JP6981599B2 - 岸壁クレーン及び岸壁クレーンのモータ容量の決定方法 - Google Patents

岸壁クレーン及び岸壁クレーンのモータ容量の決定方法 Download PDF

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Description

本発明は岸壁クレーン及び岸壁クレーンのモータ容量の決定方法に関し、詳しくは合計4つのモータによって海側ドラム及び陸側ドラムを駆動する岸壁クレーン及びこの岸壁クレーンのモータ容量の決定方法に関する。
従来、バラ物を扱う港湾において、岸壁クレーンの一種であるアンローダが使用されている(例えば特許文献1参照)。このアンローダは、海側に配置された2つの海側ドラムと、陸側に配置された2つの陸側ドラムとの合計4つのドラムを備えている。また、この岸壁クレーンは、2つの海側ドラムをそれぞれ駆動する2つのモータと、2つの陸側ドラムをそれぞれ駆動する2つのモータとの合計4つのモータを備えている。
また、このアンローダは、桁と、桁の上に横行可能に配置されたトロリと、トロリの下に配置された吊具とを備えるとともに、2つの海側ドラムから桁の海側の端部及びトロリを経由して吊具にそれぞれ接続された2本の海側ワイヤと、2つの陸側ドラムから桁の陸側の端部及びトロリを経由して吊具にそれぞれ接続された2本の陸側ワイヤと、を備えている。
特開2014−189389号公報
上述した岸壁クレーンにおいて、4つのモータの定格容量(kw:以下、容量と称する)は全て同じ値であった。仮にトロリ及び吊具の動作に支障が生じることを防止しつつ、4つのモータの合計容量を小さくすることができれば、岸壁クレーンのコストを全体的に低減することができるとともに、モータ重量を低減することができるが、これまでこのような岸壁クレーンは開発されていなかった。
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、トロリ及び吊具の動作に支障が生じることを防止しつつ、4つのモータの合計容量を小さくして、コストの低減とモータ重量の低減を図ることができる岸壁クレーン及び岸壁クレーンのモータ容量の決定方法を提供することである。
上記の目的を達成する第一の本発明の岸壁クレーンは、海側に配置された2つの海側ドラムと、陸側に配置された2つの陸側ドラムと、2つの前記海側ドラムをそれぞれ駆動する2つの海側モータと、2つの前記陸側ドラムをそれぞれ駆動する2つの陸側モータと、桁の上に横行可能に配置されたトロリと、前記トロリの下に配置された吊具と、2つの前記海側ドラムから前記桁の海側の端部及び前記トロリを経由して前記吊具にそれぞれ接続された2本の海側ワイヤと、2つの前記陸側ドラムから前記桁の陸側の端部及び前記トロリを経由して前記吊具にそれぞれ接続された2本の陸側ワイヤと、を備える岸壁クレーンにおいて、2つの前記海側モータの各容量が2つの前記陸側モータの各容量よりも小さく設定されていて、且つ2つの前記陸側モータの各容量が予め設定された基準モータ容量の100%以上120%以下に設定されていることを特徴とする。
上記の目的を達成する第二の本発明の岸壁クレーンは、海側に配置され海側開閉ワイヤを巻装される海側開閉ドラムと、陸側に配置され陸側開閉ワイヤを巻装される陸側開閉ドラムと、海側に配置され海側支持ワイヤを巻装される海側支持ドラムと、陸側に配置され陸側支持ワイヤを巻装される陸側支持ドラムと、前記海側開閉ドラムおよび前記陸側開閉ドラムをそれぞれ駆動する二つの開閉モータと、前記海側支持ドラムおよび前記陸側支持ドラムをそれぞれ駆動する二つの支持モータと、桁に沿って横行可能に配置されたトロリと、このトロリの下方に配置されたグラブバケットで構成された吊具とを備えていて、前記グラブバケットが前記海側開閉ワイヤと前記陸側開閉ワイヤとを連結される開閉部と、前記海側支持ワイヤと前記陸側支持ワイヤとを連結される支持部とを備える岸壁クレーンにおいて、二つの前記支持モータの各容量が二つの前記開閉モータの各容量よりも小さく設定されていて、且つ二つの前記開閉モータの各容量が予め設定された基準モータ容量の100%以上120%以下に設定されていることを特徴とする。
