JP4953118B2 - 橈脚類を含む海水魚給餌源を使用した養殖魚を生産するための水産養殖システム - Google Patents
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Description
更に、本発明は、稚魚を海水魚給餌源で給餌するための方法に関する。
更に、本発明は、海水魚給餌源を使用することによる養殖魚を生産するための水産養殖システムに関する。
特に困難な海水魚種の多くは、天然の橈脚類を給餌する。橈脚類は甲殻綱に属する。
病気も依然として問題であり、かつバッグ中の給餌密度を制御することは依然として困難である。更に、魚は、生簀中の温度が稚魚のために最適である場合にしか、養殖され得ない。
これらの動物が有する問題は、それらが、幾つかの海水稚魚のための脂肪酸及びアミノ酸の正しい組成を有さないため、特に、2、3年後に、異常な色素形成、奇形及び1バッチの魚内の成長速度の違いに関する問題が生じるということにある。今日、これらの問題は、クルマムシ及びアルテミアのための栄養価を高めるプログラムの発達によって、幾つかの種の魚において、一部解消されている。
、望む通りではない。他の問題は、これらの生産システムでは、細菌安定性があまり高くなく、それは稚魚における多くの問題を引き起こすことにある。それ故、これらのシステムにおいて多くの稚魚の生存を得るために、病気問題をなくすよう抗生物質及び化学物質を使用することが、通常、必要とされるが、大抵の孵化場は、それについて非常に隠したがる。
大きなタンク中でこれらの橈脚類を養殖すると同時に、稚魚が、幾つかの橈脚類養殖タンクに直接加えられ、そこで、藻類、橈脚類及び稚魚が同時に成長させられる。該方法は、奇形、均一な成長及び病気に対する免疫反応に関して高品質の稚魚を生産した。
稚魚の給餌需要が、消費のピーク時でさえもタンク内の橈脚類生産と釣り合わなければならないため、限られた数の稚魚のみが橈脚類養殖タンクに加えられ得る。
の孵化場が必要とされ得る。
これは、請求項7記載の水産養殖システムによって達成され得り、前記システムは、前記稚魚を含む多数の容器からなり、前記の各容器中の水は、バイオフィルターシステムを通して前記容器から水を抜き、そして濾過水を1つ以上の前記容器へ戻すことによって濾過され、それによって、前記容器に新しい非病原性細菌が供給され、かつ毒性アンモニア生成物が前記容器から除去され、そして、特定の稚魚に給餌するために適当な年齢及び/又はサイズに達した橈脚類が特定の稚魚容器中の前記稚魚に給餌されることを確保するために、橈脚類が前記特定の稚魚容器中の魚給餌として使用される。
これは、請求項1の前文に記載の方法によって達成され得り、該方法では、藻類の養殖物がタンク中の海水中で成長させられ、前記海水は、動物プランクトンの存在を実質的になくすために、50マイクロメートル以下まで濾過され、前記橈脚類は、繁殖の準備ができており、そして前記タンク中に加えられ、前記藻類の養殖物の衰弱を防止するよう、前記藻類の養殖物の成長を維持するために、多数の栄養分が前記タンク中に加えられ、そして所望の定常状態レベルが達成された場合、過剰の前記橈脚類を収穫することにより前記
橈脚類の密度を調節することによって及び/又は前記タンク中の窒素含有量を調節することによって、前記藻類の養殖物がバランスよく保たれる。
これは、請求項3の前文に記載の方法によって達成され得り、該方法では、前記稚魚を、稚魚給餌タンク中に入れ、前記稚魚給餌タンク中に適当な密度の前記橈脚類を得るために、前記稚魚に対応する特定のサイズ範囲の前記海水魚給餌源の前記橈脚類を前記稚魚給餌タンク中に加え、前記藻類の養殖物の密度が、前記橈脚類のための最適な給餌条件を維持し、かつ藻類の幼生給餌に関する必要条件を満たすために適当であり得ることを確保するために、最初の給餌時前後に、前記藻類の養殖物が前記稚魚給餌タンク中に加えられ、前記稚魚給餌タンク中の前記水は、バイオフィルターシステムを通して前記稚魚給餌タンクから前記水を抜き、濾過水を前記稚魚給餌タンクへ戻すことによって濾過され、それによって、前記稚魚給餌タンクに新しい非病原性細菌が供給され、かつ毒性アンモニア生成物が前記稚魚給餌タンクから除去され、そして前記稚魚給餌タンク中の酸素量が、80ないし110%の飽和度に維持される。
