~100μmが好ましく、1~50μmであるとより好ましく、更に好ましくは1~30μmである。尚、平均粒子径は、レーザー回折・散乱式粒度分布測定装置を用い、水中分散状態で測定された粉体の幅と長さの装置上の平均値(積算体積50%の平均粒径値)で測定される。
本発明における(b)の含有量は、発色の観点より、5~40%が好ましく、更に10~30%であると好ましい。この範囲であれば、透明性に優れ、強い発色を得られる点でより好ましい。
本発明の油性化粧料は、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、前記(a)及び(b)の他に、通常化粧料に含有される成分として、粉体、界面活性剤、水性成分、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、美容成分、香料等を各種の効果の付与のために適宜含有することができる。
粉体としては、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的には、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、チタン・酸化チタン焼結物、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、炭酸カルシウム、、二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末等の光輝性粉体、ポリプロピレン系樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N-アシルリジン、シルク粉末、セルロース粉末等の有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更にアルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体等が挙げられ、これら粉体はその1種又は2種以上を用いることができ、必要に応じて、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等を用いて、公知の方法により表面処理を施したり、更に複合化したものを用いても良い。
界面活性剤としては、化粧料一般に用いられている界面活性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
水性成分としては、水の他に、例えば、エチルアルコール等のアルコール類、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液が挙げられる。酸化防止剤としては、例えばα-トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等が挙げられ、防腐剤としてはパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2ペンタジオール等が挙げられる。
本発明の油性化粧料は、発色の点において、水性成分は化粧料中に1%未満であることが好ましい。また、性状は液状、ペースト状、固形であってもよいが、発色がより得られる点で、液状であることが好ましい。
本発明の油性化粧料は、光が化粧料の表面にて散乱することなく、組成物内へと入射し、さらに化粧料内を透過することにより干渉発色が生じるため、(a)と(b)の屈折率差が0.05未満であり、透明なものである。ここで透明であるとは、700nmの波長の光の透過率が50%以上のものをいう。尚、透過率は、光路長10mm×光路幅10mmのガラスセルに試料を充填し、分光光度計にて測定される。
本発明の油性化粧料は、リップグロス、リップクリーム、リップトリートメント等のメークアップ化粧料、ヘアスティック、ヘアワックス等の頭髪化粧料、化粧油、日焼け止め、アイスティック、クレンジング料、練り香水等の基礎化粧料等に適用することができる。中でも、本発明品において顕著な特徴である外観の美麗性や、うるおい感の点で、リップグロス、リップクリーム、リップトリートメント等の口唇用化粧料に好適に用いられる。
以下に実施例をあげて本発明を詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実施例1~9及び比較例1~3:リップグロス
表1に示す組成のリップグロスを下記の製造方法により製造した。得られたリップグロスについて、以下に示す方法により、(イ)発色の強さ、(ロ)透明性、(ハ)うるおい感、について評価した。この結果も併せて表1に示す。
Figure 0006991780000001
*1:LIPONATE TDTM(LIPO CHEMICALS社製)
*2:ユビナールMC80(BASF社製)
*3:NEO HELIOPAN OS(シムライズ社製)
*4:ノムコートHR-822(日清オイリオグループ社製)
*5:KF-54(信越化学工業社製)
*6:KF-56(信越化学工業社製)
*7:MYRITOL GTEH(BASF社製)