本発明の岸壁クレーンのモータ容量の決定方法は、海側に配置された2つの海側ドラムと、陸側に配置された2つの陸側ドラムと、2つの前記海側ドラムをそれぞれ駆動する2つの海側モータと、2つの前記陸側ドラムをそれぞれ駆動する2つの陸側モータと、桁の上に横行可能に配置されたトロリと、前記トロリの下に配置された吊具と、2つの前記海側ドラムから前記桁の海側の端部及び前記トロリを経由して前記吊具にそれぞれ接続された2本の海側ワイヤと、2つの前記陸側ドラムから前記桁の陸側の端部及び前記トロリを経由して前記吊具にそれぞれ接続された2本の陸側ワイヤと、を備える岸壁クレーンのモータ容量の決定方法であって、2つの前記海側モータの各容量が2つの前記陸側モータの各容量よりも小さくなる範囲で、前記吊具が巻き上げられながら陸側に横行する際の前記吊具の巻き上げ速度と横行速度との比率に基づいて、2つの前記海側モータの各容量と2つの前記陸側モータの各容量との比率を決定することを特徴とする。
本発明によれば、トロリ及び吊具の動作に支障が生じることを防止しつつ、4つのモータの合計容量を小さくすることができるので、岸壁クレーンのコスト低減を図ることができるとともにモータ重量の低減を図ることができる。
2つの海側モータの各容量を2つの陸側モータの各容量の30%以上70%以下に設定することができる。一方の海側モータの容量を他方の海側モータの容量に対して80%以上120%以下に設定することができる。一方の陸側モータの容量を他方の陸側モータの容量に対して80%以上120%以下に設定することができる。
本発明の岸壁クレーンのモータ容量の決定方法によれば、岸壁クレーンの実際の使用条件に基づいてモータ容量を決定することができるので、実用に際して過不足のない適切なモータ容量を備えた岸壁クレーンを提供することができる。
本発明の岸壁クレーンを例示する説明図である。 図1の岸壁クレーンのトロリと吊具を駆動させる機構を例示する説明図である。 図2のトロリの横行時の状態を例示する説明図である。 図2の吊具の巻き上げ時の状態を例示する説明図である。 図2の吊具の閉止動作時の状態を例示する説明図である。 吊具の移動経路を例示する説明図である。 ワイヤを巻き取る速度と吊具の速度との関係を例示する説明図である。 図6の吊具の移動経路における各モータの出力を例示する表である。
以下、本発明の実施形態に係る岸壁クレーン1及び岸壁クレーン1のモータ容量の決定方法について、図面を参照しながら説明する。なお、図面に関しては、構成が分かり易いように実際の製品から寸法を変化させており、各部材、各部品の板厚や幅や長さなどの比率も必ずしも実際の製品の比率と一致しているとは限らない。
図1に示す本実施形態に係る岸壁クレーン1は、主にバラ物を船(ばら積み船20)から降ろす際に用いられる岸壁クレーンであり、アンローダ、具体的にはロープトロリ式アンローダである。なお図1において左側が海側であり、右側が陸側である。岸壁クレーン1は、岸壁に沿って岸壁クレーン1を走行可能にする走行装置2を有する脚構造物3と、脚構造物3に支持されたガーダ4と、ガーダ4の海側の端部に起伏可能に連結されたブーム5とを備えている。以下、ガーダ4とブーム5を合わせて桁6と称する。
また、岸壁クレーン1は、桁6に沿って陸側または海側に横行可能に配置されたトロリ7を備えるとともに、トロリ7の下方に昇降可能に吊り下げられた吊具8を備えている。吊具8の具体的な種類は特に限定されるものではないが、本実施形態においては一例として、グラブバケットを用いる。
岸壁クレーン1の脚構造物3には機械室10が設置されていて、この機械室10には後述するモータにより個別に駆動される四つのドラムが設置されている。図2に例示するようにこの4つのドラムは、陸側に配置される陸側支持ドラムD1および陸側開閉ドラムD3と、海側に配置される海側支持ドラムD2および海側開閉ドラムD4からなる。
陸側支持ドラムD1および陸側開閉ドラムD3を総称して陸側ドラムD1、D3ということがある。海側支持ドラムD2および海側開閉ドラムD4を総称して海側ドラムD2、D4ということがある。また陸側支持ドラムD1および海側支持ドラムD2を総称して支持ドラムD1、D2ということがある。陸側開閉ドラムD3および海側開閉ドラムD4を総称して開閉ドラムD3、D4ということがある。