また、本発明により、橈脚類を含む海水魚給餌源の生産方法を提供すること、及び更には、稚魚を海水魚給餌源で給餌するための方法を提供することもできる。
タンク中で養殖される。好ましくは、地域種の橈脚類が使用され、該橈脚類は、簡便に、近くの海で収集され得り、そしてその後、生産計画が、この種のために最適化され得るが、地域種以外の他種の橈脚類もまた、この本発明の第一の局面に従った方法において使用されることが考えられる。最も好ましい種は、カラヌス目及びキクロプス目に属する。
一旦、種が養殖に適応され、管理様式が該種に適合させられると、生産を開始し得る。
従って、橈脚類の連続的な供給又は源が望まれる場合、1つ以上のタンクを準備することが必要とされる。そのため、実用的には2ないし6つのタンク、例えば、3、4又は5つのタンクを準備される。橈脚類養殖物を有するタンク/容器の橈脚類養殖物が完了した場合、それは、新しい第一世代の未熟な橈脚類を有する2つ以上の他のタンクの1つから橈脚類を供給され得る。
バッチが開始される場合、タンクが清掃された後、最初にすべきことは、濾過された海水上の橈脚類養殖タンク中で藻類の養殖物を始めることであり、そして該海水は、動物プランクトンの存在を実質的になくすために、50マイクロメートル以下まで濾過される。
藻類養殖物が成長を始めた段階で、繁殖の準備ができた橈脚類を、現在、成長している藻類の養殖物を有する橈脚類タンクに加える。
藻類の成長を調節するために使用できるパラメーターは、水中の硝酸塩含有量である。水中に窒素15−40マイクログラムに相当する硝酸塩含有量を有することが望ましい。このような硝酸塩の濃度は、橈脚類が消化可能なサイズ範囲の5−20マイクロメートルの範囲のサイズの藻類の成長を高め得る。
他方で、藻類の成長は、窒素の調節によって、調節及び維持される。窒素投入量は、藻類が橈脚類によって食され、糞として水体積へ戻り、その後、糞は細菌活性を通して無機化されるため、藻類バイオマスの再無機化を通してタンク内で再発生する窒素から一部生じ、及び所望により、注入海水中に天然の窒素含有物の形態(アンモニア及び硝酸塩)で注入水を加えることによって加えられるか、又はいずれかの他の窒素が豊富な形態の液体又は粉末としてタンクに直接加えられることによって加えられる。
前記魚給餌源の配列及び成長条件の調節は、年中、連続的に、橈脚類を養殖することを可能にし、幼魚の生産を、1年当り最大約100万から1年当り約3000万へと増加させ得ることを確実にする。明かに、これは、幼魚生産コストのかなりの減少を意味する。
クロマグロ(Thunnus thynnus)、ミナミマグロ(Thunnus maccoyii)、キハダマグロ(Thunnus albacares)、メバチマグロ(Thunnus obesus)、コーラル トラウト(スジアラ(Plectrop
omous leopardus))、バラマンディ コッド(サラサハタ(Cromileptes altevelis))、エスチュアリー コッド(サラサハタ(Cromileptes altevelis))、アカマダラハタ(Epinephelus
fuscoguttatus)、オオニベ(Argyrosomus japonicus)、シイラ(Coryphaena hippurus)、ヒラメ(Paralichthys olivaceus)、ヤスリハタ類(ヤスリハタ属(Mycteroperca spp.))、フエダイ類(フエダイ属(Lutjanidos spp.)及びマダイ属(Pagrus spp.))、ハタ類(マハタ属(Epinephelus
