JP7449670B2 - 非空気圧タイヤ - Google Patents

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本出願は、非空気圧タイヤに関する。
従来、例えば、同心円状に配置される内側環状部及び外側環状部と、内側環状部と外側環状部とを連結する複数の連結部とを備えている(例えば、特許文献1及び2)。ところで、非空気圧タイヤにおいては、接地面の剛性を高めたタイヤが要望されている。
特開2015-39986号公報 特開2016-130071号公報
そこで、課題は、接地面の剛性を高めることができる非空気圧タイヤを提供することである。
非空気圧タイヤは、同心円状に配置される内側環状部及び外側環状部と、前記内側環状部と前記外側環状部とを連結する連結部と、を備え、前記連結部は、タイヤ幅方向視の幅が一定である又は一定の比で漸増する本体部と、前記内側環状部又は前記外側環状部と前記本体部のタイヤ周方向側とを連結する補強部と、を備え、前記複数の連結部は、前記内側環状部及び前記外側環状部間の中心よりもタイヤ径方向内側に配置される径内側部と、当該中心よりもタイヤ径方向外側に配置される径外側部と、を備え、前記径外側部の前記補強部の総体積は、前記径内側部の前記補強部の総体積よりも、大きい。
また、非空気圧タイヤにおいては、前記連結部は、前記外側環状部と接合する外側接合部を備え、複数の前記外側接合部は、タイヤ周方向の全長に亘って連続するように、配置される、という構成でもよい。
また、非空気圧タイヤは、タイヤ幅方向を四等分することによって区分けされる複数の領域を備え、前記複数の領域は、タイヤ幅方向の外側に配置される一対のショルダー領域と、前記一対のショルダー領域の間に配置される二つの領域を含むセンター領域と、を備え、前記連結部は、前記外側環状部と前記本体部のタイヤ周方向側とを連結する外側補強部を備え、前記センター領域の前記外側補強部の総体積は、前記一対のショルダー領域の前記外側補強部の総体積よりも、大きい、という構成でもよい。
図1は、一実施形態に係る非空気圧タイヤの全体側面図である。 図2は、同実施形態に係る非空気圧タイヤの要部図であって、タイヤ周方向視図である。 図3は、同実施形態に係る非空気圧タイヤの要部斜視図であって、連結部が二つのみ図示されている図である。 図4は、図1のIV領域拡大図である。 図5は、図4のV-V曲線の断面展開図である。 図6は、図4のVI-VI曲線の断面展開図である。 図7は、図4のVII-VII曲線の断面図であって、内側環状部に対する連結部の接合部を示す展開図である。 図8は、図4のVIII-VIII曲線の断面図であって、外側環状部に対する連結部の接合部を示す展開図である。 図9は、他の実施形態に係る非空気圧タイヤの要部側面図である。 図10は、同実施形態に係る非空気圧タイヤの要部斜視図であって、連結部が二つのみ図示されている図である。 図11は、さらに他の実施形態に係る非空気圧タイヤの要部側面図である。 図12は、同実施形態に係る非空気圧タイヤの要部斜視図であって、連結部が一つのみ図示されている図である。 図13は、さらに実施形態に係る非空気圧タイヤの要部斜視図であって、連結部が一つのみ図示されている図である。 図14は、さらに他の実施形態に係る非空気圧タイヤの要部側面図であって、連結部が一つのみ図示されている図である。
以下、非空気圧タイヤにおける一実施形態について、図1~図8を参照しながら説明する。なお、各図(図9~図14も同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。
図1に示すように、本実施形態に係る非空気圧タイヤ(以下、単に「タイヤ」ともいう)1は、車両からの荷重を支持する支持構造体1aを備えている。支持構造体1aは、同心円状に配置される内側環状部2及び外側環状部3と、内側環状部2と外側環状部3とを連結する複数の連結部4,5とを備えている。なお、外側環状部3は、内側環状部2の外側に配置され、内部に内側環状部2を収容しており、連結部4,5は、内側環状部2と外側環状部3との間に配置されている。
