JP6989081B2 - 可変の厚さを有するウェブを有する非空気圧式タイヤ - Google Patents

可変の厚さを有するウェブを有する非空気圧式タイヤ Download PDF

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Description

本開示は、タイヤに関し、特に、非空気圧式タイヤに関する。
非空気圧式、すなわちエアレスタイヤ(NPT)は、全体的に中実な物質で以前から作製されてきた。これらの中実タイヤは、乗員にとって快適でなく、車両のサスペンションへの甚大な損傷の原因となっており、これは、中実タイヤにおける「撓み」不足を補償する必要があった。
最近では、NPTは、インナーリングとアウターリングとの間に延在しているスポークすなわちウェビング(webbing)を採用している。例として、Cronらによる、Michelinに譲渡された米国特許出願公開第2006/0113016号は、商業的にTweel(登録商標)と呼ばれる非空気圧式タイヤを開示している。Tweel(登録商標)では、タイヤはホイールと組み合わされている。これは、最終的に接合される4つの部分、すなわち、ホイール、スポーク部分、スポーク部分を取り囲む補強された環状帯、及び地面に接触するゴム状トレッド部分で構成される。
一実施形態において、非空気圧式タイヤは、回転軸を有する概ね環状のインナーリング、変形可能な概ね環状のアウターリング、及びインナーリングとアウターリングとの間に延在している可撓性のある相互連結されたウェブ(web)を含む。相互連結されたウェブは、タイヤの全ての半径方向断面において、少なくとも二つの半径方向に隣接するウェブ要素の層を含む。ウェブ要素は、複数の概ね多角形状の開口部を規定し、回転軸を通じて半径方向に延在している平面に対して角度を付けられている複数の半径方向ウェブ要素と、半径方向平面を概ね横断している複数の別個の接線ウェブ要素とを含む。概ね多角形状の開口部のそれぞれは、複数の頂点によって規定される。複数の頂点のそれぞれは、ウェブ要素の長さの少なくとも一部分に沿って関連するウェブ要素の厚さを変化させる遷移要素によって規定される。遷移要素は、半径、楕円形遷移、及びスプラインからなる群から選択される。荷重が加えられると、荷重の相当量が、張力に基づいて機能している複数のウェブ要素によって支持される。回転軸の上方の領域における複数の半径方向ウェブ要素は、引張り力を受け、一方、荷重と接地面領域との間の領域における半径方向ウェブ要素の少なくとも一部は座屈し、複数の接線ウェブ要素は、可撓性のある相互連結されたウェブを通じて荷重を分配する。
別の実施形態において、非空気圧式タイヤを設計する方法は、回転軸を有する概ね環状のインナーリングを提供するステップと、変形可能な概ね環状のアウターリングを提供するステップと、タイヤの全ての半径方向断面において、少なくとも二つの半径方向に隣接するウェブ要素の層を有する可撓性のある相互連結されたウェブを用いて、インナーリングをアウターリングに接続するステップと、を含む。ウェブ要素は、複数の頂点を有する複数の概ね多角形状の開口部を規定し、ウェブ要素は、回転軸を通じて半径方向に延在している平面に対して角度を付けられている複数の半径方向ウェブ要素と、半径方向平面を概ね横断している複数の別個の接線ウェブ要素とを含む。インナーリングをアウターリングに接続するステップは、荷重が加えられると、荷重の相当量が、張力に基づいて機能している複数のウェブ要素によって支持されるように、各ウェブ要素の厚さを選択するステップを含む。回転軸の上方の領域における複数の半径方向ウェブ要素は、引張り力を受け、一方、荷重と接地面領域との間の領域における半径方向ウェブ要素の少なくとも一部は座屈し、複数の接線ウェブ要素は、可撓性のある相互連結されたウェブを通じて荷重を分配する。インナーリングをアウターリングに接続するステップは、関連するウェブ要素の厚さが、ウェブ要素の長さの少なくとも一部分に沿って変化するように、複数の頂点のそれぞれに対する遷移要素を選択するステップを含む。
更に別の実施形態において、非空気圧式タイヤは、ホイール、概ね環状のアウターリング、及び概ね環状のインナーリングと概ね環状のアウターリングとの間の相互連結されたウェブに取り付けられる、概ね環状のインナーリングを含む。相互連結されたウェブは、タイヤの周りに円周上に離間され、回転軸から変化する距離で半径方向に離間された、複数の開口部を規定し、それによって、張力に基づいて機能して荷重を支持する。相互連結されたウェブは、回転軸の上方の第一の複数のウェブ要素と、回転軸の下方の第二の複数のウェブ要素と、を含む変化する厚さを有する複数のウェブ要素を含む。変化する厚さは、相互連結されたウェブの座屈を容易にするように構成される。荷重が加えられると、第一の複数のウェブ要素は、引張り力を受け、一方、第二の複数のウェブ要素は座屈する。
