JP6989097B1 - 飼料製造装置、飼料製造方法および飼育装置 - Google Patents

飼料製造装置、飼料製造方法および飼育装置 Download PDF

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Abstract

【課題】稚魚の大量生産に適したレプトセファルス用飼料を容易に生成すること。【解決手段】飼料製造装置1は、バクテリアおよびプランクトンを飼育する第1水槽10と、第1水槽10で飼育されたバクテリアおよびプランクトンを死滅させてレプトセファルス用の飼料を生成する第2水槽30と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、レプトセファルス用の飼料製造装置、レプトセファルス用の飼料製造方法およびレプトセファルスの飼育装置に関する。
明治時代より行われてきた養鰻業は、人工飼料の開発や養殖技術の改良により飛躍的に発展してきた。その結果、日本で消費されるウナギの99.5%以上は、野外で漁獲したシラスウナギ(ウナギの稚魚)を池で養殖した養殖ウナギである。
一方、ニホンウナギの個体数は、1970年頃から減少を続け、現在は、1960年代の5%程度にまで減少している。ニホンウナギが減少した原因として、シラスウナギや成体ウナギの乱獲、河川環境の悪化、地球温暖化や気候変動による海洋環境の変化等が挙げられる。
このため、シラスウナギを人工的に生産する方法についての研究が行われている。今のところ、人工的に生産したシラスウナギを飼育して、第二世代の仔魚(ウナギレプトセファルス)を作ることには成功しているが、大量のシラスウナギを生産することはできていない。
シラスウナギの大量生産には、ウナギレプトセファルスへの飼料の与え方を改善する必要がある。非特許文献1には、レプトセファルスの飼料について記載されている。非特許文献1によれば、アブラツザメ卵を主原料とした栄養強化剤が、ウナギレプトセファルスの飼料として有効であり、それを糸口として、サメ卵を主体としたスリラー状の懸濁態飼料が開発されている旨記載されている。また、これにより、年間数千尾程度の規模でシラスウナギの生産が可能なレベルまで技術開発が進んでいる旨、非特許文献1には記載されている。
「増養殖研修レター第8号」、国立研究開発法人水産研修・教育機構、2019年3月、P.20
しかしながら、アブラツノザメの資源量が低迷していることから、サメ卵を主体とした飼料の大量供給および安定供給には不安がある。また、天然では、シラスウナギになるまでの期間が150日程度であるのに対し、サメ卵を主体とした飼料を用いて飼育した場合には、シラスウナギになるまでの期間が200日以上掛かってしまう。
また、これまでは、仔魚(レプトセファルス)が光を嫌う性質を利用して、水槽の上から光を当てることで仔魚を水槽の底へ移動させ、底にある飼料を仔魚に食べさせるようにしていた。このため、水槽のスペースを有効に利用することができず、大型水槽を用いてシラスウナギの大量生産を行うことは困難であった。
そこで、本発明は、稚魚の大量生産に適したレプトセファルス用飼料を容易に生成することを目的とする。
本発明の代表的な実施の形態による飼料製造装置は、バクテリアおよびプランクトンを飼育する第1水槽と、第1水槽で飼育されたバクテリアおよびプランクトンを死滅させてレプトセファルス用の飼料を生成する第2水槽と、を備えている。
本発明によれば、稚魚の大量生産に適したレプトセファルス用飼料を容易に生成することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係るレプトセファルス用飼料の製造装置を例示する図である。 レプトセファルス用の飼料製造方法を例示するフロー図である。 本発明の実施の形態2に係る飼育装置を例示する図である。 レプトセファルスの飼育方法を例示するフロー図である。 レプトセファルスの飼育方法を例示するフロー図である。 本発明の実施の形態3に係る飼育装置を例示する図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は適宜省略する。
<ウナギレプトセファルスの食性>
ここで、ウナギレプトセファルスの食性について説明する。シラスウナギの大量生産には、ウナギレプトセファルスへの飼料の与え方を改善する必要がある。ウナギレプトセファルスの食性については、体表栄養吸収説、マリンスノー説、オタマボヤのハウス説、およびゼラチン質動物プランクトン説がそれぞれ提唱されていたものの、それぞれの学説を裏付ける有力な証拠が見つかっていなかった。