各図において、第1の方向D1は、タイヤ1の回転中心である軸心1bと平行であるタイヤ幅方向D1であり、第2の方向D2は、タイヤ1の直径方向であるタイヤ径方向D2であり、第3の方向D3は、軸心1b周りの方向であるタイヤ周方向D3である。また、タイヤ赤道面S1は、軸心1bに直交する面で且つタイヤ1のタイヤ幅方向D1の中心に位置する面であり、タイヤ子午面は、軸心1bを含む面であって、タイヤ赤道面S1と直交する面である。
なお、タイヤ幅方向D1において、内側は、タイヤ赤道面S1に近い側となり、外側は、タイヤ赤道面S1から遠い側となる。また、タイヤ径方向D2において、内側は、軸心1bに近い側となり、外側は、軸心1bから遠い側となる。
また、タイヤ1は、支持構造体1aを補強するために、支持構造体1aの外側に配置される補強層1cと、補強層1cの外側に配置され、地面と接するトレッド部1dとを備えている。また、図示していないが、タイヤ1は、支持構造体1aの内側に、車軸又はリムとの適合用部材等を備えていてもよい。例えば、内側環状部2は、内周面に、車軸又はリムとの装着のために、嵌合性を保持するための凹凸等を備えることが好ましい。
なお、支持構造体1aの材質は、特に限定されないが、例えば、支持構造体1aは、弾性材料で形成されている。また、例えば、支持構造体1aの母材として、ポリエステルエラストマー等の熱可塑性エラストマー、天然ゴム等の架橋ゴム、又はその他の樹脂(例えば、ポリエチレン樹脂等の熱可塑性樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂)が採用されてもよい。また、例えば、斯かる母材の内部に、繊維又は金属コード等の補強材が埋設されていてもよい。
補強層1cは、例えば、スチールコードやCFRP、GFRP等の繊維強化プラスチック製のコードをタイヤ幅方向D1に対して略平行に配列したものや、円筒状の金属製リングや高モジュラス樹脂製リング等で構成されている。また、トレッド部1dは、例えば、従来の空気入りタイヤと同様にゴムや、樹脂等で構成され、従来の空気入りタイヤと同様に、外周面にパターン(溝)を備えていてもよい。
内側環状部2は、ユニフォミティを向上させる観点から、例えば、厚みが一定(同じだけでなく、例えば製造誤差等の誤差を有する略同じも含む)の円筒形状であることが好ましい。なお、内側環状部2の厚み(タイヤ径方向D2の寸法)は、特に限定されないが、例えば、連結部4,5に力を十分伝達しつつ、軽量化や耐久性の向上を図る観点で、適宜設定される。
内側環状部2の内径は、特に限定されないが、例えば、タイヤ1を装着するリムや車軸の寸法等に併せて適宜設定される。また、内側環状部2の幅(タイヤ幅方向D1の寸法)は、特に限定されないが、例えば、用途、車軸の長さ等に応じて適宜設定される。
外側環状部3は、ユニフォミティを向上させる観点から、例えば、厚みが一定(同じ及び略同じを含む)の円筒形状であることが好ましい。なお、外側環状部3の厚み(タイヤ径方向D2の寸法)は、特に限定されないが、例えば、連結部4,5からの力を十分伝達しつつ、軽量化や耐久性の向上を図る観点で、適宜設定される。
外側環状部3の内径は、特に限定されないが、例えば、その用途等に応じて適宜設定される。また、外側環状部3の幅(タイヤ幅方向D1の寸法)は、特に限定されないが、例えば、用途等に応じて適宜設定される。なお、外側環状部3の幅は、内側環状部2の幅と同じであることが好ましい。
図2及び図3に示すように、連結部4,5は、板状に形成されている。そして、連結部4,5は、タイヤ周方向D3を向くように配置されている。また、複数の連結部4,5は、複数の第1連結部4と複数の第2連結部5とを備えている。
第1連結部4は、内側環状部2のタイヤ幅方向D1の一方側(図2及び図3においては、右側であって、以下「第1幅方向側」ともいう)D1aから外側環状部3のタイヤ幅方向D1の他方側(図2及び図3においては、左側であって、以下「第2幅方向側」ともいう)D1bへ向かって延びている。また、第2連結部5は、内側環状部2の第2幅方向側D1bから外側環状部3の第1幅方向側D1aへ向かって延びている。
