JP6984278B2 - 包装容器 - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプディスペンサーにより内容液を汲み出し可能な包装容器に関するものである。
容器本体と、容器本体の上部に形成された貫通孔に挿入して取り付けられた、ポンプヘッドを押圧することにより内容液を汲み出すことのできるポンプディスペンサーとを含む包装容器が知られている。
例えば、特許文献1には、紙を基材としたシート材を用いて箱型に形成された容器本体と、容器本体の上面のスパウト(グロメット)に取り付けられたポンプディスペンサーとを備えた包装容器(液体容器)が開示されている。この包装容器のポンプディスペンサーは、硬質の材料を用いて形成され、ポンプ部の下端から容器本体の底面までの距離と略同じ長さの吸引ホースを備える。この包装容器によれば、吸引チューブがポンプディスペンサーの支持部材となって、ポンプディスペンサーを容器本体に向かって押圧することによる容器本体の座屈を抑制できる。
特開平8−85561号公報
このような包装容器の使用者はポンプディスペンサーを正確に鉛直下方に押し下げるとは限らず、鉛直方向に対して傾いた方向に押し下げる場合がある。鉛直方向に対して傾いた方向からポンプディスペンサー押し下げようとすると、ポンプディスペンサーには横倒れ方向へのモーメントがはたらく。また、特許文献1の包装容器のように、紙基材や樹脂シートを用いて作られた中程度の剛性を有する容器本体は、自立性は十分であるのに対して、ポンプディスペンサーの固定はやや不十分である。この結果、ポンプディスペンサーは、鉛直方向に対して傾いた方向に押し下げられた場合に、ガラス瓶や金属缶のようなリジッドな容器とは異なり、ポンプディスペンサーの軸が傾き、下端部が容器本体の下面において滑り、容器本体内で横倒れを起こして内容液の汲み出しができないおそれがあった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、ポンプディスペンサーを押圧する力が斜めに加わった際のポンプディスペンサーの横倒れの発生を抑制することができる包装容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一局面は、紙を基材としたシート材で形成された、内部と外部との気圧差がなくても、内容物の残存量によらず形状を維持できる程度の剛性を有する容器本体と、容器本体に、容器本体の上部に形成された貫通孔に挿入されて取り付けられ、鉛直下方へ向かって押し下げることにより容器本体に収容された内容液を汲み出すことのできるポンプヘッドを備えるポンプディスペンサーとを含む包装容器であって、ポンプディスペンサーは、ポンプヘッドの下端から延伸し、容器本体に取り付けられた状態において容器本体の内部に配置される略円筒形状の支持部材を備え、支持部材は、下端部において下方に突出して、少なくともポンプヘッドを鉛直下方へ向かって押し下げたときに先端が容器本体の下面を構成するシート材に食い込むことができる1個以上の凸部を有し、凸部の長さが0.05mm以上であり、凸部の下端面の面積が0.05mm 以上0.5mm以下である、包装容器。
本発明によれば、ポンプディスペンサーを押圧する力が斜めに加わった際のポンプディスペンサーの横倒れの発生を抑制することができる包装容器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る包装容器の分解斜視図 本発明の一実施形態に係る包装容器の断面図 本発明の一実施形態に係る支持部材の拡大図 凸部の変形例を示す拡大図 実施例及び比較例に係る支持部材の形状を示す図
本発明の実施形態に係る包装容器について、図を参照して説明する。また、以下の説明では、便宜上、包装容器を正立させた状態での上下を上下方向と呼ぶ。
<実施形態>
図1に、本発明の一実施形態に係る包装容器100の分解斜視図を示す。図1に示すように、包装容器100は、容器本体200と、容器本体200の上面210に取り付けられたスパウト280に装着されるポンプディスペンサー300とを含む。また、図2に、容器本体200にポンプディスペンサー300を取り付けた状態の包装容器100を図1のA−A’線で切断した断面図を示す。なお、断面図においてポンプディスペンサー300の内部構造の図示は省略する。また、図3に、後述する支持部材330の下端部を拡大した側面図及び下面図を示す。
