JP6980527B2 - アルミニウム合金製品 - Google Patents

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Description

本発明は、すべて目的のために、その全体を参照することによりここに組み込まれる、2015年1月23日に提出された発明の名称「アルミニウム合金製品」からなる米国仮特許出願第62/107,202の優先権を主張するものである。
本発明は、アルミニウム合金に関する。
鋳造アルミニウム合金製品が、知られている。
米国特許第5,515,908号 米国特許第6,672,368号 米国特許第7,125,612号
改善されたアルミニウム合金製品を提供する。
実施例として、アルミニウム合金製品は:外層を形成する一対の外部領域と、該外部領域の間に位置する内層を形成する内部領域から構成される。該実施例では、内部領域共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第一濃度からなるとともに、外部領域共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第二濃度からなり、共晶を形成する合金元素の濃度である第一濃度は、共晶を形成する合金元素の濃度である第二濃度より低い。該実施例では、アルミニウム合金製品は、0から0.10のデルタr値(Δr delta r value)を持つ。該実施例では、デルタr値は以下のように計算される:
絶対値 [(r_L + r_LT -2*r_45)/2]
その中で、r_Lは、アルミニウム合金製品の圧延方向(longitudinal direction)におけるr値である。
その中で、r_LTは、アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して方向(transverse direction)におけるr値である。そして、
その中で、r_45は、アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して45度方向(45 degree direction)におけるr値である。
他の実施例として、アルミニウム合金製品の調質(テンパー temper)は、T4、T43、およびO調質(テンパー)から成る群から選択される。更に別の実施例として、アルミニウム合金製品の調質(テンパー)はT4である。いくつかの実施例においては、アルミニウム合金製品の調質(テンパー)はT43である。
他の実施例として、アルミニウム合金は、2xxx、6xxx、および7xxxシリーズの合金から成る群から選択される。更に別の実施例として、アルミニウム合金は、6xxxシリーズの合金である。いくつかの実施例においては、アルミニウム合金は、6022の合金である。
いくつかの実施例において、デルタr値(Δr)は、0から0.07である。他の実施例においては、デルタr値(Δr)は、0から0.05である。
他の実施例において、アルミニウム合金製品は:外層を形成する一対の外部領域と、外部領域の間に位置する内層を形成する内部領域から構成される。該実施例においては、内部領域は、合金が、球状からなるデンドライト結晶(globular dendrites)からなる。該実施例において、アルミニウム合金製品は、0から0.10のデルタr値を持つ。該実施例では、デルタr値は以下のように計算される:
絶対値 [(r_L + r_LT -2*r_45)/2]
その中で、r_Lは、アルミニウム合金製品の圧延方向(longitudinal direction)におけるr値である。
その中で、r_LTは、アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して方向(transverse direction)におけるr値である。そして、
その中で、r_45は、アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して45度方向(45 degree direction)におけるr値である。
他の実施例として、アルミニウム合金製品の調質(テンパー)は、T4、T43、およびO調質(テンパー)から成る群から選択される。更に別の実施例として、アルミニウム合金製品の調質(テンパー)はT4である。いくつかの実施例においては、アルミニウム合金製品の調質(テンパー)はT43である。
他の実施例として、アルミニウム合金は、2xxx、6xxx、および7xxxシリーズの合金から成る群から選択される。更に別の実施例として、アルミニウム合金は、6xxxシリーズの合金である。いくつかの実施例においては、アルミニウム合金は、6022の合金である。
いくつかの実施例において、デルタr値(Δr)は、0から0.07である。他の実施例においては、デルタr値(Δr)は、0から0.05である。
開示されたそれらの利点と改善の中で、本発明における目的と利点は、以下の説明より明らかになるであろう。本発明の詳細な実施形態は、ここに開示される;ただし、開示された実施例は、単にさまざまな形で具体化され得る発明の例示であることを理解すべきである。また、それぞれの例は、本発明の様々な実施例に関連して与えられるものであり、説明に役立つことを目的としているものであり、限定するものではない。
明細書および請求項を通じて、次の用語は、コンテキスト(文脈)が明確に他のものを指示しない限り、明示的にここで関連付けられている意味を取る。ここで用いられるフレーズ「一実施例」および「いくつかの実施例」は、同じ実施例を示すかもしれないが、必ずしも同じ実施例を指すものではない。さらに、ここで用いられるフレーズ「他の実施例」および「いくつかの他の実施例」は、異なる実施例を示すかもしれないが、必ずしも異なる実施例を指すものではない。したがって、下記のとおり、本発明の様々な実施例は、本発明の範囲または精神から逸脱することなく、直ちに結び付けられ得る。
また、ここで使用される「または」の用語は、包括的な「または」演算子であり、コンテキスト(文脈)が明確に他のものを指示しない限り、用語「および/または」と同等である。用語「に基づく」は、コンテキスト(文脈)が明確に他のものを指示しない限り、排他的ではなく、開示されていないその他の要因に基づくことを可能とする。更に、明細書を通じて、「a」「an」および「the」は複数の参照を含む。「in」の意味は、「in」と「on」を含む。
ここで用いられる「デルタr値」は、次の式に基づいて計算される:
絶対値 [(r_L + r_LT -2*r_45)/2]
その中で、r_Lは、アルミニウム合金製品の圧延方向におけるr値である。
その中で、r_LTは、アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して方向におけるr値である。そして、
その中で、r_45は、アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して45度方向におけるr値である。
ここで用いられる「r値」は、方程式「r値=εw/εt」で定義される、塑性ひずみ比(plastic strain ratio)、または真幅ひずみと真厚ひずみの比(the ratio of the true width strain to the true thickness strain)である。r値は、伸縮計を用いて縦(longitudinal)ひずみを測定する間、引張試験中に幅ひずみデータを収集する伸縮計を用いて測定される。真塑性長さおよび幅ひずみ(The true plastic length and width strains)はその際に計算され、厚ひずみは一定の想定値(量)から決定される。r値は、その後、引張試験によって得られた真塑性幅ひずみ対真塑性厚ひずみをプロットした傾きとして計算される。