添付の図面では、以下の詳細な説明と共に、特許請求される本発明の例示的実施形態を説明する構造が図示される。同様の要素は、同一の参照番号で特定される。単一の構成要素として示される要素は、複数の構成要素に置き換えられてもよく、複数の構成要素として示されている要素は、単一の構成要素に置き換えられてもよいことが理解されるべきである。図面は正確な縮尺ではなく、特定の要素の比率が説明のために誇張されている場合がある。
図1は、変形していない非空気圧式タイヤの正面図である。 図2は、荷重を受けたときに変形されている図1の非空気圧式タイヤの正面図である。 図3は、図1の線3−3に沿って切り取られた変形していない非空気圧式タイヤの断面斜視図である。 図4は、変形していない非空気圧式タイヤの別の実施形態の正面図である。 図5は、変形していない非空気圧式タイヤの更に別の実施形態の正面図である。 図6は、変形していない非空気圧式タイヤの更に別の実施形態の正面図である。 図7は、変形していない非空気圧式タイヤの更に別の実施形態の正面図である。 図8は、変形していない非空気圧式タイヤの更に別の実施形態の正面図である。 図9は、変形していない非空気圧式タイヤの更に別の実施形態の正面図である。 図10Aは、変形していない非空気圧式タイヤの更に別の実施形態の正面図である。 図10Bは、図10Aの変形していない非空気圧式タイヤのウェブの詳細図である。 図10Cは、荷重を受けたときに変形されている、図10Aのウェブの下部分の斜視図である。 図11Aは、各頂点における半径によって規定された可変の厚さを有するウェブを有する変形していない非空気圧式タイヤの別の実施形態のウェブの詳細図である。 図11Bは、荷重を受けたときに変形されている、図11Aのウェブの下部分の斜視図である。 図12は、非空気圧式タイヤの別の実施形態のウェブ部分の斜視図であり、ウェブは、各頂点においてより大きな半径で規定される可変の厚さを有する。 図13Aは、変形していない非空気圧式タイヤの更に別の実施形態のウェブの詳細図であり、ウェブは、各頂点における楕円形の遷移によって規定される可変の厚さを有する。 図13Bは、荷重を受けたときに変形されている、図13Aのウェブの下部分の斜視図である。 図14Aは、変形していない非空気圧式タイヤの更に別の実施形態のウェブの詳細図であり、ウェブは、各頂点における可変の遷移によって規定される可変の厚さを有する。 図14Bは、荷重を受けたときに変形されている、図14Aのタイヤの下部分の斜視図である。 図14Cは、図14Aの領域Cの詳細図である。 図14Dは、図14Aの領域Dの詳細図である。 図14Eは、図14Aの領域Eの詳細図である。 図14Fは、図14Aの領域Fの詳細図である。
図1、図2及び図3は、非空気圧式タイヤ10の一実施形態を示す。図示した実施形態において、非空気圧式タイヤ10は、タイヤ10が装着されるホイール60と係合する、概ね環状のインナーリング20を含む。ホイール60は回転軸12を有しており、その周りをタイヤ10が回転する。概ね環状のインナーリング20は、内側表面23及び外側表面24を備え、架橋ポリマー又は非架橋ポリマーから形成され得る。一実施形態において、概ね環状のインナーリング20は、例えば熱可塑性エラストマー、熱可塑性ウレタン、又は熱可塑性加硫ゴムなどの熱可塑性材料から形成され得る。別の実施形態において、概ね環状のインナーリング20は、ゴム、ポリウレタン、又はその他好適な材料から形成され得る。この出願において、「ポリマー」という用語は、架橋ポリマー又は非架橋ポリマーを意味している。
より小さな負荷荷重に対して、概ね環状のインナーリング20は、ホイール60と粘着的に係合することができ、又は概ね環状のインナーリング20をホイール60に接合可能にする幾つかの化学構造変化を経ることができる。より大きな負荷荷重に対して、概ね環状のインナーリング20は、例えば嵌合など、幾つかの機械的連結形態を通じてホイール60に係合することができるが、機械的連結はより小さな荷重を支持するためにも用いることができる。機械的な係合は、ホイール60及び概ね環状のインナーリング20の両方に、より大きな負荷荷重を支持するための割り増し強度を提供することができる。更に、機械的連結は、容易な互換性という付加的な利点を有している。例えば、非空気圧式タイヤ10を交換する必要がある場合、概ね環状のインナーリング20はホイール60から取り外され、次いで交換され得る。次いで、ホイール60が再利用可能なので、ホイール60は車軸に再度取り付けられ得る。別の実施形態において、インナーリング20は、機械的及び粘着的連結の組み合わせによって、ホイール60に連結され得る。
図1、図2、及び図3を続けて参照すると、非空気圧式タイヤ10は、更に、相互連結されたウェブ40(以下に記載される)を取り囲んでいる、概ね環状のアウターリング30を備えている。アウターリング30は、接地面領域32(図2参照)の周りの範囲、及び接地面領域を含んでいる範囲において変形するように構成することができ、この構成が、振動を低減し、乗り心地の良さを高めている。しかしながら、幾つかの実施形態においては、非空気圧式タイヤ10はサイドウォールを備えていないので、相互連結されたウェブ40と組み合わされた概ね環状のアウターリング30は、タイヤ10における横剛性をもまた高め、それによって、タイヤ10は、接地面領域32から離れた部分において容認できない変形をすることはない。