このように、第1連結部4と第2連結部5とは、タイヤ周方向D3視において、反対方向に傾斜するようにして、延びている。そして、第1連結部4と第2連結部5とは、タイヤ周方向D3視において、交差している。これにより、タイヤ周方向D3視において、第1連結部4と第2連結部5との間に、閉空間1eが形成されている。その結果、弾性を高めることができるため、乗り心地性能を向上させることができる。
また、連結部4,5のタイヤ径方向D2の内端部4a,5aの幅(タイヤ幅方向D1の寸法)は、連結部4,5の中央部4b,5bの幅よりも、大きくなっており、連結部4,5のタイヤ径方向D2の外端部4c,5cの幅は、連結部4,5の中央部4b,5bの幅よりも、大きくなっている。具体的には、連結部4,5の幅は、中央部4b,5bにおいて一定(同じ及び略同じを含む)であり、中央部4b,5bから端部4a,4c,5a,5cへいくにつれて、大きくなっている。
連結部4,5の幅は、特に限定されないが、例えば、内側環状部2及び外側環状部3からの力を十分伝達しつつ、軽量化や耐久性の向上を図る観点で適宜設定される。また、連結部4,5の厚み(タイヤ幅方向D1視の幅寸法)は、特に限定されないが、例えば、内側環状部2及び外側環状部3からの力を十分伝達しつつ、軽量化や耐久性の向上を図る観点で、適宜設定される。
連結部4,5の幅と厚みとの関係(大小関係、比率)は、特に限定されないが、耐久性を向上させつつ接地圧分散を小さくする観点で、適宜設定される。例えば、連結部4,5の幅の平均は、連結部4,5の厚みの平均よりも、大きいことが好ましい。
複数の連結部4,5は、タイヤ周方向D3に沿って並列されており、互いの間にピッチ(隙間)を有して、設けられている。例えば、ピッチ長は、ユニフォミティを向上させる観点から、一定(同じ及び略同じを含む)とすることが好ましい。また、ピッチ長及び連結部4,5の数は、特に限定されないが、例えば、車両からの荷重を十分支持しつつ、軽量化、ノイズの低減、動力伝達の向上、耐久性の向上を図る観点で、適宜設定される。
図3及び図4に示すように、連結部4,5は、厚みが一定(同じ及び略同じを含む)である本体部4d,5dを備えている。また、連結部4,5は、内側環状部2と本体部4d,5dのタイヤ周方向D3側とを連結する内側補強部4e,5eと、外側環状部3と本体部4d,5dのタイヤ周方向D3側とを連結する外側補強部4f,5fとを備えている。
なお、図3及び図4(図5~図9及び図11~図14も同様)において、破線は、本体部4d,5dと補強部4e,4f,5e,5fとの境界を示している。また、特に限定されないが、本体部4d,5dと補強部4e,4f,5e,5fとは、同じ材質で形成されていてもよい。
連結部4,5のタイヤ径方向D2の中央部4b,5bは、本体部4d,5dのみで構成され、連結部4,5の内端部4a,5aは、本体部4d,5dと内側補強部4e,5eとで構成され、連結部4,5の外端部4c,5cは、本体部4d,5dと外側補強部4f,5fとで構成されている。これにより、連結部4,5のタイヤ周方向D3への剛性を大きくすることができる。
したがって、例えば、連結部4,5がタイヤ周方向D3で変形することを抑制することができるため、車軸からの力(駆動力、制動力)を外側環状部3へ確実に伝達することができる。しかも、例えば、連結部4,5の端部4a,4c,5a,5cにおける応力集中を低減することができるため、耐久性を向上させることができる。
なお、連結部4,5の内端部4a,5aの厚みは、連結部4,5の中央部4b,5bの厚みよりも、大きくなっており、連結部4,5の外端部4c,5cの厚みは、連結部4,5の中央部4b,5bの厚みよりも、大きくなっている。具体的には、連結部4,5の厚みは、中央部4b,5bにおいて一定(同じ及び略同じを含む)であり、中央部4b,5bから端部4a,4c,5a,5cへいくにつれて、大きくなっている。
これにより、内側補強部4e,5eの厚み(タイヤ幅方向D1視の寸法)は、タイヤ径方向D2の内側へいくにつれて、大きくなっている。しかも、外側補強部4f,5fの厚み(タイヤ幅方向D1視の寸法)は、タイヤ径方向D2の外側へいくにつれて、大きくなっている。