*8:コスモール 525(日清オイリオグループ社製)
*9:レオパール KL2(千葉製粉社製)
*10:MR-7GC(綜研化学社製)
*11:ガンツパール GMI-0804(アイカ工業社製)
*12:トスパール 150KA(モメンティヴ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)
*13:ガンツパールGS-0605(アイカ工業社製)
*14:サンスフェア NP-30(AGCエスアイテック社製)
(製造方法)
A:成分(1)~(10)を90℃~100℃にて加熱溶解する。
B:Aに成分(11)~(17)を加えて、均一に混合する。
C:Bを脱泡後、90℃に加熱してアプリケーター容器に直接流し込み、冷却後、リップグロスを得た。
(評価方法)
(イ)発色の強さ
直径1.5cm、高さ5cmの透明円柱状のプラスチック容器に各試料を充填し、専門パネル20名が、外観の発色を目視評価により判定し、発色を感じたパネルの人数から、下記判定基準により判定した。
<判定基準>
(判定):(評価)
◎ :発色していると感じたパネルが18人以上
○ :発色していると感じたパネルが10人以上18人未満
△ :発色していると感じたパネルが1人以上10人未満
× :発色していると感じたパネルが0人
本発明においては、○以上の判定が好適であると判断する。
(ロ)透明性
光路長10mm×光路幅10mmのガラスセルに各試料を充填し、空のセルを対照として分光光度計UV-2500PC(島津製作所社製)で透過率を測定し、波長700nmの光の透過率を下記判定基準により評価し、判定した。
<判定基準>
(判定):(評価)
◎ :透過率70%以上
○ :透過率50%以上70%未満
× :透過率50%未満
(ハ)うるおい感
各試料について専門パネル20名による使用テストを行った。パネル各人が各試料を口唇に塗布し、直後に下記評価基準により評点をつけ、パネル全員の評点合計から平均値を算出し、下記判定基準により総合判定した。
<評価基準>
(評点):(評価)
6点:非常にうるおい感を感じる
5点:うるおい感を感じる
4点:ややうるおい感を感じる
3点:普通
2点:やや乾燥感を感じる
1点:乾燥感を感じる
0点:非常に乾燥感を感じる
<判定基準>
(判定):(評点の平均値)
◎ :5点以上
○ :3.5点以上5点未満
△ :2点以上3.5点未満
× :2点未満
本発明においては、〇以上の判定が好適であると判断する。
表1から明らかなごとく、実施例1~9は見る角度で色が変化する干渉発色を有し、発色の強さ、透明性、うるおい感のすべての評価項目において優れたものであった。更に、構造中にベンゼン環を有する油剤としてエステル油を、油相中に50%以上含有する実施例1~4、6、7及び9は、うるおい感の点で特に優れていた。
また、(a)中で構造中にベンゼン環を有する油剤の含有量が少ない比較例1では、発色の強さが満足のできるものではなかった。さらに、(a)と(b)の屈折率差が0.05を超える比較例2では、透明性と発色の強さが大きく損なわれている。そして、(b)の代わりに平均粒径が4μmの球状シリカを使用した比較例3は、発色の強さと透明感が劣り、うるおい感も満足のできるものではなかった。
実施例10:リップクリーム
(成分) (%)
1.トリメリト酸トリトリデシル*1 残量
2.パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル*2 24
3.サリチル酸エチルヘキシル*3 8
4.ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)
ジペンタエリスリチル*4 8
5.オクチルドデカノール*15 8
6.トコフェロール 0.5
7.トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2*16 4
8.ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2*17 4
9.ジブチルラウロイルグルタミド*18 5
10.メタクリル酸メチルクロスポリマー*19 15
11.煙霧状シリカ 1
12.赤色202号 0.001
13.1,2-ペンタンジオール 0.3
14.香料 0.1
*15:リソノール 20SP(高級アルコール工業社製)
*16:コスモール 43V(日清オイリオグループ社製)
*17:コスモール 42V(日清オイリオグループ社製)
*18:GP-1(味の素社製)
*19:マツモトマイクロスフェアー M-305(松本油脂工業社製)
(製造方法)
A:成分(1)~(9)を150℃に加熱し均一溶解する。
B:Aに成分(10)~(14)を均一に混合する。
C:Bを脱泡後、110℃に加熱してリップクリーム容器に直接流し込み、冷却後、リップクリームを得た。
実施例10のリップクリームは、外観の干渉発色の強さと透明性に優れ、口唇のうるおい感も満足のいくものであった。
実施例11:アイカラー
(成分) (%)
1.トリメリト酸トリトリデシル*1 残量