ところが、アミノ酸の窒素同位体比を用いた新手法により、ウナギレプトセファルスの栄養段階を正確に推定することができるようになった。この手法を用いることで、ウナギレプトセファルスの栄養段階はかなり低いことが明らかとなり、ウナギレプトセファルスの食性として、マリンスノー説が支持されるようになっている。
マリンスノーとは、プランクトンの排泄物や死骸、バクテリアの死骸等からなる肉眼で観察可能な海中懸濁物である。そこで、以下では、マリンスノーをレプトセファルス用飼料として生成する方法について説明する。
<レプトセファルス用の飼料製造装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係るレプトセファルス用の飼料製造装置を例示する図である。飼料製造装置1は、図1に示すように、第1水槽10、第2水槽30、ポンプP1を備えている。
<<第1水槽>>
第1水槽10は、バクテリアおよびプランクトンを飼育する水槽である。図1では、第1水槽10が仕切り10aにより第1領域11、第2領域21に分離されているが、第1領域11内の海洋生物が第2領域21へ移動できない構成になっていれば、仕切り10aは必要ない。
<<<第1領域>>>
第1領域11には、海水、海洋生物、バクテリア、およびプランクトンが収容される。海洋生物は、例えば魚やエビ等である。バクテリアは、海洋生物の排泄物を飼料として飼育される。バクテリアは、例えば、光合成細菌やシアノバクテリア等の光合成を行うバクテリアや、化学合成細菌等の光合成を行わないバクテリアである。プランクトンは、光合成を行う植物プランクトンや動物プランクトンである。第1領域11では、海洋生物が生態系の頂点となっている。
第1領域11には、温度調整器12、照明器13が設けられている。温度調整器12は、第1領域11の海水温度を調整する装置である。温度調整器12は、図1に示すように、海水の温度を計測する温度センサ12a、海水を温めるヒーター12b、海水を冷却するクーラー12cを備えている。温度調整器12は、温度センサ12aにより検出された海水温度(検出海水温度)に基づき、海水温度が所定の設定海水温度(例えば26度)付近の温度(例えば26±1度)で保持されるよう、ヒーター12b、クーラー12cにより海水温度を調整する。これにより、海洋生物、バクテリア、およびプランクトンが快適に生育できる環境が維持される。
なお、生きた海洋生物の代わりに、バクテリアの飼料となるアンモニア等の化学物質や、海洋生物の死骸を第1領域11に投入してもよい。ただし、海洋生物の死骸は、水質を悪化させる要因となるため、生きた海洋生物がいる水槽には、海洋生物の死骸を投入しないようにする。また、生きた海洋生物が死んだ場合、死んだ海洋生物の死骸を速やかに水槽から取り除くようにする。
温度センサ12aは、第1領域11内に設置され、ヒーター12bおよびクーラー12cは、第1水槽10の外部に設置される。そして、ヒーター12bおよびクーラー12cにより第1水槽10の外部で海水温度の調整が行われ、温度調整された海水が、第1領域11に戻される。なお、海水温度の調整は、このような方法に限定されない。例えば、ヒーター12bを第1領域11内に設置し、クーラー12cを第1水槽10の外部に設置して海水温度の調整を行ってもよい。また、ヒーター12bおよびクーラー12cにも温度センサが設けられてもよい。
照明器13は、光(例えばLEDライト)を上方から第1領域11へ照射する。照明器13は、第1領域11内に設置されてもよいし、第1領域11外に設置されてもよい。第1水槽10に光を照射することで、光合成が進みバクテリアや植物プランクトンが増殖しやすい環境を容易に実現することができる。ただし、光の照射時間を長くすると、光合成により藻などの海洋植物が大量発生して生態系が崩れてしまう。このため、照明器13による光の照射時間は、第1水槽10内の状態に応じて調整される。なお、主要なバクテリアが、化学合成細菌等の光合成を行わないバクテリアである場合、照明器13は、なくても構わない。
<<<第2領域>>>
第2領域21は、バクテリアおよびプランクトンを増殖させる領域である。第2領域21には、温度調整器22、照明器23が設けられている。
第2領域21には、第1領域11から移動してきたバクテリアおよびプランクトンを含む海水が収容される。海洋生物がいない第2領域21では、バクテリアやプランクトンが生態系の頂点となる。
