JP6984257B2 - 電子装置 - Google Patents

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この明細書における開示は、スルーホールを有する基板と、スルーホールの直上に配置された電子部品と、を備える電子装置に関する。
特許文献1には、スルーホールを有する基板と、スルーホールの直上に配置された電子部品と、を備える電子装置が開示されている。この電子装置では、基板のスルーホールに熱伝導部材(銅ピン)が圧入され、電子部品(発熱物体)の熱を、熱伝導部材を介して逃がすことができるようになっている。
特開2010−263003号公報
熱伝導部材は、圧入により、基板の板厚方向において精度よく位置決めされる。したがって、熱伝導部材の位置がばらつき、これにより電子部品との接続など、製造工程における実装の不具合が生じるのを抑制することができる。
しかしながら、圧入により基板のスルーホール周囲において白化が生じやすく、スルーホールから離れた位置に内層配線を配置しなければならない。このため、基板、ひいては電子装置の小型化が困難であった。また、たとえば圧入のための装置が必要となり、製造コストが高いという問題もあった。
本開示はこのような課題に鑑みてなされたものであり、体格を小型化でき、且つ、製造コストを低減できる電子装置を提供することを目的とする。
本開示は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、技術的範囲を限定するものではない。
本開示のひとつである電子装置は、電気絶縁性の基材(21)と、基材の一面及び一面と板厚方向に反対の裏面にわたって貫通するスルーホール(23)と、一面においてスルーホールの周辺に形成された表面ランド(24)と、を有する基板(20)と、板厚方向からの平面視においてスルーホールと重なるように一面上に配置された本体部(31)と、本体部における一面側の下面のスルーホールと重なる部分に設けられた放熱部(32)と、本体部から外部に露出され、表面ランドに接続された端子部(33)と、を有する電子部品(30)と、金属材料を含んで形成されており、少なくとも一部がスルーホール内に配置された熱伝導部材(40)と、を備え、熱伝導部材は、基材よりも高い熱伝導性を有する接合材(51)により放熱部に接続されるとともに、スルーホールの壁面(26)の一部にのみ接触して基板により支持され、基板において、スルーホールの直径は、一面よりも裏面において短くされ、且つ、板厚方向における任意の2箇所のうち一面に近い箇所の直径をD1、裏面に近い箇所の直径をD2とすると、D1≧D2を満たしており、熱伝導部材は、スルーホールの板厚方向における中間部分で壁面に接触し、基板は、スルーホールとして、一面に開口する大径部(23a)と、大径部に連なるとともに裏面に開口し、大径部よりも直径の短い小径部(23b)と、を有するとともに、スルーホールの壁面として、大径部と小径部との境界をなす段差面(26a)を有し、熱伝導部材は、段差面に接触している。本開示の他のひとつである電子装置は、電気絶縁性の基材(21)と、基材の一面及び一面と板厚方向に反対の裏面にわたって貫通するスルーホール(23)と、一面においてスルーホールの周辺に形成された表面ランド(24)と、を有する基板(20)と、板厚方向からの平面視においてスルーホールと重なるように一面上に配置された本体部(31)と、本体部における一面側の下面のスルーホールと重なる部分に設けられた放熱部(32)と、本体部から外部に露出され、表面ランドに接続された端子部(33)と、を有する電子部品(30)と、金属材料を含んで形成されており、少なくとも一部がスルーホール内に配置された熱伝導部材(40)と、を備え、熱伝導部材は、基材よりも高い熱伝導性を有する接合材(51)により放熱部に接続されるとともに、スルーホールの壁面(26)の一部にのみ接触して基板により支持され、スルーホールの直径が、板厚方向において一定とされ、熱伝導部材は、スルーホールの壁面のうち、一面側の端部(26b)及び裏面側の端部(26c)のいずれかに接触している。本開示の他のひとつである電子装置は、電気絶縁性の基材(21)と、基材の一面及び一面と板厚方向に反対の裏面にわたって貫通するスルーホール(23)と、一面においてスルーホールの周辺に形成された表面ランド(24)と、を有する基板(20)と、板厚方向からの平面視においてスルーホールと重なるように一面上に配置された本体部(31)と、本体部における一面側の下面のスルーホールと重なる部分に設けられた放熱部(32)と、本体部から外部に露出され、表面ランドに接続された端子部(33)と、を有する電子部品(30)と、金属材料を含んで形成されており、少なくとも一部がスルーホール内に配置された熱伝導部材(40)と、を備え、熱伝導部材は、基材よりも高い熱伝導性を有する接合材(51)により放熱部に接続されるとともに、スルーホールの壁面(26)の一部にのみ接触して基板により支持され、基板は、スルーホールに形成されたスルーホールランド(25)を有し、熱伝導部材は、接合材によってスルーホールランドにも接続されている。
