JP6990570B2 - ポップアップ式包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は、蓋を開けて行くに従って包装箱内の商品が下から押し出されてポップアップ状態となる、いわゆるポップアップ式包装箱に関する。
従来、蓋を開けて行くに従って商品が下から押し出される押し出し箱として、主ヒンジ部を支点にして開閉される蓋の内側に段差ヒンジ部を介して延設した内背板を介して上げ床を延設したものが開示される(特許文献1参照)。この押し出し箱は、蓋を開けると同時に上げ床の背縁が持ち上がって行き、上げ床に乗せられた商品が押し出されるものである。
また従来、蓋の片側が函本体の端部に支持されて上下に開閉する収納函において、箱本体の内側面に延出されると共に先端部に折り返し片を有する底板を、蓋の支持側に延設または取着したものが開示される(特許文献2参照)。この収納函もまた、蓋の開閉に応動して底板の延設または取着側が持ち上がるものである。
特開2000-203559号公報 実開昭61-172012号公報
しかしながら、上記押し出し箱ないし収納函は、上げ床或いは底板が蓋板と共に持ち上がるという構造上、収容物を取り出したときに、前記上げ床の先端部の折り返し片、或いは前記底板の下辺部が上方へずれて、箱内面の一部が収容空間内に露出してしまう。このため、蓋を開いたときのいわゆるポップアップ状態において、収容物の取り出し時の体裁に優れるとは言えなかった。
なお、前記箱内面の露出を防ぐために、上げ床或いは底板の先端部をカバー部材等で覆うことも考えられるが、持ち上がりの動作を規制しないように部材の構成を複雑にしたり部品点数を増やしたりする必要が生じる。これらは、組み立ての煩雑化や構造の複雑化、或いは重量がかさむ原因となってしまう。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、蓋の開き動作に応じて収容物が押し出されるポップアップ式の包装箱において、比較的少ない部品点数のまま、ポップアップ状態の収容物の取り出し時の体裁に優れるものを提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、本発明のポップアップ式包装箱は、以下〔1〕~〔5〕の手段を講じている。但し、以下及び各実施形態において構成名称に続けて記載する数字列ないし数字及びアルファベットの文字列は、実施例の形態における部位を図面にて参照するための図面参照符号であり、各図及び各説明に特定する構造に限定する趣旨ではない。
〔1〕本発明のポップアップ式包装箱は、
上部に開口した収容空間10 を上面枠11 内に有してなり、収容物Oを収容空間10 内に上面開放した状態で収容し得る箱本体1 と、
箱本体1の前記上面枠11 の一辺に接続されて箱本体1の上面( 上面枠及び前記収容空間の開口)を覆う開閉可能な蓋板2と、
蓋板2の裏面に基端部が固定されると共に収容空間内に折れ曲がって又は湾曲して収容空間10内に収容され、先端部が自由端として収容空間内の一側方へ投入される持ち上げ片3と、
収容空間10内であって持ち上げ片3の上面側に重ねて収容配置され、収容空間内に収容された収容物Oの裏面を覆うと共に箱本体1の側面への収容物Oの接触を緩衝する緩衝板4と、から構成されてなり、
蓋板2を開いたとき、蓋板2の開き動作と共に、持ち上げ片3が上方へ傾斜状態で引き出されて収容物Oを裏面側から斜めに押し上げ、収容物Oの、持ち上げ片の基端部寄りの一部を収容空間よりも上方へ持ち上げたポップアップ状態(b) となり、
また、このポップアップ状態の収容物Oを収容空間10から取り出したとき、緩衝板4
の一部(例えば、後述の実施例の覆い片41) が収容空間10内の持ち上げ片3よりも上面側に、斜めに押し上げられた状態で収容空間10内に露出するものであって、
前記緩衝板は、収容空間の平面視開口形状の過半部を覆う覆い片と、覆い片の少なくとも一辺から延設され、当該一辺と並走する複数の折り曲げ部又は湾曲部で山折りまたは谷折りされた緩衝片とからなり、
前記緩衝片が、閉蓋された収容状態において平面視開口形状よりも外周の上面枠内に配されると共に、
前記緩衝片を構成する山折り面または谷折り面の一面が、ポップアップ状態の収容物の下部側の一側面に当接して、収容物の当該一側面を斜めに押し上げることを特徴とする。
