JP6982522B2 - 超電導回転機械用ステータ、及び超電導回転機械 - Google Patents
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Description
特許文献1には、冷凍機と、冷凍機と超電導コイルとを接続する冷却用端子と、を設けることで、超電導材料で形成された超電導コイルを冷却することが開示されている。
しかしながら、特許文献1では、冷却用端子から離れた部分を十分に冷却することは困難であった。つまり、特許文献1では、冷却が必要な超電導材料で形成された部分全体を十分に冷却することが困難であった。
さらに、本発明によれば、超電導回転機械用かご型ロータ側に位置する溝の入口側に配置され、冷却媒体が流れる第3の配管を有することで、コイルから伝達される熱を冷却することが可能となる。これにより、超電導回転機械用ステータの熱が超電導回転機械用かご型ロータに伝わることを抑制できる。
また、第3の配管の近傍に配置され、高温になりやすいティースの先端部を冷却することができる。
加えて、このような構成とされた冷却板を有することで、溝に対する冷却板の位置を規制することが可能となる。そして、コイルに電流が流れてコイルが熱膨張すると、コイルがスロットウェッジに押し付けられるが、このとき、冷却板の位置が変化しない。このため、接触熱伝導度が向上して、冷却効果を高めることができる。
また、溝に対する冷却板の位置が規制されることで、冷却板に固定された第3の配管の位置を規制することができる。
また、超電導体を複数の棒状とすることで、複数の棒状超電導体の外面が冷却媒体と接触するため、1本の棒状超電導体を用いる場合と比較して、冷却効率を高めることができる。
したがって、ab面の法線(c軸)を軸線方向(棒状超電導体の延在方向)に対して直交して配置させ、かつc軸が平行となることで、複数の単結晶のそれぞれのab面が平行となるので、棒状超電導体の延在方向(ロータバーの延在方向)に沿って電流を流すことができる。
なお、棒状超電導体の製造時や接合時において、互いに隣り合う単結晶同士の間には単結晶とならない粒界が生じるが、これらは可能な限り少ないほうが好ましい。
したがって、ab面の法線(c軸)を軸線方向(超電導体の延在方向)に対して直交して配置させ、かつc軸が平行となることで、複数の単結晶のそれぞれのab面が平行となるので、超電導体の延在方向(エンドリングの延在方向)に沿って電流を流すことができる。
さらに、このような構成とされた冷却板を有することで、溝に対する冷却板の位置が規制される。そして、コイルに電流が流れてコイルが熱膨張すると、コイルがスロットウェッジに押し付けられる。このとき、冷却板の位置が変化しないため、接触熱伝導度が向上し、冷却効果を高めることができる。
また、溝に対する冷却板の位置が規制されることで、冷却板に固定された配管の位置を規制することができる。
また、溝に対する冷却板の位置が規制されることで、冷却板に固定された配管の位置を規制することができる。
図1を参照して、第1の実施形態の超電導回転機械10の概略構成について説明する。図1において、Axはシャフト35の軸線(以下、「軸線Ax」という)、Dcはシャフト35、エンドリング45,46、及びヨーク91の周方向(以下、「周方向Dc」という)、Xは軸線Axが延在する方向(以下、「軸線方向X」という)をそれぞれ示している。
また、図1に示す点線の矢印は、超電導回転機械10内を流れる冷却媒体の移動経路を模式的に示している。
冷却媒体供給経路35Cの入口側は、ロータリージョイント23と接続されている。冷却媒体供給経路35Cの出口側は、かご型回転子40を構成するエンドリング45と接続されている。
冷却媒体供給経路35Cは、ロータリージョイント23を介して、冷凍機25−2から供給される冷却媒体を一方のエンドリング45内に導くための経路である。
冷却媒体回収経路35Dは、エンドリング45,46、及びかご型回転子40を構成する複数のロータバー43を通過した冷却媒体を、ロータリージョイント23を介して、冷凍機25−1に戻すための経路である。
ロータコア37は、シャフト35の外周側にシャフト35と一体に設けられている。ロータコア37は、軸線方向Xに延在する円筒状の部材である。
ロータコア37には、複数の挿入孔37Aと、貫通部37Bと、が形成されている。
複数の挿入孔37Aは、ロータコア37の外周部に形成されている。複数の挿入孔37Aは、間隔を空けて周方向Dcに配置されている。複数の挿入孔37Aは、軸線方向Xにロータコア37を貫通するように形成されている。
貫通部37Bは、ロータコア37の中央部を軸線方向Xに貫通するように形成されている。