これらの電子装置によれば、熱伝導部材が、スルーホールの壁面に接触して、基板により支持される。したがって、熱伝導部材を、基板の板厚方向において、精度よく位置決めすることができる。そして、この位置決め状態で、熱伝導部材が接合材を介して電子部品に接続されている。すなわち、熱伝導部材が電子部品及び基板に固定されている。この固定構造によれば、従来のような熱伝導部材の圧入が不要であるため、基材におけるスルーホール周囲の白化を抑制することができる。すなわち、基板におけるデッドスペースを低減することができる。よって、基板、ひいては電子装置の体格を小型化することができる。
また、このような熱伝導部材は、電子部品同様、マウンタを用いて配置できる。たとえば圧入のための装置が不要となるため、製造コストを低減することもできる。
本開示の他のひとつである電子装置は、
電気絶縁性の基材(21)と、基材の一面及び一面と板厚方向に反対の裏面にわたって貫通するスルーホール(23)と、一面においてスルーホールの周辺に形成された表面ランド(24)と、を有する基板(20)と、
板厚方向からの平面視においてスルーホールと重なるように一面上に配置された本体部(31)と、本体部における一面側の下面のスルーホールと重なる部分に設けられた放熱部(32)と、本体部から外部に露出され、表面ランドに接続された端子部(33)と、を有する電子部品(30)と、
金属材料を含んで形成された部材であって、スルーホール内に配置される挿入部(44)と、一面と対向するように挿入部から延設された延設部(45)と、を有する熱伝導部材(40)と、を備え、
熱伝導部材は、基材よりも高い熱伝導性を有する接合材(51)により放熱部に接続されるとともに、一面における表面ランドよりも内側の部分に延設部が接触して基板により支持され
基板は、スルーホールに形成されたスルーホールランド(25)を有し、
熱伝導部材は、接合材によってスルーホールランドにも接続されている。
この電子装置によれば、熱伝導部材の延設部が、基材の一面に接触して、一面により支持される。したがって、熱伝導部材を、基板の板厚方向において、精度よく位置決めすることができる。そして、この位置決め状態で、熱伝導部材が接合材を介して電子部品に接続されている。すなわち、熱伝導部材が電子部品及び基板に固定されている。この固定構造によれば、従来のような熱伝導部材の圧入が不要であるため、基材におけるスルーホール周囲の白化を抑制することができる。すなわち、基板におけるデッドスペースを低減することができる。よって、基板、ひいては電子装置の体格を小型化することができる。
また、このような熱伝導部材は、電子部品同様、マウンタを用いて配置できる。圧入のための装置が不要となるため、製造コストを低減することもできる。
第1実施形態の電子装置を示す断面図である。 電子装置の製造方法を示す断面図である。 電子装置の製造方法を示す断面図である。 電子装置の製造方法を示す断面図である。 第1変形例を示す断面図である。 第2実施形態の電子装置を示す断面図である。 第3実施形態の電子装置を示す断面図である。 電子装置の製造方法を示す断面図である。 第4実施形態の電子装置を示す断面図である。 第5実施形態の電子装置を示す断面図である。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的に及び/又は構造的に対応する部分には同一の参照符号を付与する。以下において、基板の厚み方向をZ方向、Z方向に直交する一方向をX方向と示す。また、Z方向及びX方向の両方向に直交する方向をY方向と示す。特に断わりのない限り、上記したX方向及びY方向により規定されるXY面に沿う形状、すなわちZ方向からの平面視における形状を平面形状とする。
(第1実施形態)
先ず、図1に基づき、電子装置について説明する。
図1に示すように、電子装置10は、基板20、電子部品30、及び熱伝導部材40を備えている。基板20には、熱伝導部材40に対応する電子部品30以外の図示しない部品も実装されている。図1では、便宜上、電子装置10のうち、電子部品30及び熱伝導部材40の周辺を図示している。電子装置10は、さらに、基板20、電子部品30、及び熱伝導部材40を収容する筐体、基板20に実装されるコネクタなどを備えてもよい。
このような電子装置10は、たとえば車両に搭載される。本実施形態では、電子装置10が、車両を制御する電子制御装置、たとえばエンジンECU(Electronic Control Unit)として構成されている。
基板20は、樹脂などの電気絶縁材料を用いて形成された基材21に、金属箔などからなる配線22が配置されてなる。基板20は、プリント基板とも称される。基材21の板厚方向はZ方向と略一致している。基材21は、一面21a、及び、一面21aとZ方向において反対の裏面21bを有している。
基材21には、一面21a及び裏面21bにわたって貫通するスルーホール23が形成されている。スルーホール23は、Z方向に沿って形成されている。スルーホール23は、貫通孔とも称される。スルーホール23の開口形状は、略真円形状となっている。