一つの実施形態においては、概ね環状のインナーリング20及び概ね環状のアウターリング30は、相互連結されたウェブ40と同じ材料から形成されている。例えば、一実施形態において、インナーリング、アウターリング、及び相互連結されたウェブは、全てウレタン材料から構成される。概ね環状のインナーリング20、概ね環状のアウターリング30、及び相互連結されたウェブ40は、射出成形若しくは圧縮成形、鋳造可能なポリマー、又は従来技術において一般的に既知であるその他方法によって形成することができると共に、同時に形成することが可能であって、それらの取り付けは、インナーリング20、アウターリング30、及び相互連結されたウェブ40を含む材料の冷却及び凝固によって形成される。
図1に示されたように、概ね環状のアウターリング30は、トレッド担持層70が取り付けられる、半径方向外側表面34を有し得る。取り付けは、接着又は従来技術において通常利用可能なその他方法を用いて実施され得る。
図1、図2、及び図3に示されるように、非空気圧式タイヤ10の相互連結されたウェブ40は、概ね環状のインナーリング20を、概ね環状のアウターリング30に連結している。図示された実施形態において、相互連結されたウェブ40は、複数の概ね多角形状の開口部50を規定しているウェブ要素42の、少なくとも二つの半径方向に隣接する層56、58を備えている。すなわち、回転軸12から概ね環状のアウターリング30に延在している、非空気圧式タイヤ10の任意半径方向部分を通る一部は、少なくとも二つの隣接する層56、58と共に、少なくとも二つの概ね多角形状の開口部50を通過する或いは横断している。多角形状の開口部50は様々な形状を形成することができる。多くの実施形態において、概ね多角形状の開口部50の大部分は、六つの側面を有する概ね六角形状であり得る。しかしながら、複数の概ね多角形状の開口部50のそれぞれは、少なくとも三つの側面を備えることが可能である。一つの実施形態において、複数の概ね多角形状の開口部50は、図1に見られるように、概ね六角形状、或いは概ね台形状の開口部によって円周上に分離された六角形状のどちらか一方であり、相互連結されたウェブ40に蜂の巣に類似し得る形状を与える。
任意の二つの相互連結されたウェブ要素間(タイヤのトレッド部分からホイールに半径方向に移動している)の好適な角度範囲は、80°〜180°(例えば、図1のウェブ要素参照)であり得る。また、他の範囲も可能である。
図1、図2、及び図3の図示された実施形態を引き続き参照すると、相互連結されたウェブ40は、概ね環状のインナーリング20に沿った所定の点又は線において、一つのウェブ要素42が概ね環状のインナーリング20に連結するように構成することができ、それによって、概ね環状のインナーリング20に沿った第一の一連の連結部41となる。同様に、概ね環状のアウターリング30の内側表面33に沿った所定の点又は線において、一つのウェブ要素42は概ね環状のアウターリング30に連結でき、それによって、概ね環状のアウターリング30に沿った第二の一連の連結部43となる。しかしながら、二つ以上のウェブ要素42が、所定の点又は線において、概ね環状のインナーリング20又は概ね環状のアウターリング30のどちらか一方に連結することができる。
図4〜図9に示されたように、相互連結されたウェブ40はウェブ要素42間における交点44を更に備えることができ、負荷荷重を相互連結されたウェブ40全体に分配することができる。これらの図示された実施形態において、それぞれの交点44は、少なくとも三つのウェブ要素42を結合している。しかしながら、他の実施形態において、交点44は三つ以上のウェブ要素42を結合することができ、ウェブ要素42によって受けられた応力及び歪を更に分配するのを補助し得る。
図4〜図9を引き続き参照すると、ウェブ要素42は、ウェブ要素42を通過している、回転軸12を含む半径方向平面16に対して角度を付けられ得る。ウェブ要素42に角度を付けることによって、回転軸12に概ね垂直に掛けられている負荷荷重は、ウェブ要素42に中心を外して掛けられ得る。このことは、それぞれのウェブ要素42に負荷荷重の回転的な、又は湾曲している構成要素を作ることができ、圧縮荷重を受けたそれらウェブ要素42の座屈を容易にしている。同じように位置付けられたウェブ要素42の全ては、半径方向平面16に対して、だいたい同じ量、且つ同じ方向に角度付けされ得る。しかしながら、好ましくは、複数の概ね多角形状の開口部50の層における、接線ウェブ要素45を除く、円周上に連続したウェブ要素42は、だいたい同じ大きさで角度付けされるが、半径方向平面において反対方向に寸法をとられ、それによって、ウェブ要素42は、半径方向平面16において、互いに概ね鏡像となる。