それぞれのドラムD1〜D4には、ドラムを回転させためにそれぞれモータM1〜M4が設置されている。陸側支持モータM1は陸側支持ドラムD1を駆動(具体的には回転)させ、海側支持モータM2は海側支持ドラムD2を駆動させる。また陸側開閉モータM3は陸側開閉ドラムD3を駆動させ、海側開閉モータM4は海側開閉ドラムD4を駆動させる。
陸側支持モータM1および陸側開閉モータM3を総称して陸側モータM1、M3ということがある。海側支持モータM2および海側開閉モータM4を総称して海側モータM2、M4ということがある。また陸側支持モータM1および海側支持モータM2を総称して支持モータM1、M2ということがある。陸側開閉モータM3および海側開閉モータM4を総称して開閉モータM3、M4ということがある。
陸側支持ドラムD1に巻かれた陸側陸側支持ワイヤW1と陸側開閉ドラムD3に巻かれた陸側陸側開閉ワイヤW3は、それぞれガーダ4の陸側の端部(陸端側)に配置された陸端側滑車P1及び陸端側滑車P3を経由して、トロリ7上に設けられたトロリ上滑車P5及びトロリ上滑車P7を介してグラブバケット8(吊具)を吊り下げる。また、海側支持ドラムD2に巻かれた海側支持ワイヤW2と、海側開閉ドラムD4に巻かれた海側開閉ワイヤW4は、それぞれブーム5の海側の端部(海端側)に配置された海端側滑車P2及び海端側滑車P4を経由し、トロリ7上に設けられたトロリ上滑車P6及びトロリ上滑車P8を介してグラブバケット8を吊り下げる。
すなわち、海側支持ワイヤW2及び海側開閉ワイヤW4は、2つの海側ドラムD2、D
4から桁6の海側の端部及びトロリ7を経由してグラブバケット8にそれぞれ接続された2本の海側ワイヤW2、W4に相当する。また、陸側陸側支持ワイヤW1及び陸側陸側開閉ワイヤW3は、2つの陸側ドラムD1、D3から桁6の陸側の端部及びトロリ7を経由してグラブバケット8にそれぞれ接続された2本の陸側ワイヤW1、W3に相当する。
吊具8がグラブバケットで構成される場合は、グラブバケットは陸側開閉ワイヤW3と海側開閉ワイヤW4(以下、総称する場合は開閉ワイヤW3、W4ということがある)とを連結される開閉部と、陸側支持ワイヤW1と海側支持ワイヤW2(以下、総称する場合は支持ワイヤW1、W2ということがある9とを連結される支持部とを備えている。
また岸壁クレーン1は、機械室10に制御装置11を備えている。制御装置11は、例えばクレーンオペレータの操作による指令に基づいて、モータM1〜M4の回転速度を制御することにより、陸側支持ドラムD1、海側支持ドラムD2、陸側開閉ドラムD3及び海側開閉ドラムD4の回転を制御して、桁6上でのトロリ7の横行動作、吊具8の昇降動作(巻き上げ及び巻き下げ動作)、及び吊具8の開閉動作を行う。このような制御装置11は、各種の演算処理や制御処理を実行するCPU12と、CPU12の動作に必要なプログラムや各種データ等の情報を記憶する記憶部としての機能を有するROM13、RAM14等とを備えるマイクロコンピュータによって構成されている。
続いて岸壁クレーン1の一般的な動作について説明する。図1に示すように、ばら積み船20から運搬物21を荷役する場合は、トロリ7をばら積み船20上に位置させて、吊具8で運搬物21を掴む。そして、トロリ7をホッパー9上に移動させるとともに、吊具8を開いて運搬物21を、運搬物受取装置としてのホッパー9に落下させる。
トロリ7を海側から陸側に横行させる場合は、図3に示すように、陸側支持ドラムD1、海側支持ドラムD2、陸側開閉ドラムD3及び海側開閉ドラムD4を同じ方向(図中の右回り)に回転させて、陸端側の陸側支持ワイヤW1と陸側開閉ワイヤW3を巻き上げ、海端側の海側支持ワイヤW2と海側開閉ワイヤW4を繰り出す。反対に、トロリ7を陸端側から海端側に横行させる場合は、陸側支持ドラムD1、海側支持ドラムD2、陸側開閉ドラムD3及び海側開閉ドラムD4を同じ方向(図中の左回り)に回転させて、陸端側の陸側支持ワイヤW1と陸側開閉ワイヤW3を繰り出し、海端側の海側支持ワイヤW2と海側開閉ワイヤW4を巻き上げる。