spp.)、スジアラ属(Plectropomus spp.)、ヤスリハタ属(Mycteroperca spp.)及びハタ科(serranidae spp.))、サラサハタ(Cromileptes altevelis)、メガネモチノウオ(Cheilinus undulatus)、タラ(大西洋マダラ(Gadus Morhua))、キングフィッシュ(ブリ属(Seriola sp.);ヒラマサ(Seriola lalandi)、ブリ(Seriola quinqueradiata)、カンパチ(Seriola dumerili))、ウナギ(ウナギ属(Anguilla sp);ウナギ(Anguilla japonica)、ヨーロッパウナギ(Anguilla anguilla))、ハリバット(オヒョウ属(Hippoglossus sp.);オヒョウ(Hippoglossus stenolepis)、ハリバット(Hippoglossus hippoglossus))、アジ(アジ科(Carangidae sp.))から選択される。
これは、橈脚類密度が藻類生産と定常バランスになければならない場合とは異なり、稚魚給餌密度に関する最適な橈脚類密度が得られ得ることを意味する。
細菌安定性は、バイオフィルターシステムを使用することによって調節され、それにより、連続的に、新しい非病原性細菌をタンクに供給し、そして該細菌は、従属栄養細菌及び硝化細菌からなる群から選択され、稚魚タンク内の潜在的な病原性細菌を打ち負かし、かつ同時に、毒性アンモニア生成物を稚魚養殖タンクから除去する。水は、魚タンクとバイオフィルター間を再循環させられる。
稚魚タンク(第一給餌タンク)に移される。ここで、それらは、バイオフィルターにおけ
る水処理、及び、藻類養殖物及び様々な段階の橈脚類(橈脚類、コペポディト及びナウプリウス)を加えること、更にはクルマムシ及びアルテミアの供給によって維持される安定した環境中で生きる。
稚魚が成長するにつれ、前記サイズ群の橈脚類は徐々に増加され、そして、稚魚が乾燥給餌に慣らすのにほぼ十分な準備ができた場合、乾燥給餌が第一給餌タンクに直接加えられ得る。
バイオフィルターは、容器に新しい非病原性細菌を供給して稚魚タンク内の潜在的な病原性細菌を打ち負かし、同時に、毒性アンモニアを容器から除去する。
50m2以上の表面積を有し、従属栄養細菌及び硝化細菌からなる細菌フィルムが付着し
ている媒体を前記水が通過できるように構成され、かつ前記バイオフィルターは、前記水が前記稚魚給餌タンクに再注入される前に、50マイクロメートルより大きいサイズの粒子を除去するためのスクリーンを備える。
バイオフィルターは、稚魚給餌タンクへの返流中のイオン化アンモニアの量を
1L当り0.02mg(窒素)より低く維持し得る。
実施例1:カラヌス目橈脚類アカルチア クラウシ(calanoid copepod Acartia clausi)の生産
いかなる動物プランクトンも入ることを避けるために、橈脚類養殖容器/タンクを濾過した海水で満たし、タンク中に藻類があれば、又はなければ幾つかを加え、定常状態レベルが達成されるまで成長させた。その後、野生の橈脚類の混合物をタンクに入れた。窒素濃度を観察、調節し、藻類のための最適な成長条件にした。
橈脚類の固体数はタンクに従い、アカルチア属の橈脚類の主な部分が成熟直前のサイズに達した場合、養殖物の塊を未熟な橈脚類を分けるように寸法付けられた最小2枚のスクリーンによってスクリーニング分類した。より大きな橈脚類はより大きなスクリーンによって捕らえられ得り、前記の捕らえられたものより小さな橈脚類は、望ましい橈脚類を引き止めるフィルタースクリーンを通過した。
その後、未熟な橈脚類の試料を分け、他のタンクに入れた。この時、タンクに入れられ
たアカルチア属の橈脚類は、同じ発育段階で入れられたものとほぼ同時に産卵を開始する。
この第二タンクからの第一バッチのナウプリウスがコペポディト段階まで成長し、未熟段階に達した場合、未熟な橈脚類群を、再度、分け、第三タンク中に蓄え得、橈脚類養殖をほぼ一掃し得た。
この第三世代タンクからの未熟な‘‘養殖動物化した’’橈脚類の第一塊から、第一橈脚類養殖タンクが蓄えられ得た。
この時点から、橈脚類の養殖は、次ぎの養殖タンクのために、最初の大きな産卵から未熟な橈脚類を常に選び抜くことによって調節され得る。更に、発生時間は、新しい橈脚類生産タンク中の第一バッチの最も早い成長固体を常に選択することによってかかる時間が短縮され得た。
成功を収めるために、藻類の量は、1L当りに乾燥質量で最小350myグラムに維持されるべきであり、水中の窒素含有量は、窒素15−40マイクログラムに対応し、かつ橈脚類は、定常状態バランスを維持するために過剰量を収穫することによって濃度を調節される。