(容器本体)
容器本体200は、容器本体200の内部と外部との気圧差がない場合に、内容物の残存量によらず形状を維持できる程度の剛性を有するように形成されたセミリジッドな容器である。容器本体200は、例えば紙や樹脂シートを含むシート材を所定の形状に裁断することによりブランクを形成し、このブランクの端部を重ね合わせてシールすることにより形成することができる。一般に、セミリジッドな容器本体は、内容物の汲み出しに伴って空気が入ることにより内部と外部とに気圧差が生じなければ、内容物の残存量に依存せず、その形状を維持でき自立性は十分有する。しかしながら、ポンプディスペンサーの取り付け部分の剛性が、ポンプディスペンサーの軸の傾斜を抑えきれる程度に十分でなく、鉛直下方に対して斜めに押し下げられたときに、下端部が下面に当たっても滑ってしまい、更に傾斜が大きくなりやすい傾向がある。
図1、図2に示すように、容器本体200は、例えば紙を基材としたシート材を箱型に折曲げて形成された、上面210と、下面230と、対向する一対の第1の側面221と、対向する一対の第2の側面222とを備える容器である。
上面210は、容器本体200の収容空間と外部とを連通する開口211を備える。開口211には貫通孔を備えるスパウト280が取り付けられている。図1、図2に示すように、ポンプディスペンサー300は、スパウト280の貫通孔に挿入して用いられる。ポンプディスペンサー300の挿入を容易にするため、スパウト280の貫通孔の内周直径は15mm以上であることが好ましい。
第1の側面221及び第2の側面222の両側端のそれぞれには、三角形状に折り曲げられた状態で連接された折り曲げ片250が連接されている。また、第1の側面221及び第1の側面221の両側端に連接する折り曲げ片250の上下方向中央からは、シート材の端部をシールして形成される所定幅のサイドシール部240が延出している。
折り曲げ片250は、第2の側面222に向かって折り曲げられ、ヒートシール、ホットメルト接着剤等により第2の側面222の表面に貼り付けられている。これによって、サイドシール部240は、第1の側面221及び第2の側面222に沿って折り曲げられる。
容器本体200は、この形態に限定されず、例えば自立可能なフレキシブル包装袋、ブリックパック等であってもよい。
容器本体200の形成に用いられるシート材は、特に限定されないが、紙を基材とした積層体を好適に用いることができる。シート材は、例えば容器本体200の外方から内方に向かって順に、印刷層/熱可塑性樹脂層/紙基材層/接着樹脂層/バリア層/接着層/シーラント層を積層して構成することができる。
印刷層は、インキを用いてグラビア印刷やオフセット印刷等の方法により形成することができる。印刷層の外方に耐摩耗性向上または表面加飾性向上のためにオーバーコート層を設けても良い。
熱可塑性樹脂層は、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)等を用いて、押出しラミネーション等により紙基材層上に形成することができる。熱可塑性樹脂層にコロナ処理等の易接着処理を行って、印刷層との密着性を高めてもよい。
紙基材層は、ミルクカートン原紙等の板紙を用いて形成することができる。坪量及び密度は、容器の容量やデザインにより適宜選択可能である。例えば、坪量200g/m以上500g/m以下、密度0.6g/cm以上1.1g/cm以下のものを好適に用いることができる。
接着樹脂層は、紙基材層とバリア層とを接着する機能を有するポリオレフィン系樹脂を用いて形成された層である。具体的には、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、LDPE、LLDPE、エチレン・メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン・アクリル酸共重合体(EAA)、アイオノマー、ポリプロピレン(PP)等を用いることができる。接着強度を高めるために、紙基材層やバリア層の表面に、コロナ処理、オゾン処理、アンカーコート等を行ってもよい。厚さは、10μm以上60μm以下が好ましい。10μm以上とすることで、十分な接着強度を得ることができる。