回転軸12を通る半径方向平面16に対して一様に角度を付けられているウェブ要素42に加えて、相互連結されたウェブ40もまた、図1〜図9に示されたような接線ウェブ要素45を含み得る。接線ウェブ要素45が、回転軸12に中心を置いた円筒状物又は円形状物に接線を一様に位置合わせするように、接線ウェブ要素45は方向付けられ得る。それら接線のウェブが負荷荷重の分配を補助するので、接線ウェブ要素45は好適である。例えば、負荷荷重が掛けられたとき、回転軸12の上方の領域におけるウェブ要素42は引張り力を受けている。接線ウェブ要素45が存在しないと、その他ウェブ要素42を概ね半径方向に方向付けて、その他ウェブ要素42を真っ直ぐにすることによって、相互連結されたウェブ40は変形しようと試みて、結果として局所的領域に応力集中をもたらす可能性がある。しかしながら、概ね接線方向に方向付けられることによって、接線ウェブ要素45は、相互連結されたウェブ40の残り全体に負荷荷重を分配し、それによって、応力集中を最小化している。
図1〜図9を引き続き参照すると、複数の概ね多角形状の開口部50が示されており、複数の概ね多角形状の開口部50のそれぞれが半径方向に方向付けられている。上述したように、概ね多角形状の開口部50は、回転軸12を通る半径方向対称平面14において、それらが対称であるように方向付けられ得る。タイヤ10が装着された方向に関係なく同じように機能するので、タイヤ10が反対方向に装着された場合でも、タイヤ10が適切に機能できることによって、この構成は装着を容易にし得る。
複数の概ね多角形状の筒状開口部50内の開口部それぞれは、必要というわけではないが、類似した形状であり得る。例えば、図7は、第二の複数の概ね多角形状の開口部51と形状が異なる、第一の複数の概ね多角形状の開口部50を示している。この実施形態において、第一の複数の概ね多角形状の開口部50の少なくとも一つの開口部は、第二の複数の概ね多角形状の開口部51の少なくとも一つの開口部より小さい。また、図7は、第一の複数の概ね多角形状の開口部50における概ね多角形状の開口部それぞれが、回転軸12から半径距離Rを離間した内側境界面57を有し、第二の複数の概ね多角形状の開口部51における概ね多角形状の開口部それぞれが、回転軸12から、Rより大きくあり得る半径距離Rを離間した第二の内側境界面59を有していることを示している。
相互連結されたウェブ40内における開口部50の数は変え得る。例えば図1のように、相互連結されたウェブ40は、16回繰り返されて、総計80個の隔室を形成する五個の異なるサイズの開口部を備え得る。更に他の実施形態において開口部50の他の数は、16回以外で使用され得る。例えば、好適な実施形態において、相互連結されたウェブ40は、12〜64回の隔室の繰り返しを含み得る。この範囲外の数もまた可能である。
図7及び図8に示されたように、半径方向内側の層56における開口部は、半径方向外側の層58における開口部に比して類似した形状であり得るが、これらの開口部と異なるサイズとすることができ、開口部から開口部へと半径方向外側方向に移動する場合に、概ね多角形状の開口部50はサイズを増加させる。しかしながら、半径方向外側の層における第二の複数の概ね多角形状の開口部はまた、半径方向内側の層における第一の複数の概ね多角形状の開口部のサイズよりも小さくすることができる。更に、第二の複数の概ね多角形状の開口部は、第三の複数の概ね多角形状の開口部53によって互いに円周上に離間されているか、若しくは第一の複数の概ね多角形状の開口部50よりも数が多いかのいずれかであり得るか、又はその両方であり得る。
上述したように、図1〜9は、概ね六角形状である複数の概ね多角形状の開口部50の幾つかの変形形態を示している。これらの開口部は一方向又は二方向に対称であり得る。代替的な実施形態において、それらは対称ではない。例えば、図1においては、半径方向対称平面14は、幾つかの複数の概ね多角形状の開口部50を二等分している。それらの開口部は、半径方向対称平面14において概ね対称である。しかしながら、また、タイヤ10の相互連結されたウェブ40は、半径方向対称平面において全体として概ね対称であり得る。比較すると、第二の複数の概ね多角形状の開口部14は、同様に半径方向対称平面14において、概ね対称であり得る。更に、図7及び図8において示されたように、第二の複数の概ね多角形状の開口部は、共通して回転軸12に中心がある円筒状物に接する線について概ね対称であり得、第二の程度の対称性を提供している。
ウェブ要素42は、一つの実施形態から別の実施形態において、又は同じ実施形態において著しく変化する長さを有し得る。例えば、図7における相互連結されたウェブ40は、図6に示された相互連結されたウェブのウェブ要素よりも概ね短いウェブ要素42を備えている。結果として、相互連結されたウェブ42は、タイヤ10の所定の円弧内におけるより多くのウェブ要素42及びより多くの概ね多角形状の開口部50を有して、図7においてより密集した状態になり得る。図9は、ウェブ要素42が同じ相互連結されたウェブ内において、長さが著しく変化する相互連結されたウェブ40を示している。半径方向内側のウェブ要素42は、比較的半径方向外側に配置されたウェブ要素42よりも概ね短い。