稚魚給餌タンクを海水で満たし、藻類の量を調整した。1日早く孵化したコットの稚魚をタンクに移し、給餌量及び藻類の量を上記に従った量に維持した。7日以前に、アンモニア量が0.02mgNH3(N)に近い量に達した場合、稚魚給餌タンク中のNH3の量を0.02mgNH3(N)より低く維持するために、
タンクをバイオフィルターシステムに接続し、個々のタンクからバイオフィルターシステムへの流れを徐々に増加させた。全生産段階を通して、酸素は80%ないし110%の飽和度に調整した。
稚魚が4、5ないし12mgのサイズに達した場合、乾燥給餌での乾燥質量給餌を開始し、そしてその直前又は直後に、それらを他のタンクへ移し、稚魚給餌タンクシステムから分けた。
図1は、本発明に従った水産養殖システムの概略図を示し、該水産養殖システム1は、−橈脚類養殖物を生産するための4つのタンク2、
−藻類養殖物を生産するための3つのタンク3、
−アルテミア及びクルマムシを加えるための分離システム5、6、
−稚魚が橈脚類及び藻類及び/又はアルテミア及びクルマムシを加えた海水中に保たれるところの4つの稚魚給餌タンク4
からなる。
稚魚給餌タンク4中の細菌安定性は、水をパイプシステム9によりバイオフィルター7を通して循環させることによって維持される。
様々なタンクシステムと稚魚給餌タンク4の間のパイプシステム8は、例えば、上部のタンク2aから全ての稚魚給餌タンク4に橈脚類を供給することを可能にし、これにより、橈脚類又は稚魚の成長サイクルにかかわらず、適当なサイズ/年齢の橈脚類を連続的に生産し、それらを特定のサイズ/年齢の稚魚に給餌することができる。
クの間のパイプシステム 9.パイプシステム
Claims (9)
- 橈脚類を含む海水魚給餌源の製造方法であって、
−藻類の養殖物がタンク中の海水中で成長させられ、
−前記橈脚類は、繁殖の準備ができており、そして前記タンク中に加えられ、
−前記藻類の養殖物の衰弱を防止するよう、前記藻類の養殖物の成長を維持するために、多数の栄養分が前記タンク中に加えられ、そして
−所望の定常状態レベルが達成された場合、過剰の前記橈脚類を収穫することにより前記橈脚類の密度を調節することによって及び/又は前記タンク中の窒素含有量を調節することによって、前記藻類の養殖物がバランスよく保たれる、
ところの方法において、前記海水は、前記藻類の養殖物タンク中の動物プランクトンの存在を実質的になくすために、50マイクロメートル以下まで濾過されることを特徴とする方法。 - 前記栄養分が、注入海水中に天然の窒素含有物の形態(アンモニア及び硝酸塩)で注入水を加えることによって加えられるか、又はいずれかの他の窒素が豊富な形態の液体又は粉末としてタンクに直接加えられることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 稚魚を請求項1又は2によって得られる海水魚給餌源で給餌するための方法であって、
−前記稚魚を、稚魚給餌タンク中に入れること、
−前記稚魚給餌タンク中に適当な密度の前記橈脚類を得るために、前記稚魚に対応するサイズ範囲の前記海水魚給餌源の前記橈脚類を前記稚魚給餌タンク中に加えること、
−前記藻類の養殖物の密度が、前記橈脚類のための最適な給餌条件を維持し、かつ藻類の幼生に関する必要条件を満たすために適当であることを確保するために、最初の給餌時前後に、前記藻類の養殖物が前記稚魚給餌タンク中に加えられること、
−前記稚魚給餌タンク中の前記水は、バイオフィルターシステムを通して前記稚魚給餌タンクから前記水を抜き、濾過水を前記稚魚給餌タンクへ戻すことによって濾過され、それによって、前記稚魚給餌タンクに新しい非病原性細菌が供給され、かつ毒性アンモニア生成物が前記稚魚給餌タンクから除去され、前記バイオフィルターは、1m 3 当り50m 2 以上の表面積を有し、従属栄養細菌及び硝化細菌からなる細菌フィルムが付着している媒体
を前記水が通過できるように構成され、かつ前記バイオフィルターは、前記水が前記稚魚給餌タンクに再注入される前に、50マイクロメートルより大きいサイズの粒子を除去するためのスクリーンを備えること、及び
−前記稚魚給餌タンク中の酸素量が、80ないし110%の飽和度に維持されること、