配線22は、少なくとも基材21の一面21aに配置されている。本実施形態では、一面21aに加えて、裏面21b及び基材21の内部にも配置されている。基板20は、基材21に配線22が多層に配置されてなる多層基板となっている。基板20は、配線22として、基材21の一面21a又は裏面21bに露出する表層配線22a、及び、基材21の内部に配置された内層配線22bを有している。なお、図1では、便宜上、ソルダレジストを省略して図示している。
基材21の一面21aには、表層配線22aの一部として、ランド24が形成されている。ランド24は、表層配線22aのうち、電子部品30と電気的に接続される電極部分である。ランド24が、表面ランドに相当する。ランド24は、一面21aにおけるスルーホール23の開口周辺に形成されている。一面21aにおけるスルーホール23の開口周りに、複数のランド24が形成されている。
また、基材21におけるスルーホール23にも、ランド25が形成されている。ランド25が、スルーホールランドに相当する。本実施形態では、ランド25が、めっきにより形成されている。このため、ランド25は、スルーホールめっきとも称される。ランド25は、たとえば無電解銅めっきを施したのち、電気銅めっきを施すことで形成されている。ランド25は、一面21a及び裏面21bにおけるスルーホール23の開口周縁にも形成されている。
ランド25が形成されているため、ランド25の表面が、スルーホール23の壁面26をなしている。なお、図1では、内層配線22bの一部がランド25に接続されている。この内層配線22bは、電位の基準となるグランド層である。しかしながら、内層配線22bがランド25に接続されない構成としてもよい。
本実施形態では、スルーホール23の直径が、一面21aの開口よりも裏面21bの開口において短くなっている。また、Z方向における任意の2箇所のうち、図1に示すように、一面21aに近い箇所の直径をD1、裏面21bに近い箇所の直径をD2とすると、D1≧D2を満たしている。図1では、直径D1が破線箇所の直径、直径D2が一点鎖線箇所の直径を示している。
具体的には、基板20が、スルーホール23として、大径部23a及び小径部23bを有している。大径部23aは、一面21aに開口し、Z方向において裏面21bに到達しない所定範囲の部分である。小径部23bは、大径部23aに連なり、裏面21bに開口している。小径部23bは、大径部23aよりも直径の短い部分である。
スルーホール23の壁面26は、大径部23aと小径部23bとの境界をなす段差面26aを有している。段差面26aは、一面21a及び裏面21bに略平行な面である。段差面26aは、一面21a側からの平面視において、大径部23aの壁面26からスルーホール23の中心側に迫り出している。段差面26aは、スルーホール23の中心軸を取り囲むように環状に設けられている。しかしながら、段差面26aが、中心軸を取り囲むように複数箇所に分割されてもよい。段差面26aにより、熱伝導部材40を支持できれば良い。このようなスルーホール23は、ドリル等を用いて2段階で穴あけをすることで形成できる。
電子部品30は、基板20に実装された複数の部品のうちの一部である。電子部品30を含む複数の部品は、配線22とともに回路を形成する。よって、本実施形態の電子装置10は、回路基板とも称される。電子部品30は、発熱部品である。電子部品30は、複数の部品の中でも発熱量の大きい部品である。電子部品30は、たとえばパワーMOSFETやIGBTが形成された半導体チップを有している。電子部品30は、上記したランド24に接続される表面実装型の部品である。
電子部品30は、本体部31、放熱部32、及び複数の端子部33を有している。本体部31は、上記した半導体チップがモールド樹脂によって封止されてなる。本体部31は、一面21aの上方に配置されている。本体部31は、Z方向からの平面視において、少なくとも一部がスルーホール23と重なるように配置されている。本実施形態では、本体部31の全体が、スルーホール23と重なるように配置されている。
放熱部32は、電子部品30の熱を熱伝導部材40などに効率よく逃がすために、本体部31の下面、すなわちZ方向における一面21a側の面に設けられている。放熱部32は、本体部31の下面のうち、スルーホール23と重なる部分に設けられている。放熱部32は、はんだ付けが可能で、熱伝導性が良好な金属材料を用いて形成されている。放熱部32は、ヒートシンクとも称される。本実施形態では、放熱部32としての金属板が、本体部31の下面に固定されている。放熱部32は、モールド樹脂から露出している。放熱部32は、半導体チップと電気的に分離されている。
端子部33は、本体部31から外部に露出され、対応するランド24に接続されている。本実施形態では、端子部33として、リード端子を採用している。端子部33は、本体部31のモールド樹脂内に配置されたインナーリード部と、モールド樹脂から外部に突出するアウターリード部を有している。半導体チップは、インナーリード部に電気的に接続されている。端子部33のアウターリード部の先端部分は、はんだ50を介して、ランド24に接続されている。本体部31及び放熱部32は、複数の端子部33により、基板20に対して浮いた状態で支持されている。電子部品30は、基板20の一面21a側において、スルーホール23を跨ぐように配置されている。