吊具8を上昇させる場合は、図4に示すように、陸端側の陸側支持ドラムD1と陸側開閉ドラムD3を図中の右回りに回転させ、海端側の海側支持ドラムD2と海側開閉ドラムD4をこれとは反対方向(図中の左回り)に回転させて、各ワイヤW1〜W4を巻き上げる。反対に、吊具8を下降させる場合は、陸端側の陸側支持ドラムD1と陸側開閉ドラムD3を図中の左回りに回転させ、海端側の海側支持ドラムD2と海側開閉ドラムD4をこれとは反対方向(図中の右回り)に回転させて、各ワイヤW1〜W4を繰り出す(すなわち巻き下げる)。
吊具8を閉じる場合は、図5に示すように、陸側開閉ドラムD3を図中の右回りに回転させ、海側開閉ドラムD4をこれとは反対方向に回転させて、陸側開閉ワイヤW3及び海側開閉ワイヤW4を巻き上げる。反対に、吊具8を開く場合は、陸側開閉ドラムD3を図中の左回りに回転させ、海側開閉ドラムD4をこれとは反対方向に回転させて、陸側開閉ワイヤW3及び海側開閉ワイヤW4を繰り出す(すなわち巻き下げる)。
図6(a)に示すように、ばら積み船20から運搬物21をホッパー9に荷役する際の動作は、運搬物21が内部に収容された吊具8(グラブバケット)を閉じる動作(A1動作)と、吊具8をばら積み船20よりも上方に巻き上げる動作(A2動作)と、吊具8を
巻き上げながら陸側に横行させる動作(A3動作)と、吊具8を陸側に水平方向に横行させてホッパー9上に移動させる動作(A4動作)と、吊具8を開いて運搬物21をホッパー9に荷役する動作(A5動作)とに分解される。
一方、図6(b)に示すように、吊具8をばら積み船20に戻す際の動作は、吊具8を海側に水平方向に横行させる動作(B1動作)と、吊具8を巻き下げながら海側に横行させて、ばら積み船20の上方に移動させる動作(B2動作)と、吊具8を巻き下げて、ばら積み船20の内部に移動させる動作(B3動作)とに分解される。
図7は、吊具8を巻き上げながら陸側に横行させる動作(A3動作)のときの各種の速度を説明するための模式図である。図7において右方向が陸側に相当し、左方向が海側に相当する。VfはA3動作の際の海側ワイヤW2、W4のワイヤ巻き速度であり、海側モータM2、M4の回転速度に比例する。Vrは陸側ワイヤW1、W3のワイヤ巻き速度であり、陸側モータM1、M3の回転速度に比例する。Vhは吊具8の巻き上げ速度(垂直上昇速度)であり、Vtは吊具8の陸側への横行速度である。ここで、VfはVhからVtを減算した値(Vh−Vt)で表すことができ、VrはVhにVtを加算した値(Vh+Vt)で表すことができる。
モータM1〜M4の出力(kw)はモータの回転速度とモータのトルク(発生トルク)との積に比例し、モータM1〜M4の容量(定格容量)は岸壁クレーン1の動作に必要な動力を出力できる範囲に設定される。以上のことを前提として、A1動作〜A5動作及びB1動作〜B3動作のそれぞれについて、モータM1〜M4の回転速度及びトルクを計算し、計算された回転速度及びトルクを発生するのに必要なモータM1〜モータM4の出力(kw)を計算して相対値(%)で示したものを図8に示す。
なお、図8のトルクの算出に関しては、吊具8で運搬可能な運搬物21の重量が吊具8の重量(空荷時の重量)と同じであるとの条件の基で、トルクを算出している。つまり吊具8の空荷時の重量を例えば5トンとしたとき、運搬物21の重量が5トンとなり、最大積載時の吊具8の重量が10トンとなる。
また図8のA3動作におけるモータの回転速度に関しては、吊具8の巻き上げ速度Vhと吊具8の陸側への横行速度Vtとの比率が1:1であることを前提条件として算出している。つまり吊具8が斜め45度の角度(θ)で上昇しながら陸側へ横行することを前提条件としている。同様に図8のB2動作におけるモータの回転速度に関しては、吊具8が斜め45度の角度(θ)で下降しながら海側へ横行することを前提条件として算出している。