を特徴とする方法。 - 前記稚魚が、稚魚の段階において、脂肪酸22:6n−3を合成することができず、かつ700マイクロメートル未満の小さな生き餌動物に依存するところの魚種から選択されることを特徴とする請求項3記載の方法。
- 前記稚魚は、最小齢が孵化後1日で、最大質量が乾燥質量で約10mgであることを特徴とする請求項3又は4記載の方法。
- 前記方法が、更に、前記稚魚が、例えば、乾燥給餌等の更なる給餌が可能なサイズ及び/又は年齢である場合、乾燥給餌等の更なる給餌のために、前記稚魚を前記稚魚給餌タンクから取り除く更なる工程を更に含むことを特徴とする請求項3又は4記載の方法。
- 橈脚類を含む海水魚給餌源を使用することによって、養殖魚を生産するための水産養殖システムであって、
−藻類の養殖物がタンク中の海水中で成長させられ、前記海水は、動物プランクトンの存在を実質的になくすために、50マイクロメートル以下まで濾過されること、
−前記橈脚類は、繁殖の準備ができており、そして前記タンク中に加えられること、
−前記藻類の養殖物の衰弱を防止するよう、前記藻類の養殖物の成長を維持するために、多数の栄養分が前記タンク中に加えられること、及び
−所望の定常状態レベルが達成された場合、過剰の前記橈脚類を収穫することにより前記橈脚類の密度を調節することによって及び/又は前記タンク中の窒素含有量を調節することによって、前記藻類の養殖物がバランスよく保たれ、そして前記栄養分が、注入海水中に天然の窒素含有物の形態(アンモニア及び硝酸塩)で注入水を加えることによって加えられるか、又はいずれかの他の窒素が豊富な形態の液体又は粉末としてタンクに直接加えられること、
前記海水魚給餌源は配列された海水魚給餌源によって得られ、そして開始時に関して前記海水魚給餌源の各々が他の海水魚給餌源に対し分かれていること、そして前記稚魚は、−前記稚魚を、稚魚給餌タンク中に入れること、
−前記稚魚給餌タンク中に適当な密度の前記橈脚類を得るために、前記稚魚に対応するサイズ範囲の前記海水魚給餌源の前記橈脚類を前記稚魚給餌タンク中に加えること、
−前記藻類の養殖物の密度が、前記橈脚類のための最適な給餌条件を維持し、かつ藻類の幼生に関する必要条件を満たすために適当であることを確保するために、最初の給餌時前後に、前記藻類の養殖物が前記稚魚給餌タンク中に加えられること、
−前記稚魚給餌タンク中の前記水は、バイオフィルターシステムを通して前記稚魚給餌タンクから前記水を抜き、濾過水を前記稚魚給餌タンクへ戻すことによって濾過され、それによって、前記稚魚給餌タンクに新しい非病原性細菌が供給され、かつ毒性アンモニア生成物が前記稚魚給餌タンクから除去されること、及び
−前記稚魚給餌タンク中の酸素量が、80ないし110%の飽和度に維持されること、
ところの稚魚を海水魚給餌源で給餌するための方法によって得られた前記海水魚給餌源で給餌され、
前記システムは前記稚魚を含む多数の容器からなり、前記の容器の各々は稚魚を含み、前記の各容器中の水は、バイオフィルターシステムを通して前記容器から水を抜き、そして濾過水を1つ以上の前記容器へ戻すことによって濾過され、それによって、前記容器に新しい非病原性細菌が供給され、かつ毒性アンモニア生成物が前記容器から除去され、そして、特定の稚魚に給餌するために適当な成長段階及び/又はサイズに達した橈脚類が特
定の稚魚容器中の前記稚魚に給餌されることを確保するために、橈脚類が前記特定の稚魚容器中の海水魚給餌として使用されるシステム。 - 前記システムが、更に、クルマムシ及びアルテミアを加えるためのシステムを含むことを特徴とする請求項7記載の水産養殖システム。
- 前記バイオフィルターは、1m3当り50m2以上の表面積を有し、従属栄養細菌及び硝化細菌からなる細菌フィルムが付着している媒体を前記水が通過できるように構成され、かつ前記バイオフィルターは、前記水が前記稚魚給餌タンクに再注入される前に、50マイクロメートルより大きいサイズの粒子を除去するためのスクリーンを備えることを特徴とする請求項7又は8記載の水産養殖システム。
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