熱伝導部材40は、電子部品30の生じた熱を逃がすための部材である。よって、熱伝導部材40は、放熱部材とも称される。熱伝導部材は、銅などの熱伝導性が良好な金属材料を用いて形成されている。本実施形態では、熱伝導部材40として、銅ピンを採用している。
熱伝導部材40は、少なくとも一部がスルーホール23内に配置されている。熱伝導部材40は、スルーホール23の途中で壁面26に接触している。すなわち、熱伝導部材40は、基板20によって支持されている。熱伝導部材40は、基板20により支持された状態で、はんだ51を介して、電子部品30の放熱部32に接続されている。このように、熱伝導部材40は、電子部品30及び基板20に固定されている。
具体的には、熱伝導部材40が、大径部40a及び小径部40bを有している。大径部40aは、所定径の円柱状をなしている。大径部40aの直径は、スルーホール23の大径部23aの直径よりも短くなっている。大径部40aの一端が、熱伝導部材40におけるZ方向の一面21a側の端部である一端41をなしている。
大径部40aの他端には、小径部40bが連なっている。小径部40bは、大径部40aよりも直径の短い円柱状をなしている。小径部40bの直径は、スルーホール23の小径部23bの直径よりも短くなっている。小径部40bにおける大径部40aとは反対の端部が、熱伝導部材40の裏面21b側の端部である他端42をなしている。
熱伝導部材40は、表面として、大径部40aと小径部40bとを繋ぐ繋ぎ面43を有している。繋ぎ面43は、一端41及び他端42と略平行となっている。繋ぎ面43は、段差面26aと対向している。熱伝導部材40は、繋ぎ面43が段差面26aに面接触した状態で、基板20に支持されている。この支持状態で、一端41が基板20の一面21a側の表面と略面一とされ、他端42が裏面21b側の表面と略面一とされている。
次に、図2〜図4に基づき、上記した電子装置10の製造方法について説明する。図2では、スルーホール23に挿入する前の熱伝導部材40を実線で示し、スルーホール23内に配置された状態を破線で示している。
先ず、図2に示すように、上記した基板20及び熱伝導部材40をそれぞれ準備する。そして、マウンタ60により熱伝導部材40を吸着し、スルーホール23の中心と熱伝導部材40の中心とが略一致するように、熱伝導部材40を位置決めする。この位置決め状態で、熱伝導部材40を一面21a側からスルーホール23に挿入する。挿入により、熱伝導部材40の繋ぎ面43が、段差面26aに接触する。これにより、熱伝導部材40が基板20によって支持されることとなる。基板20によって支持されるため、熱伝導部材40がZ方向において精度良く位置決めされる。また、熱伝導部材40の抜け落ちを防ぐこともできる。
熱伝導部材40は、マウンタ60により搬送及びスルーホール23に対して位置決めされる。繋ぎ面43が段差面26aに接触すると、マウンタ60による熱伝導部材40の保持が解除される。
次に、図3に示すように、ランド24上にはんだ50を配置するとともに、熱伝導部材40の一端41上にはんだ51を配置する。この時点で、はんだ50,51はリフロー前の状態にあり、本実施形態ではいずれもペースト状となっている。このようなはんだ50,51は、ディスペンサによる塗布やスクリーン印刷による塗布によって、配置される。はんだ50,51は、放熱部32及び端子部33が対応するはんだ50,51に接触するように、所定厚を有して配置される。
次に、図4に示すように、電子部品30を基板20に配置する。電子部品30は、マウンタ60により搬送され、基板20に対して位置決めされる。電子部品30は、本体部31がZ方向からの平面視においてスルーホール23と重なり、且つ、端子部33が対応するランド24と重なるように、位置決めされる。電子部品30を基板20の一面21a側に配置した状態で、放熱部32がはんだ50に接触する。また、端子部33の先端部分が、はんだ51に接触する。
次いで、はんだ50,51をリフローすることにより、図1に示した電子装置10を得ることができる。
次に、上記した電子装置10の効果について説明する。
本実施形態では、熱伝導部材40が、スルーホール23の段差面26aに接触し、基板20により支持される。このため、熱伝導部材40を、段差面26aを位置基準として、精度よく位置決めすることができる。そして、この位置決め状態で、熱伝導部材40がはんだ51を介して電子部品30に接続されている。すなわち、熱伝導部材40が電子部品30及び基板20に固定されている。この固定構造によれば、従来のような熱伝導部材の圧入が不要であるため、基材21におけるスルーホール23周囲の白化を抑制することができる。すなわち、基板20におけるデッドスペースを低減することができる。よって、基板20、ひいては電子装置10の体格を小型化することができる。
また、このような熱伝導部材40は、上記したように、電子部品30同様、マウンタ60を用いて配置できる。たとえば圧入のための装置やリフロー時の搬送パレットを用いなくてもよいため、製造コストを低減することもできる。
このように、本実施形態の電子装置10は、製造工程において、熱伝導部材40を精度良く位置決めするのに適している。その上で、体格を小型化でき、且つ、製造コストを低減することができる。
