JPH09205922A - 魚介類の養殖方法 - Google Patents

魚介類の養殖方法

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JPH09205922A
JPH09205922A JP8040628A JP4062896A JPH09205922A JP H09205922 A JPH09205922 A JP H09205922A JP 8040628 A JP8040628 A JP 8040628A JP 4062896 A JP4062896 A JP 4062896A JP H09205922 A JPH09205922 A JP H09205922A
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JP
Japan
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fish
shellfish
microorganisms
seafood
pond
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JP8040628A
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Akira Fujimatsu
晃 藤松
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TOYO BIO REACTOR KK
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TOYO BIO REACTOR KK
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Publication date
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    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
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    • Y02P60/80Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Abstract

(57)【要約】 【課題】魚介類の養殖池中に発生する餌料の残餌や排泄
物を生物学的作用によって分解資化し、養殖水の抗菌力
を高め、養殖場を汚染することなく、魚介類の病害を予
防する魚介類の養殖方法を提供すること。 【解決手段】魚介類の養殖池1中に、乳酸菌、酵母菌、
光合成細菌及び放線菌から選ばれる1種の微生物群又は
2種以上の微生物群及び又はそれらの代謝産物を供給す
る魚介類の養殖方法であり、好ましくは前記微生物群及
び又はそれらの代謝産物に糖蜜を加えた微生物混合液を
作成し、該混合液の希釈液を魚介類の餌料に加え、該餌
料を魚介類に与える養殖方法であり、更に好ましくは前
記微生物群及び又はそれらの代謝産物と、微細多孔構造
で微生物群の棲息場所を提供する担持体によって構成さ
れる充填材を充填した充填部4を、前記養殖池外に設
け、該養殖池1の養殖水を養殖池外へ排出し、前記充填
部4を通過した後の水を前記養殖池1に返送する養殖方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚介類の養殖方法
に関し、詳しくは、魚介類の養殖池中に発生する餌料の
残餌や排泄物を生物学的作用によって分解資化し、養殖
水の抗菌力を高め、養殖池を汚染することなく、魚介類
の病害を予防する魚介類の養殖方法に関する。
【0002】
【従来の技術】魚介類の養殖は、集約的、効率的に魚介
類を生産するために、高密度養殖が行われている。ま
た、餌料として生餌にかわり、高蛋白質の配合餌料が用
いられ、これらの餌料の残餌や排泄物が養殖場に沈殿
し、ヘドロ状の汚泥となって養殖池底面に堆積し、養殖
場を汚染し、魚介類の病害を誘発する原因となってい
る。
【0003】従来、これらの対策として、抗生物質等を