本構成によれば、ポップアップ状態の収容物Oを収容空間10から取り出したとき、持ち上げ片3ではなく、持ち上げ片3の上面に重ねられた「緩衝板4」(例えば、後述の実施例の覆い片41)が収容空間10内に露出する。持ち上げ片3の下辺部を含む大部分が緩衝板4によって予め覆われているため、持ち上げ片3のせり上がりに伴って箱の内部構造の面の一部が露出することなく、収容物の取り出し時の体裁に優れたものとなる。
また緩衝板4はその名称の通り、収容された収容物Oが箱本体1の側面へ接触して衝撃を受け無いよう、収容物Oの保護緩衝材の役割を果たしている。緩衝板4が、取り出し時の体裁を整えるカバー材としての機能だけでなく、このような保護緩衝材としての機能を果たすことで、比較的少ない部品点数で収容保護と体裁とを両立する包装箱を形成している。
このようなものであれば、ポップアップ状態で、緩衝板4の覆い片41が収容物Oの裏面を斜めに押し上げると共に、緩衝片の一面が収容物Oの下部側の側面を斜めに押し上げることとなる。
また、緩衝板4は、閉蓋された収容状態(a)では、収容物Oの裏面を覆って収容空間の底部分を、持ち上げ片3と共に二重で保護する状態となっており、開閉の際にはこの二重になった緩衝板4及び持ち上げ片3が協働して収容物を斜めに押し上げることとなる。これにより、持ち上げ片3が撓んだり、或いは繰り返し動作によってヘタリを生じたりすることなく、安定した押し出し力をもって持ち上げることができる。
〕また、上記いずれかのポップアップ式包装箱において、
持ち上げ片3が、
蓋板2の裏面に固定されると共に、収容空間10の深さ以上の縦片長を持った、基端部側の第一持ち上げ片31と、
第一持ち上げ片31の先端辺を折り曲げ辺としてこの先端辺の先側へ連なって形成された、先端部側の第二持ち上げ片32と、から構成され、
また、前記第二持ち上げ片32の上面には、文字又は模様の少なくともいずれかからなる片面装飾32Iが施されてなり、
収容物Oを収容した収容状態(a)で、前記覆い片41の下面に前記第二持ち上げ片3
2が重ねられ、
前記ポップアップ状態(b)で覆い片41の端部から前記第二持ち上げ片32の片面装飾32Iが露出すると共に、
蓋板2の開き角度を可変させることで、覆い片の下面に重ねられた第二持ち上げ片の片面装飾の露出量が可変することが好ましい。
上記構成によれば、ポップアップ状態(b)で収容物Oを取り出したとき、覆い片41の端部から所定の露出量で第二持ち上げ片32が露出する。例えば蓋板の開き角度を徐々に大きくしていく場合、覆い片41の端部から、片面装飾32Iを有する第二持ち上げ片32が徐々に露出していき、片面装飾32Iの露出量が、蓋板2の開き角度に応じて可変するような、片面装飾32Iの可変表示とすることもできる。
また、上記〔〕の構成においてはさらに、緩衝板4の覆い片41が、前記第二持ち上げ片32よりも大きい面積で構成され、
また、前記第二持ち上げ片32及び覆い片41はそれぞれの片面に文字又は模様の少なくともいずれかからなる片面装飾32I,41Iが施されてなり、
収容物を収容した収容状態(a)で、緩衝板4の覆い片41が第二持ち上げ片32の上面すべてを覆うと共に、
前記ポップアップ状態(b)で蓋板2の開き角度を可変させるのに伴い、緩衝板4の覆い片41の片先から、覆い片41の下面に重ねられた第二持ち上げ片32がスライドして覆い片41の端部から片面装飾32Iが露出し、ポップアップ状態(b)の蓋板2の開き角度の可変量と共に、その片面装飾32Iの露出量が可変することが好ましい。
上記構成によれば、片面装飾41Iの表示と片面装飾41Iの端部から所定の露出量で露出する片面装飾32Iの表示とが組み合されて、体裁に優れたものとなる。例えば蓋板の開き角度を徐々に大きくしていく場合、片面装飾41Iを有する覆い片41の端部から、片面装飾32Iを有する第二持ち上げ片32が徐々に露出していき、二つの片面装飾41I、32I同士で組合せ構成された組合せ模様ないし組合せ文字が、蓋板2の開き角度に応じて可変するような組合せ装飾の表示とすることもできる。
〕また、上記いずれかのポップアップ式包装箱において、
緩衝板4は、収容空間10の平面視開口形状の過半部を覆う覆い片41と、覆い片41 の少なくとも一辺から折れ曲って延設され、並走する複数の折り曲げ部又は湾曲部で山折りまたは谷折りされた緩衝片42と、