特に本実施形態では、壁面26の段差面26aに、熱伝導部材40が面接触する。したがって、熱伝導部材40を、より精度よく位置決めすることができる。また、マウンタ60により、電子部品30が配置される一面21a側から熱伝導部材40を挿入するため、製造工程を簡素化し、これによりコストを低減することができる。
また、スルーホール23の裏面21b側を小径部23bとしている。したがって、基板20における電子部品30の実装面積、特に裏面21b側の実装面積を増やすこともできる。
また、熱伝導部材40が、はんだ51を介して電子部品30の放熱部32に接続されている。したがって、図1に白抜き矢印で示すように、電子部品30の熱を、熱伝導部材40を介して、基板20の裏面21b側に逃がすことができる。特に本実施形態では、熱伝導部材40が、スルーホール23の壁面26をなすランド25に接触している。このため、図1に白抜き矢印で示すように、熱の一部が、熱伝導部材40からランド25に伝わる。さらには、熱伝導部材40が、はんだ51を介してランド25に接続されている。したがって、裏面21b側への放熱性を向上することができる。なお、はんだ51を介してランド25に接続されるため、熱伝導部材40の固定構造をより安定化させることができる。
なお、スルーホール23にランド25が形成される例を示したが、これに限定されない。図5に示す第1変形例では、ランド25が形成されず、スルーホール23の壁面26に、基材21が露出している。すなわち、基材21が壁面26をなしている。ランド25に較べて基材21のほうが、はんだ51に対する濡れ性が低いため、スルーホール23の壁面26をはんだ51が濡れ拡がるのを抑制することができる。したがって、電子部品30と熱伝導部材40との間に、所定厚のはんだ51を確保しやすい。
(第2実施形態)
本実施形態は、先行実施形態を参照できる。このため、先行実施形態に示した電子装置10と共通する部分についての説明は省略する。
本実施形態では、図6に示すように、壁面26が傾斜面とされ、Z方向において裏面21bに近づくほどスルーホール23の直径が短くなっている。これにより、スルーホール23の直径が、一面21aの開口よりも裏面21bの開口において短くされ、且つ、D1≧D2を満たしている。
そして、熱伝導部材40が、スルーホール23の中間部分(途中)で壁面26に接触している。熱伝導部材40の構成は、第1実施形態と同じである。熱伝導部材40のうち、大径部40aにおける小径部40b側の端部が、壁面26である傾斜面に接触している。なお、図6では、直径D1が破線箇所の直径、直径D2が一点鎖線箇所の直径を示している。
したがって、本実施形態の電子装置10は、第1実施形態に示した構成と同等の効果を奏することができる。たとえば熱伝導部材40は、一面21a側から挿入すると壁面26である傾斜面に接触し、基板20により支持される。このため、熱伝導部材40を、精度よく位置決めすることができる。また、熱伝導部材40の抜け落ちを防ぎ、熱伝導部材40をスルーホール23内に保持することができる。さらには、スルーホール23の直径が一面21a側よりも裏面21b側で短いため、基板20における電子部品30の実装面積を増やすことができる。
なお、スルーホール23の壁面26が傾斜面とされる上記構成において、ランド25が形成されず、壁面26に基材21が露出するようにしてもよい。
(第3実施形態)
本実施形態は、先行実施形態を参照できる。このため、先行実施形態に示した電子装置10と共通する部分についての説明は省略する。
本実施形態では、図7に示すように、スルーホール23の直径が、その全長でほぼ一定とされている。そして、熱伝導部材40が、スルーホール23の壁面26のうち、一面21a側の端部26b及び裏面21b側の端部26cのいずれかに接触している。図7に示す例では、熱伝導部材40が、端部26bに接触している。
具体的には、熱伝導部材40のZ方向の長さが、スルーホール23の長さよりも若干長くなっている。熱伝導部材40のZ方向に直交する面積は、他端42よりも電子部品30側の一端41の方が大きくなっている。また、Z方向における任意の2箇所のうち電子部品30に近い箇所の面積をS1、電子部品30に対して遠い箇所の面積をS2とすると、S1≧S2を満たしている。図7において、面積S1は破線箇所の面積、面積S2は一点鎖線箇所の面積である。
熱伝導部材40は、このような面積の関係を満たす形状をなしている。一例として、熱伝導部材40は、円錐台形状をなしている。熱伝導部材40は、他端42から一端41に近づくほど面積が大きく、換言すれば直径が長くなっている。そして、一端41において、面積が最大、すなわち直径が最長となっている。一端41の直径は、スルーホール23の直径よりも長くなっている。他端42の直径は、スルーホール23の直径よりも短くなっている。他端42は、裏面21bに対して略面一とされている。
熱伝導部材40は、一端41と他端42とを繋ぐ側面のうち、一端41の近傍で壁面26の端部26bに接触している。すなわち、熱伝導部材40が、基板20によって支持されている。熱伝導部材40は、支持状態で、はんだ51を介して、電子部品30の放熱部32に接続されている。