そして、第1連結部4と第2連結部5とは、タイヤ周方向D3に交互に並列されている。これにより、走行時の接地圧分散をより小さくすることができる。なお、特に限定されないが、本実施形態においては、第1連結部4と第2連結部5とは、タイヤ周方向D3視において、タイヤ赤道面S1に対して対称な形状である。
ところで、連結部4,5の端部4a,4c,5a,5cに歪みが生じ易い。それに対して、補強部4e,4f,5e,5fが、連結部4,5の端部4a,4c,5a,5cを補強しているため、連結部4,5の端部4a,4c,5a,5cに歪みが生じることを抑制することができる。これにより、連結部4,5によって、車軸から接地面への力の伝達を確実に行うことができる。
また、タイヤ1は、内側環状部2及び外側環状部3間の中心よりもタイヤ径方向D2の内側に配置される径内側領域1fと、当該中心よりもタイヤ径方向D2の外側に配置される径外側領域1gとを備えている。そして、連結部4,5は、径内側領域1fに配置される径内側部6と、径外側領域1gに配置される径外側部7とを備えている。
図3~図6に示すように、径外側部7の補強部4f,5fの総体積は、径内側部6の補強部4e,5eの総体積よりも、大きくなっている。具体的には、外側補強部4f,5fの総体積は、内側補強部4e,5eの総体積よりも、大きくなっている。これにより、径外側部7の剛性を高めることができる。これにより、接地面の剛性を高めることができる。
したがって、接地面の安定性を向上させることができるため、接地面に変形(例えば、バックリング)が生じることを抑制することができる。その結果、接地面における接地圧を均一化させることができるため、例えば、操縦安定性能を向上させることができる。なお、径内側部6の本体部4d,5dの総体積は、径外側部7の本体部4d,5dの総体積と、同じになっている。
なお、補強部4e,4f,5e,5fによって、連結部4,5の剛性が大きくなる一方で、タイヤ1の重量が大きくなり過ぎると、例えば、転がり抵抗等が増高する。それに対して、内側補強部4e,5eの体積が相対的に小さくなっているため、タイヤ1の重量が大きくなり過ぎることを抑制することができている。
また、図7及び図8に示すように、連結部4,5は、内側環状部2と接合する内側接合部4g,5gと、外側環状部3と接合する外側接合部4h,5hとを備えている。そして、外側接合部4h,5hの総面積は、内側接合部4g,5gの総面積よりも、大きくなっている。
さらに、複数の外側接合部4h,5hは、タイヤ周方向D3の全長に亘って連続している。具体的には、複数の外側接合部4h,5hは、タイヤ赤道面S1と交差するようにして、タイヤ周方向D3の全長に亘って連続している。これにより、タイヤ周方向D3の全長に亘って、外側環状部3の剛性を高めることができるため、タイヤ周方向D3の全長に亘って、接地面の剛性を高めることができる。
また、隣接する連結部4,5同士の内側接合部4g,5gは、タイヤ幅方向D1視で重なっている。これにより、隣接する連結部4,5同士の内側接合部4g,5gがタイヤ周方向D3で連続している。したがって、タイヤ周方向D3において、局所的な剛性差が生じることを抑制することができる。
また、隣接する連結部4,5同士の外側接合部4h,5hは、タイヤ幅方向D1視で重なっている。これにより、隣接する連結部4,5同士の外側接合部4h,5hがタイヤ周方向D3で連続している。したがって、タイヤ周方向D3において、局所的な剛性差が生じることを抑制することができる。
ところで、タイヤ1は、タイヤ幅方向D1を四等分することによって区分けされる複数の領域1h,1h,1iを備えている。具体的には、複数の領域1h,1h,1iは、タイヤ幅方向D1の外側に配置される一対のショルダー領域1h,1hと、一対のショルダー領域1h,1hの間に配置される二つの領域を含むセンター領域1iとを備えている。
そして、センター領域1iの外側補強部4f,5fの総体積は、一対のショルダー領域1h,1hの外側補強部4f,5fの総体積よりも大きいため、センター領域1iの接地面の剛性を高めることができる。これにより、センター領域1iの接地面の安定性を向上させることができる。