覆い片41 の前記一辺から覆い片41と略同一面のまま、当該一辺よりも外方へ所定の突出長だけ部分的に突出してなる、一または複数の突出片43と、から構成され、
前記突出片43が、閉蓋された収容状態(a)において緩衝片の前記突出長以下の弾性圧縮を規制することが好ましい。
上記構成によれば、緩衝板4の覆い片41が収容物Oの裏面を斜めに押し上げると共に、緩衝片の一面が収容物Oの下部側の側面を斜めに押し上げることとなる。
〕また、本発明のポップアップ式包装箱においては、
箱本体1の蓋板2の基部と近接する側を後部、蓋板2の蓋先と近接する側を前部としたとき、
箱本体1の前部寄り、後部寄りにそれぞれ、上面枠を構成する前枠11F、後枠11Bを有してなり、
また、緩衝板4が、収容空間10の平面視開口形状の前後方向の全長を覆う覆い片41と、覆い片41の前部の一辺から折れ曲って前部方向に延設され、覆い片41よりも前部方向に弾性機能を発揮する緩衝片42と、から構成され、
収容物を収容した収容状態(a)から蓋を徐々に開いて前記ポップアップ状態(b) へ移行する際に、
緩衝片42が覆い片41を後方へ弾性付勢することで、一旦、覆い片41の後部の片先が後枠11Bよりも裏側に入った第一ポップアップ状態(b1)となり、
持ち上げ片3の持ち上げ角度が所定の大きさとなったとき、前記第一ポップアップ状態(b1)から、
持ち上げ片3に押し上げられた覆い片41が後枠11Bの枠辺を超えて後枠11Bの表側に突出した第二ポップアップ状態(b2)となることが好ましい。
第一ポップアップ状態(b1)から第二ポップアップ状態(b2)への状態変移は、所定の臨界持ち上げ角度において瞬間的に行われる。この状態変移は、覆い片41の片先が撓んで後枠11Bの背面に係止した状態から、この係止が解除されて片先が解放された状態となることを意味する(例えば後述の図3参照)。
第一ポップアップ状態(b1)において、後枠11Bに押さえられて後枠11Bの下面にあった覆い片41が、持ち上げ片3に押し上げられることで、後枠11Bの枠端辺を超えて第二ポップアップ状態(b2)へ瞬間的に移行することとなる。このとき、収容物Oの裏面を瞬間的に押し上げて第二ポップアップ状態(b2)に移行することで、収容物Oが瞬間的に強い力を受けてポップアップする動作が生じる。このポップアップの動作は収容物Oが僅かに飛び上がるように見えるため、動的視覚効果に優れる動作となっている。
本発明のポップアップ式包装箱によれば、蓋の開き動作に応じて収容物が押し出されるポップアップ式の包装箱において、比較的少ない部品点数のまま、ポップアップ状態の収容物の取り出し時の体裁に優れるものを提供することが可能となった。
実施例1の構成を示す分解斜視図。 収容状態(a)及びポップアップ状態(b)を示す側面視中央断面図。 第一ポップアップ状態(b1)及び第二ポップアップ状態(b2)を示す側面視中央断面図。 収容状態(a)及びポップアップ状態(b)の、片面装飾の露出例を示す平面図。
以下、本発明の実施の形態におけるポップアップ式包装箱の構成を実施例として示す各図に基づいて説明する。なお、以下及び各実施形態において構成名称に続けて記載する数字列ないし数字及びアルファベットの文字列は、実施例の形態における部位を図面にて参照するための図面参照符号であり、各図及び各説明に特定する構造に限定する趣旨ではない。
いずれの実施例も、本発明のポップアップ式包装箱は、蓋板2を閉じると共に箱本体1の収容空間内に収容物Oを収容した収容状態(a)から、蓋板2を開けて行くに従って収容物Oが上方へ斜めに押し出されて、箱本体1の上面枠11よりも収容物Oの一部が上方へポップアップしたポップアップ状態(b)となるものである。そしてその基本構成として、
上部に開口した収容空間10を上面枠11内に有してなり、収容物Oを収容空間10内に上面開放した状態で収容し得る箱本体1と、
・箱本体1の前記上面枠11の一辺に接続されて箱本体1の上面(上面枠及び前記収容空間の開口)を覆う開閉可能に覆う蓋板2と、
・蓋板2の裏面にその基端部の第一持ち上げ片31が固定されると共に、第一持ち上げ片31の先側から折れ曲がって又は湾曲して連なる先端部の第二持ち上げ片32が自由端として収容空間10内の一側方へ投入される持ち上げ片3と、
