JP6980501B2 - 接続装置および撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、接続装置および撮像装置に関し、特に、画像データなどのデータの伝送速度を高速化するための接続装置に関する。
一般に、電子機器の1つであるデジタルカメラなどの撮像装置においては高機能化が進んでおり、特に、撮影画像の高画質化および連写の高速化が求められている。高画質化の要求に応える一つの手法として、撮像素子における画素数の増加があり、画素数の増加に伴って画像データ量が増大する。
一方、連写における高速化の要求があり、一秒当たりに撮影可能な枚数が増加する傾向にある。その結果、大量の画像データを瞬時に処理する能力が必要になり、データ処理の高速化要求がさらに高まる。
上述のような要求に応えるためには、IC(撮像エンジン)におけるデータ処理を高速化するとともに、撮像素子と当該ICとの間の信号伝送速度を一層高速化する必要がある。ところが、撮像素子とICとの間の信号伝送速度を高速化すると、撮像装置の外部に放出される電波に起因する電磁妨害(EMI)が顕著となる。
その対策として、例えば、高速伝送をLVDS(Low Voltage Differential Signaling=小振幅差動信号方式)を用いて行う手法が知られている。
差動信号による信号伝送を行うためには、撮像素子とICとを接続する際に、配線部の特性インピーダンスをICの終端抵抗値に合わせる必要がある。このため、ペアとなる配線部の差動抵抗値が所望の値となるように調整されたメッシュ状のGND層を有する2層FPCによって撮像素子とICとを接続している。
例えば、撮像素子およびA/D変換回路が実装された基板(以下撮像回路基板と呼ぶ)と、A/D変換器の出力であるデジタル信号を処理するための画像信号処理回路を含むデジタル回路基板(以下メイン基板と呼ぶ)とを備える撮像装置がある。そして、ここでは、撮像回路基板とメイン基板とを略同一平面上に配置している(特許文献1)。
この撮像装置では、撮像素子とA/D変換回路との配線を短くすることが可能であり、撮像素子の出力であるアナログ信号の劣化をなくしてデジタル信号に変換することが可能となる。さらには、撮像回路基板の出力であるデジタル信号をメイン基板に送るための配線部材の長さ(つまり、配線長)を短くすることが可能となる。この結果、基板間の接続においても外来ノイズによる画像劣化を抑えることができる。
加えて、特許文献1においては、メイン基板上に外部機器との接続のためのコネクタを実装することによって、コネクタとメイン基板上に実装された画像処理回路とを接続する際の配線長が短くなる。その結果、画像処理回路と外部機器との高速伝送の際に、不要なノイズによる影響を避けることができる。
なお、信号線接続の際に、異方導電コネクタ層の非接触面に絶縁保護層を設けて、異方導電コネクタ層と絶縁保護層との間に絶縁支持層を介在させる手法がある(特許文献2)。この手法を用いれば、絶縁支持層によって座屈の防止、接続特性の向上、および圧縮の際の荷重低減を図ることができる。
特開2009−177377号公報 特開2001−332322号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の撮像装置においては、次のような課題がある。
撮像回路基板とメイン基板を接続するために、FPC接続用コネクタが少なくとも2つ必要なる。さらに、FPC自体を2層構成とする必要があり、コストアップとなってしまう。
撮像回路基板とメイン基板とが面方向に隣接した空間に配置されているので、撮像回路基板上にメイン基板を重畳させることができない。このため、メイン基板の面積が小さくなる。撮像装置の多機能化要求によって、メイン基板上に配置すべき電気部品が増加した場合、メイン基板の面積を大きくするため基板を拡大すると撮像装置自体が大型化してしまう。なお、FPC接続を別途行う必要があるので、組立てが面倒となってしまう。
一方、上述の特許文献2においては、撮像信号のような高速伝送を必要とする信号において、特に、LVDS方式の差動配線に適する配線抵抗値に制御されたコネクタについては記載されていない。