ロータコア37は、例えば、軸線方向Xに複数の電磁鋼板を積層して構成することが可能である。
なお、第1の実施形態では、一例として、ロータバー43の延在方向が軸線方向Xと同じ方向である場合を例に挙げて以下の説明を行う。
かご型回転子40は、エンドリング45,46(一対のエンドリング)と、複数のロータバー43と、を有する。
エンドリング45,46は、ロータコア37を介して、軸線方向Xにおいて対向配置されている。エンドリング45は、軸線方向Xにおける複数のロータバー43の一端を支持している。エンドリング46は、軸線方向Xにおける複数のロータバー43の他端を支持している。
複数のロータバー43は、それぞれ挿入孔37Aに挿入されている。これにより、複数のロータバー43は、軸線方向Xに延在した状態で、かつ周方向Dcに間隔を空けた状態で配置されている。
この状態において、軸線方向Xにおける複数のロータバー43の両端部は、それぞれロータコア37から突出している。
上記構成とされたかご型回転子40は、複数のロータバー43が軸線方向Xに延びることで、軸線方向の電流を強くしている。
図6において、Bはab面51aに対して直交するc軸(以下、「c軸B」という)、Eはc軸Bに対して直交する仮想平面(以下、「平面E」という)、Y方向はc軸Bが延びる方向をそれぞれ示している。
図7では、軸線方向Xに配置された一部の単結晶のみを図示している。図7において、Fはa軸(以下、「a軸F」という)、Gはb軸(以下、「b軸G」という)、Iは結晶粒界(以下、「結晶粒界I」という)、Jは接合部(以下、「接合部J」という)をそれぞれ示している。
なお、接合部Jは、製造の都合で長さが不足する棒状超電導体51を延長して、必要な長さとするときに、棒状超電導体51の延在方向に棒状超電導体51を接合するときに形成される接合部である。
a軸Fの延在方向、及びb軸Gの延在方向は、複数の単結晶51A毎に異なっていてもよい。ab面51a,51bは、c軸Bに対して直交する面である。ab面51bは、ab面51aの反対側に配置されている。ab面51a,51bの各法線は、棒状超電導体51の延在方向に対して直交するように配置されている。
複数の棒状超電導体51は、ab面51bとab面51aとが対向するように積み重ねられて配置されている。
したがって、ab面の法線(c軸B)を軸線方向X(軸線Ax)に対して直交して配置させ、かつc軸Bが平行となることで、複数の単結晶51Aのそれぞれのab面51a,51bが平行となるので、棒状超電導体51の延在方向(ロータバー43の延在方向)に沿って電流を流すことができる。
なお、棒状超電導体51の製造時や接合時において、互いに隣り合う単結晶51A同士の間には単結晶とならない粒界が生じるが、これらは可能な限り少ないほうが好ましい。
このように、棒状超電導体51の表面51cを覆う保護膜52を設けることにより、第1の配管53内を流れる冷却媒体や冷却冷媒が無くなった場合の雰囲気ガスから棒状超電導体51を保護するための膜である。
そして、ab面51a,51bに形成される保護膜52は、凹凸面に沿うように形成される。よって、保護膜52が形成されたab面51aと保護膜52が形成されたab面51bとが接触する部分には、隙間が形成されている。この隙間も冷却媒体が流れる第1の冷却用流路54として機能する。
第1の配管53は、例えば、外部に熱を伝えにくく、かつ冷却媒体に対する耐性の高い材料で形成することが好ましい。
また、超電導体を複数の棒状とすることで、複数の棒状超電導体51の外面が冷却媒体と接触するため、1本の棒状超電導体を用いる場合と比較して、冷却効率を高めることができる。
第1の管状部材56は、例えば、外部に熱を伝えにくい材料で形成することが好ましい。
第1の支持部材57は、第1の配管53と第1の管状部材56とが接触しない状態で、第1の配管53を支持するとともに、第1の配管53と第1の管状部材56との間に第1の空間59を区画している。第1の空間59は、真空状態とされている。
これにより、外部の熱により、冷却媒体及び複数の棒状超電導体51の温度が上昇することを抑制できる。
エンドリング本体63は、環状の部材である。エンドリング本体63は、軸線方向Xに配置され、かつ軸受13側に配置された複数のロータバー43の端部と接続されている。
エンドリング本体63は、実際には製造の都合上、ロータバー43の端部と接続された位置を頂点とするリング状の多角形となる。この場合、該多角形の頂点間は、棒状又は円弧状とされた第2の管状部材76で接続されている。
なお、図2及び図4では、エンドリング本体63の形状を模式的に内周及び外周が円形とされたリング形状として図示している。