バリア層には、アルミニウム等の金属、シリカ、アルミナ等を基材フィルムに蒸着するか、アルミニウム等の金属箔を基材フィルムにドライラミネートすることにより形成できる。いずれの場合も基材フィルムには、ポリエチレンテレフタレート(PET)を好適に用いることができる。
バリア層を蒸着により形成する場合は、蒸着層の厚みは5nm以上100nm以下とすることができ、基材フィルムの厚みは6μm以上25μm以下とすることができる。蒸着層は、シート材の表面側及び裏面側のどちらに向けて積層されていてもよい。
バリア層を金属箔のドライラミネートにより形成する場合は、金属箔の厚みは5μm以上15μm以下とすることができる。
接着層は、ドライラミネート用接着剤やノンソルベントラミネート用接着剤を用いて形成することができる。また、ポリオレフィン系樹脂を用いて押出し加工により接着してもよい。塗布量は0.5g/m以上7.0g/m以下が好ましい。
シーラント層には、HDPE、MDPE、LDPE、LLDPE等が使用できる。また、一部ポリブテンを含む層があってもよい。上述の材質の中でも、特に、LLDPEが好適である。とりわけ密度0.925g/cm以下、MI(メルトインデックス)4以上のものが好ましい。シーラント層の厚みは30μm以上100μm以下が好ましい。シーラント層は、例えばTダイ法やインフレーション法で製膜することができる。
(ポンプディスペンサー)
ポンプディスペンサー300は、容器本体200に充填された内容液を汲み出すための部材であり、ポンプ部310と、固定部320と、支持部材330とを含む。
ポンプ部310は、鉛直下方に押し下げられることにより内容液を、支持部材330を通して吸い上げることのできる部材である。ポンプ部310は、例えばポンプヘッド311と、ポンプヘッド311の下方に形成された円筒状のピストン312と、ピストン312を上下方向に摺動自在に内装した円筒状のシリンダ部313と、ポンプヘッド311から延出する管状の注出ノズル314とを含んで構成される。
ポンプ部310は、ポンプヘッド311を押し下げることにより、ピストン312がシリンダ部313の内方へ向かって摺動する。ピストン312がシリンダ部313の内方へ摺動することで、シリンダ部313内部の図示しないポンプ機構により、後述する支持部材330を通してシリンダ部313内部に内容液が汲み上げられる。汲み上げられた内容液は、ピストン312の内周を経由して、注出ノズル314からポンプ部310の外部へ汲み出される。
固定部320は、ポンプディスペンサー300を容器本体200に固定するための部材である。固定部320は、例えば容器本体200のスパウト280に螺合により着脱可能なキャップであり、シリンダ部313の外周に形成することができる。
支持部材330は、ポンプ部310の下端から下方に向かって延伸し、図2に示すように、容器本体200に取り付けられた状態において容器本体の内部に配置される略円筒形状の部材である。支持部材330の内周はシリンダ部313の内部と連通し、上述のようにポンプ部310を押し下げることにより、内容液を支持部材330の内部を通して吸い上げることができる。図1に示すように、支持部材330は、下端部に内容液の吸い上げを容易にするために1つ以上の切り欠き331、または連通孔を備えてもよい。
図2に示すように、支持部材330は、下面230を水平にしたとき、中心軸が鉛直方向を向き、その長さは、少なくともポンプ部310を鉛直下方へ向かって押し下げたときに、下端部の少なくとも一部が容器本体200の下面230に当接する長さに形成されている。すなわち、支持部材330の長さは、ポンプ部310を鉛直下方へ向かって押し下げたときに容器本体200の上面210が一定程度変形した結果、下端部が下面230に当接する長さであってもよいし、ポンプ部310を鉛直下方へ向かって押し下げる前から下端部が下面230に当接している長さであってもよい。支持部材330をこの長さに設定することにより、内容液を汲み出す際にポンプ部310を鉛直下方に押し下げる押圧力を、下面230に当接した支持部材330により受け止めることができる。このため、ポンプ部310を鉛直下方に押し下げて内容液を汲み出す際に、押圧力により容器本体200が座屈することを抑制できる。
図3に示すように、支持部材330は、下方に突出して、少なくともポンプヘッド311を鉛直下方へ向かって押し下げたときに先端が容器本体200の下面230に食い込むことができる凸部332を下端部に備える。凸部332の先端が容器本体200の下面230に食い込むことにより、包装容器100の使用者がポンプヘッド311を鉛直方向に対して傾いた方向から押し下げることによって、ポンプディスペンサー300を押圧する力が斜めに加わっても、ポンプディスペンサー300の横倒れの発生を抑制することができる。