したがって、センター領域1iからショルダー領域1hへ確実に排水させることができるため、排水性能(ハイドロプレーニング現象を生じさせない性能)を向上させることができる。なお、特に限定されないが、センター領域1iの内側補強部4e,5eの総体積は、一対のショルダー領域1h,1hの内側補強部4e,5eの総体積よりも大きくなっている。
以上より、本実施形態に係る非空気圧タイヤ1は、同心円状に配置される内側環状部2及び外側環状部3と、前記内側環状部2と前記外側環状部3とを連結する連結部4,5と、を備え、前記連結部4,5は、タイヤ幅方向D1視の幅が一定である又は一定の比で漸増する(本実施形態においては、一定である)本体部4d,5dと、前記内側環状部2又は前記外側環状部3と前記本体部4d,5dのタイヤ周方向D3側とを連結する補強部4e,4f,5e,5fと、を備え、前記複数の連結部4,5は、前記内側環状部2及び前記外側環状部3間の中心よりもタイヤ径方向D2内側に配置される径内側部6と、当該中心よりもタイヤ径方向D2外側に配置される径外側部7と、を備え、前記径外側部7の前記補強部4f,5fの総体積は、前記径内側部6の前記補強部4e,5eの総体積よりも、大きい。
斯かる構成によれば、径外側部7の補強部4f,5fの総体積が、径内側部6の補強部4e,5eの総体積よりも、大きいため、径外側部7の剛性を高めることができる。これにより、接地面の剛性を高めることができる。
また、本実施形態に係る非空気圧タイヤ1においては、前記連結部4,5は、前記外側環状部3と接合する外側接合部4h,5hを備え、複数の前記外側接合部4h,5hは、タイヤ周方向D3の全長に亘って連続するように、配置される、という構成である。
斯かる構成によれば、外側接合部4h,5hが、タイヤ周方向D3の全長に亘って連続しているため、タイヤ周方向D3の全長に亘って、外側環状部3の剛性を高めることができる。これにより、タイヤ周方向D3の全長に亘って、接地面の剛性を高めることができる。
また、本実施形態に係る非空気圧タイヤ1は、タイヤ幅方向D1を四等分することによって区分けされる複数の領域1h,1h,1iを備え、前記複数の領域1h,1h,1iは、タイヤ幅方向D1の外側に配置される一対のショルダー領域1h,1hと、前記一対のショルダー領域1h,1hの間に配置される二つの領域を含むセンター領域1iと、を備え、前記連結部4,5は、前記外側環状部3と前記本体部4d,5dのタイヤ周方向D3側とを連結する外側補強部4f,5fを備え、前記センター領域1iの前記外側補強部4f,5fの総体積は、前記一対のショルダー領域1h,1hの前記外側補強部4f,5fの総体積よりも、大きい、という構成である。
斯かる構成によれば、センター領域1iの外側補強部4f,5fの総体積が、一対のショルダー領域1h,1hの外側補強部4f,5fの総体積よりも大きいため、センター領域1iの接地面の剛性を高めることができる。これにより、センター領域1iの接地面の安定性を向上させることができる。
なお、非空気圧タイヤ1は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、非空気圧タイヤ1は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
(1)上記実施形態に係る非空気圧タイヤ1においては、内側補強部4e,5eの厚み(タイヤ幅方向D1視の寸法)は、タイヤ径方向D2の内側へいくにつれて、大きくなり、外側補強部4f,5fの厚み(タイヤ幅方向D1視の寸法)は、タイヤ径方向D2の外側へいくにつれて、大きくなっている、という構成である。しかしながら、非空気圧タイヤ1は、斯かる構成に限られない。
例えば、内側補強部4e,5eの厚みは、タイヤ径方向D2に亘って、一定(同じ及び略同じを含む)である、という構成でもよい。また、図9及び図10に示すように、例えば、外側補強部4f,5fの厚みは、タイヤ径方向D2に亘って、一定(同じ及び略同じを含む)である、という構成でもよい。なお、図9及び図10に係る外側補強部4f,5fは、隣接する第1連結部4,4同士(又は、第2連結部5,5同士)を接続するように、タイヤ周方向D3に延びている。