そこで、本発明の目的は、少ない部品点数で組立性がよく、かつ小型化が可能で高速に信号伝送を行うことのできる接続装置および撮像装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による接続装置は、第1のユニットから第2のユニットに信号を伝送する接続手段を備える接続装置であって、前記接続手段は、前記第1のユニットから前記第2のユニットに信号を伝送する複数の信号導通部と、前記信号導通部が貫通し、可撓性を備える絶縁部と、前記信号導通部が貫通する方向と直交する方向において前記絶縁部を挟み込むように配置されたグランド接続部と、を有記信号導通部の横幅および縦幅をそれぞれWおよびt、前記信号導通部の間のスペースをS、前記信号導通部とグランド接続部との距離をhとして、前記複数の信号導通部の間の差動抵抗値ZDIFF が下記の式を満たすことを特徴とする。
Figure 0006980501
本発明によれば、少ない部品点数で組立性がよく、かつ小型化が可能で高速に信号伝送を行うことができる。
本発明の実施の形態による接続装置が用いられた撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示すカメラの外観を示す斜視図である。 図2に示すカメラを分解して示す斜視図である。 図3に示す圧接コネクタの構成についてその一例を説明するための図である。 図3に示すメイン基板ユニットの構成についてその一例を説明するための図である。 図3に示す撮像センサユニット6の構成についてその一例を説明するための図である。 図3に示す撮像部の構成についてその一例を説明するための図である。 図2に示すカメラに備えられた撮像部本体ユニットを示す図である。 図8に示す撮像部本体ユニットに撮像センサユニットが取り付けられた状態を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態による接続装置の一例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態による接続装置が用いられた撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の撮像装置は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)1であり、マイクロコンピュータ(以下MPUと呼ぶ)56を備えている。MPU56は、カメラ1の動作制御を司り、各ブロックに対して様々な処理又は指示を行う。MPU56には、本体メモリ(例えば、EEPROM)561が内蔵されており、当該EEPROM561には、時刻計測回路(図示せず)の計時情報およびその他の情報が記憶される。
MPU56は、撮影レンズユニット2に備えられたレンズ制御回路22とマウント接点31を介して通信を行う。マウント接点31には、撮影レンズユニット2が接続されると、MPU56に所定の信号を送信する機能が備えられている。そして、当該所定の信号が送信されると、レンズ制御回路22は、MPU56と通信を行い、AF駆動回路(図示せず)および絞り駆動回路(図示せず)によってそれぞれ撮影レンズ21および絞り(図示せず)を駆動する。
撮像部61は、撮像素子(撮像センサ)611aを有している。図示の例では、撮像センサ611aとしてCMOSセンサが用いられるが、CCD又はCIDなどの撮像デバイスを用いるようにしてもよい。
撮像センサ611aはCMOSウハ611上に形成されており、当該CMOSウハ611は強度部材であるPKG基板613に固定されている。そして、CMOSウエハ611の前面を覆うようにしてPKG基板613にはカバーガラス612が固定されている。
さらに、CMOSウエハ611には、撮像センサ611aの他に、クランプ/CDS回路611b、AGC611c、およびA/D変換器611dが実装されている。撮像センサ611aは、光電変換によって、撮影レンズ21を介して受光した被写体像(光学像)に応じた電気信号(アナログ信号)を出力する。クランプ/CDS(相関二重サンプリング)回路611bは、A/D変換処理の前に、撮像センサ611aの出力であるアナログ信号に対して所定のアナログ処理(クランプ処理およびCDS処理など)を行う。
AGC(自動利得調整回路)611cは、クランプ/CDS回路611bの出力に対してAGC処理を行う。そして、A/D変換器611dは、A/D変換によってAGC611cの出力をデジタル信号(映像信号)に変換する。