複数の単結晶51Aが有するa軸F及びb軸Gは、ab面71a,71bを形成している。
超電導体71は、周方向Dcに沿って延在している。超電導体71は、ab面71a,71bの法線が超電導体71の延在方向に対して直交するように配置されている。超電導体71の断面形状は、例えば、四角形とすることが可能である。
第2の配管73は、例えば、外部に熱を伝えにくく、かつ冷却媒体に対する耐性の高い材料で形成することが好ましい。
第2の管状部材76は、例えば、外部に熱を伝えにくい材料で形成することが好ましい。
第2の支持部材77は、第2の配管73と第2の管状部材76とが接触しない状態で、第2の配管73を支持するとともに、第2の配管73と第2の管状部材76との間に第2の空間79を区画している。第2の空間79は、真空状態とされている。
これにより、外部の熱により、冷却媒体及び超電導体71の温度が上昇することを抑制できる。
これにより、冷却媒体供給経路35C内を流れる冷却媒体は、スポーク64に形成された流路を介して、エンドリング本体63に形成された第2の冷却用流路75に供給される。
エンドリング46は、軸線方向Xにおいてエンドリング45と対向するように配置されている。エンドリング46は、エンドリング本体83と、スポーク84と、を有する。
エンドリング本体83に形成された第2の冷却用流路75は、複数のロータバー43に形成された第1の冷却用流路54,55に連通している。これにより、第1の冷却用流路54,55を経由した冷却媒体は、エンドリング本体83に形成された第2の冷却用流路75内に供給される。
これにより、エンドリング本体83を構成する超電導体71の冷却に寄与した冷却媒体は、冷却媒体回収経路35D内に導入される。
超電導回転機械用ステータ21は、超電導回転機械用かご型ロータ16の外側に隙間を介在させた状態で配置されている。
超電導回転機械用ステータ21は、ヨーク91と、ティース92と、溝94と、コイル96と、マイカテープ98と、スロットウェッジ101と、第3の配管103と、を有する。
ティース92は、ヨーク91の内側からヨーク91の径方向内側に突出して設けられている。ティース92は、ヨーク91の周方向に間隔を空けて複数配列されている。複数のティース92は、それぞれ軸線方向Xに延在している。
複数のティース92の先端面92aと超電導回転機械用かご型ロータ16との間には、隙間が形成されている。
第1の領域94Aは、溝94のうち、溝94の底部側に位置する領域である。第1の領域94Aは、ティース92に巻回されたコイル96が配置される領域である。
第2の領域94Bは、溝94のうち、溝94の入口側に位置する領域である。第2の領域94Bは、第3の配管103が配置される領域である。
第3の領域94Cは、第1の領域94A及び第2の領域94Bよりも幅広形状とされている。
なお、図5では、一例として、2つのコイル96を溝94に配置させた場合を例に挙げて図示したが、コイル96の数、及びコイル96の配置のさせ方は、図5に限定されない。
スロットウェッジ101は、コイル96を第1の領域94A内に留めておくための絶縁部材である。スロットウェッジ101は、第3の領域94Cに配置されている。
スロットウェッジ101は、超電導回転機械用かご型ロータ16と対向する面101aを有する。面101aは、平面とされている。
第3の配管103と超電導回転機械用かご型ロータ16との間には、隙間が形成されている。第3の配管103内には、冷凍機25−1から供給された冷却媒体Reが流れる。
また、複数の第3の配管103の軸線方向Xの軸受14側の端部(他方の端部)は、図示していない第2の連結管により連結されている。
第3の配管103は、例えば、円筒状の配管を押し潰すことで形成することが可能である。
ロータリージョイント23は、冷却媒体供給経路(図示せず)と、冷却媒体回収経路(図示せず)と、導入口23Aと、導出口23Bと、を有する。
冷凍機25−1は、導出口25Aと、導入口25Dと、を有する。冷凍機25−2は、導出口25Bと、導入口25Cと、を有する。
冷凍機25−1は、かご型回転子40に冷却媒体を供給する。冷凍機25−1は、かご型回転子40から回収した冷却媒体を冷却し、再度、かご型回転子40に供給する。
冷凍機25−2は、超電導回転機械用ステータ21に冷却媒体Reを供給する。冷凍機25−2は、超電導回転機械用ステータ21から回収した冷却媒体Reを冷却し、再度、超電導回転機械用ステータ21に供給する。
第1の回収ライン27は、一端が導出口23Bと接続されており、他端が導入口25Dと接続されている。第1の回収ライン27は、かご型回転子40を構成する複数の棒状超電導体51、及び超電導体71の冷却に寄与した冷却媒体を冷凍機25−1内に回収する。