・収容空間10内であって持ち上げ片3の上面側に重ねて収容配置され、収容空間内に収容された収容物Oの裏面を覆うと共に箱本体1の側面への収容物Oの接触を緩衝する緩衝板4と、を具備してなる。以下、各構成を実施例1として示す各図と共に詳述する。
(箱本体1)
箱本体1は、前側板12、後側板、及びこれらの両端同士をそれぞれ繋ぐ外側板によって外周が方形状に囲われると共に、前記囲われた外周の底部全体が底板13で覆われる(図1)。なお本実施例の説明において、蓋板2の基部と近接する側を後部、蓋板2の蓋先と近接する側を前部とする。実施例では平面視の縦横長よりも高さの低い箱容器の外形からなる。前側板12の幅方向中央部の上部には、蓋板12のフラップ22を差し込むための切欠き12Dが設けられる。なお切欠き12Dは、スリット前側板12の上端に沿った横長矩形のスリット部と差し込み操作するための円形の切込み部とが組み合されている。(図1)。
そして、上部に開口した収容空間10を、箱上面に設けられた上面枠11内に有してなり(図1)、収容空間10内に箱状の収容物Oを収容可能となっている。実施例では箱容器の上面の四方側周部が四方方形の上面枠11となっている。上面枠11は具体的には、前枠11F、後枠11B、及び、前枠11Fと後枠11Bの両端同士をそれぞれ繋ぐ2本の側枠からなる。なお、実施例の収容空間10は、3個の縦長箱状の収容物Oを横方向に並べて収容可能な矩形空間となっている。
後枠11Bの前端辺である枠端11BE、並びに、側枠の内端辺である枠端にはそれぞれ、収容空間10内に内側板15が連設される。内側板15は高さ方向に伸長して収容空間10内に立設されると共に、底板13に接した部分が折曲し、その先片が底板13に沿って重なり配置される。これにより、内側板15の高さ方向片は、収容空間10の側縁部及び後縁部を規定する。なお、左右の内側板15には部分的に切抜き部が設けられ、この切抜き部で切り抜かれた部分片が底板31に接することで内側板15を安定立設させている(図1)。
(蓋板2)
蓋板2は、箱本体1の前記上面枠11の一辺に接続されて箱本体1の上面枠(前枠11F,後枠11B及びこれら両端部同士を繋ぐ側枠)、並びに、前記収容空間10の開口を開閉可能に覆う板体からなる。後端20が箱本体1の後枠11Bに接して接続され、この後端20をヒンジ部として閉状態ないし開状態へ相互に状態遷移可能となっている。蓋板2の前端には、箱本体1の切欠き12Dに対応した大きさの差し込みフラップ22が延設される(図1~図3)。閉蓋時には差し込みフラップ22が切欠き12D内に差し込まれる(図2(a))。
(持ち上げ片3)
持ち上げ片3は、蓋板2の裏面にその上端が固定されると共に、収容空間10の深さ以上(上面枠11と底板13の間の高さと同じか又はそれより長い長さ)の縦片長を持った、基端部側の第一持ち上げ片31と、第一持ち上げ片31の先端辺を折り曲げ辺としてこの先端辺から先へ連なって形成された、先端部側の第二持ち上げ片32と、から構成される。(図1~図3)。
実施例の第一持ち上げ片31及び第二持ち上げ片32は、共に収容空間10の幅よりも若干小さい幅で形成され、また実施例の第二持ち上げ片32は、収容空間10の前後方向長さの半分程度の長さで形成される。少なくとも第一持ち上げ片31は弾性材で構成されることで、収容状態(a)から開蓋状態に状態遷移する際に、後枠11Bの枠端11BEが押し当たって係止することで湾曲状態に弾性変形する(図3(b1))。この弾性変形した状態からさらに蓋を開くことで、第一持ち上げ片31は弾性復帰し、緩衝板4を瞬間的に押し上げる(図3(b1))。
持ち上げ片3は収容空間10内に片先を前方として折れ曲った状態で投入されており、蓋板2を閉じた状態では第一持ち上げ片31が鉛直下方に伸び、第一持ち上げ片31の先端から折り曲げられて連なる第二持ち上げ片32が、底板13の上面に重なって収容空間10内に略水平に収容される。第二持ち上げ片32のさらに上面には緩衝板4の覆い片41が重なって収容空間10内に収容される。箱本体1が収容状態(a)からポップアップ状態(b)に移行する際、蓋板2の開き動作に伴って持ち上げ片3の第二持ち上げ片32が傾斜角度を増加させながら起き上がり、上面に重なった緩衝板4を斜めに持ち上げる(図2、図3)。