映像信号処理回路(以下撮像エンジンと呼ぶ)52は、A/D変換器611dの出力である映像信号に対して、例えば、ガンマ/ニー処理およびフィルタ処理を行うとともに、モニタ表示用の情報を合成する合成処理などを行って画像データを生成する。
さらに、撮像エンジン52は、MPU56の制御下で、メモリコントローラ57によってバッファメモリ58に画像データを保存する。また、撮像エンジン52は、画像データに対してJPEGなどの画像データ圧縮処理を行う。
連写撮影などの連続撮影が行われた場合には、撮像エンジン52は、一旦バッファメモリ58に映像信号を格納する。そして、撮像エンジン52はメモリコントローラ57によって未処理の映像信号を順次読み出して画像処理などを行う。これによって、撮像エンジン52は、A/D変換器611dの出力である映像信号の速度に拘わらず、画像処理および圧縮処理を順次行うことができる。
メモリコントローラ57は、外部メモリコネクタ53に接続された外部メモリ8に記憶された画像データを外部IFコネクタ54および55から出力する機能を備えている。なお、外部IFコネクタ54および55は、後述するUSBコネクタ54およびHDMI(登録商標)コネクタ55に相当する。また、外部メモリ8として、例えば、フラッシュメモリが用いられる。
図2は、図1に示すカメラの外観を示す斜視図である。そして、図2(a)は前面側からみた斜視図であり、図2(b)は背面側から斜視図 である。
カメラ1の前面側には、撮影レンズ(図示せず)を固定するためのレンズマウント3が配置されている。レンズマウント3の内周下側には、前述のマイクロコンピュータ56とレンズ制御回路22とが通信を行うためのマウント接点31が配置されている。
カメラ1の一側面には、プリンター、PC、又はテレビなどの外部機器に画像データおよび音声信号を転送するためのUSBコネクタ54およびHDMI(登録商標)コネクタ55が配置されている。また、カメラ1の他方の側面には、外部メモリ8が装着される外部メモリコネクタ(図示せず)が配置されている。なお、図中参照番号2aは撮影レンズの中心軸(撮影光軸という)である。
図3は、図2に示すカメラを分解して示す斜視図である。そして、図3(a)は背面側から示す分解斜視図であり、図3(b)は前面側から示す分解斜視図である。
カメラシャーシ(電子機器本体部)4には、レンズマウント3およびマウント接点31などが固定されている。そして、当該カメラシャーシ4には、前述の撮像部61を有する撮像センサユニット6が撮影光軸2aと撮像部61との中心が合致した状態で固定されている。
メイン基板ユニット5には圧接コネクタ7が係合固定されており、メイン基板ユニット5はカメラシャーシ4にビス(図示せず)で固定されている。組立完成状態においては、撮影光軸2aを中心として、撮像部61、圧接コネクタ7、およびメイン基板ユニット5が重畳するようにして配置される。
図4は、図3に示す圧接コネクタの構成についてその一例を説明するための図である。そして、図4(a)は正面図であり、図4(b)側面図である。また、図4(c)は図4(a)のA―A線に沿った断面図であり、図4(d)は図4(c)に示す断面図において拡大部Bを示す図である。さらに、図4(e)は図4(c)に示す断面図において拡大部Cを示す図である。
図4(a)〜図4(c)を参照して、圧接コネクタ7は、複数の高速伝送信号導通部71、可撓性を備える絶縁部72、およびグランド接続用導通部(グランド接続部)73を有している。さらに、圧接コネクタ7は、電源又は制御信号を接続するための導通部74および圧接コネクタ位置決ピン(固定部材)75を備えている。シリコンなどの可撓性を備える絶縁部72を貫通する状態で、撮影光軸2aに平行に、金めっき真鍮線などの高速伝送信号導通部71が固定されている。
図4(d)および図4(e)を参照すると、高速伝送信号導通部71は絶縁部72に対して、その金めっき真鍮線の先端部が突出するようにして固定されている。これによって、圧接コネクタ7を使用状態では、高速伝送信号導通部71が絶縁部72より先に、撮像部61およびメイン基板51上に設けられたランドに接触することになる従って、撮影光軸2aに対向する2面間において電気的接続を行うことができる。