ここで使用される「原料」の用語は、条材(strip form)からなるアルミニウム合金を指す。いくつかの実施例において、本発明の実施に際して採用される原料は、米国特許第5,515,908号、第6,672,368号、および第7,125,612号において詳述される連続鋳造法(continuous casting)により製造され、それぞれ、本発明の譲受人(assignee)に譲渡(割り当て)され、全ての目的によって組み込まれる。いくつかの実施例では、原料は、ベルトキャスターおよび/またはロールキャスターを用いて生成される。
ここで用いられる「条」(ストリップ:strip)の用語は、任意の適当な厚さからなり、一般的に、シートゲージ(sheet gauge)(0.006インチ(0.015センチ)〜0.249インチ(0.632センチ))または薄板ゲージ(thin-plate gauge)(0.250インチ(0.635センチ)〜0.400インチ(1.016センチ))からなり、すなわち、0.006インチ(0.015センチ)〜0.400インチ(1.016センチ)の範囲の厚さを有する。一実施例において、条は、少なくとも0.040インチ(0.102センチ)の厚さを有する。一実施例では、条は0.320インチ(0.813センチ)以上の厚さを有する。一実施例では、例えば被覆加工/包装に使用する場合に、条は0.0070(0.018センチ)〜0.018(0.046センチ)の厚さを有する。いくつかの実施例において、条は、0.06(0.152センチ)〜0.25インチ(0.635センチ)の範囲の厚さを有する。いくつかの実施例では、条は、0.08(0.203センチ)〜0.14インチ(0.356センチ)の範囲の厚さを有する。いくつかの実施例では、条は、0.08(0.203センチ)〜0.20インチ(0.508センチ)の範囲の厚さを有する。いくつかの実施例では、条は、0.1〜0.25インチ(0.254〜0.653センチ)の厚さの範囲の厚さを有する。
いくつかの実施例において、アルミニウム合金条は、要求される継続的な処理および条の最終用途に応じて、約90インチ(228.6センチ)以下の幅を有する。いくつかの実施例では、アルミニウム合金条は、要求される継続的な処理および条の最終用途に応じて、約80インチ(203.2センチ)以下の幅を有する。いくつかの実施例では、アルミニウム合金条は、要求される継続的な処理および条の最終用途に応じて、約70インチ(177.8センチ)以下の幅を有する。いくつかの実施例では、アルミニウム合金条は、要求される継続的な処理および条の最終用途に応じて、約60インチ(152.4センチ)以下の幅を有する。いくつかの実施例では、アルミニウム合金条は、要求される継続的な処理および条の最終用途に応じて、約50インチ(127センチ)以下の幅を有する。
ここで使用されるフレーズ「1xxx、2xxx、3xxx、4xxx、5xxx、6xxx、7xxx、8xxx系アルミニウム合金からなる群から選択されたアルミニウム合金」および同類のものは、アルミニウム協会(Aluminum Association)に登録された1xxx、2xxx、3xxx、4xxx、5xxx、6xxx、7xxx、8xxx系アルミニウム合金からなる群から選択されたアルミニウム合金、および未登録の同様の亜種を意味する。
ここで使用される「温度」の用語は、平均温度、最高温度、または最低温度を指すものでもある。
ここで使用される「焼き鈍し(anneal)」の用語は、主として金属の再結晶化を引き起こさせる加熱処理を指す。いくつかの実施例では、焼き鈍しは、更に、少なくとも一部は、可溶性構成粒子の大きさおよび焼き鈍し温度に基づく可溶性構成粒子の溶解を包含し得る。アルミニウム合金の焼き鈍しで用いられる代表的な温度は、約500から900°F(約260から482.2℃)に及ぶ。
また、ここで用いられる「固溶化熱処理(solution heat treatment)」の用語は、固溶体に溶解する合金元素の第2相粒子を引き起こすように高温で金属が維持される冶金法を指す。固溶化熱処理で用いられる温度は、一般的に焼き鈍しで用いられる温度より高く、通常約1100°F(593.3℃)である金属の融点まで及ぶ。この状態は、制御された降下(沈殿)による最終生成物の強化を目的とした金属の焼入れによってそのまま維持される。
ここで用いられる「共晶を成する合金元素(alloying elements)」の用語は、Fe、Si、Ni、Znおよびこれに類するものを含み、Ti、Cr、VおよびZrのような包晶を構成する元素(peritectic forming elements)を除く。
ここで用いられる「球状からなるデンドライト結晶(globular dendrites)」は、球形または球状のデンドライト(樹枝状結晶を指す。
ここで用いられる「T4調質(テンパー)」およびこれに類するものは、加熱により体化処理(solution heat-treated)され、冷間加工(cold worked)され、そして充分に安定した状態まで自然時効(aturally aged)された生成物を意味する。いくつかの実施例では、T4調質(テンパー)生成物は、加熱による体化処理後に冷間加工されず、また、平面加工または矯正加工における冷間加工の効果が機械的特性の限度内では認識されないものもある。
ここで用いられる「O調質(テンパー)」の用語は、柔軟性と寸法安定性を改善するために焼き鈍(なま)された鋳造物(cast product)を意味する。
実施例として、アルミニウム合金製品は:外層を形成する一対の外部領域と、該外部領域の間に位置する内層を形成する内部領域から構成される。該実施例では、内部領域の共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第一濃度が、各外部領域の共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第二濃度より低い。該実施例では、アルミニウム合金製品は、0から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。該実施例では、デルタr値は以下のように計算される:
絶対値 [(r_L + r_LT -2*r_45)/2]
その中で、r_Lは、アルミニウム合金製品の圧延方向(longitudinal direction)におけるr値である。
その中で、r_LTは、アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して方向(transverse direction)におけるr値である。そして、
その中で、r_45は、アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して45度方向(45 degree direction)におけるr値である。
他の実施例として、アルミニウム合金製品の調質(テンパー)は、T4、T43、およびO調質(テンパー)から成る群から選択される。更に別の実施例として、アルミニウム合金製品の調質(テンパー)はT4である。いくつかの実施例においては、アルミニウム合金製品の調質(テンパー)はT43である。
他の実施例として、アルミニウム合金は、2xxx、6xxx、および7xxxシリーズの合金から成る群から選択される。更に別の実施例として、アルミニウム合金は、6xxxシリーズの合金である。いくつかの実施例においては、アルミニウム合金は、6022の合金である。
いくつかの実施例において、デルタr値(Δr)は、0から0.07である。他の実施例においては、デルタr値(Δr)は、0から0.05である。
他の実施例において、アルミニウム合金製品は:外層を形成する一対の外部領域と、外部領域の間に位置する内層を形成する内部領域から構成される。該実施例においては、内部領域は、合金が、球状からなるデンドライト結晶(globular dendrites)からなる。該実施例において、アルミニウム合金製品は、0から0.10のデルタr値を持つ。該実施例では、デルタr値は以下のように計算される:
絶対値 [(r_L + r_LT -2*r_45)/2]
その中で、r_Lは、アルミニウム合金製品の圧延方向(longitudinal direction)におけるr値である。
その中で、r_LTは、アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して方向(transverse direction)におけるr値である。そして、