また、図4(b)に示す第一持ち上げ片31、第二持ち上げ片32はそれぞれ、上面に、文字又は模様の少なくともいずれかからなる片面装飾31I、32Iが施されてなる。蓋板2の開き角度を大きくするにつれてこの片面装飾31I,32Iが緩衝板41の上端から徐々に露出する(図4(b))。例えば、図4(b)に示すように片面装飾31I,32Iのいずれかを、筆記可能領域を囲う「吹き出し」模様とすれば、蓋板2の開き角度に応じて「吹き出し」模様がせり上がるように表示することができる。また例えば、図4(b)に示すように、各片面装飾31I,32Iと緩衝板41の片面装飾41Iとが互いに関連性をもつ同種の装飾模様とされた場合は、緩衝板41の片面装飾41Iと共に、開き角度によって模様が可変する、いわゆる可変式の組合せ装飾模様を構成する(図4(b))。
なお、実施例では第一持ち上げ片31と第二持ち上げ片32とが折れ曲って連なるが、他の構成として、第一持ち上げ片31と第二持ち上げ片32とが湾曲して連なるものとしてもよい。また、実施例では第一持ち上げ片31と第二持ち上げ片32とのそれぞれに片面装飾31I、32Iが施されるが、他の構成として、少なくとも第二持ち上げ片32の上部に片面装飾32Iが施されたものとしてもよい。
(緩衝板4)
緩衝板4は、少なくとも、収容空間10の平面視開口形状の過半部を覆う覆い片41と、覆い片41の少なくとも一辺から延設され、当該一辺と並走する複数の折り曲げ部又は湾曲部で山折りまたは谷折りされた緩衝片42とを具備する。緩衝板4は収容空間10の底部分全体を覆ってなり、緩衝板4上に収容物Oが載置される。
実施例1の緩衝板4は、さらに突出片43を具備する。すなわち実施例1の緩衝板4は、
収容空間10の平面視開口形状の少なくとも過半部を覆う覆い片41と、
覆い片41の少なくとも一辺から折れ曲って延設され、並走する複数の折り曲げ部又は湾曲部で谷折りされさらにその先で山折りされた緩衝片42と、
覆い片41の前記一辺から覆い片41と略同一面のまま、当該一辺よりも外方へ所定の突出長だけ突出してなる、一または複数の突出片43と、から構成される(図1~図3)。
(覆い片41)
覆い片41は、収容空間10の平面視開口形状の少なくとも過半部を覆う。さらには少なくとも、収容空間10の平面視開口形状の前後方向の全長を覆うことが好ましい。実施例では、覆い片41が第二持ち上げ片32よりも大きい面積で構成され、収容物を収容した収容状態(a)で、第二持ち上げ片32の全面を覆う。
また、覆い片41はその上面に、文字又は模様の少なくともいずれかからなる片面装飾41Iが施されてなる。この片面装飾41Iは例えば、前記第二持ち上げ片32の片面装飾32Iと同種ないし関連性のある文字又は模様からなるものとすることができる。この場合、覆い片41の端部から第二持ち上げ片32が露出したときに、各片面装飾41I、32Iを組合せた組合せ装飾を表示することができる。
なお、実施例では覆い片41、第一持ち上げ片31、第二持ち上げ片32のそれぞれに、同種の模様からなる片面装飾41I、31I、32Iが施されるが、他の構成として、覆い片41と第二持ち上げ片32の各上面にのみ、同種の模様からなる片面装飾1I,32Iが施されたものとしてもよい。
(緩衝片42)
緩衝片42は、覆い片41の前部の一辺から延設され、側面視山形(倒立V字形)形状に複数の折り曲げ部又は湾曲部で多段階に屈曲した弾性片からなる。具体的には、覆い片41の前部の一辺の第二折り曲げ線で谷折りされて上傾斜方向を向いた第二緩衝片42Bと、第二緩衝片42Bの先側に連なって前記第二折り曲げ線と平行な第一折り曲げ線で山折りされて下傾斜方向ないし鉛直方向を向いた第一緩衝片42Aと、が連なって構成される。これら第一緩衝片42Aと第二緩衝片42Bは第一折り曲げ線及び第二折り曲げ線で弾性屈曲してなり、前後方向(側面視山形の幅方向)へ弾性圧縮したときに前後方向へ弾性反力を生じる。
収容状態(a)の第一緩衝片42Aは、略鉛直方向を向き、側面前板12の内側に沿って面接触した状態となっており、側面前板12の中央上部に設けた差し込み孔12Dの孔開口部にその片面の一部が内部露出する(図2(a))。また、ポップアップ状態(b)の第一緩衝片42Aは下傾斜方向を向き、第二折り曲げ線(上辺)が上面枠11に接すると共に、先端部(下辺)付近が側面前板12に接した状態となる(図2(b))。