このような電子装置10は、第1実施形態に示した製造方法にて形成することができる。本実施形態でも、図8に示すように、マウンタ60により熱伝導部材40を吸着し、スルーホール23に対して熱伝導部材40を位置決めする。そして、位置決め状態で、一面21a側から熱伝導部材40を挿入する。挿入により、熱伝導部材40の側面における一端41の近傍が、壁面26の端部26bに接触する。これにより、熱伝導部材40が基板20によって支持される。なお、図8では、スルーホール23に挿入する前の熱伝導部材40を実線で示し、スルーホール23内に配置された状態を破線で示している。
次に、上記した電子装置10の効果について説明する。
本実施形態では、熱伝導部材40が、スルーホール23の壁面26のうち、一面21a側の端部26bに接触し、基板20により支持される。このため、熱伝導部材40を、端部26bを位置基準として、精度よく位置決めすることができる。そして、この位置決め状態で、熱伝導部材40がはんだ51を介して電子部品30に接続されている。したがって、第1実施形態同様、基板20におけるデッドスペースを低減し、基板20、ひいては電子装置10の体格を小型化することができる。また、マウンタ60を用いて熱伝導部材40を配置できるため、製造コストを低減することもできる。特に、電子部品30が配置される一面21a側から熱伝導部材40を挿入するため、コストを低減することができる。
また、熱の一部が、熱伝導部材40からランド25に伝わるため、裏面21b側への放熱性を向上することができる。また、スルーホール23を一定径とするため、基板20の構造を簡素化できる。
なお、本実施形態に示した構成において、ランド25が形成されず、壁面26に基材21が露出するようにしてもよい。
また、端部26bに接触した状態で、熱伝導部材40の一部が一面21a側に突出する例を示したが、これに限定されない。一端41の直径が、スルーホール23の直径とほぼ等しくされてもよい。しかしながら、端部26bとの接触部分よりも一端41側に、スルーホール23の直径よりも長い部分を有すると、基板20によって熱伝導部材40をより安定的に支持することができる。
熱伝導部材40のZ方向に直交する面積が他端42よりも一端41で大きくされ、且つ、S1≧S2を満たす形状は、上記した円錐台形状に限定されない。たとえば、階段形状の熱伝導部材40を採用することもできる。
(第4実施形態)
本実施形態は、先行実施形態を参照できる。このため、先行実施形態に示した電子装置10と共通する部分についての説明は省略する。
本実施形態では、スルーホール23が一定径とされている。そして、図9に示すように、熱伝導部材40のZ方向に直交する面積は、一端41よりも他端42の方が大きくされている。また、Z方向における任意の2箇所のうち電子部品30に近い箇所の面積をS3、電子部品30に対して遠い箇所の面積をS4とすると、S4≧S3を満たしている。図9において、面積S3は破線箇所の面積、面積S4は一点鎖線箇所の面積である。
熱伝導部材40は、このような面積の関係を満たす形状をなしている。熱伝導部材40は、たとえば円錐台形状をなしている。熱伝導部材40は、他端42に近づくほど面積が大きく、換言すれば直径が長くなっている。そして、他端42において、面積が最大、すなわち直径が最長となっている。他端42の直径は、スルーホール23の直径とほぼ等しくなっている。
熱伝導部材40は、壁面26の端部26cに接触している。すなわち、熱伝導部材40が、基板20によって支持されている。熱伝導部材40は、壁面26により支持された状態で、はんだ51を介して、電子部品30の放熱部32に接続されている。したがって、第3実施形態に示した構成と同等の効果を奏することができる。
このような電子装置10も、第1実施形態に示した製造方法にて形成することができる。その際、裏面21b側から熱伝導部材40を挿入するのが好ましい。マウンタ60により吸着された熱伝導部材40を裏面21b側からスルーホール23に挿入すると、側面における他端42側の端部が壁面26の端部26cに接触する。熱伝導部材40がスルーホール23に嵌合し、熱伝導部材40が基板20によって支持される。また、裏面21b側からの挿入により、基板20のダメージ、たとえばランド25のめっき剥がれを抑制することができる。
なお、本実施形態に示した構成において、ランド25が形成されず、壁面26に基材21が露出するようにしてもよい。
また、端部26cに接触した状態で、熱伝導部材40の一部が裏面21b側に突出する構成としてもよい。また、他端42の直径をスルーホール23の直径よりも若干大きくし、裏面21b側から熱伝導部材40をスルーホール23に圧入してもよい。基板20によって、熱伝導部材40をより安定的に支持することができる。この場合、圧入の影響は端部26c付近に限定される。したがって、Z方向の大部分において、白化を抑制することができる。また、スルーホール23の全長にわたって圧入するのではないため、マウンタ60にて圧入させることもできる。
熱伝導部材40のZ方向に直交する面積が一端41よりも他端42で大きくされ、且つ、S4≧S3を満たす形状は、上記した円錐台形状に限定されない。たとえば、階段形状の熱伝導部材40を採用することもできる。