使用して殺菌を行い、病害を予防していた。しかし、抗
生物質の使用は、人体に悪害をもたらす恐れがあり、好
ましくない。また、養殖される魚介類も抗生物質によ
り、悪影響を受け、結果的に生産性を低下させる問題が
ある。
【0004】さらに、発生したヘドロ状の汚泥は除去困
難であり、除去できた場合においても、廃棄場所に困る
という問題があり、これらのヘドロ状の汚泥自体の発生
を抑制する方法が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
は、魚介類の養殖池中に発生する餌料の残餌や排泄物を
生物学的作用によって分解資化し、養殖水の抗菌力を高
め、養殖場を汚染することなく、魚介類の病害を予防す
る魚介類の養殖方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明に係る魚介類の養殖方法は、魚介類の養殖池中に、乳
酸菌、酵母菌、光合成細菌及び放線菌から選ばれる1種
の微生物群又は2種以上の微生物群及び又はそれらの代
謝産物を供給することを特徴とする。
【0007】好ましくは、前記微生物群及び又はそれら
の代謝産物に糖蜜を加えた微生物混合液を作成し、該混
合液の希釈液を魚介類の餌料に加え、該餌料を魚介類に
与えることである。
【0008】また、前記微生物群及び又はそれらの代謝
産物と、微細多孔構造で微生物群の棲息場所を提供する
担持体によって構成される充填材を充填した充填部を、
前記養殖池外に設け、該養殖池の養殖水を養殖池外へ排
出し、前記充填部を通過した後の水を前記養殖池に返送
することも好ましい。
【0009】更に、前記微生物群及び又はそれらの代謝
産物と、微細多孔構造で微生物群の棲息場所を提供する
担持体によって構成される充填材を充填した充填部を、
前記養殖池中に設けることも好ましい態様である。
【0010】好ましくは、前記微細多孔構造で微生物群
の棲息場所を提供する担持体がセラミック、溶出性シリ
カ成分を含有する軽石、腐植物を主体とする土壌成形体
から選ばれる少なくとも1種であることである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る魚介類の養殖方法
は、エビ、ヒラメ、フグ、ウナギ、ブリ、ハマチ、タイ
等の各種養殖魚介類の養殖方法に関するものである。
【0012】本発明において、微生物群とは、乳酸菌、
酵母菌、光合成細菌及び放線菌から選ばれる1種の微生
物群又は2種以上の微生物群であり、前記微生物群及び
又はそれらの代謝産物(以下微生物群と称する)を養殖
池水中に供給することにより、魚介類の養殖池中に発生
する餌料の残餌や排泄物を生物学的に分解資化資化し、
かつ雑菌等の繁殖を抑制し、殺菌する効果を有するもの
である。これらの効果は微生物群による効果のみなら
ず、それらの代謝産物による効果も大きいと考えられ
る。
【0013】本発明における乳酸菌としては、例えばラ
クトバチルス属、ストレプトコッカス属、ビフィドバク
テリウム属、プロピオニバクテリウム属、ペディオコッ
カス属等が挙げられる。
【0014】また、酵母菌としては、例えばサッカロミ
セス属、エンドミセス属、カンジダ属等が挙げられる。
【0015】更に、光合成細菌としては、例えば紅色硫
黄細菌のチオスピリム属、クロマティウム属や紅色無硫
黄細菌のロドバテルス属、ロドコッカス属、ロドシュー
ドモナス属または緑色硫黄細菌のクロロビウム属、プロ
ステコクロリス属等が挙げられる。
【0016】更にまた、放線菌としては、例えばノカル
ディア属、ストレプトバーチシリウム属、ストレプトミ
セス属、ミクロモノスポラ属等が挙げられる。
【0017】本発明における微生物群としては上記に限
定されることはなく、本発明の課題を解決する範囲にお
いて、他の微生物等を含むこともできる。
【0018】本発明に係る魚介類の養殖方法は、第一
に、魚介類の餌料に微生物群を加え、該餌料を魚介類に
与えることによって、微生物群を魚介類の養殖池中に供
給する方法である。
【0019】微生物混合液は、例えば、水100重量部に
対して糖蜜10〜50重量部を溶解し、さらに乳酸菌、酵母
菌、光合成細菌及び放線菌を添加し、3〜10日間培養し