収容状態(a)及びポップアップ状態(b)の第二緩衝片42Bは、覆い片41の前部の一辺と連なる下端が、収容物Oの前側面に接して弾性反力で収容物Oを押圧した状態となっている。収容状態(a)で収容物Oが外部衝撃を受け、緩衝片が前後方向に弾性圧縮したときには、弾性反力によって第二緩衝片42Bが収容物Oの前側面を後方へ押し出すことで、緩衝機能を発揮する(図2(a))。また、ポップアップ状態(b)において蓋の開き角度が可変するのに応じて、第二緩衝片42Bが収容物Oの前側面に面接触し、弾性反力によって傾斜角度を可変させながら収容物Oを後方へ押し出す状態となる(図2(b)内の矢印参照)。
(突出片43)
突出片43は、覆い片41の前部の一辺内の複数個所からその先へ同一平面状に連なって突出する突出片であり、実施例では第二緩衝片42Bの片面内のうち下部寄りの左右2箇所を矩形状にくり抜くことで形成される。この突出片43は、側面前板12の下辺、すなわち箱本体1の前部下端のコーナー辺の方向を向いて、覆い片41の下辺の2箇所から突出する(図2(a)及び図4(a)(b))。収容状態(a)で収容物Oが外部衝撃を受け、緩衝片が前後方向に弾性圧縮したときは、水平方向を向いた突出片43の先端部が側面前板12に接することで、閉蓋された収容状態(a)において緩衝片42の前記突出長以下の弾性圧縮を規制する。またポップアップ状態(b)では、傾斜方向を向いた突出片43の先端部が箱本体1の底板13に接することで、箱本体の底板に接して収容物Oの裏面を押し上げた覆い片41を支えた状態となる(図2(b)、図3(a)(b))。
〔ポップアップ動作〕
以下、蓋が閉じられた収容状態(a)から収容物Oを収容したまま蓋板2を開き、ポップアップ状態(b)に移行することで生じる、収容物Oを持ち上げる動作、すなわちポップアップ動作について説明する。
ポップアップ動作は、収容物Oを収容した収容状態(a)から、蓋板2前部のフラップ22を差し込み孔12Dから抜いて蓋板2を開くことで生じる(図2)。この蓋板2の開き動作と共に、持ち上げ片3の第一持ち上げ片31が上方へ引き出され、第一持ち上げ片31の先に屈曲して連なる第二持ち上げ片32が収容物Oの裏面側で斜め方向に引き出される(図2b)。これにより、第二持ち上げ片32の上面に接した緩衝板4が第二持ち上げ片32に対して下方へスライドしながら傾斜方向を向き、緩衝板4の覆い片41が収容物Oの下面を押し出すことで、収容物Oの後部を収容空間よりも上方へ持ち上げたポップアップ状態(b)となる(図2、図4)。このポップアップ状態では収容物Oの前側面が第二緩衝片42Bに面接触し、収容物Oが緩衝片42の弾性反力を受けて斜め上方へ押し出される(図2(b)の矢印参照)。
緩衝板4の突出片43は、閉蓋された収容状態(a)においてその先端部が箱本体の前方下部の内面に当接することで、緩衝片42の前記突出長以下の弾性圧縮を規制する(図2(b))。また、前記ポップアップ状態(b)は詳述すると、第一ポップアップ状態(b1)と第二ポップアップ状態(b2)との2状態に区別され(図3(b1)(b2))、蓋板2の開き角度の増加に応じて第一ポップアップ状態(b1)から第二ポップアップ状態(b2)へと状態移行する(図3)。この第一ポップアップ状態(b1)から第二ポップアップ状態(b2)へ遷移する直前には、突出片43の先端部が箱本体の前方下部の内面に当接して係止した状態となる。第二ポップアップ状態へ遷移した瞬間には、突出片43が箱本体1の底板13に接して収容物Oの裏面を押し上げる(図2(b)、図3)。
緩衝板4を構成する山折り面42または谷折り面42の一面は、持ち上げ片3の上面に重なって、収容物Oの一側面である前側面を持ち上げ片3と共に斜めに押し上げる(図2(b)、図3)。
(第一ポップアップ状態(b1)から第二ポップアップ状態(b2)への状態遷移)
第一ポップアップ状態(b1)から第二ポップアップ状態(b2)への状態遷移について詳述する。まず、収容物Oを収容して蓋が閉じられた収容状態(a)から蓋板2を徐々に開いて前記ポップアップ状態へ移行する際には、緩衝片42が覆い片41を後方へ弾性付勢することで、一旦、覆い片41の後部の片先が後枠11Bよりも裏側に入った第一ポップアップ状態(b1)となる(図3(b1))。このとき、蓋板2の開き角度は所定の開放角度θ2を超えない臨界持ち上げ角度θ1であると共に、第一持ち上げ片31の裏面の中央部付近に後ろ枠11Bの枠端11BEが先端部係止して第一持ち上げ片31が湾曲し、持ち上げ片3の折れ線3Fが、後ろ枠11Bの枠端11BEよりも後方下部寄りに係止した状態を維持している(図3(b1))。