その中で、r_45は、アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して45度方向(45 degree direction)におけるr値である。
他の実施例として、アルミニウム合金製品の調質(テンパー)は、T4、T43、およびO調質(テンパー)から成る群から選択される。更に別の実施例として、アルミニウム合金製品の調質(テンパー)はT4である。いくつかの実施例においては、アルミニウム合金製品の調質(テンパー)はT43である。
他の実施例として、アルミニウム合金は、2xxx、6xxx、および7xxxシリーズの合金から成る群から選択される。更に別の実施例として、アルミニウム合金は、6xxxシリーズの合金である。いくつかの実施例においては、アルミニウム合金は、6022の合金である。
いくつかの実施例において、デルタr値(Δr)は、0から0.07である。他の実施例においては、デルタr値(Δr)は、0から0.05である。
いくつかの実施例において、本件発明は、アルミニウム合金製品が、外層を形成する一対の外部領域と、該外部領域の間に位置する内層を形成する内部領域から構成される。該実施例では、内部領域の共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第一濃度が、各外部領域の共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第二濃度より低い。該実施例では、アルミニウム合金製品がT4調質を有するアルミニウム合金製品を形成するために充分に体化する際に、T4アルミニウム合金製品は0から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。該実施例では、デルタr値は以下のように計算される:
絶対値 [(r_L + r_LT -2*r_45)/2]
その中で、r_Lは、T4アルミニウム合金製品の圧延方向(longitudinal direction)におけるr値である。
その中で、r_LTは、T4アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して方向(transverse direction)におけるr値である。そして、
その中で、r_45は、T4アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して45度方向(45 degree direction)におけるr値である。
いくつかの実施例において、本件発明は、アルミニウム合金製品が、外層を形成する一対の外部領域と、該外部領域の間に位置する内層を形成する内部領域から構成される。該実施例では、内部領域の共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第一濃度が、各外部領域の共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第二濃度より低い。該実施例では、アルミニウム合金製品がT4x調質を有するアルミニウム合金製品を形成するために充分に体化する際に、T4xアルミニウム合金製品は0から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。該実施例では、デルタr値は以下のように計算される:
絶対値 [(r_L + r_LT -2*r_45)/2]
その中で、r_Lは、T4xアルミニウム合金製品の圧延方向(longitudinal direction)におけるr値である。
その中で、r_LTは、T4xアルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して方向(transverse direction)におけるr値である。そして、
その中で、r_45は、T4xアルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して45度方向(45 degree direction)におけるr値である。
いくつかの実施例において、本件発明は、アルミニウム合金製品が、外層を形成する一対の外部領域と、該外部領域の間に位置する内層を形成する内部領域から構成される。該実施例では、内部領域の共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第一濃度が、各外部領域の共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第二濃度より低い。該実施例では、アルミニウム合金製品がT43調質を有するアルミニウム合金製品を形成するために充分に体化する際に、T43アルミニウム合金製品は0から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。該実施例では、デルタr値は以下のように計算される:
絶対値 [(r_L + r_LT -2*r_45)/2]
その中で、r_Lは、T43アルミニウム合金製品の圧延方向(longitudinal direction)におけるr値である。
その中で、r_LTは、T43アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して方向(transverse direction)におけるr値である。そして、
その中で、r_45は、T43アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して45度方向(45 degree direction)におけるr値である。
いくつかの実施例において、本件発明は、アルミニウム合金製品が、外層を形成する一対の外部領域と、該外部領域の間に位置する内層を形成する内部領域から構成される。該実施例においては、内部領域は、合金が、球状からなるデンドライト結晶(globular dendrites)からなる。いくつかの実施例では、内部領域の共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第一濃度が、各外部領域の共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第二濃度より低い。該実施例では、アルミニウム合金製品がT4調質を有するアルミニウム合金製品を形成するために充分に体化する際に、T4アルミニウム合金製品は0から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。該実施例では、デルタr値は以下のように計算される:
絶対値 [(r_L + r_LT -2*r_45)/2]
その中で、r_Lは、T4アルミニウム合金製品の圧延方向(longitudinal direction)におけるr値である。
その中で、r_LTは、T4アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して方向(transverse direction)におけるr値である。そして、
その中で、r_45は、T4アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して45度方向(45 degree direction)におけるr値である。
いくつかの実施例において、本件発明は、アルミニウム合金製品が、外層を形成する一対の外部領域と、該外部領域の間に位置する内層を形成する内部領域から構成される。該実施例においては、内部領域は、合金が、球状からなるデンドライト結晶(globular dendrites)からなる。いくつかの実施例では、内部領域の共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第一濃度が、各外部領域の共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第二濃度より低い。該実施例では、アルミニウム合金製品がT4x調質を有するアルミニウム合金製品を形成するために充分に体化する際に、T4xアルミニウム合金製品は0から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。該実施例では、デルタr値は以下のように計算される:
絶対値 [(r_L + r_LT -2*r_45)/2]
その中で、r_Lは、T4xアルミニウム合金製品の圧延方向(longitudinal direction)におけるr値である。
その中で、r_LTは、T4xアルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して方向(transverse direction)におけるr値である。そして、
その中で、r_45は、T4xアルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して45度方向(45 degree direction)におけるr値である。
いくつかの実施例において、本件発明は、アルミニウム合金製品が、外層を形成する一対の外部領域と、該外部領域の間に位置する内層を形成する内部領域から構成される。該実施例においては、内部領域は、合金が、球状からなるデンドライト結晶(globular dendrites)からなる。いくつかの実施例では、内部領域の共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第一濃度が、各外部領域の共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第二濃度より低い。該実施例では、アルミニウム合金製品がT43調質を有するアルミニウム合金製品を形成するために充分に体化する際に、T43アルミニウム合金製品は0から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。該実施例では、デルタr値は以下のように計算される:
絶対値 [(r_L + r_LT -2*r_45)/2]
その中で、r_Lは、T43アルミニウム合金製品の圧延方向(longitudinal direction)におけるr値である。
その中で、r_LTは、T43アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して方向(transverse direction)におけるr値である。そして、
その中で、r_45は、T43アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して45度方向(45 degree direction)におけるr値である。
いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0から0.09のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0から0.08のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0から0.07のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0から0.06のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0から0.05のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0から0.04のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0から0.03のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0から0.02のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0から0.01のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0.005のデルタr値(Δr)を持つ。
いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0.005から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0.01から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0.02から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0.03から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0.04から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0.05から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0.06から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0.07から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0.08から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4アルミニウム合金製品は0.09から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。
いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0から0.09のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0から0.08のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0から0.07のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0から0.06のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0から0.05のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0から0.04のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0から0.03のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0から0.02のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0から0.01のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0.005のデルタr値(Δr)を持つ。
いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0.005から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0.01から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0.02から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0.03から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0.04から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0.05から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0.06から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0.07から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0.08から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T4xアルミニウム合金製品は0.09から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。