高速伝送信号導通部71は、ペアとなる差動信号部間の距離(スペース)がSとなるように配列されている。さらに、高速伝送信号導通部71の両側には距離hだけ離れた位置にグランド接続用導通部73が配置されている。距離S、距離h、高速伝送信号導通部71の横幅Wおよび縦幅tは、所定の差動抵抗値ZDIFFを得るため次の式(1)を満たす関係とされる。
Figure 0006980501
図示の例では、高速伝送信号導通部71は円筒型の金めっき真鍮線で構成されているので、横幅Wおよび縦幅tは等しい。特性インピーダンスZ0は、シングルエンドの配線における抵抗値であって、比誘電率εγ、横幅W、および縦幅tによって決定される。差動抵抗値ZDIFFは、ペアとなる2本の配線において互いの信号による影響を加味した特性インピーダンス値である。そして、差動抵抗値ZDIFFは、シングルエンドの配線抵抗値である特性インピーダンスZ0、距離S、および距離hによって決定される。
差動抵抗値ZDIFFは、主に撮像エンジン52の終端抵抗値によって決定され、ここでは、撮像エンジン52の終端抵抗値を、例えば、差動100[Ω]とする。
絶縁部72としてシリコンを用いた場合、比誘電率εγ=12となる。一例として、距離S=2mm、距離h=1mm、縦幅wおよび横幅t=0.05mmとすると、差動抵抗値ZDIFFは105.5[Ω]となる。これによって、狙いとする差動抵抗値ZDIFF=100[Ω]に対して±10%以内に差動抵抗値ZDIFFをコントロールすることができる。
図示の圧接コネクタ7を別の接続箇所、例えば、撮像エンジン52とUSBコネクタ54との接続箇所で用いると、狙いとする差動抵抗値ZDIFFは90Ωとなる。この際、距離S=1mm、距離h=0.8mm、および縦幅wおよび横幅t=0.06mmとすれば、差動抵抗値ZDIFFは90.69[Ω]となる。よって、狙いとする差動抵抗値ZDIFF=90[Ω]に対して±10%以内に差動抵抗値ZDIFFをコントロールすることができる。
さらに、圧接コネクタ7には、高速伝送信号導通部71以外の接続用導通部を有するようにしてもよい。例えば、図示の圧接コネクタ7において、圧接コネクタ7の中心部(=撮影光軸2a)を挟んで左右に前述の高速伝送信号導通部71を配置する。そして、圧接コネクタ7の中心部に電源又は制御信号を接続するための導通部74を配置する。導通部74は金めっき真鍮線などで形成され、電流定格に合わせて高速伝送信号導通部71とは別の線径を選択するようにしてもよい。
なお、圧接コネクタ位置決ピン75は、メイン基板ユニット5側に突出した絶縁部72に固定される。
図5は、図3に示すメイン基板ユニットの構成についてその一例を説明するための図である。そして、図5(a)は背面図であり、図5(b)は正面図である。また、図5(c)は図5(b)に示す拡大部Aを示す図であり、図5(d)は図5(c)に示す拡大部Bを示す図である。さらに、図5(e)は図5(c)に示す拡大部Cを示す図である。
図5(a)および図5(b)を参照して、メイン基板51は、例えば、ガラスエポキシ樹脂を基材とする銅張板の多層構造を有しており、銅箔によってパターン形成が行われたプリント配線基板である。メイン基板51には、前述の撮像エンジン52、外部メモリコネクタ53、USBコネクタ54、およびHDMI(登録商標)コネクタ55が実装される。そして、撮像エンジン52とこれらコネクタとが接続される。また、メイン基板51には、カメラシャーシ4にビス固定するためのメイン基板固定用ビス穴51aが形成されている。
図5(c)に示すように、メイン基板51の表層部には、銅箔パターンにニッケルプラス金めっき処理が施された圧接コネクタ接続用ランドが形成されている。当該圧接コネクタ接続用ランドはグランド接続用ランド511および信号接続用ランド512を有している。
図5(d)および図5(e)を参照して、メイン基板51には、圧コネクタ位決ピン75が係合する圧接コネクタ位置決め穴(穴部)513および圧接コネクタ7の回転止め穴514が形成されている。圧接コネクタ位置決ピン75に対して、圧接コネクタ位置決め穴513は間隔cだけ大きい穴径とされる。これによって、圧接コネクタ位置決ピン75を圧接コネクタ位置決め穴513に挿入した際、間隔cだけメイン基板51に対して圧接コネクタ7の位置が相対的にずれる(相対的位置がずれる)。
