JP2007157553A - 異方導電性フィルムおよび接続対象物の電極構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 信号源や受信部に特性インピーダンスを整合させた異方導電性フィルム、および同じく特性インピーダンスを整合させた接続対象物の電極構造を提供する。
【解決手段】 絶縁性フィルム11に貫通導体12が配設されている異方導電性フィルム1であって、貫通導体12が、信号源の出力インピーダンスおよび受信部の入力インピーダンスに整合した特性インピーダンスを持つ伝送線路となるように配置されている。
【選択図】 図1
Description
信号源の出力インピーダンス=伝送線路の特性インピーダンス=受信部の入力インピーダンス
となっていることが必要である。
図1は、本願発明の一実施形態を示したものである。
ここで、たとえば図4に例示したように、特性インピーダンス50Ωの伝送線路と特性インピーダンスZcの伝送線路を接続した接合点での電圧反射係数Γは、次式で与えられる。
信号源の出力インピーダンス=伝送線路の特性インピーダンス=受信部の入力インピーダンス
とすることである。
図5は、本願発明の別の一実施形態を示したものである。
図6および図7は、各々、貫通導体12がマイクロストリップライン構造状およびストリップライン構造状に配置された一実施形態を示したものである。
但し、実際に作製する場合は、これの近似式には含まれない要素によって特性インピーダンスが変化することがある。たとえば導体表面の粗さによって特性インピーダンスが変化したり、実際に作製される導体の形状は必ずしも理想的な形状にはならず、製造条件によっては断面が長方形ではなく台形や楕円形になり、特性インピーダンスが変化することがある。これらの違いによって、特性インピーダンスが上記の近似式から得られる値と必ずしも厳密に一致するとは限らない。細かな調整は、異方導電性フィルム1の材料や作製工程の特徴等を考慮に入れて調整されるべき事柄である。
本願発明における貫通導体タイプの異方導電性フィルムについては、上述した構造以外にも、以下のような様々な構造が考えられる。
絶縁性フィルム11を厚さ方向に貫通した2本の円柱状の貫通導体12d,12d’が、互いに平行に配置されている。一方がシグナル線、他方がグランド線となる。
絶縁性フィルム11を厚さ方向に貫通した3つの板状の貫通導体12e,12e’が、コプレーナ線路を形成するように配置されている。真ん中がシグナル線、両側がグランド線となる。
絶縁性フィルム11を厚さ方向に貫通した4つの板状の貫通導体12f,12f’,12f”が、グランド面を備えたコプレーナ線路を形成するように配置されている。上記図9の構造に長尺板のグランド線(貫通導体12f”)を追加したコプレーナ線路構造の一種である。
絶縁性フィルム11を厚さ方向に貫通した5つの板状の貫通導体12g,12g’,12g”が、グランド面に挟まれたコプレーナ線路を形成するように配置されている。上記図9の構造に1対の長尺平行板のグランド線(貫通導体12f”)を追加したコプレーナ線路構造の一種である。
絶縁性フィルム11を厚さ方向に貫通した3つの板状の貫通導体12h,12h’およびそれらを囲む断面長方形の角筒状の貫通導体12h”が、シールドを備えたコプレーナ線路を形成するように配置されている。上記図9の構造にシールドとなる角筒導体(貫通導体12h”)を追加したコプレーナ線路構造の一種である。
絶縁性フィルム11を厚さ方向に貫通した1つの板状の貫通導体12iおよびそれを囲む円筒状の貫通導体12i’が、ストリップ中心の同軸線路を形成するように配置されている。中心導体をシグナル線として機能するストリップとした同軸構造の一種である。
絶縁性フィルム11を厚さ方向に貫通した1つの円柱状の貫通導体12jおよびそれを囲む断面正方形の角筒状の貫通導体12j’が、中心導体が円筒の正方形同軸線路を形成するように配置されている。円筒導体のシグナル線および正方形角筒導体のグランド線を持つ同軸構造の一種である。
絶縁性フィルム11を厚さ方向に貫通した1つの正四角柱状の貫通導体12kおよびそれを囲む断面正方形の角筒状の貫通導体12k’が、中心導体が正四角柱の正方形同軸線路を形成するように配置されている。正四角柱導体のシグナル線および正方形角筒導体のグランド線を持つ同軸構造の一種である。
絶縁性フィルム11を厚さ方向に貫通した1つの板状の貫通導体12lおよびそれを囲む断面長方形の角筒状の貫通導体12l’が、長方形同軸線路を形成するように配置されている。ストリップ中心導体のシグナル線および方形角筒導体のグランド線を持つ同軸構造の一種である。