温度調整器22は、第2領域21の海水温度を調整する装置である。温度調整器22は、図1に示すように、海水の温度を計測する温度センサ22a、海水を温めるヒーター22b、海水を冷却するクーラー22cを備えている。温度調整器22の構成および機能は、前述した第1領域11の温度調整器12と同様である。温度調整器22は、温度センサ22aにより検出された海水温度(検出海水温度)に基づき、海水温度が所定の設定海水温度(例えば26度)付近の温度(例えば26±1度)で保持されるよう、ヒーター22b、クーラー22cにより海水温度を調整する。温度調整器22は、バクテリアおよびプランクトンに快適な温度環境が実現されるので、バクテリアおよびプランクトンの増殖が促進される。
照明器23は、光(例えばLEDライト)を第2領域21へ照射する。照明器23の構成および機能は、前述した第1領域11の照明器13と同様であるため、これ以上の詳細な説明は省略する。第2領域21へ光を照射することで、バクテリアおよびプランクトンの光合成が進み、バクテリアおよびプランクトンの増殖がさらに促進される。第2領域21で増殖したバクテリアおよびプランクトンを含む海水は、ポンプP1を用いて第2水槽30へ送られる。なお、第2領域21は、必須の構成要件ではなく、第1領域11の海水が第2水槽30へ送られるようにしてもよい。
なお、第1水槽10の温度調整器12、22は、個別でなく一体で構成されてもよい。また、温度調整器12、22、および第2水槽30の温度調整器32が、制御装置により一元的に管理、制御されてもよい。また、この制御装置が、照明器13、23、および第2水槽30の照明器33を一元的に管理、制御してもよい。なお、第1水槽10の第1領域11および第2領域21は、別々の水槽に分離されてもよい。
<<第2水槽>>
第2水槽30は、第1水槽10で飼育されたバクテリアおよびプランクトンを死滅させてマリンスノーを生成する水槽である。第2水槽30には、温度調整器32、照明器33が設けられている。
温度調整器32は、第2水槽30の海水温度を調整する装置である。温度調整器32は、図1に示すように、海水の温度を計測する温度センサ32a、海水を温めるヒーター32b、海水を冷却するクーラー32cを備えている。温度調整器32の構成は、前述した温度調整器12等と同様である。
温度調整器32は、温度センサ32aにより検出された海水温度(検出海水温度)を参照しながらヒーター32b、クーラー32cを動作させ、海水温度を急激に変化させる。例えば標準の海水温度が26度である場合、温度調整器32は、海水温度をプラス15度以上(41度以上)、あるいはマイナス15度以下(11度以下)に一気に変化させる。このように、海水温度を急激に変化させることで、バクテリアおよびプランクトンを死滅させ、バクテリアおよびプランクトンの死骸等を含むマリンスノーを生成する。
照明器33は、光(例えばLEDライト)を第2水槽30へ照射する。照明器33の構成および機能は、前述した第1領域11の照明器13と同様であるため、これ以上の詳細な説明は省略する。第1水槽10に第2領域21がない場合、第2水槽30で、バクテリアおよびプランクトンを増殖させてから死滅させる場合がある。このような場合に、照明器33が光を照射することにより、バクテリアおよびプランクトンを増殖させることができる。したがって、第1水槽10に第2領域21が設けられる場合や、主要なバクテリアが、化学合成細菌等の光合成を行わないバクテリアである場合、照明器33は、なくても構わない。
第2水槽30には、マリンスノーの濃度を測定する濃度測定装置35が設けられることが望ましい。濃度測定装置35は、濃度測定用の光(濃度測定光)を第2水槽30へ照射し、第2水槽30を透過する濃度測定光の光量を測定する。濃度測定装置35は、光量の測定結果に基づき第2水槽30の濁り度合を測定し、濁り度合に基づきマリンスノーの濃度を測定する。これにより、レプトセファルスを飼育する水槽へマリンスノーを送る際に、マリンスノーの供給量を調整するデータを入手することが可能となる。
第2水槽30で生成されたマリンスノーを含む海水は、レプトセファルス(例えばウナギレプトセファルス)が飼育されている水槽へ送られる。これにより、マリンスノーがレプトセファルス用の飼料として使用される。
<レプトセファルス用の飼料製造方法>
次に、レプトセファルス用の飼料であるマリンスノーの製造方法について説明する。図2は、レプトセファルス用の飼料製造方法を例示するフロー図である。