2.パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル*2 14.5
3.サリチル酸エチルヘキシル*3 7.3
4.ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)
ジペンタエリスリチル*4 5.8
5.ポリブテン(30℃の粘度:400,000mm2/s) 7.3
6.流動パラフィン 7.3
7.パルミチン酸デキストリン*9 10
8.ポリメタクリル酸メチル(平均粒子径:6μm)*20 15
9.煙霧状シリカ 1
10.赤色226号 0.001
11.酸化チタン被覆ホウケイ酸(Ca/Al)*21 1
12.パラオキシ安息香酸メチル 0.1
*20:MR-5C(綜研化学社製)
*21:メタシャイン MT1120RR(日本板硝子社製)
(製造方法)
A:成分(1)~(7)を90~100℃に加熱し均一溶解する。
B:Aに成分(8)~(12)を均一に混合する。
C:Bを脱泡後、90℃に加熱してジャー容器に直接流し込み、冷却後、アイカラーを得た。
実施例11のアイカラーは、外観の干渉発色の強さと透明性に優れ、まぶたのうるおい感も満足のいくものであった。
実施例12:ヘアワックス
(成分) (%)
1.トリメリト酸トリトリデシル*1 残量
2.パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル*2 13.7
3.サリチル酸エチルヘキシル*3 6.9
4.ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)
ジペンタエリスリチル*4 5.5
5.ポリブテン(30℃の粘度:400,000mm2/s) 13.7
6.リンゴ酸ジイソステアリル*22 6.9
7.ヒドロキシステアリン酸*23 10
8.ポリメタクリル酸メチル*24 20
9.煙霧状シリカ 1
10.ジプロピレングリコール 0.5
*22:コスモール 222(日清オイリオグループ社製)
*23:12-ヒドロキシステアリン酸(伊藤製油社製)
*24:マツモトマイクロスフェアー M-101(松本油脂工業社製)
(製造方法)
A:成分(1)~(7)を90~100℃に加熱し均一溶解する。
B:Aに成分(8)~(10)を均一に混合する。
C:Bを脱泡後、90℃に加熱してジャー容器に直接流し込み、冷却後、ヘアワックスを得た。
実施例12のヘアワックスは、外観の干渉発色の強さと透明性に優れ、髪のうるおい感も満足のいくものであった。
実施例13:化粧油
(成分) (%)
1.トリメリト酸トリトリデシル*1 残量
2.パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル*2 26.1
3.サリチル酸エチルヘキシル*3 8.7
4.ヘキサ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)
ジペンタエリスリチル*4 7
5.2-エチルヘキサン酸セチル*25 4.4
6.ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/
フィトステリル/ベヘニル)*26 4.4
7.ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/
2-オクチルドデシル)*27 4.4
8.オクチルドデカノール*15 4.4
9.ミリスチン酸デキストリン*28 1.5
10.ポリメタクリル酸メチル(平均粒子径:28μm)*29 10
11.煙霧状シリカ 1
12.1,3-ブチレングリコール 1
*25:ニッコール CIO(日光ケミカルズ社製)
*26:エルデュウ PS-306(味の素社製)
*27:エルデュウ PS-203(味の素社製)
*28:レオパール MKL2(千葉製粉社製)
*29:ガンツパール GM-2800(アイカ工業社製)
(製造方法)
A:成分(1)~(9)を90~100℃に加熱し均一溶解する。
B:Aに成分(10)~(12)を均一に混合する。
C:Bを脱泡後、90℃に加熱してボトル容器に直接流し込み、冷却後、化粧油を得た。
実施例13の化粧油は、外観の干渉発色の強さと透明性に優れ、肌のうるおい感も満足のいくものであった。


Claims (3)

  1. 以下の(a)及び(b);
    (a)構造中にベンゼン環を有するエステル油を、油相全量中に50質量%以上含有する油相
    (b)有機球状粉体を含有する油性化粧料であって、(a)が25℃で屈折率1.45以上であり、(a)の油相と(b)の屈折率の差が0.05未満であり、化粧料の700nmの波長の光の透過率が50%以上であり、油性化粧料中の(b)の含有量が5~40質量%である油性化粧料。
  2. 前記(a)を50~94質量%含有する請求項1に記載の油性化粧料。
  3. 前記油性化粧料が口唇化粧料である請求項1又は2に記載の油性化粧料。
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