そして、蓋板2の開き角度が開蓋に伴って所定の臨界持ち上げ角度θ1を超えた開放角度θ2となることで、この第一ポップアップ状態(b1)から、持ち上げ片3に押し上げられた覆い片41が後枠11Bの枠辺を超えて後枠11Bの表側に突出した第二ポップアップ状態(b2)へと、瞬間的に状態遷移する(図3)。この状態遷移は、後ろ枠11Bの枠端11BEの第一持ち上げ片31への先端部係止状態、及び、折れ線3Fの、後ろ枠11Bの枠端11BEの下部への係止状態(図3(b1))がそれぞれ解除されて、持ち上げ片3の折れ線3Fが後ろ枠11Bの枠前端1BEの上方に開放された状態(図3(b2))へ移行することを意味する。この状態遷移により覆い片41に弾性反力が生じ、収容物Oが瞬間的にななめ上方への比較的大きな持ち上げ力を受ける(図3(b2)の矢印参照)。つまり本発明の第二ポップアップ状態(b2)への状態遷移は単純な押上げ動作ではなく、収容物Oを、覆い片41を介して瞬間的に撥ね上げ、ポップアップさせる動作となっている。
(片面装飾41Iの露出)
また、このポップアップ状態の収容物Oを収容空間10から取り出したとき、緩衝板4の一部である覆い片41の上面に片面装飾41Iが収容空間10内の持ち上げ片3よりも上面側に、斜めに押し上げられた状態で露出する(図4(b))。
(組合せ装飾の可変)
ポップアップ状態で蓋板2の開き角度が徐々に大きく可変するのに伴って、緩衝板4の覆い片41の片先から、覆い片41の下面に重ねられた第二持ち上げ片32がスライドしてその片面装飾32Iが徐々に広範囲に露出する。これにより、組合せ装飾の模様柄が可変することとなる(図4)。
上記実施例の構成によれば、蓋板2の開き動作に伴って収容物を持ち上げる持ち上げ片3が、収容空間10の底部全体を覆う覆い片41の下面に重ねられるため、収容物を取り出したときに持ち上げ片3の下端が露出したり飛び出したりすることがなく、取り出し後の体裁を保つことができる。さらに、持ち上げ片3の下部を覆う部品として、収容物の緩衝機能を果たす緩衝板4の一部分である覆い片41を利用しており、ポップアップ状態においては当該覆い片41の上面全面で収容物を押し出すこととしている。このため、ポップアップ動作によって収容物が過度な衝撃を受けることなく、かつ、いたずらに部品点数を増やすことなく、比較的簡易な構造をもって、安全かつ確実な持ち上がり動作を行うものとなっている。
以上、各実施例の形態をもとに本発明を説明したが、これら実施例の形態は例示であり、本発明の主旨から逸脱しない限り、上述各実施の形態に対して、様々な形状変更、配置変更、構成要素の増減、各構成要素の付加、一部構成の削除を施してもよい。例えば実施例の持ち上げ片3の第二持ち上げ片32は覆い片41よりも小さい片幅、かつ覆い片41の半分程度の片長の矩形板からなるが、他の形態として片幅や片長を覆い片41と同程度にして底部緩衝性を増やしてもよいし、片長に沿って多数の屈曲部で連なる多段階屈曲片としてもよい。また例えば、実施例の緩衝片4は第一緩衝片41Aと第二緩衝片41Bとが側面視山形形状に屈曲して連なってなるが、他の形態として、多段階に山折り、谷折り交互に折曲した蛇腹状の連続片からなるものや、山折り部分の先側に湾曲片を有するものとしてもよい。また、上記実施例以外の形態として、収容空間10の形状や収容物の収容時の配置を変更したものでも良い。
また他に、蓋板の枚数を追加したり分割したりしたもの、例えば観音開き式に開く構造や、蓋板自体が折れ曲がるもの、蓋の開き方向を変更したものでも良い。その他、各構成要素ないしその少なくとも一部分を抽出して変更、増減、組合せを加えた変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
1 箱本体
10 収容空間
11 上面枠 11F 前枠 11B 後枠
12 側面前板 12D 差し込み孔
13 底板
15 内側板
2 蓋板
22 フラップ