同様に、圧接コネクタ回転止め穴514は、圧接コネクタ位置決ピン75に対して、間隔cだけ大きい穴径とされる。これによって、図5(d)に示すように、メイン基板上に形成されたランドは、a>c、b>cとなるように形成される。その結果、高速伝送信号導通部71およびグランド接続用導通部73を、それぞれ信号接続用ランド512およびグランド接続用ランド511に確実に当接させることができる。
図6は、図3に示す撮像センサユニット6の構成についてその一例を説明するための図である。そして、図6(a)は正面図であり、図6(b)は背面図である。また、図6(c)は図6(b)に示すA―A線に沿った断面であり、図6(d)は撮像センサユニットを分解して背面側からみた斜視図である。
図6(a)および図6(b)を参照して、撮像センサ保持プレート62はアルミなどの金属で形成されており、撮像センサ保持プレート62には、撮像センサユニット6の重心に対してバランスよく固定ビス穴62bが形成されている。固定ビス穴62bに対して、圧縮バネ(付勢部材)64に抗して、撮像センサユニット固定ビス65の締め付け具合を調整することによって、カメラシャーシ4に、撮像センサユニット6が位置調整可能な状態で保持される。
図6(c)に示すように、固定ビス穴62bが形成された面よりも被写体の方向に凹となった位置にはPKG基板当接部62aが形成されている。撮像センサ保持プレート62と撮像部61とが当接した状態において、撮像部61の側面部と撮像センサ保持プレート62とが接着するようにUV硬化性の接着部材63によって一体的に固定される。
さらに、撮像センサ保持プレート62には、カメラシャーシ4に設けられた位置決め用係合部(図示せず)と係合する位置決め穴62cが形成されている。当該位置決め穴62cによって、カメラシャーシ4に取り付けられたレンズマウント3に対して、撮像センサ保持プレート62を精度良く位置決めすることができる。
後述するように、撮像部61に配置されたCMOSウエハ611は、PKG基板613に搭載する際に位置ずれが発生する。このため、撮像センサ保持プレート62と撮像61との間には、X軸方向に間隔e、Y軸方向に間隔dが規定されている。これら間隔eおよびdは、撮影光軸2a上に撮影センサ611a中心を合わせるための調整代としてPKG基板613の外形公差およびPKG基板613に対するCMOSウエハ611の搭載位置ずれ公差以上とされる。
図7は、図3に示す撮像部の構成についてその一例を説明するための図である。そして、図7(a)は正面図であり、図7(b)は背面図である。また、図7(c)は図7(a)に示すA―A線に沿った断面図であり、図7(d)は図7(b)に示す拡大部Bを示す図である。さらに、図7(e)は図7(d)に示す拡大部Cを示す図である。
図7(a)〜図7(c)を参照して、撮像部61は、CMOSウエハ611、カバーガラス612、およびPKG基板613を備えている。CMOSウエハ611には、図1で説明したように、撮像センサ611aを含む回路ブロックが形成されている。CMOSウエハ611は、モールド又はセラミックなどの材料で構成された絶縁部に金属によってパターニングされた導通部を有するPKG基板613に搭載され、ワイヤーボンディングなどによって接続される。
PKG基板613においてCMOSウエハ611搭載面側(前面側)には、ガラス又は水晶などで構成されたカバーガラス612が固定されて密封構造とされる。また、PKG基板613の前面側には、前述の撮像センサ保持プレート62との当接部であるPKG基板のセンサプレート当接部613aが設けられている。
図7(d)および図7(e)を参照して、PKG基板613においてCMOSウエハ611搭載面の対向側(背面側)には、金属によってパターニングされた導通性を有するPKG基板のグランド接続用ランド613bとPKG基板の信号接続用ランド613cとが設けられている。これらのランドは、CMOSウエハ611と接続されている。圧接コネクタ7がランドに当接すると、組立状態において圧接コネクタ7に対向する面に配されたグランド接続用ランド511および信号接続用ランド512にCMOSウエハ611が電気的に接続される。
なお、図7(e)に示すように、PKG基板のグランド接続用ランド613bおよび信号接続用ランド613cの外形を規定する外形寸法gおよびfは少なくとも、次の式(2)の関係を満たすように設定される。