図2に戻って参照すると、相互連結されたウェブ40の寸法形状と相互連結されたウェブ40に選定された材料との組み合わせは、負荷荷重がウェブ要素42全体に分配されることを可能にする。好ましくは、ウェブ要素42は比較的薄く、圧縮に比較的弱い材料から形成され得るので、圧縮力を受けるそれらの要素42は座屈する傾向を有し得る。これらの要素は、概ね回転軸12を通る負荷荷重と接地面領域32との概ね間にあり、図2において座屈した領域48として表されている。
一つの実施形態において、ウェブ要素42の幾つか若しくは全ては、弱い(例えば予め曲げられた)、又は薄い領域を備えることができ、それによって、ウェブ要素42は好ましくは湾曲するか、又は特定の方向に湾曲するように付勢されている。例えば、一つの実施形態において、ウェブ要素は、それらが概ね外側方向に湾曲するように付勢されている。このように、ウェブ要素が座屈するとき、それらは互いに接触せず、又は擦れない。更に、弱い又は薄い部分の位置は、湾曲又は座屈する場所を制御するために用いることができ、それによって、そのような接触を避けることができる。
座屈が生じると、残りのウェブ要素42は引張り力を受けてもよい。負荷荷重を支持するのは、これらのウェブ要素42である。比較的薄いが、ウェブ要素42は高い引張り係数を有し得るので、ウェブ要素42は変形する傾向はより小さいが、代わりにトレッド担持層70の形状の維持に役立ち得る。このようにして、負荷荷重がウェブ要素42を通じて張力によって伝達されるとき、トレッド担持層70は、タイヤ10にて負荷荷重を支持することができる。次いで、トレッド担持層70は、円弧として作用し、支持を提供する。したがって、トレッド担持層70は緊張状態にあり荷重を支持しているウェブ要素42を支持するのに十分に硬い。負荷荷重の相当量は、張力に基づいて機能している複数のウェブ要素によって支持されてもよい。例えば、一つの実施形態においては荷重の少なくとも75%が張力で支持されており、別の実施形態においては荷重の少なくとも85%が張力で支持されており、別の実施形態においては荷重の少なくとも95%が張力で支持されている。他の実施形態においては荷重の75%未満が張力に支持され得る。
概ね環状のインナーリング20、概ね環状のアウターリング30、及び相互連結されたウェブ40を同じ材料から構築することができるが、それらは全て異なる厚さを有し得る。すなわち、概ね環状のインナーリングが第一の厚さtを有し得て、概ね環状のアウターリングが第二の厚さtを有し得て、相互連結されたウェブが第三の厚さtを有し得る。図1に示す実施形態において、第一の厚さtは第二の厚さtよりも小さくあり得る。しかしながら、第三の厚さtは、第一の厚さt又は第二の厚さtのどちらか一方よりも小さくあり得る。圧縮力を受けたとき、より薄いウェブ要素42がより容易に座屈するが、一方、比較的厚い概ね環状のインナーリング20及び概ね環状のアウターリング30は、変形に良好に抵抗することによって、座屈していない領域において非空気圧式タイヤ10の横剛性を維持するのに有利に役立ち得る。
ウェブ要素42の厚さtは、予め決められた荷重能力条件に依存して変わり得る。例えば、負荷荷重が増加するとき、ウェブ要素42は厚さtを増加し得て、複数の概ね多角形状の開口部50における開口部のサイズを減らしながら、増加した引張り強度を提供できる。しかしながら厚さtは、圧縮荷重を受けるそれらのウェブ要素42の座屈を、抑制するほどに増大すべきではない。材料の選定と同様に、厚さtは、負荷荷重の増加と共に著しく増加し得る。例えば、ある限定的でない実施形態において、相互連結されたウェブ40の各々のウェブ要素42は、約0〜1000ポンドのタイヤ荷重に対して約0.04インチ〜0.1インチの厚さ、約500〜5000ポンドの荷重に対して約0.1インチ〜0.25インチの厚さ、及び約2000ポンド以上の荷重に対して約0.25インチ〜0.5インチの厚さtを有し得る。当業者は、部分修正された実施形態において、これらの厚さが減少されるか又は増加され得ることを理解するであろう。
図1〜図9に示される実施形態は、それぞれが実質的に一定の厚さtを有するウェブ要素42を含むが、代替実施形態において、一つ以上のウェブ要素の厚さは変わり得る。このような変化の例示的な影響を図10〜図14に示す。