第2の回収ライン29は、一端が複数の第3の配管103を連結する第2の連結管(図示せず)と接続されており、他端が導入口25Cと接続されている。第2の回収ライン29は、超電導回転機械用ステータ21の冷却に寄与した冷却媒体を冷凍機25−2内に回収する。
また、一対のエンドリング45,46がそれぞれの延在方向に沿って冷却媒体が流通可能な第2の冷却用流路75を有することで、冷却媒体により一対のエンドリング45,46全体を冷却することが可能となる。
したがって、超電導材料で形成された複数のロータバー43及び一対のエンドリング45,46を有するかご型回転子40全体を十分に冷却することができる。
これにより、超電導回転機械用ステータ21の熱が超電導回転機械用かご型ロータ16に伝わることを抑制できる。
また、第3の配管103の近傍に配置され、高温になりやすいティース92の先端部92Aを冷却することができる。
使用目的によっては、図10に示すような構成とされたロータバー110を用いてもよい。
図12を参照して、第2の実施形態に係る超電導回転機械用ステータ120について説明する。図12において、図9に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
冷却板121は、溝94の延在方向と同じ方向に延在している。
冷却板121は、スロットウェッジ101の面101aに固定されている。スロットウェッジ101が固定された面121aとは反対側に位置する冷却板121の面121bには、第3の配管103が固定されている。
冷却板121の幅方向両側は、ティース92の先端部92Aに固定されている。
また、溝94に対する冷却板121の位置が規制されることで、冷却板121に固定された第3の配管103の位置を規制することができる。
このような構成とすることで、第3の配管103の幅方向両側をティース92の先端部92Aと接触させることで、第3の配管103を介して、冷却媒体によりティース92の先端部92Aを冷却することが可能となる。これにより、ティース92の先端部92Aの冷却効果を高めることができる。
10…超電導回転機械
11,12…架台
11a,12a…上面
13,14…軸受
16…超電導回転機械用かご型ロータ
18…ケーシング
21,115,120,125,130…超電導回転機械用ステータ
23…ロータリージョイント
25−1,25−2…冷凍機
25A,25B…導出口
25C,25D…導入口
26…第1の供給ライン
27…第1の回収ライン
28…第2の供給ライン
29…第2の回収ライン
35…シャフト
35A…一方の端部
35B…他方の端部
35C…冷却媒体供給経路
35D…冷却媒体回収経路
37…ロータコア
37A…挿入孔
37B…貫通部
40…かご型回転子
43,110…ロータバー
45,46…エンドリング
51…棒状超電導体
51a,51b,71a,71b…ab面
51c,71c…表面
52…保護膜
53…第1の配管
54,55…第1の冷却用流路
56…第1の管状部材
57…第1の支持部材
59…第1の空間
63,83…エンドリング本体
64,84…スポーク
71…超電導体
73…第2の配管
75…第2の冷却用流路
76…第2の管状部材
77…第2の支持部材
79…第2の空間
91…ヨーク
92…ティース
92a…先端面
92A…先端部
94…溝
94A…第1の領域
94B…第2の領域
94C…第3の領域
96…コイル
98…マイカテープ
101…スロットウェッジ
101a,121a,121b…面
103,132…第3の配管
105…銅バー
121,131…冷却板
Ax…軸線
B…c軸
Dc…周方向
E…平面
F…a軸F
G…b軸
I…結晶粒界
J…接合部
Re…冷却媒体
Claims (10)
- 軸線が延びる方向である軸線方向に延びるシャフトと、
前記シャフトの外周側に一体に設けられたロータコアと、
前記軸線方向に延びるとともに、前記シャフトの周方向に間隔を空けて前記ロータコア内に配置された複数のロータバー、及び前記軸線方向に配置された前記複数のロータバーの端部と接続され、かつ前記軸線方向において対向配置された環状の一対のエンドリングを有し、前記ロータバー及び前記エンドリングが超電導材料で形成されたかご型回転子と、
を備え、
前記複数のロータバーは、それぞれ各ロータバーの延在方向に沿って冷却媒体が流通可能な第1の冷却用流路を有し、
前記一対のエンドリングは、それぞれ該エンドリングの周方向に沿って冷却媒体が流通可能な第2の冷却用流路を有する超電導回転機械用かご型ロータと、