Figure 0006980501
式(2)の関係を満たすことによって、上記のランドと圧接コネクタとを確実に接続状態に保持することができる。つまり、PKG基板613にCMOSウエハ611を搭載する際の搭載位置ずれに起因する撮像部61の撮影光軸2aに対するずれを、撮像センサ保持プレート62に対する撮像部61の搭載位置調整で補正したとする。この場合においても、上記のランドと圧接コネクタとを確実に接続状態に保持することができる。
図8は、図2に示すカメラに備えられた撮像部本体ユニットを示す斜視図である。そして、図8(a)は前面側から見た斜視図であり、図8(b)は背面図である。
カメラシャーシ4において、被写体側(前面側)には撮影レンズユニット2(図示せず)を脱着可能に保持するためのレンズマウント3とマウント接点31が固定されている。カメラシャーシ4において、撮影者側(背面側)には、前述の撮像センサユニット固定ビス穴412およびメイン基板ユニット固定ビス穴411が形成されている。
図9は、図8に示す撮像部本体ユニットに撮像センサユニットが取り付けられた状態を説明するための図である。そして、図9(a)は背面図であり、図9(b)は撮像センサユニットに掛かる荷重を示す図である。
撮像センサユニット6は、カメラシャーシ4に対して、撮影光軸2aに直交する面に平行に、かつレンズマウント3から所定の距離に位置するように撮像センサユニット固定ビス65の締め付け具合を調整して固定される。そして、圧接コネクタ7が嵌合固定されたメイン基板ユニット5がカメラシャーシ4に対して、メイン基板ユニット固定ビス穴411によるビス固定よって固定される。
組立完成状態において、メイン基板ユニット5と撮像センサユニット6と間の挟まれる状態で配置された圧接コネクタ7は、圧接コネクタ7の圧接状態における反力F2でメイン基板ユニット5および撮像センサユニット6を押圧する。前述のように、撮像センサユニット6はレンズマウント3に対してネジの締め付け具合に応じてその位置が変更可能である。よって、カメラシャーシ4と撮像センサユニット6と間に配された圧縮バネ64の反力F1によって、撮像センサユニット6は撮影者側に付勢される。
図示の例では、撮像センサユニット6は3つの圧縮バネ64によって浮勢されている。そして、1つの圧縮バネ64の反力F1と圧接コネクタ7の圧縮状態における反力F2とは、次の式(3)の関係を満たす。
Figure 0006980501
上述の構成によって、組立完成状態においてレンズマウント3に対する撮像センサユニット6の位置がずれず、カメラ1の焦点位置精度を保証することができる。
このようにして、カメラシャーシ4に撮像センサユニット6およびメイン基板ユニット5を順番に組み付けるのみで、メカ的な固定のみではなく、各ユニット間の電気的接続が完了する。よって、FPC接続の工程を削減することができる。その結果、組立性が向上するばかりでなく、組立工数削減によってコストを低減することができる。
さらに、撮像センサユニット6とメイン基板ユニット5との間の接続経路長は圧接コネクタの厚み分であるので、FPCによって接続する場合に比べて、格段に短い距離でユニット間の接続を行うことができる。これによって、信号線から生じる放射ノイズおよび外来ノイズの影響を受けにくい。
加えて、FPC接続のためのコネクタを撮像センサユニット6に実装する際に、撮像センサユニット6とメイン基板ユニット5とを重畳配置すると、当該コネクタとメイン基板ユニット5との接触防止のため所定の空間を設ける必要がある。このため、カメラの厚みが増加する。一方、本実施形態では、圧接コネクタ7の構造が単純であるので、FPC接続のためのコネクタよりも薄くすることができるばかりでなく、接触防止のための空間を設ける必要がない。この結果、撮像センサユニット6とメイン基板ユニット5とを重畳配置してもカメラの厚み増加を抑制して、カメラを小型化することができる。
また、上述のように、重畳配置することによって、メイン基板ユニット5の部品実装可能面積を確保することが可能となる。よって、カメラを多機能化した際にメイン基板上の実装部品が増加しても、カメラの外形サイズの増加を抑えることができる。