まず、ステップS10では、第1水槽10に海水が供給される。この海水は、天然の海水でもよいし、人工の海水でも構わない。そして、第1水槽10の第1領域11に、海洋生物、バクテリア、およびプランクトンが投入される。なお、第2領域21にも、バクテリアおよびプランクトンが投入されてもよい。
ステップS20では、温度調整器12により、海水温度が設定海水温度付近(例えば26±1度)で保持された状態で、バクテリアおよびプランクトンが飼育される(第1ステップ)。また、前述したように、第1水槽10内の状態に応じて、照明器13による光の照射時間が調整される。
ステップS30では、第1領域11のバクテリアおよびプランクトンを含む海水が、第2領域21へ移動する。このようなバクテリアおよびプランクトンを含む海水の移動は、ポンプP1を用いて第1水槽10から第2水槽30へバクテリアおよびプランクトンを含む海水が送られることに起因する。なお、光合成等でバクテリアおよびプランクトンを増殖させる必要がなければ、第2領域21が必要ないので、ステップS30は省略される。
ステップS40では、第2領域21においてバクテリアおよびプランクトンが増殖される。温度調整器22により、海水温度が設定海水温度付近(例えば26±1度)で保持された状態で、照明器23により光が照射される。これにより、光合成が進み、光合成細菌やシアノバクテリア等のバクテリアおよび植物プランクトンが増殖する。
ステップS50では、ポンプP1が駆動して、第1水槽10のバクテリアおよびプランクトンを含む海水が第2水槽30へ送られる。
ステップS60では、温度調整器32により、第2水槽30の海水温度を、急激に変化させ、バクテリアおよびプランクトンを死滅させる(第2ステップ)。これにより、バクテリアおよびプランクトンの死骸を含むマリンスノーが生成される。
ステップS70では、ステップS60で生成されたマリンスノーを含む海水が、レプトセファルスが飼育されている水槽へ送られる。これにより、マリンスノーがレプトセファルス用の飼料として使用される。
<本実施の形態による主な効果>
本実施の形態によれば、第2水槽30で増殖されたバクテリアおよびプランクトンを死滅させることで、マリンスノーをレプトセファルス用の飼料として生成する。この構成によれば、稚魚の大量生産に適したレプトセファルス用飼料を容易に提供することが可能となる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。本実施の形態では、実施の形態1の飼料製造装置1を備えたレプトセファルスの飼育装置について説明する。
<レプトセファルスの飼育装置>
図3は、本発明の実施の形態2に係る飼育装置を例示する図である。飼育装置100は、図3に示すように、飼料製造装置1、第3水槽40、濾過装置80、ポンプP2、P3を備えている。図3に示すように、飼育装置100では、飼料製造装置1の下流に第3水槽40、濾過装置80が順次設けられている。濾過装置80の下流側は、第1水槽10と接続されており、飼育装置100内を海水が循環できるようになっている。
<<第3水槽>>
第3水槽40は、第2水槽30で生成されるマリンスノーを飼料としてレプトセファルスを飼育する水槽である。図3では、第3水槽40が、仕切り40a、40bにより第1領域41、第2領域51、および第3領域61に分離されている。ただし、第2領域51内のレプトセファルスが第1領域41、第3領域61へ移動できない構成になっていれば、仕切り40a、40bは必要ない。
<<<第1領域>>>
第1領域41は、飼料製造装置1の第2水槽30で生成されたマリンスノーを含む海水を貯留する領域である。マリンスノーを含む海水は、ポンプP2を用いて第2水槽30から第3水槽40へ送られる。第2水槽30から送られるマリンスノーを含む海水には、温度にばらつきがある。このような海水をレプトセファルスが飼育されている第2領域51へ供給すると、第2領域51の温度が変動し、レプトセファルスに悪影響を与えるおそれがある。そこで、第1領域41において、第2水槽30から送られるマリンスノーを含む海水の温度調整が行われる。第1領域41で温度調整されたマリンスノーを含む海水は、第2領域51へ移動する。