凸部332の長さ(図3のB部拡大図に示す長さL)は0.05mm以上に形成される。また、凸部332の下端面の面積(図3のC部拡大図に示す領域S)は0mmより大きく3mm以下、好ましくは1.0mm以下に形成される。凸部332の長さ及び下端面の面積をこのように形成することにより、ポンプヘッド311を鉛直下方へ向かって押し下げたときに、凸部332を容器本体200の下面230に0.05mm以上の深さで十分に食い込ませることができるため、ポンプディスペンサー300の横倒れの発生を抑制できる。なお、凸部332の下端面の形状は一例として矩形としたが、凸部332の下端面の面積が上記の範囲にあればその形状は特に限定されない。
図3の下面図に示すように、支持部材330には、一例として下端部に凸部332が等間隔で30個形成されている。凸部332の数は、1個以上であれば特に限定されないが、円周状に等間隔で3個以上設けることにより、ポンプディスペンサー300がいずれの方向に傾いた場合であっても、凸部332を下面230に食い込ませやすくできる。
凸部332の長さLは2.0mm以下であることが好ましい。凸部332の長さLを2.0mm以下とすることで、凸部332が容器本体200の下面230に食い込んだ際に下面230を形成するシート材を貫通するおそれを抑制できる。
(変形例)
図4に、変形例に係る凸部332a、332b、332cを備える支持部材330a、330b、330cの下端部を拡大した側面図及び下面図を示す。
支持部材330aと支持部材330との相違は、凸部332aの数、下端面の形状、及び切り欠き331の有無である。図4の(a)に示すように、支持部材330aの下端部には凸部332aが円周状に28個設けられている。また、凸部332aの下端面の形状は扇形に形成されている。そして、支持部材330aに、切り欠き331は設けられておらず、ポンプディスペンサー300により内容液を汲み出す際、内容液は隣接する凸部332aの間を通過して支持部材330の内部に流入することができる。
支持部材330bと支持部材330との相違は、凸部332bの数及び下端面の形状である。図4の(b)に示すように、支持部材330bの下端部には凸部332bが等間隔で3個設けられている。また、支持部材330aの下端面の形状は円形に形成されている。
支持部材330cと支持部材330との相違は、凸部332cの数及び下端面の形状である。図4の(c)に示すように、支持部材330cの下端部には凸部332cが1個設けられている。凸部332cは、一例として支持部材330cの内周面から延出して支持部材330cの内周中央で交差する2本リブにより、支持部材330cの内周の中央に、支持部材330cの軸方向に延伸するように支持されている。また、支持部材330aの下端面の形状は円形に形成されている。
実施例1〜4及び比較例1〜4に係る包装容器を製造し、これらを用いて内容液を汲み出す際のポンプディスペンサーの横倒れのし難さについての評価を行った。
<容器仕様>
(容器本体)
内周直径が30mmのスパウト280と紙基材層を含むシート材とを用いて容器本体200を製造した。
(支持部材)
実施例1に係る包装容器の支持部材は、下端部における外周直径を26mmとし、長さ0.3mm、下端面の面積が0.2mmの矩形の凸部を30個設け、幅4mmの切り欠きを1カ所形成した。すなわち、実施例1の支持部材の形状は支持部材330と同様である。
実施例2に係る包装容器の支持部材は、下端部における外周直径を26mmとし、長さ0.5mm、下端面の面積が0.5mmの扇形の凸部を28個設け、切り欠きを形成しなかった。すなわち、実施例2の支持部材の形状は支持部材330aと同様である。
実施例3に係る包装容器の支持部材は、下端部における外周直径を20mmとし、長さ0.3mm、下端面の面積が0.1mmの円形の凸部を3個設け、幅4mmの切り欠きを1カ所形成した。すなわち、実施例3の支持部材の形状は支持部材330bと同様である。
実施例4に係る包装容器の支持部材は、下端部における外周直径を20mmとし、リブからの長さ10mm、下端面の面積が0.05mmの円形の凸部を支持部材の中心軸上に1個設け、幅4mmの切り欠きを1カ所形成した。すなわち、実施例4の支持部材の形状は支持部材330cと同様である。