図8から分かるように、A1動作〜B3動作の全動作の中で、A3動作のときのモータM1及びモータM3の出力が最も高い値(それぞれ200%)を示している。これはA3動作の際に、陸側モータM1、M3は吊具8の巻き上げ速度Vhと同じ速度で陸側ワイヤW1、W3を巻き取りつつ、吊具8の横行速度Vtと同じ速度で陸側ワイヤW1、W3を巻き取らなければならないためである。これに対して海側モータM2、M4は吊具8の巻き上げ速度Vhと同じ速度で海側ワイヤW2、W4を巻き取りつつ、吊具8の横行速度Vtと同じ速度で海側ワイヤW2、W4を繰り出すことになる。巻き上げ速度Vhと横行速度Vtが等しい速度であることを前提条件としているので、海側モータM2、M4は海側ワイヤW2、W4の巻き取りおよび繰り出しのいずれも行わずに停止した状態となる。
前述したVhとVtとの比率の条件の基では、2つの海側ドラムD2、D4をそれぞれ駆動する2つの海側モータM2、M4の出力は図8に例示されるように最高でも100%にしかならず、この値は2つの陸側モータM1、M3の出力の最高値(200%)の半分
であることが分かる。すなわち、前述した条件の基では、海側モータM2、M4の合計容量を陸側モータM1、M3の合計容量の半分にしても、トロリ7及び吊具8の動作を支障なく行うことができる。
以上の知見を前提として、本実施形態ではモータM1〜M4の容量を次の手法で決定している。
従来の岸壁クレーンでは設計段階において、まず吊具8で吊上げ可能な荷の重量の最大値や、吊具8を上昇させる速度の最大値や、トロリ7を横行させる速度の最大値等が、要求される能力として予め規定されている。この要求される能力から、吊具8の最大積載時の重量と、ワイヤ巻き速度の最大値とを算出し、ここからモータに要求される出力の最大値を算出していた。要求されるモータの出力の最大値から、この出力を実現できるモータ容量を決定していた。このモータ容量を本明細書では以下、基準モータ容量ということがある。
つまり基準モータ容量とは、最大積載時の吊具8を上限速度で上昇させつつ、トロリ7を陸側に上限速度で横行させる際に必要となる動力を出力可能とするモータ容量である。従来は岸壁クレーンに設置される四つのモータの容量を全てこの基準モータ容量に合わせて決定していた。
本発明でも従来と同様に、まず岸壁クレーンに要求される能力から基準モータ容量を算出し、予め設定しておく。次に、陸側モータM1、M3の各容量を、予め設定された基準モータ容量の100%以上120%以下に設定する。望ましくは陸側モータM1、M3の各容量を、基準モータ容量の100%以上105%以下に、さらに望ましくは100%に設定する。つまり陸側モータM1、M3の各容量は、要求される岸壁クレーン1の能力が同じであれば従来の岸壁クレーンとほぼ同程度のモータ容量に設定される。
次に吊具8を上昇させる速度Vhの最大値と陸側への横行速度Vtの最大値との比率を求める。例えば巻き上げ速度Vhと横行速度Vtとのそれぞれの最大値の比率が1:1である場合、A3動作の際に吊具8は斜め45度の角度で上昇しつつ陸側に横行することになる。
このとき陸側モータM1、M3のワイヤ巻き速度VrはVh+Vtで表すことができる。海側モータM2、M4のワイヤ巻き速度VfはVh−Vtで表すことができ、その値はゼロとなる。つまりA3動作における海側モータM2、M4の出力はゼロとなる。海側モータM2、M4に要求される最大出力は、最大積載時の吊具8を最大速度で真上に引き上げるA2動作のときとなり、海側モータM2、M4のワイヤ巻き速度Vf=Vhとなる。
以上より陸側モータM1、M3のワイヤ巻き速度Vrの最大値はVh+Vtであり、海側モータM2、M4のワイヤ巻き速度Vfの最大値はVhとなり、その比率は2:1となる。陸側モータM1、M3と海側モータM2、M4との最大出力の比率も2:1となるので、陸側モータM1、M3の各容量と海側モータM2、M4の各容量との比率を2:1とすることができる。つまり海側モータM2、M4の各容量を陸側モータM1、M3の各容量の半分に決定する。
なお、巻き上げ速度Vhおよび横行速度Vtが最大値を超えることを防止するために、リミットスイッチ等の制御装置が実際の岸壁クレーンには設置されている。
岸壁クレーン1の設計段階で要求される巻き上げ速度Vhと横行速度Vtのそれぞれの最大値の比率が1:1.7である場合、A3動作の際に吊具8は斜め約30度の角度で上
昇しつつ陸側に横行することになる。このとき陸側モータM1、M3のワイヤ巻き速度Vr=Vh+Vtで表すことができ、海側モータM2、M4のワイヤ巻き速度VfはVh−Vtで表すことができる。