図10A〜図10Cは、概ね環状のインナーリング110と、概ね環状のアウターリング120と、多角形状の開口部を規定する複数のウェブ要素130とを有する参照タイヤ100を示す。図10Aは、変形していない状態のタイヤ100の前部を提供し、図10Bは、タイヤ100のウェブの一部分の詳細図である。この特定の実施形態において、ウェブ要素130は、複数の六角形及び実質的に台形の形状を形成し、これは、外側の一連の交互の六角形及び台形の開口部と、内側の一連の交互の六角形及び台形の開口部とを含む。内側六角形状開口部を二等分する半径方向平面はまた、外側台形開口部を二等分し、内側台形開口部を二等分する半径方向平面はまた、外側台形開口部を二等分するように、内側及び外側開口部は位置合わせされる。この実施形態において、内側開口部を二等分する半径方向平面は、内側開口部及び対応する外側開口部の二つの開口部のみを通る。しかしながら、この構成は単なる例示であり、例示目的のために使用されることを理解されたい。代替的な実施形態において、任意の形状を形成するウェブ要素が使用されてもよい。
図示の実施形態において、ウェブ要素130のそれぞれは、その長さに沿って実質的に同じ厚さを有する。図10Bに見られるように、各多角形状の開口部の各頂点は、小さい半径Rによって規定される。小さい半径Rは、インナーリング110とアウターリング120との間の半径距離よりもはるかに小さく、任意の所定のウェブ要素130の長さよりもはるかに小さい。したがって、頂点に近づくにつれて、各ウェブ要素130のごくわずかな幅のみが存在する。
例示的な一実施形態において、インナーリング110は12.690インチ(32.232cm)の直径を有し、アウターリング120は21.917インチ(55.669cm)の直径を有する。したがって、インナーリング110とアウターリング120との間の半径距離は、4.614インチ(11.720cm)である。この実施形態において、ウェブ要素130は、1.508インチ(3.830cm)〜1.798インチ(4.567cm)の長さ、及び0.080インチ(0.203cm)の厚さを有する。各頂点は、0.1インチ(0.254cm)の小さい半径Rによって規定される。しかしながら、タイヤ100は、各ウェブ要素130の頂点における半径が平均要素厚さの125%以下であるような任意の寸法を有してもよいことを理解されたい。
図10Cは、荷重を受けたときに変形されているウェブの下部分の斜視図である。図10Cは、ウェブ要素上の例示的な応力を示すための選択された領域の詳細図を更に含む。この実施形態において、荷重を受けながらタイヤ100が回転する際に、ウェブ要素130は、各頂点において高い応力を受ける。更に、高い応力は狭い帯Bで集中する。
対照的に、図11A〜図11Bは、第一の可変の厚さのタイヤ200、すなわち、各頂点においてより大きな半径によって規定される可変の厚さを有するウェブを有する非空気圧式タイヤを示す。図11Aは、概ね環状のインナーリング210と、概ね環状のアウターリング220と、多角形状の開口部を規定する複数のウェブ要素230とを含む、第一の可変の厚さのタイヤ200のウェブの詳細図である。第一の可変の厚さのタイヤ200は、各多角形状の開口部の各頂点が中程度の半径Rによって規定されることを除いて、参照タイヤ100と同じ形状及び寸法を有する。
例示的な一実施形態において、第一の可変の厚さのタイヤ200は、中程度の半径Rが0.5インチ(1.27cm)であることを除いて、例示的な参照タイヤ100について説明したものと同じ寸法を有する。したがって、第一の可変の厚さのタイヤ200は、各ウェブ要素230の頂点における半径が平均要素厚さの625%となるような寸法である。一実施形態において、半径は、平均要素厚さの400%〜800%であるように選択される。他の実施形態において、半径は、平均要素厚さの125%より大きくなるように選択される。
図11Bは、荷重を受けたときに変形されている第一の可変の厚さのタイヤ200のウェブの下部分の斜視図である。図11Bは、ウェブ要素上の例示的な応力を示すための選択された領域の詳細図を更に含む。この実施形態において、参照タイヤ100と比較して、荷重を受けながらタイヤ200が回転する際に、ウェブ要素230は、各頂点において比較的低い応力を受ける。加えて、小さい半径遷移は、狭い応力帯を除去する際に有効であった。しかしながら、高い応力集中の場所は変化し、更により高い応力値をもたらし、応力は、望ましいと考えられるよりも依然として高く集中している。
図12は、第二の可変の厚さのタイヤ300のウェブの下部分の斜視図である。ここで、ウェブは、各頂点においてより大きい半径によって規定される可変の厚さを有する。図12は、ウェブ要素上の例示的な応力を示すための選択された領域の詳細図を更に含む。第二の可変の厚さのタイヤ300は、概ね環状のインナーリング310と、概ね環状のアウターリング320と、多角形状の開口部を規定する複数のウェブ要素330とを有する。第二の可変の厚さのタイヤ300は、各多角形状の開口部の各頂点が大きな半径Rによって規定されることを除いて、参照タイヤ100と同じ形状及び寸法を有する。
例示的な一実施形態において、第二の可変の厚さのタイヤ300は、大きい半径Rが0.7インチ(1.78cm)であることを除いて、例示的な参照タイヤ100について説明したものと同じ寸法を有する。したがって、第二の可変の厚さのタイヤ300は、各ウェブ要素330の頂点における半径が平均要素厚さの875%となるような寸法である。一実施形態において、半径は、平均要素厚さの800%〜1000%であるように選択される。