(2)また、上記実施形態に係る非空気圧タイヤ1においては、連結部4,5は、内側環状部2の第1幅方向側D1a(又は、第2幅方向側D1b)から外側環状部3の第2幅方向側D1b(又は、第1幅方向側D1a)へ向かって延びている、という構成である。しかしながら、非空気圧タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、図11及び図12に示すように、連結部4は、幅(タイヤ幅方向D1の寸法)が一定でタイヤ径方向D2に延びている、という構成でもよい。
(3)また、上記実施形態に係る非空気圧タイヤ1においては、連結部4,5(具体的には、本体部4d,5d)は、タイヤ幅方向D1と平行(完全に平行だけでなく、略平行も含む)に配置されている、という構成である。しかしながら、非空気圧タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、図13に示すように、連結部4(具体的には、本体部4d)は、タイヤ幅方向D1に対して傾斜して配置されている、という構成でもよい。
(4)また、上記実施形態に係る非空気圧タイヤ1においては、本体部4d,5dのタイヤ幅方向D1視の幅は、一定である、という構成である。しかしながら、非空気圧タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、図14に示すように、本体部4d,5dのタイヤ幅方向D1視の幅は、一定(同じ及び略同じを含む)の比で漸増する、という構成でもよい。
このように、本体部4d,5dの境界(具体的には、補強部4e,4f,5e,5f又は空間と本体部4d,5dとの境界)は、タイヤ幅方向D1視において、直線状となっている。なお、図14に係る本体部4d,5dのタイヤ幅方向D1視の幅は、タイヤ径方向D2の外側へいくにつれて、大きくなっている、という構成であるが、斯かる構成に限られない。例えば、本体部4d,5dのタイヤ幅方向D1視の幅は、タイヤ径方向D2の内側へいくにつれて、大きくなっている、という構成でもよい。
(5)また、上記実施形態に係る非空気圧タイヤ1においては、連結部4,5は、内側補強部4e,5e及び外側補強部4f,5fの両方を備えている、という構成である。しかしながら、非空気圧タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、図9~図13に示すように、複数の連結部4,5の少なくとも一つは、内側補強部4e,5eを備えていない、という構成でもよい。例えば、径内側部6の補強部4e,5eの総体積は、ゼロである、という構成でもよい。
(6)また、上記実施形態に係る非空気圧タイヤ1においては、複数の外側接合部4h,5hは、タイヤ周方向D3の全長に亘って連続するように、配置される、という構成である。しかしながら、非空気圧タイヤ1は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。例えば、複数の外側接合部4h,5hは、タイヤ周方向D3の全長に亘って断続的に、配置される、という構成でもよい。
(7)また、上記実施形態に係る非空気圧タイヤ1においては、径内側部6の本体部4d,5dの総体積は、径外側部7の本体部4d,5dの総体積と、同じ、という構成である。しかしながら、非空気圧タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、径外側部7の本体部4d,5dの総体積は、径内側部6の本体部4d,5dの総体積よりも、大きい、という構成でもよく、また、小さい、という構成でもよい。
(8)また、上記実施形態に係る非空気圧タイヤ1においては、センター領域1iの外側補強部4f,5fの総体積は、一対のショルダー領域1h,1hの外側補強部4f,5fの総体積よりも、大きい、という構成である。しかしながら、非空気圧タイヤ1は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。例えば、センター領域1iの外側補強部4f,5fの総体積は、一対のショルダー領域1h,1hの外側補強部4f,5fの総体積以下である、という構成でもよい。