第1領域41は、第1領域41の海水温度を調整する温度調整器42を備えている。温度調整器42は、図3に示すように、海水温度を計測する温度センサ42a、海水を温めるヒーター42b、海水を冷却するクーラー42cを備えている。温度調整器42の構成および機能は、前述した温度調整器12等と同様である。温度調整器42は、温度センサ42aにより検出された海水温度(検出海水温度)に基づき、海水温度が所定の設定海水温度(例えば26度)付近の温度(例えば26±1度)で保持されるよう、ヒーター42b、クーラー42cにより海水温度を調整する。これにより、マリンスノーの温度を、レプトセファルスが飼育されている第5水槽50の海水温度に合わせることができる。なお、第1領域41では、光を必要としないので照明器の設置は任意である。
<<<第2領域>>>
第2領域51は、第1領域41から供給されるマリンスノーを飼料としてレプトセファルスを飼育する水槽である。レプトセファルスは光を嫌う性質があるため、第2領域51に光が入らないような環境が望ましい。例えば、第3水槽は、遮光幕で覆われてもよいし、光を遮断できる建屋内に設置されてもよい。
第2領域51には、海水、レプトセファルス、マリンスノー等が収容される。第2領域51は、マリンスノーが海水に浮遊した状態となっている。マリンスノーは、自然界に存在する海洋浮遊物に似せた飼料となり、第2領域51内に自然界に類似した状況が再現される。レプトセファルスは、浮遊するマリンスノーを摂取し、例えばシラスウナギ等の稚魚に成長するまで飼育される。
第2領域51は、温度調整器52を備えている。温度調整器52は、第2領域51の海水温度を調整する装置である。温度調整器52は、図3に示すように、海水温度を計測する温度センサ52a、海水を温めるヒーター52b、海水を冷却するクーラー52cを備えている。温度調整器52の構成および機能は、前述した温度調整器12等と同様である。温度調整器52は、温度センサ52aにより検出された海水温度(検出海水温度)に基づき、海水温度が所定の設定海水温度(例えば26度)付近の温度(例えば26±1度)で保持されるよう、ヒーター52b、クーラー52cにより海水温度を調整する。これにより、レプトセファルスや稚魚が快適に生育できる環境が維持される。
第2領域51には、マリンスノーの濃度を測定する濃度測定装置55が設けられることが望ましい。濃度測定装置55は、前述した濃度測定装置35と同様の構成である。濃度測定装置55は、第2領域51の濁り度合を測定し、濁り度合に基づきマリンスノーの濃度を測定する。これにより、レプトセファルスが快適に生育できる環境を維持することができる。
第2領域51の海水は、第3領域61へ移動する。第3領域61へ移動する海水には、食べ残しのマリンスノー、バクテリア、プランクトンが含まれる。
<<<第3領域>>>
第3領域61は、第2領域51内の環境を変化させないように、海水を第3水槽40の外部へ送るための領域である。第3領域61へ移動した海水は、ポンプP3により濾過装置80へ送られる。
第3領域61は、温度調整器62を備えている。温度調整器62は、第3領域61の海水の温度を調整する装置である。温度調整器62は、図3に示すように、海水温度を計測する温度センサ62a、海水を温めるヒーター62b、海水を冷却するクーラー62cを備えている。温度調整器62の構成および機能は、前述した温度調整器12等と同様である。温度調整器62は、温度センサ62aにより検出された海水温度(検出海水温度)に基づき、海水温度が所定の設定海水温度(例えば26度)付近の温度(例えば26±1度)で保持されるよう、ヒーター62b、クーラー62cにより海水温度を調整する。これにより、第3領域61の海水温度と第2領域51の海水温度とがほぼ同じになるので、第2領域51の環境に影響を与える影響を抑えることができる。
なお、第3水槽40の温度調整器42、52、62は、個別でなく一体で構成されてもよい。また、温度調整器42、52、62が、制御装置により一元的に管理、制御されてもよい。また、この制御装置が、すべての温度調整器12、22、32、42、52、62を一元的に管理、制御してもよい。なお、第3水槽40の第1領域41、第2領域51、および第3領域61は、別々の水槽に分離されてもよい。
<<濾過装置>>
濾過装置80は、第3水槽40ら送られる海水を濾過する装置である。濾過装置80は、図3に示すように、物理濾過装置81、第1生物濾過装置82、第2生物濾過装置83を備えている。
物理濾過装置81は、第3水槽40から送られる海水に含まれるマリンスノー等の不純物を取り除く。物理濾過装置81は、化学フィルターを備えており、化学フィルターが不純物を吸着することで、海水から不純物が取り除かれる。しかし、不純物が取り除かれても、海水には、海洋生物の排泄物等に起因したアンモニア等の有害物質が含まれている。このため、第1生物濾過装置82でアンモニア等の有害物質を取り除く処理が行われる。