(第5実施形態)
本実施形態は、先行実施形態を参照できる。このため、先行実施形態に示した電子装置10と共通する部分についての説明は省略する。
本実施形態では、図10に示すように、熱伝導部材40が、スルーホール23内に配置される挿入部44と、一面21aと対向するように挿入部44から延設された延設部45を有している。図10では、スルーホール23が一定径とされている。そして、挿入部44における電子部品30側の端部に、スルーホール23の直径よりも長くされた円板状の延設部45が、一体的に連なっている。熱伝導部材40は、ZX断面において、略T字状をなしている。
そして、熱伝導部材40の延設部45が、基板20におけるランド24よりも内側の部分に接触し、基板20により支持されている。なお、内側の部分とは、基板20における電子部品30側の面のうち、スルーホール23とランド24の間の部分である。図10では、ランド25における一面21a側の開口周縁に、延設部45が接触している。熱伝導部材40は、基板20により支持された状態で、はんだ51を介して、電子部品30の放熱部32に接続されている。したがって、先行実施形態に示した構成と同等の効果を奏することができる。
なお、本実施形態に示した構成において、ランド25が形成されず、壁面26に基材21が露出するようにしてもよい。また、スルーホール23は一定径に限定されない。
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。たとえば、開示は、実施形態において示された要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものと解されるべきである。
熱伝導部材40の形状は、上記例に限定されるものではない。たとえば、平面多角形状の熱伝導部材40を採用することもできる。
熱伝導部材40の他端42が、基板20の裏面21bに対して略面一とされる例を示したが、これに限定されるものではない。他端42がスルーホール23内に位置しても良いし、裏面21bから突出する構成としてもよい。
はんだ51が壁面26に接触する構成において、壁面26と熱伝導部材40との間の隙間の全てが、はんだ51により充填された構成としてもよい。はんだ51が、裏面21b側まで濡れ拡がった構成としてもよい。
接合材としてはんだ51の例を示したが、これに限定されない。接合材としては、基材21よりも高い熱伝導性を有し、且つ、熱伝導部材40を放熱部32に接続できるものであれば採用することができる。たとえば、フィラーとして金属粒子が添加された接着材を採用することもできる。
10…電子装置、20…基板、21…基材、21a…一面、21b…裏面、22…配線、22a…表層配線、22b…内層配線、23…スルーホール、23a…大径部、23b…小径部、24,25…ランド、26…壁面、26a…段差面、26b,26c…端部、30…電子部品、31…本体部、32…放熱部、33…端子部、40…熱伝導部材、40a…大径部、40b…小径部、41…一端、42…他端、43…繋ぎ面、44…挿入部、45…延設部、50,51…はんだ、60…マウンタ

Claims (9)

  1. 電気絶縁性の基材(21)と、前記基材の一面及び前記一面と板厚方向に反対の裏面にわたって貫通するスルーホール(23)と、前記一面において前記スルーホールの周辺に形成された表面ランド(24)と、を有する基板(20)と、
    前記板厚方向からの平面視において前記スルーホールと重なるように前記一面上に配置された本体部(31)と、前記本体部における前記一面側の下面の前記スルーホールと重なる部分に設けられた放熱部(32)と、前記本体部から外部に露出され、前記表面ランドに接続された端子部(33)と、を有する電子部品(30)と、
    金属材料を含んで形成されており、少なくとも一部が前記スルーホール内に配置された熱伝導部材(40)と、を備え、
    前記熱伝導部材は、前記基材よりも高い熱伝導性を有する接合材(51)により前記放熱部に接続されるとともに、前記スルーホールの壁面(26)の一部にのみ接触して前記基板により支持され
    前記基板において、前記スルーホールの直径は、前記一面よりも前記裏面において短くされ、且つ、前記板厚方向における任意の2箇所のうち前記一面に近い箇所の直径をD1、前記裏面に近い箇所の直径をD2とすると、D1≧D2を満たしており、
    前記熱伝導部材は、前記スルーホールの前記板厚方向における中間部分で壁面に接触し、
    前記基板は、前記スルーホールとして、前記一面に開口する大径部(23a)と、前記大径部に連なるとともに前記裏面に開口し、前記大径部よりも直径の短い小径部(23b)と、を有するとともに、前記スルーホールの壁面として、前記大径部と前記小径部との境界をなす段差面(26a)を有し、
    前記熱伝導部材は、前記段差面に接触している電子装置。
  2. 電気絶縁性の基材(21)と、前記基材の一面及び前記一面と板厚方向に反対の裏面にわたって貫通するスルーホール(23)と、前記一面において前記スルーホールの周辺に形成された表面ランド(24)と、を有する基板(20)と、