陸側モータM1、M3のワイヤ巻き速度Vrの最大値はA3動作時のVh+Vtであり、海側モータM2、M4のワイヤ巻き速度Vfの最大値はA2動作時のVhとなり、その比率は2.7:0.7となる。陸側モータM1、M3と海側モータM2、M4との最大出力の比率も2.7:0.7となるので、陸側モータM1、M3の各容量と海側モータM2、M4の各容量との比率を2.7:0.7とすることができる。つまり海側モータM2、M4の各容量を陸側モータM1、M3の約37%にすることができる。
岸壁クレーン1の大きさやばら積み船20の大きさや設置されているホッパー9の位置等により、荷役時に吊具8が移動すべきパス(軌跡)が異なる。効率よく吊具8を移動させることができるパスの形状により、岸壁クレーン1の設計段階で要求される巻き上げ速度Vhの最大値と横行速度Vtの最大値は異なる。しかしいずれの場合であっても巻き上げ速度Vhの最大値と横行速度Vtの最大値の比率に応じて、二つの海側モータM2、M4の各容量と、二つの陸側モータM1、M3の各容量との比率を設定することができる。具体的には二つの海側モータM2、M4の各容量を、二つの陸側モータM1、M3の各容量の例えば30%以上70%以下の範囲、望ましくは40%以上60%で設定することができる。
四つのモータの容量の決定方法は上記に限定されるものではなく、二つの海側モータM2、M4の各容量が二つの陸側モータM1、M3の各容量よりも小さく設定されていればよい。例えば安全率等の係数を予め設定しておき、陸側モータM1、M3のうちいずれか一方の容量にこの係数を乗じて海側モータM2、M4の各容量を決定する構成にしてもよい。
二つの海側モータM2、M4の容量は、一方に対して他方を80%以上120%以下の範囲に設定することができる。望ましくは90%以上110%の範囲に設定し、さらに望ましくは二つの海側モータM2、M4どうしの容量を同一とする。
同様に、二つの陸側モータM1、M3の容量は、一方に対して他方を80%以上120%以下の範囲に設定することができる。望ましくは90%以上110%の範囲に設定し、さらに望ましくは二つの陸側モータM1、M3どうしの容量を同一とする。
海側モータM2、M4どうしまたは陸側モータM1、M3どうしの容量が異なる場合であっても、それぞれの海側モータM2、M4は、それぞれの陸側モータM1、M3に対して例えば30%以上70%以下の範囲に容量を設定される。つまり岸壁クレーン1に設置される四つのモータM1〜M4を容量の大きさの順番に並べた場合、容量が最も小さくなるモータとその次に容量の小さいモータが必ず海側モータM2、M4となる。
以上説明した本実施形態に係る岸壁クレーン1によれば、海側モータM2,M4の各容量が陸側モータM1、M3の各容量よりも小さく設定されており、且つ陸側モータM1、M3の各容量が予め設定された基準モータ容量の100%以上120%以下に設定されているので、トロリ7及び吊具8の動作に支障が生じることを防止しつつ、4つのモータM1〜M4の合計容量を小さくすることができる。これにより、モータコストを低減させることができるので、岸壁クレーン1のコストの低減を図ることができる。
バラ荷の比重が比較的大きい場合やバラ荷が粘度の高い泥土状である場合など、グラブバケットを閉じる際の仕事量が非常に大きくなるときがある。この場合は予め設定される
基準モータ容量が比較的大きくなる。
図8に例示するようにグラブバケットを閉じる際のA1動作では、開閉モータM3、M4のみが仕事を行ない、支持モータM1、M2は仕事を行なわない。
そのため二つの陸側モータM1、M3の容量が異なる場合は、陸側開閉モータM3よりも陸側支持モータM1の容量を小さく設定することが望ましい。同様に海側モータM2、M4の容量が異なる場合は、海側開閉モータM4よりも海側支持モータM2の容量を小さく設定することが望ましい。
つまり岸壁クレーン1に設置される四つのモータM1〜M4の容量を大きさの順番に並べた場合、海側支持ドラムD2の海側モータM2が最も小さく、海側開閉ドラムD4の海側モータM4、陸側支持ドラムD1の陸側モータM1、陸側開閉ドラムD3の陸側モータM3の順番に容量が大きくなる。