絶縁性フィルム11を厚さ方向に貫通した2つの板状の貫通導体12m,12m’が、互いの長辺を対向させて、ストリップの対向ペアを形成するように配置されている。一方をシグナル線、他方をグランド線としたストリップ構造の一種である。
絶縁性フィルム11を厚さ方向に貫通した2つの板状の貫通導体12n,12n’が、互いの短辺を対向させて、ストリップラインの隣接ペアを形成するように配置されている。一方をシグナル線、他方をグランド線としたストリップ構造の一種である。
絶縁性フィルム11を厚さ方向に貫通した2つの円柱状の貫通導体12oおよびそれを囲む円筒状の貫通導体12o’が、シールドされた平行2線路を形成するように配置されている。上記図8の構造にシールドとなる円筒導体を追加した平行2線構造の一種である。
絶縁性フィルム11を厚さ方向に貫通した1つの円柱状の貫通導体12pおよびそれを囲む4つの円柱状の貫通導体12p’が、グランド線に囲まれた伝送線路を形成するように配置されている。中央の貫通導体12pが伝送線路(=シグナル線)、周りの貫通導体12p’がグランド線となる。上記図5の構造よりもグランド線の本数を少なくした同軸構造に類似した構造といえる。
絶縁性フィルム11を厚さ方向に貫通した、互いの長辺を対向させた一対の平行板状の貫通導体12q’およびそれらに挟まれた1つの円柱状の貫通導体12qが、スラブラインを形成するように配置されている。
絶縁性フィルム11を厚さ方向に貫通した1つの円柱状の貫通導体12rおよび一つの板状の貫通導体12r’が、グランド面を備えたワイヤ状線路を形成するように配置されている。
以上の各実施形態における貫通導体12については、たとえば図23(a)(b)に例示したように、その端部を絶縁性フィルム11から突出させて、出っ張りを設けた形態も可能であり、この場合も同様に特性インピーダンスを整合させた高速伝送が実現される。
図24は、本願発明における導電性粒子接触タイプの異方導電性フィルムの一実施形態を示したものである。
以上の本願発明において、異方導電性フィルム1は、たとえば半導体素子や回路装置等の機能検査にも用いることができるので、本願発明でいう接続対象物にはこの検査対象物も含まれる。
11 絶縁性フィルム
12,12a−12r’ 貫通導体
13 導電性粒子
2 半導体素子
21,21a,21a’ 電極
Claims (13)
- 絶縁性フィルムに貫通導体が配設されている異方導電性フィルムであって、貫通導体が、信号源の出力インピーダンスおよび受信部の入力インピーダンスに整合した特性インピーダンスを持つ伝送線路となるように配置されていることを特徴とする異方導電性フィルム。
- 前記貫通導体が、前記特性インピーダンスを持つ同軸構造状に配置されていることを特徴とする請求項1記載の異方導電性フィルム。
- 前記特性インピーダンスを持つように、シグナル線として機能する前記貫通導体の周囲にグランド線として機能する前記貫通導体が配置されていることを特徴とする請求項1記載の異方導電性フィルム。
- 前記貫通導体が、前記特性インピーダンスを持つマイクロストリップライン構造状に配置されていることを特徴とする請求項1記載の異方導電性フィルム。
- 前記貫通導体が、前記特性インピーダンスを持つストリップライン構造状に配置されていることを特徴とする請求項1記載の異方導電性フィルム。
- 前記貫通導体が、前記特性インピーダンスを持つ平行2線構造状に配置されていることを特徴とする請求項1記載の異方導電性フィルム。
- 前記貫通導体が、前記特性インピーダンスを持つコプレーナ線路構造状に配置されていることを特徴とする請求項1記載の異方導電性フィルム。
- 前記貫通導体が、前記特性インピーダンスを持つストリップ構造状に配置されていることを特徴とする請求項1記載の異方導電性フィルム。
- 前記貫通導体が、前記特性インピーダンスを持つスラブライン構造状に配置されていることを特徴とする請求項1記載の異方導電性フィルム。
- 前記貫通導体が、前記特性インピーダンスを持つグランド面付きワイヤ線路構造状に配置されていることを特徴とする請求項1記載の異方導電性フィルム。
- 絶縁性フィルムに導電性粒子が分散されている異方導電性フィルムによって電気的接続される接続対象物の電極構造であって、電極が、異方導電性フィルムの特性インピーダンスと信号源の出力インピーダンスおよび受信部の入力インピーダンスとが整合するように配置されていることを特徴とする接続対象物の電極構造。
- シグナル線として機能する前記電極の周囲にグランド線として機能する前記電極が配置されていることを特徴とする請求項11記載の接続対象物の電極構造。
- 請求項11または12記載の電極構造を有することを特徴とする接続対象物。
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