比較例1に係る包装容器の支持部材は、下端部における外周直径を26mmとし、凸部を設けず、幅4mmの切り欠きを1カ所形成した。
比較例2に係る包装容器の支持部材は、下端部における外周直径を26mmとし、凸部を設けず、幅20mmの切り欠きを1カ所形成した。
比較例3に係る包装容器の支持部材は、下端部における外周直径を26mmとし、長さ0.5mm、下端面の面積が4mmの扇形の凸部を4個設け、切り欠きを形成しなかった。
比較例4に係る包装容器の支持部材は、下端部における外周直径を10mmとし、凸部を設けず、幅3mmの切り欠きを1カ所形成した。
<評価>
実施例1〜4及び比較例1〜4に係る包装容器の容器本体にシャンプーを充填し、10人の評価者がポンプディスペンサーにより内容液を汲み出す際の横倒れの発生の有無について評価を行った。また、ポンプディスペンサーを下方に押し下げる際に、支持部材の下端部が容器本体の下面に食い込んだ深さも同時に測定した。
表1に、評価に用いた実施例及び比較例に係る包装容器の容器仕様と評価結果とをまとめた。また、図5に、実施例及び比較例に係る凸部の形状を図示した。表1の評価結果には、支持部材の食い込み深さ及び横倒れの発生しなかった評価者の人数を記載した。
また、横倒れが発生しなかった評価者の人数が、10人であった包装容器は総合評価として「++」で示し、9人〜6人の場合は「+」で示し、5人以下の場合は「−」で示した。
Figure 0006984278
表1に示すように、実施例1〜4に係る包装容器では、それぞれ7人以上の評価者で横倒れが発生しなかった。実施例4は、凸部が1個のみであるため、食い込み深さは充分であったものの安定してポンプディスペンサーを保持することができない場合があり、3人の評価者で横倒れが発生した。
これに対して比較例1〜4に係る包装容器では、横倒れが発生しなかった評価者は2人以下であった。比較例3は、凸部を4個備えているものの凸部の下端面面積が大きいため、十分に容器本体の下面に食い込むことができずに8人の評価者で横倒れが発生した。
以上の評価結果から、ポンプディスペンサーの下端部に所定形状の凸部を設けることにより横倒れの発生を抑制して、内容液を汲み出すことができることが確認できた。
本発明は、容器本体と、押し下げることにより内容液を汲み出すことのできるポンプディスペンサーとを含む包装容器に好適に用いることができる。
100 包装容器
200 容器本体
210 上面
211 開口
220 側面
221 第1の側面
222 第2の側面
230 下面
240 サイドシール部
250 折り曲げ片
300 ポンプディスペンサー
310 ポンプ部
311 ポンプヘッド
312 ピストン
313 シリンダ
314 注出ノズル
320 固定部
330、330a、330b、330c 支持部
331 切り欠き
332、332a、332b、332c 凸部

Claims (3)

  1. 紙を基材としたシート材で形成された、内部と外部との気圧差がなくても、内容物の残存量によらず形状を維持できる程度の剛性を有する容器本体と、
    前記容器本体に、前記容器本体の上部に形成された貫通孔に挿入されて取り付けられ、鉛直下方へ向かって押し下げることにより前記容器本体に収容された内容液を汲み出すことのできるポンプヘッドを備えるポンプディスペンサーとを含む包装容器であって、
    前記ポンプディスペンサーは、
    前記ポンプヘッドの下端から延伸し、前記容器本体に取り付けられた状態において前記容器本体の内部に配置される略円筒形状の支持部材を備え、
    前記支持部材は、
    下端部において下方に突出して、少なくとも前記ポンプヘッドを鉛直下方へ向かって押し下げたときに先端が前記容器本体の下面を構成するシート材に食い込むことができる1個以上の凸部を有し、
    前記凸部の長さが0.05mm以上であり、前記凸部の下端面の面積が0.05mm 以上0.5mm以下である、
    包装容器。
  2. 前記凸部の長さが2.0mm以下である、請求項1に記載の包装容器。
  3. 前記凸部を3個以上備える、請求項1または請求項2に記載の包装容器。
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