荷役対象とするバラ荷の性状によっては、グラブバケットを閉じる際のA1動作における開閉モータM3、M4の出力が最も大きくなることがある。つまり開閉モータM3、M4の出力がA3動作のときの出力である200%を超える可能性がある。
このような場合は第二の本発明の岸壁クレーン1として、二つの支持モータM1、M2の各容量よりも二つの開閉モータM3、M4の各容量を小さく設定して、陸側モータM1、M3どうしおよび海側モータM2、M4どうしの容量を考慮しない構成としてもよい。第二の本発明では二つの支持モータM1、M2の各容量は、二つの開閉モータM3、M4の各容量の例えば30%以上70%以下に設定される。
また二つの支持モータM1、M2の容量は、一方に対して他方を80%以上120%以下の範囲に設定することができる。二つの支持モータM1、M2どうしの容量を同一としてもよい。
同様に、二つの開閉モータM3、M4の容量は、一方に対して他方を80%以上120%以下の範囲に設定することができる。二つの開閉モータM3、M4どうしの容量を同一としてもよい。
開閉モータM3、M4に対して支持モータM1、M2の容量を小さく設定することにより、4つのモータM1〜M4の合計容量を小さくすることができる。
第一または第二の本発明の岸壁クレーン1が半自動運転や自動運転により、吊具8の上昇およびトロリ7の横行を制御される場合は、例えばA3動作時の吊具8の巻き上げ速度Vhとトロリ7の横行速度Vtとを予め正確に設定しておくことができる。
岸壁クレーン1がオペレータにより操作される場合には、オペレータにより巻き上げ速度Vhと横行速度Vtとを出力させるバランスが異なり、それぞれが最大値となっても荷役可能となるように岸壁クレーン1を設計する。しかし自動運転等の場合は巻き上げ速度Vhと横行速度Vtとを出力させるバランスを予め設定してそのバランスに固定できるので、各モータM1〜M4の容量をさらに小さくするには有利である。
本発明によればモータM1〜M4の合計容量を小さくすることができるので、モータ重量の低減も図ることができる。従来の岸壁クレーンに設置されていた同容量の四つのモータの合計重量は例えば200kg〜400kg程度であり、相当の重量物であった。本発明の岸壁クレーン1では、モータを小型化してモータの合計重量を低減することができる
ので、岸壁クレーン1全体を軽量化するには有利である。
しかも、これらのモータM1〜M4は、地上高50m〜80m程度の高所に設置されているので、モータM1〜M4の合計重量の低減により岸壁クレーン1の安定性を向上するには有利である。またモータM1〜M4を支える他の構造材も軽量化することができる。この点においても、岸壁クレーン1全体の重量を大幅に軽量化することができる。この結果、岸壁クレーン1全体として、多大な軽量化及び低コスト化のメリットが得られる。さらには、岸壁クレーン1の耐震性や、走行時の消費エネルギの低減にも寄与し、当事者にとって極めて大きなメリットが得られる。
さらに本実施形態に係る岸壁クレーン1のモータ容量の決定方法によれば、岸壁クレーン1の実際の使用条件に基づいてモータ容量を決定することができるので、実用に際して過不足のない適切なモータ容量を備えた岸壁クレーン1を提供することができる。
なお、上述した本実施形態において、岸壁クレーン1の一例としてロープトロリ式アンローダを用いているが、本発明が適用される岸壁クレーンの種類はこれに限定されるものではなく、例えばスプレッダ等の吊具8を有する岸壁クレーン等に適用することも可能である。
以上本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 岸壁クレーン
2 走行装置
3 脚構造物
4 ガーダ
5 ブーム
6 桁
7 トロリ
8 吊具
9 ホッパー
10 機械室
11 制御装置
12 CPU
13 ROM
14 RAM
20 ばら積み船
21 運搬物
D1 陸側支持ドラム
D2 海側支持ドラム
D3 陸側開閉ドラム
D4 海側開閉ドラム
M1 陸側支持モータ
M2 海側支持モータ
M3 陸側開閉モータ
M4 海側開閉モータ
W1 陸側支持ワイヤ
W2 海側支持ワイヤ
W3 陸側開閉ワイヤ
W4 海側開閉ワイヤ
P1〜P8 滑車