このように、本発明の実施の形態では、少ない部品点数で組立性をよくして、かつ小型化が可能で高速に信号伝送を行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 カメラ
2 撮影レンズユニット
22 レンズ制御回路
52 映像信号処理回路(撮像エンジン)
56 マイクロコンピュータ(MPU)
61 撮像部
611 CMOSウエハ
611a 撮像素子(撮像センサ)
612 カバーガラス
613 PKG基板

Claims (10)

  1. 第1のユニットから第2のユニットに信号を伝送する接続手段を備える接続装置であって、
    前記接続手段は、
    前記第1のユニットから前記第2のユニットに信号を伝送する複数の信号導通部と、
    前記信号導通部が貫通し、可撓性を備える絶縁部と、
    前記信号導通部が貫通する方向と直交する方向において前記絶縁部を挟み込むように配置されたグランド接続部と、を有
    記信号導通部の横幅および縦幅をそれぞれWおよびt、前記信号導通部の間のスペースをS、前記信号導通部とグランド接続部との距離をhとして、前記複数の信号導通部の間の差動抵抗値ZDIFF が下記の式を満たすことを特徴とする接続装置。
    Figure 0006980501
  2. 前記接続手段は、前記第1のユニットと前記第2のユニットとの間に配置される圧接コネクタであることを特徴とする請求項に記載の接続装置。
  3. 前記圧接コネクタは、前記信号導通部とは別に、前記第1のユニットと前記第2のユニットに電力を供給する電に対して接続される導通部、および/または前記第1のユニットと前記第2のユニットとの間で制御信号を伝送するための導通部、を有することを特徴とする請求項に記載の接続装置。
  4. 第1のユニットと、
    第2のユニットと、
    前記第1のユニットから前記第2のユニットに信号を伝送する接続装置と、を備える撮像装置であって、
    前記接続装置は、
    前記第1のユニットから前記第2のユニットに信号を伝送する複数の信号導通部と、
    前記信号導通部が貫通し、可撓性を備える絶縁部と、
    前記信号導通部が貫通する方向と直交する方向において前記絶縁部を挟み込むように配置されたグランド接続部と、を有し、
    前記信号導通部の横幅および縦幅をそれぞれWおよびt、前記信号導通部の間のスペースをS、前記信号導通部とグランド接続部との距離をhとして、前記複数の信号導通部の間の差動抵抗値Z DIFF が下記の式を満たすことを特徴とする撮像装置。
    Figure 0006980501
  5. 前記第1のユニットは光学像に応じた映像信号を出力する撮像部を備える第1の基板であり、
    前記第2のユニットは前記映像信号に対して所定の画像処理を行う撮像エンジン備える第2の基板であり、
    前記接続装置前記第1の基板および前記第2の基板重畳された状態で、前記第1の基板と前記第2の基板を接続することを特徴とする請求項に記載の撮像装置
  6. 前記接続装置は、前記第1の基板および前記第2の基板の間に配置される圧接コネクタであることを特徴とする請求項に記載の撮像装置
  7. 前記圧接コネクタは、前記信号導通部とは別に、と接続される導通部、又は制御信号を接続伝送するための導通部を有することを特徴とする請求項に記載の撮像装置
  8. 前記撮像装置の本体部に対して前記第1の基板付勢する付勢部材を備え
    前記付勢部材による力は前記圧接コネクタが圧接された状態の反力よりも大きいことを特徴とする請求項又はに記載の撮像装置
  9. 前記圧接コネクタは、前記圧接コネクタの接触面から突出した固定部材を有し
    記第2の基板は、前記固定部材と嵌合する穴部を有し
    前記穴部に前記固定部材を嵌合させることにより前記圧接コネクタ前記第2の基板に対して位置決めされていることを特徴とする請求項又はに記載の撮像装置
  10. 前記第1の基板は前記圧接コネクタ接続される接続用ランドを有し
    前記接続用ランドの外形寸法は、前記撮像部備え撮像素子の前記第1の基板に対する搭載位置ずれと前記第2の基板と前記圧接コネクタの相対的位置ずれと基づいて決定されることを特徴とする請求項に記載の撮像装置
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