この実施形態において、参照タイヤ100と比較して、荷重を受けながらタイヤ300が回転する際に、ウェブ要素330は、各頂点においてより高い応力を受ける。大きな半径Rは、接合部において過度に多くの材料をもたらし、各ウェブ要素330の可撓性部分の有効長を減少させる。応力は、更に別の場所にシフトされた、わずかに広い帯Bで集中する。
図13A〜図13Bは、第三の可変の厚さのタイヤ400、すなわち、各頂点において楕円形の遷移によって規定される可変の厚さを有するウェブを有する非空気圧式タイヤを示す。図13Aは、概ね環状のインナーリング410と、概ね環状のアウターリング420と、多角形状の開口部を規定する複数のウェブ要素430とを含む、第三の可変の厚さのタイヤ400のウェブの詳細図である。第三の可変の厚さのタイヤ400は、各多角形状の開口部の各頂点が楕円形の遷移によって規定されることを除いて、参照タイヤ100と同じ形状及び寸法を有する。
例示的な一実施形態において、第三の可変の厚さのタイヤ400は、頂点が楕円部分を含む場合を除いて、例示的な参照タイヤ100について記載されたものと同じ寸法を有する。楕円形状は、遷移の二次元定義を可能にする。楕円形状の使用はまた、単純な半径の使用によってもたらされる頂点のそれぞれにおける材料の低減を可能にする。単純な半径からの余分な材料は、試験中に観察された非可撓性挙動に寄与した。
図13Bは、荷重を受けたときに変形されている第三の可変の厚さのタイヤ400のウェブの下部分の斜視図である。図13Bは、ウェブ要素430上の例示的な応力を示すための選択された領域の詳細図を更に含む。この実施形態において、荷重を受けながらタイヤ400が回転する際に、ウェブ要素430は、各頂点において著しく低い応力を受ける。応力は、アウターリング420付近のより広い帯に分配されているが、インナーリング410の近くの狭い帯Bにおいて依然として集中している。最終的に、この実施形態は、遷移部に過度に多くの材料を含んでいた。
図14A〜図14は、第四の可変の厚さのタイヤ500すなわち、各頂点において可変の遷移によって規定される可変の厚さを有するウェブを有する非空気圧式タイヤを示す。図14Aは、概ね環状のインナーリング510と、概ね環状のアウターリング520と、多角形状の開口部を規定する複数のウェブ要素530とを含む、第四の可変の厚さのタイヤ500のウェブの詳細図である。第四の可変の厚さのタイヤ500は、各多角形状の開口部の各頂点が、選択された半径方向又はスプラインの遷移によって規定されることを除いて、参照タイヤ100と同じ形状及び寸法を有する。
図14Bは、荷重を受けたときに変形されている第四の可変の厚さのタイヤ500のウェブの下部分の斜視図である。図14Bは、ウェブ要素530上の例示的な応力を示すための選択された領域の詳細図を更に含む。この実施形態において、荷重を受けながらタイヤ500が回転する際に、ウェブ要素530は、各頂点において著しく低い応力を受ける。応力は、ウェビング全体にわたって広い帯に分配される。一実施形態において、完全な可変の遷移の使用は、通常の動作下でピーク応力の約30%減少につながる。
可変の遷移の例は、図14C〜図14Fの詳細図に更に示されている。
図14Cは、図14Aの領域Cの詳細図である。この領域では、内側ウェブ要素530aとインナーリング510との間の二つの頂点が示される。この図から、内側ウェブ要素530aとインナーリング510との間に鈍角の左側角及び鋭角の右側角が形成されている。鈍角の左側角は、内側ウェブ要素530aの中心線の左側により多くの材料を加える、手動で成形されたスプラインによって平滑化される。鋭角の右側角は、小さい、単純な半径によって平滑化される。
図14Dは、図14Aの領域Dの詳細図である。この領域では、内側ウェブ要素530aと中間ウェブ要素530bとの間の左頂点と、内側ウェブ要素530aと内側半径方向ウェブ要素530cとの間の右上頂点と、中間ウェブ要素530bと内側半径方向ウェブ要素530cとの間の右下頂点とを含む三つの頂点が示される。この領域では、全ての三つの頂点は、手動で成形されたスプラインによって規定される。
図14Eは、図14Aの領域Eの詳細図である。この領域では、中間ウェブ要素530bと外側半径方向ウェブ要素530dとの間の左上頂点と、中間ウェブ要素530bと外側ウェブ要素530eとの間の右頂点と、外側半径方向ウェブ要素530dと外側ウェブ要素530eとの間の左下頂点とを含む三つの頂点が示される。この領域では、全ての三つの頂点は、手動で成形されたスプラインによって規定される。
図14Fは、図14Aの領域Fの詳細図である。この領域では、外側ウェブ要素530eとアウターリング520との間の二つの頂点が示される。この図から、外側ウェブ要素530eとアウターリング520との間に鋭角の左側角及び鈍角の右側角が形成される。鈍角の右側角は、外側ウェブ要素530eの中心線の左側により多くの材料を加える、手動で成形されたスプラインによって平滑化される。鋭角の左側角は、小さい、単純な半径によって平滑化される。