Vf (海側)ワイヤ巻き速度
Vr (陸側)ワイヤ巻き速度
Vh 巻き上げ速度
Vt 横行速度

Claims (8)

  1. 海側に配置された2つの海側ドラムと、陸側に配置された2つの陸側ドラムと、2つの前記海側ドラムをそれぞれ駆動する2つの海側モータと、2つの前記陸側ドラムをそれぞれ駆動する2つの陸側モータと、桁の上に横行可能に配置されたトロリと、前記トロリの下に配置された吊具と、2つの前記海側ドラムから前記桁の海側の端部及び前記トロリを経由して前記吊具にそれぞれ接続された2本の海側ワイヤと、2つの前記陸側ドラムから前記桁の陸側の端部及び前記トロリを経由して前記吊具にそれぞれ接続された2本の陸側ワイヤと、を備える岸壁クレーンにおいて、
    2つの前記海側モータの各容量が2つの前記陸側モータの各容量よりも小さく設定されていて、且つ2つの前記陸側モータの各容量が予め設定された基準モータ容量の100%以上120%以下に設定されていることを特徴とする岸壁クレーン。
  2. 2つの前記海側モータの各容量が、2つの前記陸側モータの各容量の30%以上70%以下に設定されている請求項1に記載の岸壁クレーン。
  3. 一方の前記海側モータの容量が他方の前記海側モータの容量に対して80%以上120%以下に設定されている請求項1または2に記載の岸壁クレーン。
  4. 一方の前記陸側モータの容量が他方の前記陸側モータの容量に対して80%以上120%以下に設定されている請求項1〜3のいずれかに記載の岸壁クレーン。
  5. 海側に配置され海側開閉ワイヤを巻装される海側開閉ドラムと、陸側に配置され陸側開閉ワイヤを巻装される陸側開閉ドラムと、海側に配置され海側支持ワイヤを巻装される海側支持ドラムと、陸側に配置され陸側支持ワイヤを巻装される陸側支持ドラムと、前記海側開閉ドラムおよび前記陸側開閉ドラムをそれぞれ駆動する二つの開閉モータと、前記海側支持ドラムおよび前記陸側支持ドラムをそれぞれ駆動する二つの支持モータと、桁に沿って横行可能に配置されたトロリと、このトロリの下方に配置されたグラブバケットで構成された吊具とを備えていて、
    前記グラブバケットが前記海側開閉ワイヤと前記陸側開閉ワイヤとを連結される開閉部と、前記海側支持ワイヤと前記陸側支持ワイヤとを連結される支持部とを備える岸壁クレーンにおいて、
    二つの前記支持モータの各容量が二つの前記開閉モータの各容量よりも小さく設定されていて、且つ二つの前記開閉モータの各容量が予め設定された基準モータ容量の100%以上120%以下に設定されていることを特徴とする岸壁クレーン。
  6. 二つの前記支持モータの各容量が、二つの前記開閉モータの各容量の30%以上70%以下に設定されている請求項5に記載の岸壁クレーン。
  7. 前記海側支持ドラムを駆動する前記支持モータ、前記海側開閉ドラムを駆動する前記開閉モータ、前記陸側支持ドラムを駆動する前記支持モータ、前記陸側開閉ドラムを駆動する前記開閉モータの順番にモータの容量が大きくなる状態に設定されている請求項5または6に記載の岸壁クレーン。
  8. 海側に配置された2つの海側ドラムと、陸側に配置された2つの陸側ドラムと、2つの前記海側ドラムをそれぞれ駆動する2つの海側モータと、2つの前記陸側ドラムをそれぞれ駆動する2つの陸側モータと、桁の上に横行可能に配置されたトロリと、前記トロリの下に配置された吊具と、2つの前記海側ドラムから前記桁の海側の端部及び前記トロリを経由して前記吊具にそれぞれ接続された2本の海側ワイヤと、2つの前記陸側ドラムから前記桁の陸側の端部及び前記トロリを経由して前記吊具にそれぞれ接続された2本の陸側ワイヤと、を備える岸壁クレーンのモータ容量の決定方法であって、
    2つの前記海側モータの各容量が2つの前記陸側モータの各容量よりも小さくなる範囲で、前記吊具が巻き上げられながら陸側に横行する際の前記吊具の巻き上げ速度と横行速度との比率に基づいて、2つの前記海側モータの各容量と2つの前記陸側モータの各容量との比率を決定することを特徴とする岸壁クレーンのモータ容量の決定方法。
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