第1生物濾過装置82は、好気性バクテリアにより、海水に含まれるアンモニアの硝化を行う。好気性バクテリアは、アンモニアを亜硝酸塩に変化させ、さらに亜硝酸塩を硝酸塩に変化させる。このように、第1生物濾過装置82では、アンモニアを硝酸塩に硝化させる一連の化学反応が行われる。
硝酸塩は、アンモニアに比べて毒性は弱い。しかし、硝酸塩を放置すると、海水のPh値が低下し、海水が酸性になってしまう。酸性になった海水では、海洋生物が死滅し、ひいてはマリンスノーを生成できなくなる。そうすると、レプトセファルスへ飼料を供給できず、飼育装置100は、その機能を果たせなくなる。このような状況を回避するため、第2生物濾過装置83で、硝酸塩を取り除く処理が行われる。
第2生物濾過装置83は、嫌気性バクテリアにより、海水に含まれる硝酸塩を窒素に還元し、窒素を空気中に放出する。これにより、飼育装置100内を循環する海水から硝酸塩が取り除かれる。硝酸塩が取り除かれた海水は、再び第1水槽10へ送られる。このように、飼育装置100では、海水を循環して使用することができるようになっている。
<レプトセファルスの飼育方法>
次に、レプトセファルスの飼育方法について説明する。図4および図5は、レプトセファルスの飼育方法を例示するフロー図である。図4には、図2と同様、飼料製造装置1におけるレプトセファルス用の飼料製造方法のステップが示されている。図4のステップS10〜S60は、図2と概ね同様である。
図4のステップS70では、マリンスノーを含む海水が第3水槽40へ送られる。ステップS70は、濃度測定装置55により測定される第3水槽40のマリンスノーの濃度に基づいて行われる。例えば、第3水槽40のマリンスノーの濃度が予め設定された設定マリンスノー濃度と同程度か低い場合には、ステップS70の処理が行われる。一方、例えば、第3水槽40のマリンスノーの濃度が予め設定された設定マリンスノー濃度より高い場合には、ステップS70が無視される。
ステップS80では、第3水槽40に送られたマリンスノーを含む海水温度の調整が、温度調整器42により行われる。温度調整器42により、第3水槽40の第1領域41の海水温度が設定海水温度付近(例えば26±1度)に調整される。
ステップS90では、第1領域41のマリンスノーを含む海水が第2領域51へ移動する。このようなバクテリアおよびプランクトンの移動は、ポンプP2を用いて第2水槽30から第3水槽40へ海水が送られること、およびポンプP3を用いて第3水槽40から濾過装置80へ海水が送られることに起因する。
ステップS100では、第3水槽40の第2領域51で飼育されているレプトセファルスが、海水に浮遊するマリンスノーを摂取する。ステップS110では、食べ残しのマリンスノー等を含む海水が、第2領域51から第3領域61へ移動する。ステップS120では、ポンプP3が駆動して、食べ残しのマリンスノー等を含む海水が第3領域61から濾過装置80へ送られる。
ステップS130では、物理濾過装置81において、第6水槽60から送られた海水に含まれるマリンスノー等の不純物が取り除かれる。具体的には、化学フィルターに不純物を吸着させることにより、海水から不純物を取り除く。
ステップS140では、第1生物濾過装置82において、海水に含まれるアンモニアの硝化が行われる。具体的には、好気性バクテリアが、アンモニアを亜硝酸塩に変化させ、さらに亜硝酸塩を硝酸塩に変化させることで、アンモニアの硝化に関わる一連の処理が行われる。
ステップS150では、第2生物濾過装置83において、嫌気性バクテリアにより海水に含まれる硝酸塩が窒素に還元され、窒素が空気中に放出される。これにより、海水から硝酸塩が取り除かれる。
ステップS160では、濾過装置80で濾過された海水が第1水槽10へ送られる。これにより、飼育装置100内で海水を循環させることができる。なお、必要に応じて、新しい海水を導入して、飼育装置100内の海水を入れ換えるようにしてもよい。また、海水の循環と、一部の海水の入れ替えとが並行して行われてもよい。
ステップS160の後は、ステップS10へ戻る。ステップS10〜S160の処理は、レプトセファルスが稚魚(例えばシラスウナギ)に成長するまで行われる。
