JP6982298B2 - ドアクローザ - Google Patents
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Description
その結果、従来のようにドアの閉動スピードに異常を生じるということもなく、正常に動作を行なうことができる利点を有する(同特許文献1段落0006参照。)。
ここで独立気泡性材料は、多数の微小な独立気泡を有する弾性変形可能な合成樹脂材であり合成ゴム等を含む。
以下に、本実施例に係るドアクローザCの各部の詳細な構成について説明する。
二本の連結枠部2c、2dの間には、ピニオン軸3に対してピストン2を往復動可能とするための空間(以下、ピストン内部空間22)を備えている。
連結枠部2c、2dの外周面2eは湾曲しており、その曲率半径は前端部2a及び後端部2bの外周面2eの曲率半径よりも若干小さく設定してある。このため、当該連結枠部2c、2dの間に位置する外周面2eはドアクローザ本体1の内部空間10を形成する内周面10aに当接しない構成である。
また、ピストン2の後端部2bにはピストン後端側通油路(通油路)20を有する。当該ピストン2の後端側通油路20は円形輪郭の開口である通油孔20aを有している。
この通油孔20aの大きさはピストン2による圧力を確保するため必要以上に大きく設定することは困難である。
ピニオン軸3の上端側及び下端側は、夫々ドアクローザ本体1に設けた上側軸受部材と下側軸受部材に保持され、当該ピニオン軸3の上端部はドアクローザ本体1の上端から上方に突出し、下端部はドアクローザ本体1の下端から下方に突出する。上側軸受部材及び下側軸受部材内にはシール部材及びベアリングを設けてある。
前記非膨張吸収部50は前方側に配置され、前記膨張吸収部51は後方側に配置される。即ち、膨張吸収手段5の前端のみに非膨張吸収部50を備える構成である。
当該膨張吸収部51が収縮した状態の膨張吸収手段5の長さ寸法が、コイルスプリング4の内径寸法よりも大となる寸法としている。この寸法設定により、膨張球種段が移動に伴って、その前端及び後端の位置が逆転しないようにしてある。
以上から本実施例における膨張吸収手段5における膨張吸収部は、ピストン2の通油孔20aを閉塞し得る形状であるといえる。また変形後の形状においても当該膨張吸収部51自体は、ピストン2の通油孔20aを閉塞し得る形状といえる。
しかしながら、ピストン2の通油孔20aを閉塞し得る構成は、膨張吸収手段5としては機能上問題がある。このため、本実施例に係る発明は、膨張吸収部51と非膨張吸収部50とを接続して組み合わせ、非膨張部材が膨張部材とピストン2の通油孔20aとの接触を阻止することで、機能上の問題を解消している。
基板の中央部の湾曲した前端部50aが非膨張吸収部50の前端部として構成され、また前記爪部50bを有する両端部はいずれも非膨張吸収部50の後端部として構成される。
当該膨張吸収手段5における非膨張吸収部50は円柱状の頭部とその後面中央から後方に向けて延設される差込部を硬質樹脂で一体に形成したものである。頭部の前端面には溝部50gを有する。
頭部の直径寸法は、膨張吸収部51の直径寸法と略同一寸法としてある。前記差込部50hは、先端及び先端から基端の間において返り部50iを備えている。
返り部50iは膨張吸収部51から非膨張吸収部50から不用意に離脱することを防止するためのものである。
図7(b)に示すように、当該非膨張吸収部50の差込部50hを膨張吸収部51の前端面中央に差込んで一体としたものである。
また非膨張吸収部50は、円柱状の頭部とその後面中央から後方に設けて延設される差込部を硬質樹脂で一体に形成したものである。
差込部50jは第一差込穴51cの寸法に合わせて形成されており、第二差込穴51dに対応する位置に貫通穴50kを備える。
C ドアクローザ
D ドア
d1 直径寸法
D2 内径寸法
L 作動油
R アーム
w1 幅寸法
w2 幅寸法
w3 幅寸法
1 ドアクローザ本体
10 内部空間
11 第一速度調節用通路
12 第二速度調節用通路
14 蓋部材(14a、14b)
2 ピストン
2a 前端部
2b 後端部
2c 連結枠部
2d 連結枠部
20 後端側通油路(通油路)
20a 通油孔
21 前端側通油路
21b ボール弁
22 ピストン内部空間
23 ラック歯
25 通油孔形成部
3 ピニオン軸(軸部)