て得ることができる。培養時に、その他市販の栄養源等
(例えば窒素源)を加えることも可能である。前記微生
物混合液において、糖蜜は微生物群が分解資化し易い初
期栄養としての役割と、後述する餌料に微生物混合液を
添加する際の接着剤としての作用もある。
【0020】本発明において、微生物混合液の希釈液が
添加される魚介類の餌料としては、市販の配合餌料、自
家調製餌料、その他各種魚介類用の餌料であれば特に限
定されることなく用いられる。
【0021】前記餌料に、前記微生物群を適宜希釈した
希釈液を添加する方法は、例えば、配合餌料の場合に
は、餌料の50重量部に相当する微生物混合液を餌料に均
一に散布して、混合することによって得ることができ
る。
【0022】前記微生物群は、餌料とともに、養殖池の
魚介類に与えられ、魚介類の体内に入り、体内中で優占
種を占めるように繁殖し、魚介類の腸内及び排泄物にま
でおよんで雑菌の繁殖を抑制する効果を有するものであ
る。また雑菌の繁殖を抑制するのみならず、雑菌(例え
ば大腸菌等)を殺菌し得る効果もある。その結果、魚介
類の病害に対する耐性も向上し、生産性が向上するとい
う効果がある。
【0023】更に、魚介類が食べ残した残餌に棲息する
微生物群は、養殖水中の残餌、排泄物、その他浮遊物等
に雑菌が繁殖することを抑制し、その結果、養殖水中に
ヘドロ状の汚泥が発生することを予防する。また、理由
は定かではないが、本発明の餌料を魚介類に与えると魚
介類の成長促進にも効果があり、さらに魚介類の色つや
が良好になり、肉質も向上する効果がある。
【0024】本発明に係る魚介類の養殖方法は、第二
に、養殖池の水を微生物群が存在する充填材に接触させ
ることによって、前記微生物群を養殖池中に供給する方
法である。
【0025】本発明において、微細多孔構造で微生物群
の棲息場所を提供する担持体とは、表面に微細多孔構造
を有する物質であり、そのため、微生物群にとって好適
な棲息場所を提供し、かつ微生物群が活性化し易い嫌気
的環境を与えることが可能となる物質である。前記微細
多孔構造で微生物群の棲息場所を提供する担持体は、セ
ラミック、溶出性シリカ成分を含有する軽石、腐植物を
主体とする土壌成形体から選ばれる少なくとも1種であ
ることが好ましいが、本発明の課題を解決する範囲にお
いて他の物質であっても良い。
【0026】本発明の微細多孔構造で微生物群の棲息場
所を提供する担持体として、セラミックを用いる場合
は、多孔性のものが用いられる。また、溶出性シリカ成
分を含有する軽石を用いる場合は、粘土鉱物や火山性の
岩石で水に溶け出すことができるシリカ成分を含有して
いるものが好ましく用いられる。
【0027】腐植物を主体とする土壌成形体を用いる場
合には、溶出性シリカ成分を含有している腐植物やバイ
ンダ等を混合、乾燥後、成形して得られたペレットが用
いられる。該ペレットには、他の無機材(例えばマグネ
シウム等のミネラル)、溶出制限剤等を含有することが
できる。ミネラルを含有すれば、有用微生物の増殖を促
進する効果及び養殖池へのミネラルの供給が可能とな
る。また溶出制限剤を含有すればペレットの水への溶出
時間を制御し、補充時期を制御できる。ペレットの形状
は円柱、角柱、円盤等のいずれであってもよい。
【0028】これらの担持体は、表面に微細多孔構造を
有するために、微生物群の棲息場所を提供し、かつ微生
物群が活性化し易い嫌気的環境を与えることが可能とな
る。また、理由は定かではないが、溶出性シリカ成分が
充填材に含まれていると、前記微生物群の活性化を補助
する効果があり、更に、溶出した単量体のシリカ成分
が、夾雑物と結合し凝集する機能、あるいは夾雑物を吸
着する機能も有し、養殖水の浄化に役立つものである。
【0029】本発明に用いられる充填材は、例えば、微
細多孔構造で微生物群の棲息場所を提供する担持体に微
生物群の混在する溶液を均一に散布することによって製
造することもできるし、また微生物群の混在する溶液に
微細多孔構造で微生物群の棲息場所を提供する担持体を
浸し、適当な培養時間後に取り出し、乾燥させることに
よって調製することもできる。該充填材を調製する際
に、微生物群の初期栄養となる糖蜜、その他の物質等を