いくつかの実施例では、アルミニウム合金製品は、T43アルミニウム合金製品である。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0から0.09のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0から0.08のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0から0.07のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0から0.06のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0から0.05のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0から0.04のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0から0.03のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0から0.02のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0から0.01のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0.005のデルタr値(Δr)を持つ。
いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0.005から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0.01から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0.02から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0.03から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0.04から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0.05から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0.06から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0.07から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0.08から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、T43アルミニウム合金製品は0.09から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。
いくつかの実施例では、アルミニウム合金製品は、Oアルミニウム合金製品である。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0から0.09のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0から0.08のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0から0.07のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0から0.06のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0から0.05のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0から0.04のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0から0.03のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0から0.02のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0から0.01のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0.005のデルタr値(Δr)を持つ。
いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0.005から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0.01から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0.02から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0.03から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0.04から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0.05から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0.06から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0.07から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0.08から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。いくつかの実施例では、Oアルミニウム合金製品は0.09から0.10のデルタr値(Δr)を持つ。
いくつかの実施例では、アルミニウム合金製品は、1xxx、2xxx、3xxx、4xxx、5xxx、6xxx、7xxx、および8xxx系アルミニウム合金から成る群から選択されるアルミニウム合金製品からなる。いくつかの実施例では、アルミニウム合金製品は、2xxx、6xxx、または7xxx系アルミニウム合金からなる。いくつかの実施例では、アルミニウム合金製品は、2xxx系アルミニウム合金からなる。いくつかの実施例では、アルミニウム合金製品は、6xxx系アルミニウム合金からなる。いくつかの実施例では、アルミニウム合金製品は、7xxx系アルミニウム合金からなる。いくつかの実施例では、アルミニウム合金製品は、6022アルミニウム合金からなる。
いくつかの実施例では、アルミニウム合金製品は、アルミニウム合金条(aluminum alloy strip)である。いくつかの実施例では、アルミニウム合金製品は、OまたはT調質(テンパー)である場合がある。いくつかの実施例では、アルミニウム合金製品は、T4調質(テンパー)である場合がある。いくつかの実施例では、アルミニウム合金製品は、T4x調質(テンパー)である場合がある。いくつかの実施例では、アルミニウム合金製品は、T43調質(テンパー)である場合がある。
いくつかの実施例では、本件発明によるアルミニウム合金製品は、以下の方法で製造され得る:(i)原料として連続鋳造したアルミニウム合金条(continuously-cast aluminum alloy strip)を準備する;(ii)少なくとも一のスタンドを経由させ、任意的に最終製品ゲージへ、インライン(in-line)で、要求される厚さまで該原料を熱間または温間圧延する、(iii)原料を冷間圧延(cold rolling)する;(iv)要求される合金および調質に依拠して、インラインまたはオフライン(offline)で原料を固溶化熱処理する(solution heat-treating);そして(v)原料を焼き入れ(quenching)した後、張力を平準化して巻き取ることになる。いくつかの実施例では、アルミニウム合金製品は、上で詳述した工程(i)−(v)の組み合わせによって製造され得る。