3 持ち上げ片
3B 基端部
31 第一持ち上げ片
32 第二持ち上げ片
4 緩衝板
41 覆い片
41I 片面装飾
41E 緩衝片端
42 緩衝片
43 突出片
O 収容物

Claims (4)

  1. 上部に開口した収容空間を上面枠内に有してなり、収容物を収容空間内に上面開放した状態で収容し得る箱本体と、
    箱本体の前記上面枠の一辺に接続されて箱本体の上面を覆う開閉可能な蓋板と、
    蓋板の裏面にその基端部が固定されると共にその先端部が収容空間内の一側方へ垂下投入される持ち上げ片と、
    収容空間内であって持ち上げ片の上面側に重ねて収容配置され、収容空間内に収容された収容物の裏面を覆うと共に箱本体の側面への収容物の接触を緩衝する緩衝板と、から構成されてなり、
    蓋板を開いたとき、蓋板の開き動作と共に、持ち上げ片が上方へ傾斜状態で引き出されて収容物を裏面側から斜めに押し上げ、収容物の一部を収容空間よりも上方へ持ち上げたポップアップ状態となり、
    また、このポップアップ状態の収容物を収容空間から取り出したとき、緩衝板の一部が収容空間内の持ち上げ片よりも上面側に、斜めに押し上げられた状態で露出するものであって、
    前記緩衝板は、収容空間の平面視開口形状の過半部を覆う覆い片と、覆い片の少なくとも一辺から延設され、当該一辺と並走する複数の折り曲げ部又は湾曲部で山折りまたは谷折りされた緩衝片とからなり、
    前記緩衝片が、閉蓋された収容状態において平面視開口形状よりも外周の上面枠内に配されると共に、
    前記緩衝片を構成する山折り面または谷折り面の一面が、ポップアップ状態の収容物の下部側の一側面に当接して、収容物の当該一側面を斜めに押し上げる、ポップアップ式包装箱。
  2. 前記持ち上げ片が、
    蓋板の裏面に固定されると共に、収容空間の深さ以上の縦片長を持った第一持ち上げ片と、
    第一持ち上げ片の先端辺を折り曲げ辺としてこの先端辺の先へ連なって形成された第二持ち上げ片と、から構成され、
    また、前記第二持ち上げ片の上面には、文字又は模様の少なくともいずれかからなる片
    面装飾が施されてなり、
    収容物を収容した収容状態で、覆い片の下面に持ち上げ片の第二持ち上げ片が重ねられ、前記ポップアップ状態で覆い片の端部から前記第二持ち上げ片の片面装飾が露出すると共に、
    蓋板の開き角度を可変させることで、覆い片の下面に重ねられた第二持ち上げ片の片面装飾の露出量が可変する、請求項に記載のポップアップ式包装箱。
  3. 緩衝板は、収容空間の平面視開口形状の過半部を覆う覆い片と、覆い片の少なくとも一辺から折れ曲って延設され、並走する複数の折り曲げ部又は湾曲部で山折りまたは谷折りされた緩衝片と、
    覆い片の前記一辺から覆い片と略同一面のまま、当該一辺よりも外方へ所定の突出長だけ突出してなる、一または複数の突出片と、から構成され、
    前記突出片が、閉蓋された収容状態において緩衝片の前記突出長以下の弾性圧縮を規制すると共に、
    ポップアップ状態で、規制された突出片によって、覆い片が、箱本体の底板に接して収容物の裏面を押し上げる、請求項1又は2に記載のポップアップ式包装箱。
  4. 箱本体の蓋板の基部と近接する側を後部、蓋板の蓋先と近接する側を前部としたとき、箱本体の前部寄り及び後部寄りにそれぞれ、上面枠を構成する前枠及び後枠を有してなり、
    また、緩衝板が、収容空間の平面視開口形状の前後方向の全長を覆う覆い片と、覆い片の前部の一辺から折れ曲って前部方向に延設され、覆い片よりも前部方向に弾性機能を発揮する緩衝片と、から構成され、
    収容物を収容した収容状態から蓋を徐々に開いて前記ポップアップ状態へ移行する際に、緩衝片が覆い片を後方へ弾性付勢することで、一旦、覆い片の後部の片先が後枠よりも裏側に入った第一ポップアップ状態となり、
    持ち上げ片の持ち上げ角度が所定の大きさを超えるとき、この第一ポップアップ状態から、持ち上げ片に押し上げられた覆い片が後枠の枠辺を超えて後枠の表側に突出した第二ポップアップ状態となる、請求項1 、2 、又は3 のいずれかに記載のポップアップ式包装箱。
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