    前記板厚方向からの平面視において前記スルーホールと重なるように前記一面上に配置された本体部(31)と、前記本体部における前記一面側の下面の前記スルーホールと重なる部分に設けられた放熱部(32)と、前記本体部から外部に露出され、前記表面ランドに接続された端子部(33)と、を有する電子部品(30)と、
    金属材料を含んで形成されており、少なくとも一部が前記スルーホール内に配置された熱伝導部材(40)と、を備え、
    前記熱伝導部材は、前記基材よりも高い熱伝導性を有する接合材(51)により前記放熱部に接続されるとともに、前記スルーホールの壁面(26)の一部にのみ接触して前記基板により支持され
    前記スルーホールの直径が、前記板厚方向において一定とされ、
    前記熱伝導部材は、前記スルーホールの壁面のうち、前記一面側の端部(26b)及び前記裏面側の端部(26c)のいずれかに接触している電子装置。
  3. 前記熱伝導部材の前記板厚方向に直交する面積は、前記電子部品側の一端とは反対の多端よりも前記一端の方が大きくされ、且つ、前記板厚方向における任意の2箇所のうち前記電子部品に近い箇所の面積をS1、前記電子部品に対して遠い箇所の面積をS2とすると、S1≧S2を満たし、
    前記熱伝導部材は、前記一面側の端部に接触している請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記熱伝導部材の前記板厚方向に直交する面積は、前記電子部品側の一端よりも前記一端とは反対の他端の方が大きくされ、且つ、前記板厚方向における任意の2箇所のうち前記電子部品に近い箇所の面積をS3、前記電子部品に対して遠い箇所の面積をS4とすると、S4≧S3を満たし、
    前記熱伝導部材は、前記他端側の端部に接触している請求項2に記載の電子装置。
  5. 前記基板は、前記スルーホールに形成されたスルーホールランド(25)を有し、
    前記熱伝導部材は、前記接合材によって前記スルーホールランドにも接続されている請求項1〜4いずれか1項に記載の電子装置。
  6. 前記基板において、前記スルーホールの壁面は前記基材が露出している請求項1〜4いずれか1項に記載の電子装置。
  7. 電気絶縁性の基材(21)と、前記基材の一面及び前記一面と板厚方向に反対の裏面にわたって貫通するスルーホール(23)と、前記一面において前記スルーホールの周辺に形成された表面ランド(24)と、を有する基板(20)と、
    前記板厚方向からの平面視において前記スルーホールと重なるように前記一面上に配置された本体部(31)と、前記本体部における前記一面側の下面の前記スルーホールと重なる部分に設けられた放熱部(32)と、前記本体部から外部に露出され、前記表面ランドに接続された端子部(33)と、を有する電子部品(30)と、
    金属材料を含んで形成されており、少なくとも一部が前記スルーホール内に配置された熱伝導部材(40)と、を備え、
    前記熱伝導部材は、前記基材よりも高い熱伝導性を有する接合材(51)により前記放熱部に接続されるとともに、前記スルーホールの壁面(26)の一部にのみ接触して前記基板により支持され
    前記基板は、前記スルーホールに形成されたスルーホールランド(25)を有し、
    前記熱伝導部材は、前記接合材によって前記スルーホールランドにも接続されている電子装置。
  8. 前記基板において、前記スルーホールの直径は、前記一面よりも前記裏面において短くされ、且つ、前記板厚方向における任意の2箇所のうち前記一面に近い箇所の直径をD1、前記裏面に近い箇所の直径をD2とすると、D1≧D2を満たしており、
    前記熱伝導部材は、前記スルーホールの前記板厚方向における中間部分で壁面に接触している請求項7に記載の電子装置。
  9. 電気絶縁性の基材(21)と、前記基材の一面及び前記一面と板厚方向に反対の裏面にわたって貫通するスルーホール(23)と、前記一面において前記スルーホールの周辺に形成された表面ランド(24)と、を有する基板(20)と、
    前記板厚方向からの平面視において前記スルーホールと重なるように前記一面上に配置された本体部(31)と、前記本体部における前記一面側の下面の前記スルーホールと重なる部分に設けられた放熱部(32)と、前記本体部から外部に露出され、前記表面ランドに接続された端子部(33)と、を有する電子部品(30)と、
    金属材料を含んで形成された部材であって、前記スルーホール内に配置される挿入部(44)と、前記一面と対向するように前記挿入部から延設された延設部(45)と、を有する熱伝導部材(40)と、を備え、
    前記熱伝導部材は、前記基材よりも高い熱伝導性を有する接合材(51)により前記放熱部に接続されるとともに、前記基板における前記表面ランドよりも内側の部分に前記延設部が接触して前記基板により支持され
    前記基板は、前記スルーホールに形成されたスルーホールランド(25)を有し、
    前記熱伝導部材は、前記接合材によって前記スルーホールランドにも接続されている電子装置。
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