いくつかの実施例では、連続鋳造したアルミニウム合金条は、アメリカ合衆国特許第5,515,908号、6,672,368号、および/または、7,125,612号で詳述されている鋳造方法によって形成され、あらゆる目的のため、ここに参照として利用(包含・併合)される。
いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、一のスタンド(stand)を使用して行われる。いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、2つのスタンド(stand)を使用して行われる。いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、3つのスタンド(stand)を使用して行われる。いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、4つのスタンド(stand)を使用して行われる。いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、5つのスタンド(stand)を使用して行われる。いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、6つのスタンド(stand)を使用して行われる。いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、6つを超えるスタンド(stand)を使用して行われる。
いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、400°F(204.4℃)から1000°F(537.8℃)の範囲内の温度で実行される。いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、400°F(204.4℃)から900°F(482.2℃)の範囲内の温度で実行される。いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、400°F(204.4℃)から800°F(426.7℃)の範囲内の温度で実行される。いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、400°F(204.4℃)から700°F(371.1℃)の範囲内の温度で実行される。いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、400°F(204.4℃)から600°F(315.6℃)の範囲内の温度で実行される。いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、500°F(260.0℃)から1000°F(537.8℃)の範囲内の温度で実行される。いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、600°F(315.6℃)から1000°F(537.8℃)の範囲内の温度で実行される。いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、700°F(371.1℃)から1000°F(537.8℃)の範囲内の温度で実行される。いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、800°F(426.7℃)から1000°F(537.8℃)の範囲内の温度で実行される。いくつかの実施例では、熱間または温間圧延(hot or warm rolling)は、700°F(371.1℃)から900°F(482.2℃)の範囲内の温度で実行される。
いくつかの実施例では、本件発明の一又はそれ以上の熱間圧延(hot rolling)スタンドを含む、熱間圧延(hot rolling)工程または複数の工程によって影響を受ける厚みの減少(圧下)の程度は、要求される最終ゲージ(finish gauge)または中間ゲージ(intermediate gauge)に到着する事を目的としている(intended to reach)。いくつかの実施例では、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)は、鋳放し(打ち放し)の厚みを10から35%まで減少する。ある実施例では、最初の熱間圧延スタンドは、鋳放しの厚みを12から34%まで減少する。他の実施例では、最初の熱間圧延スタンドは、鋳放しの厚みを13から33%まで減少する。更に他の実施例では、最初の熱間圧延スタンドは、鋳放しの厚みを14から32%まで減少する。他の実施例では、最初の熱間圧延スタンドは、鋳放しの厚みを15から31%まで減少する。更に他の実施例では、最初の熱間圧延スタンドは、鋳放しの厚みを16から30%まで減少する。他の実施例では、最初の熱間圧延スタンドは、鋳放しの厚みを17から29%まで減少する。
ある実施例では、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)および第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)は、鋳放しの厚みを5%から99%まで減少する。他の実施例では、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを10%から99%減少する。更に他の実施例では、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを20%から99%まで減少する。他の実施例では、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを25%から99%まで減少する。更に他の実施例では、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを30%から99%まで減少する。これらの実施例のいずれの場合でも、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを40%から99%まで減少する。これらの実施例のいずれの場合でも、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを50%から99%まで減少する。これらの実施例のいずれの場合でも、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを60%から99%まで減少する。
これらの実施例のいずれの場合でも、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを5%から99%まで減少する。これらの実施例のいずれの場合でも、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを5%から90%まで減少する。これらの実施例のいずれの場合でも、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを5%から80%まで減少する。これらの実施例のいずれの場合でも、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを5%から70%まで減少する。これらの実施例のいずれの場合でも、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを5%から60%まで減少する。これらの実施例のいずれの場合でも、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを5%から50%まで減少する。これらの実施例のいずれの場合でも、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを5%から40%まで減少する。これらの実施例のいずれの場合でも、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを5%から30%まで減少する。これらの実施例のいずれの場合でも、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを5%から25%まで減少する。これらの実施例のいずれの場合でも、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを5%から20%まで減少する。