(9)また、上記実施形態に係る非空気圧タイヤ1においては、第1連結部4と第2連結部5とは、タイヤ周方向D3に交互に並列されている、という構成である。しかしながら、非空気圧タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、一部の第1連結部4,4同士は、タイヤ周方向D3で隣接し合っている、という構成でもよく、また、例えば、一部の第2連結部5,5同士は、タイヤ周方向D3で隣接し合っている、という構成でもよい。
(10)また、上記実施形態に係る非空気圧タイヤ1においては、連結部4,5の内側接合部4g,5gは、隣接される連結部5,4の内側接合部5g,4gと、タイヤ幅方向D1視で重なっている、という構成である。しかしながら、非空気圧タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、タイヤ幅方向D1視において、連結部4,5の内側接合部4g,5gは、隣接される連結部5,4の内側接合部5g,4gと、タイヤ周方向D3で離れている、という構成でもよい。
(11)また、上記実施形態に係る非空気圧タイヤ1においては、連結部4,5の外側接合部4h,5hは、隣接される連結部5,4の外側接合部5h,4hと、タイヤ幅方向D1視で重なっている、という構成である。しかしながら、非空気圧タイヤ1は、斯かる構成に限られない。例えば、タイヤ幅方向D1視において、連結部4,5の外側接合部4h,5hは、隣接される連結部5,4の外側接合部5h,4hと、タイヤ周方向D3で離れている、という構成でもよい。
1…非空気圧タイヤ、1a…支持構造体、1b…軸心、1c…補強層、1d…トレッド部、1e…閉空間、1f…径内側領域、1g…径外側領域、1h…ショルダー領域、1i…センター領域、2…内側環状部、3…外側環状部、4…第1連結部、4a…内端部、4b…中央部、4c…外端部、4d…本体部、4e…内側補強部、4f…外側補強部、4g…内側接合部、4h…外側接合部、5…第2連結部、5a…内端部、5b…中央部、5c…外端部、5d…本体部、5e…内側補強部、5f…外側補強部、5g…内側接合部、5h…外側接合部、6…径内側部、7…径外側部、D1…タイヤ幅方向、D1a…第1幅方向側、D1b…第2幅方向側、D2…タイヤ径方向、D3…タイヤ周方向、S1…タイヤ赤道面

Claims (2)

  1. 同心円状に配置される内側環状部及び外側環状部と、
    前記内側環状部と前記外側環状部とを連結する連結部と、
    タイヤ幅方向を四等分することによって区分けされる複数の領域と、を備え、
    前記連結部は、タイヤ幅方向視の幅がタイヤ径方向外側に向かって一定である又は一定の比で漸増する本体部と、前記内側環状部又は前記外側環状部と前記本体部のタイヤ周方向側とを連結する補強部と、を備え、
    前記複数の連結部は、前記内側環状部及び前記外側環状部間の中心よりもタイヤ径方向内側に配置される径内側部と、当該中心よりもタイヤ径方向外側に配置される径外側部と、を備え、
    前記径外側部の前記補強部の総体積は、前記径内側部の前記補強部の総体積よりも、大きく、
    前記複数の領域は、タイヤ幅方向の外側に配置される一対のショルダー領域と、前記一対のショルダー領域の間に配置される二つの領域を含むセンター領域と、を備え、
    前記連結部は、前記外側環状部と前記本体部のタイヤ周方向側とを連結する外側補強部を備え、
    前記センター領域の前記外側補強部の総体積は、前記一対のショルダー領域の前記外側補強部の総体積よりも、大きい、非空気圧タイヤ。
  2. 前記連結部は、前記外側環状部と接合する外側接合部を備え、
    複数の前記外側接合部は、タイヤ周方向の全長に亘って連続するように、配置される、請求項1に記載の非空気圧タイヤ。
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