加えることもできる。
【0030】本発明にかかる魚介類の養殖方法の、第二
の方法を実施するための一例を図1に示す。図1におい
て1は養殖池である。養殖池1は、それぞれ養殖する魚
介類の性質にそって、河川の水や海水を引き込んで養殖
を行う場合には、養殖池1に流入した水量と同量程度の
水が、適宜排出されるような構造であることが好まし
い。
【0031】養殖池の水は養殖池1からポンプ2によっ
て、接触槽3に送られる。接触槽3内には、前記充填材
を充填した充填部4が設けられている。5は接触槽3で
処理された水を養殖池1に返送するラインである。
【0032】充填部4は接触槽3内の一部に設けられて
も良いし、接触槽3の全部であってもよい。また、接触
槽3内の一部であっても、必然的に養殖池の水が通過す
るように充填部4を設けると、該充填部は夾雑物の簡易
濾過作用の効果も有することとなり、好ましい。
【0033】充填部4は、養殖池の水が通過しやすいよ
うな支持板6によって支持されており、支持板6として
は、例えば金網状のパンチングメタルのようなものを用
いることができる。
【0034】養殖池の水は、充填部4と接触または充填
部4を通過することによって、充填材から微生物群、そ
の他の成分等が溶出し、前記微生物群等が混在した水に
変化したものとなっているのである。従って、前述の変
化後の水を再び養殖池に返送することによって、養殖池
に微生物群等を供給し、その結果、養殖池の水は前記微
生物群等が優占的に繁殖し、雑菌等の繁殖を抑制し、ま
た抗菌性もある水に変化するのである。
【0035】また、養殖池に供給された微生物群は、例
えば魚介類の呼吸時にエラや口から魚介類の体内に入
り、体内でも優占的に繁殖し、雑菌等の繁殖抑制、病害
に対する耐性の向上、成長促進等の効果を発揮するもの
である。さらに魚介類の色つやが良好になり、肉質も向
上する効果がある。
【0036】本発明においては、充填部4から微生物群
等が溶出し、養殖池1へ随時送られて供給するものであ
るので、微生物群を充填部4に補給する必要がある場合
には、別途補充用の微生物群溶液を入れた容器13を設け
ることもできる。微生物群溶液は、容器13からポンプ14
によって、養殖水と一緒に接触槽3に流入され、充填部
4に充填されている微細多孔構造で微生物群の棲息場所
を提供する担持体を棲みかとして活性化するものであ
る。
【0037】また、該接触槽3に併設して、養殖池中に
沈殿したヘドロ状の汚泥7をライン8によって引き抜
き、汚泥7を培養する汚泥培養槽9と、前記汚泥培養槽
9で培養された一部を、該接触槽3や養殖池1に送る培
養汚泥返送ライン12a、12bを設けることも好ましい。
【0038】該汚泥培養槽9内には、該微細多孔構造で
微生物群の棲息場所を提供する担持体によって構成され
る充填材が充填された充填部10が設けられる。充填材は
支持板11上に支持される。
【0039】養殖池1の沈殿物を含む汚泥7は、該充填
部10から溶出した成分等によって、汚泥中の有機物等を
分解資化し、かつ雑菌等の繁殖を抑制し、殺菌する。従
って、汚泥培養処理後の水は微生物群が効率的に繁殖
し、抗菌力が高められたものであり、該汚泥培養処理液
の一部をライン12aを介して該接触槽3に送ることは、
接触槽3の効果を増強し、本発明の効果を更に増すもの
であり、より好ましい態様である。
【0040】汚泥培養槽9内の汚泥の一部は、余剰汚泥
として系外に除去することができ、例えば脱水、乾燥、
発酵等をすることにより、肥料、土壌改良材等として好
ましく用いることができる。
【0041】また、前記充填部4は養殖池1中に設ける
ことも可能である。この場合には、養殖池内底面とは所
定の空間が存するように、かつ水中に没するように、充
填部4を設けることが好ましく、また充填部4の底面
は、養殖池の水が通過する適当な例えば金網上の板材に
よって支持され、充填部4を通過した水はポンプ等の手
段により、養殖池1に返送されると、養殖水中に均等に
微生物群等が溶出するので、好ましい態様である。
【0042】更に、魚介類の生息環境を向上させるため
に、養殖池1に気液混合手段を設けることも好ましい。
該気液混合手段としては、加圧混合、静的混合等のいず