これらの実施例のいずれの場合でも、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを10%から60%まで減少する。これらの実施例のいずれの場合でも、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを15%から55%まで減少する。これらの実施例のいずれの場合でも、最初の(first)熱間圧延スタンド(hot rolling stand)に第二の熱間圧延スタンド(hot rolling stand)を加えた組み合わせは、鋳放しの厚みを20%から50%まで減少する。
いくつかの実施例では、熱間圧延された製品は、あらゆる従来型の冷間圧延方法によって冷間圧延され得る。
いくつかの実施例では、固溶化熱処理(solution heat treating)とその後の焼き入れ工程の温度は、要求される調質(テンパー)に応じて変化する。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、900°F(482.2℃)より高い温度で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、900(482.2℃)から1100°F(593.3℃)で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、950(510.0℃)から1100°F(593.3℃)で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、1000(537.8℃)から1100°F(593.3℃)で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、1050(565.6℃)から1100°F(593.3℃)で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、900(482.2℃)から1050°F(565.6℃)で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、900(482.2℃)から1000°F(537.8℃)で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、900(482.2℃)から950°F(510.0℃)で行われる。
いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、5秒から2分で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、5秒から1.8分で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、5秒から1.5分で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、5秒から1.2分で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、5秒から1分で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、5秒から55秒で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、5秒から50秒で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、5秒から45秒で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、5秒から40秒で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、5秒から35秒で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、5秒から30秒で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、5秒から25秒で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、5秒から20秒で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、5秒から15秒で行われる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理工程は、5秒から10秒で行われる。
いくつかの実施例では、焼き入れは、最終製品において要求される調質(テンパー)に依存し得る。いくつかの実施例では、固溶化熱処理された原料は、空気および/または水を用いて70(21.1℃)から250°F(121.1℃)の範囲の温度まで焼き入れされる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理された原料は、空気および/または水を用いて80(26.7℃)から200°F(93.3℃)の範囲の温度まで焼き入れされる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理された原料は、空気および/または水を用いて100(93.3℃)から200°F(93.3℃)の範囲の温度まで焼き入れされる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理された原料は、空気および/または水を用いて100(93.3℃)から150°F(65.6℃)の範囲の温度まで焼き入れされる。いくつかの実施例では、固溶化熱処理された原料は、空気および/または水を用いて70(21.1℃)から180°F(82.2℃)の範囲の温度まで焼き入れされる。いくつかの実施例では、原料は空気焼き入れ(air-quenched)される。いくつかの実施例では、その原料は水焼き入れ(water quenched)される。いくつかの実施例では、焼き入れされた原料は、巻き取られる(coiled)。
いくつかの実施例では、焼き入れは、空気焼き入れ、または、水焼き入れ、または、組み合わせ焼き入れで、シートの温度をライデンフロスト(Leidenfrost)温度(約550°F(287.8℃)で、多くのアルミニウム合金に用いられる)以上とするために水が最初に適用され、続いて空気焼き入れされる。
他の実施例では、焼き鈍しは、熱間または温間圧延後、冷間圧延前または冷間圧延後に行われ得る。この実施例では、原料(feed stock)は、熱間圧延、冷間圧延、および焼き鈍しの中を進む。追加工程は、トリミング(仕上げ)、張力平準化(tension-leveling)および巻き取り(coiling)を含む。いくつかの実施例では、中間の焼き鈍し工程は行われない。
いくつかの実施例では、鋳造後の生成物(製品)中の高い(高濃度の)マグネシウム成分は高いデルタr値を起こし得ると考えられている。
<限定されない実施例>
次の例は、本発明を説明することを意図するものであり、決して該発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
例および比較例に含まれるアルミニウム合金の組成は、表1に含まれる。