なお、2回目以降のステップS10は、適宜無視されてもよい。この場合、ステップS160の次は、ステップS20が実行される。また、説明の便宜上、各ステップの説明を個別に行ったが、実際には、飼育装置100内で複数のステップが並行して実行される。具体的には、第1水槽10におけるバクテリアおよびプランクトンの飼育に係る各ステップ(ステップS10〜S40)、第2水槽30におけるマリンスノーの生成に係る各ステップ(ステップS50〜S60)、第3水槽40におけるレプトセファルスにマリンスノーを摂取させる各ステップ(ステップS70〜S110)が、並行して実行される。
<本実施の形態による主な効果>
本実施の形態によれば、第2水槽30で生成されたマリンスノーが第3水槽40で飼育されているレプトセファルスへ提供される。この構成によれば、飼料の生成と生成された飼料を用いたレプトセファルスの飼育とを一体で行うことが可能となる。これにより、レプトセファルスを飼育して稚魚(例えばウナギシラス)を大量生産することが可能となる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。本実施の形態では、レプトセファルスの飼育装置の構成が実施の形態2と異なる。図6は、本発明の実施の形態3に係る飼育装置を例示する図である。本実施の形態では、第1水槽10と第3水槽40との間にポンプP4が設けられているところが、図3の飼育装置100と異なる。
前述したように、第3水槽40のマリンスノーの濃度が予め設定された設定マリンスノー濃度より高い場合には、マリンスノーを含む海水を第2水槽30から第3水槽40へ送る処理が無視される。そうすると、海水の流れが停止し、第3水槽40内の水質が悪化するおそれがある。
そこで、本実施の形態のステップS70では、マリンスノーを含む海水が第2水槽30から第3水槽40へ送られない場合、ポンプP4を駆動して、第1水槽10の第2領域21の海水が、第3水槽40の第1領域41へ送られる。これにより、海水の流れが停止せず、第3水槽40内の水質の悪化を防止することができる。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えなくてもよい場合がある。
また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態や変形例等の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。なお、図面に記載した各部材や相対的なサイズは、本発明を分かりやすく説明するため簡素化・理想化しており、実装上はより複雑な形状となる場合がある。
1…飼料製造装置、10…第1水槽、12、22、32、42、52、62…温度調整器、13、23、33…照明器、30…第2水槽、35、55…濃度測定装置、40…第3水槽、80…濾過装置、81…物理濾過装置、82…第1生物濾過装置、83…第2生物濾過装置、100…飼育装置。

Claims (4)

  1. バクテリアおよびプランクトンを飼育する第1水槽と、
    前記第1水槽で飼育された前記バクテリアおよび前記プランクトンを死滅させてレプトセファルス用の飼料を生成する第2水槽と、
    を備え
    前記第2水槽は、海水温度を調整する温度調整器を備え、
    前記温度調整器は、前記海水温度を変化させて前記バクテリアおよび前記プランクトンを死滅させる、
    飼料製造装置。
  2. 第1水槽において、バクテリアおよびプランクトンを飼育する第1ステップと、
    水槽において、前記第1水槽で飼育された前記バクテリアおよび前記プランクトンを死滅させてレプトセファルス用の飼料を生成する第2ステップと、
    を備え
    前記第2ステップでは、前記第2水槽に設けられた温度調整器が、海水温度を変化させて前記バクテリアおよび前記プランクトンを死滅させる、
    飼料製造方法。
  3. バクテリアおよびプランクトンを飼育する第1水槽と、
    前記第1水槽で飼育された前記バクテリアおよび前記プランクトンを死滅させてレプトセファルス用の飼料を生成する第2水槽と、
    前記第水槽で生成された前記飼料を用いてレプトセファルスを飼育する第3水槽と、
    を備え
    前記第2水槽は、海水温度を調整する温度調整器を備え、
    前記温度調整器は、前記海水温度を変化させて前記バクテリアおよび前記プランクトンを死滅させる、
    飼育装置。
  4. 請求項に記載の飼育装置において、
    前記第3水槽から送られた海水を濾過する濾過装置を備え、
    前記濾過装置で濾過された海水が前記第1水槽へ送られる、
    飼育装置。
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