図14A〜図14Fの特定の遷移が上述されているが、各遷移は、非空気圧式タイヤ及びその関連するウェビングの特定の幾何学形状に従って決定されるべきであることを理解されたい。一実施形態において、機械学習又は他の人工知能が、遷移の選択に用いられてもよい。
「含む(includes)」又は「含むこと(including)」という用語が、本明細書又は特許請求の範囲において使用される範囲において、「含む(comprising)」という用語が請求項で移行句として用いられる際の解釈と同様に包括的であることが意図される。更に、「又は(or)」という用語が用いられる範囲において(例えば、A又はBなど)、「A又はB、又はAとBの両方とも」を意味することが意図されている。本出願人らが「A又はBの両方ではなく一方のみ」を示すことを意図する場合、「A又はBの両方ではなく一方のみ」という用語が用いられるであろう。したがって、本明細書における「又は」という用語の使用は、排他的ではなく、包含的である。Bryan A.Garner,A Dictionary of Modern Legal Usage 624(2d.Ed.1995).また、「中(in)」又は「中へ(into)」という用語が、本明細書又は特許請求の範囲において使用される範囲において、「上(on)」又は「上へ(onto)」を更に意味することが意図される。更に、「接続する(connect)」という用語が本明細書又は特許請求の範囲において使用される限りにおいて、「と直接接続する(directly connected to)」ことだけではなく、別の構成要素を介して接続することなどのように「と間接的に接続する(indirectly connected to)」ことも意味することが意図される。
本開示はその実施形態の記述によって例解され、実施形態は相当に詳細に説明されたが、添付の特許請求の範囲の範囲をこのような詳細に制限するか、又はいかなる形でも限定することは、本出願人らの意図ではない。更なる利点及び改良が、当業者には容易に明らかとなるであろう。したがって、そのより広域な態様における本開示は、示され説明される、特定の詳細、代表的なシステム及び方法、並びに例示の実施例に限定されない。このため、出願人の一般的な発明概念の趣旨又は範囲から逸脱することなく、このような詳細からの逸脱がなされ得る。

Claims (5)

  1. 非空気圧式タイヤであって、
    回転軸を有する概ね環状のインナーリングと、
    変形可能な概ね環状のアウターリングと、
    前記インナーリングと前記アウターリングとの間に延在している可撓性のある相互連結されたウェブであって、前記相互連結されたウェブが、前記非空気圧式タイヤの全ての半径方向断面 において、少なくとも二つの半径方向に隣接するウェブ要素の層を含み、前記ウェブ要素が、複数の概ね多角形状の開口部を規定し、前記回転軸を通じて半径方向に延在している平面に対して角度を付けられている複数の半径方向ウェブ要素と、前記半径方向に延在している前記平面を概ね横断している複数の別個の接線ウェブ要素とを含む、可撓性のある相互連結されたウェブと、
    を備えており、
    概ね多角形状の開口部のそれぞれは、複数の頂点によって規定され、
    前記複数の頂点のそれぞれは、前記ウェブ要素の長さの少なくとも一部分に沿って関連するウェブ要素の厚さを変化させる遷移要素によって規定され、
    前記遷移要素は、半径、楕円形遷移、及びスプラインからなる群から選択され、
    前記複数の頂点は、平均要素厚さの125%より大きい半径によって規定される複数の頂点を含み、
    荷重が加えられると、前記荷重の相当量が、張力に基づいて機能している複数の前記ウェブ要素によって支持され、
    前記回転軸の上方の領域における複数の前記半径方向ウェブ要素は、引張り力を受け、一方、前記荷重と接地面領域との間の領域における前記半径方向ウェブ要素の少なくとも一部は座屈し、複数の前記接線ウェブ要素は、前記可撓性のある相互連結されたウェブを通じて前記荷重を分配する、
    非空気圧式タイヤ。
  2. 前記複数の頂点が、半径によって規定される第一の複数の頂点と、スプラインによって規定される第二の複数の頂点とを含む、
    請求項1に記載の非空気圧式タイヤ。
  3. 前記複数の概ね多角形状の開口部は、第一の形状を有する第一の複数の概ね多角形状の開口部と、前記第一の形状と異なる第二の形状を有する第二の複数の概ね多角形状の開口部とを備えている、
    請求項1に記載の非空気圧式タイヤ。
  4. 前記半径は、前記平均要素厚さの400%から800%である、
    請求項1に記載の非空気圧式タイヤ。
  5. 前記半径は、前記平均要素厚さの800%から1000%である、
    請求項1に記載の非空気圧式タイヤ。
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