Figure 0006980527
例1は、0.13インチ(0.33センチ)の厚さとする50フィート/分(15.24メートル/分)を超える速さの鋳造であり、2つのスタンドにおける熱間圧延によりインラインで0.08インチ(0.20センチ)の中間ゲージへ処理されたものである。例2は、0.16インチ(0.41センチ)の厚さとする50フィート/分(15.24メートル/分)を超える速さの鋳造であり、1つのスタンドにおける熱間圧延によりインラインで0.14インチ(0.36センチ)の中間ゲージへ処理されたものである。何れの合金も、次に0.04インチ(0.10センチ)の最終ゲージ(final gauge)へオフラインで冷間圧延され、T43調質へと処理されたものであり、約15から30秒間にわたる約950°F(510.0℃)から1000°F(537.8℃)への加熱を含み、続いて約100°F(37.8℃)の空気焼き入れが行われる。
例3−10は、表2に詳述された厚さとする50フィート/分(15.24メートル/分)を超える速さの鋳造であり、次に表2に詳述されたゲージへ2つのスタンドにおいて熱間圧延されたものである。例3−10は、次に約60から90秒間にわたって約1000°F(537.8℃)から1050°F(565.6℃)に熱せられ、その次にT4調質とするために100°F(37.8℃)未満まで水焼き入れされる。
Figure 0006980527
比較例1−7は、直接チル鋳造(direct chill cast)であり、表3に詳述されたゲージに達するために、均質化され、熱間加工され、冷間圧延されたものである。該比較例もまた、約60から90秒間にわたり1000°F(537.8℃)から1050°F(565.6℃)まで熱せられ、次にT4調質とするために100°F(37.8℃)未満まで水焼き入れされる。
Figure 0006980527
各々の圧延方向(longitudinal direction)、横方向(transverse direction)、および45度方向におけるr値は、次に、ここに詳述される手段を使用して、実施例および比較例のために計算される。実施例および比較例のためのデルタr値は、次に、ここで詳述される式を使用して計算される。例1−10のためのr値と計算されたデルタr値は、表4に示され、比較例1−7のためのr値と計算されたデルタr値は、表5に示される。
Figure 0006980527
Figure 0006980527
多数の本発明に係る実施例が示されたが、これらの実施例は単なる説明であり、限定ではないこと、および、多数の改変(修正)がこれらの当業者に明らかになり得ることが理解される。更に、様々な工程が所望する順序により実行され得る(そして、所望するあらゆる工程が追加され、および/または、所望するあらゆる工程が取り除かれる)。

Claims (18)

  1. アルミニウム合金条を原料とする板状のアルミニウム合金製品が:
    外層を形成する一対の外部領域と、
    該外部領域の間に位置する内層を形成する内部領域と、からなり;
    内部領域共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第一濃度からなるとともに、外部領域共晶(eutectic)を形成する合金元素(alloying elements)の濃度である第二濃度からなり、共晶を形成する合金元素の濃度である第一濃度は、共晶を形成する合金元素の濃度である第二濃度より低く;
    アルミニウム合金製品は、0から0.10のデルタr値(Δr)を持ち;
    デルタr値は以下のように計算されるものであり:
    絶対値 [(r_L + r_LT -2*r_45)/2]
    その中で、r_Lは、アルミニウム合金製品の圧延方向(longitudinal direction)におけるr値であり;
    その中で、r_LTは、アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して横断方向(transverse direction)におけるr値であり;そして、
    その中で、r_45は、アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して45度方向(45 degree direction)におけるr値である、
    構成からなる事を特徴とするアルミニウム合金製品。
  2. アルミニウム合金製品の調質(テンパー temper)が、T4、T43、およびO調質(テンパー)から成る群から選択されることを特徴とする請求項1記載のアルミニウム合金製品。
  3. 前記アルミニウム合金製品の調質(テンパー)が、T4であることを特徴とする請求項2記載のアルミニウム合金製品。
  4. 前記アルミニウム合金製品の調質(テンパー)が、T43であることを特徴とする請求項2記載のアルミニウム合金製品。
  5. 前記アルミニウム合金が、2xxx、6xxx、および7xxxシリーズの合金から成る群から選択されることを特徴とする請求項1記載のアルミニウム合金製品。
  6. 前記アルミニウム合金が、6xxxシリーズの合金であることを特徴とする請求項1記載のアルミニウム合金製品。
  7. 前記アルミニウム合金が、6022の合金であることを特徴とする請求項1記載のアルミニウム合金製品。
  8. 前記デルタr値(Δr)が、0から0.07であることを特徴とする請求項1記載のアルミニウム合金製品。
  9. 前記デルタr値(Δr)が、0から0.05であることを特徴とする請求項1記載のアルミニウム合金製品。
  10. アルミニウム合金条を原料とする板状のアルミニウム合金製品が:
    外層を形成する一対の外部領域と、該外部領域の間に位置する内層を形成する内部領域と、からなり;
    内部領域は、合金が、球状からなるデンドライト結晶(globular dendrites)で構成され;
    アルミニウム合金製品は、0から0.10のデルタr値を持ち;
    デルタr値は以下のように計算されるものであり:
    絶対値 [(r_L + r_LT -2*r_45)/2]
    その中で、r_Lは、アルミニウム合金製品の圧延方向(longitudinal direction)におけるr値であり;
    その中で、r_LTは、アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して横断方向(transverse direction)におけるr値である。そして、
    その中で、r_45は、アルミニウム合金製品の前記圧延方向に対して45度方向(45 degree direction)におけるr値である、
    構成からなる事を特徴とするアルミニウム合金製品。
  11. アルミニウム合金製品の調質(テンパー temper)は、T4、T43、およびO調質(テンパー)から成る群から選択されることを特徴とする請求項10記載のアルミニウム合金製品。
  12. 前記アルミニウム合金製品の調質(テンパー)が、T4であることを特徴とする請求項11記載のアルミニウム合金製品。
  13. 前記アルミニウム合金製品の調質(テンパー)が、T43であることを特徴とする請求項11記載のアルミニウム合金製品。
  14. 前記アルミニウム合金が、2xxx、6xxx、および7xxxシリーズの合金から成る群から選択されることを特徴とする請求項10記載のアルミニウム合金製品。
  15. 前記アルミニウム合金が、6xxxシリーズの合金であることを特徴とする請求項10記載のアルミニウム合金製品。
  16. 前記アルミニウム合金が、6022の合金であることを特徴とする請求項10記載のアルミニウム合金製品。
  17. 前記デルタr値(Δr)が、0から0.07であることを特徴とする請求項10記載のアルミニウム合金製品。
  18. 前記デルタr値(Δr)が、0から0.05であることを特徴とする請求項10記載のアルミニウム合金製品。
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