れの手段を用いることもできる。加圧混合には加圧タン
クを用いることができ、加圧タンク内に養殖池1または
前記接触槽3からの水を入れ、コンプレッサー等の加圧
エアーを供給することにより、気液混合水が得られる。
また静的混合には、ラインミキサーや静的混合機を用い
ることができ、エアーと養殖池1または前記接触槽3か
らの水を攪拌機を用いずに混合できる利点がある。
【0043】図1はラインミキサーを用いた装置例であ
る。即ち、養殖池1の水をポンプ20によってくみ上げ、
ラインミキサー21で空気と混合し吐出口22から気液混合
液が排出される構造である。ラインミキサー21と吐出口
22の配置は、気液混合液が養殖池1に吐出できるのであ
れば、格別に配置様式は限定されない。養殖池が円形の
場合には、吐出口22の向きが養殖池1の円周の接線方向
になるように配置することが好ましい態様として挙げら
れる。このようにラインミキサー21と吐出口22を配置
することは、養殖池1内で旋回流を形成でき、魚介類に
自然な生息環境を与えることができる。
【0044】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、魚介類の
養殖池に微生物群及び又はそれらの代謝産物を供給する
ことによって、魚介類の養殖池中に発生する餌料の残餌
や排泄物を生物学的作用によって分解資化し、養殖水の
抗菌力を高め、養殖場を汚染することなく、魚介類の病
害を予防することができる。さらに魚介類の体内に微生
物群及び又はそれらの代謝産物が入り込むと、魚介類の
成長を促進し、魚介類の色つやも良好になり、肉質も向
上させることができ、生産性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一方法を実施するための装置の一例を
示すフロー図
【符号の説明】
1:養殖池 2:ポンプ 3:接触槽 4:充填部 5:ライン 6:支持板 7:汚泥 8:ライン 9:汚泥培養槽 10:充填部 11:支持板 12a、12b:培養汚泥返送ライン 13:容器 14:ポンプ 20:ポンプ 21:ラインミキサー 22:吐出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 3/10 C02F 3/10 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】魚介類の養殖池中に、乳酸菌、酵母菌、光
    合成細菌及び放線菌から選ばれる1種の微生物群又は2
    種以上の微生物群及び又はそれらの代謝産物を供給する
    ことを特徴とする魚介類の養殖方法。
  2. 【請求項2】前記微生物群及び又はそれらの代謝産物に
    糖蜜を加えた微生物混合液を作成し、該混合液の希釈液
    を魚介類の餌料に加え、該餌料を魚介類に与えることを
    特徴とする請求項1記載の魚介類の養殖方法。
  3. 【請求項3】前記微生物群及び又はそれらの代謝産物
    と、微細多孔構造で微生物群の棲息場所を提供する担持
    体によって構成される充填材を充填した充填部を、前記
    養殖池外に設け、該養殖池の養殖水を養殖池外へ排出
    し、前記充填部を通過した後の水を前記養殖池に返送す
    ることを特徴とする請求項1記載の魚介類の養殖方法。
  4. 【請求項4】前記微生物群及び又はそれらの代謝産物
    と、微細多孔構造で微生物群の棲息場所を提供する担持
    体によって構成される充填材を充填した充填部を、前記
    養殖池中に設けることを特徴とする請求項1記載の魚介
    類の養殖方法。
  5. 【請求項5】前記微細多孔構造で微生物群の棲息場所を
    提供する担持体がセラミック、溶出性シリカ成分を含有
    する軽石、腐植物を主体とする土壌成形体から選ばれる
    少なくとも1種であることを特徴とする請求項3又は4
    記載の魚介類の養殖方法。
JP8040628A 1996-02-02 1996-02-02 魚介類の養殖方法 Pending JPH09205922A (ja)

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