30 ピニオン歯
4 コイルスプリング(ばね部材)
5 膨張吸収手段
50 非膨張吸収部
50a 前端部
50b 爪部
50c 閉塞部
50d 溝部
50e 圧着部
50f 十字溝
50g 溝部
50h 差込部
50i 返り部
50j 差込部
50k 貫通穴
51 膨張吸収部
51c 第一差込穴
51d 第二差込穴
51e 差込ピン
60 第一速度調節用バルブ
61 第二速度調節用バルブ
Claims (6)
- 内部空間を有するドアクローザ本体と、該内部空間内に格納されるピストンと、該ピストンの後方に当接し該ピストンを押圧するばね部材と、前記内部空間に充填される作動油と、前記ピストンへ動力を伝達するための軸部と、前記ばね部材の内側に移動可能に格納される膨張吸収手段を備え、前記ピストンは作動油を通すための通油孔を形成した通油孔形成部を少なくとも当該ピストンの後端に備えるドアクローザにおいて、
前記膨張吸収手段は、非膨張吸収部と、該非膨張吸収部の後端に固着される膨張吸収部を備え、
前記非膨張吸収部は、前記通油孔形成部と当接した状態で、変形することなく通油路を構成し、
前記膨張吸収部は、独立気泡性材料からなり、前記非膨張吸収部は、基体と該基体に一体的に設けられる差込部とを備え、前記膨張吸収手段は、膨張吸収部の前端部に前記差込部が差し込まれた構成を有することを特徴とするドアクローザ。 - 前記差込部の離脱を阻止する抜止部を備えたことを特徴とする請求項1記載のドアクローザ。
- 内部空間を有するドアクローザ本体と、該内部空間内に格納されるピストンと、該ピストンの後方に当接し該ピストンを押圧するばね部材と、前記内部空間に充填される作動油と、前記ピストンへ動力を伝達するための軸部と、前記ばね部材の内側に移動可能に格納される膨張吸収手段を備え、前記ピストンは作動油を通すための通油孔を形成した通油孔形成部を少なくとも当該ピストンの後端に備えるドアクローザにおいて、
前記膨張吸収手段は、非膨張吸収部と、該非膨張吸収部の後端に固着される膨張吸収部を備え、
前記非膨張吸収部は、前記通油孔形成部と当接した状態で、変形することなく通油路を構成し、
前記非膨張吸収部は、基体の後端に膨張吸収部の前端と当接させるための当接面を備え、
該当接面を膨張吸収部の前端と固着したことを特徴とするドアクローザ。 - 前記非膨張吸収部の最大幅寸法が、前記通油孔の直径寸法以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のドアクローザ。
- 内部空間を有するドアクローザ本体と、該内部空間内に格納されるピストンと、該ピストンの後方に当接し該ピストンを押圧するばね部材と、前記内部空間に充填される作動油と、前記ピストンへ動力を伝達するための軸部と、前記ばね部材の内側に移動可能に格納される膨張吸収手段を備え、前記ピストンは作動油を通すための通油孔を形成した通油孔形成部を少なくとも当該ピストンの後端に備えるドアクローザにおいて、
前記膨張吸収手段は、非膨張吸収部と、該非膨張吸収部の後端に固着される膨張吸収部を備え、
前記非膨張吸収部は、前記通油孔形成部と当接した状態で、変形することなく通油路を構成し、
前記非膨張吸収部の最大幅寸法が前記通油孔の直径寸法未満であり、且つ、非膨張吸収部の前端面若しくは前側面に開口し且つ後方へ連続する溝部を有することを特徴とするドアクローザ。 - 内部空間を有するドアクローザ本体と、該内部空間内に格納されるピストンと、該ピストンの後方に当接し該ピストンを押圧するばね部材と、前記内部空間に充填される作動油と、前記ピストンへ動力を伝達するための軸部と、前記ばね部材の内側に移動可能に格納される膨張吸収手段を備え、前記ピストンは作動油を通すための通油孔を形成した通油孔形成部を少なくとも当該ピストンの後端に備えるドアクローザにおいて、
前記膨張吸収手段は、非膨張吸収部と、該非膨張吸収部の後端に固着される膨張吸収部を備え、
前記非膨張吸収部は、前記通油孔形成部と当接した状態で、変形することなく通油路を構成し、
前記非膨張吸収部は、起立した複数の爪部を有する金属板を折曲若しくは湾曲した構成を有し、前記複数の爪部を差込部として、膨張吸収部の前端部に対して前記差込部により挟着されていることを特徴とするドアクローザ。
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