前記超電導回転機械用かご型ロータの外側に隙間を介在させた状態で配置された超電導回転機械用ステータと、
を備え、
前記超電導回転機械用ステータは、前記超電導回転機械用かご型ロータの外側に配置された筒状のヨークと、
前記ヨークの内側から該ヨークの径方向内側に突出して設けられ、該ヨークの周方向に配列された複数のティースと、
互いに隣り合う前記ティース間に形成された溝と、
前記ティースに巻回され、前記溝に配置されたコイルと、
前記超電導回転機械用かご型ロータ側に位置する前記溝の入口側に配置され、冷却媒体が流れる第3の配管と、
を有し、
前記溝のうち、前記コイルと前記第3の配管との間に位置する部分に配置されたスロットウェッジと、
前記溝のうち、前記スロットウェッジと前記第3の配管との間に配置されるとともに、該スロットウェッジ及び該第3の配管が固定され、前記スロットウェッジと前記第3の配管とを熱的に接続する冷却板と、
を有し、
前記冷却板の幅方向両側は、前記ティースの先端部に固定されている
超電導回転機械。 - 前記ロータバーは、該ロータバーの延在方向に沿って延び、かつ前記超電導材料で形成された複数の棒状超電導体と、
前記ロータバーの延在方向に沿って延び、前記複数の棒状超電導体を収容するとともに、前記複数の棒状超電導体との間に前記第1の冷却用流路を区画する第1の配管と、
を有する請求項1記載の超電導回転機械。 - 前記複数の棒状超電導体は、c軸方向が平行な複数の単結晶からなるバルク材を用いて形成されており、
前記複数の単結晶は、c軸に対して直交するab面をそれぞれ有しており、
前記ab面の法線は、前記軸線方向に対して直交して配置される請求項2記載の超電導回転機械。 - 前記第1の配管を収容する第1の管状部材と、
前記第1の管状部材と前記第1の配管との間に設けられ、前記第1の配管を支持するとともに、前記第1の配管と前記第1の管状部材との間に第1の空間を形成する複数の第1の支持部材と、
を備え、
前記第1の空間は、真空状態である請求項2または3記載の超電導回転機械。 - 前記エンドリングは、前記周方向に沿って延び、かつ前記超電導材料で形成された棒状又は円弧状の超電導体と、
前記周方向に沿って延び、前記超電導体を収容するとともに、前記超電導体との間に前記第2の冷却用流路を区画する第2の配管と、
を有する請求項1から4のうち、いずれか一項記載の超電導回転機械。 - 前記超電導体は、c軸方向が平行な複数の単結晶からなるバルク材を用いて形成されており、
前記複数の単結晶は、c軸に対して直交するab面をそれぞれ有しており、
前記ab面の法線は、前記周方向に対して直交して配置される請求項5記載の超電導回転機械。 - 前記第2の配管を収容する第2の管状部材と、
前記第2の管状部材と前記第2の配管との間に設けられ、前記第2の配管を支持するとともに、前記第2の配管と前記第2の管状部材との間に第2の空間を形成する複数の第2の支持部材と、
を備え、
前記第2の空間は、真空状態である請求項5または6記載の超電導回転機械。 - 前記複数のロータバーに形成された前記第1の冷却用流路は、前記第2の冷却用流路に連通している請求項1から7のうち、いずれか一項記載の超電導回転機械。
- 超電導回転機械用かご型ロータの外側に配置された筒状のヨークと、
前記ヨークの内周面から該ヨークの径方向内側に突出して設けられ、該ヨークの周方向に配列された複数のティースと、
互いに隣り合う前記ティース間に形成された溝と、
前記ティースに巻回され、前記溝に配置されたコイルと、
前記超電導回転機械用かご型ロータ側に位置する前記溝の入口側に配置され、冷却媒体が流れる配管と、
を有し、
前記溝のうち、前記コイルと前記配管との間に位置する部分に配置されたスロットウェッジと、
前記溝のうち、前記スロットウェッジと前記配管との間に配置されるとともに、該スロットウェッジ及び該配管が固定され、前記スロットウェッジと前記配管とを熱的に接続する冷却板と、
を有し、
前記冷却板の幅方向両側は、前記ティースの先端部に固定されている超電導回転機械用ステータ。 - 前記溝は、該溝の底部側に位置するとともに、前記コイルが配置される第1の領域と、前記配管が配置される第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の領域との間に配置され、前記第1の領域及び前記第2の領域よりも幅広形状とされた第3の領域と、を有し、
前記冷却板は、前記第3の領域内に配置されるとともに、前記第1の領域及び前記第2の領域よりも幅広形状である請求項9記載の超電導回転機械用ステータ。
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